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今月、買った本について。文庫。『あすなろの詩』鯨統一郎、『国境』黒川博行、『白い部屋で月の歌を』朱川湊人『フォー・ユア・プレジャー』柴田よしき、『ミッドナイトコール』田口ランディ『赤い月(上)』なかにし礼、『白い薔薇の淵まで』中山可穂『死体の冷めないうちに』芦辺拓、『過ぎ行く風はみどり色』倉知淳、『雨の檻』菅浩江『悪意銀行』都筑道夫、『昆虫巡査』(1、2)平野肇、『鋼鉄の騎士(下)』藤田宜永『ゼンダ城の虜』アンソニー・ホープ、『エンディミオンの覚醒』(上下)ダン・シモンズ文庫以外。『重力ピエロ』伊坂幸太郎、『蛇行する川のほとり』(2、3)恩田陸、『昭和は遠くになりにけり』爆笑問題、『福永武彦集』福永武彦、『はてしない物語』ミヒャエル・エンデなどなど全部古本です。他には、横溝正史の生誕100周年だかで出た角川文庫の改版が7冊。『八つ墓村』など既読のもの、文庫でもっているものがほとんどだったが、こちらの方が昔の版【黒い表紙、文字色が緑】のものより格段に本の状態が良かったので(1年しか経っていないから当然だが)まとめ買い。あと悔しいのは恩田陸の『MAZE』。ちょっと前にハードカバーで買ってしまったんだけど、安かったから文庫も…。このあたりの“いつ文庫化されるのか?”のタイミングが難しい(笑)『オーデュポンの祈り』も文庫化しちゃったしなぁ。いや有難いんだけど、ちょっと悔しい。買った後の文庫化は。買う本の9割は古本ですが、私は購入後、必ず値札を剥がします。見栄の為です(たいしたものじゃないな、笑)この時に、粘着力が強すぎて本が破けてしまう、なんて事態は最悪。ブックオフはまだ剥がしやすいのだが、“BOOK K”が難敵。ここは一冊100円なので重宝していてまとめ買いも多いのですが…。スーパーなどと同じ一般的なシールを使っている。工夫が無さ過ぎです。値札剥がし職人にとって“BOOK K”と“ちくま文庫”の組み合わせが最も厄介です。今回も『人間狩り』ディック が犠牲となりました。ほんのちょっとですが。(【ちくま文庫】と【講談社文芸文庫】は、ちょっと値段が高いですね)あと毎回思うのが、【新潮文庫】の本についてる紐の栞の処理。ブックオフは、これも一緒にヤスリをかけてしまうから、ちぎれているか、今にもちぎれそう、ということが多い(大丈夫なこともあるけど)。間断ない店員の挨拶よりも、この辺の“本への配慮”をしてくれたほうが何倍もうれしいのだが。私はいったい何者で、何様なんでしょうか?さて、前置きが長くなりました。ここからが本題です。今回は古本に挟まっていたものたちについて。◆その(1)レシート。ブックオフで買った本に、ブックオフのレシートが挟まっていた。あー、同じところ回ってるんだなと思いつつも、良く見てみると…【東久留米前沢店】の文字が!おぉー!ひとりでちょっと興奮。そんなところで買ったものがねぇ、と。後で気になって調べたら、自分の間抜けさが発覚。というのも、私【東久留米】って、てっきり福岡にあると思っていたんです。だから、九州からやって来たんだね、この本は。と思ってた。東京だったんですねぇ。あー、勘違い。◆その(2)またもやレシート。一冊の古本に本屋のレシートが2枚挟まっていた。今度は、その年月日に注目!【85、09、23】【60、09、23】ぎょー、今から18年前、私が10歳のときのものではないか!!まぁー、でも古本だからこれくらいのものは偶にありそうですが…“普通の文庫本に”挟まっていたというのは何となく凄い。?◆その(3)何ゆえのレシピ。いや、レシピでは無いな。レ、レと来たからつい。何かのメニューのようです。正月用かな?丁度、文庫本の表紙の大きさの紙が二つ折りに。以下、その紙に載っているとおりに。 刺身、鮮、石鰈 焼物 尼鯛けんちん焼 煮物 早春筍含ませ 揚物 白魚かき揚 酢物 珍味松前漬料理に全く詳しくないので、よくわからないけど。これはどういうシチュエーションで書かれたものなのだろうか?なかなか綺麗な字で、鉛筆で書かれている。覚書のような感じで、ただメモしただけか?それにしてもなぜ本に?挟んだまま栞として使ったのか?それで忘れてしまったのか?何故?謎が深まる・・・、というほどではない(笑)こういうのも、偶にはちょっと面白くていい。残念なのは、どの本に挟まっていたのかを忘れてしまったことだ。
2003年11月30日
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イトコ(テツ)の引越しに担ぎ出され、車で浦和まで。何と!生涯3回目の高速である!(ちなみに車買ってから5年は経ってる)愛車のレオ(メジャーのショート、レイ・オルドネスから中途半端に名前を頂戴している。運転モットーは、彼の全盛期の守備にちなんで“アクロバティック且つ堅実に”)はカルディナワゴンだが、これだけで引越しが済んでしまうというイトコはある意味カッコいい。本人にとっては12回目の引越しとのことだが、今回が一番の大荷物。(大物は冷蔵庫のみ。あとは分解した机、スチール棚、他)以前も日記で書いた、25で家を買ってしまったテツ。1月に完成する前に、現在の家の契約期間が満了してしまうので、奥さん(この間、入籍は済ませたようだ)の実家に1ヶ月ほど居候するらしい。彼は12回の引越し中、一人暮らしは直近の一度だけ、寮ぐらしも一度だけ、あとは全部“居候”というなかなかの猛者(ツモワノ)である。まずは、千葉県某市(たいした意味はない)から、浦和まで。一人だから気が楽だ。音楽をかけて歌いながら行く。そして問題の高速。高速なんて何が問題なの?と普通の人は思うでしょう。だが私にとっては・・・高速にのって、数10分後にそれはやってきた。スゥーーーーと、感覚が麻痺していく俗に言う【ドライバーズ・ハイ】?いや、違う。そこにあるのは、“高揚”ではなく、“不安”だからだ。真っ直ぐ走ってはいるのだが、本当に真っ直ぐなのかわからない。なんだか、そのまま空中にせりあがって行ってしまいそうな・・・と、そこまで言うと大げさだが、ホワァーと飛んでいってしまう感じ。意識が飛びそうで、身体も心なしか硬直していく・・・という状態が、ほんの一瞬起きる。ホント一瞬ですよ。すぐに覚醒(おおげさ)するので、問題は無いのだが。“単調にただ真っ直ぐ走ること”と“スピード感”が合わさって変に作用するのだ。自分でもよくわからないが。苦手な感覚。はぁ。なんでだろう。車の運転に向いていないのだろうな。情けな。高速降りたら凄い疲れてるし。知らずに力入ってるんだろうな。たかが高速。けど、私にとってはされど高速。慣れの問題か?でも慣れたらもっと危ない気もする。長距離トラックの運転手って凄い。並の集中力じゃないぞ。でも、40~60キロくらいで、うねうねした道を走るのは好きだったりする。無事故、無違反だし。って乗っている回数と走行距離が少ないだけです。さて、気を取り直して。雨のため、高速でも速度が制限され、浦和に着いたのは昼過ぎ。(高速にのるまで、と降りたあとが混んでいた)さぁ、これから車に詰め込むぞ!と思っていたら・・・他にもやることがあった。テツはいつもこれなんだよな(苦笑)近くのテツの弟の家(アパート)まで運ぶ荷物があるとのこと。多分、直線距離にしたらどうってことないんだろうけど。脇道が無いらしく、混んでいる(埼玉大の前のところ)。スゲェー時間かかった。弟の家、鍵かかってないし(本人は出掛けいた)で、その途中でテツがいらない漫画を売るからブックオフに寄ってくれと頼まれた。フフフ、のぞむところじゃ。特に初めて行く店舗だし、いいのあるかも。査定してもらっている間に、物色。おぉーっ!『エンディミオンの覚醒(上下)』があるではないか!合わせて1000円は私の古本基準だと、ちと高いがこの際?仕方あるまい。丁度、サービス券が1000円以上あるから、それで済ませよう。あと、山田風太郎の初めてみる文庫本もあったのでコレもいただき♪もう査定も終わっていたし、あまり長居も出来ないからあっさりとレジヘ。まずお決まりのブックオフの会員カードを、本とともに出した。すると・・・「ブックオフのカードは使えません」と店員の冷たい声。にゃにを~!埼玉はカード違うの?と思いきや。レジの横を見ると、【ブックマーケット】のカード発行についての注意書きが!!すみません、あなたが冷たいのは私のせいです。全ての責任は私めに。そりゃー、使えないっす。サービス券も無理だよね?わかってますとも。もちろん、ここで本を棚に戻しに行く男気(?)が私にあるはずもなく・・・そのままの値段で気まずく購入。まぁそれでも定価の半額ではあるんですけど。支払後、テツに「ここブックオフじゃねぇぞ!(軽怒)」と言うと、「えぇ?」といって周りを見まわす。「ホントだ」。今、気付いたんかい(笑)結局近くで遅めの昼食をとり、部屋に戻り残りを車に詰め込む。思っていたよりも場所をとったけど、後ろの座席を倒してなんとか収まった。バックミラーの視線も無事確保(運転に不安がある身としては視界の確保は大事)こういう収納はなかなか面白いです。そうこうして漸く出発。江戸川区まで、高速で。雨が逆に幸いして、スピードもそれほど出さずに済む。奥さんの実家に着いたのは、夜7時過ぎ。奥さんのお父様は、ずっ~~~~と、待っていたらしい。昼過ぎから、【車が来るまで】。(あ、タイトル←のほうが良かったかな)荷物は、近くの貸しコンテナ(というか物置みたいなものか)へと。これが1ヶ月1千円とのことで、なかなか便利かも。私も上がらしてもらって、ご挨拶。素朴な(だけど職人肌)いい感じの、ご両親でした。印象に残ったのは、「いいから、全~部、新居に持って行きなさい。もう帰って来なくてもいいように」との言葉。なんか可愛らしいというか、いじらしい。(生意気な言い方ですが)新居まではここから車で1時間くらい。近いところで良かった。私も、パソコンラックを引き取らせてもらうことになりました(笑)まだ新しいのですが、処分に困っていたとのことで、「頼むから持って行ってくれと」。いいのかな?いいか。1月の引越し後にもらう予定です。で、その後は外で3人(テツ、奥さん、私)で外食して帰りました。う~ん、実はここ5食くらい、テツ(年下)に奢って貰いっぱなし。まぁ、土地見に行ったり、契約につきそったり、引越し手伝ったりしているわけだが。相手も引かないので、甘んじて受けている(笑)まー、何はともあれ新婚さんに怪我させなくて良かった。<車の運転帰りはお父様に教えてもらった裏道でスイスイと。10時頃帰宅。疲れました。
2003年11月29日
