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さて、続きである。第3部:樽熟成によるウィスキーの違い講師はwhisk-eの市川さん。なんだかいつになく気合が入っている。まずは、Whisk-e社の紹介。そのあとに、5種類のMaltをテイスティング。事前にデイブ・ブルーム氏がテイスティングしたチャートがあるらしいが、それはあとで答えあわせのような感じで公開するという形式で行われた。といっても、嗜好や体調によって評価が異なってくる要素もあるのでデイブ氏の評価が全て合っている訳ではないことはお断りしておく。現にテンダーの新橋さんと私がテイスティングして、デイブ氏のコメントに「???」的なものもあったし。1.Capadonich 1968 38y 56.3%ピアレスもの。バーボン樽のセカンド・フィルだと思われる。綺麗な透き通った金色をしている。トップノートはフローラル。それもふわっと心地よく漂う感じ。同時に甘いイチゴのような香りが重なる。あとからも甘さを感じる香りは飛んでいかないほど。熟成感もあるが、極めて雑味分を感じさせないクリアさもあり、いいMaltであるといえよう。酸味が出てくるところは好みの分かれる点ではないか。2.Benriach 15y 46%オフィシャルもの。15年バーボン樽で熟成させたあとに一年間、シェリーのペドロヒメネス樽で寝かせたもの。香りに甘さが相当強い。シェリー樽特有の樽香も自己主張している。穀物香も感じられるもののフルーティーな甘さの影に隠れがちな印象。まろやかさがあり、飲み口にコクが感じられる。ただ後味にキレがもちょっとほしいところだが、この甘さ・クリーミーさでは致し方ないところか。3.Isle of JURA 1990 58.7%リムーザン・オーク熟成のもの。デイブ氏のコメントでは、えらく評価が高いようであったが私と新橋さんの間では「???」扱いのボトル。新橋さんは「新樽が強く出すぎ、新装開店の寿司屋に入ったような香り」と形容なさっていたが、私も、「あたらしいヒノキ風呂にお湯張った状態」と感じた。なんとなく苦味の強い白ワインという風でもある。酸味も感じる、柑橘系の酸味ではなく、酢のような化学系の酸味に近い。加水したらとたんにバランスが崩れてしまった。しばらく置くと硝煙臭が出てくるのがちょっと苦しかった。4.Isle of ARRANバーボン樽で7年、ルビーポートの樽で9ヶ月熟成。やはり色合いもルビーっぽく赤い。ウッディはウッディなんだけどこの場合のウッディさはワイン樽の香りといっていいだろう。当然熟したぶどうのような香りや酵母っぽいイースティな香りも出てくる。ただARRAN特有のモルティさは失われてはいないところに酒質のよさを感じる。飲むと評価が変わる。結構口の中でスモーキーさ・ピートを強く感じるのである。後味がドライですっきり。これはこれでいい。5.Springbank 9y 58.0%これもデイブ氏の評価が高かったボトルなのだが、新橋さんとふたりで首を傾げてしまうボトルだった。うまいまずいではなく、特徴があるボトルなことは確かだ。リフィル・バーボン樽で7年、マルサラ樽で2年熟成させたものらしい。私は酒精強化ワインであるマルサラを飲んだことがないのでなんともコメントしにくいが、はっきりいって「う~ん、負けている」という第一印象。若すぎでもあるし、樽に負けてしまっている感が強い。向かいの席の新橋さんは、「若いLongrowをむりやりマルサラに突っ込んでしまった感じ」とおっしゃっていたがまさにそんな風。元々の酒質はSpringbankというよりLongrowに近いかも。えのきの根っこの部分のような香りに塩っぽさ。ピートも強い。べったりした感じもあり、バランスがいいとは思えなかったが、好きな方には堪らないのかもしれない。本当に久しぶりにまともにテイスティングさせていただいた。たまにこうしてチャートを使ってやるのも鈍らせないためには必要なんだなと感じた次第である。最後の30分はフリーテイスティング。後ろのボトルをテイスティングしながら皆さんと名刺交換させていただき、楽しく過ごさせていただいた。最後に、お招きいただいたP.B.O.の九州エリアの皆さん、ありがとうございました。
