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2025年03月18日
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昨日は、道内の公立高校合格発表の日だったようだ。
テレビを見ていたら、進学塾の先生に合格の一報が届く様子がニュースになっていた。
最近は、合格発表はネットで確認するらしい。
私の60年前の高校進学の頃には、確か新聞発表があったような気がする。
きっと、今ほど高校進学率が高くなかったからだろう。
それに、進学塾なんてなかったから、合格を報告するのは中学校の担任の先生くらいだった。
(私は報告には行かなかったけれど…)
今も、中学校の担任の先生に報告する生徒はいるんだろうか。

さて、私の知っている小中学校時代に不登校だった子が、公立高校に合格したとお母さんから連絡があった。

中学二年頃までは勉強に拒否感を抱いていたようで見向きもしないようだったが、
中二の半ばころから高校には行きたいと思うようになったようで、
ほとんど独学で中学の課程を勉強したらしい。
私がその子に最初に会ったのは小学四年生の頃だったと思う。
私が世話人をしていた不登校の子を持つ親の会に、お母さんと一緒に参加した。
別室でカンボジアに送る絵本作り作業をしたのだけど、
緊張しまくっていることがビリビリ伝わってきた。
一緒に作業をしていた世話人のお母さんが、
「ため息ばかりついていたけど、つまらなかったのかな」と彼が帰ってから言った時、
「違うと思うよ。緊張して普通に息ができなくて、ため息に聞こえたんだと思うよ」
と言ったことを覚えている。

その後も、何度か母親と一緒に参加し、その後は一人で電車に乗って来たこともある。
なぜかわからないが、誰とも話す機会のない彼にとって、他人と何とか話せる場になっていたのかもしれない。
一緒にゲームしたり、彼が興味を持っていることを聞いたりする中で、
彼がちゃんと考える力があるだけではなく、能力も高いしかつ繊細だとは思っていた。
だから、彼がその気になったら中学校の学力くらいは取り戻すとは確信していた。

子どもの伸びる力を信じることがどれほど大切かを再確認している。

もう一人、中学時代に担任の先生への不信感で不登校となり、
遠く離れた美術系の高校に進学した女の子が、
伝統工芸の専門学校に進学て今年卒業し、岐阜県にある工房で働くことが決まったとの報告もあった。
その子も、中学生の頃に会った時とても能力が高いと感じた子で、
周囲の人達への感受性も高く思いやりのある子で、かつ絵が大好きだった。
自宅から遠く離れた高校への進学も自分で決めたし、
寮生活の最初の頃は色々大変だったようだけど、
保護者の理解と支えで乗り越えてきた子だ。

二人とも、保護者の見守りと支えが、ちょうど良かったのだと思う。
親は心配のあまり、時には過保護・過干渉となりがちだし、
それがダメなのだと気が付いた時には急に突き放したりすることもある。
親の仕事は本当にゆるくない。
同じようにわが子を愛し、精一杯支えようとしていても、
子どもの個性はそれぞれだから、その子にとってちょうど良いかどうかは手探りが続く。
きっと、親の手探りはこれからも続くだろう。
進学・就職しても、その子の人生は新しいステージに立ったばかりだ。
繊細で傷つきやすいタイプの子は、必ずまた傷ついたり立ち止まったりするだろう。
でも、親子で乗り越えてきた体験は、これからの自信になることは確かだ。

二人の新しいスタートを、心から喜びたいと思っている。





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最終更新日  2025年03月18日 09時02分05秒
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