2013年05月06日
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ごーがーつ、いつかーの、



うでくーらーべー。







「な、なにしたん? 腕比べ?」



「いや~、端午の節句って、武者飾りじゃん? あの甲冑姿を見て、なんていうの、この胸の内に秘められた侍魂がバーニングっていうのかな、とにかく・・・棒とか竹刀とか木刀で、チャンバラごっこを始めたワケ」



「チャンバラ?」



「そうそう、かるーく」



「で、その『かるーい』チャンバラの時に、勢い余って、額に傷を負った、と?」



「うむ、不覚でござる」


「一般人から見ると、その傷、かるーくじゃないと思えるンだけどねぇ」


「はっはっは、覚悟の上の戯れなればv」



「あぶないなっ!? あんたら怖い子・・・」



「なんのこれしき、子供の日には、もっと怖い話があるんですぜ?」



「怖い話? どんな?」



「子供の日には、武者飾りも飾るけど、なんといっても鯉のぼりだよねぇ」



「うん」



「その、鯉のぼりにまつわる怖い物語さ・・・」



「ほほう」



「とある文化施設でね、毎年、この時期には鯉のぼりをあげるのさ」


「ふんふん」


「その鯉のぼりってのは、寄付されたものらしいんだよね」


「ああ、子供が成長すれば、あと困るもんねぇ。寄付して、そういう場所で飾ってもらうのか」


「で、最初の数年は、 青い真鯉と、赤い緋鯉のカップルが勇壮に空を泳いでいたのだと」


「うんうん、あまり怖くないなぁ」



「ここからだ」


「へ?」



「ある年、また新たに鯉のぼりが寄付されたのだそうだよ」



「やっぱ、どこの家でも処分に困ってるんだろうねぇ」



「伝説は、ここから始まるのさ」


「ほほう」


「鯉のぼりが増えたそれからというもの、ここの鯉のぼりは、毎年、風に飛ばされて行方不明になるようになったというのさ」


「それは・・・」


「そう、毎年、青い真鯉だけが風に飛ばされるのさ」



「ああ、それまでの彼女と新しい彼女の争いに耐えかねて、毎年、その場から逃れようとしている彼氏ってワケっすか?」



「そう、脱出を図るのだが、必ず連れ戻されてしまうという物語さ・・・」


「ドロドロしてる物語だなー」



「ドロドロしてる物語なのだよ」



「こえー、三角関係こえー」








この鯉のぼりは、山梨県に、実在する。(笑











って、無邪気に鯉のぼりを見上げながら遊んでる小さいお子さんたちを横目に、そんな会話してる大人たちも、実在する。


(笑









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最終更新日  2013年05月06日 15時47分38秒 コメント(2) | コメントを書く


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