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頭の中で、もう何日も「くるみ割り人形」と、ラフマニノフのピアノ協奏曲とが交互にぐるぐると回っています。・・・もし「ピン!」と来た方がいらしたら・・・スケート、ご覧になってましたねっ!(笑)クリスマスのお出かけイベントは早々に済ませてしまったわが家、連休は大人しく、家で毎晩フィギュアスケートで盛り上がっておりました。まさに「美の競演」に魅了されましたが、特に初日のショートプログラム、上位の選手がほぼノーミスという緊迫の展開はすごい迫力でした。何というか「女は度胸」の一言に尽きます。トリノオリンピックも、楽しみです。相変わらず冷え込むものの、「窓を開けて動いたら?」・・・と誘っているような陽射しに誘われて、長いこと手をつけずにいた年末の用事も一つずつ片付けています。ガラスも拭いたし、年賀状も作ったし・・・住所録を整理しながら、今年になっていただいた喪中はがきを一つひとつ見直しました。親を見送った同世代の知人が多いことを、改めて実感します。そういう年代になっていくんだなぁと、思います。すべて“順送り”に進んでいくこの歩みは、決して逆もどりすることなく・・・また、新しい年がやってきます。今年も、ブログを通じて多くの刺激を受けることができました。温かい言葉のやりとり、人とのつながり。すべてに感謝です。2005年の日記は、本日にて一区切りといたします。どうぞ、お元気でよいお年をお迎えください。新しい年も、よろしくお願いいたしますね!
2005.12.27
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ディナーショーって、自分とは恐らく一生無縁の場所だと思っていたのですが、とうとうこの「冬の風物詩」(笑)にデビューを果たしました。ショーのタイトルは「クレイジーケンバンド WILD PARTY2005」です。夫婦そろってクレイジーケンバンド(以下CKB)の大ファンなのですが、今秋のコンサートツアーは夫の仕事の都合で断念したのです。その代りに…ということで、この日のチケットは自分達へのクリスマスプレゼントということに。正直、ホテルのディナーショーってどんな感じなのか、ドレスコードからしてちんぷんかんぷんでしたが、コンサートホールよりもバンドを身近に感じられるチャンスだと思い、行ってきました。会場となったホテルの大宴会場にエレベーターが着くと、もうロビーは着飾った人たちで大賑わい。夫も私も、それなりに普段よりはおしゃれをしていったのですが、背中が大胆に開いたロングドレスのおねえさん、着物をお召しのカップル…などなど、気合の入り方が半端じゃない方々も。その一方で、リーゼントにスカジャンとか、カジュアルなニットにジーンズ・スニーカーという方もいて…結婚式のようなフォーマルな約束事はないけれど、おめかしはしたい(しなければならない)。…こういう場面のおしゃれって、一人ひとりの個性がすごく際立つように思います。ただでさえ、客層の幅が広いCKBのこと。この日も、文字通り老若男女(下は小学生、上は…??)が顔を揃えていた上に、このバラエティ豊かなファッション!会場の中は、なんだかとっても不思議な空間になっていました(笑)でも、思いおもいに自分のスタイルでキメた皆が、心ゆくまで大好きな音楽に身を委ねているって、非常に幸せな空間だったかも。ある意味「なんでもあり」なごった煮感こそ、CKBの音楽の魅力でもあるわけですし、ね。この歳になると、結婚披露宴へ出席する機会もほとんどないので、ホテルの宴会場の丸テーブルに着席すること自体、なんだか久しぶりで懐かしい感覚でした。テーブルでお隣同士になったご夫婦の、白髪のダンディなご主人がとっても陽気な方で、アルコールの勢いも手伝い(ダンディ氏)「ケンバンドはえぇよなぁ!」(私)「いいですよねぇー、もう最高!」と、年代を超えて大いに盛り上がったのでありました。なお、ステージの終盤、観客が総立ちモードになったとき、一歩出遅れたわが家の夫は、奥様に『ほら、若いんだから立たなきゃ!』と一喝されておりました(笑)ステージは、サービス精神旺盛なCKBらしく、剣さんが会場中をまわる握手大会あり、携帯の電源を1曲の間ぶん入れていい(=写真を撮っていい)という計らいあり。2時間を超える盛りだくさんな内容で、有頂天なひとときを過ごした私たちでありました。息を白くしてお気に入りの歌を口ずさみながら、イルミネーションが輝く街をご機嫌で帰っていったのでした。何となく、クリスマスだからといってはしゃぐこともなくなっていたここ数年でしたが、たまにはイベント気分に浮わついてみるのもいいものです。剣さんに握手してもらっているわが夫…あんなにキラキラした目を見たのは、久しぶりだぞ(笑)ベトナムで作ってきたチャイナドレス風のワンピースを着ました。写真入りのメニューやカードは楽しかった夜のいい記念になります。 designed by hana
