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一番下の弟がダウンして、バイト先から運ばれてきた。熱をはかってみたら、39度以上。(平熱が5度台だから余計につらかろう)各地で多いであろう、高校生の郵便局でのバイト。部費の足しにする為に、学校のほうから要請される。そんな中、初バイトでのダウン。しかも一番忙しいときだし。基本的にうちの家族はあまり風邪をひかないし、すぐ治るのだが、一番下の弟だけは別。しかも熱が出たときは、めちゃくちゃ高い。体質かな?とかいいつつ、私の腹痛もまだ治らない。忘年会キャンセルしておいて良かった。それどころじゃない(笑)こんなに長引くの初めてだぁ(これを書いている2日現在まだ完治せず)年々弱ってる気がする。不摂生がたたっているのか?うー、散々な年末です。はやく治りやがれ。
2003年12月31日
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先日の冷房が効いたのか、酒が利いたのか、大腹痛。身体に力は全く入らず、寝てるかトイレにいるかのどちらか。今日こそはためこんでいた日記(本の感想)を怒涛の勢いで(何度も使ってます)15日分くらい一気に書くつもりだったのに。ネットどころではなく・・・。あー残念。それにしても○オフェルミン、効かんぞ。家族との接触もあまりないまま一日を過ごしたのだが、なんと父親は激腹痛だったらしい。救急車をよぼうかどうか、かなり迷ったのだとか。何かにあたったのか?(私と同じものは食べてない)そしてやはり・・・「○オフェルミンが効かない!」と文句を何度もいっていたらしい。やはり正露丸か?(薬の効き目が強すぎるとのことで母が敬遠しているが)
2003年12月30日
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今日も一人で仕事でした。もともと集中すると一気にやってしまう性質。この日も、暖房もつけずに仕事を始めてしまって2時間経過。ふと気付くと結構寒かったので(鈍すぎです)エアコンのスイッチを入れた。少し古いタイプで音が大きいし、電気代の問題もあるし、一人の時にはあまり使いたくないのである。で、そのまま2時間経過。集中して仕事。っていっても伝票入力とか帳簿記入だとか簡単なものだけど。ふと、気付く。なんか寒い。下手すりゃさっきよりも。何度に設定してるんだろー、と思ってエアコンのスイッチを見てみると・・・【冷房】になっていやがった(呆然)温度は25度。送風口に手をあてると・・・風が冷たい!う~~~ん。どうやら、この前エアコンの掃除に来たビルの管理会社が頼んでいるところのあんちゃんが、設定変えたままだったらしい。ま、それはともかく(笑)この日は、大学の部活同期との忘年会。なにか最近、すっかり“野郎飲み”と化してます。いや、一人女の子居たけど(笑)雰囲気的には。あいかわらず、皆とバカなことばかりしゃべって、飲んで。この集まりだと、仕切らなくていいし楽♪2次会までだったけど、地ビール、日本酒、焼酎などを。ギリギリ終電に間に合って、帰宅したのは午前2時前。皆と一緒のときは、別になんともなかったのだが、別れてからは少し酔いが回ってきた感じで(読書が出来ないくらい)最寄り駅についたらもう【ふらふら】。そこから寒空の下、30分近くかけて無事帰宅。翌朝待っていたのは、強烈な腹痛で、泣く泣く一件忘年会をキャンセルしました。
2003年12月29日
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今月買った本など。都筑道夫『退職刑事』が6巻までそろった。(都筑さんは、11月にお亡くなりになられましたね。惹かれる作家さんだっただけにとても残念です。ご冥福をお祈りいたします)他の主なところは・・・芦辺拓『名探偵Z』、倉知淳『壺中の天国』、西澤保彦『依存』。O・ヘンリの短編集(新潮文庫)の2と3(1は無かった)ヴェルヌ『地底旅行』、オースター『ムーン・パレス』、アシモフ『黒後家蜘蛛の会4』エンデ『はてしない物語』(岩波)これまだ未読なのです(涙)今回、装丁が立派なもの(中身も緑と赤の字で書かれている)が見付かったので思わず買ってしまった。文庫化はしていないだろう、と勝手に判断した高畑京一郎2冊。(『タイム・リープ』『クリス・クロス』)読んだ事のない作家ですが、どんなものでしょうか?あとドナルド・J・ソボル『2分間ミステリ』。手元にケン・ウェバー『5分間ミステリー』、田中文雄『3分間ミステリー』矢島誠ほか『3分間傑作ミステリー』がありますが、読み比べてみると面白いかな?以上、もちろん(?)全部古本。久しぶりに行った古本屋(CDなども売っているチェーン店)が古着屋とくっついていて吃驚!しかも、文庫本やら新書が無くなっているではないか!漫画やCDはそのままあるのに。心の中で文句をいいつつも、古着を買って帰る私。本以外の買い物では・・・用事ついでに上野のアメ横へ。時期が時期だし、さすがに人手が多く活気もある。やけに【かずのこ】ばかり売っている気がするのは気のせいか?もっとも我関せずでスポーツショップへ。フットサル用のスパイクを購入。店で一番高い売れ線のやつ。うー、先輩に「個性のないヤツ、ケッ」とか言われそう。でも右足を入れたときの脅威のフィット感がぁぁ!来年はコレで行きます!(笑)あとは練習用の小さいボール。普段使っているマイボールよりも値段が高い(笑)ランニング専門のフロアで長袖シャツも。これ好きなのだ。薄いけど、保温性があり手触りもいいので、インナーとして重宝してます。店を出て、怪しげな安すぎる焦げ茶の革靴も購入。見た目はいいんだけど。いやー、この色がなかったからつい・・・なんだかんだで結構お金を使ってしまったなぁ。この日記更新するまでに2回ミスり、書いたの3回目です(涙)
2003年12月28日
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会社のほうは、26日で終了。社長は、27日の午前に皆で出て大掃除して終わりたかったようだが、私を含む若手管理職が控えめに(だが断固として)反対した為に、無理やり1週間前に大掃除を済ませて26日に仕事納めとした。こんなのが通ってしまう会社って・・・という複雑な思いがないではないが、これも中小の魅力(?)だろう。そのシワ寄せが来てたりもするのだが(笑)一人で会社に出て仕事をするのは全く嫌ではないので(では、何が嫌なんだ?)別にかまわない。要するに暇なのであろう(涙)というわけでこの日も仕事。あと、29日も一人でゴトゴトやらなければ。年賀状も書いてしまえ!ついでに溜まっている読書感想も、という淡い希望は叶わず。ただ単に面倒くさくなっただけだけど。あー、でも結局自分の机周りは片付かなかったなぁ。
2003年12月27日
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内容紹介いらないなコレ(笑)17センチ×13センチの中途半端な大きさ!右側に大竹のダジャレ。左側に三村のツッコミ(大竹のダジャレには、【悲しい一言】がつく)勢いで読む、かみ締めて読む。ただただ、だらーと読んで「何やってるんだろ、俺」という気分を味わう。この前に読んだ本の後味が良くなかったので、そのままでは年を越せず(笑)あまり頭を使わなくて済むものを・・・ということで白羽の矢が!ページ数(240弱)の割には、極端に文字数が少ない。『うんちくブック』とは雲泥の差である。そう、これは余韻を、空気を楽しむのである。(そうか?)さまぁ~ず、結構好きである。(最早バカルディより通りがイイ)ラジオとか本人たちがメインの方が面白い。と思います(あまり見たことないが)肝心の内容ですが、そこそこ面白い。けどちょっと飽きる(笑)サービス精神は旺盛で、いろいろ彼ら流に気合が入ってます。問題点も。はじめの諸注意にこうある。・本書を古書店に売る場合、びっくりするほど安価な場合があります。おお、親切だぁ(笑)きっと間違いではないだろう。人によってはツボにはまるのでは。(まぁ何でもそうだけど)もしかしたら、私がダジャレ好きだと思っている人がいるかもしれません。まぁ、いないでしょうけど。普段からダジャレを言っている、なんてことは全くありません。シャイな私にそんなことが出来るわけがありません。けど、書かれているのは好きです。字面がね。同じ言葉がヒョイと姿を変えて佇んでいるのなんて堪らないじゃないですか。なので、もう少し個人的に嵌るかなーと思ったけどそうでもなかった(笑)読んだことを後悔してはいないけど。企画本が好きだ、というわけではないです。くれぐれも(笑)『さまぁ~ずの悲しいダジャレ』 さまぁ~ず(大竹一樹、三村マサカズ)宝島社(2003年5月第一刷発行)