Jan 30, 2007
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久しぶりのイベントネタである。今回は、P.B.O九州エリア 第4回スキルアップ・セミナーに参加してきた。といっても、講義を聞く側ではなく「講師」としてである(おおっと思うでしょう)。ご存知ない方が多いと思うので、ちょっと解説しておくと、P.B.Oとは、NPO特定非営利活動法人Professional Bartender's Organization1.バーテンダーの養成・資質向上のためのセミナー2.Professional Bartenderの資格認定3.カクテルコンクールの開催4.バーテンダーに関する広報・調査を、主な業務としている団体である。その九州エリアの会合に「場違い」ながら私も一講師としてお話させていただいた。もちろんプロフェッショナルな方々を目の前にして「Scotch」とか「Whisky」について語れるはずはなく、今回は本業の話である「経済・金融」について話させていただいた。つまり、若いバーテンダー諸氏への啓蒙という意味合いの講義をしてくれとの依頼だったので、「生活から見た今後の経済環境」「ものの価格があがる(インフレ)とどうなるか」「景気の見方」などなど、小一時間話させていただいた。特に「為替の変化による価格上昇」については洋酒を扱っている皆さんのこと、理解が進んだようである。大手酒販からの購入であれば価格の変化はゆっくり進む気がするものの、私のように欧州から直接買付けをすれば、もろに為替の変化が響くことになる点を伝えた。確かに、同じ50英ポンドのボトルだったとしても、一年前は、10,100円で購入できたのに、現在では、11,900円必要になる。実際は、輸入コストなどがかかりもっとお金を出すのだが、裸単価だけでも、1,800円、率にして18%も違う。これは、1ポンド202円から238円まで円安が進んだために他ならない。ボトルならまだ簡単な話で、生活必需品や食料もとなると話はいきなり深刻になる。そこまで、給料や年金が上がっていれば問題ないのだが、実際には上がっていないのが現状であるからだ。と、まあ、こんなこじつけのような経済現象から、今後の生活を考えていきましょうとの話は導入部分としては参考になったのではないだろうか。今回のセミナーは3部構成で、1部:オリジナル・カクテルの考察 P.B.O.理事 銀座テンダー 新橋 清氏2部:今後の経済環境と資産の管理3部:樽熟成によるウィスキーの違い (株)ウィスク・イー 市川 敏明氏と、私の講義以外とてもプロフェッショナルな内容で意義深いものであった。1部の新橋さんの講義は、スタンダードカクテルの普遍性の考察から始まり、オリジナルへの創作過程・方法論を論じるレベルの高い講義であった。私のような素人は目から鱗が落ちまくり。3部の市川さんの講義については、次回に記すこととする。セミナーが終ってからは、場所を替えての「P.B.O.九州エリア新年会」。九州各地のBarのバーテンダーの皆さんともお話させていただき、懇親させていただくことが出来た。皆さんはこのあと、さらに行かれたようだが、次の日に業務のある私はここで帰宅することとなった。いやはや、みなさんさすがに強いです。ところで市川さんは大丈夫だったんだろうか? ホテルまで戻れたのかな~?