2005.12.22
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永年の悪いビョーキが出ました。やらなければならないことが多いときに限って、本を読み出してしまうという病気が(笑)それも、よりにもよって文庫本にして八巻という、大長編!その本をなぜ読もうと思ったかというきっかけについては、読後にきちんと書くつもりなので、ここでは割愛いたしますが。年末年始の帰省準備に、年賀状づくりに・・・と、師走の用事が目の前に山積みになっているにも関わらず、気がつくと家の中で一番暖かい場所で、本を手にとっている自分がいます。学生時代、試験が近づくと・・・あるいは社会に出てから、仕事で睡眠時間を削っているようなとき・・・いつもいつも、この悪癖が足を引っ張るのであります。しかも、毎日決まった時間にどこかへ通う、という習慣のない今の私には、電車の中とか休み時間とか、そういう「区切りのいい」読書の時間というものがありません。専業主婦になりたての頃は、そのことが何ともいえず贅沢に思えたものですが、自由というのは両刃の剣でもあるわけで。忙しく暮している時の方が、時間の使い方というのは絶対に上手くなるのですよね。好きなだけ読書に耽るのも素晴らしいひとときですが、あれもこれもと詰め込んだスケジュールのすきまで、一瞬別世界に心を彷徨わせる…そんな本との時間も、大切にしたいです。だから、やらなきゃね。年末の大掃除・・・(涙)あぁー、掃除もお料理も買い物も、お手伝いしてくれるアシモくんが欲しいよぉ!【ちなみに今読んでいるのは、この本。】司馬遼太郎/坂の上の雲
2005.12.20
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着付けのお稽古に出かけたら、ある生徒さんが先生と差し向かいで、広げた着物や帯を前にあれこれ相談していらっしゃいました。まだ二十代半ばのお嬢さんなのですが、今度、職場の忘年パーティーに着物で出席することにしたのだとか。彼女のお宅には、代々受け継がれたものからお母様が誂えたものまで、たくさんの素敵な着物があるのだそうです。この日も、お母様のお見立てで、絞り模様に椿の絵柄が散りばめられた、素敵な小紋の着物を持ってきていました。この着物に合わせるとしたら、帯結びは?帯揚げや半襟の色は?…と、先生に相談している彼女に便乗して、私たち他の生徒も一緒になって「これも素敵ね」「こっちは大人っぽいね」「こんな派手な感じもいいかも」なんて、大はしゃぎしてしまいました。洋服と比べて、着物は基本的な形が決まっている分、色や柄の組み合わせが着る人の個性の主張になってきます。そして、組み合わせるアイテム数もとっても多い…表に目立つものだけでなく、「何かの拍子に、ちらりと見える」部分にまで気を配ると、一枚の着物でもバリエーションは数限りなく発展させられるんですね。その面白さの一端を、垣間見ることができました。「着道楽」という言葉は、やっぱり着物にこそ当てはまると実感。それにしても、会社のパーティーに若い子が、ちょっとおしゃれして…という感じで、着物を着るようなこと。ひと昔前にはなかった感覚だなぁと思います。美術館やコンサートホールで、アンティークな雰囲気の着物を着た、二~三十代の女性を見かけることも、もう珍しくもなくなりましたよね。ところで、先日の京都旅行で、着物の一日レンタルをした「きものであそぼ」というショップを主宰されている遠藤瓔子さんは、楽天のお店のページで、ブログ風の日記を連載されています。その中で、最近は「着物ブームは終わったことを実感する」ということを時々お書きになっています。(ご本人は、『でも別に関係ないけど』というスタンスのようですが)面白いと思ったのが、「流行はまず若い世代が火をつけ、上の年代に定着していくにつれて終息する」というお説。いわゆる「おばさん」世代の一群が着物を着て歩いているのを見て、遠藤さんはブームの終焉を実感されたのだとか。こんな考察の仕方もあるんですね。ファッションだけでなく、流行語とかデジタル機器とか、いろいろなケースに当てはまる法則ですね。ちなみにこの遠藤さん、かつては安部譲二さんの奥様として、青山でジャズクラブ「ロブロイ」を経営されていた方。私は矢野顕子さんのファンなのですが、高校入学と同時に上京した矢野さんを下宿させていたのが、当時の安部夫妻だったというのはファンの間では有名な話です。こんなところで、意外なリンクを見つけるなんて、偶然とはいえほんと、面白いです。そうそう、こちらのお店には、いつもブログを愛読しているISOさんもよくお出かけになるとのこと。こんなご縁もうれしい発見でした。【「きものであそぼ」テキストブック】