2003年12月26日
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衝動に支配された冬子(とうこ)は貨物船に乗り込んだ。辿り着いた先にあるものは?中3の小林冬子は学校をさぼり、北広島から苫小牧へ。(北広島市って北海道なんですね。知りませんでした(無知の涙)東久留米といい…難しい)そして貨物船で島へ。そこでの労働、観察、消失。一度戻ってからまた島へ。そして協力、追跡、傍観、逃亡。(目次並べただけ)この時期。手元には『その夜、ぼくは奇跡を祈った』田口ランディ・文、網中いづる・絵という、うってつけの?本があったが、寂しくなりそうなので(苦笑)題名からこちらを選択。そして後悔(涙)初めて読む作家。違う作品から読んでいればあるいは違ったのかもしれないが・・・↑で書いた内容は、まぁ別に良くて。癖があるけど、そんなに嫌いではないというか、受け入れられると思っていた。が、が!なにやら本文とは別にウダウダと続くのだ、この本は。これを最後に佐藤さんは作家を辞めたのかな?本文中に書いてあるとおりに。(どれが本文だがよくわからんが)作中作というか、ネタならいいんだけど。そうじゃないな、コレ。自意識過剰というか、自作が受け入れられないことを延々と。後味悪。企画本だからそのまま出版したんだろうなぁ。帯の【“密室本”最大の問題作、あるいは傑作。孤島密室!】なんだ、【あるいは】って(笑)私にはうかがい知れない深~いものがあるのだな、きっと。偉そうなこと言わせてもらえば、作家になるならもっと覚悟が必要なんじゃないの。それか、もっと鈍感になる必要が。『フリッカー式』とかは前から気になっていたので、読んでみようと思ってはいるけど。私の中では、山田さんの鬼ごっこ、以来の問題作でした。『クリスマス・テロル invisible X inventor』 佐藤友哉 講談社ノベルス(密室本)(2002年8月第一刷)
2003年12月25日
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今年触れた本、CD、DVD、テレビのなかで一番心に響いた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・追記。 沖縄は第三者を責めすぎ、と思うわけ。 米軍基地があるからどうの、何があるからどうの、 鬼ヒトデがいるから珊瑚が死んだ。 みたいな話によくなるけど、 その前に 自分の足元にあるゴミを拾ってから文句をいいましょうという話。 これは自分の反省ね。 第三者を責める前に 自分のできることからやりたかった。 by Cocco と、DVDからセリフ抜き出し。 こういうのってマズイんだっけ?
2003年12月24日
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やっと第一弾を読み終わりました。今更あらすじ説明などいらないですな。文庫になりそうになかったので、ハードカバーを中古で購入。そしたら、少し小さいの(携帯版?)が出てました(涙)えー、結論からいうと思っていたよりも、面白かったです。やはりこれだけ売れるだけあるな(本当にケタ違いですね)という感じ。さえない子が、別世界でヒーローに!というファンタジーの王道?ともいうべきスタート。そこにまたうまく【魔法】を絡めて。さぁこれで順風満帆に、というところで障害がうまれ(結構自分から首つっこんでますが)それを仲間とともにクリアしていく。飽きさせないストーリー、登場人物たちにも個性があるし(ネビルとか)しっかりどんでん返しもある。最後の最後の終わり方は、あぁやっぱりという感じですが児童書として万全です。素直に楽しめる本。ただ寮を決める組み分け帽子はちょっと怖い。(将来を左右するカテゴリーを第三者(絶対的上位者)に決められてしまう。寮に順位があるわけではないようなのでまだいいですけど)クィディッチなんて本当に映像向きですね。まぁー、例によって例のごとく(もういいか)映画は見てませんが。本の続き、映画のほうも機会があれば見てみたいです。いつもそんなことばかり言ってます(苦笑)子ども向けと言われるようなものでも単純に大人も楽しんじゃっていいと思う。もちろん明らかに、対象が違うなというものもあるだろうが『ハリー・ポッター』はそんなこともないでしょう。ブームがあまりに凄いとケチのひとつもつけたくなりますが(笑)わざわざ粗を探すのも疲れるし、無理をすることはない。『ハリーへのラブレター』という巻末の訳者・松岡佑子さんのあとがき。これを読んで、ちょっと気になっていた“日本版が全然聞いたことのない出版者から出ている理由”がやっと少しわかった。←にある読了本の作家別一覧。ちょうど【ろ】が空いていたから、というのが今読んだ理由のひとつ(笑)これで【あ】~【わ】まで全部揃ったと思ったら(【へ】【る】【ろ】は外国人作家だけど)【り】だけまだでした。まぁたいしたことじゃないけど(笑)原書 『Harry Potter and the Philosopher’s Stone』J.K.Rowling 1997『ハリー・ポッターと賢者の石』 J・K・ローリング /松岡佑子訳静山社(1999年12月初版第一刷発行)
2003年12月23日
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バトルロワイアルに大きな影響を与えたと私が勝手に(本当に勝手に)思い込んでいた作品です(笑)表紙後ろにある内容紹介を適当に読んで“中学生が旅行中に次々と惨殺される。電車、ケーブルカー、ロープウエイで・・・”だと思ってた。本来は、“中学の教師と父母の親睦会の一行が旅行中に・・・”でした。というわけで、読んですぐ「違う」と気づく(笑)芦ノ湖で見付かった2つの死体。骨には肉片、皮膚が付着。鋭い歯で食いちぎられているように見える。身元も死因も全くわからない。調査に乗り出す小田原警察署の刑事達。解決しないうちに次の事件がおこる。登山電車の中で起こった殺人!さらに続く事件の数々。それぞれの関連、そして犯人は?といった感じの普通(?)の殺人事件ものでした。作者の萩原良彦さんの名を今まで全く聞いたことがなく、↑のような勘違いもあって“掘出し物”だと判断したわけですが、そうでもありませんでした。残念!とーっても丁寧な説明的なセリフの数々。人の良い捜査陣たち。事件はそれなりに変わっていて、見せ所もあると思うのですが、肝心のところはスーッと流して肩透かしをくう。(登山電車での事件など。ロープウェイは良かったんだけど)良く言えば素朴。悪く言えば中途半端で退屈。ちょっと他にあまりない雰囲気。発行されたのは昭和62年。もっと古い感じがして仕方ない。“加山雄三ばりの端正な顔”だとか。そんなに悪いわけでもないのだが、恐らく他の作品を読むことは無さそう。いやー、勘違いした私が一方的な悪いんですけど(苦笑)『箱根山連続殺人事件』 荻原良彦 集英社文庫(昭和62年2月第一刷)
2003年12月22日
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重要文化財の寺が全焼。原因はミサイル攻撃だった!しかも横須賀米軍基地から発射されたものだった。いったい何故?捕らえられた侵入者の目的は?緊急事態にかりだされたのは、カウンセラー【岬美由紀】だった。岬美由紀は、防衛大卒の元航空自衛隊戦闘機部隊所属のパイロット。そして今は、大学付属病院のカウンセリング科に勤める臨床心理士。かつて規則違反して火山噴火の救援活動に出向き、そこで海外にも広く名を知られ“千里眼”の異名をとる病院院長【友里佐知子】に出会い、カウンセラーになることを決意する。テロ活動をしているとされる謎の集団【恒星天球教】。夢遊病のように“東京湾観音”へと導かれる、美由紀の相談者【えり】。教団の目的、正体とは? マインドコントロールとか洗脳とか、そんなものはこの世に存在しないんです(P107) 催眠術にかかるという表現は、専門的にはまちがってるんです(P195)友里佐知子と岬美由紀。二人の関係も面白い。さて、これも映画化されましたね?(例のごとく見てないが)(そして同じ作者の『催眠』も。こちらも以前読みました。安易なタイトル(笑)ありがちな話?ということであまり期待せずに読んだのですが、これが予想外の面白さでした!非常にしっかりと積み重ねられた話で、なにげないサイドストーリー的なものまで気を配っている感じがした。)それは今回も変わらない。というか更にパワーアップ!!濃い中身、とんでもない展開、最後まで面白かったです。カウンセリング、心理学、催眠術などに対しての薀蓄も変わらず。はちゃめちゃになりながらも、しっかりと後日談もまとめる。それどころか、次へしっかりと繋げてシリーズ化(笑)ちょっと無理っぽいところもありますが(まぁ大抵のものがそうですが)幾つもの要素が重なって飽きさせない。今ではすっかり信頼している作家さんです(笑)これ以上どうやって続いていくのか?気になります。いづれまた読みます!東京湾観音って本当にあるんですね。『千里眼』 松岡圭祐 小学館文庫(2000年4月初版第一刷発行)
