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なんとなく意欲の失せて信じる気持ちを見失っている私に一枚の手書きの絵はがきが届いた5個のさくらんぼが陰影も鮮やかにかわいくちんまりと並んで美味しさまでが漂ってきそうなそんな絵はがき「ひとりじゃない つながっているから」ただそう書き添えてあった胸に熱いものがこみ上げてきてはがきが霞んで読めなくなってしまったどんな励ましの言葉より胸に響いた一言同職というつながりを超えた得体の知れない大きな存在見えないバリアのなかで守られているという安堵ああこんなにも私を案じ守ってくれている人がいる並んださくらんぼが絵はがきの中で横にぷるんぷるんと揺れて互いに何かを囁き合っているようなそんなあったかい気がしたまたがんばってみよう
2005年06月29日
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拭いきれぬ不信の念を払うがに ひがなネットサーフィンに溺れる未知のこと覗けど未来は視えぬのに 毒されている マウスを持つ手変わりゆく画面にまなこを凝らしつつ 信じてみたい私を探す裏表(うらおもて)のない顔持ちたき願望を 隠して微笑む 玄関開ければ何色に汚染されゆくか わが心 ピュアなる部分を抱きしめてみるあじさいの薄桃いろに癒やされて 梅雨風に髪を撫でられ あしたへ
2005年06月25日
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梅雨の間にそよそよそよと風吹けば 露葉は揺れる 三連譜のごと紫陽花のみずみずしさよふっくらと 花弁弾ませ 露跳ね返す君が手に触れたる瞬間(とき)は紫陽花の 咲き初めし頃 脳内アルバム今生が一瞬なれば胸内の おどろおどろしさは 払ってしまえ悲しみも怒りも嘆きも消えてゆく あじさいの花に君を想えば我が顔様 目尻の皺の深まれる 幾千の喜び悲しみを潜め「生まれ来し神秘」とうベールに包まれて 夢探しいまだ終着ならず群れて咲くあじさい花のまぁるくて 棘など持たず 雨に生々(きき)として
2005年06月25日
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400年前の話など聞くにつけ 生命(いのち)の紡ぎの不思議さを思うちちははのDNAなるコントローラー 体内に持ちてこの世を渡るあじさいの花弁のひとつひとつにも 過去から未来の予想図のあり此れの世に叶わずじまいの恋を抱き 未来に飛ばん いずれの日にかパソコンの机にキャラクター目覚ましの 置かれたままに 時を刻みいるバーチャルな世界に憩う我が魂 触れる温もりも淡雪のごと無言電話鳴れば父とも母かとも 来世よりメッセ われを案じての負げないで生きよとエールくれるごと 梅雨の晴れ間の雲流れゆく負けないよかあさんいつだって あなたの声が胸内(むね)に響くよ
2005年06月19日
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朝露に濡れつつ咲き居るあじさいの みずみずしさにふと足を止めひそやかに微かに色彩変えて咲く あじさいの花 梅雨時の生(いのち)胃カメラの検査の前に観るあじさい 不忍池を囲んで咲きいる上京の頃に暮らせし街なれば 不忍池はふるさとのごと梅雨空に咲くあじさいのさまざまに 重ねみるわが生(いのち)の足跡あじさいのために降る雨 雨ゆえに咲くあじさい 恋人のごと次の世は君と並んでひっそりと 梅雨空に咲くあじさい花にまたひとつ齢重ねるか君 六月 胸底に祝いの花束抱え
2005年06月17日
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われはわれとしてひとはひととしてあなたはあなたとしてこの世に生まれた憎しみや哀しみなど何も知らない小さい赤子としてなぜ 哀しむなぜ 憎しむなぜ 諍いあうなぜ そんなことが存在するの大人になりながら知ってゆくことみんな 笑いたいのみんな 愛したいのみんな いたわりあいたいの本当はそれを渇望しているのに空を雲が流れて川を水が流れて人が時間を流れてそして私は人の谷間で流されている本当に愛したものは本当に望んだものは本当に待ち焦がれたものはきっときっとただの一瞬の風だったのかもしれない
2005年06月14日
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時は六月梅雨空の中大地が恵みの雨を存分に受け紫陽花が色付いてきた頃千鶴さんはお嫁さんになる純白のドレスにその均整の取れたすらりとした身を包み最上の喜びにたとえようのない輝きの笑顔を見せて千鶴さんはお嫁さんになる優しさと明るさと聡明さそして何より無類の子ども好きこれらの人間的な魅力がすばらしい保育を展開し子どもたちを健やかに育て働く親たちをしっかりと支えてくれ輝かしい未来を紡いでゆく千鶴さんは飾らず気負わず偽らずありのままの千鶴さんで毎日仕事に励んでいる一分一秒子どもから目と心を離すことなく子どもの幸せを自分の幸せと受け止めながら時は六月今日の佳き日千鶴さんはお嫁さんになる自分の選んだ人と手と手を取り合って人生を歩む一歩を踏み出す嬉しい日人生は「なま物」泣いたり笑ったりのさまざまなことがあるあのことこのこととどまることなくいろんな出来事が去来する千鶴さんはその優しさでそのおおらかさできっとさらりと越えてゆく前向きに希望を持って超えてゆく最良の伴侶と二人でお互いの力をさらに何十倍にも倍増しながら大切なものをしっかり守りながら千鶴さんの未来に幸多かれ本当におめでとう!
