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帰り道垣根越しに紫陽花が色付いていたほんのりとうす桃色に縁を染めて降る雨に生生として己が姿を誇示していたピンクの傘の下でいっそう濃さを増したように見えたいつまでも差しかけていたい愛らしい紫陽花ふいに風が傘を揺らした雨を含んだ冷たい風雨は紫陽花の恋人雫を受けて花弁や枝葉をピンと張って彩られてゆく5月30日今日は母の誕生日だった今年もまた生きて在ればの齢数え 新茶を供えて祝う誕生日かあさん・・・おめでとう♪
2005年05月30日
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バッサバッサと切られゆく髪にしがらみの もろもろまでをも断ち得るならば美容師とのたわいない会話弾ませて 心の凝りをほぐされている美容室の窓に行き交う人多く 日曜の昼の都心の別顔電車内混み合えば冷房の風流れ 数分だけのオアシススポット赦すとはいかなることかと自問する 憎しみ 拒絶 乱舞する心スカートの裾を揺らして風過ぎて 君と踊った マイムマイム全身が丸ごと心音となるがごと ときめきし恋 唯一度きりの
2005年05月29日
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来る時間 過ぎ行く時間のすれ違う 瞬時にも吹く風のさまざまその昔君と私のすれ違う 道に吹いてた恋風の行方恋の道夢の道々咲く花を 胸弾ませて手折りし時もあじさいの僅かに色付く頃なれば 木々より吹く風 憂いを含めるもし朝(あした)にあの世の風となるならば ちちははの風に紛れてゆかん休日の風はベランダの鉢植えを かすかに揺らして瞬時とどまる煙突を出ずれば大気に紛れゆき 風音となる 君もわたしも
2005年05月28日
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なんとなく気の合う人たちとカラオケに歌って騒いで踊って笑って外に出ると夜の風が涼しいのか暑いのかとにかく心地よく耳たぶをさすってゆく夜風は沈黙の風話しかけようとしても表情も見せずに黙りこくってそれでいて心配気に私にまとわりついて来るとことこ一人で歩く私のあとさきになってまるで娘を案じる父親のように宴のあとの夜風は父親の風黙って包み込んで愛おしんでくれる心地よさにおぼれるなよ明日はまた働くんだよそう言い聞かせてくれているようだ大丈夫だよ一生懸命生きてるよ父さん・・・五月の夜風は父の風この世の娘を永久に案じる愛の風
2005年05月28日
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頬撫でて過ぎゆく風は亡き母の 永遠(とわ)に愛すとわれへのメッセージ一本の産毛を撫でて風過ぎて 赤子はすやすや眠りに入るもしあした風になれるなら初恋の 君の幸せそっと撫でたき汝が胸に吹いた恋風一瞬の われへの真実 永遠(とわ)に封印亡き母の誕生月の五月風 木々の葉揺らしてみどりを深めるああ風よこの世の我の上に吹く あの世のちちははの熱き想いか今日もまた母のうなじに吹きし風に 逢いたき想いの唯沸々と
2005年05月27日
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散歩から帰ってきた5歳児のたぁ君「エンチョセンセ、おみやげだよ!」握りこぶしを差し出したなあに?「あのね、花のいいにおい」うわぁ~最高のおみやげだね!ありがとう!たぁ君が感じた道端の名も知らぬ花のいいにおい私にも伝わったよありがとうおさなごのこころにどんな柔らかな風が吹いているのだろうわずか20分ばかりの散歩の道々どんな風を受けてとことこ歩いて楽しんだのだろうたぁ君生きてるっていいねまたおみやげまってるねそう言ったら「こんど一緒にいこうよ!」と誘ってくれた小さな握りこぶしのなかの大きな大きな愛の風
2005年05月26日
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今日の風はキウイの花粉の風明日への命を繋ぐ粒子の風こうやってそうやって明日の時間にもわたしがいる私の足跡がいる今日の風は明日の風未来のいのちに微笑みかける風
2005年05月21日