Jan 29, 2007
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昨夜は、Whisky飲みにとって特別な日。「バーンズ・ナイト」だった。世界各地でいろいろな催しが開かれていただろう。ここ福岡でもスコティッシュ・パブなどで行われていたのではないかと思うが、私自身どこに「スコティッシュ・パブ」があるのか、そもそもあるのかさえわからなかったので、BarにおいてScotchを飲むことで、スコットランドの国民的詩人「Robert Burns(1759-1796)」の誕生日を祝うことにした。バーンズ・ナイトは、彼の誕生を祝い、皆で楽しもうという趣旨での祭りであり、伝統的料理のハギスを食し(ポテト・蕪・チーズがあればなおよい)、Scotchを飲む、そして語り合い、謡い合う、そういう会合なのだが、生憎手に入らなかった。こういうときは、Scotchだけというのも有りだろう。BarOscar1,The Balvenie 15Y single barrel 1990/1/22 - 2005/7/18 Cask No.1701 47.8%2,Glen Rothes 12Y 1992/5/25 - 2004/1/25 43%Bar Grand TAMAKI3,Highland Park 18Y 43%4,Glenlivet 12Y 40%Bar Regalo 5,Aberlour 10Y 43%6,白州 12Y 43%このうち「Bar Regalo」はTAMAKIのオーナーママからのお誘いで連れて行っていただいたお店。なかなかしっとりとして落ち着いたお店だ。しかもTAMAKIのすぐ下の階にある便利な場所だ。マスターは、昨年までBar倉吉の倉吉さんの下で修行していたお弟子さん。技術的には申し分ない。都合6杯で帰宅。程よく落ち着いて飲めた夜になったことがありたい。
Jan 26, 2007
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BarGrandTAMAKIでのこと。 何を飲んだのかよりも、バーテンダーのM君からいただいたお酒の方の話をしたい。以下の写真がそうなのだが、あとから調べてみたら、これがとんでもない希少もの。「西酒造株式会社 鹿児島県日置郡吹上町」:「宝山 芋麹全量」私も飲んだことがある、「富乃宝山」や「吉兆宝山」「白天宝山」などの銘酒を世に出している酒造元の作品である。この「宝山 芋麹全量」、NETで調べても、季節限定品のためか、「売りきれ」の酒屋さんばかり、またはあったとしても値段がバカ高くなっていたり、抽選品だったりと、かなり手に入りにくいことは確か。M君、いったいどうやって手にいれたんだ?という疑問はあるものの、とにかく今このボトルは私のところにある。M君ありがとうございます。こんな希少な銘酒をいただいて感激です!じっくり飲んでいきますよ~どういう味わいかは飲んでからレポートしていきたいと考えているが、NETの文面を見ていると、「芋にこだわり芋の可能性を追いながら酒になりました。・・・・・ 奥行きのある黒麹の深い味わいをお楽しみください。」とある。う~ん、たまらん、飲んでみたくなる。いいですね、こういう引きつけは。 M君、ありがとう!
Jan 24, 2007
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金曜日の夜、この日は当日限りで退職し、中国(広島や鳥取などの中国地方ではなく大陸の中国、つまり中華人民共和国)に住むことになっている部下の送別会。今まで育った福岡を離れ全く環境が違うところに飛び込む気合を応援してやりたい。しかも彼女の場合、言葉の壁もある。これからいろいろな苦労が待っているだろうが挫けずにこなしていってほしい。一年後に会ったときは多少ワイルドになっていてほしいものだ。 という送別会の後に、ひとりで伺ったのは、BarOscarMaltを軽く飲んでいきたかったから。Linkwood 12y 43%見た通りの「花と動物シリーズ」。これはもうオフィシャルと言っていいだろう。いわゆるスタンダードということで、このボトルをもってLinkwoodのハウススタイルといえるのではないか。勝手知ったる味わいなのでコメント割愛なのだが、Malt初心者には十分勧められるものだと思う。 Bruichladdich Signatory 1969-1990マスターが奥からこっそりと持ってきてくれたボトル。こんなのが残っていたとは。香りは控えめだが、芯はしっかりしている。加水で驚くほど花開く。微かなピートに塩っぽさ、長熟な樽香があるのだが青さもあり、すがすがしい感じもしてくる。これはいいMaltだ。 帰りがけ、マスターのNさんから、をいただいた。「文旦」である(正直よくわからず巨大なグレープフルーツと思った)。ただ、食べ方が分からなかったのでネットで調べてみた。今夜あたり食べてみよう。 では、次のお店に移動。定番、BarGrandTAMAKI ですね。ここでは、バーテンダーのM君からうれしいサプライズが!このことは、次回に続く・・・・・・
