全24件 (24件中 1-24件目)
1
大型連休。-----ということだが、私のような職業の人はおそらく皆同じではないかと推測するが、連休とか祭日の休み、あるいは夏休みだ冬休みだということは、あまり関係ない。 出版関係のイラストレーションを多く手がけていた頃は、むしろその制作に追われて逆に休日どころではなかった。というのは、休みに入る担当編集者がドカっと私どもに仕事を託すからだ。若い頃の私は、大型連休をゆっくり過ごした記憶がない。それが不満だったかというと実はそうでもなく、電話や会議に煩わされず仕事に専念できたので、むしろ気分はリラックスしていたのである。 他人はしばしば、自由業だからいつでも好きな時に休めて良いですねと言う。「はいはい、そのとおりです」と応えるけれど、職業人としての「芸術家」って、私の知っている限りではあるが、ものすごく勤勉。むしろ仕事中毒ぎみなんじゃないかしら。 考えてもごらんなさい、きままにやっていては作品なんてできっこないんですから。 私の場合、作品の起筆時は言うなれば普通の生活人としての時間を引きずりながら描き始めるのだが、次第に作品の時間を生きるようになる。そうなると、作品が作者の勤勉を要求するのである。 というわけで、今日も終日、仕事場。作品はいよいよ後半に入ってきた。 7月の医療クリニックでの美術講義は、「遠近画法の思想と視線の哲学」をやろうかと思う。
Apr 29, 2017
コメント(0)

来る6月11日(日曜日)、日野市民会館「ひの煉瓦ホール」において、私の合唱団「かしの木」が賛助出演する『第12回 童謡と唱歌のフェスティバル』が開催されます。お近くの方はどうぞお越し下さい。 開場13:00 開演13:30 入場無料
Apr 28, 2017
コメント(0)
二日間この日記を書かなかった。忙しかったからだ。 今日は夕方から月に一度の日野市民生委員合唱団「かしの木」の練習。 今後いくつかの出演スケジュールがあり、それぞれ曲目プログラムが異なるので、曲をおぼえるのが大変だ。そして今日は、私は、オワライ芸人が言うところのイジラレっぱなし。 じつは昨日、日野市全域の民生委員全員と市長を初めとする来賓を迎えての年度始めの総会だった。私の所属する地区はその幹事当番。各員がそれぞれ役割を分担して会議を進行したわけだが、私の役割は、閉会直前に「民生委員の歌 花咲く郷土」を歌唱リードすることだったのだ。 市民会館ホールの大勢の前で歌うことには何の抵抗も無い。マイクも必要ない。私の声は充分ホールの後ろまで届くであろう。私は前もって司会者にマイクは使わないことを伝えてあった。 私は歌った。歌い出したとたんに会場がどよめいた。一緒に歌うはずなのに、歌うのをやめてステージの私を見ている。------歌いおわると拍手や声援がわきおこったのだ。 まあ、そういうわけで、たぶん、役目は果たせたのであろう。ある委員が私に言った。長年、毎年毎年おなじようにやってきて、会場がどよめいたのは初めてだ、と。 私は笑って聞き流したが、----この一件について今日はイジラレたのである。ホメてくれているのだから、ありがたくイジラレ倒されていた。合唱指導の先生曰く、「歌の内容にぴたりとハマッテいた!」と。ウフフ、である。 昔、大学入学当初、学校で身体検査がおこなわれ、そのとき私の肺活量の数字を見た保健士がちょっと驚いた。平均値をかなり上回っていたらしい。いま72歳になって、19歳の頃の肺活量と比較することは全くできないし、歌っていても息がつづかなくなっていることは自覚している。それでも3年近くでわずか30数回の合唱練習ながら、次第に肺活量が復活していると思える。 楽譜には無い息継ぎのズルの仕方を自分なり覚えたこともある。が、やはり練習の成果と言ってよさそうだ。 今日も先生にイジラレながら、「生徒として良い生徒でしょう?」とやりかえすと、先生はあっさり頷いて認められた。------私は、「この先生は自分に適している」と直感すると、自分を捨ててその場で徹底的に教えを吸収する性分なのだ。
Apr 28, 2017
コメント(0)
午前中に民生委員としての仕事を4件済ませ、午後から制作。 私のエイジェントからニューヨーク展開幕の報せ、そして次の7月のアメリカでの国際アートフェア出品作を楽しみにしていると連絡あった。それが目下制作中の作品である。難関を抜けて徐々に他者が言うところの幻想的な領域に入って来ている。描きながら最初のプランを少しずつ変更してきた。イメージが着地できるかどうか。第二の難関というところか。しかし、ここからは描いていて楽しくなってゆく(はずだ)。 次の作品の構想も念頭におかなければ。 民生委員の仕事で外を歩いていると、「山田さんはお元気ですねー!」と言われた。 私は本当に元気なのだろうか? ------元気ということにしなければ!
