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正月休みにネルドリップを始めてから、いろいろな珈琲をネルドリップとペーパーフィルターで飲んでいましたが、興味深いことに気がつきました。(まだ、前回の日記に書いたペーパーをふやかす方法を思いついてなかったため ペーパーフィルターを普通に使った場合です。)MOKICHI珈琲のケニア(ケントメアー農園・フルシティロースト)を飲んだとき、ペーパードリップよりも、ネルドリップの方が、甘味が強い。これと似たような経験を半年前にもしています。スペシャルティ珈琲!ナチュカフェのケニア(カラバ・やや深煎り)を飲んだとき、ペーパードリップよりも、ゴールドフィルターの方が、甘味が強い。ネルドリップやゴールドフィルターは、ペーパードリップよりもオイルが多めに抽出されます。推測ですが、ケニア、というよりも珈琲のオイルを重視している?自家焙煎店の珈琲は、オイルが甘いのか、甘味がオイルに溶け込んでいるのか、甘味とオイルが密接につながっている傾向があるようです。それに対して、ぼくが最も頻繁に飲んでいるコーヒーモルティブ下北沢の珈琲は、普通にペーパードリップしただけでも甘味が十分に強くでます。このため、ネルドリップで抽出しても、オイルが増えるものの、甘味の強さはそれほど変わらない印象でした。甘味とオイルは独立して存在しているようです。その結果、適当にペーパードリップで淹れても、甘味が豊富で美味しい珈琲になります。ここが落とし穴でした。珈琲が美味しいので、現状で満足してしまい、今まで、ネルドリップや他の抽出法を試す必要が無かったわけです。ぼくはモルティブさんの珈琲に頼りすぎていたのかもしれません。これは、焙煎の上手下手というよりも、お店が目指している方向性の違いだと思っています。(ぼくは焙煎の技術的なことはまったく知りません。 焙煎された珈琲が最も美味しくなるように抽出したいと思っているだけです。)甘味とオイルの関係に気づいてから、ナチュカフェさんのケニアの甘味は使えると思いました。いろいろな抽出法を試すとき、オイルが良く抽出されたかどうかを甘味の強さで比較すれば良いことになります。そこで、前回までの日記(柔らかくする、ふやかす)の実験では、モルティブさんの珈琲を抽出して油分が多めにでることはわかっていましたが、本当にペーパーフィルターを珈琲のオイルが通っているのか自信がなかったため、最終確認のために、甘味とオイルが密接につながっていると思われるナチュカフェさんの珈琲セット(ケニアを含む)を購入しました。その結果は、前回の日記に書いたとおりです。ペーパーを揉んで柔らかくしたときに、ほのかな甘味がでてきて、ペーパーをふやかしたときに、はっきりした甘味(ネルドリップとほぼ同等)になりました。ということで、ペーパーをふやかすことでオイルも十分に抽出されていると判断したわけです。半年前にナチュカフェさんのケニアを購入したときは、ペーパーをふやかす方法に気づいていなかったため珈琲のレビューに甘味がないなどと書き込んでしまいましたが、原因は通常のペーパーフィルターで抽出していたためでした。フレンチプレスやスチールフィルターを推奨しているナチュカフェさんの珈琲はふやかしたペーパーフィルターでドリップすると、オイルが十分に抽出され、フレンチプレスのような微粉末の混入もなく、甘味も豊富で、珈琲の多彩な成分が躍動していてとてつもなく美味しくなります。ペーパーフィルターで甘味がでなかったのは、別の原因もありました。明日の日記に続く…
Jan 31, 2009
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昨年の12月頃、ちょうどペーパーの油通しを試していたときに、フレーバーコーヒーのノンタンさんが、ブログに興味深いことを書かれていました。2度ごしを何度も繰り返すと … オイル感がでる?参考Webページ「ニ度ごしを試そう」(ノンタンさんのブログにはペーパードリップとは書かれていませんが、 ぼくは勝手にペーパードリップと思い込んでいます。)最初は、ニ度ごしを繰り返すことでペーパーフィルターに珈琲の油分が染みこんで油分が通るようになったのではないかと推測していました。