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・帰省ラッシュの放映あれ見れば雑踏の 中に私も揉まれてみたき・われを待つちちははいえなど無きものを 帰省とう語彙に胸熱くなり・いつの日かふらりと帰省の客となり 列車に揺られて秋田へ行かん・どことなく懐かしさ覚える人群れに 紛れておりぬ上野駅改札・貧しくも親子五人の笑い合う 正月の記憶 ユートピアのごと・生れしこと 生きていること 死にゆくこと 我が人生は故郷の掌のなか・齢(よわい)重ね迎える正月今日の日の 瞬間(とき)を愛おしむ 永遠のため・大晦日この一年を振り返る 明日の時間を煌めくために
2005年12月30日
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・この年も暮れ行く そうさいつだって 何事もなかったかのようにさらりと・意に合わぬ異動に泣いた春のこと バス通りの桜が見ていたっけ・マイナスをプラスに換えるエネルギー 作りくれしはあまたの励まし・夏休を取れないままに夏が過ぎ 胸内に抱きしは誕生月の重さ・わが胸を吹き抜け過ぎゆく冬の風 春の気配を囁きながら・突然の腰痛に身体の悲鳴聴く コルセットは食い込む心の中まで・あした来る春を微笑みながら待つ 芽吹きの鼓動はわたくしのもの
2005年12月29日
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・誰もみな不満足さを抱え持ち 笑顔見せつつ生きているのさ・あすこそはもっと上手に生きたいね 不器用な自分に誘いをかける・やっぱりね嘘や偽りできないよ 不器用なままの自分が好きさ・雪になる気配の冷え込みしみてくる 疲れた心の襞に分け入る・繕ってみたとて自分は自分だと 仮縫いドレスを脱ぎ捨てている・戻れない道ならば前に進むだけ 粉雪の舞う夜のしじまに
2005年12月06日
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