Apr 24, 2017
コメント(0)

Poster by Tadami Yamada
Apr 23, 2017
コメント(0)
雨があがり、気持の良い日差しだ。 注文しておいた筆30本が届いた。午後からまた制作だ。
Apr 23, 2017
コメント(0)
朝から小雨が降りつづいている。猫達が代わるがわる窓からベランダに降る雨を眺めている。じつは窓障子の下隅の一カ所だけ25cm四方、猫達のために障子紙を貼っていない。そこから外を覗くのである。 午後から仕事場に籠った。制作はほぼ予定どおりに進んでいる。来週半ば頃から後半部分に入れるだろう。
Apr 23, 2017
コメント(0)
昨夜から家人が泊まりがけで出かけ、きょうは私は猫達とともに留守番。といっても、毎日仕事場に入ったきり出る事はほとんどないので、たいした変わりはない。 帰ってくるまでに夕食の支度をしておこうとキッチンに行くと、家人がいたのでびっくりした。帰っていたことに気がつかなかったのだ。私の仕事の邪魔をしないように、挨拶もせず、物音もたてないようにしていたのだろう。 「ああ、びっくりした!」と言いながら、そのまま私は料理にとりかかった。 献立は---- 初物の筍で炊込御飯。牡蠣フライ(A1ソース)。春菊と千切人参の白和え(豆腐、白味噌、胡麻ペースト)、サラダ(レタス、水菜、レッドオニオン、パプリカ、胡桃/ノンコレステロールマヨネーズをヴィネガーでゆるめて)、初物の蕨とじゃがいもの味噌汁、ハニーデューメロン。
Apr 20, 2017
コメント(0)
実際、安倍晋三という首相は、国民をナメているのか。 国民の心の自由まで奪うような危険きわまりない「共謀罪」なる法案の必要性を説くのに、「この法律をつくらなければ東京オリンピックが開けない」などと言う。 国民の心の自由こそが重要で、政府が国民を監視し、また国民がお互いに監視しあうことになる社会が、今後100年の禍根となること必定だというのに、それとオリンピック開催とを天秤にかけて、オリンピックが開けなくなるゾと説明する、この頭! ただただ憲法改悪をめざし、戦争への道を開かんがために、なりふりかまわない振舞だ。 私は、安倍晋三の祖父岸信介に中学生のときに会いに行ったちょっとしたエピソードをもっている。その岸信介は大東亜戦争時の内閣だった。戦後、岸が首相に選出されたとき戦犯を首相にするのかと騒然となった。岸は、民主主義を弁明しておさまった。しかし、彼の本心はやはり戦後民主主義の否定であり、憲法改正を終生の悲願としていたふしがある。 中学生の私が、この「怪物」といわれた首相に会いに行ったのは、彼が安保法案強行採決のために国会に警察を入れたからだ。私は権力悪の体現者とはどんな相貌をしているものか、対面して見ておきたかったのだった。 安倍晋三首相が祖父岸信介の遺髪を継いで、自分こそが平和憲法を破棄して戦争可能な日本とする願望をもっているとは、巷間に言われつづけている。 私は思い出すのだ。かのナポレオン三世を。 ナポレオン三世は皇帝ナポレオン・ボナパルトの甥であるが、彼は伯父の栄光に憧れていた。伯父がロシア侵攻に失敗するまで次々にヨーロッパ戦線で勝利をおさめたことに、自分もそれにあやかりたいと考えていた。 ときあたかも、メキシコが財政難におちいり、フランスに負債があったメキシコは利子支払いの減額を通告して来た。アメリカ合衆国は内戦(南北戦争)でその目は内側に向いていた。ナポレオン三世は好機到来とばかりに、イギリスとスペインにはたらきかけ、連合軍がメキシコに出兵した。一気にメキシコを征服しようと企てたのである。5年間の泥沼の戦闘は大失敗に終わった。 しかし無能な権力者というものは、結局みずからの破滅まで行かないと分からないのだ。権力の「魔」が狂気を生むのか、それともバカは死ななきゃ分からないということか。ナポレオン三世はクリミヤ戦争など、次々に戦争を仕掛け、そして無惨な失敗を繰り返していたのである。 こんな男を皇帝としたばかりに、フランス国民の悲惨さも自業自得というべきなのかもしれない。 安倍晋三首相の行く末も同じようなものだろう。日本国が近い将来どのようになろうとも、歴史はこの男を処断するであろう。彼の心を「忖度」するに、憲法改正者としての栄光を歴史に刻みたいのであろう。しかし、国民が自由を奪われ、不幸になって、国が永続成立するはずがないのだ。
Apr 19, 2017
コメント(0)