2005.12.16
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寒さで縮こまっていた気分をスッキリさせたくて、話題の映画を見てきました。出会ったその日から恋に落ちて結婚したものの、今ではかつての情熱も消え、どことなく倦怠感の漂うカップル。ところが、夫と妻、それぞれが秘密にしていた「裏の顔」は凄腕の殺し屋だった!この「あり得ないだろぉー!」という荒唐無稽な設定が、なぜかまったく不自然に見えないのは、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのオーラがなせる技でしょうか。ガンファイトからカーチェイスまで、次々と繰り出されるお決まりのアクションシーンもテンポよく、最近のハリウッド映画にありがちな「中だるみ」をまったく感じませんでした。とっても面白かったです。アクション大作にはあんまり興味がわかない私ですが、この映画は「スミス夫妻」の心の動きを描いたストーリーが、ロマンチック・コメディとしてもなかなかよく出来ていると感じました。きらいになったわけじゃないけど、もうそんなに大好きでもないのかもしれない。そんな、夫婦の倦怠期の空気感が(あぁ、こういう感じってわかるかも…)と思わせる。冒頭、そんな現状を打開しようと、夫婦がマリッジカウンセリングを受ける場面があるのですが、結婚して何年?という問いに、夫は適当に5年…と答え、妻がすかさず6年、と正確に訂正する。こういうのって、身近なカップルにも、いえ自分たちにも、結構当てはまることだったりするかも。そもそも、この映画の設定ほどブっ飛んでいなくても、小さなウソや秘密くらいは、おそらくどんな夫婦の間にもあるものでしょう。そう考えると、この映画の主人公の名前(日本で言うなら、鈴木太郎・花子、って感覚でしょうか)は、結婚生活にまつわる普遍的なテーマが描かれていることの現れなのかもしれません。プロの殺し屋として敵対する羽目になる映画の二人は極端ですが、ふとしたきっかけで相手や自分を見つめなおし、再び前に進みはじめる…そんな経験を一つずつ積み重ねていくのが、他人同士が家族になる「結婚」という仕組みの真実なんですよね。それにしても、アンジーの魅力には同性ながら惚れ惚れしました。劇中、夫と妻のそれぞれの「裏稼業」の場面が出てくるのですが、ブラピより彼女の殺しのシーンの方が、断然スタイリッシュでクールでかっこよかった!あの「スリムでありながらグラマラス」なスタイルって、反則技でしょう…。以前は、「面白い顔だなぁ」って思っていたのですが、年を重ねるごとに美しさに磨きがかかるような。何よりも、とってもきれいなのに、ちゃんとお父上に面影が似ているところが、遺伝子の不思議さを感じさせます(笑)スター・ムービーにはつきもののご都合主義的な展開も、幕切れの洒落たテイストにクスッとさせられて、ツッコミを入れる気もおきないという感じ。旬のスターの魅力に心地良く酔った2時間でした。師走の息抜きにおすすめ。【アンジーの出世作は私の大好きなこの映画。】【元祖?“スミス夫妻”はヒッチコックのコメディ】【アンジーのお父上の代表作も、いい映画です。】真夜中のカーボーイ(期間限定) ◆20%OFF!
2005.12.15
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日曜日、ちょっと車で遠出して、夕方、温かい飲み物を買いにコンビニに立ち寄りました。すると、辺り一帯に、聞き覚えのある旋律が流れていました。時刻は4時半、音楽に続いて「暗くなる前に よい子は おうちへ かえりましょう」というアナウンスが。いわゆる「メロディーチャイム」というものなんでしょうね。題名は思い出せなかったけれど、その童謡の歌詞はすぐに浮かんできました。さぎり きゆる みなとえのふねに しろし あさのしもただ みずとりの こえはしていまださめず きしのいえ歌えた、歌えた!小学校の音楽の時間に、教科書に載っていたのをみんなで合唱した、大好きだった歌です。それにしても、「狭霧」とか「湊江」とか、格調高い言葉が使われているものですよね。当時は…たぶん、意味はあんまりわかっていなかったような気がする(笑)でも、平井堅さんの「大きな古時計」ではないけれど、子どもの頃に覚えた歌を今になってしみじみ聞くと…懐かしいというだけでなく、改めて作品としての素晴らしさを実感できる、いい歌がたくさんあるなぁと思います。特に、私は秋から冬にかけての情景を歌った童謡が好き。「小さい秋みつけた」とか「ペチカ」とか…今の子ども達は、どんな歌を皆で合唱しているのかしら?なお、冒頭で歌詞を紹介した歌の題名は、調べてみたら「冬景色」でした。三番の歌詞は、嵐吹きて雲は落ち時雨降りて日は暮れぬ…という歌いだしです。全国的に天候が荒れ模様になり、冷え込みも厳しくなってきました。風邪をひかずに、あわただしい師走を乗り切りたいですね。日本童謡集