2003年12月21日
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なんとかクリア。忘年会 → フットサル。もっとも、フットサル後の頭痛がなかなか引かず、ずっと寝てましたが。ただ風邪気味だった体調も、ついでにすっかり回復。具合が悪いときに運動すると、体調よくなる気がするのは気のせいか(笑)まぁ、忘年会自体が思ったよりも激しくなかったというのも大きい。【白髪鬼】(お客さんをそういうふうに言ってはいけません!)にも絡まれなかったし(髪は真っ白で、常にサングラスかけてて強面。孫の話すると普通のお爺ちゃんなんだけど普段怖すぎ)。なんとか第4陣の、終電一本前くらいで帰れました。お酒の量としては結構飲んだけど。(毎年同じく、小さな居酒屋(スナック?)貸切状態での忘年会。マスターは野球選手と親交があるようで、社員にサインボール、色紙などを提供してくれました。ちなみに選手は、岡林(元ヤクルト)、福盛(横浜→近鉄)、波留(横浜→ロッテ)ら。なかなか渋いです。私も貰いました。選手はもちろんあの方。本当は岡林が欲しかったんですが(笑))翌朝、7時に起きてフットサルへ。少し遅刻しましたが、これは最近のたるみが原因で、二日酔いのせいではない(すみません、先輩方)。ただやる前から頭が痛くて(これは二日酔いのせい)、身体も思い(普段と変わらないという説もある)。しかも、この忘年会シーズン、集まりが悪い。来たのは、呼んでいた相手チームも入れて9人のみ!普通のゲームも出来ない(最低5対5の10人は必要)。どうしようかと思いつつ、死にそうな4対4とかやっていたら・・・。別の場所でやっていた、チームの先輩が所属する別チームも“人数が足りなくて困っている”という連絡が入り、急遽合流することに。相手方に車を出してもらってユニフォームのまま、体育館(板橋)から体育館(練馬)へ大移動!人数も15人になり3チームつくって、ゲームが出来た。疲れたけど、充実。うーん、良かった。汗かいたら、身体も動くようになったし。なかなかタフじゃんと思いたいところだが、その後、反動がきて、長い間ねむることに。またまた情けない。さらに痛感させられたのが、ここ数日の家族の動き(笑)というのも、前日に一緒に忘年会に参加していた我が父。実は次の日は、【5時起きのゴルフ】だったのだ。忘年会はもちろん最後まで居て、家に帰ってきたのは3時半だったそうな。そこから2時間寝て、ゴルフ。そしてなんと!帰宅後は、地元町内会ソフト部の忘年会に勇んで出かけていった!!52歳のあなたは超人ですか?つい数年前まで、町内の運動会にて“20代のお父さん方と真剣にリレーで勝負”していた父も、最近は腹が出てきて嘆いている。少し前に、体調を崩し検査入院などもしていたが、これは自信が戻ってきた証拠か?過信じゃなきゃいいんだけど。あまり無茶しないで下さい。これが一つ目(笑)次は弟(三男)。彼が一番、父親の血を受け継いでいる。この間、弟が話していた。「いやー、ボーリング【11】ゲームやってきたよ。そしたら11ゲームめに自己ベストが出た!」我が弟であるはずのあなたは何者ですか?ちなみにスコアは242とのこと。123家ランキング第2位となりました。1位 父 247、2位 三男 242、3位 次男 237、4位 母 212 5位 四男(高校生)157、6位 長男(私)141くらい結構やるでしょ?って家族自慢しても仕方ないのですが(笑)(長男の情けなさのクローズアップ、という話もあり。)実際、ガチンコで勝負すれば何をやっても勝つのは大抵【次男】です。私は、100切ることも珍しくないです。ボーリングはあまり好きではないのです(言い訳)だって、毎回同じように投げるが退屈で、違うフォームで投げてしまうのさ。その前に、私には11ゲームやる気力も体力も筋力もありません(涙)私は普通なんだ、と思いたい。
2003年12月20日
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何度か書いているので、今更なんですが・・・うちの会社では常に有線を流している。それもクラシックなどではなく、ジャパニーズポップス。チャンネル名までは分からないが、少し前のヒット曲から最新の曲まで。店舗ではなく、普通の事務所。なので、初めて来た人は面食らっている場合も多い。仕事をやっているなかで、ハナワやらミニモニ、テツ&トモが流れている。そんなので仕事になんのかよー、なんて声も聞こえそうだが・・・もちろん、なる(笑)(その程度の仕事、といってはもともこもないが)それどころか有線は、今はなくてはならない存在となっている。もし、有線がなかったら・・・めちゃくちゃ“静か”。普段あまり和気藹々という感じではないし、会話もそれほど・・・いや、そんなに酷い職場というわけではないんだけど。なので、有線はそんな乾いた職場にちょっとした“潤い”を与えているのである。社長は、頭が固いほうで最新ヒット曲なんて興味ないし、嫌悪感すら覚えている。ので、よく我慢しているなぁと思う。実際、何度か“有線を止める”“チャンネルを変える”という動きがあった。だが、私が表に出る前に止めた(笑)社員が皆若く、「あの曲を聴いてるから何とか仕事していられる」なんて声も聞いている私としては当然の行動である。(ちなみにK君が挙げたのは、ポルノグラフティの『アゲハ蝶』だった)まぁ、おおげさですが。この間、リース替えによる電話機の交換(本体から全部)に来て作業してくれた人達にも好評だった。「いつもよりはかどった」とも。実際問題、BGMがどれほど仕事の効率に影響するのかわからないけど。(この前ある古本屋で、聖飢魔Ⅱが流れていた。「この曲を聴いてしまったお前には不幸が訪れるだろう」みたいなセリフがあって(うろ覚え)小さい子が泣いていたのは可哀想だった)しばらくはこの有線優先主義を続けたいと思う。ただ、最近の歌はかなり似通っているので、誰が歌っているのかわからない曲も多い。ランキング番組とかみて、「え、これこの人の歌だったんだ」ってのも結構あるし。もちろん「こんな人知らんぞ」というのもかなりあるけど。まぁ、とにかく良い歌をお願いします。企画ものもいいが、聞くに堪えない歌は勘弁してください。
2003年12月19日
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「【ヤバイ】は、ヤクザの使う言葉だから、使わないように!」と小学生の時、先生に言われたのを覚えている。その時も別に普通に使っていたけど・・・辞書を見ると、もともとは“盗人”や“香具師”の隠語らしいです。具合の悪いさま、を意味する【やば】(形動)の形容詞化だとか。今となってはかなり一般的ですが。と、そんなことより。ヤバイのである(笑)・熱っぽい(風邪か?昨日は帰ってすぐ就寝)・仕事が忙しい(年末進行、リース、債権回収などの契約、資料づくり)・明日は会社の忘年会(密かに【白髪鬼】と呼んでいるお得意さんがくる。下手すりゃ朝まで)・次の日、午前中にフットサル(休むわけにはいかない、笑) ・ポケットの中は泡だらけ。単なる弱音っす(苦笑)普段楽しているから偶にはいいけどさ。おかげで日記を書けない。日付順に更新していくつもりだったのに。12月半ばまでには日付に追いつこうという野望も砕け気味。本だけはそれなりに読めているのが救い。その分、感想は溜まっていくが。とはいっても、コレのような適当な日記はパッと気晴らしに書ける。ですが、皆様の日記を読んでのレスはなかなか書けません。(修正きかないし)というわけで、そのうちにゆっくりとお邪魔させていただきます。