午後から制作に取りかかった。あいかわらず進み具合は遅々としているが、予定どおりではある。 夕方から降り出した雨が、ただいま23時、やや激しさを増している。予報では全国的に明日朝まで荒れ模様だとか。 政権が用意している共謀罪は、国会質疑における法相の答弁を聞いていると、立法原理が「凶暴」な相貌を呈している。外敵に対抗するというよりも、極めて内向的な国民締め付けの法律である。しかも政権の意のままに解釈される非常な危険をはらんでいる。要するに、国民の本来自由であるべき政治批判の言動に、あらかじめバツ印をつけてしまえば安心だとする、この政権に特有の薄っぺらさが恥も外聞もなくあらわれている。かつてこの「共謀罪」と称しているのとまったく同様の法律が、どれだけ日本国民を残酷に虐げたか、それは日本国の進み行きにとって無意味なことであったばかりか、人間に対する国家的な犯罪だったといって良い筈だ。その悪の轍を、いま、政権は強引に踏もうとしている。ならずもののように!
Apr 17, 2017
コメント(0)
東京は夏日である。一気に気温が上がった。暑くて頭がボーっとしている。 昼過ぎ、シャツ姿で市長選挙の投票へ。
Apr 16, 2017
コメント(0)
二人の中年女性が、動物用のキャリーケイジを持って、何やら不思議な会話をしているのが耳に入った。 彼女たちの後ろから自転車を走らせていた私は、数日前にも同じケイジにそれぞれ猫二匹を入れている彼女たちに出会ったな、と思いながら追い越した。 知人の家の前に猫がひなたぼっこをしていた。私はふと気にかかって自転車を止めて振り返った。 案の定、彼女たちは忍び足で猫達に近づいていた。猫は、すばやく別々の方向に逃げた。 一匹が私の方に走ってきて、私を通り越して山際の道に入った。一人の女性が尋常でない様子でその猫を追って私を通り抜けようとした。私は、「何をなさっているのですか?」と声をかけた。彼女は何か言ったが、聴き取れなかった。 別の女性が、「向こうへ逃げた」と言いながら、近づいてきたので、私は彼女にも問うた。 「野良猫をつかまえているんですよ。避妊手術をするんですよ。みんな迷惑しているでしょう、野良猫が増えて」 「そうですか。あなたがたはどういう方々なんですか? どこか、そういう団体の方ですか?」 「個人です。ボランティアでやっているんです。みんなのために手術をしているんです。もう20匹つかまえました。あの逃げた猫は、子どもを産んだばかりでしょう」 -----そう傲然と言い残して、もう一人の後を追った。 彼女の言ったことが本当かどうか、私には分からない。 何十匹もの猫の避妊手術の費用を、「個人」が負担しているというのだろうか? 彼女たちは、何処からやって来たのだろう? 数日毎に捕獲したたくさんの猫を、どこの動物病院で手術をしているのだろう? 避妊手術をしたとして、その後、その猫達をどうしたのだろう? 私は答を持っていない。そういう彼女たちに遭遇したとだけを書いておく。
Apr 14, 2017
コメント(0)
6月半ば過ぎまで多忙なスケジュールが組まれているので、責任を全うするために、今朝、主治医のクリニックに行き健康面のアドヴァイスをもらった。 「山田さんは栄養管理も理論的に長年上手にやってこられたので、血液検査でも、その管理にゆるみがでると、普通の人なら気付かないようなわずかな数値の変動にあらわれる」と評された。たしかに、たくさんの検査項目のなかのたった一カ所の数値の動きを医師に指摘されるだけで、毎日の食事のなかで何をゆるめたかが、自分自身ですぐに思いつく。「ははーッ、そうか!」ってなものだ。 しかし、実のところ、私の最も特徴的な健康法は、生活を深刻にとらえないことかもしれない。なんでもおもしろがって、ケラケラ、ガハガハ笑っている。クスクス笑いではないのだ。若い頃から私の笑い声がおおきいと言われたものだが、「忍び笑い」なんて、私自身に関する辞書にはない。 診察やアドヴァイスを受けながら先生の言葉にさへ笑っているのだから、これこそ病気かな? 医師も一緒になって笑っている。患者さんと笑いながら診察することなど、あまりないかもしれない。どうです、先生? 帰りがけに、4回目になる美術講義をたのまれた。聴講を楽しみにしていると、コメントが寄せられているようだ。嬉しいことなので、7月で日程調整することを約束した。 午後、ある雑誌から電話があり、私の38年前の作品2点を特集記事のなかで再掲載させてほしいと言う。若描きの作品をいまさら再び雑誌に載せるのにはためらいがある。 昔、その作品の執筆依頼をしてきた若い編集者はすでに亡くなっているとのこと。初めて知った。当時、彼はたしかまだ大学生で、その一方で雑誌の編集をしていた。我家に食事をしに来たこともあった。 そんなことを電話で話しながら、進行中の特集記事について納得もして、再掲載を許可した。無断で作品を使用する連中もいるが、筋を通して来ている。 若描きではあるが、私の通ってきた道だ。たまたま先日も書いたが、作品は作者の手を離れて、こうしてどこかで生きていたり、甦ったりするものである。
Apr 14, 2017
コメント(0)
