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一旦退場されて、再び登場された時、あの、レ・ミゼの国民軍の上着を羽織られて登場されたのです!拍手がいっそう大きくなって、満を持してのBring Him Homeレ・ミゼを制作する時、彼の素晴しさを現す曲がないということで彼のために作られたという。誰もが待ち望んでいたこの曲を静かにそっと歌い上げるコルムさんレ・ミゼラブルが神の物語で許しの物語ということを心から感じられる一曲でした一旦客電が点いたのですが拍手が鳴りやまず、バンドメンバー含め全員で登場してくださいました。日本公演大千穐楽ということもあり最後に通訳を交えてメッセージをくださいました。うろ覚えの通訳内容ですが・・・日本に来れて嬉しいです。日本の皆さんはとても心が広い、そして効率的な皆様(爆笑)最大のおもてなしをいただきサンキュー、サンキュー、サンキューと申し上げます(ここは通訳さんのナイスプレイでした)今何時かな?と時計を見る振り(笑)人の周りにはその人の価値の分だけ人が集まってきます。今回素晴らしい共演者とご一緒出来ました。則松亜海さん、これからスターになられる方です(ちょびっと拍手)スーザン・ギルモアさん、もうすでにスターです(爆笑&拍手)アール・カーペンターさん素晴らしい歌手です(大拍手)そして音響のエンドーさんに感謝します(爆笑)私の音響が事情があってカナダに帰ったので突然エンドーさんにお願いしました。そして私がこうしていられるのは妻と家族のおかげです。(ここはちょっと聞き取りにくかったのですが大体こんな感じで合ってると思います)挨拶の途中でも何度か腕時計を指す仕草をして最後までお茶目。最後はオオキニー。アリガト。サヨナラー。と手を振りながら下手へはけて終了しました。日本にいながら夢のような時間を過ごすことが出来ました。皆さんが日本を気に入ってまた来日したいと思ってくれたら嬉しい。思いだし・・・チェスのAnthemの曲紹介の途中でコンマスが演奏を始めて、コルムさんにストップされてましたね。そしてチェスがABBAのメンバーによる曲だとは今回初めて知りました。追記・・・コルムさんと言えばBring Him Homeなどで耳に馴染んでいる高音が持ち味かと思われますが、渋く響く低音がとってもとっても魅力的で改めて琴線に触れました。
2015年04月26日
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さて、メインのコルムさんですが。ミュージカルからオペラ座の怪人、ジキルとハイド、ラ・マンチャの男そしてもちろんレ・ミゼラブル等々誰もが聞いた事のある歌のオンパレード。そしてその歌を初めて歌ったのが私ですという曲もたくさん!ジキルとハイドのThis is the Momentはどこかで聞いていて曲の盛り上がりがとても素晴らしく心に残るので時々脳内をめぐる歌のひとつなのですが、これもコルムさんが初めて歌った曲だそうです。へーへーへー。そしてそんな誰でも知っている曲ばかりで構成されているので本当に一曲一曲に聞き入ることが出来ました。そういえばどの曲の後でだったかコルムさん、タモリさんがやっている拍手を盛り上げてチャ、チャ、チャで止める仕草をしたのですが(多分間違ってないと思うのだけど・・・(^_^;)残念!不発でした。まさかそんなことをするとは思ってなかったのでお客さんもついていけなかった感じですね。東京では「アリガト」だったそうですが関西では「オオキニ」を連発されておりました。舞台が乾燥しているのか時々ペットボトルのお水を飲まれていましたね。ミュージカル以外からはテネシーワルツやダニーボーイなどのカントリーソング。こういったミュージカル以外からの選曲がとても嬉しい。今回歌われたものは定番中の定番曲だけど、私の勝手な気持ちでは、歌手という存在は古くからの歌を歌い継ぐというのも使命だと思っていて、そういった曲に触れる機会を増やしてくれたことが不遜だけれども自分の思いと一致しているような気がして。演奏されなければ楽譜の中に埋もれてしまう音楽は沢山あるけれど、古いからと見捨てずにいてほしいのです。日本なら童謡がそれにあたるかなと思っていたり。閑話休題。レナード・コーエンのハレルヤではバックコーラスにスーザンさんとアールさんを率いて(!)この3人の唱和が本当にもう素晴らしくて・・・決してコルムさんの邪魔をせず引き立てていくアールさんとパワフルな女声で曲の厚みを増していくスーザンさん。そのお二人の声を包み込みながら更に高みに昇って行くコルムさん。まるで荘厳なミサのようにすら感じられました。この歌の歌詞は決して讃美歌のようなものではないということはコンサートが終わって調べてから知ったことだけど。朝日のあたる家でもお二人はバックコーラスに参加していたのですが、とにかくアールさんが目だたないように目だたないようにとする立ち居振る舞いが何だかもう可愛くて(笑)何と言うかアールさんには木訥という言葉がとても似合います。スーザンさんはコルムさんと同じように「オオキニ!」と言ってたけどアールさんは言わなかったような気がするし。この曲でもビートルズの曲でもコルムさんはご自分でギターをジャンジャカ弾いていらしてて曲の終わりではジャンプしちゃうし、こんなかっこいいおじいちゃんなら神の声じゃなくても憧れるぜぃ!そして「あ、足に来た・・・」ってわざとよろめいちゃうお茶目さん。