2003年12月18日
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砂場から突き出た両足が、真っ直ぐ空をさしていた。これがすべての始まりだった。次々に奇怪な事件が!!すべてに共通するのは、なんと【タコ】の見立だった。藻呂黒町で演芸の興行をしている“牧楽亭”。客がまばらなのはいつものこと。“貧乏神の七福神”と言われるイロモノ芸人達が舞台骨を揺さぶっている。そんな町と牧楽亭に巻き起こった妙な事件。調査に乗り出したのは、国民的大物タレント議員・駄柄善悟(だがらぜんご)。権力と人気を濫用する探偵である。ふざけた探偵(本人に自覚はない)をはじめ変なヤツばかり。怪しい芸人達、奇術師、形態模写、夫婦漫才、ものまね・・・まともに見える、牧楽亭の席亭、笑鷲家一門、駄柄をサポートする(させられる)床山刑事もどこかおかしい?そして事件とその結末はもうはちゃめちゃ。こりゃーもう何でもありでしょう(笑)OKです。【タコ尽くし】、お見事!ここまでくりゃ凄いです。強引だろうがなんだろうがいいんです!いわゆる“バスミス”と言われるものだそうですが・・・いいですねぇ、こういうの。(本当はもっともっと期待していたりして)洒落が解る人?にしかお勧め出来ないかも(笑)最後の最後の落ちもくだらないんですけど。そこがまた良し。たまにはこういうのを読みたくなります。日下三蔵さんの解説も解り易くて面白いです。『オクトパスキラー8号 赤と黒の殺意』 霞流一 アスペクトノベルス(1998年11月初版発行)
2003年12月17日
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エジプト・ミイラが発見された。イリノイ州の北にあるこの退屈な町に!もうじき13になるチャーリーとストーンスティル大佐による大仕掛け!『ストーンスティル大佐の純自家製本格エジプト・ミイラ』他23編収録。大御所と言って良いかと思われます、ブラッドベリ。(実はよくわかっていない)『華氏451度』などの作品も気になっていたのですが、とても感じのいい題名で読みやすそうなこちらを選択。が、どうも読み進められない。頭に入っていかない。何言っているかわからん。訳者がイマイチなのか、ブラッドベリがいけないのか(笑)まぁー、私のせいなのだろうがどうもダメ。老タイムトラベラーがつくり出した世界と残されたものを描いた『トインビー・コンベクター』は設定といい結末といい面白かったが、『ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動』は元ネタ知らないからよくわからないし、『生涯に一度の夜』『二人がここにいる不思議』は題名から期待していたものの・・・それ以上のものは感じられなかった。途中半分くらいまではそんな調子だったのが、ようやく後半になって面白くなってきた。急激に内容が変化したとも思えないので、おそらく読んだ時の気分だけの問題なのだろう。そう思って前のほうの話をパラパラ見返すと、とっても面白そうなのだ(適当なヤツだ、笑)内容はかなりバラエティーに富んでいる。訳者に解説によると、火星もの、ファミリーもの、アイルランドもの、ホラーのテイストが強いものも幾つかある。その中で一番気に入ったのは、上で紹介した『ストーンスティール大佐~』。他の作品に比べてテーマがわかりやすく、少し説教っぽかったりもするが、ユーモアに溢れ、少年の心を大事にし、幸せな未来を願うとてもあたたかい話。私には大佐がブラッドベリ本人に思えて仕方なかった。いい作品は他にもあるが、紹介仕切れない。短編の数自体も多いし、楽しみ方も人それぞれいろいろあるだろう。中途半端ですが、こんなもんで終了。収録作品のアメリカ初出は1945~87年までと大変幅広い。『二人がここにいる不思議』 レイ・ブラッドベリ 伊藤典夫訳 新潮文庫(平成12年1月発行)
2003年12月16日
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“透明人間”と呼ばれていた一番存在感の薄かったクラスメイト。それほどの仲ではなかったが、試験後、彼の家に呼ばれた。家族はなく、一人で高級住宅に住んでいる。彼は“死神”と呼ばれていた子供の頃の事を話し始めた。・・・・『恋愛小説』『永遠の円環』『花』の三編収録。30を超えた僕の大学時代の友人の話。それは、生まれて初めて好きになった彼女のことを思い出してしまう話だった。十歳の頃から自分に関わる人が呪われたかのように次々に死んでしまう。種明かしのない突飛な設定が広がって行き、一つの物語をつくる。内容は題名どおりまさしく【恋愛小説】といった感じ。もともとは苦手なジャンルなので、これが本の題名だったら読んでいないかもしれない。けれど、手にとってみて正解でした。それにしても、手を繋ぎ続けるのはかなり難しい・・・。2編目は、ミステリテイストも少々ある『永遠の円環』。だが、なんといっても一番良かったのは最後の『花』。今年(03年)読んだなかでも一番の短編(中編?)では!というくらい。会社を辞めた僕が受けたアルバイト。依頼主は老弁護士。高速道路を使わずに東京から鹿児島まで車でいくのだという。25年冤罪事件を追い続けた鳥越氏のプライベートな用件とは?ぐぐぐ、泣けた。電車の中で読まなくて良かった。(涙量的には、『聖の青春』に次ぐ)鳥越氏と僕のふれあい、そして【鳥越伝説】。とても静かな中にある確かなもの。離れていてもずっと残っているもの。うーん、心にジーンと染み入ります。良いです、これは。どの話でも【死】と隣り合わせである。【死】を意識することによって生じる【生】。離してはいけないもの、人。語りつくされていることなのかもしれないけれど、やはりそれでも語らざるを得ないものがあるのだろう。恋愛小説が苦手、という人にもお勧めの一冊です。『対話篇』 金城一紀 講談社(第一刷発行2003年1月)
2003年12月15日
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【世界の終わり】という名の雑貨店。君が初めて店を訪れたのは、開いてから1年経った頃でした。それから毎日のよう君はやってきましたが、僕達の間に会話は全くありませんでした。その半年後、僕は店を閉めなければならなくなりました。季節は秋から冬へと変わりつつありました。さてさて、七生子さんをはじめ多くの方絶賛の“野ばらちゃん”です。ディテールにこだわっても意味がない気がするので、やめておきます。独特の世界、空気、温度を持っているなぁと感じました(得意の逃げ!)あまり人の体温が感じられない、といいますか。他者との交わりよりも、自己の追求に重きを置くからでしょうか?正直いって、出てくるブランドは全~~くわかりませんし、描きたいもの、その精神を理解しているとはいえないでしょう。(かろうじて表紙折り返しの“野ばらちゃん”本人の写真で、雰囲気を掴むくらいです。)それでも感じるものはありました。失踪の理由を明かす手紙。ええ、泣きましたとも。それは立派に理由になるでしょう。とてもわかりやすい。同時に、今の自分には伝えたい人はいないという事がはっきりとわかって悲しくなりました(涙)【狡猾さ】という誰もが持っているもの。その使用により救われることも数多いし、なくてはならないものだと思う。だがそれを当たり前に使いこなすうちに、全てを、一番大事なものを失うこともあるのだと。でもそこを責めるのは厳しすぎます。と、ここまで書いたのは『世界の終わりという名の雑貨店』についてです。他には表題作の『ミシン』。(わかりにくくてすみません)『ミシン』は設定そのものが、個人的に多少厳しいものがあった、ということもあってか、『世界~』ほどの衝撃はなかった。根本にあるものは同じだとは思いますが。“乙女とは何ぞや”とか“美意識”なんてものはよくわかりません、ごめんなさい、というのが正直なところです。あそこまで行くのなら、最後の結末は充分納得出来ます。あーあ、何か中途半端な感想だこと。『ミシン』 嶽本野ばら 小学館(2000年11月初版第一刷発行)
2003年12月14日