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6時過ぎ、叔母から会社に電話があった。「近くまで来たからご飯を食べよう」と。この日は、唯一?忙しい月末。まだだいぶかかりそう。しかも叔母と二人となると遅くなりそうだし・・・。「うーん」と渋っていると、「今日、予防接種したからさ。そんなに飲めないのよ。軽くね、どう?」と言われたので、承諾。無理やり8時に切上げ、合流。金曜の夜、なかなか店も空いていなくて、結局、居酒屋のカウンターにて。この叔母は小さい頃、ずっとアパートの隣部屋に住んでいた。火事の時にもお世話になった。他にもいろいろと。小学校6年の夏休みに引越しをした時は、卒業まですぐのこの時期に転校するのも嫌だったので、親元を離れ、この叔母とともに半年間暮らした。ご飯を食べながら、軽く飲む。あいかわらず元気だ。常に、忙しいのがうれしそうである。「私は○○が出来るのよ」「そういうのは得意だから」いつもの調子。もう慣れっこだし、特に不快感などはない。ここまで自信を持てたらいいよなぁ、とも思う。そしてこう続く。(私に対して、の発言ではない)「何で他の人が分からないのかが、分からない。不思議でしょうがない」何をすべきか、どうすればいいのか、自分はよく分かっている。だから他人が自分のように行動出来ないのが、もどかしい。誰もが多少は、こういう経験をしているのかもしれないが…叔母にとってはかなり頻繁にあるらしい。自分のように考えるのが、当然だと思っている。それが普通、当たり前であろう、と。そして実際に口に出して、言うのである。「何でこんなことが分からないのかが、私には分からない」と。心底不思議で仕方がない、というような顔で。うーん、これはどうなんだろうか?“いつも自分が正しくて、他の人は間違っている”という大前提があるように思えてならない。微塵も自分を疑っていない。まぁ自分の心のうちで思う分には、結構なことであるが(それでも幾らか問題はあるだろうが)、叔母はそれを常に表明する。人の話を聞き入れる余地が全く無いわけではない。が、先のような言い方をされると、その後のコミュニケーションが上手くいくとは思えない。それが、上司・部下というような上下関係がある場合は尚更である。実際そのような不満を、叔母の元で働くイトコからも聞いていた。そんなこともあり、この日はちょっと“物申してみた”(笑)「いつも自分が正しいとは限らないんじゃない?自分が分かっていると思っていることが間違っていることもあるかもよ。それに他の人の考えも分かろうとしないと、誰もついて来なくなる可能性もある。もっと相手の立場になって考えないと・・・」「それは分かってるんだけどね。あまり言っちゃいけないこともある、とは思うけど。でも本当に不思議でさ~。なんで分からないんだろうって。思ったことは全部、口にしちゃう性分だし。言われて嫌かもしれないけど。あ、でもね、私もかつて下の立場に居たってことを忘れてるよ」何だか、うまくはぐらかされているようにも感じるが・・・最後のは、納得する部分も。確かに忘れてた。上下関係などがある時。今、上の立場でも、普通はその前の下積みの時代がある。当然叔母にも。だから、下の立場(上、下っていうのも何だか嫌だが、便宜上)もわかっている、とのこと。これは親子関係、先生と生徒などにも当てはまるだろう。親はかつては子どもだった。(そりゃそうだ)だから、子どもの立場のことも“知っている”はずなのだ。よく【相手の立場になって考えなさい】と言う。発言者はかつて、相手の立場に居たことがある、ことも多いだろう。それは一種の強みであり、自分は相手の立場になって考えているよ、ということが前提にあっていいはずである。(だが、見下ろしている(ように見える)ことが多いのでは?)もう一度最初に戻って考えてみると、これって、その立場になってみたことがないと難しいのではないか?上司の立場、親の立場、先生の立場…想像力が無さ過ぎる、と言われてしまえばそれまでだが。もし「相手の立場になって~」と言いたくなった時は、(こう言えるということは、上下関係では大抵【上】であろう)ちょっと余裕をもって言われる人の立場をもう一度考えて、言うことが必要ではないだろうか?(部下である自分(=現実には上司)が上司から【オレの立場になって考えてみろ!】と言われたらとしたら…上司の立場を知らない自分はどうすればいいのか分かるだろうか?そんな立場で考えることが出来るだろうか?根本的な解決になっているだろうか?)このように思ったのは、叔母と別れた後でした。だけどこれは、自分を棚に上げた甘えの最たるもの、なのかもしれない。ただ、“私もかつてその立場だった”という「私が新入社員の頃は…」「私が子どもの頃は…」という話は悲しいかな、“現その立場の人”にはあまり響いていかない。まぁ、それも分かっているとは思うし、それ故、さらにジレンマを感じるところだろうが。確かエジプトのピラミッド内の壁かどこかに(かなり曖昧)、【最近の若いもんは…】というような小言が彫ってあったとか。いつの世も悩みは変わらないのかも。結局、叔母とは3時間近く飲んだ。(予防接種って何?)有意義だったからいいけど。すみません、タイトルはそんなに深い意味はありません。語呂だけです。(え、語呂もイマイチ)自己肯定、いいじゃないですか。程度によるけど。どうしてこんなに長くなる。まとめる力がないのだ。読む人の立場になって考えなければいけないな。自分が一番出来ていない!ちょっと文章を整えるつもりが、余計に長くなった。あ~あ。来年の目標はシンプルだな。今年はもう無理、長文のストックもあるし(苦笑)
2003年11月28日
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父(作家K)はかつてない【ピンチ】を乗り越える為、カルフォニアへ。そして今回は、母も一緒について行った。脳に生涯をもつ兄・イーヨーと受験生の弟・オーちゃん、そして私。子供たちだけ3人が家に残ることになった ・・・『静かな生活』を含む6編収録イーヨーの妹・マーちゃん(私)の視点で書かれた兄弟の日常。父と母は海外にしばらく滞在。私は自分のことを考え、イーヨーのことを思い、『家としての日記』を記す。イーヨーも私も成人している。イーヨーは福祉作業所で働いてもいる。が、時折発作があるし、事故を起こすわけにはいかない。(弟は独立独歩の人だから、別に何の心配もないが)『静かな生活』 私が「狂信者」と呼んでいる、二合瓶に水を詰め門に置いていく人。 イーヨーが帰っていない時に聞こえたパトカーのサイレン。『この惑星の棄て子』 イーヨーの作曲をみてもらっている父の友人の重藤さん。 イーヨーが作曲した『すてご』という題名の曲。『案内人』 タルコフスキーの映画『ストーカー』について。 オーちゃんとの会話と重藤さんの話。『自動人形の悪夢』 “自動人形化”してしまいそうになることがよくある私。 重藤さんの奥さんの話。ビラ配り。『ろっこつ』。『小説の悲しみ』 エンデを読んだときのこと。卒論で書きたいと思っているセリーヌ。 オーちゃんの前祝。父の小説。『家としての日記』 アスレチッククラブのプール。コーチの新井君。躰をコロス練習。 大変だったマーちゃんを守ったイーヨーの戦い。大江健三郎。少し前に、ノーベル賞ってどんなもんだろう?ということで読んだ。新潮文庫の古い方『死者の奢り・飼育』から『性的人間』まで4冊。初めて読んだ高揚?もあってか『死者の奢り~』はハッとするものがあったが(随分曖昧だこと)『性的人間』まで行くと、なんでこの本を読んでいるのだろうと自問してしまうような…。強迫観念だとか、【汗】の匂いの印象しか残っていない。もちろん、感性、読解力などがないのは重々承知しているが、所詮自分が読んでどうか?の問題なので楽しめなければ意味はない。もうちょっと知りたいという思いは確かにあったが、このまま順番通りに作家の道筋を辿り、作風の変化・思想の変遷などを追って行くのはシンドイな、と思った。ので、ちょっとワープしてわかりやすそうな違った雰囲気のものを選んで読んでみた、という次第です。相変わらず、長!さてさて、というわけで『静かな生活』。単純に面白かった。そのまま、ただ真正面から受け止めていいのでは。やはりイーヨーの存在が光っている。障害を持っている人は純粋だ、という決め付けは逆に失礼であろう。他人とは違う所がある、ということの受け止め方の差。イーヨーは、イーヨーでしかないのだから。だから大らかなのだ(?)そしてマーちゃん。本当にマジメ。深刻に悩みもするし(というかずっと悩んでいる)事件、事故の類もある。イーヨーへの攻撃もある。必ずしも全てが順風満帆なわけではない。だが、読後感は悪くない。不思議な爽やさがある。イカニシテ語られるか?これは確かに一つ大きなテーマであると思う。ただ読んでいるときは、この点に関しては不安を持ちつつであった。おいおい、大丈夫なの?と。読了してみると・・・大丈夫でした(笑)ノーベル賞をとった。脳に障害のある息子がいて、彼は音楽をやっている。という程度の認識の人が一番、堪能できるのではないだろうか?ノーベル賞に値する作家なのか?なんてことはわからない。ただいえるのは、私はこの本結構好きだな、ということ。(逆にこだわり過ぎかなぁ。さては権威に弱いのか?<自分)『静かな生活』 大江健三郎 講談社文芸文庫 (1995年9月第一刷発行)
2003年11月27日
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ぼくがゴエモンにあったのは、横浜の港の見える丘の上だった。そしてその日から、ぼくとネネ子の日常が、いや日本、いやいや世界そのものが…変わってしまったのだ。【ゴエモン】・身の丈1メートル50そこそこのズングリむっくりした中年男。・脂ぎった横幅のひろい顔には、上下やぶにらみの眼、堂々とあぐらをかいた鼻、ガマみたいな口。・時代ものの山高帽、変な色のモーニングの上下、はかまに下駄ばき。背中にはコウモリ傘。・「けっこうなお天気でありおり侍り……」なんていう言葉遣い。以上自己紹介終わり。ぼく(戸田雄三)とゴエモンの珍道中!なんて暢気な話ではありませんでした。が、どうもスーファミかなんかゲームの【ゴエモン】が頭に浮かんでしまって…他の登場人物と同じ枠の中にいる絵が描けず、どうも入り込みにくさを感じてしまいました。まぁ後半に集結したメンバーを見ると、漫画っぽい面も確かにあるんですが、投げかけられている問題はとてもシリアスです。ある日、突然ぼくを襲った不可思議な現象。しかし、それは自分だけではなく、日本全土を巻き込むものだった!世界が騒然(?)とする中、真相に気づく。すると、様々な思惑が渦巻いてゆき・・・誘拐され、四谷会談があり、財政界の黒幕・田村大三の登場で、さらに事態はエスカレート。この国の、そして世界の運命は?そもそも、ゴエモンはいったい何者なのか?これじゃー何だかよく分からんですね。あとで伏せて書きます。それはともかく、小松左京!日本SF界の重鎮。実は『首都消失』を15年ほど前に途中で挫折して以来、本当に久々のチャレンジでした。『明日泥棒』というタイトルに惹かれたので。それこそ【プレコグ】の一人や二人出てくる話と思いきや、全く違いました。この場合の明日は特定のものではなく、象徴的なものです。ネタばれ反転突然起こった大騒動→ 【消音現象】日本列島をすっぽり覆った地域で、一切の“音”が消えてしまった。 さらに第二弾→ 一切の“爆発物、火薬”が無効になってしまった。 そして最後に→ 【石油の死】ただの水同然となった石油。世界のエネルギー源が無くなった。全ての鍵の握るのはゴエモン。唯一コントロールすることが可能な戸田雄三のとるべき道は・・・ 終わり。これはなかなか怖い。特に第一の騒動後の描写。当たり前だったものが突然失われる恐怖。それが集団に同時発生で起こるともう手がつけられない。ちょっと反転! 無音状態のプラカード国会で“静粛に”と掲げる議員には思わず笑ってしまったが 終了。第二弾は、一見良さそうにも思えるが、そう簡単にはいかない。一個人としての大三の理想と、国の思惑。細かい描写にはどうしても古さを感じてしまうのだが、もとの初めての掲載は1965年。時代を感じてしまうのは仕方がない。が、その当時から既に、現在に通じる問題は発生していて、何ら状態は変わっていない。当然のことだが、巨大な“力”(物理的なものであっても、形のない影響力なようなものでも)を持っている存在は、同時に大きな責任も負うということを忘れてはならないと思った。核の抑止力にしても、子どもに対する親にしても。わかっているようでいて、難しいのだろうが。独りよがりの理想は怖い。好走と暴走は紙一重とはよく言うけど。『明日泥棒』 小松左京 ハルキ文庫(2000年1月第一刷発行)
2003年11月26日
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【誘拐】、【詐欺】に殺人。宝探しに暗号解読、果ては列車強盗まで。名探偵シャムロック・ジョーンズものなんていうパロディもありの、計28編ミステリー短編集。『最後の一葉』(昔教科書で読んだと思うが内容は覚えていない)で有名なO・ヘンリーですが、短編作家として非常に数多くの作品を残しているようです。広義のミステリーの話を集めた本書は、非常にバラエティーに富んだ内容。先ず初っ端の『あやつり人形』。連作ものが書けそうな設定(窃盗団)をあっさりと投げ出して、ほんわかと終了。このさりげなさ。なかなかニクイ出だしです(笑)『とりもどされた改心』や『口笛ディックのクリスマス・プレゼント』も似たテイストのラストで読後感がいい。『X穣の告白』『不貞の証明』の、これぞ短編!という切れ味の鋭さも見事。“作中劇?”よくわからんけど何だか楽しい『少年と泥棒』、お札が主人公の『よごれた十ドル札の物語』(内容はイマイチ)などの遊び心も。『地獄で敵に』の皮肉な結末も『感謝祭の二人の紳士』のほろ苦さもいい味出しているし、『赤い酋長の身代金』のユーモラスなところも捨てがたい。『シュムロック・ジョーンズの冒険』『~対名探偵』『怪盗、名探偵を探す』この三つのパロディものは、正直言ってよくわからないが、“詐欺師ジェフ・ピーターズ物語”の5作は意外性と痛快さがあって面白い。『死刑囚の夢』が未完で遺作となってしまったのは残念です。と、ただひたすら題名を挙げてみました。復讐、失踪などの扱う主題も、浮浪者、放浪者などの登場人物もそれぞれ多岐にわたります。ミステリー短編集として、いろいろな角度から堪能できる本です。“文学的深みに欠ける”との評価もあるようですが、知ったことじゃありません(笑)面白いから別にいいんだ。と私は思います。オー・ヘンリ(1862~1910)(本名ウィリアム・シドニー・ポーター)はペンネームの由来さえもミステリーという短編小説の名手。作品の多様さは本人の波乱に富んだ人生が決して無関係ではないはずです。訳者あとがきより適当に抜き出します。南部で生まれ育ち、青春時代はテキサスで過ごす。薬剤師の資格を持ち、レインジャーを追って家を飛び出し、金持ちの娘と駆け落ちし結婚。牧童の真似事、不動産屋の帳簿係、土地管理局の製図工、銀行の出納係等の職に就く。この頃、雑誌を買い取り、自力で発行しはじめた→『ザ・ローリング・ストーン』しかし経営は芳しくない。そして1894年、五千ドルの【公金横領容疑】をかけられ銀行を辞める。一度不起訴になるがやがて【逮捕】される。その後保釈されるも、裁判前に妻と娘を残し【謎の失踪】。中米のホンジュラスへと。妻の病気の為、逃亡生活を終えて帰国する。が、妻は他界。本人は有罪になり服役。刑務所内から投稿を続ける(それ以前にも書いている)「アマチュアとして刑務所に服役し、三年後プロ作家として出所した」出所後、ピッツバーグに移り、やがてニューヨークへと。花形の流行作家の仲間入りを果たした。(当時、読物雑誌が大衆娯楽の最大メディアの地位を確立していた)1904・5年のニ年間で120作の短編を書いたのがピークだった。その後急速にペースを落とす(一度復活するが)。1910年、肝硬変、糖尿病の併発で死去。300余の作品と数千ドルの借金を残す。(流行作家だったが、浪費家でもあった)とても興味深い人である。これだけあれば、凄い小説家になれるのも当然か(笑)体験談、仲間から聞いた話、などネタには困らないだろう。『O・ヘンリー ミステリー傑作選』小鷹信光編/訳 河出文庫(昭和59年6月初版発行)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・多少、手直し。(地名など違っているものがありました)それと…ぐぉー、日付間違えた!(自分のなかでは順番があるもので)すみません、というわけで12/9からこちらへ移動します。レスをつけて頂いた方々、申し訳ございません。日付変えても、レスは前の日付の方にそのまま残ってしまうので、勝手にこちらにコピーさせて頂きまして、もとのオリジナルを消去させて頂きます。ごめんなさい。
2003年11月25日
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増量中?この日もフットサルだった。(洋弓部の先輩中心のチームに入っている)今回の相手は、唯一先輩の代でフットサルをやっていない人の関係。その先輩あっちゃんの職場同僚が所属しているチーム。(知り合いはその同僚ただ一人だとか。わりと遠い関係かな)でもこうやって対戦相手が広がっていくのも楽しいもんです。あっちゃんは、他の先輩方と【犬猿の仲】というわけではなくて、極端な球技嫌いな為、絶対にフットサルなんてやらない、という人である。なので今まで一度も参加したことがない。が、さすがに今回は両者を結ぶつけるのは先輩しかいない為に、渋々やってきた。もちろん運動は出来ない格好で(笑)それがまたらしくていい。そもそも私が今のチームに入ったキッカケは、仕事帰りにあっちゃんとバッタリ会って誘われたから。(自分の身代わりを探していた?)確か、次の日にはユニフォームを買いに行き、その次の日には試合に出てました(笑)というわけで、今の私があるのもこの先輩のおかげなのである(笑)さて、その相手チームが結構強かった。始めはコテンパンにやられ5-1くらい。ただそれはうちのチームの正GKの燃える主将がいなかったから。フットサルはキーパーがしっかりしていれば、かなり技量の差があるチームの対戦でも何とか形になってしまうものである。(モーニング娘もGKを鍛えれば形になるのでは?よく知らんけど)主将合流後の試合は、3-0で勝利!ハットトリック達成♪7分の試合では始めてかも。ほぼ全部こぼれ球。(まるで武田!)後ろがしっかりしていると安心して攻められるなぁーと改めて実感。まー、そんなこんなでなかなか楽しかった。頭痛もひどくなかったし。最近、ほぼこの日と同じ場所(お台場)での活動。駅から遠いのと、ゆりかもめの運賃が高いのがネックだが、他に場所がとれないのだから仕方がない。そんななか、この場所ならではの楽しみを発見!って帰り道にお気に入りの店を見つけただけなのだが。店員さんの対応がよく、さらにかわいい。(これが一番重要か)私は美人ほど、すぐに顔を忘れてしまうという困った性質があるのだが、ここの店員さんはなぜか大丈夫。美人でないわけではないんだけど。この日は、コウシと二人で軽くビールでも、といってこのお店へ。すると意思の弱い二人は、笑顔で薦められるままに、注文を続け…結局、二人で一万円以上も飲み食いを。ぶくぶくぶくぶく。それで二人とも大満足しているバカものである(笑)話は俊介の蹴るボールの角度くらいに変化して。ハロゲンヒーターを部屋に導入した。扇風機みたいなアレである。実はコイツ、まだ世間にあまり登場していない何年か前に会社にやってきたことがある。広告を依頼したいという業者が持ってきたのだ。その場で初めて見たとき、なんかインチキくさいな、これは無理だろ?と思った(笑)社長も同じ思いだったのか、金額の折り合いがつかなかったのか、扱う媒体がなかったのか(うちは求人中心)理由はわからないが、結局うちでは広告は扱わなかった。それがこんなに巷にあふれようになるとは。また話が長くなってきた…このハロゲン、まだ本当に寒いときに使っていないのでどれくらい暖かいのか疑問は残るが、回転してくれるのはうれしい。しかもマイハロゲンは、マイナスイオンもだすらしい(どんな効果があるのか知らんが)ま、実はそれも日記の主題には関係なくて。コイツに、リモコンがついているのである。先日の日記に書いた新しいPCにもリモコンがある。そして当然CDMDラジカセにも。少し手を伸ばせば届いてしまう狭い部屋の中で…ベッドに横になり、傍らには3つのリモコンが。だいたい怠惰。ただただ怠惰。ぶくぶくぶく… 行ってしまいそうな予感。あ、起きればいいのか。でも…寒いし。
2003年11月24日
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正直、あまり纏わりつくのは好きではない。ある程度の距離は保っておきたい。例え、離れ離れになってもかまわない。むしろ望むところ。一つのところに留まることが苦手な性分なのだ。受け入れるにはフィールド(キャパシティー)が狭すぎる。一目惚れのようなものだと思う。あまり好みではない人も多いかもしれない。(私は好きなのだが)でも、外見よりも中身が大切だ。そうでしょ?そりゃー、人の目を惹くにこしたことはないが、贅沢はいえない。妥協しているわけではない。いや、かえって私には不相応かも。(【ぶそうおう】で変換したら【武装王】と出た。【ふそうおう】なんだな)新しいPCを買ってしまった。一つか、二つ前のモデルのVAIO。リビングの電気(カサのついたもの)を買いにいったときに、ふと見つけて気に入ってしまい、翌日量販店に行って、カードで購入。ディスクトップだけどDVDドライブなどが、ディスプレイに埋め込まれていて、かなりコンパクト。VAIOの割りにはちょっとパッとしないデザインだが…何といっても、キーボードと、マウスが【ワイヤレス】なのが気に入った!!(実はあまり意味なさそうにも感じるが、私にとっては大きい。)あまり一箇所に留まってじっとしてられない性質だし(笑)ベッドの横にちょこんとPCを置きたいので、そんなに場所は取れないし、背中を丸めずにキーボード打ちたいし。(いや、ワイヤレスでなくても背筋を伸ばせばいいのだが…)要するに気分的に、離れ離れのほうが、自由度も高いだろうし、便利かなと。実際は微妙なところだけど(苦笑)実は寝転がってPCをするのに都合がいいだけだ、という噂もある。姿勢も余計悪くなりそう。さらに怠惰が加速しそう。(体重増加の一因だという説もある)あと、会社のマイPCもVAIOなので(そんな必要は全くないのだが…)フロッピーディスクドライブも共有できるし、という横領ものの考えも。まぁー、だけどほとんどの機能を使いこなせないんだろうなぁ(苦笑)そして早速問題発生中!PCを変えて、以前から使っていた無線TAのアップデートやら設定のやり直しをしいているのだが…どうもダメ。よくわからん。現在メールが使えない状態。本来ならネットも繋がらないはずだが何故か使えている(笑)普通にIE起動するとダメなのだが、コントロールパネルから接続の確認をすると大丈夫のようだ。でもどうやらモデムをきちんと認識していないようだし(?)、繋がっても突然切れたりするし、とても不安定。いつ使えなくなるかわからない。何を言っているかも実はよくわかってない。まぁこんなのは、もともとの自分の能力を知っているので、出来ないところでたいしたストレスではない。そのうち何とかなるだろうし。