一昨日で寒さは終りと気象予報士が言っていたが、どっこい、そうはさせじと寒さが居座った。いや、私が早々と少しばかり薄着にしたので、感覚が慣れていないせいか----。 午後から制作にとりかかった。 ここにきて進行がやや遅い。実際の2倍以上の大きさの女性の肩から上の裸像を描いている。大きさゆえに肌の描写に一層の厚みが必要になり、そのため時間がかかっている。 まあ、筆を動かしながら、作品として自分自身にもあいまいだった意味が分かってきたり、その意味する方向へ近づけるイメージを捕捉できたり、遅ければ遅いだけの効能はあるのである。来週いっぱいかかって首や肩を描ければ、ひとつの大きな山を越すだろう。たぶんそのあたりから少しずつ仕事が楽しくなってくるだろう。 あっ、そうだ、再来週の水曜日、市の民生・児童委員の年度始めの総会で、ステージで歌唱リーダーとして歌はなければならないのだった。忘れていた。楽譜はあるけれど楽器を持っていないので、私自身の音感だけで曲をおぼえなければ。歌詞もだ! そんな私が、130名ほどの人達にむかってどうしてリーダーをやらされるのか------トホホ
Apr 13, 2017
コメント(0)
あいにくの雨のなか、午後3時から児童委員としての地区代表者会議に出席。作品制作は休み。
Apr 11, 2017
コメント(0)
今夜は早めに就寝しようと、一日最後のメール・チェックのためコンピューターを起動させたところ、最新ニュースに浅田真央さんがフィギュアースケートを引退するとあった。驚くと同時に矢張りそうかという思い、また、残念だなー、もう競技姿を見られないのかという思い、オールドファンとして様々な思いが過った。 昨日の日記で映画のことを語りながら「世代交替」を考えたりしたものだから、日本フィギュアー界にも世代交替かと、ヘンな一致に「ありゃりゃ!」となった。 私は昔はフィギュアースケートなどには全然関心がなく、TVで観たこともなかった。それが、かなり熱心に競技の中継を観るようになったのは、荒川静香さんなど、世界のトップ・アスリートとして、文字通り世界を牽引している日本のスケーターがずらりと居並ぶようになったからだ。 フィギュアスケートばかりではない。野球にしろ、サッカーにしろ、テニスにしろ、日本のアスリートたちは、まさに勝負師として己の力で世界を引っ張っている。 彼らは「内向き」の心などでは全然ないはずだ。まさにコスモ・ポリタン(国際人)なのだ。私はそこに注目する。
Apr 11, 2017
コメント(0)
ときどき雨が降ったり止んだり。外出をやめて午後から仕事場にこもって制作。 ところで、昨夜、TVで映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (The Curious Case of Benjamin Button)』( 2008年 アメリカ映画)を観た。すでに観ていたが、良くできた作品なので何度観てもおもしろい。 監督デヴィッド・フィッシャー、主演ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット。原作は1922年に書かれたF・スコット・フィッツジェラルドの短編小説。 80歳の老人の姿で生まれた赤ん坊ベンジャミンが、年を重ねるにしたがって若い姿となり、ついに赤ん坊の姿をした老人として死ぬという物語。それだけではおとぎ話だが、そこはさすがにと言うべきか、見応えある一種の哲学的な作品になっている。監督の力量と俳優陣の着地処を心得た堅実な演技が、登場人物一人一人の人生に確かな肉付けをしている。おとぎ話に見えないところがすばらしい。 80歳の少年ベンジャミンを演じるブラッド・ピットのメーキャップがみごとだ。彼が年をとるにつれて姿形は若くなってゆくが、彼の周囲の人物たちは、当然、次第に若さを失い老いの姿をさらすようになる。ある時点で、ちょうどXのように、ベンジャミンとケイト・ブランシェット演じる幼なじみの恋人が、両者の実年齢と外形が一致する。-----こういうプロットが実におもしろいのだが、二人はデートを重ねるうちに彼女は妊娠する。もちろん彼女は結婚を望むけれど、ベンジャミンは言うのだ。僕はだんだん子供になってゆく。君は一度に二人の子供を育てることになり、やがて年老いた君の腕の中で僕は赤ん坊になってしまう。そんな人生に耐えられるか、と。 おもしろいねー。人間の世代交替-----生物の生殖と世代交替-----その社会的な問題が永遠の「謎」のように出てきている。原作者フィッツジェラルド、たんなるおとぎ話(ファンタジー)を書いたわけじゃないってことだ。 というわけで、映画を観たあとで、私は自分の記憶に映像として鮮やかに残っている4,5歳ころからのこと、そして同じ時期のポカリと抜け落ちて記憶として定着しなかったことなどをいろいろ考え、眠りについたのは午前3時半だった。ベッドに入ってから、ここ数日読みつづけている英語の小説本を手にとったが、明日(つまり今日)に差しつかえると思い直して眠りについたのだった。