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質流れのハンディカムで、閻魔ちゃんを撮るぼく。イクラ国の大統領は殺されてしまった。日記に出てくる名前を全部書き換えていく。閻魔ちゃんが帰ってくるまでに。新宿の奥で店をやっている閻魔ちゃん(本名、岩倉雅人)。部屋に転がり込み「体調の良い病人」という暮らしのぼく。結婚を控えたかつての恋人、佐和子とのセックス。突然上京した母親の一言「あんたの彼女にあいたい」。回りくどいタイトルです(笑)うまいけど。ちょっとイメージが違いました。一風変わった同棲。存在感の際立つ閻魔ちゃん。話の筋としては、爽やかさ全快!でいける話でもないのですが、悪い気はしない“軽さ”があって読みやすくて好感が持てます。“ぼく”に対する掘り下げが思ったよりも浅いので、感情移入まではいかずに、距離感を保てるというのが良いのか、“ほろ苦い”の一歩手前といった感じです。帯にある山田詠美さんの言葉、「人の見くびり方に品のある感じ。」なんか妙にしっくりきます。他にも『破片』『Water』を収録。高校の水泳部員をまっすぐに描いた青春小説の『Water』が一番好き。“きれいごと”ばかりのいかにもなイヤラシサがなくて、気持ちよく読める。『破片』の突き進み方はちょっと勘弁してもらいたいが(笑)こちらの若さのありようは懐かしさを覚えると同時に、うらやましくもある。吉田修一さんの作品ははじめて。他の作品も読んでみたいっす。『最後の息子』 吉田修一 文春文庫(2002年8月第一刷)
2003年12月13日
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「主人を捜して欲しいの」そういった依頼人は、六年ぶりに再会したかつての恋人だった。調査事務所を営む(といっても社員は自分ひとり)桜庭のもとにやってきた成美。彼女とは、かつて同棲し結婚するものだとばかり思い込んでいた。しかし今、目の前にいるのは知らない女だった。成美の夫は5ヶ月前に、会社の金を持ち出し行方不明となっている。だが、横領としては中途半端な額で、金そのものは実家が立て替えていた。ともに消えた一人の女の存在。事態は明白だが・・・成美はあくまで“夫に会いたい”の一点張りだった。この本は試し読みです(笑)『プラチナ・ビーズ』などの大長編スパイものを読みたい!だけど今まで読んだことがない作家なので短いもので様子見、ということです。結果は、可も無く不可も無し。(オーイ、適当すぎ)祥伝社の400円文庫ということで、すぐに読めてしまう薄さ。凄い驚きがあったとか、感動したとかいうのは無かったが、巧くまとめたなぁという印象。登場人物はなかなか魅力がありました。天が四物(家柄、容姿、頭脳、健康)を与えたと桜庭が言う、檜林真吾。完璧に造り上げられたマネキンのような、キャバクラに勤める、キリエ。などなど。桜庭の調査事務所が人を捜すのを専門とし、部屋をシェアするオフィス・檜林が連れ出しを専門としているという設定も面白い。そんなに深い絡みはなかったが、お互いの利害が対立するような案件だとか、幾らでも物語の可能性がありそう。この設定で、連作だとか長編シリーズものを読みたいが、続きはないのだろうか?奥行きのある長編でもいけるような設定であえて短編(中編?)を書く、というのもなかなか良いけど。わざと広がりだけを持たせる、というのも技かなぁ。言い回しなども、痺れた~というフレーズが沢山あるというわけではないですが、文章はとても読みやすくて好きです。 自分以外の人間を自分の物差しで理解しようとすることほど虚しいことはあるまい (P146)そんなこんなで、『プラチナ・ビーズ』も読みたい!という結論となりました。『冬に来た依頼人』 五條瑛 祥伝社文庫(平成12年11月初版第一刷発行)
2003年12月12日
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京都の左京区北白川に、彫刻家であった父が残した家。平屋の古い日本建築と、それに連なる典型的な二階建ての洋館“緑影荘”。退院した飛龍想一は、母と呼ぶ叔母と共にほぼ30年振りにこの家にやってきた…玄関の戸の壁際の暗がりに、廊下奥の片隅に、突き当たりの角に、彼女らは居る。あるものは片腕がなく、あるものは片脚がない。下半身がないものも。全てに共通して“顔”がない。衣服をまとわぬ白いマネキン人形たち。雪の夜、この家の内庭で、桜の木に首を吊って自殺した父。父はいったい何の為に人形を置いたのか?想一の周りで起こる不可解な出来事。近所で続発する児童連続殺人事件。“緑影荘”の怪しい住人たち。気難しい小説家、盲目のマッサージ師、鼠を追いかける大学院生・・・綾辻行人。この人を読むのを忘れてました。【館シリーズ】の4作目!(やっとこさ)のっけから、雰囲気がある。何かが起こりそうな予感(もちろん起こる!)。今回は、たくさんの人形がある館。街中という舞台も意味深い。この設定に、建築家・中村青司、探偵・島田潔の名前が絡んだならば・・・うう。これもかなり評価が分かれそうな作品。それくらいこのトリック?は意表をつきます。シリーズものにこれを持ってきたのは本当に凄い、というか卑怯な気もする(笑)。もちろん【あり】だと思います。“やられた感”はかなりありますが、騙された爽快感みたいなものとはちょっと違う。発表されたときはかなりの反響があったことでしょう。このあたりの挑戦の仕方は流石です。でも今のところ、私が一番すきなのは『水車館の殺人』だったりします。(これがイチオシの人は、あまりいないかもしれませんが)身体の一部が欠けた人形からの連想で、島田荘司『占星術殺人事件』への言及があるのもうれしいです。『人形館の殺人』 綾辻行人 講談社文庫(1993年5月第一刷発行)
2003年12月11日
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テレビ朝日の番組「虎の門」の【うんちく王】(第1回~6回)を活字で再構成したもの。らしい。(一度ちらっと見たことがあるだけ)私はかつて、【知ったかぶり】が許せない時期があった。“適当なこと言ってんじゃねぇよ”という心の狭い言い分。もちろん自分自身が言うのも嫌だから避けるようにした。確信があるものしか言わない。責任がとれない曖昧な言い方はしない。すると・・・何も話せなくなりました。ちゃんちゃん♪1対1なら「~って聞いたことがある」とか言えばまだいいのだが、それ以上の人数での会話だともうダメ。話に入っていけなくなる。これは本当につまらない。本当に面白みのない人間の出来上がりである。前置きが長くなったが・・・今ではその反動か、【テキトー】OK、【知ったかぶり】も大歓迎!というわけで(?)古本屋にて本書を手にとった。【薀蓄】。字からして怪しい(笑)まともじゃなさそう。しかもこの番組では、必ずしも「事実かどうか?」は問題ではない。頷かせればいいのである。番組で審議委員長を務める、いとうせいこうが「はじめに」で書いている。“薀蓄の「薀」も「蓄」も「たくわえる」という意味で、同じ意味がかさなった時点でもうしつこいのだ”普段はむしろ敬遠さえる存在ですらあった【薀蓄】を、秒数を制限することにより、話にケリをつけさせ、知識プラス話術が要求される【芸】の領域に入れてしまおうという試みである。秒数を制限しての薀蓄バトル。番組をそのまま再構成ということで、なかなか臨場感、緊迫感もある。あまり必要ではない余分な知識(笑)もたくさん載っている。いろいろな駆け引きも楽しい。飽きて嫌になる前に次に行くし。うんちくを披露するのは、伊集院光、山田五郎、上田晋也、なぎら健壱、松尾貴史ら。他、スポット的に、斉木しげる、吉田照美、ダンカン、神足裕司、石原良純、ラサール石井。豪華メンバーである(笑)やはり、伊集院、山田は強い!予想どおり。それに対して、上田晋也(元海砂利水魚)の健闘が光る。が、私が好きなのは、なぎら健一。 反則です(笑)そして、審議委員長いとうせいこう。(彼の薀蓄も聞いてみたい気もする)あとは、なぜかそこにいる解説者、勝俣州和(笑)どうでもいいことだが、勝俣のポジションはある人物と被る。ドラマにおける【松下由樹】のバラエティー版。気がつけばそこにいる。(「このミス」の後ろのほうのページに“松下由樹論”を思い出した。)まさしく、振り返れば勝俣、いつの間にか勝俣、なのである(笑)さて本題に戻って。恐らく、生ならではの面白みもあると思う。テレビもいいだろう。正直、首を傾げる判定などもあるが。番組の時には“何か”があったのだろう。だが活字化したものも、それはそれで違う楽しみがある。(証拠が形として残ってしまうのは、話者にとってはプレッシャーだろう)はっきりいってテレビの企画本はイマイチのものが多いが、これはかなりの【当たり】!トリビア本よりも、断然面白い!主な理由は2つ。ごちゃごちゃ字が多くて読み応えがあり得した気分。テレビで見ていないから自分にとっては全て新鮮なネタである。気に入ったものを二つ。いずれも野球ネタ(上田もの)。・王、松井の二人と唯一対戦した投手は、広島の大野豊。・長島親子と唯一対戦した投手は、中日の鈴木孝政。へぇー(笑)いかにもそれっぽいけど、本当かな?嘘=負け、とかではないようですが、ほとんど嘘はないみたいです。うんちくスピリッツみたいなものがあるのでしょうか?(少し違うとしても、回数だとか、年号くらい。)凄いな、みんな。どうやって仕入れてるんだろう?こういう言葉を扱ったゲーム的なものって好きだ。そういえば昔深夜に、【たほいや】っていう広辞苑に書かれている言葉の意味を適当にでっちあげる、という番組があった。あれも結構良かった。『うんちくブック』テレビ朝日「虎の門」うんちく王選定委員会・編双葉社 (2003年9月第1刷発行)