2003年11月23日
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尻尾と鉤爪をもち、死ぬまで成長を続けるキングタリオ族。アフサンは、宮廷占星師の見習いをつとめていた。ある日、帝都にある師匠の仕事場に、船長が金属製の円筒を持ってきた。それは遠くの物体をくわしく見ることができるという【遠見鏡】だった…【卵ぼうず】と呼ばれる、少年?キングタリオ、アフサン。彼の前にいた6頭の見習いはいずれも短期間で解雇されていた。「星々は記されたとおりの道筋をたどるのだから、わざわざ空を見る必要はない。」と言い切る師匠の占星師タク=サリード。まだかけだしのアフサンの周りには、大僧侶・デト=エナルプ、船長・ヴァー=キーニアの姿が。そして女帝・レン=レンズと王子のダイボまでも。通過儀礼である【狩猟】と【巡礼】の日が近づいていた。簡単に言ってしまえば【恐竜族】なのですが(笑)人類でいう中世のような世界。はじめて『十二国記』を読んだ時のような、ワクワクした気持に。(比較対象としてどうか?と思いますがいいでしょう、謎)いや~、面白かったです。かなり。まず、とてもわかりやすいのがいいです。内容が薄いとか、表現が安易だとかいうことではなく、作者が道標をしっかり用意していて、それに載せられて行くだけで良いという心地よさ(わからんな)。SF(特に外国人作家の)だと何か小難しいような、専門用語が多くてとっつき難いというイメージもありますが、この話はそんなこともありません。(ファンタジーに近い?)かといって物足りないのか?というとそんなことはなく。キングタリオ族の住むこの世界観が、また非常によく出来ている。細かいところがとても巧いのです。とくに【キングタリオ】の存在そのものについて。種として完全には克服出来ない“なわばり本能”“内なる獣性”。(人間にも当てはまるのかもしれない)「預言者の鉤爪にかけて」「御身のあるところへ影を投じます」なんてセリフだけでも、うれしくなってしまいます(?)(「ハハット・ダン」も好き)そしてもちろん内容のほうも、盛りだくさん。アフサンの活躍を追う冒険活劇の様相から事態は更なる展開を見せる。【狩猟】、【巡礼】の意味。そして【神の顔】とはいったい?猟師、血統僧侶、皇帝。宗教と歴史。真実そして未来・・・話にグイっと引き込まれていきます!以前に読んだ『さよならダイノサウルス』の“全てにケリを付ける見事な着地”に比べると、後半は少し駆け足気味で消化不良な、疑問に思うようなところもあるのですが。それでも(ネタばれ反転) トスカネリであり、コペルニクスであり、ケプラーであり、ガリレオ=ガリレイであり、マゼランの部下でもある(全てが当てはまるわけではないが、それぞれの要素を幾つかもつ)ところの (終わり)アフサンの奮闘振りは面白さ充分で、一つの別世界の興味深い物語を堪能できる。内田昌之さんが“訳者あとがき”を以下の文で結んでいる。「ソウヤーが古生物学者にならなかった時間線に生まれた幸運を、すなおによろこびたいと思う。」全く同感です。ただ、ただ、重要な問題点が一つ!!どうやら三部作らしいのだが…続きの二作が邦訳されていな~い、らしい?ちょっとそれは無いんじゃないの(涙)今後予定とかあるのかな?原書『FAR-SEER』by Robert J. Sawyer (1992)『占星師アフサンの遠見鏡』 ロバート・J・ソウヤー ハヤカワ文庫SF(1994年3月発行)
2003年11月22日
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警視庁の刑事、半下石と山田が容疑者のもとに赴く。アリバイを主張する容疑者たち。しかし、そこには動かぬ証拠があった!随分と簡単な紹介ですみません。長さもまちまちの短編11話収録。メフィスト賞受賞者ということで、勢いと“自分の世界に入りこむ!”感じを期待していたのですが、良くも悪くもかなり普通でした(笑)最後の最後に全てが明らかに!というのは、推理小説にとって望ましい形だろうし、より醍醐味も味わえると思います。その意味では、この試みはなかなか面白いのでは。息抜きにはいいかも。ただ、残念なのは、刑事と容疑者の会話。おそらくわざと典型的なドラマなどでよくありそうなパターンを踏んでいるのだと思いますが、どうも中途半端な気もします。むしろ、『九つの殺人メルヘン』鯨統一郎、『風が吹いたら桶屋がもうかる』井上夢人のように、もっと徹底的にワンパターン化させてみても良かったのではないでしょうか。型に嵌めることにより、逆にバリエーションも拡がるし、ずらした時の意外性も強くなるのでは?二人の刑事はなかなかとぼけた味を出しているものの、なんだか気が利かないつまらない会話になってしまっているような印象を受けました。良かったのは、『転校生は宇宙人』(題名の意味は?)と『宿敵』。あと、他とはちょっと方向性が違うもの何作かも。短い話に意外性のあるオチをつける、というのは難しそう。しかも今回はそれにしっかりと照準を合わせているわけだし。そこに行くまでの過程が退屈に感じてしまったり、無理のある結末も幾つか。基本的に、ワンアイディアでどれだけ読ませるか?という勝負だと思う。やはり星新一は凄いよなぁと全く本書とは関係のない思いも。この本も古本で読みました。読み始めてから、幾つか書込みがあるのに気づいた。各話のラストの一番肝心なページに。もっとも書込みといっても線でなぞるだけなので見ていて気になるほどではなく、逆に「確かめたくなったんだな」と微笑ましく思ったり。いや、だけど書込みしたものを古本屋に売るな!と一応言っておこう。『動かぬ証拠』 蘇部健一 講談社ノベルス(2001年5月第1刷発行)
2003年11月21日
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D坂の大通り中ほどにあるカフェで、ボンヤリ窓の外を見ていた。そこにやってきたのは知り合いの明智小五郎。私の隣に座り、同じく窓の外を見つめ始めた。視線の先には古本屋。ここの細君は明智の幼なじみらしい。と、二人同時におかしなことに気がついて、急いで古本屋に向かってみると・・・奥の間に女の死体が!! 『D坂の殺人事件』他6編収録。さて、乱歩です。率直な感想は・・・まだまだいける!面白い!!実は以前読んだ『パノラマ島奇談』(春陽堂文庫)の印象があまり良くなかった。冗長な感じがしてあまり楽しめず、自分には合わないのかも、と。評価も高いし、かなり期待していた。それが逆に作用したのか他の収録作品もどうも楽しめなかった。(独特な世界観で凄い作品だとは思ったが)それがまたまた逆逆に作用したのか、今回はあまり期待していなかった分、余計に得した感が強い(笑)他の収録作品は・・・ 『何者』、『一人二役』、『算盤が恋を語る話』、『恐ろしき錯誤』、『赤い部屋』、『黒手組』このうち何作かに【明智小五郎】が登場。一番好きなのは『赤い部屋』。世の中に退屈しきっている7人の男が催す、怪異を語る【赤い部屋】の会。新加入したT氏が語りだす。退屈を紛らわす為だけに、100人近い命を奪ってきた。それも法律に触れる気遣いの無い方法で…あの事件の話もあったし。すっかりやられてしまいした。『何者』はとってもオーソドックスな殺人事件推理もの。ちょっとわざとらしく感じるほどだけど、今でも通用しそう。この2作は収録順(読んだ順番)も良かった。D坂よりもこっちの方が好み。『一人二役』は、夫が妻の前で別人を演じているうちに…と、どこかで読んだことのあるような話で、展開もみえみえ。だけど、先の『何者』も含めて良くあるような話というのは、もしかしたら“これこそが元祖!”という可能性もあるんだなぁ、乱歩クラスだと。実際のところは全くわからないけど、後世の作家に多大な影響を与えていそうです。もっとも乱歩も海外の作品をヒントにして書いている、ということも充分ありえるのだろうけど。『恐ろしき錯誤』『黒手組』はわりと普通な印象。でも読者を引きずりこむのが上手いなぁーと思う(この2作に限らないが)。展開の仕方に無理がないし、それぞれ作品内で妙にしっくりいっている。構成力にも優れているのか。『算盤が恋を語る話』はもう題名から昔の匂いが(笑)深い内容は何もない(笑)ちょっと雰囲気が他とは変わってます。『何者』が昭和4年で、他が大正12~14年。“冷やしコーヒー”なんてのに歴史を感じるが(笑)それもまたいい。古さを感じさせないのも結構あって、吃驚します。解説がないので、作品の背景などが知りえず少々残念。あぁ~、小学生の頃に乱歩を知っていればなぁ~。その後の読書人生(?)変わっていたかも。もっともあの頃は図書館行っても、学研マンガの『○○のひみつ』で精一杯だったから、あまり変わらないか(笑)『D坂の殺人事件 他六編』 江戸川乱歩 春陽堂 江戸川乱歩文庫(1987年6月新装第1刷発行)
2003年11月20日
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旨い豆腐を求めての二人旅の途中、学生の頃親密だった遊離子の家に電話をかけた。すると、家に寄って、友達も一緒に泊まっていってと勧められる。訪れた文化財級の旧家は、蘆屋道満ゆかりの地で末裔であると伝えられているという…『蘆屋家の崩壊』を含む、連作短編8編収録。狐と結びつく稲荷信仰。あまりに顔が似すぎている一族。かつて「狐が憑くから」と最期の一線を拒んでいた遊離子。何かがおかしい。そして最期に・・・30過ぎて定職に就いていない【猿渡】。長身で黒ずくめのいでたちから【伯爵】と呼ばれいてる怪奇小説家。二人が意気投合したきっかけは、【豆腐】であった。お互い無類の豆腐好き、豆腐のためならどんな遠出も厭わない。その旅の途上での出来事。とっても濃密。語り口にも“ほの暗い”雰囲気がよく出てます。いろいろと影響を受けているとは思いますが、ポーとのリンクはないのかな?(ポーもほんの少しよか読んでいないので気がつかないだけかも)『反曲隧道』・・・猿渡と伯爵の出会い。怪異を起こすトンネルと中古車の関係は?『猫背の女』・・・付きまとう謎の女。怖い。『カルキノス』・・・カニ。なんだか凄いことに(笑)『超鼠記』・・・ねずみ。ビーバーってそんなにでかいの?『ケルベロス』・・・狛犬?ちょっと違った雰囲気の悲しい物語。『埋葬虫』・・・虫。こんなの嫌だぁ~。『水牛群』・・・ブルーブラックインクのイメージという“脳内恐怖物質”の記述が見事!こんな体験ばかりしていたら壊れていくのも無理ない(笑)<猿渡それぞれが妖しく、別空間に運んでくれる。掴みどころがないというか、独自の世界が拡がる。こういうの結構好きです。違う作品も是非読んでみたい作家です。それにしても、【豆腐】をこれだけ語った文章は初めてみた。ここまで好きな二人は珍しいでしょう。食べてみたいものも幾つか。(社内に「豆腐が嫌い」という人がいますが、これもまた珍しいかと)『蘆屋家の崩壊』 津原泰水 集英社文庫(2002年3月第一刷)またまた直接には関係ない話を幾つか。まず【猿渡】という苗字。確かに珍しいと思いますが、高校の先生に【猿渡メリー】という凄い先生がいました。結構お年を召した方。国際的に通用するように、ということで名づけられたとか。そしてこの題名。ポーの『アッシャー家の崩壊』からとったことは明白ですが…これを読んでいる時の、イトコのナツとの会話。「どんな本?」「ん、ポーの『アッシャー家の崩壊』ってあるでしょ、それのね・・・」「え、何?ポウ?あー、乱歩?違うの?アランポさん?ポウだけ? それ人の名前?変なのー。あー!中国の人か!ポウさん!」んー、どうやらポーよりも乱歩のほうが有名のようです。TMとB’zのような関係でしょうか?(B’zデビュー当初はTMそっくり!って言われてたから)違うか?違うな全く(笑)
