Memory of Embers

Memory of Embers

PR

×

Profile

M・O・E

M・O・E

Calendar

Comments

カエデ@ どうも!! 本当ありがとー!!!! ライヴ楽しかった!!!…
アッシュ@プギャ @ ( ´ω`)もきゅ。さーせnwwww 久々に更新したと思ったらそれだけですか…
M・O・E @ Re:www(04/22) ☆スイマー☆さん RADいいね、2ndがかな…
2006/03/27
XML
ふと見上げると、春は既に僕らに呼びかけていました。

幾重に別れた未来、その先に佇む幾つもの結晶が世界を見下ろしていました。

まだ、『花』と呼べるほどの柔らかさは無く、色付いたばかりのような花びらを秘めていました。

―桜―

どうして今まで気付かなかったんだろう?

いつもの朝、登校する時に必ず通る道の、その上に覆いかぶさる樹。

桃色の桜を持っていても、自分の眼に映ることはありませんでした。

それが、今日。何故でしょう・・・?

季節を感じる春風も、暖かい日差しも無い。



暗闇に浮かぶ桜の花は、ぼぅっと、闇に浮かぶ光のようでした。

無数に散らばる希望、数多に散らす生命の結晶。

それにも気付かずに、何を眺めて暮らしていたのでしょう?


自分が見ていたのは、自分と、他人と、造られた道ぐらいでした。

顔を上げることも無く、ただ闇雲に日々を迷走していたような気がします。


今日は、また人に触れました。

人は、温かくて、柔らかくて、冷たくて、硬い。

愚かなほどに浅はかで、何もかも包み込むほど深い。

『共に過ごした』それだけの理由で、人はまた彩の違う思いを抱きます。

ほんのそれだけで、別れを惜しみ、無常の世界を恨みます。

そして、移りゆく今と過去の出会い、未来に感謝します。




先輩達の卒業、お別れ会だったので、それなりの準備も色々として、皆でゲームなどもしました。

最後の頃に、先輩達からのことば。

何故、こういう場面で人は涙を流すのだろう?

それほど熱心でなかったかのような先輩も、多くの事を語って涙を流しました。

自分達、後輩にも、感情のままに泣いている人が居ました。



ただ、理解などではなく、感情に共感は出来ました。

こういうのが、人と人、なんだなぁ・・・と・・・


今まで自分が見てきた『他人』は、『他人』という名の『物』でした。

『自分』も、『自分』という名の『物』だったはずです。

今日、初めて気付いた桜は、『桜』という名の『自分』、又は『誰か』への思いだったと感じます。

人も自分も、それとは違うものの中で心を見出せることもあるのかと思います。

季節や風景は、移りゆく心と共に過ぎていくものなのでしょうね。

花は、いつの間にか咲いていました。

花は、何を咲かせたのだろうか?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/03/28 12:36:30 AM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: