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今回まで「嫉妬・ジェラシー」について調べたものをまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。今回は、嫉妬・ジェラシーの最後の回です。「嫉妬の対処法」について見ていきましょう。
嫉妬やジェラシーを一身に受けると、仕事もうまく進まなくなります。ですから、嫉妬をわざわざかきたてるようなことをやらない、というのも心がけたいものです。
嫉妬を受けやすい人というのは、自分のもっているものが、いろんな人の怒り、哀しみ、絶望を引き寄せている可能性がある、ということを理解しておくことが必要です。それは、両親や兄弟姉妹との関係が背景にあります。
嫉妬の対象になる人は、自分の中に人の感情をさかなでする部分があるのです。それは「受け身的攻撃」です。「あからさまに批判したり攻撃したりするわけではないが、人の怒りを買う」というのも攻撃の一つです。
「攻撃を人から引き出す」というのが嫉妬やジェラシーを受ける人の特徴です。これをあえてやるのが得意な人もいます。また、ジェラシーをエサにして、自分のビジネスに結びつけ、マーケティングやセールストークとして使う人もいます。
嫉妬やジェラシーを使うことは、プラスな面もありますがマイナスな面もあります。これが一定数のマイナスがたまると、鹿威しのようににカコンと落ちて一括清算されることもあるのです。
嫉妬が、そのチーム内や組織で起こったときのリーダーの役割とはどんなものでしょうか。
まずリーダーとしては、嫉妬がなぜ起きるのかを理解しておかなければなりません。そして、それを全員にちゃんと理解してもらう必要があります。
嫉妬やジェラシーを起きないようにする、というのもリーダーの一つの役割です。また、嫉妬やジェラシーが起きたときに対処することもリーダーの役割なのです。
嫉妬の多くは自分に似ている人に対して起こります。だからこそ、同じような環境にいる中では、足の引っ張り合いが起こるのです。
嫉妬やいじめを受けた人は、それに甘んじずに自分が上がっていき、嫉妬やいじめをしている人たちにちゃんと伝えていくことが必要です。嫉妬やいじめの中には立ち回りが上手い卑怯者がたくさんいます。ですから、自分は卑怯者にならない、と決めることも大事なのです。
嫉妬を理解したとしても、嫉妬心が出てくるときもあるでしょう。では、自分が嫉妬を感じたとき、どうしたらいいのでしょうか?
もし、他の人がうまくいったのを見て、嫉妬心を感じたら「次は私の番だ」と思うようにすることがポイントです。誰かがチャンスを掴んだとき、「次は自分の番だ」という気持ちを持つことで、天に貯金をしているのです。
つまり、嫉妬を感じたら「嫉妬ではない見方」に転換することです。嫉妬ではなく、「次は自分にチャンスがくる」と期待をし、楽しみにしていることが秘訣なのです。
また、人に嫉妬をするということは、自分自身に対する罪悪感があるということです。相手に嫉妬する部分は自分の自信のない部分であり、嫉妬心は自分の状態を見ることに使えるのです。逆に自分に対して罪悪感がないと、人に嫉妬をしないのです。
「自分は自分自身に何が足りていないと思っているのか?」と嫉妬が出てきたときに、自分に問いてみると真の願望が見えてくるかもしれません。相手に見えることは、それだけ自分の中で意識しているものでもあります。あなたの中から出てくる嫉妬やジェラシーは、あなた自身にヒントを与えているものなのです。
いかがでしょうか? 今回は「嫉妬の対処法」について、様々な角度から見てきました。
ジェラシーを出している人を見て「ああはなりたくない」と思っていたら、嫉妬をかりたてるような人間になっているかもしれません。また「俺(私)はすごい!」となっている状態も人のジェラシーをエサにしているのでしょう。
嫉妬もジェラシーも人間ドラマを作る一つの要素です。ネガティブなエネルギーもポジティブなエネルギーも人生を面白くするスパイスだと理解すると、取り扱うのが面白くなってくるかもしれませんね。そのために、感情を理解していくことが人間には必要なのだと思います。
さて「嫉妬・ジェラシー」の深掘りまとめは今回で終わりです。次は、罪悪感か無価値感を調べていきたいと思っています。また、感情シリーズについてまとまりましたら、ここのブログで発表していきたいと思いますので、お楽しみに!
それでは読んでいただき、ありがとうございました!
【参考】
・Ken Honda 本田健 「人は他のエネルギーから影響を受けてし… 2023/04/24
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