2003年11月19日
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自分で日記を書くよりも、皆さんの日記を読むほうが楽しいぞ。(って、誰に向かって話してんだろ)といいつつ、土日になるとPCに触る事自体少なくなりがち。なので、まとめ読みをさせて頂いたりして。個性を堪能できてこれもまた面白いなぁ。只今、“日記を書こうとすると眠くなる病”にかかってます。
2003年11月18日
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結婚式の二次会、三次会明けの日曜日。酒も残って、見事なフットサル日和である(笑)しかもこの日は人数が全然集まらない。小学生を入れて辛うじて、ゲームは出来たけど。緊迫感のあるものには成り得ず、面白さも半減。まぁ、もともと趣味で楽しくやっているだけだから、「来いよ!」と強制するのはバカげているし、嫌々やられても困る。だから、気の向いたときに集まりましょう!って感じではあるんだけど。やはり大前提の人数がある程度集まらないと、つらいのだ。(随分、勝手なことをいってますが)大型連休中の、メンバーの勇姿が見たい今日このごろ。もう、まわりにスカウトするヤツがいない…さて、そんなこんなで何だか不満の残る一日ではありましが…KOUSHIと共にささやかな楽しみを発見!いつか書く予定。最近なんかグチっぽいが、救われた感じ。単純だ。
2003年11月16日
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続くよ、結婚話。この日、結婚式の二次会に参加。新婦が部活の同期。そして旦那が部外の人。初めてのケースです。以前、部の仲間数名でスキーにいったときのこと(私は不参加)バスの後ろから付いてくる来る怪しい車が一台あったそうな。それに乗っていたのが、この日隣にいる新郎。当時から付き合っていたようだが、皆に紹介するでもなく、現地で会っていたりしたらしい。しかもバレバレ。なんじゃそりゃ。てなわけで、夫婦ともどもあまり印象が良いはずもなく。そんなこともあり、多少心配もしていたのだが、無事終了。二次会しか出ていませんが、式のほうも良かったようです。新婦の母親の手紙が読まれて、娘のことを愛しているんだなぁーというのがとてもよく分かって気持ちのいい会でした。そんななか、一番の驚きは・・・新郎から新婦への内緒のプレゼント!なんと【弓】!弓ですよ、弓、弓一式!どうやら新婦が「またアーチェリーやりたいなぁ」とこぼしていたようです。実際に洋弓を見たことがある人はあまりいないと思います。実は組み立て式なのです(ボウガンとは違いますよ。矢ガモ等の犯人でもないです)【ハンドル】と言われるグリップのある中心部分に、【リム】という弾力性のある、たわむ部分を上下に取り付けます。それぞれのリムの一番端に、【弦】を渡すのです。他にも【サイト】とよばれる照準器や、バランスをととのえる幾つかの部品を取り付けて完成です。立てると高さ、1.5Mくらいあるかな?(もっと?曖昧)どうやら矢もあったようですが、流石にその場で射つわけにもいかず。(【的】をはじめ、いろいろと準備がいるのです。そもそも危険だし)それでもリムだけは填め込んで、射法八節というシャドーシュティーングのようなものを花嫁が披露しました。【殿下】の解説も聞けて、満足です(笑)それにしてもよく【弓】を買ったなぁ。弓具メーカーが次々撤退したという噂があったような(ヤマハ、そしてニシザワも?)今回のブツは、HOYT、ワインレッド。最低20万以上はするでしょ。そういえばナホは現役の時、どこの弓を使ってたっけか?忘れてる(汗)皆、まだまだアーチェリーへの情熱がありそう・・・滞りなく会が終わり、三次会へ。【一児の父】が相変わらずの走りっぷり。(そういえば彼は式で弓を射った!)店員へのチョッカイはそれほどでもなかったが。Aんちゃんがいみじくも“心のバリアフリー”と称したあれは正直言って…まぁ元気でなによりです。久しぶりに会えた人も数名いて、楽しかった。来年中には、あと3人くらいは結婚しそうな予感(前も書いたっけ?)。
2003年11月15日
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【宮崎駿さん推薦 ぼくは大好きです。おすすめ。】という帯に捕まった♪(本人の言葉がどうかわからんけど) 「肩胛骨って、なんのためにあるか、知ってる?」 「肩胛骨は翼があったなごりで、そこからまた翼が生えてくるの」冬が終わる頃、引っ越してきたマイケル。病気のあかちゃんの容態が心配だけど、春には間に合った。だが家は改装して、相当手を入れなければならないようだ。そしてある日、壊れかけのガレージ(粗大ゴミ置き場?)で、彼を見つけた―思ったよりも淡々と進んで行く。もちろんマイケルが見つけた【彼】のことは重大事であるのだが、目まぐるしく場面が展開していくわけではない。でもそれは外側からの目線であって、マイケル達にとっては毎日が劇的なのかもしれない。いや、子どものあの頃、きっと誰にとってもそうなのだろう。マイケルの隣に住むミセス・マッキーと娘のミナ。ミナは学校へ行っていない。おかあさんに勉強を教わっている。本を読み、絵を描き、粘土で像をつくり、観察し、想像し、ウィリアム・ブレイクを暗唱する。周りには、ブラックバード、フクロウ、ネコのウィスパー・・・。そしてスケリグも。生きている。食わねばならぬ。捕食する。団塊(ペリット)。弱ければやられる。ただ、キレイなだけの甘ったるい世界ではない。(“サッカーの小野伸二が出ているCM”で一緒に出演している小さい男の子と女の子が、私にとってのマイケルとミナのイメージです。本当はもっと年齢は上なんだろうけど、なんとなく。)子どもを抱きしめキスをして「愛してる」なんていう洋画によくあるようなシーン。どことなく面映いし、逆にしらけてしまうなんてこともあったりする。が、感情移入の度合いによりジーンと来てしまうこともよくあることで…。この本は病院で検査の順番待ちのいつ呼ばれるか全くわからない状態で読んでいたので、あまり集中しては読めなかったのだが、最後のほうで“うるうる”きてしまった。今ちらりと読み返してもどこでグッと来たのかイマイチわからないのだけれども(笑)流れの中で自然に。かあさんととうさんと、マイケル。そしてあかちゃん。いい家族です。おっと、もう一人の主役とでも言うべき人?にほとんど触れていません。実際に本書を手に取ったときのお楽しみということで。作者にとって本書がはじめての児童書とのことですが、もちろん大人が読んでも楽しめます。とても“澄んでいる”物語という印象。原題は『Skelig』という【彼】の名前そのまま。こちらの『肩胛骨~』の題もなかなか良いのでは。(【肩胛骨】といえば、アーチェリー♪って誰も知らないって)“翼のなごりである”というお伽話、私は始めて聞いたのですが、一般的なのでしょうか?『肩胛骨は翼のなごり』 デイヴィッド・アーモンド 山田順子 訳 東京創元社 (2000年9月初版)原題“Skelig”1988 by David Almondここからは全くの余談。冒頭で名前を出した、この本を読むキッカケになったともいえる宮崎駿。実は『紅の豚』以降の作品を見てません。(見たいなぁと思ってはいます!)大学の先輩でもあり、応援しているつもりなのですが(苦笑)漫研だったという話も聞いたことがあります。本当かな?知りあいにA君という漫研の人がいて、彼が書いた漫画(主人公が【ミジンコ】)が全く面白くなかったのを思い出しました。後輩、しっかり育っているのでしょうか?A君は一年の時、取得単位2(通常40~50くらいか?)で、やがて史学科から哲学科へ転科していたけど、無事卒業出来たのかな?ちょっとだけ会ってみたい(深くは関わりたくない)一人です(笑)以上、無関係な話終わり。
2003年11月14日
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“削りがつを”が自慢の【江州屋乾物店】。正一は乾物屋の倅として、今日も“粉かつを”をつくってから学校へ行く。11月のある日、一番のお得意先である小津会館が「かつを節納入業者を他の店に替えるかもしれない」という情報が入った。江州屋乾物店創業以来の重大危機が迫る! ・・・『天狗熱』他5編連作短編集。どことなく懐かしい風景が見え、匂いがする。そんな商店街。ねじめさんご本人の体験談らしく、昭和30年代が舞台のようです。その時代を経験しているわけではないのに、その情景が目に浮かびます。乾物屋を嫌がり正岡子規を夢見る“俳句が趣味”の父親は、気が弱いくせに気が短くくて、都合が悪くなると熱が出る。店の重大危機の今、父親はまたもや【天狗熱】に。かつをふかし30年のキャリアをもつばあさん。しっかりものだが、はったりに弱い母親。店を切り盛りする二人はそんな状態に慣れてはいるが、ピンチに変りはない。だが肝心の父親が正一に告げたのは・・・『六月の蠅取紙』実物は見たことありません。<蠅取紙見た目はかなり気持ち悪いと思いますが、生活に即しているのでそうも言ってられないだろうし、子どもの遊び道具?にすらなってしまいます。当たり前の光景だったのだろうな。隣の【魚政】のケイ子(正一の三つ下)とのやりとりが面白い。『にぼしと口紅』【植松化粧品店】が改装工事の為に、江州屋の隣(魚政側でないほう)に仮店舗を出すことになった。地味な乾物屋とは対照的な化粧品店。華やかな雰囲気と若い女店員たち。化粧を勧められてその気になる、ばあさんと母親。そして父親までも・・・浮き足だつ様が、なんだか可愛らしいです。『真冬の金魚』ちょっと詩的で素敵な題(笑)父親の「火事だ!」の声で、正一が目を醒ますと、向の【吉本眼鏡店】から火がおこり、隣の【パチンコ大王】の看板も燃えている。商店街の旦那達による必死の消火活動。頼りになる父親。元プロ野球選手の水道屋・水谷さんの大活躍。用水桶に放してあった金魚が道端のあちこちで跳ねていて・・・都合が悪くなると熱を出してしまう父親は、正直カッコいいとは言い難い。だけど、やさしく見守る母親が居て、父親を大好きな正一が居る。“純情商店街”という名称も気恥ずかしさがあるけれど、根底に暖かさがある。(実際に高円寺の北口商店街の名称が変ったのだとか)乾物屋での細かい作業や、↑で書いた蠅取紙などの非常に丁寧な描写。火事場などもとても臨場感がありますし、“伝える力”は流石です。といいつつ、作者に対しては、“巨人ファンのメガネかけたおっさん”という印象が強く(笑)詩人・ねじめ正一をほとんど知りません。そういえば詩のボクシング【初代チャンピオン】でしたっけ。ちょっと触れてみたい気もします。『高円寺純情商店街』 ねじめ正一 新潮文庫(平成四年四月発行)