2003年12月10日
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オキナワマルバネクワガタの幼虫を求めて、沖縄のやんばるの森へやってきた、裕三とぼく。思うように成果があがらず、米軍演習林にまで足を踏み入れた二人を待っていたのは、季節はずれの1月の台風だった…パニック小説の導入のようになってしまいましたが、ミステリーです。“迫真の大自然アドベンチャー”と本の裏表紙にありますが、それは大げさでしょう(笑)職を失ったばかりのぼく・松崎秀一は、新ビジネスの第一歩として、趣味と実益を兼ねた昆虫採集に乗り出した。嵐の迫る密林の中、二人は米兵?に見つかって追いかけられる!!さらに地元のハンターをやってきて、事態は混沌としていく。そんななか、森に宝が隠されているとの情報が…うーん、まず主人公がよくわからん。何を知っていて、何を知らないのか。基準が曖昧では?たまに妄想モードに入っていくのだが、それもイマイチ。句読点をなくしたり、字を大きくしてみたり、執拗に繰り返したりといろいろとやっているのだが、どうも冷めた眼で読んでしまう。筒井康隆のような切れ味はないし、取って付けたようで空回りしてる。話自体にもあまりのめりこんではいけなかった。だが、そのなかで【暗号】と【地図】はなかなか楽しかった。よく考えれば解ける!というこれくらいのレベルが丁度良いかも。もっと徹底的に謎解きをメインにした話を読んでみたいと思った。今月に入って読んだこれまでの4冊がかなり充実していたので、物足りなさを感じてしまった。『密林』にとってみては不運だった(笑)今回一番驚いたのが・・・表紙カバーの折り返しの部分の作者の写真!じつは~、名前から受ける勝手なイメージで鳥飼さんは女性だと思っていたのだ(笑)いきなりゴツイ男がいるではないか!読んで見れば確かに男性っぽい。【昆虫】はやはり男のロマンか(笑)『密林』 鳥飼否宇 角川文庫 (平成15年10月初版)
2003年12月09日
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SM SHOW へ行きました。以前もこの日記で書いたことのある、仕事関係の集まり。中小の代理店の取締役クラスが集まっての忘年会に、またもや若造ひとりで行ってまいりました。10人程座れる大きな円卓が五脚ある中華料理店、ワンフロア貸切。席についてみると、隣は知らない方。片方は新聞社のお偉いさん。あーあ、何話せばいいんだよ。営業の話が出来ないとこういう場はつらい。タバコが吸えればなー、とこういう時だけ思う。間がとれるから。そんなこんなで結局酒を手に取るしかなく、この日は自然紹興酒へと。たいして酔いもしなかったが、時間が経つとちょっと回りの様子が違ってきた。ウェイトレスと違う女性が3人登場。前のほうで踊ってる。一度ひっこんで、再び登場。が、ついさっき、暖房の温度を下げるように頼んだおばちゃんが…マスク(眼のところだけ)をつけて、緑のメラメラの服を着て、鞭と縄を持って現れた!実はその前に、シーツを敷き蝋燭を立てて舞台は作っていたんだけど。まさか、あのおばちゃんがねぇ。とそんなことよりも、さっきの若い女性も一人出てきて…始まってしまいました。SMショー。かつてこの日記、及びBBSにおいても【Mとは何か?】で大いに議論を戦わせた私ではありますが(笑)今回はひねりなし。そのままです。おーーーーい、何だよコレ。やるんなら、せめて有志を集めての二次会とかにしてくれ。機会の調子が悪くて音楽が鳴らず、雰囲気が出てないし(違うだろ!笑)というか、そもそも私の席からはほとんど見えなかったのではあるが…おじさん達、はしゃぎすぎ。携帯も持って前に身体乗り出して。こういうのって、よくあることなのかな。集まって飲みに行くときとか、接待だとかで。あんたら、海外行って変なことしないでくれよ。数少ない若手は、皆さめきっていました。とかいいつつも・・・これで日記のネタが一つ出来た、とか思ってしまう私。重症(笑)もっときちんとしたやつなら(?)一度くらい観ておくのもいい経験か?さて、というわけで以上。ハードな内容を期待していた方(いるのか?)ごめんなさい。実は中身がほとんどない!(外側だけ)というのはここ最近の傾向です。感想などでもそうです。あと一つ言いたいこと。月曜日に忘年会はやめようよ。
2003年12月08日
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未成年娼婦バロットは、賭博師シェルのエアカーの中に居た。「―なんで私なの?」シェルがエアカーを乗り換えたあと、バロットの乗る車は・・・爆発した!バロット。卵の殻の中、生まれる前の雛を煮殺す【雛料理】から名づけられた。少女は、識閾野の選択で生き延びる為の能力を得た。【電子攪拌】― 皮膚感覚の加速装置、電子的探知能力、電子操作の3つの力。マルドック・スクランブルー09・・・市が定めた人命保護の為の緊急法令。09専門の委任事件担当官、ドクター・イースター。生命保全プログラムの有用性を証明する為、戦後禁じられた技術を用いる。そして、同じく事件屋のネズミ型万能兵器・ウフコック。脳に特殊な治療を施していて、これから記憶を失うことがわかっているシェル。記憶を抽出して記録化し、頭の中からは綺麗に消去する。 事件(シェル)を追うバロットとウフコックの前に、かつてウフコックを濫用したシェルの担当官・ボイルドが立ちはだかる。“殻に閉ざされた少女と、煮え切らないネズミの物語”(作者後書きより)よくあるライトノベルっぽい話だなーと、あまり読んだことないくせに思ってた(笑)いろいろと凝った設定は面白いけど、ちょっとパンチが足りないなとも。がしかし、思った以上のカウンターを食らいました(笑)CHPATER3 からガラリと様相が変る。コイツら、かなりおぞましい。ここからはノンストップ!! アクションシーンもなかなかの迫力。こいつは凄げぇと思ったら、さらにその上が!!というような漫画のような面白みも。気の利いたセリフ、言い回し。重たいテーマなど読み応えあり。3部作ということですし、是非続きが読みたいところ。ただ、ドクターの存在感が薄いので(笑)今後の活躍に期待。作者の名前は【うぶかたとう】と読みます。77年生まれだとか。年下じゃ!『マルドゥック・スクランブル The First Compression―圧縮』 冲方丁 ハヤカワ文庫 (2003年5月発行)
2003年12月07日