Jan 23, 2007
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過日記した 寿司「天勺」には前フリがある。何もなく一人で寿司屋さんに行くわけはなく、そのときも3人で食べに行ったのだが、実は福岡シンフォニーホールで行われた「オペラ」を見た帰りだったのである。リアルな私をご存知な方なら、「そんな文化的な行動はあいつには絶対に似合わない!」と断言してしまうだろうが、どう言われようと行ってしまったのである。今年に入ってBarGrandTAMAKIに伺ったときに、オーナーママから、「チケットあるからTちゃん(私の勤務先の女性)と3人で行きましょう」とのお誘いを受けたのである。「Tちゃん」は勤務先で私の隣のデスクに座っていて、仕事のできるチャーミングな女性。私にとって現在の仕事ではなくてはならないパートナーでもある。しかもここBarTAMAKIを転勤間もないころに紹介していただき、連れてきていただいた方でもある。BarTAMAKIのみならず、Barなどに一人で行ってさくっと飲んでさっと帰る粋な飲み方をする大人の女性だ。遅い時間に私が一人で飲んでいるとBarTAMAKIに彼女が一人で入ってくるなんてことは結構ある。一人でBarをしっかり使える飲み手。当然ママからの信頼も厚い(ちなみに私は「ただの酔っ払い」なので信頼は薄いようだ)。まあ、そんなことでオーナーママにチケットをいただいた私たち二人は日頃の御礼ということも含めて、「食事でも」というわけでお寿司を食べに行ったのである。当然勤務先の上司には報告済み、というのも上司である次長のAさんもBarTAMAKIの常連だから。でもって、ご招待いただいたオペラは、ハンガリー国立ブタペスト・オペレッタ劇場によるヨハン・シュトラウス「こうもり」内容は詳しくは記すことはないが、いわゆる「ドタバタ喜劇」。いやはやおもしろいのなんの。内容の面白さもそうだが、みなさんの歌声がすばらしい。テノール・ソプラノ・・・・すばらしくとおり「きれい」という言葉の域を超えている。もう満足満足!会場の皆さんの鳴り止まない拍手は見たものでないとわからないだろう。基本ハンガリー語での上演なのだが、ところどころに入る「博多弁」が会場を沸かせた。さすがに芸達者、アドリブが粋である。http://www.tvq.co.jp/event/event24.html楽しい夜だったですねぇ。本当にオーナーママに感謝!ありがとうございました。
Jan 20, 2007
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うーん、腰が痛い、歩くのもしんどい。特に階段の上り下りはドシッグギッときてなかなか胸まで痛みがひびく。でも要因は見当たらない。週末腰にくる運動はしていない。急に体重が増加したわけでもない。なにしろ朝まで普通に行動出来ていたし。雰囲気的にどうやら気合いでは治りそうにないような気がする。というものの、きちんと出向くときには出向くものでして、Blogを記していないからといって、飲み歩いていないかというとそんなわけは当然ない。昨日だって、しっかり飲んでいた。食事は、西中洲の、寿司「天勺」いやはやいいですねぇ。久しぶりに雰囲気のいい寿司屋さんで食べた。ネタは最高。まずは切っていただきながら日本酒でちびりちびり。仕上げに、にぎっていただくも具合がちょうどいい。足りなくもなく、満腹ということもなく、もうちょっといけるかなというところで切り上げるのが、スマート。ここからは遅かったこともあり、1件のBarで〆Bar Grand TAMAKIなんとなくMaltという気分でなく、Brandyでいく。Jean Fillioux Tresvieux昔の網掛けボトルではなく現行品。でも十分堪能できるコニャックだ。Marquis de MONTESQUIOU(Armagnac)いや~、このようなボトルを隠していたとは・・・・・M君秘蔵ボトル。30年ほど前の特級品。味わいは軽い。軽いが薄い軽さではない。品がある。枯れた感じもあるものの、「疲れた爺さん」というわけではない。「いい具合に年を経た紳士」という感じか。ガツッとくる重みがないにしろ〆にふわっとさせて香って帰るのも悪くはない。体調がいまいちなので、早く寝よう。