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紫陽花のつぼみ膨らむ頃なれば 憂いの色に心染まりゆくおぼろなる記憶の中に君のいて 胸のときめき透かされているすれちがいざまに一瞬振り向いて それきり戻れぬ道を歩めり水無月は汝が誕生月 紫陽花の色染まる頃 むらさき ももいろ「人生の宝石だった」とクラス会 汝の告白はモノクロ静止画億光年の後にも君を想うやも 煌めく光は今生の名残り火人を想う心の重さ哀しさは 生きてる日々の縁飾りなる
2005年05月15日
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ウインドウの古りたるフランス人形の 潤む瞳に見続けるこの世いずこよりこの地に来るか人形の レースのドレス マッチ屋の隣朝夕に通り過ぐわれに笑むがごと ブロンドの人形の瞳の輝きいつの世か人形だったやも知れず 惹かれるものあり なつかしさのあり人形のように笑みのみ浮かべいる 習性哀し 我が生の術の心底を揺らして笑いし日はおぼろ 人形は夜には踊るというにメールとう無言の手段もあるものを 持て余す感情 君への永遠
2005年05月11日
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自転車に路地裏ゆけば藤棚の 淡むらさき揺れる竹垣越えて家々の狭き庭先ちんまりと 花咲き揃いて 五月の風過ぐ右折して左折しそれからまっすぐと 地図の通りにゆけど 迷路なる目指す場所になかなか辿りつかなくて ここにも生き来し縮図見ており場所探す時のときめきもしかして 君に逢う前の鼓動の記憶通りすがりの庭先に繋がる子犬の瞳(め) ふとなつかしく撫でてやりたき汝が傍を通りすがっただけのこと 赤い糸など どこにもなかったよ通りすがりの公園に古りたるベンチあり 行き交う人間(ひと)の瞬時のとまり木あしたまた通りすがりに出会うやも あなたと私 透明(ピュア)なる糸やも人生の通りすがりに出会いたる ネットのえにしも我が宝もの
2005年05月09日
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どんな眼で他人(ひと)を見つめて生き来しや 日に幾たびも眼鏡の曇り拭く顔に眼鏡心に眼鏡かけたれど 真に見たきものいまだ見えざる母譲りの近眼のままに老い初めて 遠くの見えざることをよしとせんこれの世に見ぬまま通過したき道の あまたあること 例えばぬかるみシンデレラのガラスの靴にて通過する 道に見え隠れする 幸せの階段眼鏡とう武器なれど君の心まで 透かせぬままに フレームは真紅(あか)
2005年05月08日
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世の中に叶わぬ恋のいくつある時めいて眠れぬ夜を過ごし心がその人で過飽和状態になってしまっても見つめ合う事さえなかった恋世の中に叶わぬ恋のいくつある二人の暮らし華有る暮らし夢有る暮らしけれどけれど望んでも手中に掴めなかったし・あ・わ・せいま幸せ?いまふしあわせ?問いかけてみても答えなど無い選択したのはわたしあるいてきたのはわたし叶わなかった恋も夢見た暮らしもすべて私の選択肢世の中に叶わぬ恋のいくつあるこぼした涙消した情熱わたしは知ってるみんなみんな生きて来た道のことただただそれだけのこと
2005年05月07日
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五月晴れに鯉のぼり泳ぐ悠々と 夢と希望を膨らませるがごと我が父の買いくれし鯉のぼり今何処 初孫に歓喜し特大サイズなりしゆえありて一家離散となりしこと 鯉のぼり見上げ胸悼む記憶恨みつらみいっさい語らず父逝きて 鯉のぼりの行方知るよしもなく亡き父の面影映す我が子なれば 鯉のぼりの思い出は語らずおこうデザインの道を進みゆく吾子の夢を 見守る我が眼は亡き父の眼(まなこ)ちちははの流れゆきし道いずれわれも 子に夢託しつつ流されてゆく鯉のぼり風の流れるままに泳げ 幾千万の親心載せて健やかに育てと祈る親心 未来永劫変わることなし
2005年05月03日
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