桐まみれの日々 by さきさん
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3月末、娘が専門学校へ通うため、我が家を出た。高速バスで小一時間で行ける街だけど、毎日家に帰っていたのがそうではなくなったので、寂しくないと言ったら嘘になる日々が続いた。ただ、余りの仕事の忙しさに、その寂しさを噛み締める時間さえ惜しみながらの一ヶ月であったことも事実だった。 そうこうするうち、世間はゴールデンウィークを向かえ、我が家も世間並みに3日、娘のところへお迎えに行った。 久々に会う娘は、軽くアイメークなぞ施し、幾分のねぇさんらしくそのいでたちを変えていた。親としては、ちょいと嬉しい。こちらにいる間には、時々、友達にしてもらったと、恐ろしく濃いアイメークをして帰宅する日があったので、そうなったらどうしようと恐れていた部分もあったからだ。ほっと一息・・・・。 フラワーフェスティバルで盛り上がる街の中を、中3の息子が来る6月2日、歌手のaikoのコンサートのため、厚生年金会館を訪れるので、広島在住の義姉に頼んで、道案内をしてもらった。バスセンターからは結構近く、問題はコンサート後、どうやって姉のマンションまで辿り着くか、と言う部分だけだった。まぁ、どうにかするだろう。一説によると、終わる頃に姉がチャリで迎えに来て、二人乗りで帰宅すると言う法外な計画もあるらしい。まぁ、自主性に任せよう・・・。 そうして、娘を積んで広島の町を出たのが17時前。帰りにスーパーによって夕食の食材を買い物したりしたので、家に着いたのが18時半前。美容院へ行くと言っていた娘はそれを断念し、ビーチバレーの仲間の宴へと出掛けて行った。取り残された祖母はちょいと不機嫌。そりゃぁまぁ、そうだ。 娘は深夜、帰宅して、翌日は午前中在宅。ここで少し祖母と会話した模様。私は工場でものづくり。11時前から、知り合いの人のお見舞いに行き、娘も同行し、同じ方向にある事務所へ3月のお給料を受け取りに。 午後一に友達を会う約束のため、昼食もそこそこにお出掛け。 まぁ、そんなこんなであっという間に4日間は過ぎ、6日8時半から美容院を済ませた娘は祖母と神業的合流で、ともに広島の町へと帰って行った。 美容院が終わる頃、バスに乗る頃、メールをしてみるとちゃんと乗れたとのこと。バスは工場の前を通るので、事務所の窓から通るかな・・・と思いながら国道を眺めていると、なんだか、ひどく切ない気持ちになっている自分がいた。 思う様に進まない仕事のせいなのか、改めて娘が巣立った事への切なさなのか。しばし、流れる涙をそのままにしていると、夫が何かのようで工場へ出てきた。慌てて涙を拭ったが、彼は中へも入らず車の中にあるものを何か持ち出して出掛けて行った。 何度も帰省を迎えるうちに、きっと慣れるのだろうけれど、にぎやかに過ごした後の祭りの後のような静けさって、ちょっと切ない。
2008年05月07日
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