Apr 9, 2017
コメント(0)
土曜日ということもあって午後から仕事を始めた。 現在制作している作品で、私としてはほとんど初めて陰影を強調している。というのも、私はこれまで「光と陰」は、それだけで既製の「意味」----ということは「光と陰をめぐる文化的な意識」ということだが----を付与してしまうので、2次平面上に擬似的立体感を描出するためだけにぎりぎり抑制した。少なくとも光と陰が過剰な意味をもたないようにしてきたのだった。 陰影はたしかに画面に深みを出し、鑑賞者の感情をゆさぶるには有効だ。しかし、私が絵でやろうとしていることは、----うまく言えないが----鑑賞者が情緒的になることの拒否である。情緒を介して作者である私と鑑賞者とが連帯したくないのだ。もちろん、作品は完成して公表したときをもって作者の手から離れてしまう。鑑賞者が受け入れようが拒否しようが、情緒に浸ろうが如何様に解釈しようが、鑑賞者の勝手だ。作者の主張は作者の胸の内でしかない。 昔、知り合いの大学用ドイツ語読本の編集者が、「山田さんの絵の実物を見て、意外だったんですが、地に這いつくばった視点ではないんですねー。陰にひそんでいるものがない。あけっぴろげだ」と言った。 私は笑った。が、じつはこの評、図星だったのだ。私の笑いは、愉快だったからであった。 というわけで、私なりに考えて光と陰の強調を排除してきたのだが、今回、もしかすると陰影に別の意味を付与できるかもしれない、と思い始めている。で、ここは一丁、描いてみるか、となった。 さて、どうなることやら------
Apr 9, 2017
コメント(0)
午前中、近くの中学校の入学式に出席。この少年・少女達が、軽佻浮薄な政治家の罠にはまって未来を失うことなく、真のコスモポリタン・パーソン(国際人)になられることを、私は心から願った。満開の桜は、いまにも降り出しそうな雲行きのなかで、少しく色を滲ませていた。
Apr 7, 2017
コメント(0)
終日,仕事場に籠って制作。
Apr 6, 2017
コメント(0)
完全に誤った見解なので、ここに指摘しておこう。 産経ニュースが《教育勅語を全否定する野党と一部メディアの大騒ぎ それこそ言論統制ではないか》という見出しで、〈教育勅語について「教材として用いることまでは否定されるべきでない」とする政府答弁書をめぐり、野党と一部メディアが大騒ぎしている。安倍晋三政権の「戦前回帰」との表現まで持ち出して世論をあおる論調も出てきた。教育勅語を完全に否定するやり方こそが言論統制ではないか。〉と書いている。(2017.4.5 09:19 http://www.sankei.com/politics/news/170405/plt1704050016-n1.html) 産経ニュースらしい問題の視点をずらした見解の立て方であるが、問題点は与野党の政争の具というより、「教育勅語」は、「勅語」である限りそれを国民教育にもちいることは主権在民の憲法に違反しているのである。したがって、ジャーナリズムの一端を担う産経ニュースも言論統制などとトンチンカンなことを言っていないで、政府の見解の重大な誤りを指摘するのが本筋というものだ。 ジャーナリズムの歴史には、第二次世界大戦時代、日本のジャーナリズムは事実を報道するペンの翼を政府によって完全に折られてしまったし、同時代の初期、アメリカ合衆国では自動車王フォードが新聞を創刊して、ナチスの台頭に加担するプロパガンダを展開したという事実もある。ナチスの台頭と暴虐を許したドイツ国民のジャーナリズムは、日本同様に政権隷従状態だったのだが、それは国民が怠惰だったからだというドイツ内部からの学術研究がある。 ジャーナリズムの本来的な姿は、第一に政府の動向を厳しくチェックして国民に知らしめることであるが、上記2,3の歴史的サンプルのように、必ずしも本来的な使命を果たさない、あるいは自省無くいつのまにか大きく足を踏み外して行くこともあるのである。 産経ニュースを読みつづけていると、私にはかなり編集方針の意図的なことが明らかになって来ている。そして、その書き方はおそらく「社是」に沿ったものではないかとも感じている。 政権の限りなく憲法違反に踏み出している見解に対する指摘や議論、-----しかも全国民の未来教育とその洗脳的な教育によって個人の自由を侵犯しかねない問題(事実、戦前、その教育によって国民皆兵の軍国主義をやすやすと実現したことを忘れてはなるまい)についての政治家やメディアの報道姿勢を、「言論統制」などと言うのは同業メディアとして無知もはなはだしいと言わなければならない。「言論統制」とは、権力者側からの絶対命令なのだから。
Apr 6, 2017
コメント(0)