その後、前回の日記に書いたとおり柔らかくしたペーパーフィルターは油分を多少は通すということもわかってきました。ここで、ふと気がつきました。ニ度ごしを繰り返しているうちに油分が抽出されたのは、ペーパーに油分が染みこんだと考えられる一方で、単純に紙がふやけて柔らかくなったのではないか。紙を揉んで柔らかくする方法は、紙の繊維にむりやり力を加えるため、どうしても紙を痛めて、こまかい亀裂ができてしまいます。紙を水につけてふやかせば、紙の繊維を痛めずに全体を満遍なく柔らかくできます。そこで実験してみました。ふやかして柔らかくしたペーパーフィルターでドリップ【注意】これは間違ったペーパーフィルターの使い方です。 実行する場合は、自己責任でお願いします。手順1.ペーパーフィルターをお湯または水に浸して、数十分程度放置します。 (お湯の方が紙臭さも抜けて良いように思います。 どれくらいの時間ふやかせば良いのかは、まだ良くわかりません。)【注意】ふやかしているときに雑菌が繁殖する可能性があります。 衛生面には十分にお気をつけください。2.ペーパーフィルターがふやけて柔らかくなったら取り出して、水分を絞ります。 このとき、ペーパーは非常にもろい状態になっていますので、 ペーパーに穴をあけないように丁寧に圧力をかけて水分を取り除きます。 画像では、折りたたんでつぶすように絞っていますが、折り目に亀裂が入る可能性があります。 時間がかかりますが、折らずに自然乾燥させても同様の効果があることは確認しています。3.水分を絞ったペーパーフィルターを広げてドリッパーにセットします。 フィルターがしわだらけでドリッパーに密着しませんが気にしません。 また、湯通しもしません。(紙臭さは、ふやかしたときに抜けています。)4.珈琲の粉をフィルターにセットして、後は普通にドリップします。 ふやかして絞ったペーパーフィルターは、水分を良く吸収します。 最初に抽出される珈琲液(油分も含まれる)が、 ペーパーフィルターに吸収されることも狙いの一つです。 画像は18gの珈琲をセットしたところこれはうまくいきました。抽出した珈琲をみると、油分が豊富に含まれるためか表面の泡がすぐに消えます。まるでネルドリップで抽出したような状態です。珈琲を飲んでみると、ぼくの下手なネルドリップで淹れた珈琲とほぼ同じ印象でした。ペーパードリップでここまでの味がだせるとは思いませんでした。今回の実験で使ったペーパーフィルターとドリッパーV60用ペーパーフィルター01用(1~2杯用)100枚入酸素漂白ハリオV60透過ドリッパー01セラミックW (1~2杯用)原理は、ふやかして柔らかくするだけですので、他のペーパーフィルターとドリッパーの組み合わせでもたぶんうまくいくと思います。(ペーパーフィルターの材質がケナフなどのように異なる場合は、わかりませんけれども)この方法でなぜ油分がペーパーフィルターを通るようになるのかまだ、はっきりわかっていません。今のところ原因として思いつくのは、次の3つです。 1.ふやかしてペーパーの繊維の隙間が広くなった。 2.ふやかして絞ったあと、湯通ししないでドリップすることで 最初の油分を含んだ珈琲液がペーパーに染みこんで油分をはじかなくなった。 3.ふやかして絞るときに細かい亀裂が入った。個人的には1と2が同程度に効いていると思っています。3は、30分程度熱湯でふやかした後に、折らずにもとの形のまま1日程度放置して自然乾燥させたペーパーフィルターでも油分が通りましたので、それほど効いていないと思います。ただし、ふやかす方法は、珈琲の油分を通すためにペーパーフィルターの濾過能力をわざと弱めていますので、渋みやえぐみなどの分子の大きい雑味成分も出やすくなると思います。抽出するときは、普通のペーパードリップよりも丁寧にお湯を注ぐ必要があります。ペーパーフィルターをふやかして、(ネルドリップのような)油分の多い美味しい珈琲を楽しみましょう。動的ドリップに続いて今回もフレーバーコーヒーのノンタンさんの情報をヒントにして、この結論にたどり着けました。ノンタンさんの問題提起(ペーパーでオイル感を出す)が無ければ、この発見はありませんでした。貴重な情報を公開されているノンタンさんに感謝いたします。追記:ペーパーフィルターをふやかすのに水では、ほとんど効果が無いようです。熱湯でふやかすのがお勧めです。追記2:ふやかす方法では、コーヒーオイルがペーパーを通るものの雑味も多めにでてしまうため、コーヒーの美味しさを損なうようです。代わりにcafeistさんの穴あけペーパードリップ法をお勧めします。
