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押井守監督の「イノセンス」ではなく、ルキノ・ヴィスコンティ監督の「イノセント」を見てみたい。ルキノ・ヴィスコンティは数か月前に「ヴェニスに死す」を見て、すごい映画を作る人だと思い、興味を持っていたのだが、その遺作「イノセント」にはなんとあの、ラウラ・アントネッリも出ているというではないか。というわけで、忘れないようにメモ。
2010年11月30日
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ドラえもんの次のリメイクの話なのだが、ミクロスの姿がどこにも見当たらない。敵の隊長ですら、でかでかとサイトのトップに載っているのに、ミクロスがいないとはどういうことだってばよ。新キャラが登場するらしいし、もしかするとミクロスが作中で担っていた役割は新キャラに移行してしまうのだろうか。まぁ、三ツ矢雄二ボイス以外のミクロスが想定できないから、それはそれでありな気もするが、ちょいと寂しい。
2010年11月26日
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非常に良かったです。子供向けだと思ってなめて見に行くと、すごい仕打ちに合います笑。脚本がTVシリーズのシリーズ構成を務める山田さんなだけあって、きちんとTVシリーズの根本にある「チェンジすること」に重点が置かれたストーリーになっています。正直なところ、TVシリーズよりテーマ性はきっちりしているくらいです笑。ゲストキャラであるルー・ガルーことオリヴィエは当然ですが、つぼみやえりか、いつき、ゆりのそれぞれの「チェンジ」に関することにも丁寧に触れており、好印象でした。ただ、プリキュアシリーズにはしょうがないことですが、応援シーンはいらないとしか言いようがない。みんなが応援したからではなく、個人的にはオリヴィエの強い想いが男爵に届き、ドラゴンと化した男爵を元の姿に戻す、という展開にしてほしかった。まぁ、これはスポンサーやプロデューサー側からの要求だと思われるので致し方ないことなのですが。それにしてもDVDとか出たら買ってしまいそうなくらいに良かった。今年は良いアニメ映画が多いですね。「うまそうだな」も見たいのですが、もうそろそろ上映終わっているところが多くて困る・・・。
2010年11月25日
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映画ドラえもんオフィシャルサイトのヒストリーの中にあるギャラリーが非常に面白い。そこに作者のことばなるリンクがあるのだが、飛んで読んでみると藤子先生の1作1作への想いが伝わってくる。藤子先生のオリジナリティはやはり豊富な知識にあったのだということを再認識させられた。科学、文学問わず、本当に広い分野の知識をお持ちで、それを自分なりにそれを自分なりにきちんと解釈し、作品に活かしている。また、自己の作品の客観的な分析も忘れない。目的を果たすためにはどういったことをすればいいのか。それがよく見えておられる方だったように思う。「のび太と鉄人兵団」の部分に書かれていることだが、藤子先生はドラえもんを日常の中にあるから不思議なものとして描ける、と断言しておられる。つまり不思議な世界で不思議なことをしているやつがいても、それは全然不思議ではないのである。分かりやすく例を上げてしまえば、魔法の国で魔女が魔法を使うのは別段不思議ではない、といったところだろうか。だからドラえもんを不思議な存在として描くために日常を大切にする必要があるし、そのために鉄人兵団は鏡の世界という現実とよく似た、しかし異なる世界を設定せねばならなかったと藤子先生は語っておられる。なるほどなぁ。いろいろなことに対して感動する心を持ち、自分の作品を愛する。このことが名作を生み出す鍵になることを、実感させられた。さて、話を少し変える。次回のリメイクは御存じの方も多いが、上記に挙げた「鉄人兵団」である。藤子先生自身ラストは何度も描き直したと言われている本作だが、やはりラストにタイムマシンを使ってしまったのは藤子先生もよくなかったと考えているらしい。この辺りをどう変えてくるのかが期待どころかもしれないなぁ。
2010年11月25日
