全2件 (2件中 1-2件目)
1
ペーパードリップでコーヒーオイルを通す方法としてペーパーフィルターをふやかす方法を紹介しましたが、もっと簡単な方法を既にcafeistさんが書かれていました。これがベストな抽出法(かも)|穴あけペーパードリップ法円錐のペーパーフィルターの頂点に、小さい穴を1つあけるだけでオイルが通るようになるようです。詳細は、cafeistさんが書かれていますが、要点だけまとめますと 円錐ドリッパーで抽出しているときは、 ペーパーフィルターを通り抜けられないコーヒーオイルなどの成分は、 円錐ドリッパーの一番下(頂点)の部分に溜まって、 ペーパーにさえぎられている状態になっている。 このため、頂点の先に小さい穴を1つ開けるだけで、 せきとめられていたコーヒーオイルが、 穴を通り抜けてコーヒーカップに入る。 小さい穴を1つ開けるだけなので、微粉末の混入もほとんど無い。さっそく実験してみました。使用したドリッパーとペーパーフィルター ナチュカフェさんのケニアは飲み終わってしまったので珈琲セットの中に入っていた エルサルバドル・モンテシオン農園 (中煎り) スマトラ・マンデリン (やや深煎り) グァテマラ・ニルマ農園 (深煎り)を使って、穴あけ法とふやかす方法を飲み比べてみました。その結果、穴あけペーパードリップ法の方が、珈琲の甘味、酸味、コクの輪郭がはっきり感じられて、美味しくなりました。ペーパーをふやかす方法は、舌を刺激するような雑味が感じられ、雑味のために全体の味がぼやけた印象に感じられました。駄目押しで、穴あけしたペーパーをふやかしてドリップしたところ、オイルが多めになるものの、刺激的な雑味もでるためワイルドな印象の珈琲になりました。穴あけペーパードリップ法は、甘味の強さではふやかす方法と同等かそれ以上に感じられました。このことから、コーヒーオイルも十分に抽出されていると推測できます。(ナチュカフェさんのコーヒーは、甘味とオイルが密接につながっています。)ペーパーフィルターをふやかす方法は、やり過ぎだったようです。ペーパーの濾過能力が劣化してしまうようです。(珈琲の微粉末を除去するなど、雑味を抑える対策をすれば、 ふやかす方法が有効になる可能性も少しだけあります。)また、前回の日記に湯通しの欠点を書きましたが、穴あけペーパードリップ法は、湯通しとも相性が良いようです。湯通ししてオイルと関連した珈琲の成分がペーパーを通りにくくなっても頂点に開けた穴から通り抜けていく。湯通し復活です。と書くと、珈琲のプロの方々に嫌がられそうなのでペーパーフィルターを湯通しする、しないは好みで選べば良いと思います。なんだか、前回までの日記を全否定するような結果になりましたが技術は常に進化発展していきますので……今後は、個人的には、ペーパーフィルターは紙の繊維のクズが気になるので、湯通しをするか、お湯で洗ってから使うことにします。頂点に穴を開けて。
Feb 8, 2009
コメント(4)
ペーパーフィルターの紙臭さを洗い流すために、湯通しをする方法があります。(過去の日記「ペーパーフィルターの湯通し」参照)しかし、珈琲のプロの方々や、珈琲の抽出法のセミナー(まだ一度も参加したことが無い)などでは、ペーパーフィルターの湯通しに否定的なことが多いようです。その理由として、湯通しすると珈琲の蒸らしがうまくできないなどが指摘されていますが、いまひとつ納得できず、個人的にはペーパーフィルターを湯通ししてから抽出していました。湯通しする最大の理由は、湯通しした後のお湯が不味い!ためです。湯通しをしない方法を推奨する人には、あのお湯を飲んで欲しいものです。しかし、もしもペーパーフィルターを湯通しすることで、珈琲の成分が十分に抽出されないのなら、話が違ってきます。