Jan 17, 2007
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さて、伺ったBarB♭の続きだが、半年間のうちにやたらとWhiskyの種類が増えている。もっと正確言えば、SingleMaltが増えている。今まで「あんまりでない」という理由で置いていなかった「山崎18年」もあり、さらに「白州18年」まであるではないか。UDのレアモルト、GlenmorangieのをWoodfinishシリーズも増えていたような気がする。「何で?(しかも私が湘南離れてから)」との問いに、マスターが見せてくれたのは、「YOKOHAMA Malt Rally」のカード。これは、横浜・藤沢・横須賀・鎌倉など横浜近辺のBarで行われていた企画ものとのこと。カードになっていて、15種類のSingleMaltを1Shot飲むたびにスタンプを1個押してもらう形式。この15種類全部を達成(飲みきった)時には、なんと「Baccarat」のロックグラスがその場で、もれなくいただけるんだそうな。サントリーが持ち込んだ企画らしく、さすがにこれはサントリー太っ腹!「グラスもらっていった人います?」マスターは、「結構いるよ~」「1日で15種類全部飲んだ人もいたよ~、17,000円くらい使って」実際に私が伺ったときに、隣の席に、「1日で15種飲みきった」当の本人が来た。その方曰く「そのときは夢中で飲んでしまって実は味がよくわからなかったので、今こうしてゆっくり1杯1杯確かめながら味わっているんです」とのこと。リピーターの鏡!サントリーはこういう人ができるのを狙っていたな!でもってその15種類とは、山崎12年山崎18年白州12年白州18年Macallan 12年Macallan FineOAK 12年Glenfiddich 12年Balvenie 12年Tormore 12年Bowmore 12年Laphroaig 10年GlenGarioch 12年Glendronach 12年Auchentoshan 10年Scapa 14年とまあ、スタンダードといってしまえばそうだが、なかなか地域的にも分けられており考えていると思える(といってもサントリーの息のかかったところだが)。店側としても、このような企画にのるわけだか当然これらのボトルについては在庫を含めて置いておかねばならないことになる。加えてこれだけではなくもっと数種類を置いて興味を持たせるようにする戦略を考える。となると、もっと横道ボトルをおく必要が出てくるし、ここはそれぞれの店主の裁量というところだろう。ともあれ、サントリー系の取扱量が増えることは明白。さすがです!サントリー。でも皆さん、この企画は昨年の12月15日で終了していますんで、これから行かれても、もうグラスがもらえませんよ、念のため。サントリーさん、この企画、福岡でもやってくれんか?遊びで私ものるぞ
Jan 10, 2007
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3連休を利用して藤沢に戻ってきた。ただ朝一便だったために正月ボケのからだには起きるのが辛かった。7:15発のため空港の売店は着いたときは開いたばかり。お土産の焼酎や辛明太子は売っているものを掴むようにして急いで買ったため、後から何を買ったのかを確認してしまう始末だった。娘の進路の相談のために行ったのだが、ここでは本論とは関係ないので割愛。せっかく湘南に戻ったのだからと、伺ったのは、BarAmberTime。しかし、第一日曜日で休み。マスターのHさんには会いたいと思い携帯に電話してみると、「いま、店にいますよ~」との返事に喜んでお邪魔。お店の片付け・掃除を中断させてしまい、本当の意味で邪魔してしまったのに、なんだかんだと近況などを小一時間も話しこんでしまった。御馳走になったものがすごい。REMY MARTIN 1724/1974である。このボトルは希少。レミー社が創立250年を記念して38,709本だけ当時ボトリングした品。75‐100年熟成のものをブレンドしてある。超希少価値のあるボトルだ。漫画レモンハートの8巻に出ているのでご興味ありの方は読んでほしい。当時は信じられないくらいの高値だったはず。今は10万から20万くらいで探せば手に入るとのこと。でもって、興味深い味わいは、「品格ある質の高い軽さ」と言えようか。