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久々にアニメを作ろうかと考えていて、練習がてら動画を作ってみました。↓見られない方はこちら。http://photo.space.rakuten.co.jp/MjMzZDE0ZTlkNzQw/photo/779947/前回は作画は担当しなかったので、実は初めてなのですが、なかなか難しいですね・・・。大体これくらいの動画作るのに2時間くらい。動きは納得していない所が多いけれど、まぁ、初めてならこんなもんかなぁという気も。それにしても2時間で2秒分しか完成しないことを考えるとやはりアニメ作りは遠い道のりだなぁ。一応カラー版も作ったのですが、いかんせん、きちんとブラッシュアップしなかったので、あまりきれいじゃない(苦笑)。というわけで、今回は線画のみで。線画自体をデジタルで処理してしまえば問題ないんだろうけど、photoshopじゃさすがに線は引けないしなぁ。ちょっと考えものかも・・・。
2010年11月22日
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さて、1クール目と同様に感想を書いてみようと思う。それにしても黒薔薇編は本編とはある意味無関係といえば無関係で、番外編的なものに当たると言ってもいいのかもしれない。(それにしては長いが笑。)●14話「黒薔薇の少年たち」細田守担当回であり、黒薔薇編を印象付ける最初の話である。姫宮アンシーは毒だと、幾原監督自身答えているが、それがよく出ている話。黒薔薇編においてアンシーは毒として作用する。梢しかり若葉しかり、そして草時自身しかり、アンシーの毒を受けている。アンシーの毒とは人の最も弱い部分を徐々に黒く侵していくものである。相手を自分だけのものにしたい気持ち、嫉妬心、嫌悪感・・・。全ては「過去」に基づくものであり、アンシーの毒に触れることで、当人たちはその「思い出」に囚われ、前に進むことができなくなってしまう。エレベーター内での蝶が蛹、幼虫、卵へと戻っていく様は、まさにそのことを象徴している。卵はもちろん「世界の殻」も表していると考えられ、この「殻」を破るために彼らはウテナと戦うのだろう。そしてウテナと決闘するだけでなく、アンシーを殺そうとするのは当然のことである。彼らにとって毒であり、彼らを殻の中へ押しとどめているのはアンシーなのだから。●16話「幸せのカウベル」ドナドナ万歳回笑。七実に関しては比賀さんありがとうとしかいえないよな。●17話「死の棘」ウテナは本当に性格いいキャラが存在しないな笑。その中でも枝織は屈指の性格悪いキャラだと思う。そうそう、幹にしても、樹璃にしても、剣抜かれたことを聞かれるとすごく顔を赤めるんだよな。で、そのことを聞いた七実まで赤面する始末。ウテナのことだからなにかしら性的な表現の比喩なんだろうけど、どうしてそういうことになるのかが全く理解できない。まだまだだなぁ。幾原監督とか榎戸さんにどういうことなのか問いただしてみたいわ。●19話「今は亡き王国の歌」これがあるから次の若葉の話が映える。風見達也と篠原若葉の違い、それはやっぱり嫉妬心なんじゃないかなぁ。若葉は「選ばれた人」に対する負の感情が心のどこかにやっぱりあるんだよね。そして自分は大勢の中の一人にすぎないことを自覚している。一方、達也のほうは自分が「選ばれた」、つまり自分が大切な人にとって特別な人物だと信じてるんだよね。だから、「どうして彼女は自分を選ばないのか?」ということになる。嫉妬心はなく、ただ選ばれなかったという絶望だけがある。そこが大きな違いなんじゃないかなぁ。●20話「若葉繁れる」マジ切ないとしか言いようがない。同ポを上手く効かせていたりして、本当に細田守らしい回。アンシーが葉の髪飾りをしているのを見て、思わず振り向くシーンは本当にぞっとする。作画も演出もノッてる、実にいい話。ウテナにおける細田守ってやっぱり主観的なんだよな。キャラに入り込んでいるというか。●22話「根室記念館」さて、ここらで黒薔薇編のしめくくりに入ります。つまりは草時の話ですね。草時自身、思い出に支配され、時が止まっている人物ということがようやくここに至って説明されるわけです。砂時計やら、時を意味するモチーフが頻出するのも注目どころですね。●23話「デュエリストの条件」これも細田守演出の回。タイトルの意味としては、最初に書いたように、ある重大な過去を持っていて、それに縛られていること、それがデュエリストの条件でしょう。そう考えるともちろん、主人公のウテナ自身もそうです。でも、草時とは違って、ウテナは前に進んでいるのです。なんだか、最後のほうは書くのが乗り気じゃなくなってきて、適当にだらだらと書いてしまったなぁ笑。またそのうち書きなおします。・・・といって、何回書き直したことがあるのやら(苦笑)