2003年11月13日
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【ミステリアス学園ミステリ研究会】、通称ミスミス研。新入部員には必ず『ミステリアス学園』という本を配る。そう、全てはここから始まったのだ・・・なんとも内容紹介の書きにくい作品だこと。いろいろな仕掛けが施されています。ちょっとスタンスも微妙なのですが、ミステリに関してとても広~く扱っているということだけは確かです。ミス研の部員による、ミステリ論がなかなか面白いです。まずは、江戸時代からのミステリの歴史(江戸期は外国作品ですが)。非常に多くの、作家と作品が登場します。ミステリ初心者への説明、という形をとっているので、とても丁寧に隅々までという感じ。でも本当にミステリを読んだことが無い人がこれを読んでも、ちっとも面白くないかも(笑)触れられている作品で、未読のものもたくさんあります。名前だけは知っている、というのが一番多いかな。そんな中、読んだことのある作品が出てくるとうれしい。泡坂妻夫の『しあわせの書』とか。(あー、未開封の『正者と死者』が欲しい!)それと平行して語られるのは、【本格】の定義。私は、このあたりはあまり興味がないです。(よく自分でも「この本は、○○○で」とジャンル分けしてしまいますが)どんなジャンルでも面白ければいいです。あと、紹介と評論、ネタばれなどについても。 「小説でネタばれされるのは、暗闇で不意撃ちされるようなものなんだね」(P212)同感。他に解説でも同様。私が一番頭にきた解説は、シリーズものの他の作品(今読んでいるものより後の作品)のネタばれ。おいおい、これから読むのにそれはないよ、と。楽しみ半減です。 評論はある意味ネタばれ前提になる、 だが未読の人に薦める場合、ネタばれはまずい。というようなのもありました。う~ん、そうですね。私の日記でもこの辺りが非常~に曖昧。境界が難しいです。全然、メインの内容に触れてませんでした。盛りだくさんです。あれや、これやら、メタやら、アンチやら・・・もうちょい一つ一つにキレがあればとっても贅沢な感じで良かったのに。そしてこのラストは・・・・他に行き様がないというか、予想がついてしまいます。(その前の“一つの死”は意外性がありました)誰かが既にやっていそうな気もしますが・・・どうなんでしょうか?一度しか使えない大技なのは間違いない(笑)少し話が戻りますが、他のミステリへの言及。古典だけではなく、つい最近(綾辻以後)の作品・作家にも結構触れています。ネタも幾つかありそう。私が気付いたのは二つだけ。たいした意味はないが反転 『麦酒の家の冒険』、『黒い仏』以上。特に後者は名前そのまんま出てるし、ネタってほどでもないか(笑)『ミステリアス学園』 鯨統一郎 光文社カッパ・ノベルス(2003年3月初版)
2003年11月12日
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ゴゴゴゴゴゴ・・・・どこからともなく聞こえる音。ゴゴゴゴゴゴ・・・・不安が増幅されていく。これから一体何が始まるのか、私は知っている。ゴゴゴゴゴゴ・・・・ゴゴゴゴゴゴ・・・・リノリウムの床。何に使うのだか分からない機械。傍らに立つ白衣の男。私は今・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【ジョジョ】の効果音ではない。この間(11/8)受けた“MRI”の運転音(?)である。もっとスマートな機械かと思ってたけど。検査前に、イヤホンを渡される。クラシックが流れているようだ。“MRI”の為の機械が作動すると、音は聞こえなくなる。うるさくて。ゴゴゴゴ・・・・。まぁ、別にたいした音でもないけど。寝台に横になり、軽くベルトで拘束され、耳にはイヤホン。頭上(寝た状態での)にあるトンネルへ、ウィーーーンと運ばれる。いや、そんなメカニカルな音はしなかったか。このように人前で仰向けに寝たとき、目は開けているものだろうか?私は断然、閉じる派なのだが。恥ずかしいし。と思いつつ、半筒の奥のほうまで入っていく・・・ふと、目を開けてみた。そして見た!丁度、顔の前、張り紙があるのを!(筒の内側にあたる部分に貼ってある)【具合が悪くなった場合は、足をバタバタ動かしてください】(うろ覚え)あれれ、目を開けているのが普通なのか?とまたもや疑問。でも、その文字をいつまでも睨みつけていても仕方ないし、結局目を瞑るのだが。15分くらい経っただろうか?寝そうだった。気分が悪くなることもなく無事終了。結局ジタバタ出来ず。「いつでも都合の良いときに、結果を聞きに来てください。」と言われる。何だよ、明らかに安全パイだったのね。お願いしたのはこっちだから、いいけど。病院から電話もなかったので、大丈夫だと高を括り、結果を聞いたのは14日。全く問題無しでした。自分の脳の血管の写真(?)を見て軽く説明を受けた。金曜日で混んでいて、3時間待ったが、2分くらいで終わった。憂いも完全に無くなり、一安心です。これからのオレのプレイは違うぜ!なんてね。僕らは目を閉じていていいのだろうか?いいんです。きっと、どっちでも。たいしたことじゃない。歯医者にしても、美容院にしても。いつ瞑るかのタイミングだけ。“つぶる”、“つむる” どっちでもいいんです。
2003年11月11日
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ウルトラクイズ予選会、「笑っていいとも!」の公開生放送、永チャンのライブに、毒蝮三太夫のラジオ公開放送、などなどなどそこにあるのは【信仰の現場】。"日常生活とは別のパラダイムの存在”を目指し、ナンシー関が行く!「何かを盲目的に信じている人にはスキがある」という一文から始まる本書。普段は自己抑制されているものが、解放されてしまう場所。そこにあるのは、特殊なコミュニティー。専門用語(というかその場でしか通用しない言葉たち)が飛び交っていたり、独特の雰囲気や、妙な熱気があったりする。当然、その場にいる人々の意気は高揚し、連帯意識も働く。コンサート会場なんて最たるものではないでしょうか?しかものっけから永チャン。部外者が出向くには勇気が必要です(笑)興味はあるけど、自分はちょっと遠慮したい、そんなところに潜入してくれます。宝くじ抽選会、ウィーン少年合唱団来日公演、劇団ひまわり、ドッグショー、後楽園ホールのキックボクシング、『男はつらいよ』が封切りされる浅草松竹劇場。さらには、新大久保の【発明学会】、世界らん展、クレヨンハウス、渋谷東急福袋売り場、そして非一流大学入試合格者発表まで!ひぇ~まず、この企画自体が素晴らしい。めちゃくちゃ興味を覚えました。そしていなければならない【ナンシー関】。正直言って、"消しゴムに有名人を彫る人”というイメージしかなかった(すみません)が、亡くなられた時のニュースで、いろいろな方の惜しむ声を聞き、この人のことを知りたい!と思った。現場を的確に捉えるその目!語り口。思わず引き込まれてしまいます。サブタイトルに【~すっとこどっこいにヨロシク~】とあるように、憎めないけど、ちょっと突っ込みたくなる人々を、多少の揶揄を入れながら、ユーモアを交えて迫る!うまく言葉で説明できないが、この人ならではの味があります。(いつもこんな言いかたしか出来ない・・・まぁいいや、あきらめた)今回のように“直接現場に出向く”というのは本当に珍しいことのようです。他の作品を読まずに言うのもなんですが、もっとこの形式のものを読みたかった。拍子抜けするもの(ご本人にとっても)も幾つかあったが、全体的にとても面白楽しく読めた。なかでも印象に残ったもの。・何がくやしいって、その瞬間、私も、ものすごく嬉しかったのがくやしい。 (P109)第一問目に当たってしまった『ウルトラクイズ』。でも、もういいと言っていたクイズは翌年から中止。(私はこれ好きでした)・『出願用紙セット』を買って帰ったというナンシー関。実は発明のアイデアがあるという。これ、どうなったのだろうか?はまってしまったか?これらは好意的なほうで、他の現場では「こいつら、思いでつくり野郎だな」とチクリと言い切ってみたり。“主流に乗ることに対する抵抗感の消失の見事さ”今の若者に顕著に見られるこの現象とともに、一昔前の“とりあえず主流を拒否する”も実は何も考えて無かった気もする。との鋭い指摘も。他にもウィーン少年合唱団との日本だけに見られる交流だとか、読みどころはたくさんありました。最後に、本当に枝葉のなんでもない文であるが、個人的には大ヒット。NHK展示プラザを訪れたナンシー関。施設の中、映画館風な【ハイビジョンシアター】でオリンピックをやっていた。 オリンピックといっても、よりによってアーチェリー。つまんないので次へ進む。元アーチャーの私がいうのも何だが、諸手を挙げて賛成。そう!アーチェリーほど部外者が見てつまらないスポーツは無い!のだ。まぁ、本当につまらなかったから、単純にそう書いただけなのだろうが。アーチェリーの楽しさについてはそのうち是非。?ホントか。(GUACのメンバーは来ないので・・・私が主張せねば誰がする!)『信仰の現場~すっとこどっこいにヨロシク~』 ナンシー関 角川文庫 (平成9年6月初版発行)
2003年11月10日
