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Break Time(一休み)
まだ大阪に滞在中です。昨日は京都の上賀茂神社まで出かけてきました。![]()
今回は先週の日曜日(2月25日)に出かけた北野天満宮の骨董市を紹介するべく、写真をチョイスしていたのですが、毎日動き回っているので夜は疲れて知らず知らずにパソコン前にうつぶして寝る事多々。全然作業が進みませんでした![]()
以前はその日にアップできたのに、体力の衰えが・・。
北野天満宮の骨董市(梅花祭り)
古物(こぶつ)と古物商許可証と骨董品(こっとうひん)
付喪神(つくもがみ)
2015年02月25日、「北野天満宮の梅花祭り」についてはすでに紹介済み。
今回、自分は3回目の梅花祭りだったのですが、年々人は増えてものすごい事になってました。
特に外国の方が目立った気がします。
今年は特に骨董市を目当てに出かけましたから、梅園も入っていないし、お茶会にも参加していません。単に骨董市を観て歩き、写真を撮ってきただけです ![]()
何しろ拝むのも行列。梅園に入るのも行列。野点大茶湯も行列。特に最近流行している御朱印の行列はハンパ無かったです
北野天満宮 一の鳥居前から
北野天満宮では毎月25日が天神市(天神さん)の日として市が立つ
のですが、 2月25日は特に菅原道真公の命日であり、ちょうど見頃になる梅園の公開と梅花祭野点大茶湯(ばいかさいのだておおちゃのゆ)もあり大きな祭りの一つ です
。
※ 初天神の1月25日と終い(しまい)天神の12月25日も凄い賑わいだそうです。
北野天満宮の参道には飲食含めて縁日が出ていて大混雑ですが、 お目当ては、境内の東に北上する御前通りに集まるフリーマーケット? です
。
飲食など縁日が参道にギッシリ建つのはもとより、その日は境内の駐車場の方まで所狭しと300軒くらいの市が林立。
店の出し方も素人のフリマスタイルから、屋台の形態までいろいろありです。
境内の中と外は別かもしれませんが、出店は年間契約らしいです。
その会費が結構高いらしいので、一般の参加者は少ないのかもしれません。

骨董が趣味のマニアックなコレクションをしている方々にはとっておきの場所です。
天神市なら思わぬ掘り出し物を見つける事ができるかもしれません。
とにかく、ここは品物の幅が広く、そこらへんのフリーマーケットとは置いている品物が違います。
もしかしたら京都と言う土地がらもあるのかな?
家のいらない物の中には先祖からの素敵な不要品が出てくるのかも知れません ![]()

とは言え、実は骨董品と呼べるものは少なく、どちらかと言えば骨董と言うより全般に中古品マーケットとなります。
そう言う意味では値段は手頃な物からあります。
和菓子の型など京都ならではかも・・。
さて、この中古品を業界用語で、古物(こぶつ)と言います。
※ 古物(こぶつ)には年代物の骨董品も含まれます。
古物(こぶつ)と古物商許可証と骨董品(こっとうひん)
西洋骨董の世界では、骨董品と呼べるのは、100年を経過した物
が対象になります。
日本では、単に中古品は全て古物(こぶつ)と分類されます
。
それは国の便宜上の方針があるからです。
日本では、1度販売された物は(新品でも)全て中古品として考えられ、それらを売買する時には「古物商」の許可証が無ければ販売する事は不可能と言う法律があります
。
※ 許可証の発行は、都道府県公安委員会が行い、その窓口は最寄りの警察署となっています。
ですから、本来はバザーや青空マーケットなど、今回のような骨董市は、届け出の無い一般人の参加はできないのが原則。
しかし、家庭の品のリサイクルがメインの一般人のバザーに関しては「商売外の行為」として多めに見ている・・と言うのが実情だと思います。
※ 数年前まで「古物商許可証」を持っていたので警察で質問した時に言われた気が・・。
加えて言えば、 許可制度の理由の一つは、盗難品売買を防ぐ事
にあります。
ですから、本来どこから仕入れて、誰に販売したかをリストに残す義務があるのです。
※ 売買の品のジャンルも申請して、ジャンルにあった分野の許可証をそれぞれ取らなければならない。
そんなわけで日本の古物に関しての定義は案外広いのですが、ただの中古品と高価な骨董品は全て同じ扱いになっています。

昭和30年代くらいの型押しガラス食器でも今の若者には新鮮?


付喪神(つくもがみ)
ところで、法律はさておいて、100年と言う単位で観ると、日本でも 、「100年を経過した物には魂が宿る。」と考えられ普通の中古とは一線を画した物にな
る
と言う考えがあります。
それがいわゆる 付喪神(つくもがみ)が付いた物
です。
付喪神(つくもがみ)とは、100年を経過した物に付いた物の精霊と言う所が近いかもしれません。
※ 百に一足り無い事から九十九(つくも)神とも・・。
つまり、 それなりに「一目置かれた物に昇格した証」、と言う境が同じく100年
と言う事になるので、日本でも100年を境に骨董と定義しても良いと思います。
最も、日本の場合、魂が宿って、付喪神(つくもがみ)になると、人を惑わす・・と言う考えもあり、古道具は毎年新年に捨てられた時代もあったようです。
本当にガレージを利用したフリマもありました。
茶道具類が中心でした。
鉄瓶は外国人にも人気のアイテム。
専門の所もありました。
御前通りから上七軒に向かう辻(御辻通り)にもマーケットが・・。
上七軒側からの北野天満宮 東門
境内側の方
外国の方に人気の店ってあるようですね。
亜麻布(あまぬの)・・リネン(linen)
外国の男性が見ていました。
着物だからなのか? リネンだからなのか? 色が素敵だったから?
確かに中古着物の出店は多いけど、男性用はあまり無いかもしれない。
香炉



素人は欲しい物と値段が折り合えば買えば良いけど、「良いな」・・と思う物は結構お高かったです。
アンティックだけでなく、手作り品の出品もあります。
笄(こうがい)をバラしてピアス仕立てにしたものなど・・。
北野天満宮の骨董市 おわります。
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