Jan 28, 2009
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前回の実験の続きです。珈琲の油分を通すペーパーフィルターができないものかと考えているときに、思い出しました。ぼくの実家には布を切るための専用のはさみがありました。子供だった頃、そのはさみで紙を切っていると母親に怒られました。紙を切ると、はさみの切れ味が悪くなるという理由が、子供だったぼくには納得できませんでした。(紙を切ったぐらいで金属のはさみの切れ味が鈍るなんてあり得ない。)その後、仕事で大量の紙を扱うことも多くなりました。紙をさばくときに指を切った経験は誰でもあると思います。痛い思いを何度か繰り返しているうちに、ようやく気がつきました。紙という物質は硬い。指が切れたり、はさみの切れ味を悪くするほど硬い。珈琲のペーパーフィルターは、紙の中では柔らかい方だと思いますが、ネルドリップのネル布よりも、確実に硬い。紙が硬いのなら、柔らかくすれば良いのではないか。やってみました。柔らかくしたペーパーフィルターでドリップ手順1.ペーパーフィルターを揉んだりくしゃくしゃにして柔らかくする。2.くしゃくしゃにしたペーパーフィルターを広げてドリッパーにセットする。3.紙の繊維のクズなども大量に出ると思いますので、 ペーパーフィルターに湯通しした方が良いでしょう。4.普通にペーパードリップする。この方法で抽出すると、わずかに油分が入ったような印象の珈琲になりました。少しは効果があるようです。しかし、あまり激しく揉むとペーパーフィルターに細かい亀裂が入って珈琲の微粉末も混入してしまうようです。実験は続く…(次が最後です。驚愕の結果になりました。なぜ今まで気づかなかったのか。)
Jan 27, 2009
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ネルドリップが最強の抽出法であるとしてもペーパードリップの手軽さも捨てがたい。ペーパードリップで(ネルドリップのような)油分の多い珈琲を抽出するには動的ドリップ法が有効というのは以前の日記に書いたとおりです。しかし、珈琲の粉を動かさずにそっとお湯を置くように抽出する方法が理想であると、心のどこかにすり込まれているためなのか、動的ドリップ法でドリッパーを上下運動させながら抽出していると、すごく邪道なことをしているようで、後ろめたくなってきます。ペーパーフィルターに工夫をして(ネル布のように)珈琲の油分を通すようにできないものか。そんなときに、ふと、思いつきました。水が染みこんだペーパーが油分をはじいて通さないのなら、油分が染みこんだペーパーは油分を通す。(以前の日記参照)やってみました。ペーパーフィルターを油通ししてドリップ手順1.ペーパーフィルターを油通しするための油を用意。 3~4粒の珈琲豆を挽いて、珈琲のカッピングをするときのように、 コーヒーカップなどの容器に入れ、お湯を注いで数分間待つ。2.ペーパーフィルターをドリッパーにセットし、 1.のコーヒーカップの表面の泡を取り除いて、 上澄みの油分をスプーンですくい取って、 ペーパーフィルターにかけて油通しする。3.あとは普通にペーパードリップする。この方法では、確かに油分の多い珈琲ができました。しかし、ペーパーを油通ししたときの油が珈琲の中に入っただけとも考えられ、微妙な結果になりました。また、油通しをするために珈琲の油を用意するのも面倒です。実験は続く…ところで、他の珈琲の油だけ取り出して混ぜた珈琲はブレンドコーヒーと言うのでしょうか。
Jan 25, 2009
