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どうさい「写真展で見たほの暗い中の白い花を、焼き物にしてみたいと思いいろいろと手順を考えてきた。」悪友「ところで白い花は何だったの?」どうさい「一輪の鷺草だったかな、浮かび上がってくる白い花のみが印象に残った。描き方だが9月11日に書いたA:白い土を用いて背景を暗くする白い花の描画法と、B:黒い粘土を使い白い顔料で花を描く方法が考えられる。両方とも問題含みである。 Aの場合、背景を墨呉須などで暗くしようとすると釉薬によっては青みがかった色になることがありこれではよろしくない。Bの場合は粘土が美濃黒の時は焼成時に白い顔料が赤みがかってくる。」悪友「その問題点を解決する目途が立ったの?」どうさい「Aの問題解決法は京都市立産業技術研究所のTさんに教えて頂いたのだが、{大正黒}という黒い顔料を使うことにした。Bの問題点は業者さんに尋ねたら美濃黒の代わりに{特黒土}という粘土を勧められた。」悪友「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥だな。自分で顔料、粘土を見つけていくのも大変だよな。」どうさい「牡丹かバラを一度は描いてみたいと思っていた。」悪友「何で牡丹かバラなんだ、、他にもいろいろあるのに。」どうさい「あの複雑な花をどう描くかに面白さがあるのではないか。いろいろ探してみて蕾の構造がシンプルなことを発見して決定した。グラデーションを目いっぱいやって味わい深い絵にしたい。」 大皿 33×27 H3 (cm) 白い粘土の上に白いバラを大正黒で描いたもの 大皿 33×27 H3 (cm) 黒い粘土(特黒土)の上に白い顔料でバラを描いたもの 大皿 33×27 H3 (cm) 濃茶色土(美濃黒)の上に白い顔料で描いたもの悪友「実物を見るとかなり差があるのに写真では差が分かりにくいな、写真の撮り方に工夫が必要だ、どうさいにはこの差を写すのは無理か。」どうさい「うーん、残念だ。どうか心眼で見分けてほしい。透明釉の代わりにマット釉を掛けたものもご覧くだされ。どうかバラに見えますように。」 大皿 33×27 H3 (cm) 特黒土ーマット釉
2014.09.21
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ほの暗い中の白い花どうさい「小規模な写真展があり、ほの暗い中の白い花の写真が印象に残った。しばらく忘れていたが、夕暮れ時にプラムの写真を撮ったとき、撮り損ないがないようにフラッシュの有無で撮影した、パソコンで見るとフラッシュ下の方が近くのプラムはくっきりと、背景は暗く写っているではないか。そうだ分かったフラッシュするのだ。」悪友「フラッシュが明るい被写体と暗い背景のコントラストを拡大しただけではないの?焼き物の時はどうするのかな。」どうさい「なるほどそうだな。当たり前のことだが明るい生地なら背景に暗い顔料を施し、黒い粘土なら白い顔料で花びらをえがくことになる。」 カラー 12×12 H1 (cm) 明るい生地を暗くする カラー 12×12 平板 黒い粘土に白い顔料でカラーを描くどうさい「白い生地の上に背景を黒っぽくしたもの。黒い生地の上に白い顔料で花を描いたものである。」悪友「両方とも一応暗い中に花が浮かび上がって見える。」視力検査? カラー 12×12 H1 (cm)どうさい「白い生地に背景と花を同じようなトーンで描いてみるとこんな絵になる。」悪友「フーン、視力検査にこんなのがあったかな。見ていると眠くなりそうだ。けだるい浮遊感を出せるのではないか。題を{五月のアフターランチのひと時}とすれば良いかも。」東郷青児風?? 白いバラ(マット釉) 14.5×12 H1 (cm)どうさい「白いバラをマット調で仕上げ全体をぼかしているのだが、数人の友人に見せたところ一人が東郷青児風だと言うんだ。」悪友「首が長く銀髪の若い女性の絵をよく描くあの人か?確かに彼は輪郭線は描かないがグラデーションは有効に使っている。そこは共通している、雰囲気はひとつ前の写真も似ているかな。」
2014.09.11
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どうさい「石で何か絵になるものはないかと、川の護岸、棚田、段々畑の石垣、石畳などを見て回った。くたびれた頃いびつな六角形を中心に周りに6個の石を配した石組みがいいのではと思い始めた。探してみると意外にない。」悪友「蜂の巣のような正六角形はいけないの?」どうさい「正六角形のようなきちんとした幾何学模様を作っていくのは苦手なんだ。」悪友「それならいびつな六角形を自分で作り、周りに都合よく石を配してはどうか?」どうさい「なるほど、カラー、木目、シマウマも最後は自分で描きやすいように描いたな。でも枠組みは現実にあるものを使うのが現実的だよ。」・・・・・・・・・・どうさい「あるとき天神の地下街を歩いていると立派な石壁があり、その中に考えていたような石があった。うん、これだと思い使うことにした。」悪友「薄暗いところで、石壁を凝視していると不審者と思われそうなので私はごめんだな。」どうさい「今回は明るい食器を作る。中心に六角形の石を置き、周りは6個の石が囲むという構成である。使用する色は白も一色として三色を考えている。中心は白色として、周りの石の色の組み合わせは3×3×3×3×3×3=729通りの組み合わせがあることになる。これでは多すぎるので「お絵かきソフト」を使用し色の配分を決め焼き物の試作を少なくすることにした。」悪友「なるほど、それで。」どうさい「「色は白、青、ピンク、若草、黒などを検討した。色を変えているとき、境界線の色も幅も非常に大事で黒っぽい色にしないと絵が引き締まらないことが分かり、美濃黒を使用することにした。お絵かきソフトも使えるよ。」 お絵かきソフトによる絵悪友「輪郭線を書かない方針でなかったの?」どうさい「ポリポリ、この場合は輪郭線ではなく境界帯なのだ、細い線では全く画面が締まらない。それによく見てほしいが境界帯は広くなったり狭くなったりしているだろう、単調にならないよう気を使っているのだよ。」悪友「牽強付会か、やれやれ。」 楕円大皿 35×27 H3.8 (cm) 四角大皿 33×27 H2 (cm) どうさい「楕円の作品と、四角の作品を作り、楕円は写真のように白、ピンク、青で着色、四角はピンク、青、若草で着色した。どちらが良いと思う?」 楕円組皿 大皿35×27 H3.8 中皿28×19 H3 小皿18×14 H2(cm) 四角組皿 大皿33×27 H2 小皿14×12 H1 (cm)悪友「ウーン、迷うよ、どちらともいえないが、個人の好みでないかい。迷った時は神様に伺えで、展示場で先に売れた方が良い作品としたら。」どうさい「お客様は神様ですか、わたしは楕円のほうがいいとおもうが。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・悪友「さて神様のお声は?」どうさい「開催初日の午後2時ころ会場を訪れたが、楕円、四角ともに売約済みとなっていた、悪友の名案もうまくかわされてしまったよ。」悪友「そうか、でどちらが先に売れたか係りの人に確かめたのか?」どうさい「いやそこまで聞く気が起らなかった。」悪友「大差ないのだ。明るい器が好きなのだ。」
2014.09.01
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