2幕後半ではビートルズの曲を何曲か続けて歌われてGet backでの掛け合いとかめちゃくちゃカッコいい。そこでアールさんが初めてと言っていいくらいアグレッシブにノッていましたね。Rockはココロを開放する音楽。そしてホールが一体となったHey Jude「Nah nah nah nah ・・・・」はもちろんありったけの声で歌いましたよ。梅芸じゃなければスタンディングして腕を振ってるところです。世界のミュージカルスターと一緒に歌えるなんてこんな幸せな時間はありません。本当はGet backから立ちたかったくらいです。そして、大盛り上がりの会場を一瞬にして静寂に引き戻したジョン・レノンのImagine今回コルムさんの曲紹介はスクリーンで訳されたのですが、この曲の時「家族に平和を」という一文があって、家庭内暴力やDVだのモラハラといったことはなくてもいろいろとイラつくことの多い家族という集合体なのですがやはりここから平和にならなければ、と思いました。3人で「Peace Peace Peace」と繰り返す歌声はパブロカザルスの鳥の歌を連想させられて美しくも哀しい祈りの響きでした。もうちょっとだけ続きます・・・
2015年04月26日
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TVかDVDで見てるだけだから海外のミュージカル俳優には詳しくない私。彼をきちんと見たのだってNHK-BSで放送されたレ・ミゼラブル25thコンサートだし。それでも本編を演じたバルジャン以上にバルジャンで、こんなおじいちゃんなのに、と圧倒させられた。オペラ座の怪人25thコンサートにも出ていて、そこでも彼ならではという歌声を披露。レ・ミゼでラミン・カリムルーに注目して、ファントムを演じたオペラ座を見たけど、ラミンも霞むオーラのすごさ。そんな彼が日本でコンサートを開いてくれるという、行かない理由がないよね。カナダでのリハの様子や東京でのコンサートの雰囲気をワクワクしながら見て、いよいよ梅田芸術劇場、日本公演大千穐楽。始まる前のあの静けさ、ちょっと他の舞台では味わったことない。全員が息をのんで待っている感じ。ちょっとだけ開始が遅れたのもあって余計に。ちょうど来日中の去年のポール・マッカートニーの事もあるし、同年代だし、何があってもおかしくないしね。そんな私の心配はまったくもって杞憂で、オペラ座の怪人overtureのあとすたすた出てきたコルムさん。にこにこ笑顔でご登場です。早速オペラ座から1曲歌います・・・っていきなりそれですか?!って感じのThe music of the nightラストをあんなに上げていくファントムを私は知りません。次の曲は同じくブロードウェイやロンドンで活躍されているアール・カーペンターと元宝塚の則松亜海によるAll I ask of youアールさんはレ・ミゼ25thにもオペラ座25thにも出演されているのですが、ごめんなさい、全然注目してませんでした。なので気持ちとしては全くのお初です。そして彼がまぁ!歌ってる間ずっっっっと則松さんを見つめて歌うんですよ。そして見つめたまま手の甲へのKiss。こんな熱いラウルだったらクリスティーヌも恋におちますよ。この後もアールさんは合間合間でミス・サイゴンよりブイ-ドイ、レ・ミゼよりstarsをソロで歌う訳ですがあまり大きな振りもせず、どちらかと言えば突っ立ったまま。けれど表情というか眼差しにものすごく物語があるんです。あの立ち姿で下手な人が歌うと木偶の坊みたいになっちゃうと思うのですが、アールさんだと彼の中に何があるのかを知りたくなる感じで、ぐいぐい惹きつけられていきました。ジャベールが持ち役なのでしょうが、ブイ-ドイの哀愁感じる歌い方が好みでした。則松亜海さんもソロでエビータより日本語でアルゼンチンよ泣かないで、コルムさんが選んでくださったということで英語でLet It Goを歌われました。・・・が、正直、このメンバーの中では力不足かと・・・隣の席のお姉さま方も「何で無理に英語で歌うのかな。英語が下手なのに」と厳しい評価。Let It GoはMay.Jが歌いこんで自分の曲にしているだけに、まだまだ自分の歌になってない感じが伝わるし、地声の音域が狭いのとファルセットへの切り替えがうーん・・・と。そこそこ声量があるだけに残念な感じ。こういう時に無理にゲストを増やす必要はないかもと思ってしまう。もう一人のゲストシンガーにスーザン・ギルモア。彼女の事は本当に不勉強で全く知らないのですが、演じた役がファンテーヌ、グリザベラ、エヴァ・ペロンetc.と聞くだけですごい人だとわかります。レ・ミゼよりI Dreamed a DreamとABBAのThe Winner Takes It All(四季版だと勝者が全てを、ですね)を歌われましたが、おそらく50代後半から60代と思われる彼女の声量が半端ない!ほっそりとしたそのお姿のどこからこんなパワフルな声が出るのか。I Dreamed a Dreamは歌詞の一部を日本語で歌ってくださいましたが、まぁこれはご愛嬌ということでwアール・カーペンターとスーザン・ギルモアというどちらも主役を張るお二人をこのコンサートではバックコーラスに従えて歌うコルムさんのことをまだ全然かけないまま次に続く・・・
2015年04月26日
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