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2022年12月26日
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テーマ: 新興宗教(4)
カテゴリ: ニュース
​親が脅して宗教強制するのは「児童虐待」「躊躇なく一時保護」…厚労省が対応指針案12/26(月) 5:00 読売新聞​


 宗教2世への虐待を巡っては、旧統一教会の2世らから「児童相談所や警察は、宗教を理由に対応してくれなかった」との批判が上がっている。厚労省は10月、宗教に関係することのみを理由に消極的な対応をしないよう自治体に通知し、具体的な対応の留意点を整理した指針作りを進めてきた。

 関係者によると、指針はQ&A形式で、信仰に基づく子どもへの行為が、児童虐待防止法の定める虐待の分類(〈1〉身体的〈2〉性的〈3〉ネグレクト=育児放棄〈4〉心理的)のどれに当たるかをわかりやすく示した。

 教義を理由に「地獄に落ちる」などと恐怖をすり込んで宗教活動への参加を強制したり、進路や就労先の意思決定を阻害したりすることは、心理的虐待やネグレクトに当たると指摘。高額寄付の結果、子どもに適切な食事や住環境を提供しないことや、宗教が異なることを理由に友人との交流を一律に制限することは社会性を損なわせ、ネグレクトに相当するとした。

 児相や市町村が対応する場合の留意点としては、子どもが教義に基づく考えや価値観の影響を受け、虐待被害を問題と認識できない可能性があることや、親への指導をきっかけに虐待がエスカレートしたり、宗教団体から家庭への働きかけが強まったりすることが懸念されると指摘。子どもの安全確保を最優先し、「躊躇(ちゅうちょ)なく一時保護などの対応が必要」と明記した。

 児相の保護対象から外れる18歳以上の2世からの相談についても、消極的な対応はせず、法テラスや福祉事務所などにつなげるよう求めた。

 児相向けの虐待対応指針はこれまでもあったが、宗教2世に特化した指針は初めて。厚労省は2世から聞き取り調査し、作成を進めてきた。


まだ詳細に確認していないのだが、この方針は私には画期的で感慨深い。
親の価値観や信じていることを子どもに教えていくことは当たり前とも言えるのだが、
極端な教義を信仰している家庭では、子どもの状態がとても心配なことがよくあった。
それは、旧統一教会のことばかりではない。
親の信じる宗教のために、学校の授業や行事に参加できないことや、輸血が必要な時もできないなんて話を以前から聞いていた。
また、病気になっても医療費よりも献金にお金を使う話を聞くと、
それはあんまりではないかと思っていたが、あまり社会的な問題にはなっていなかったと思う。
布教活動(彼らはボランティア活動と言っていたが)に、幼い子供を連れて歩くのは普通のことで、
そののちに信者となり、宗教によっては遠くの宗教団体が運営する学校にも進学する。

長い歴史のあるキリスト教や仏教等の学校への進学とは、
明らかに様相が異なっていると私は感じていた。
そこまで、親の信仰に子どもが人生を左右されていいものかと、私は時には怒りを感じることが多かった。
そんな状態に、この指針は楔になるのではないかと期待している。
できることなら、このことを子ども達に知らせる工夫を同時にしてほしい。





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最終更新日  2022年12月26日 08時45分38秒
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