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年末にコヒア・アラビカを訪問したときに、ついでに珈琲豆も購入しました。100gでは売ってくれなかったので200g購入。 コロンビア(中煎り) 200g 2000円コロンビア特有のコクの深い香りがして、ペーパードリップで淹れたところ、個人的な好みからすると酸味が強めであるもののコロンビアのコクと甘味もそこはかとなく感じられました。飲み終わって、ペーパードリップした珈琲の出し殻を片付けようとしたところ、あることに気がつきました。珈琲の出し殻の香りが非常に良い。こ、これは、もしかして、ペーパードリップでは、この珈琲豆の成分を十分に抽出できていないのか。それで3年前に購入したものの、気が進まずに放置してあったネルを急遽引っ張り出して使ってみました。メリタでもカリタでもなく、マルタのネル。マルタ ネルドリップ 1人用金具セットフィルターの素材は、綿(80%)、ポリエステル(20%)で起毛はあるのかないのかわからない。布の形状は、縦方向に長め。18g前後の珈琲を抽出するのにちょうど良い大きさです。ネルドリップで抽出した珈琲は、油分が豊富に含まれるためか、抽出した珈琲の表面に浮いている泡がすぐに消えるところが新鮮でした。ネルドリップで抽出するようになって、いろいろな珈琲を飲んでみると、ペーパードリップでは出てこない味があります。珈琲豆の個性の他に焙煎の状態までも伝わってくるようです。珈琲豆を焙煎する人に、ネルドリップを愛用している人が多いことが納得できました。以上が、ぼくがネルドリップを始めた理由です。200g2000円の珈琲豆のもとをとろうとしたのが動機なので単に貧乏性なだけとも言えます。(ネルドリップした後の出し殻も良い香りでした。)
Jan 24, 2009
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久しぶりに赤坂のコヒア・アラビカを訪問しました。約15年前に2度訪問しているため、今回が3度目です。最後に訪問したときは、マスターと話をしているうちに話の流れで勧められるままに超浅煎りのモカを飲みました。これが衝撃的な珈琲だったため今でも良く覚えています。珈琲が出されたときは、何かの間違いではないかと目を疑いました。珈琲カップに入っていたのは、良く見ると珈琲の褐色がかすかに認められるものの、限りなく無色透明に近い、お湯のような液体でした。一口飲んでも、珈琲と言われなければお湯を飲んでいるようでした。しかし、よくよく味わって飲むと、わずかにお湯にとろみが感じられ口の中に粘り気が残りました。味そのものの記憶は無く、限りなくお湯に近かったというイメージだけが残っています。そのときマスターに説明されたとおり、一般に珈琲は焙煎が浅いほどカフェインが強くなります。お店を出た後は、カフェインの影響のためか気分が妙に高揚し、その上、普通の珈琲を期待していて肩透かしを食らったような状態だったため異常に珈琲が飲みたくなり、別の喫茶店を探したことを覚えています。確かな技術の裏打ちがあればこそ、このような超浅煎りの珈琲が可能なのだと思います。今回は、中煎りのモカを目当てに訪問しました。昼前に到着し、入り口の階段を降りて地下にある店内に入るとお客さんは誰もいませんでした。店内は広く、普通の喫茶店よりもテーブルが広い間隔で置かれていて個人のスペースが十分に確保されるよう配慮されています。カウンター席に座り、マスターから渡されたメニューを見ると珈琲はすべて1000円以上。このメニューの金額を見ると場違いな所に居るような気分になります。モカは数種類あり、深煎りのモカは2000円。超浅煎りを選択しないように、慎重に焙煎度合いをマスターに確認しながら中煎りのモカを注文しました。 アラビアンモカNo.1 1500円ネルドリップのネルは、カウンターの台に固定されていて、数回にわけてお湯が注がれていました。出された珈琲を飲むと、モカの香りは思っていたよりも強くなくまるみのあるしっかりした酸味のあとから、甘味が広がりました。かすかに野性味?のような風味が感じられたのはぼくの錯覚であろうか。それでいて雑味は全く無く、後味はすっきりとしていて甘味のあるコクがわずかに口の中に残りました。甘味は控えめであるものの、自然な印象でこの珈琲の本来の甘味のように感じられました。ぼくが考え込みながら飲んでいたためか、マスターから珈琲の味は冷まして飲めば良くわかると言われたので、飲み干さずにカップに1cmほど残して冷ましてみました。その珈琲は綺麗に澄んでいて濁りが全く無く、紅茶のような水色。冷まして飲んでみると、味の傾向はそのままで、雑味がまったく無いのが良くわかりました。これで当分はモカを飲まなくても済みそうです。コヒア アラビカ (喫茶店 / 赤坂見附、赤坂、永田町)