終日,展覧会用作品制作。・・・・・・・・・・山田維史《襤褸の旗》Tadami Yamada 《The Flag in Tatters》
Apr 4, 2017
コメント(0)
「亡国主義の文部科学省」-----文部科学省が初等・中等教育において時代錯誤の偏った愛国主義を全面に出して来た。日記のタイトルはそのことを指している。 文部科学省は、こと学校教育に関しては、これまでにも愚劣かつ学問からは遠い亡国的な方針を居丈高に繰り返して来た。(実際、不思議だ、どうしてこうも愚かな人間達がこの部署に集まってくるのか。)彼らが「愛国」と信じていることが(もしくは信じているふりで、身過ぎ世過ぎしていることが)、どれほど軽薄で、しかしながら一過性ではない軽薄さゆえにおそろしく病的な主義主張であることか。 今まさに日本は、社会問題として、政治がらみのニュースとして、「愛国」という美名で覆い隠していた病巣の腐った膿がじくじくと滲み出している。事態の「不可解」と見える点に、極右愛国主義の悪の本質が縮図となって露見している。 人間はその長い時間のなかで、ときに一握りの目覚めた人たちだったにしろ、実際、人間の自由の高邁な理想像を探求してきた。自由ということが大切なのだ。その英知に照らし合わせて国民教育を議論しなければならない。文部科学省の官僚ごときが、自分の身過ぎ世過ぎに精一杯の浅知恵で、居丈高に方針を決定すべきではないのだ。 私は人間の未来へ向かう精神について悲観してはいない。人間は行きつ戻りつしながらも、常に過去を克服してきた。過去に良きことなど、----少なくとも「社会制度」に関しては、戻るべき良い事などない。人間の歴史はそれを示している。その「智」を血肉とするには己の人生が間に合わなかったとしても、国民教育が、一時の政権の意を呈した旗振りであってはならないことぐらいは、肝に銘じておかなければなるまい。その点にこそ「誇り」をかけなければ。無知で無恥な国民の輩出は、愛国どころではない、亡国へまっしぐらな、地獄の釜開きというものだ。 賢人たちの考察を掲げよう。翻訳の責任は私、山田維史にある。“Blind patriotism has been kept intact by rewriting history to provide people with moral consolation and a psychological basis for denial.” -William H. Boyer 「盲目的愛国主義は、否認のための道徳的慰めと精神的な根拠を人々に与える歴史の書き換えによって、手つかずのまま保たれてきた。」 ウィリアム・H・ボイアー“One of the great attractions to patriotism, it fulfills our worst wishes. In the person of a nation we are able, vicariously, to bully and cheat while feeling [and proudly proclaiming] we are profoundly virtuous.” - Aldous Huxley 「愛国主義の大きな魅力のひとつは、われわれの最も悪い望みを満たしていることだ。一国の人間として心から高潔であると感じている間(そして誇らかに宣言している間)、われわれは国の代理人となって弱い者を脅し、欺くことができる。」 オルダス・ハックスリー“Patriotism means advocating plunder in the interests of the privileged [elite/ruling] class of your country.” - Ernest B. Bax 「愛国主義は国の特権階級(エリート、支配階級)の利益を目的に略奪を弁護することを意味している。」 アーネスト・B・バクス“The time will soon come when calling someone a patriot will be the deepest insult.” - Ernest B. Bax「誰かを愛国者と呼ぶとき、それが最も深い軽蔑になるであろう時代が、まもなくやってくるだろう。」 アーネスト・B・バックス “Patriotism is the belief that your country is superior to all others because you were born in it.” - George Bernard Shaw 「愛国主義は自国が他国に優れているという信仰である。自分がそこに生まれたからに他ならない。」 ジョージ・バーナード・ショウ“Patriotism is a pernicious, psychopathic form of idiocy.” - George Bernard Shaw 「愛国主義は破滅をもたらすもの、痴愚の精神病形態である。」 