2005年06月12日
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ねえ母さんどうして生きているんだろう 聞こえ来るのは風音ばかり霧雨に濡れゆく頬の心地よさ 体温有る事の確かさ覚ゆいかように変貌遂げいるかわたしたち 億光年先の宇宙の片隅に一片の星屑なるか塵なるか 願わくばあの煌めき星(ぼし)に宇宙銀河キラキラ光りて流れたき 未来のむこうまで 我が魂も
2005年06月10日
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けだるさの癒えないままに出勤し 仕事をこなせば風の冷たき淡々と業務こなせば体調の 優れぬことすら忘れ 動き増す無心なる笑み投げくれし園児等の 未来に託す いま今の証しタンポポを両手に持ちいる頬赤き おさなごの明日に吹けよ未来風ふる里の風に紛れて翔け遊びし 時間(とき)の記憶のただに愛おしき海の波山の朝露わが吐息 一瞬の有形に永遠を探すあしたこそきびきび仕事こなしゆかん 自分探しの透明トンネル
2005年06月08日
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新茶淹れゆったりとすすれば体内に 生きてる実感漲り来たりなんとなく困難に押されいる気配する 夕より感じる覚えし悪寒発熱水飲むもけだるい身体を横たえて 検温すれば38℃台抗生剤アレルギーなれば治すすべは 自己免疫力のアップ それのみフルーツも新茶も味の失せゆきて 感冒罹患の確実なるに病床にテレビを見れば「復興」とう 広島の戦後の感動記録無より立つ人間(ひと)の強さよ逞しき 生命力を「復興」に観る意に合わぬ職場に異動は屠殺場に 引かれ行く牛の心境と思いたりなれどわれの指示を待つ人のあまた居て ゆとりなく駈け抜けしこの二ヶ月有限なるこの世の時間 終わりまで 心弾ませ 想い膨らませ解熱せし今朝の窓から入る風は 紫陽花色にわれを染めゆくあすの風そよそよ吹かさん我が胸に 一瞬一瞬煌めきながら
2005年06月05日
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スーパーに買いし食材の重たさは 明日生きるわれの生命(いのち)の重さか雨の夜のスーパーに人影まばらにて ふっと異次元の世界と思える「特売」とう語彙に惹かれてあれこれと 買い物かごに入れてしまいぬ真夜中のスーパーに灯りの耿耿と 未来のエネルギーを先取り使用食材もエネルギーもなべて前倒し 未来への功罪 先見えぬままに今日を生きるあしたを生きるわれもまた 他者の生命(いのち)の上に生かされてプチトマトの赤さは血の色に類似して 深層にドラキュラの心理潜むやも
2005年06月02日
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昼食を済ませ開けたる窓辺より 差し込む風に躍動感溢れパラパラとデスクの書類撒き散らし 午後の風ゆく園児(こ)等のしとねにいつもいつも心の隙間に吹きし風の 悲しいほどの冷たき記憶厨房に食器洗いて涙せし 夜風のなかの小さな孤独わが心より風吹けば他人(ひと)の愛 探して散りゆく みぎにひだりに
2005年06月01日
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