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この日は、部活の一年下が主催した飲み会。私としてはそれほど惹かれるメンツではなかたので(ひどい!)あまり行くつもりはなかったのだが、同期のAに誘われたので“一度フットサルに来てくれること”を交換条件に承諾。こんな約束を何度か他の人ともしているのだが、皆約束守ってないよ。私がいた部は一代置きに馬が合った。3年になるとスタッフと呼ばれ、部の運営を司っていたが、前年の否定から入ることが多かったので自然とそうなるのだろう。(極端に言えば【全員で決める】か【スタッフだけで決める】かの違い)なので一つ下とはそれほど仲も良くなかったのだが、“何度かマリンへ一緒にいったロッテファン”“何かと個人的に気にしていた(?)昔剣道をやっていたヤツ(私もそうだった)”の二人も来るとのことだったので、彼らと話せばいいやという気持ちで参加。私は、結構冷たいヤツです。実際行って飲んでみたら私とA以外は皆後輩(4つ下も2人居た)。こりゃ、どうなるかと思ったけど、意外や意外かなり楽しかった。それぞれの近況(居ない人も含め)は基本ですが、“別れの真相”だとか、“なんでお前があの人と二人で・・・”だとか(笑)自分が卒業して以来、一度も会っていない後輩も何人か居たけどほとんど変わらず。あいかわらず繋がっていて、それを皆に報告してネタにするヤツとか。トライし続けるのはエライなぁーなんて思いながら話を聞いてた。あとは、アーチェリーネタ。正直、うちらの代の飲み会だとまずアーチェリーの話なんて出ない(笑)が、この日も来ていた二人が今、部の【監督】と【コーチ】をやっている関係もあってか、この代はまだアーチェリーとの距離がそれほど遠くない。懐かしい専門用語(“はずこぼれ”だとか)も幾つか久しぶりに聞いた(それここそ5年ぶりとかで。日常生活で絶対使うことないし)。いろいろと思い出しちゃいました。そんななか、うれしかったこと。↑でも書いた、剣道やっていたヤツ。(Dとしておこう)とてもマジメだったんだけど、融通が利かないところがあって、話し方から、射型まで何から何まで【硬い】。キレたりもしていたけど、努力していたし、結果も出していた。そして何よりも真っ直ぐだったので、スタッフで試合の選手を選ぶときなどは、私は必ずDを推したし評価していた。「あの頃、maoさんに言われたことがうれしくて私は頑張れました」というようなことをこの日、Dに言われた。(こんな熱いくさいセリフをいうのは彼くらいなのだが)確かに励ましやら何やらいろいろ言ったけど、そんなふうにとってくれていたんだな、と。私の部へのスタンス、先輩としての在り方、というのは微妙なものがあった。(このことを【アーチェリーの“あちぇり”】で書くつもりだった)なので、正直いって、この一言がかなりうれしかった。(実は私も、熱くてくさい一面を持っているのだ。)いやー、いい飲み会だった。参加してみるもんだね。でもこういうのはやはり、せめて次の日くらいに書きたいな(笑)
2003年12月06日
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【ジャガ】こと三村幹生はユメ中に通う植物観察が趣味の中学2年生。ニキビ面の自分とは違う、“うつくしい”顔の弟と妹がいる。兄弟が住む物静かなニュータウンがある日、騒然となった。行方不明だった小学3年生の女の子が遺体で見つかったのだ。女児殺害事件。現場の壁に残っていたスプレーのサイン。「夜の王子 PRINCE OF THE NIGHT 『これが最後ではない』」さてさて。まず、犯人が衝撃的である。よくあるミステリーとは違った様相をみせる。作者の石田さん自身が手掛けた“帯”には次の文句が。ネタバレでもあるので、反転させます。(あとがきより)「弟はなぜ殺したんだろう?13歳の弟は猟奇殺人犯!?」犯人を明かしているのである。ただ、この話はそこから始まる、ともいえる。描かれる視点は、被害者側からのものではない。加害者本人でもなく、加害者を身内に持ってしまった者(この場合は一つ年上の兄)が主人公である。なので、被害者側の心情や動向が詳しく語られるのではなく、犯人を強く非難する、というのともまた違う。うーん。事件が事件だけにとても重い。痛ましい。それでもはじめのうちは、こうも気持ちの切り替えが出来るものだろうか?冷静に、前向きでで居られるだろうか?こんな都合の良い、話せる友人が現れるだろうか?などと、まだどこか文句を付ける余裕のようなもの(ひねくれているもので)があったが、先に進むにつれて益々重さが増していき読むのがつらくなってくる。そのなかでの救いは、一人で内へ内へと入っていかなかった【ジャガ】の性格と、支える仲間の存在だろうか。後半、一気に進み新たな展開となる。都合が良すぎる気もするし、この解決は納得できるものではない。だが【ジャガ】は多少なりとも救われたのだろうか?“外から”の作られた要因があったということで。与えられた局面、立場においてそれぞれ生きていかなければならない。もしかしたら死を選択せざるを得ない状況もあるかもしれない。そこから、自分の進む道を切り開いていけるのだろうか?そこまで強くなれるのだろうか?ならなければいけないのだろうけど。『うつくしい子ども』 石田衣良 文春文庫(2001年12月第1刷)
2003年12月05日
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対米宣戦の可否をめぐっての紛糾の中、歴史の裏にある幾つもの影。【真珠湾奇襲作戦】に向けての日本軍部の動き、それを察知した米諜報機関。一人の男が日本へやって来た・・・舞台はプロローグのスペインから、ニューヨーク、カリフォルニア、サンディエゴ、ハワイへ。そして広島、東京、横浜、函館・・・最も重要な意味を持つ【択捉島】へと。スペインで義勇軍に参加していたケニー・ケンイチ・サイトウ。殺し屋になった彼がたどり着いた先は?19で出奔し再び故郷の択捉島、灯舞(トウマイ)に戻り駅逓の管理人となっていた岡谷ゆき。この二人を中心に物語は進み、やがて交差する。うーん、やはり雰囲気があるなぁ。もちろん、史実に即した背景、時代設定というのが大きいのだろうが。出てくる人物もそれぞれ興味深い。皆何かを抱えている。ケニーは日系アメリカ人で、ゆきはロシア人船員との私生児。他にも、南京で恋人を失った宣教師のスレンセンや、日露間の協約で故郷から強制移住されたクリル人の子孫、宣造。朝鮮半島から渡ってきてタコ部屋に入れられた金森などなど。一人一人、生きる意味が違うというか、根底にあるものが違う。佐々木譲さんを読むのは『ベルリン飛行指令』に続いて二作目。前作は吉村昭の『零式戦闘機』『戦艦武蔵』とともに、私に戦争期の話を読む抵抗感を無くしてくれた作品。吉村氏の二作は、いづれも製造者の視点からのものだし、『ベルリン飛行指令』は輸送計画、今回の『エトロフ発緊急電』は諜報活動と、直接の最前線での戦闘を扱ったものではないが、あの混乱した激動の時を過ごした人々の生き様、人間模様はとても興味を惹かれる。張り詰めた重い空気、死との隣り合わせの日々の生活など。もちろん小説だけ読んで分かった気になるなという部分もあるでしょうが、そこで生きていた人間の熱い気持ちが描かれた作品を読むのもいい経験だと思う。話としては別物ながらも同時代を扱っていることもあって、前作の出来事、人物も登場しているのがうれしいです(あまり重要処ではないけど)。前回はトランペットが担っていた役割を、今回はハモニカが果たします(笑)シチュエーションとしては、ちょっとくさいかなーと感じてしまうところですが、ピタリと嵌ってしまうんですよね。これも物悲しい雰囲気を出すのに一役買っているのは間違いないです。スパイもの特有の緊張感が良い。特に2部でのケニーの初任務は圧巻。その後の展開も、時代背景がつかみやすいためか 『クリヴィツキー症候群』 に出てくるスパイ達よりも背負っているものが大きく感じます(本当はそうとも言い切れないしょうが)。どちらかというと『ベルリン飛行指令』のほうが好きですが(安藤大尉の男気のポイント高し)こちらも複数の人間それぞれにドラマがあり、600ページ超という長さを感じさせないほどの内容の濃さ。満足です。『エトロフ発緊急電』 佐々木譲 新潮文庫 (平成6年1月発行)
2003年12月04日
