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2007年【日】監督:周防 正行(「Shall we ダンス?」「シコふんじゃった。」)(「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?」原作)『朝の通勤・通学ラッシュの電車内で、近くに乗り合わせた女子中学生から身に覚えのない痴漢行為をとがめられ、現行犯として逮捕されたフリーターの金子徹平(加瀬亮)。清廉潔白であることを確信する彼は、警察署や検察庁での取り調べでも一貫して無罪を主張するが、誰もその声に耳を傾けようとはせず、ついに徹平は起訴される。そして、ベテラン弁護士の荒川(役所広司)、新米弁護士の須藤(瀬戸朝香)が彼の弁護にあたるなか、法廷の場での困難な闘いが始まる。 』(wowow online より)これはしんどい話なのだが、主人公のどこか飄々とした感じと作品全体の軽いタッチのおかげで、落ち込まずに観ていられる。痴漢冤罪の話題のたびに、この映画のタイトルが必ず語られるほどだが、2007年上映から数年も経って、「代用監獄」制度が少しはましになったという話はついぞ聞かない。この主人公は、支えてくれる友達(山本耕史)と母(もたいまさこ)が献身的に街頭に立って活動したり、信頼に足る弁護士を見つけたりしてくれたから、神経がもっているのだろう。頼りなげなわりに打たれ強いのは「映画だから」。うわぁん。居酒屋などで繰り広げられる弁護士トーク、生々しい法廷シーンなどが、とても勉強になる(はず)。腹立たしい、検察=裁判所のなれあいっぷり。これは、何度か、そしてみんなが、観るべきである。
2014年08月13日
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2012年【日/米】Emperor監督:ピーター ウェーバー(「真珠の首飾りの少女」)『1945年、第二次世界大戦終結直後。米軍のマッカーサー(トミーリージョーンズ)率いるGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は日本に上陸し、占領統治を始める。マッカーサーが戦犯の拘束を開始する一方、日本の文化に精通する部下のフェラーズ准将(マシューフォックス)に真の戦争責任が日本の誰にあったかを突き止めるよう命じる。フェラーズは日米で異なる国民性に困惑すると同時に戦争責任の調査が難しいと実感しつつ昭和天皇(片岡孝太郎)の周囲で知られざる事件が起きていたと知る。』(wowow online より)敗戦後の天皇やマッカーサー、戦争責任の追及や8/14に起きたクーデター未遂など、これまでにない視点で描かれた貴重な作品の登場は意義深い。アメリカ人の史観とは一線を画するので本国では全くヒットはしなかったそうだが、これからもいろいろな視点の映画が作られると良いなぁと思う。仕方ないとは思うが原作にもないという、フェラーズさんの日本女性との恋愛ストーリーは、じゃま。
2014年08月11日
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2013年【日】監督:是枝裕和(「空気人形」「花よりもなほ」「誰も知らない」)『野々宮良多(福山雅治)は一流大学を卒業し、大手建設会社に勤め、都心の高級マンションで妻のみどり(尾野真千子)や6歳の息子・慶多と暮らしていた。ある日、6年前にみどりが慶多を出産した出身地・群馬県の病院で赤ん坊の取り違えがあったことが発覚し、DNA検査の結果、慶多が他人の子どもだったと判明。野々宮夫妻と群馬県で小さな電気店を営む斎木夫妻(リリーフランキー&真木よう子)が病院の仲介で会うことになるが、彼らの身なりとがさつな態度に良多は眉をひそめてしまい……。 』(wowow online より)第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞120分の尺があるのだが、もっと短かった印象。お受験して合格して、取り違いが発覚して、面会を重ね、裁判で意外な事実がわかって、お試し交換して、、、えぇ、ほんとうに交換しちゃうんだ。聴き逃したのか、疑問。都心と群馬、新幹線に乗る距離なのだが、お受験して入学した小学校、やめちゃったんだっけ。入学式に、みどりのお母さん(樹木希林)と斎木父までついて来たっけ。他に、福山の父に夏八木勲、その妻で福山の継母に風吹ジュンが出てくるのだが、なんだろう、「血が大事」と男たち。ふぅん、そう思うんだ。そういえば日本には欧米のような養子縁組が根付く様子がまったくない。育ての子と裂かれた尾野ママも、賑やかな家庭から急に一人っ子になったリュウセイも、かわいそうで涙が…。(;_;)福山が悟って風吹に電話するシーンでも、涙…。怒ってすたすた行っちゃうケイタ、ぷりぷりしてプチ家出?するT坊を思い出したよ(笑涙)ラストのあっけなさに、ダンナは「えーっ」とがっかりしていたが、もう少し福山を懲らしめたかった(笑)という気持ちは多少理解できる。でもね、これで良いのですよ。「誰も知らない」でおなじみの、監督の子役の演出法、電気屋さん家庭の賑やかさとか、スーパーの遊び場での様子がすごく自然。最低のセリフと動きだけ教えて、あとは大人も自然に振る舞う感じが何とも言えない。
2014年08月07日
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2013年【米】Pacific Rim監督:ギレルモ デル トロ(「パンズラビリンス」)『太平洋の深海から、巨大生命体が出現。“KAIJU(怪獣)”と呼ばれる巨大生命体たちは世界の都市を次々と襲い、人類は滅亡の危機に瀕する。そこで人類は英知を結集し、ヒト型巨大ロボット“イェーガー”を開発。“イェーガー”の名パイロットだが、“KAIJU”との戦いで兄を失ったローリーは一線に復帰し、日本人研究者の森マコ(菊地凛子)とともに旧式イェーガー“ジプシー・デンジャー”に搭乗。2人で“KAIJU”と戦う。 』(wowow online より)日本代表菊地凛子登場、子役ナンバーワン芦田愛菜ハリウッドデビュー、パチパチパチ…ウープス…。オマイガーッ。ワッツ!カイヂュー!これは、ヒットしたんでしょうか。私にはまったくつまんなかったのですが、ロボット物愛のファンにはたまらないのかなぁ。
2014年08月07日
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