香り立ちは極めていい。マスターは「10万円出して買うべきものかは疑問が残りますね」とおっしゃっていたが、値段はともかくとしておいしいブランデーであることには違いないですね(ただで飲ませてもらったけど)。ああ、AMmberまた寄りたいです~。娘と食事をしてから伺ったのは、藤沢での定番、というより現在娘がお世話になりっぱなしの、BarB♭お世話になっているお礼とご無沙汰の詫びを言って、あとは近況などをいろいろ。私が伺うことを事前に言ってあったので、常連さんも集まってくださり、これは感謝です。こういうアットホームなBarは落ち着きますよね。ここでは、4杯いただく。OLD GRAND DAD BondedSCAPA 14YAUCHENTOSHAN 10YTORMORE 12Y全部オフィシャルなのでコメントは割愛だが、TORMOREは結構久しぶりだった。ここ最近サントリーが代理店になっててこ入れしているらしいが、とんと飲むことがない銘柄だったよね。飲んだ理由については次に続くけど。やはりたまに湘南に戻るといいですね~。旧交(といってもまだ半年だけど)を温めるのは大切。多分自分はここに戻ってくる土地という意識だからか、妙に落ち着くところがある。みなさん、また伺いますね。
Jan 9, 2007
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お昼にMyMixiの「しょうじんさん」ことFさんから電話があり、「今夜ご一緒に~」とのこと。これは正月から縁起がいい。しょうじんさんは現在都内で働いているが、ご出身は福岡で、正月ということで帰省していた。そうして私のことを忘れずにお電話を下さったということで、これは実にありがたいこと。8時過ぎにBarOscar、現地集合する。8時を少々過ぎたあたりでOscarに伺うと、カウンターの中ほどに存在感のある方が。およそ半年振りの再会に、うれしくていろいろと話し込んでしまった。以前から思っていたが、しょうじんさんは優しい振る舞いの中にとてもユーモアのある方で話していて飽きない雰囲気をお持ちでありながら、線の太い生粋の博多っ子気質をお持ちの方。Maltや九州の焼酎事情(日本酒と焼酎の文化の相違)などなどを話してくださった。ここOscarで私は、1、マスターのNさんに「正月らしいカクテルいただけませんか?」とのわけのわからないオーダーに応えてくださったものキンカン・マティーニ写真を撮ってくるのを忘れてしまったが、きれいな柑橘色。甘くそれでいて爽やか。酸味と甘みの絶妙なバランス。「ああ、なにか始めたくなる!」と思ってしまう何かがある。2、Aedbeg Still Young言わずと知れたStill Young、若い分熟成感がなくコクが少ないのは仕方がないところだが、7年ほどのものでここまでおいしく飲めるとは流石だ。しっかりArdbegしているし。荒々しい若さはなく行儀のいい若者といった風情か。3、Laphroaig QuarterCask何度も飲んでいるので、コメントは割愛というところだが、オフィシャルの10年よりこちらを頼んでしまうのは、後味に残る甘みを楽しみたいからかな、やはり。あとは強いスモーキーさを欲しているからか。4、Macallan+AmberこのAmberというリキュールは、Macallan蒸留所が出しているオフィシャルのリキュールでメープルとくるみの木を使って香りを引き立たせている。私にはリキュールというよりも、どちらかといえば「シロップ」に近い印象を持ったものだ。”超限定品""品薄レアもの”ということだが、どうしてここにあるんだろう?見かけたらぜひ飲んで欲しいが、とにかく甘い。でもそんなにベトベトしていなくて後味すっきりというなんとも不思議なリキュール。このAmberと本体Macallanをステアして創ってくれたのがこれ。まあ、「ラスティーネール」ですね。流石においしく心がふわふわする感じ。 この4杯でお店をあとにして、向かった先は、定番 BarTAMAKI。せっかく大名まで出てきたんだからMくんに挨拶しておかなきゃという思いと、しょうじんさんを紹介しておきたかったから。「ちょっと変わっているけど腕のいいバーテンダーがいるお店行きましょう、1杯だけ」といい加減なことをいってなし崩し的にお連れしてしまった。私がいかにいい加減に飲んでいるかをM君にばらされてしまった。う~ん、いつもべろべろになってから行くからなあ、しかたないなあ。まあ、酔ってもついつい行きたくなるアットホームなBarであることは理解していただけたようだ。ここでは、本当に1杯だけ。NIKKA キングスランド(特級時代のポットスティルボトル)私も持っているけど、いろいろな方に差し上げてしまって、もう1本しか残っていないので、飲みたいときはここで飲む。古きよきNIKKAですな。しょうじんさんは今日飛行機朝早かったけど大丈夫だったでしょうか。また、ご一緒しましょう。