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プレコグ、テレパス他、多くの超能力者が所属する【ホリス異能プロダクション】。超能力を中和する反能力をもつ不活性者を何人も抱える【ランシター合作社】。冷凍保存された半生者と会話が出来る【愛しい同胞の安息所】。ある一つの時点から、ジョー・チップをとりまく世界は変貌した…グレン・ランシターは一つの大きな仕事の依頼を受ける。“テレパスの被害を受けている為、ただちに不活性者を派遣して欲しい”十一人の不活性者を送ることに決め、その中には、凄腕テスト技師のジョー・チップが連れてきたパットも含まれていた。彼女は過去を変えられる能力を持つ反予知者(アンチ・プレコグ)だという。チップとランシターも加わった一行は月(ルナ)へと向かった…ルナで一行を襲ったアクシデント!何かがおかしい!?チップらが陥った【時間退行の世界】。パットの能力との関連はあるのか。誰が敵で、誰が見方なのか?そもそも生き残っているのは誰なんだ!半生者となり安息所で眠る今も助言を続ける、ランシターの妻で共同経営者でもあるエラと、謎の特効薬【ユービック】の存在!!というわけでディック。猫のゆりかごさんが紹介されていた『ユービック』です!うーん、内容説明するだけで“いっぱいいっぱい”。(どうしたらあんなに分かりやすくSFの内容説明が出来るのでしょう?)まず、それぞれの設定は“お手の物”という感じで見事!【反超能力者】ってだけで惹かれてしまいます。他には後々重大な意味を持っていく【半生者】。もちろん細かい小技も利いているし、リアルな近未来?へ誘ってくれます。不活性者が揃う場面。訳者の解説と全く同じで、私も山田風太郎の忍者ものを思い出しました。“【超能力者】と【反超能力者】の複数入り乱れてのバトル!”が、しかしそんな勝手な思惑とは裏腹に・・・こんな展開、予想できませんって(笑)そこから、二転三転。実はもう一転びくらいあるんじゃないかと思ってた(最近どうも素直じゃなくなってます、笑)ラストの大ボス(?)にもう人波乱あるかな、と。まぁ、充分無茶やってますけど。メタファーの解釈だとか難しいことはあまり考えずに、単純に楽しみました(最近こればかり)。設定は違いますが、筒井康隆の『パプリカ』のような面白みがありました。SFってテーマが難しいのが多いし、特にディックは難解だともききますが、ストーリーを追っているだけでも独特な世界観を堪能できるし、自分にはない視点を得ていろいろなものを覗き込め、空想力が強化された気がするとともに異次元への旅を満喫したお得な気分(?)。原書『UBIK』 Philip K.Dick 1969『ユービック』 フィリップ・K・ディック 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫(昭和53年10月発行)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全~~~く関係ありませんが。『ユービック』ときくとどうしても【ボーリック】を思い出してしまう。マリンでジャンプしながら名前を連呼したこと、そして彼自身初のサヨナラホームランをスタンドで見れたことを、私は決して忘れない…なんのこっちゃ(笑)
2003年12月03日
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今度は個人的な話を。何故アーチェリー部に入ったのか?理由は幾つかある。・自分をアピールする(誰に?)には運動系しかない。・弱いチームより強いチームがいい。・チャラチャラしたのは嫌。・でも体力がないのは自覚している。・大学ならではの、ちょっと変わったことがしたい。・スタートラインが一緒で真剣勝負出来るなら尚更いい。・袴は別にもういいや(剣道やってたから)というわけで、もうこれ以上ないくらい条件ぴったり(笑)それプラス、見学した時に居た女子の先輩が綺麗過ぎた、というのも大きい。(いやー本当に2つ上の女子の先輩は凄かった。前も書いたけど)で、ここからはその活動内容を詳しく書こうかと思ったけど(完全なる自己満足の世界ですな)手元にあるはずの資料(試合結果、得点など)がなく、一時停止。休みの間に探して上書きします。そのうち、こっそり更新する予定なので、心が広い方限定で(笑)読んでいただければうれしいです。その時はもう少しまともなタイトルになっているはずです。私だってつらいんです、こんなの出すのは(笑)【あちぇり】=【焦り】。説明入れている時点で敗北です。
2003年12月02日
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唐突ですが、行きます。アーチェリー(洋弓)とは・・・簡単に言えば、的に向かって矢を射ち、当たった点数の合計を競うというもの。ダーツを大げさにした感じといえばわかりやすいだろうか(わかりにくいか?)特定の技術は必要だが、ゲーム性が高いスポーツといえると思う。競技にいくつか種類はあるが、私がやっていたものを紹介すると・・・距離は、30mと50m。(他に70m、90mもごくたまに)【的】の直径は80センチ。(70m~のは一回り大きくなる)中心の1直径8センチの円内が最高の10点。そこから同心円で外側に大きくなっていく。8センチずつ9点、8点、7点・・・・一番外側の円が1点。的の色は内側から2点ずつ黄(金)、赤、青、黒、白。10金なんて言い方をします。50mを3本×2を6エンド(ボーリングの何フレみたいなもの)の計36本。同じく30mも36本射ち、合わせて72本の合計得点で競います。(細かいルールの変更はあるかもしれません。今50は一挙に6本かも)満点は720点。ですが、さすがにそれは無理。当時のうちの大学のレベルでは、常時630射てればエース候補。強豪校の選手でも660くらいが上限でしょうか。(70まで行ってたかな?)これはうちだけかもしれませんが・・・600という数字は特別で、一番初めに設定される目標でした。(初めて600UPした時には“池に落とす”という儀式もありました。)さて、どう考えても個人種目。が、団体戦というのがありました。さらには、大学の部活の場合、春の団体リーグ戦こそが一番の目標となる。対戦方法(当時の男子のルール)選手は11人。それぞれ72本射つ。得点上位者8名の合計点数で競う、というもの。すると、4756 対 4832 なんて戦いになります。一本一本の合計が、4千以上の数字に。積み重ねの凄さを感じてしまいます。こうなると、10点、20点の差でも【大接戦】です。(例えば1本ミスして的外に射ってしまえば、それでもう最大10点の差に!)そして、なんと、全くの同点!なんてケースも。(これが思ったよりもある)その場合は確か、それぞれの最高得点者の点数による判定だったかと。この団体戦の点数争いは、なかなか見所があります。実力が伯仲している場合、やっている当人(当チーム)はドキドキもの。エンドごとに上下しますし、流れもあるし、風によって条件変ったりもするし。得点は各エンドごとに集計され掲示されます。上位に入っている選手がミスすればチーム得点に直結するし、当然、チーム得点になるメンバーの入れ替わりなんてのもあります。50で負けたけど30で大逆転だとか、最後の1エンドでひっくり返されたとか。リーグは、1部A・Bブロックそれぞれ5校ずつ。それが4部まで。それぞれの部の上位2校、下位2校がすぐ上・下の部との入替戦。例:1部A6位、B6位と2部A1位、B1位の4校で入替戦。 上位2校が1部(残留・昇格)下位2校が2部(残留・降格)うちの学校は1部に居たのですが、私が在籍中は常に2部との入替戦でした。つまり、あまり強くはなかったわけです(苦笑)もう、毎年毎年ギリギリの戦い。変に伝統だけはあるから自分らの代で2部に落とすわけにはいかないし。入替戦のその場に居るだけでも変に昂揚し、緊張感も凄かった。私は選手としての出場はありませんでしたが、選手は何倍も大変だったでしょう。そのかわり、最後に何とか残留が決まると、それはもうホッとしたものです。決勝戦などの華やかな舞台ではなくても、それ相応の喜びが確かにありました。それから数年経ち、マイナーさは変わらないながらもまだリーグは健在。一度2部に落ちてしまった我が部も、なんとか1部復帰を果たしたようです。(でも、今年もかなり危ないようですが)こういった団体戦を見れば、なかなか面白いんだけど・・・初めての人が見ると、なんだかよくわからなくてつまらん、というのもまた事実。矢が当たったところも見えないし(慣れれば見えるが)、第一試合時間が長い!射った後、矢を取りに行かなければならないし(採点もこのときにする)、なんだかんだで50、30mやると3、4時間かかってしまう。特別なアクションがあるわけではなく、同じ事の繰り返しだし。なので、オリンピックの放送などもパッとしないし(それでも工夫はしているようですが)ナンシー関が「つまらん」というのも無理はない(笑)そしてやはり、競技人口の少なさが致命的。日本のトップ選手が20年も同じ人(=山本博)というのは大問題。弓具の高さ、練習場所の無さ、など問題山積み。現役のアーチェリー部の方々には是非とも頑張ってもらいたい。と、だいぶ熱く語っているように見えるかもしれません。が私個人は、アーチェリーという競技そのものに対して、それほど興味を持てなかったというのが実情です。仲間内では皆わかっていたと思うけど。
2003年12月01日
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