Jan 12, 2009
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年末はJRのシステムトラブルで上越新幹線のダイヤが乱れたため上野で時間の余裕があるか心配でしたが、北山珈琲店を訪問できました。今回が2回目の訪問です。初めて訪問したときに飲んだメキシコには衝撃を受けました。(過去の日記参照)味を記憶に留めようとすると別の味がその背後にあることに気づきそれも記憶しようとすると、その背後にも別の味があり、それが際限なく続くため記憶するのをあきらめました。珈琲の味の要素をカップの中に凝縮したような、口の中で珈琲の要素が次々に展開されていくような、珈琲の成分で作った構築物という印象でした。1回目の衝撃があまりにも強いとどうしても2回目、3回目の感動は薄れてしまうものです。お店に行っても1回目のような感動的な珈琲にまた出会えるのだろうか?「落馬したらすぐに馬に乗れ」落馬したときの恐怖の記憶は、時間が経つほど頭が勝手に増幅してしまい次に馬に乗るのを避けるようになってしまう。前回の北山珈琲の体験は、落馬に匹敵するぐらいの衝撃だったため時間が経つほど記憶が美化されてしまい、それを壊したくないという作用が無意識に働いて、自然とお店に行きにくくなる予感がしています。こうなると、まったく同じ物を飲んだとしても、美化された記憶に負けてしまい、それほど美味しいと思えなくなる。この感覚を一度リセットするために今回の訪問は必須でした。昼食後に訪問すると、本来は定休日の月曜日だったためなのか、他にお客さんは無く、カウンター席に座りました。(年末は月曜も営業することは、お店のブログで確認しておきました。)店内は1年前に訪問したときよりも片付けられて少しだけ広くなっていました。今回は、Webでも飲んだという人が多い、 雅(みやび) 1500円を普通の濃度で注文。珈琲が運ばれてくると、凝縮した珈琲の成分が、濃度が濃すぎて液体の状態を保てずに気体になって立ち昇っているような密度の濃い甘い香りがして軽くショックを受けました。一口飲むと、言葉で表現すれば、一番近い単語は苦味ということになるものの珈琲のエキスが濃縮されたような深めの焙煎の濃厚な珈琲に特有の味でそれがさらに複雑になったようないろいろな成分が積み重なった集合体でありそれでいて舌を刺激するようなことはなく、全体に丸みがあり、飲み進めると舌に馴染んでくるような印象。苦味とともに甘味も豊富で単純でなく、いろいろな甘みが感じられました。その甘味の中の一つに、ときおりクリームのような滑らかさとともに気品が感じられブルーマウンテンが連想されました。雅にブルマンが使われているのかは良くわかりませんがブルマンのエッセンスを凝縮したような気品のある甘味が体験できただけでも、ぼくにとっては、この雅を飲んだ価値がありました。後味もすっきりしていて嫌な味はありませんでした。これほど濃度が濃いと、ゆっくりネルドリップで落とせば渋みなどの分子が大きい雑味成分は液体の中に溶け出さないことを直接体験しているようでした。雅は珈琲の濃度が濃く、焙煎も深めのため、珈琲を飲みなれない人が飲むと苦味しか感じとれないかもしれません。ぼくはクリームなしで、最後までブラックで飲んでしまいましたがクリームや砂糖を入れれば美味しい飲み物になるのも容易に想像できます。しかし、クリームを入れたのでは雅の特徴がわかりにくくなってしまうことも予想され悩ましいところです。個人的には中煎りの珈琲が好みであるため、前回飲んだメキシコの方が苦味、甘味、酸味のバランスが良く飲みやすいように思いました。雅を飲んだことで前回のメキシコの衝撃がやわらぎ、記憶の中で落ち着いたようです。また年末に訪問するのを楽しみにしています。
Jan 10, 2009