Jan 4, 2007
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正月休みも今日で終わり、明日からは通常業務と戻ります。おせちや餅食べて、毎日酒浸りの5日間を送っていて、いきなり「さあ、仕事!」モードのにはなりませんがね。まったくもって穏やかな3ヶ日なので、毎日海に行って海岸を散歩していました。ホントに波もなく、よったりゆったりと海が動いている感じです。昨年の年末に、藤沢のBarB♭のマスター・ママから贈り物が届きまして、それが写真の「ハム」なんですね。これが絶妙においしい。スモーキーさとソルティーさのバランスが極めていいのです。まさしくMalt、特にアイラ系のMaltにはぴったりなんですな。元旦から毎日少しづつ切り落としながら家族で食していて、もうここまで減ってしまいました。でもこの大きさなのであと10日間は持ちそうです。マスター・ママ、ありがとうございました。大変おいしくいただいております。元旦から飲み始めた、The Suntory OLD も半分も残っていません。確かに、食中に水割り(濃い目)にして飲むとさくさく飲めていいですね。明日から仕事なので今夜はあまり飲み過ぎないようにしないと。
Jan 3, 2007
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読者の皆さん、明けましておめでとうございます。リアルでお知り合いの方々、今年も前年同様にまたご一緒させてください。楽しく飲んでいきましょう。元旦から1日経って、今年も平穏な年越しとなりましたこと、皆さんのおかけだと感謝しております。昨年までは小淵沢で正月を迎えたのですが、今年は転勤で福岡に来ましたので、さすがに藤沢に戻ったり小淵沢まで出掛けるわけにはいかなかったので、福岡で初めての正月を過ごしています。湘南よりこちらの方が寒いのですが、今年は地元の方々が「今年は暖かいねぇ」とおっしゃるとおり、それほどのキリキリした寒さは今のところ感じませんね。例年のことながら、御屠蘇を飲んで、おせち・お雑煮を食べ、家族みんなで神社に初詣、今年は歩いて15分くらいのところにある地元の「紅葉神社」に行きました。いやはやいやはや、すごい人出、参道から遠く道路まで御参りの人が連なっています。でもまあ、鶴岡八幡宮に比べたら。無事にお参りを済ませて、自宅に戻り、子供と二人で、近くの海岸を散歩。元旦なのでいつもと違って人もおらず静かな散策となりました。波もなく穏やかな海岸ですね。さて、今年はじめに飲もうと仕込んだボトルは、原点に戻っていこうという意味で、「The」Suntory OLD Whisky我々が学生時代は、いわゆる「ステイタス・ボトル」。果たして20数年を経てどうなったのか、というよりまじめに飲んだことがないので、正直興味があったので買ってみた。今年でた、ニューボトル。かなり甘く香る。ただニートではちょっとバランスがいまいちのような気がする。加水したらよくなったところを感じるに、やはり「水割り」で飲むように作られたのだろう。嫁さん曰く、「水割りで食事中の飲むといいね」。確かにそんな感じですね。もうひとつ、地元九州といえば、「焼酎」ですね。七夕 黒 芋焼酎酒屋のタグで、よさそうなことが書いてあったから。焼酎にはあまり詳しくないので、その紹介文を参考にするしかないので、雰囲気で選んでしまった。原料は「コガネセンガン」「黒麹」といっても私はよくわからない。文中に「安くておいしい焼酎の代表」「熟成感のある口当たりでおいしい」と書いてあったから。お湯割で本当においしい。海鮮系のつまみや珍味系のつまみとよくあう。ロックでもじっくりやっていいかも。さらにもうひとつSMWS CiderBrandy Cask No.3 1995 46.4%いいですねぇ。整っていますねぇ。さすがです。ニートでは甘く香って気持ちがいいが、香りの奥にオリエンタルな感じを感じ取ってしまうのは私だけだろうか。樽からの由来の香りなんだろうけど、おもしろい。あとからドライに切れ上がっていくので飲み飽きないのも○。夜日本でも読みながらのんびり飲むにはちょうどいい。
Jan 2, 2007
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