2010年11月22日
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もう一つ、スタドラ話。今回の話でワコが外に出ることができる方法が提示されたわけだが、それは敵の手に一度落ちなければならないものなのだろうか。つまり、巫女としての封印を開放しなければ、外へ出られるということなのだろうか。だとしたらこの板挟み状態が今後の展開を面白くするに違いないと個人的には思う。それにしてもアンシー・・・じゃなかったサカナちゃんが出て行っちゃったよ!この物語はやはりウテナの先へ行こうとしているように思えてならない。とはいえ、自分の中ではまだウテナのほうが数歩先にいる感じがするのだが・・・。
2010年11月22日
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おぉ、こうくるか。私的にはスカーレットさんのでスガタが操られてしまった方がよかったというか、実は操られているふりをしてそのまま敵になった方が良かったというか・・・。というか、前回スガタがタクトに敵対心を見せた時、こいつは鳳暁生になるんじゃないかと期待したんだよね。つまり王子様だった人が王子様でなくなってしまい、むしろ悪い奴になってそこから王子様に戻ることを願う、みたいな。榎戸か五十嵐か知らないけど、明らかにウテナを意識させはするんだけど、方向性は違う方に持っていこうとしている気がする。つまり様式美的なものはウテナなんだけど、物語のテーマ性は違うというか・・・。とりあえず今後の話がどうなるのかが気になるところだな。
2010年11月22日
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今ウテナを見返しています。とりあえず1クール(冬芽からアンシーを取り返すところまで)見たので、軽く気になった話の感想を書いてみたいと思います。●1話「薔薇の花嫁」改めて見ると、非常にデリケートな部分まで脚本が作り込まれていることが分かります。特にウテナという人物がどういう人物なのかということに関してはこれでもかというほど丁寧。まず冒頭。タイトルのアバンが出るまでは絵本の中の物語のような形式でウテナの過去、それこそウテナの人格形成に関係のある重要な部分が語られる。ここで「王子様になりたい女の子」というウテナの人物像が浮き彫りにされる。次に男子の制服で登校してくるウテナ。先生には「男子も同じような制服着てるじゃないですか」とウテナ。たいして先生は「あなたは女子」と反論する。続いて、スポーツ(バスケ)で男子をも凌ぐ実力を見せつけるウテナ。その後にバスケ部の部員から勧誘を受けるがウテナは、「あのね、ボクは女子。嫌だよ、あんな男臭いところ」と答える。これらのことから、王子様(本来男がなるもの)を目指しており、実際それに近いようなことをやっているが、あくまで女子であるという奇妙な人物像が提示される。幾原監督は1話はかなり丁寧に作ったとインタビューで答えていたが、これに異論のある人はこれで少しは幾原監督が分かりやすく作っているということを理解していただけただろうか。●6話「七実様御用心!」本当ならば5話の感想を書くべき所なのだろうが、敢えてスルーで(笑)。さて、6話を取り上げたのは、石蕗という人物像について思うところがあったからである。石蕗っていうまでもないことですが、ウテナなんだよね。ただ性別が違う。ウテナは女で石蕗は男。男が王子様を目指すのと女が王子様を目指すのは明らかに違うというのを書いた話だ。幾原監督は「男はもう王子様になれない」といった趣旨のことを言っていたと思うが、まさにこの話がそれを体現しているのではなかろうか。アニメ夜話で「王子様スイッチというのがあるんじゃないの?」という話をしてたけど、男の人はスイッチを切り替えることで一時的に王子様になることはできても、ずっと王子様であり続けることは無理なんだ、というのをコミカルに、だが実に分かりやすく書いているといえる。●7話「見果てぬ樹璃」本当になんで細田守はこういうコンテを切れなくなってしまったんだろうなぁ。