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年末に埼玉県の実家に帰省したときに途中下車してネルドリップのお店を訪問しました。babi-yarさんのCoffee Concierge(埼玉県)でお勧め度が三ツ星の道化宿(どうけじゅく)です。Googleマップで道順を確認し、JR南浦和駅の西口から足取りも軽やかにお店を目指すはずでしたが道が少しだけではあるものの上り坂になっていて出鼻をくじかれました。帰省するときは、いつもお土産に中田屋のきんつばをリクエストされるため実家とご近所さん用にかなりの量のきんつばを持って移動することをしいられます。中田屋のきんつばは、金沢のお土産としては定番中の定番で、餡が甘すぎず小豆の風味が引き立つように絶妙のバランスで仕上げられていて老舗の風格が感じられる逸品です。しかし、きんつばというお菓子は、小豆の塊なので単純に重たい。坂道を登る足取りも自然に重くなりました。Googleマップは、坂道情報も表示するように改良してほしいものです。緩やかな右カーブの上り坂を歩いていくと、夕暮れで暗くなりかけた路上に「コーヒー好きの店」と書かれた看板が明るく輝いているのが見えてきて珈琲マニアを歓迎しているかのようでした。お店に入ると、そこはウッド調で統一された温もりが感じられる空間でした。夕方に訪問したためか、他にお客さんは無く、マスターがBGMにジャズをかけるのと同時にカウンター席に座りました。店内はスペースは広くないものの、カウンター席にもがっしりした両袖の木製の椅子が使われていて落ち着けました。最近のモカ騒動のため、モカがあるかどうか心配でしたがマスターに聞くとあるとのことでしたので、予定通りモカマタリ(600円)を注文しました。ネルドリップでネルは矢倉に固定されていました。珈琲が出されて飲もうとするとモカの香りが立ち昇りその香りからも、抽出時のお湯の温度が高いことがわかりました。再加熱はしていないため、熱すぎるほどではなく、一口飲むとまるみのある酸味が感じられ、続いてしっかりした甘味が広がりました。渋みなどの雑味は全く無く、後味はすっきりとしていてまろやかな甘みのあるコクがうっすらと口の中に残りました。babi-yarさんの情報で、独特の抽出方法であることがわかっていたため、モカ以外の珈琲はどうなっているのか興味があり次にマンデリン(500円)を注文。マンデリンの傾向はモカと同様で、酸味と甘味、すっきりした後味。モカと比較するとマンデリンの方が酸味、甘味ともに弱い印象でした。モカの後に飲んだためか、個人的に記憶しているマンデリンの味と異なり、珈琲という飲み物の表現方法の多様性を再認識しました。ぼくには2杯続けて珈琲を飲んで、客観的に味を判断するのは無理なようです。モカの珈琲豆としての力強さは、良くわかりました。浅めの焙煎で、はっきりした酸味がありそれでいて甘みが良く出ていて雑味が全く無いのは、見事としか言いようがありません。すっきりとした後味と甘みのあるコクの余韻も印象に残りました。機会があればメニューにある珈琲を全部試してみたいものです。帰省するときの楽しみが増えました。道化宿コーヒー店 (喫茶店 / 南浦和)
Jan 7, 2009
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年末年始は、帰省したときに購入した珈琲を飲んでいました。パライソdeカフェ(埼玉・大宮) 3度目の訪問。(前回の訪問記) 今回は入り口の高い段差でこけなかった。 ドリップパック(香味ブレンド・中深焙煎)5パック入り 550円 実家は珈琲抽出器具が無いので、自家焙煎の珈琲を使った ドリップパックがあると助かります。 グァテマラSHB(中深焙煎) 100g 550円 甘味とコクが軽やかな印象でした。MOKICHI珈琲(千葉・八柱) 2度目の訪問。(前回の訪問記) 看板が少しだけわかりやすくなり、お店に入りやすくなっていました。 それでも、通りすがりの人が見たらここで珈琲豆を販売しているとは 気づかないように思いました。 ケニア ケントメアー農園(フルシティロースト)100g 560円 複雑で変わった風味のコクと甘み。 コロンビア トレド(シティロースト) 100g 500円 香りが良く、ほどよい酸味、まろやかなナッツ系のコク、確かな甘味。 コクが広がりすぎることなく適度に立体的に感じられて 個人的に好きな味でした。いずれも美味しい珈琲でした。普通に美味しい珈琲を毎日飲めるのが一番です。それでも、ときどきプロが淹れた珈琲も飲んでみたくなります。年末に3店訪問しましたので、感想などを書いてみたいと思います。
Jan 4, 2009
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