ジョージ・バーナード・ショウ“Nationalism is a silly cock crowing on his own dunghill.” - R. Aldington 「国粋主義は自分の糞の山を這いずりまわる愚かな雄鶏(ちんぽ)である。」 R・アルディントン“Patriotism is flag-cheering national self-assertion with no constructive duties.” - H.G. Wells 「愛国主義は建設的な義務もない自己主張を国に鼓舞しているのである。」 H・G・ウェルズ“A nation is a society united by a delusion about its ancestry and a common fear of its neighbors.” - W.R. Inge 「国家とは祖先について、また隣人に対するありふれた恐れについての錯覚によって結合した社会である。」 W.R.インゲ“To me, it seems a dreadful indignity to have a soul controlled by geography.” - George Santayana「私にとってそれ(国粋主義)は、魂を地理によって管理させる恐ろしく軽蔑的な行為に思える。」 ジョージ・サンタヤナ“Patriotism is a religion, the egg from which wars are hatched.” - Guy de Maupassant 「愛国主義は宗教だ。戦争が孵化される卵である。」 ギー・ド・モーパッサン“Patriotism is the principle that justifies wholesale murder.” - Leo Tolstoy 「愛国主義は大量殺戮を正当化する原理である。」 レオ・トルストイ“Patriotism is a survival from barbarous times which must not only be evoked and educated but which must be eradicated by all means - by preaching, persuasion, contempt and ridicule.” - Leo Tolstoy 「愛国主義は、幽霊のように呼び起こされて教育されなければならなかっただけではなく、伝導、説得、軽蔑、嘲笑、あらゆる手段によって根絶されねばならなかった野蛮な時代からの生き残りである。」 レオ・トルストイ“What produces war is the desire for the exclusive good for one’s own nation - what is called patriotism. To abolish war it is necessary to abolish patriotism, and to abolish patriotism it is necessary first to understand that patriotism is an evil. Tell people that patriotism is bad and most of them will laugh and say: ‘Yes, bad patriotism is bad, but my patriotism is good!’ ” - Leo Tolstoy 「何が戦争を引き起こしているかというと、自国にとっての排他的利益のための欲望です。愛国主義と呼ばれるものです。戦争をやめるために、愛国主義をやめることが必要だ。愛国主義をやめるために、まず愛国主義が悪であることを理解することが必要だ。人々に言ってごらんなさい、愛国主義は悪いものだ、と。すると彼らの多くは笑いながら言いいますよ、『そのとおり、悪い愛国主義は悪い。しかし私の愛国主義は良いものだ!』とね。」 レオ・トルストイ“Patriotism - the virtue of the vicious.” - Oscar Wilde 「愛国主義 - 悪徳の美術品」 オスカー・ワイルド “Patriotism is the willingness to kill and be killed for trivial reasons.” - Bertrand Russell 「愛国主義は些細な理由によって喜んで殺し殺されることである。」 