いや、今も切れるのだろうが、切ろうとしないというか・・・。こんなに情熱が溢れ出ているフィルムを他に私は知らない。本当にもったいないなぁ。演出的にはいくつか話をできるのだけど、個人的に好きなのはやはり決闘シーン。なんというか、いちいち樹璃の心情描写を挟んでくるのがいい。構図的にも、樹璃の目を枝織が隠しながら部長とキスするというのはすっごく綺麗なんだよ。●9話「永遠があるという城」やっぱり五十嵐は好きですよ。榎戸の脚本も非常にキレキレでよい。●10話「七実の大切なもの」個人的には山口脚本も非常にいいと思うんだよね。ウテナの良さは榎戸だけじゃなくてきちんとドラマをかける脚本家が他にもいたことだろうなぁ。猫を題材に七実の心情を描いているんだけど、実は冬芽からしたら七実も猫だったというお話。個人的に興味深いのは、七実からしたら猫は冬芽を虜にしてしまった相手として映るのだが、実は冬芽にとってはそれほどのものではなく、「いつの間にかいなくなっていた」と思う程度の認識のものでしかないんだよね。もし大切なものだったらすぐに亡くなったことに気付くし、もっと深刻になるはず。
2010年11月20日
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書こうと思って忘れていたが、先週のプリキュアが異様に面白かった。地岡さんの色がよく出ていたように思う。作画も動くところはよく動き、メリハリがよくついていた。また、今度ゆっくり見なおしつつ、感想書きたいなと思う。とりあえず今日は備忘録程度に・・・。
2010年11月17日
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なんといってもこのタイトル。インパクトが絶大としかいいようがありません。これほどネガティブなタイトルをつける作家もそうそういないでしょう。そして、想像に難くないと思いますが、このタイトルこそが京極堂シリーズでいう「この世には不思議なことなど何もないのだよ」の決め台詞に相当するわけです。とはいえ、これほどあまり印象がよくない台詞を決め台詞に使うのは、やはり一般的には良くありません。この本には短編が6本収録されているのですが、「死ねばいいのに」という台詞をこれほど頻繁にいってよいものでしょうか?そう思う人ももちろん多いでしょう。しかし、ラスト(6人目)でワタライケンヤがこの台詞を何度も繰り返し様々な人に言っていた理由が分かります。そう思うと、あぁ、なるほど、そういうわけだったのか、と個人的には納得がいきました。もちろん道徳的にはよくないのでしょうが、それだけにこれほどワタライケンヤの動揺が伝わる台詞はないと思います。わりとさくさくと読める文章なので、お時間があれば是非。京極夏彦の心情描写の上手さが光っていると思います。
2010年11月17日
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冬コミで本を頒布することになりそうです。とはいえ、個人誌ではなく、合同誌なのですが。大学の後輩が企画してくれたものに私がのっかっている感じです。内容はアニメ評論本。後輩は創作や評論で実際賞取ってたりするような子なので、かなりガチだし、すごいですよ。というわけで、オススメできる内容になりそうです!またそのうちここにスペースやら情報やら載せられたら載せます。興味ある人は是非買ってください(笑)さて、アニメ談義。久々に「少女革命ウテナ」の1話を見直しました。上記の本の執筆の一環としてです。今放送中の「STAR DRIVER」はやっぱり榎戸脚本なんだな、ということを再認識しました。以前少々ツイートしていた通り、ウテナとスタドラの類似性って非常に高いんですよね。この類似性を引き合いに出しつつ、何か面白いことを書けたらといろいろ考えているのですが、いかんせん、タクトがまだ放送中なのでどう調理したものか・・・難しいものです。こうしてみると、榎戸さんって結局引き出しは1つしか持っていないタイプのように思えます。いわゆる宮崎駿監督なんかと同じタイプ。ただ榎戸さんは宮崎さんより器用で、監督の指示に応じてきれいに話をまとめることができるし、自分の色を抑えることもできる。(「のだめ」とか)でもオリジナルを制作した時は、方向性が大体一緒なんですよね。