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最近急落したある小型株について聞きたいというのであれば、ソンキンこそが適役だ。
大型株では投資家一般はかなりの事情通や最高に賢明なプレーヤーたちを向こうにした賭けをやっているのであり、安全性マージンが少しでもある銘柄を探せる確率は低くなっている。したがって他のバリュー投資家と同様、ソンキンも参加者があまりいないゲームがお気に入りだ。

グレアムのいわゆるネット・ネット株を今日探し当てるのは1934年当時と比べれば相当な難事になったが、まだ見つけられる可能性があるとすれば、小型株、特にマイクロキャップが唯一のエリアだろう。。。少なくとも大規模ファンドの運用者からは無視されるので、時によってはネット・ネット株が見落とされている可能性がある。

大型企業よりも小型企業のほうがよいとする議論では通常次のような理由が挙げられている。曰く、成長性が高い、市場での好機や変化にすばやく対応できる、組み入れを禁止しているファンドが多いことから、小型株は割安に放置されている可能性がある、そして最後に、フォローしているアナリストが、いるとしても数少ないので、会社に関する情報や見通しが株価に反映されていない可能性が高い、などである。
これらすべての議論を認めた上に、ソンキンがもう1つ付け加えるのは 小型会社は大型会社よりもずっと理解しやすい という点だ。 小型企業では財務諸表もビジネスモデルも単純明快 である場合が多い。事業部門も1つだけというのがふつうであり、5も15もの事業部門を擁したS&P500採用会社とは雲泥の違いだ。。。気軽に会社に電話をして事業内容を把握できる。経済学用語を用いるならば、 小型会社の調査に費やされる時間の限界価値は、大型企業の場合よりもはるかに大きい。

バリュー投資家には、、、早く売りすぎる傾向がある。 彼らのバリュエーションは資産と現在の収益力にもとづいているのであり、利益を伴った成長性については初めから疑ってかかっている。
マージン(安全度)が消えれば、当のバリュー投資家も消えてしまう というわけだ。
全株売らずに多少持ち続けることの1つのメリットは、ポートフォリオ・マネジャーがその銘柄への注意を持続できることにある。
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