バートランド・ラッセル “Born in iniquity and conceived in sin, nationalism has never ceased to bring humanity dissension and distress.” - Thorstein Veblin 「不正のなかに生まれ、罪のなかで思いついた国粋主義は、紛争と苦しみを人類にもたらすことを決してやめることはなかった。」 トーシュタイン・ヴェブリン“Patriotism is a menace to liberty.” - Emma Goldman 「愛国主義は自由を脅かすものである。」 エンマ・ゴールドマン“Patriotism is a superstition artificially created and maintained through a web of lies and falsehoods, robbing us of our dignity and increasing our arrogance and conceit.” - Emma Goldman 「愛国主義は、嘘と誤った信念の網を張ってわれわれの尊厳を強奪し、われわれの傲慢とうぬぼれを増大させながら、人為的につくられ維持されてきた迷信である。」 エンマ・ゴールドマン“Patriotism is the last refuge of a scoundrel.” - Samuel Johnson「愛国主義は悪党の最後の逃げ場である。」 サミュエル・ジョンソン“I submit that patriotism is the first refuge of a scoundrel.” - Ambrose Bierce 「愛国主義は悪党の最初の逃げ場だと、私は主張する。」 アンブローズ・ビアース“Patriotism is fierce as a fever, pitiless as the grave, blind as a stone and as irrational as a headless hen.” - Ambrose Bierce 「愛国主義は熱病のように猛々しく、墓のように無慈悲、石のように盲目、頭のない雌鳥のように理性に欠けている。」 アンブローズ・ビアース“It is even worse - I submit patriotism is the first, last and middle range of fools.” - H. L. Menken 「それはもっと悪いのだ。愛国主義は愚か者たちの最初で最後、そして中ほどの放牧地であると、私は主張する。」 H・L・メンケン“This disgrace should be done away with at once. Heroism on command senseless brutality, deplorable love-of-country stance and all the loathsome nonsense that goes by the name of patriotism.” - Albert Einstein 「この恥辱はただちに廃止されるべきだ。愛国主義の名によって進み行く無分別な野蛮な行為を命ずる英雄気取り、みじめな国家を愛する態度、あらゆるむかつくようなばかげた考え。」 アルバート・アインシュタイン “Nationalism is an infantile disease.” - Albert Einstein 「国粋主義は幼児の病気である。」 アルバート・アインシュタイン“Patriotism is a superstition, one far more injurious, brutal and inhumane than religion.” - Gustave Herve 「愛国主義は迷信である。宗教より一層有害で、野蛮で、冷酷である。」 ギュスタヴ・ハーヴ“Fundamentalism is the last refuge of a patriot.” - Subir Ghosh「(歴史的真実を信じない)根本主義は愛国者の最後の逃げ場だ。」 シュバー・ガーシュ
Apr 1, 2017
コメント(2)
四日間、この日記を書かなかった。多忙のためだ。もう三月も終り、一年の三分の一が過ぎてしまった。忙しい忙しいと言いながら、私はいったい何をやっているのだか。 午後から雨になったが、ようやく春らしくなった。我家の淋しい小庭も、木瓜が咲き、椿が咲き、アガパンサスの葉がぐいぐいと丈をのばし、紫陽花の葉も次第に大きく美しい緑色を濃くしている。夏茱萸はまだ葉が小さい。昨年、相当刈り込んだので、今年は実が生るかどうか。 弟が、小さな花が無数に咲いている、何だかややこしい名の花を二つ贈ってくれた。秋まで次々に開花するそうだ。明日、もっと大きな鉢に移そう。
Apr 1, 2017
コメント(0)
全24件 (24件中 1-24件目)
1
![]()
![]()