一部、視聴できていない作品があるので明言はできませんが、基本的にはやはり思春期物を多く書かれていて、その頃の少年少女に特有といえる狭い世界(コミュニティももちろんそうだが、「物の見方」や「固定観念」と言ってもよいかも知れない)を打ち破って、一つ広い外の世界へと飛び立っていくという過程を作品の題材としてよく選ばれてるんですよね。それこそ「世界の殻を破る」といった言葉に象徴されるような。「スタドラ」も世界設定からしてまさにそういった感じで、狭いコミュニティにしかいられないワコやスガタたちをタクトという外から来た少年がより広い世界へと連れて行く、といった構成になっているのだと思うんですね。これはHPに載っている五十嵐さんと榎戸さんの中でも言われていることです。このことを意識しながら見ていくと、今後さらに「スタドラ」を楽しめるんじゃないかと思いました。さて、それにしても本のネタは本当にどうしようか・・・。評論サイトを回っていると、今ホットなのは「俺妹」な気がするんだけども、オタク的知識のバックグラウンドがある方ではないので、「俺妹」評論は書ける気がしないんだよな。表現論は画像NGという話になったからやりにくいし。それこそアニスタのアニメ様的に、その場面を文字で全部描写すれば済むのだろうが・・・。
2010年11月13日
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選曲がヤバい。任紀高志=岩渕まことさんなんだな。ドラ好きには本当にたまらない。論文まとめながら、ついつい聞き入ってしまった。
2010年11月07日
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「コブラ」はかっこよい。とりあえず、1、2、7、8、9、10話を見たのだけど、やっぱり出崎コンテの1話がよいね。なんか、7~10話あたりは出崎分が少ない気がしてしまうんだよな。まぁ、出崎コンテじゃないから当然なのかもしれないが。それにしても「コブラ」ほど出崎さんがコンテやってる回が少ない作品も珍しい。「ベルばら」なんかだと、ディレクター変わってからは全部出崎コンテなのに。さて、自分は出崎監督作品の何が好きなのかを考えてみたのだが、やはり一番はレイアウトな気がする。3回パンやらハーモニー処理やらについつい目がいってしまいがちだが、それ以上に構図がかっこいい。画面全体を使わずに、扉や天井越しにカメラを置いていたりだとか、ちょっと俯き加減なアップの表情とか、そういうのが男のロマンを感じさせて好きだ。これにパラフィンがけとかが加われば最高。あぁ、早く暇な時間を作って、出崎アニメを死ぬほど見たい。とりあえず大学生活が終わるまでに、「宝島」と「おにいさまへ」、「白鯨伝説」辺りは網羅したいなぁ。「あしたのジョー」や「エースをねらえ!2」「エースをねらえ!ファイナルステージ」も見たい。正直なところ、最近のアニメを見るより出崎作品を見ている方が有意義な気がしてしまうんだよな。今期きちんと見ようと思うのは、「STAR DRIVER」くらいかも。まぁ、「STAR DRIVER」もあまりにウテナの二番煎じ過ぎる感が否めなくて、もう少しエッセンスがほしくてたまらないところではあるのだが。
2010年11月07日
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なるものが、去年くらいにうちの大学にできたそうで、今日お邪魔させてもらってきた。まさか大学の図書館で「ドラえもん」を見るはめになろうとは・・・笑しかも音響がかなりいい。見たのは「新・魔界大冒険」なのだが、個人的にわさドラの中では一番好きな作品。久々に見ると、なんというか、「いきなり主義」とでもいうような作品なんだな、と思った。具体的に例を挙げてみると、いきなりのび太の家が揺れ始める↓いきなり天井に穴があいて、石となったドラえもんが出てくるだとか、何の説明もなく、いきなりしずかちゃんが「のび太さんが空き地でいじめられているの」と言うとか、いきなりのび太が怖々としながら階段を降りてきて、何か物音がすると言うとか。画面を見ていないとなかなか分かりにくいかも知れないが、旧作だときちんともう少し前触れがある。石となったドラえもんが降ってくるシーンは、ゴミ捨て場に絨毯を捨てに行った時に何かが転がってきて、どけてみるとドラえもんの石像だった。石となったのび太を見つけるシーンでは、先に箒が落ちてきて、一応上に注意が行ったところでのび太の背後にのび太の石像が降ってくる。