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イトコの【ナツ】が来て一番喜んだのが、母親だった。次こそは!次こそは!と思いつづけたが、生まれてくるのは男ばかり(笑)男五人対女一人。待望の娘がやって来たのだ!うれしくないはずがない。弟らの彼女がやってくると、友達のように楽しそうに話をしてた母。当然、ナツとも会話がはずむ。キャッキャッ言ってるぞ(笑)一緒にチーズケーキをつくり、夕食をつくる。そしてバレーボールを見て、ワァワァ騒いでいる。よろしいのではないでしょうか。母親は何度か会っていたようだが(沖縄に帰ったときなどに)うちら兄弟はほとんど初対面みたいなもの。どうなることやら、と思ったが容易くうちとけた。弟らとも話が弾んでた。ナツの家族。いいヤツだがぶっきらぼうな兄。(ラルクのボーカルに似ていた)マニュアルじゃないと運転している気がしない、というカッコイイ母。(うちの母の妹)変人だという疑いのある父。(うちの父親とは犬猿の仲らしい)長女はとても社交的でした。滞在中に私が提供したもの。・MDCDラジカセ。・レッチリのMD(初日にCDからダビング)・エリック・サティ、ドリカム、坂本龍一、柴草玲、Cocco、柴田淳、HYらのCD。・『白い犬とワルツを』テリー・ケイ、『隣の女』向田邦子、『南の島の星の砂』Cocco、 『少年とアフリカ』坂本龍一、天童荒太、『リアル』1~3 井上雄彦など。・国語辞典 あれ?確か受験生のはずが・・・朝出掛けて、深夜1時近くに彼氏の車で帰ってきたこともあったし。試験まであと二週間ない!という状態で来たのだが。そもそもうちに来る前1週間はニュージーランドにホームステイしてたのだ。まぁー試験は、小論文と面接だけとのことなので良しとするか(謎)なんだか、論文とか書くのは好きなのだとか。なんちゅーヤツだ。(私は作文が嫌だったので、小論文がある学校は全て弾いた!)ながら勉強が出来る性質らしい。流石に試験直前は、かなり遅くまでやっていたようだし、家に誰もいない時は、それこそ勉強するしかなかっただろうし。うちらはほとんど気を使わなかったのだが、集中できただろうか?そんなこんなで賑やかな2週間が過ぎ、ナツは沖縄へ帰りました。他にも幾つか受けるようです。全部の結果が出るのはだいぶ先か。でも、ナツを見ていると、受かるか受からないかなんて、たいした問題ではない!というようにも感じる(そんなはずないか)。好きなように生きるのだ、という意志を感じる。これはナツだけというわけでもなくて、他のイトコ連中からも多いに感じられる。私はこの中で最も年上であるのだが、彼ら彼女らに教えられることがとても多い。皆に幸あれ! 頼りない兄の唯一つの願いである。
2003年11月09日
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この場では黙っていましたが、只今、22歳の女性と同棲中です。もちろん“母”ではありません。(年齢でわかるって!)うちは男4人兄弟なので、妹or姉 なんていうくだらないオチではありません。嘘ではないです。まぁ興味がある人は少ないでしょうが。これを読んでくれている知り合いはほとんどいないしね。私自身、まだ結婚は考えていません。いろいろと思うところはありますが。友人達も全く予想もしていないでしょう。このことを今まで書きたくても書けない事情があったのです。それは・・・“日記を書こうとする眠くなる病”の為♪ ですな。(また使っているよー)それと、いくら私でも身の周りのこと全部が全部は書かんし。もう自分でもアホらしいからやめとこ。身体同様、キレがないな最近。(昔からそうだという説は、ほっておく)イトコの 【ナツ】 が来ている。家族は那覇在住。母親の妹の長女。うちの三男の2つした22歳。三男とナツの兄・長男が同じ年。その下に2人弟有り。うーん、こうやってみると兄弟が多いな、うちの家系。いいことだ♪一緒に家を見に行ったイトコ(父の姉の長男)のところも3人兄弟だし(男だけ)高校卒業後、上京して就職し、辞めて留学して、今、大学進学を目指す。千葉の大学を受けるので、その受験の為。1ヶ月ほど滞在の予定。ナツを迎え入れるために、最近の週末はお掃除三昧。普段から、ピシッと綺麗にしている、という家ではないのでもう大変(苦笑)ほぼ男のみの家だし。洗濯物収容所兼ちょっとした物置と化していた元四男の部屋。(かつて大規模トレードあり。四男は元三男の部屋へ、三男は元次男の部屋へ、次男は一人暮らしの為家を出た。さて長男は?)その部屋をなんとか人が寝れるようにした。→ナツ部屋(ちゃっかりそこの本棚の私物化に成功。100冊ほど移動)ナツがナツ部屋に入ったとき、本棚の『ハサミ男』に反応した。「わぁー、ハサミ男がある~!」これは話せるヤツだと思い(笑)、私の部屋へ招待。入った途端、「受けるぅ~~」と笑いだす。「友達に送るから」と言って本棚を写メールで撮っている。本にあふれる部屋を見て、興奮してしまったのか?本望である(笑)どうやら江國香織、向田邦子、本多孝好、宮部みゆき、石田衣良 などが好物な様子。「これだけあったら、何冊か持っていても気付かないね」確かに。好きなだけ持っていけ。我が積読本がようやく陽の目をみて(?)おじさんはうれしいのだ。この部屋の中の本、8割は未読だということを言うと、「受けるぅ~」・・・良く笑う子だ。母親も笑劇の事実にびっくりしてた。「あんた、読んでないのに買ってるの?」はい。そうです。そんなに読めません。当たり前でしょ。ひらきなおる。(実は私の部屋にある表に出ている本は“全て未読”だということは内緒である。既読本は収納袋に入れてベッドの下に押しやられている)とりあえず“今日の一冊”ということで持っていったのは『白い犬とワルツを』 テリー・ケイ(新潮社文庫)でした。私はもちろん未読。とりあえず第一弾(?)はこの辺で。閑話休題。なのか?今年のドラフト。ロッテは事前報道通り、【内】でいくかな?個人的には、“西村よりも内”派。でも全部巨人に持っていかれるのもなぁ~。うーん、どうでしょう?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・幾日か過ぎましたが、ドラフトで無事【内】がロッテに指名されました!良かった~!そして西村は巨人へ。当初“アンチ西村”的でもあったのですが、ネット掲示板でのあまりの叩かれ方に(外見に対する攻撃など)逆に、応援したくなりました。“巨人以外には行かない!”というのは確かに褒められたことではないと思うし、巨人は好きではないですが(ぺタを取るまではそれでも少し応援していたけど)一選手として頑張って欲しい!もちろん、内をはじめ、ロッテが指名した選手(特に藤井、成瀬)にも期待しています!ドラフト後、ネット(掲示板、各新聞の記事)、ドラフト特集の本(週ベ、野球小僧など)などを見まくっていました。結論。【内】最高!謙虚だし(自信のなさかもしれんけど)。あきらかに天然はいってます。面白すぎ。憎めないキャラ。とぼけた感じで、しまりがあまりなく練習嫌いとのことですが、素材は天下一品!石井一のようなスケールのでかい超一流になって欲しい!(左右の違いはありますが、とぼけ具合がかぶる)以上。
2003年11月08日
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午前中会社を休みCTを受けてきました。結果は異常なし!ご心配をしていただいた皆様、大丈夫でした♪ありがとうございます。医師に偏頭痛について訊いてみました。メカニズムはわからないところも多いようで、受けた説明もよくわかりませんでした(笑)やはり、体質的なことらしく治療法などがあるわけではないようです(うろ覚え、すみません)ただ、頭痛には【機能性頭痛】と【症候性頭痛】というのがあるそうで後者の場合には特に注意が必要とのことです。(偏頭痛、緊張型頭痛、ただの頭痛(?)というのは前者に入ります)外傷や、血管障害、頭蓋内疾患などに伴うもの。CTを受けて脳に問題はないということがわかりました。フットサル後の頭痛、最近の日常的な痛みについても話をしましたが、「やはり偏頭痛ではないか」とのこと。もう一生付き合っていかなければならないね、と言われました。とくに運動して痛くなるのであれば、運動をしなければいいわけだしとも。そりゃーそうなんですが(苦笑)。まぁ「そういうわけにもいかないよねぇ」ということでその痛みの原因が特に問題がないのであれば(血管などの)「それほど怖がらないで、痛みが去るのを待てばいい」ということで薬は出してもらいました(普通の頭痛薬かな)。ただCTは“現段階としては脳には問題無い”ということで血管が切れていても時間が経っていればわからないし、その他の危険性についてもMRIをとってみないとなんともいえないということらしい。ただ「あなたの年ならば大丈夫でしょう」ということで血液検査などもせず、「また何かあったら来なさい」という感じ。いやいやそれでは思い切ってフットサルも出来ないし、せっかくならば完全に憂いを無くしたいので、「MRIもお願いします」ということで予約を入れてもらいました。(次の日の午前中に)というわけで第一関門突破というところです!(限りなくクリアに近い感じ♪)ひとまずは安心。
2003年11月07日
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行こうか。最近風邪気味で身体がだるく(毎回こんなのだなぁ)夜になると「うー、寝みぃ~・・・寝よ」ってことで日記を書かずに眠る日々。ちょっと仕事も忙しくて会社で更新する時間もなく。まぁーそれでも通勤時間を利用とした読書は特に問題なく、本を読むペースはあまりかわらず。→最近の読了本またまた感想がたまっていき、日記記入率が落ちていく。只今92%♪どうでもいいっていえばいいいのだが。せっかくだしなぁー、99%にしたいなぁと思ってはいる。まとめ書きか。でも休みになるとかえって読めず書けず・・・髪が伸びてきてうざいので、今日の夜にでもお向かいの鈴木家長男にお願いしてバッサリといくか。ちょっとサッパリしないと。仕事も一息ついたし、バレンタインも来たし・・・気分をいれかえるとしよう。明日、午前中に病院に行く予定。【脳神経外科】検査は予約をしないといけないらしいので、とりあえず診断を受けることに。いきなり検査(それだけ)で充分な気もするけど・・・
2003年11月06日
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【現代調査研究所】という冴えない事務所にやってきた城子(くにこ)。岡坂神策を名指しして、黄ばんだ新聞記事を取り出した。「第二次大戦中、スペインが日本のためにアメリカでスパイ活動を行った、という話を聞いたことはありませんか」スパイ組織の実体と、氏名不詳のボスの正体を突き止めてくれという依頼だった。『謀略のマジック』他4作収録連作中編集。岡坂神策は、探偵まがいの事務所をひらき、何でも屋のようなことをやる。さらにはフリーライターでもあり(本業?)、【スペイン内戦】に並々ならぬ関心をそそぎ、研究している。何やらはっきりしない、微妙な設定。【スパイ】を扱っている割には、順調に真相に近づくなぁーと思っていると、そう簡単にはいかず。同僚である松川の不穏な動き、ちらつく怪しい外国人。そして起こる殺人事件。ボスの正体は?城子の目的は?最近あまり読んでいなかったハードボイルドっぽい仕上がりであるということと、調査過程が細かく書かれている点がなかなか楽しめました。資料探索などは逢坂氏の実体験らしく、やけに現実味があるのも納得です。他の作品、いづれも岡坂が登場し、【スペイン内戦】が関わってくる。『遠い国から来た男』いきなり何処かの外国にいる岡坂(なんでよ?笑)。スペイン内戦に関わった一人の日本人とあるスパイの物語。内戦時の緊張感と結末の意外性。本領発揮!といったところでしょうか。『オルロフの遺産』ある出版社から、【オルロフ】についての執筆を依頼される岡坂。スペイン内戦、スパイ戦史の研究者にとって見過ごすことの出来ない、その人物の資料をようやく見つけたが・・・『幻影プルネーテに消ゆ』舞台はスペインへ。これと『遠い国から~』は文庫化の際に“岡坂もの”に改稿されたとのこと。道理で唐突だと思ったよ。この話にはミステリファンにとって意外な人物が登場します。(スペイン内戦に絡んでいるのは有名な話なのかな?)そして表題作『クリヴィツキー症候群』。ソ連大使館員が殺された。被害者はKGBの将校だという噂がある。公判が始まると、容疑者の大学教授は「自分はクリヴィツキー将軍である」とソ連のスパイの名を語り始めた・・・筒井さんに似たような話があったような・・・あちらも【将軍】だと名乗っていたっけ(『将軍が目醒めた時』かな)この話が一番ミステリーの要素が強いでしょうか。これが読みたくてこの本を選んだのですが、むしろ外国が舞台のもののほうが面白かった。全体的に、好きなことを書いているんだという喜びというか情熱が感じられるし、【スペイン内戦】に関しての興味も出てきた。(この題名を聞いてロシア系の話かと勝手に思っていたけど)騙し騙されの【スパイ】ものは面白い。何が、誰が真実なのか?独特の雰囲気があります。その背景をもっと詳しくわかっていれば、それぞれの思惑がさらに理解しやすいだろうし、興味が倍増するのだろうな。『百舌の叫ぶ夜』と比べてしまうと、物足りなさを感じてしまうが、実在の人物を“ふんだん”に扱うことによる説得力、+物語性で質の良いハードボイルドの出来上がり、という感じでしょうか。(ただご本人がモデルで遠慮したのか(笑)主人公の魅力はもう一つという感じでした。)このペンネーム(本来【逢】のしんにょうは点がもう一つ付くようですが)“よに逢坂の関は許さじ”などからとっていたとは意外でした。この字面好き。『クリヴィツキー症候群』 逢坂剛 新潮文庫 (平成2年1月発行)