ここで、フレーバーコーヒーのノンタンさんが指摘されている水を含んだペーパーは、油をはじくので油を通しにくいということが、真実ならば、ペーパーフィルターを湯通しするということは、抽出する前に、わざわざペーパーに水分を含ませて、珈琲の油分を通りにくくしているということになります。また、ペーパーフィルターを湯通ししない場合は、蒸らしのときのお湯を慎重に珈琲に注いでいけば、最初に抽出される珈琲液(油分を含む)がペーパーに染みこむため、自然とペーパーが油分を通す状態を作り出せると考えられます。(逆に、蒸らしのときにお湯の量が多すぎると、 お湯が珈琲を素通りしてペーパーに染みこみ、 珈琲の油分をはじくようになってしまう。)本当に、ペーパーフィルターを湯通しすると油分が通りにくくなるのか実験してみました。使った珈琲は、ナチュカフェさんの珈琲セットに入っていた特別なケニア(やや深煎り)。(なぜケニアかは、前回の日記「ケニアの甘味」参照。)通常のペーパーフィルターで、湯通し有りと無しで抽出。使用したドリッパーとペーパーフィルター その結果、ペーパーを湯通しした場合、見事なまでに甘味が無く殺伐とした印象の味になる。 湯通ししない場合、控えめながら甘味がでてきて美味しくなる。甘味の差はわずかですが、全体の味の印象がかなり変わりました。この実験からも、フレーバーコーヒーのノンタンさんが書かれている水を含んだペーパーは、油をはじくので油が通りにくいは、正しいと言うことがわかりました。また、通常のペーパーフィルターでも湯通しをしなければ、多少は油分を通していることもわかりました。これまでの日記に書いた方法で、ナチュカフェさんのケニアを抽出して甘味の強さで比較すると、次の表のようになりました。甘味が強い順に並べてあります。 抽出方法 湯通しの有無 甘味の強さ 1 ネルドリップ 湯通し無し 甘みが最も豊富 2 ふやかして柔らかくしたペーパー 湯通し無し 甘みが豊富 3 機械的に柔らかくしたペーパー 湯通し有り ほのかに甘い 4 通常のペーパーフィルター 湯通し無し ほのかに甘い 5 通常のペーパーフィルター 湯通し有り 甘味がほとんど無いネルドリップは、布の水分を良く絞ってから抽出するので、湯通し無しと分類しています。3の機械的に柔らかくしたペーパー(湯通し有り)と、4の通常のペーパー(湯通し無し)は、ほぼ同等の甘味の強さでした。ペーパーを柔らかくする度合いにより3と4は逆転すると思います。ナチュカフェさんの(フレンチプレス用に焙煎された?)ケニアほど極端な結果にはならないと思いますが、普通のペーパーフィルターで湯通しをすると、珈琲の油分が抽出されにくくなり、その結果、油分と結びついている珈琲の微妙な成分も抽出されずあっさりした珈琲になることが予想されます。逆に考えれば、油分の少ないあっさり、さっぱりした珈琲を飲みたいときはペーパーフィルターを湯通しをしてから抽出すれば良いことになります。個人的には、個性をダイレクトに味わえるような珈琲が好みなので、これからはペーパーフィルターを湯通しするのは止めることにします。しばらくは、ペーパーをふやかす方法とネルドリップを併用して珈琲を楽しみたいと思います。(以前の日記「ペーパーフィルターをふやかす」参照)追伸:ペーパーをふやかす方法は、オイル感が出るものの、ネルドリップとの直接比較では、刺激的な雑味もでていることがわかりました。ネルドリップは、口当たりがまろやかで、味にまとまりがあり完成度が高い印象でした。口当たりのまろやかさや、雑味のコントロールの点で紙1枚の薄い平面で抽出するペーパーフィルターの濾過能力には、限界があるようです。やはりネルドリップは最強でした。
Feb 1, 2009
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1