最後のやつは、きちんと物音がするシーンが存在する。つまり、新作のほうは大胆なのだ。きちんと説明しなくても状況見たら分かるよね、というふうに作ってあるし、ドラえもんたちと同じ立場(つまり急に直面した出来事に対しての驚き、困惑)を感じさせるような作りになっている。これが物語に緩急を付けていて、非常にテンポが心地よい。画面も臨場感や親近感を生じさせるように割とアップのものが多い。(冒頭のいきなり0点の答案アップも思い切りがよくて笑った。映画であそこまでアップにするとは大胆にもほどがある。)旧作が冷や汗がじんわりと流れ出るような不気味な感じを狙っていたと考えるなら、まさに新作は次に「いきなり」何が起こるか分からないドキドキ感を演出しているといえる。次に色。これは同好会の人も言っていたのだが、この作品は実に色が凝っている。まず全般的なこと。人物の色は基本的に単一なドラえもんだが、背景がまるでオーロラのように様々な色を見せているし、何より撮影がいい。淡い光などの特殊効果がうまい。朝、夕方、夜をきちんと描き分けている。個人的には、魔界から隕石か何かが降ってきて、森が一気に枯れてしまったところが一番好きだ。本当によいエフェクト。あと輪郭線。デマオンやメデューサは黒じゃないんだよね。これはデジタルだからできるようになったともいえる。セラムンの劇場版や、もっと古くだとわが青春のアルカディアなんかでもこれをやってるけど、黒インクより値段が高いから、なかなか枚数は使えない。これだけ贅沢にあらゆるキャラや爆発に利用できるのは素晴らしいし、デジタル彩色に合っている。そして最後に使い方。いろいろな色が使われている本作だが、ベースは赤と青だと思う。赤はまがまがしい時に、青は平静時にといった使い分けがなされている(ラストシーンが顕著。デマオン軍のほうは赤く染まっているが、美代子の母を含め、のび太側は青色)。これに月の光の黄色が入ると非常に冴える。こういった細かいことはフィルターだけではなく、もしもボックスを使うシーンにも見られる。現実世界の時は青だったスイッチのようなものが、魔界世界になると赤に切り替わるのだ。つまり、平和だった世界から危険な世界に入り込んだといえる。本当に細かくていいな、この映画!あと注目したいのが幾何学的模様。これは基本的に魔法に関与するものに描かれているが、実は科学に関与するものにも描かれている。そう、四次元ポケットの中だ。「高度に発達した科学は魔法と見分けがつかない」とは有名な話だけど、まさにそれを表現している。科学も魔法も根本は一つなのだ。魔法の世界、科学の世界と分けられているが、実際はそうではない。だってのび太は科学の世界でホーキングできたし、しずかちゃんのスカートだってめくれたではないか。で、最後に批判。まぁ、どうしても旧作があるから比べてしまうのだが・・・。やはり魔界での戦闘がないのは痛いね。あれがあるからこそ、もっと美代子さんとのふれあいが深まるわけで、なんだか美代子がのび太にモーテン星を渡すシーンが弱くなってしまったように思う。ふれあいのシーンは宇宙での「僕、頑張るから」という一連の台詞に置換されてしまっているわけだが、やはり弱いと感じる。美代子が「一人じゃないから頑張れた」というのも分からなくはないし、勇気づけられたのも分かるんだけど、実際に一人じゃないから頑張れたシーンがほとんどなくなってしまった気がして、残念。あとはあれだね、のび太を逃がすシーンは旧作では小山さんの演技が迫真だからなぁ。なんか良くも悪くも新作はくさいんだよね。夕焼け処理してるせいもあるんだと思うんだけど、なんか美代子さんがペラペラ自分の心情を喋り過ぎているせいもあって、そのあとののび太の無念さというか、打ちひしがれた感じが弱いんだよね。のび太が「女の子一人置いて逃げられないよ」というけど、実際には自分はそんなことがいえるほどの実力がないという現実を付きつけられた感じよりも、美代子さんにとってのび太がいかに支えになっていたか、というほうが強調されてしまっていて。これは最初に言った声優さんの演技の違いもあるし、美代子というキャラの解釈が大幅に変わっているせいも大きいんだろうなぁ。あと音楽の付け方と。まぁ、でも、わさドラの中ではピカ一にいい映画ですよ!のび恐2006が受け入れられなかった私にとっては(笑)
2010年11月06日
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