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第12回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。 プラ・バロック■内 容 主人公は、射撃の名手で神奈川県警機動捜査隊に所属する美貌の女性刑事・クロハ 刃物で首を切り大量出血させる連続殺人。 そして埋め立て地の冷凍コンテナからは、集団自殺をうかがわす14体の凍死体が発見される。 冷凍コンテナ事件を追う内に自殺サイトの存在が明らかになり、鼓動と呼ばれる管理人にいきつくクロハだが・・・。■感想など 第12回日本ミステリー文学大賞新人賞で、応募作151編から選ばれた最終候補4編の選考で、選考委員の有栖川有栖、石田衣良、田中芳樹、若竹七海が全会一致でこの作品を選んだそうな・・・・。 驚くべきことに公式HPまで作られてる。-◆- 恐ろしく怜悧な作風。 あまり読んだことのないメタリックな味わい。 生活臭のない無機質な文章。(良い意味でも悪い意味でも・・・) 仮想空間が絡む物語はミステリだけどSF的な肌触りも・・・。-◆- 機動捜査隊に移動してきた女性刑事・クロハと古株刑事カガの対立など、お約束の展開もあるんだけど、普通の警察小説とは違ってる。 登場人物の名前はクロハ、サトウ、タカハシなどほぼカタカナ表示で、日本が舞台でありながら何かしら無国籍な雰囲気。 時代的にも現代なのか近未来なのか掴み所のない不思議な別世界のよう・・・。-◆- 自殺願望と殺人願望が絡み合って、事件は収斂していく。 クロハの追跡行は突き刺さるような苦しみを伴う。 生と死、現実と仮想、残虐と正義、どれもこれも尖ってる。 クロハが追いつめた犯人は、犯人であって犯人でない・・・。-◆- 静かな作品だけど、読み終えてから圧倒的に不可思議な後口を感じさせる。 フ~~ム? 面白かったのか、面白くなかったのか? 文学だけでなく、アニメなど今風のメディアの影響を感じる作品。 際だってクールな1作です。★映画版レインフォール(DVD)レイン・フォール/雨の牙 コレクターズ・エディション (レインフォール)★小説版レインフォールレイン・フォール/雨の牙
2009.09.22
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CIAで戦略スタッフだった作者による暗号化プログラムを巡るサスペンス。フォールト・ライン■内 容 優等生の弟アレックスは弁護士になりシリコン・ヴァレーの法律事務所に勤務。 体育系の兄ベンは軍隊に入り、今では特殊部隊に身を置き、暗殺などにも手を染めている。 過去の悲しい出来事から、二人の間には決定的な確執が生まれ、ここ数年は連絡も取り合っていなかった。 アレックスは、莫大な利益を生み出す画期的な暗号化プログラムを開発したリチャード・ヒルゾーイの代理人となって特許事務などに携わり、製品化後の手数料収入を踏み台にして法律事務所で共同経営者に名を連ねることを狙っている。 そんなある日、ヒルゾーイが殺される。 さらにこのプログラムを審査していた特許局の係官も殺害される。 そして、謎の敵はアレックスの自宅に侵入し・・・・。 九死に一生を得たアレックスは、敵の魔手から逃れるために兄ベンに助けを求めるのだが・・・。■感想など 08年に映画化された『レイン・フォール/雨の牙』(出演:椎名桔平、長谷川京子 他)の原作者で、CIAで戦略スタッフだった作者によるサスペンス。-◆- 画期的なセキュリティソフトのもととなる暗号化プログラムを巡る攻防がストーリーの柱。 弁護士のアレックスが見えない敵から命がけで逃れるストーリーは小気味いい。 実際にCIAスタッフだった著者の経験が活かされていて、リアリティな諜報の世界が書き込まれていて、テンポ良く読み終えました。-◆- アレックスとベン、そしてアレックスの同僚女性弁護士が正体不明の敵と攻防を広げるのだけど、スケールの大きさはそれほどでもないかな・・・。 敵の正体に関する謎解きにもそれほどのサプライズは感じない。 そのあたりを差し引いても、それなりに面白かった。 大傑作ではないけど、まずまずの作品でした。★映画版レインフォール(DVD)レイン・フォール/雨の牙 コレクターズ・エディション (レインフォール)★小説版レインフォールレイン・フォール/雨の牙
2009.09.10
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