2003年11月05日
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「ゆこう」「ゆこう」そういうことになった。以上終わり(笑)あっけなさ過ぎるのでもう少し。時は平安時代。陰陽師・安倍晴明と、その友、源博雅。出くわした怪異を、晴明の霊的で不思議な力と博雅の男気(?)で打ち破る!近頃(ちょっと前か)のブームで、すっかり有名人となった晴明。そのきっかけとなったのは、やはり夢枕獏さんの本書でしょう。(続々新刊が出ているのにもかかわらず、私はまだここ(第三弾、付喪神)です)【おんみょうじ】の読みもだいぶ一般的になりました(笑)このシリーズは字が大きくて(多分)空白が多い。読みやすさの一因だろう。(もちろん簡潔な文章、その他の要因もあるだろうが)その空気(特に晴明と博雅、二人だけの時)が、空白の中でも読み取れるというか、余韻があり、いい間合いなのである。不思議だ。すっかり世界に入ってしまっているということなのだろうか。ゆったりとした雰囲気は心地良くすらある。収録作品は『瓜仙人』『鉄輪』『這う鬼』『迷神』『打臥の巫女』『血吸い女房』各々イメージがわく題名。(蘆屋道満は今後も出番がありそうだ)あともう一つ『ものや思うふと・・・・・』。この話、以前にもありましたよね?(他の文庫が見つからなくて確認出来ず)村上天皇の御世のかの有名な【内裏歌合】。(博雅はこんなところでも大活躍(?)していたのですね) 【 恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか 】 【 忍ぶれど色にいでにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで 】壬生忠見(恋すてふ)と平兼盛(忍ぶれど)の対決は、僅差ながらも兼盛の勝ち。忠見は、負けた悔しさから飯がのどを通らず痩せ衰えて死に、鬼になり・・・以前読んだ話(勘違い?)に、忠見の父・忠岑と【鬼】の話が絡んでゆく。うーん、数少ない(ほんとに少ない)知っている歌が出てくると、それだけで楽しい。(忠見の歌の方を評価する後世の歌論も多いのだとか)もっとも詩情を全く解しない私は、両方とも直截的な感じがしてあまり好きではない。私が知っているのは百人一首だけだが、その中で好きなのを選ぶとしたら 【 風をいたみ岩うつ波のおのれのみくだけてものを思ふころかな 】って、思いっきり片思いの歌だ(苦笑)まぁそこはそう読まず(?)玉砕する感じとちょっと繊細な感じがマッチして・・・いや、感性がないのがバレるのでやめておこう(もう遅いか!)すっかり脱線。もとにもどして。博雅好きなのに、何も触れてない。とりあえず、彼の笛を聞いてみたいです。 以上。今回、ちょっと「あらら、おいおい!」という場面も。読んでいない人のお楽しみの為(?)に伏せておきます。 「お前がいるではないか、博雅」 ぽつりと晴明が言った。 博雅は、とっさのことに、次の言葉を口にできずに、 「ばか」 そう言って、怒ったような顔をして歩き出した。 (P298)うーん。なんだろうこれ。例によって、映画は観ていないし、岡野玲子の漫画はちょこちょこ買っていたが、揃う前に古本屋が急に消えてしまったし(一冊200円で安かったのに)。この本以外では、晴明、博雅に触れていません。いやそもそも博雅って、晴明の隣に必ず出てくる人なのか?他の作品ででも確かめたいものです。あまり内容触れずに終了(笑)『陰陽師 付喪神ノ巻』 夢枕獏 文春文庫 (2000年11月第1刷)
2003年11月04日
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ナカジマ・ナンデモ・サービス、略してNNS。青いつなぎの背中にそう刺繍されている。中島家の家族全員が、いわゆるナンデモ屋の従業員だ。そして今日の依頼主は、伊呂波城の当主。怪しすぎる・・・さて、あまり細かく内容を追ってもしょーもないような冗談のような話です。以前に『3LDK山崎家』を読み、嫌いじゃないかもと思ってしまった私。今回も真面目な本とはちょっと違うことを期待しての本選びでした♪山崎さんのうちは特撮でしたが(笑)中島さんちは何だろう?いい言葉がみつかりませんが、結論から言うと、普通ではないというところ。(あ、でもマーヴェラスエイトは特撮ヒーローか?)うーん、やはりいいなぁ。こういうのもたまには。家庭内冒険小説(裏表紙より)。伊呂波城はやはりオカシナところで、伊呂波忍軍が待ち受ける!わけもわからず囚われの身となった、中島八郎と息子の龍彦。さて二人の運命は!!そして中島家の秘密とは!!と煽るほどのものでもない(笑)伊呂波忍軍48人でかなり怪しかったが、次に出てくるのは或葉部党26部衆。おーい、っていう感じである。絵衣の秀樹、絶徒の瑠璃姫・・・全員の名前(というかその前の通り名(?)の方、というか漢字の充て方を、笑)を知りたかった。両軍のメンバー一覧とかあればいいのに(笑)そこまでは手間暇かけたくなかったんだろうなぁー。まー、中島家はやはり秘密基地だったわけで。こういうのはあまり細かいことを気にしてはいけないですな。それにしても"根来寺の僧兵を元とする根来衆”っていろんなところに顔だすな。思ったとおりで、楽しめました。私は山崎さんちより中島さんちのほうがいいです。山崎家の方が、お父さんがカッコよく(?)少しハードボイルドも入り(??)テーマがあるような気もしますし(???)馬鹿馬鹿しさもうえでしょうが、ワイワイガヤガヤな中島家のほうが楽しそう。太田忠司さんもたくさん積読がありまして、他の既読本は『僕の殺人』のみ。シリアスなあちらの路線も悪くなかったのですが、こっちのほうが気になってしまって。この路線の他の太田作品はあるのだろうか?でも次は違う雰囲気の作品を読もう(笑)『建売秘密基地 中島家』 太田忠司 幻冬舎文庫 (平成13年10月初版)
2003年11月03日
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江戸の広告代理店、広目屋!人の噂で飯を食う、本業は古本屋の藤岡屋由蔵(通称【藤由】)、居候の身ながら、頭と刀の腕は江戸一番の【香冶(こうや)完四郎】。この二人に、売れない駆け出し戯作書き【仮名垣魯文】、イラストは、貧乏浮世絵師【一恵斎芳幾】、さらには“雨乞い小町”【お映】を加えたならば、もう無敵!江戸の町に一騒動が起こって当たり前!12話収録の連作短編集。おぉーっ!これは面白かったです♪文句なしに高橋克彦NO1!(注:私が読了した3冊の中で)まず、【広目屋】という設定に惹かれました。その主な仕事(?)は、【瓦版】を発行すること!数多く売るために、あの手この手を考え出し、催しものの企画まで手がけていく。梅の名所にて。それぞの樹に投句箱を置き、その梅を詠んだ句や、川柳の優劣を競いあうという『梅試合』、花見の席に現れては、そこで一番の余興に祝儀を出すという『花見小僧』など。他にはミステリー調で【完四郎】が活躍する『化物娘』『かぐや御殿』『怪談茶屋』『首なし武者』などなど。この辺は都筑道夫の【なめくじ長屋シリーズ】を思い起こします。そして好き嫌いが別れるかもしれない、予知能力を持つ【お映】の登場!『雨乞い小町』『目覚まし鯰』『大江戸大変』。なかでも一番最後に収録されていう『大江戸大変』。大事件?のなかでのパニック小説的なところから、これぞ広目屋!の大活躍まで、読み応え充分です。実はいいところ出の完四郎、怖がりの魯文、登場人物の個性もあってよいです。これも一種の【プロフェッショナル集団もの】か。藤由、魯文、芳幾(のちの落合芳幾)は実在の人物。さらに『悪玉放生』では超有名なあの方達まで登場します!サービス精神も旺盛だこと(笑)また、この作品の一つの特徴は、【浮世絵】なのです。安藤広重の『名所江戸百景』を挿画として各話につき2枚ずつ使用しています。これがなかなか味があるし、とても効果的。池上冬樹さんの解説によると、発想の源は『名所百景』の方で、そこから任意に2つ取り出し、それぞれを結びつける話を12話作ったという。ほぅー。素晴らしい想像力&創造力!はじめの『梅試合』『花見小僧』などは発想は面白いとおもったものの、少し物足りない部分も感じた。が、読み進めて行くうちに世界観にはまってしまい、終わるのがもったいなかった。続きもあるそうなので楽しみ。早く文庫化しないかな。(もしかして出てる?)『完四郎広目手控』 高橋克彦 集英社文庫 (2001年12月第1刷)・・・・・・・・・・・・・最終更新日 2003年11月24日 22時26分28秒テーマ変更の為更新(内容そのまま)
2003年11月02日
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この度、当ページのアクセス数が10000に達しました。万客を迎え、万感の思いが 万華鏡のように。万全、万能とは万里の道のりなれど、万遍なく、万福を祈り、万歳三唱!・・・・万事休す。これもひとえに皆様のおかげです。どうもありがとうございました。それにしても・・・仮に私が5000回アクセスしたとする。ログインしようとして間違えて隣のランダムを押してしまいここに来てしまったという方が約1000、純粋にランダムで運悪く辿り着いてしまった方が約500。巡回ソフト?で更新の度に、短時間のうちに何度も来て頂いた方が、約1000。すると少なく見積もっても、残り約2500回ほども、いろいろな方に自らの意思で(?)アクセスしていただいたわけだ。こんな独りよがりのサイトに。ありがたいことです。特に、日記をリンクして頂いている皆様、どうもです~!しつこくなるのでこれくらいで。いや、充分“くどい”か(笑)
2003年11月01日
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