2005.12.12
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「本当に、あの三週間は、国中のみんなが幸せだったねぇ。」これ、私の実家の母が未だに折に触れていう言葉です。何のことかといえば、今から3年前、2002年のサッカーW杯の話。開幕が5月31日、そして日本が順当に予選リーグを勝ちあがった後、決勝ラウンドでトルコに敗れたのが6月18日。だから“3週間”なんですね。思えばあの頃、日本が試合で勝つごとに、渋谷のハチ公前や大阪の道頓堀に群生した青い集団の大騒ぎ…すごかったですね。古参のサッカーファンを自認する夫から見れば、あれを断じて「サポーター」と言ってほしくない、とご立腹の様子でしたが(笑)地下鉄の構内で、メキシコのユニフォームを着たおじさんに道を尋ねられたり、有楽町にあったチケットセンターで、カナリアイエローのブラジル大応援団と遭遇したり…懐かしい思い出です。今朝は夫婦で5時に起きて、NHKで来年のW杯の組み合わせ抽選会を見ました。少しずつ完成されていくグループ分けに、「この組いいかも」「こ、ここは怖い」などと手に汗を握ってみていましたが、結果としては、十分上を狙える組み合わせになったような。ジーコ監督、コンフェデ杯に引き続き母国との対戦ですね。しかし、3つの対戦国すべてでプレー経験があるカズって、さすがはKING…と感心。そのカズの盟友、“ゴン中山”選手が、抽選会の壇上にアジアの代表として登場していました。日本がはじめてのW杯出場を決めた97年は、私たち夫婦にとっては結婚した年としても思い出深いのですが、あの最終予選は本当にスリリングだった!序盤の試合では、TV中継のゲストとしてアナウンサーの横に座っていた中山選手が、その後代表に復帰し、フランスW杯の本番では、日本人初のゴールまで決めてしまうんですから、運命ってわからないものです。その昔、職場から派遣されて受けたある研修で、おもしろい話を聞きました。与えられた仕事に取り組むにあたって、課題の達成には「サッカー型」と「野球型」、二つの考え方がある、というのです。前者は、時間の区切りを決めて、タイムリミットが来たらとりあえず形にしてしまう人。後者は、やるべき課題はとにかく全部やる、たとえどんなに時間がかかっても…という人。なるほどうまい例えだな、と思いました。サッカー中継と大相撲中継は、基本的に予定の時間通りに終わりますものね。有名な「ドーハの悲劇」を例にとるまでもなく、サッカーという競技のドラマ性の多くはこの“泣いても笑っても(基本は)90分”という舞台設定が生み出しているのではないでしょうか。私は、ドーハのアメリカ大会予選の頃からサッカーを見るようになったのですが、自分が年齢を重ねるにつれて、ワールドカップの「前の大会から次の大会」までの4年間が本当に早くなりました…ワールドカップに出場する、そのこと自体が、どんなに手を伸ばしても届かない夢だった。それから干支が一回りする間に、予選は勝って当たり前、本大会ではベスト16には行かなきゃ…なんてことを皆が言うようになっちゃったんですから、すごいことです。でも、もしかしたらこの十二年が、一番、日本のサッカーにとっては面白くてドラマティックな歳月なのかも…今日はどのニュースでも、来年の対戦相手三カ国の話題を取り上げ、鬼が大笑いするような「星取り勘定」の話題もにぎやか。来年の6月には、また、日本中が興奮と熱気で包まれることでしょう。願わくば、ジーコ監督と代表の皆さんには、また「みんなが幸せ」になれるような健闘を、祈りたいです。【新作ユニフォームのデザインは結構好きです。】【スタジアムには出入り禁止です。】
2005.12.10
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日曜日の、日帰り京都の旅のご報告。天気予報の通りに、朝からどんよりと曇った空の下、特急で一路京都を目指しました。8時半の列車で、到着が10時半。日帰りとはいえ京都は久しぶりで、すっかり遠足気分です。前日、お気に入りの美味しいパン屋さんで、車内の朝食用にサンドイッチも買っておきました。こんなことの一つひとつが、旅をどんどん楽しくしてくれますよね。今回、限られた時間でどこへ行こうか、何をしようか…家にあったガイドを見比べながら検討した中で、ふと目にとまったのが、烏丸にある「きものであそぼ」というショップの、古着物レンタルサービス。天候のこともあって、100回くらい(やっぱり、やめようか)と思ったのですが、“エーイ思い立ったが吉日”と、これまた強行してしまいました。楽天でも販売とレンタルの受付をしている、このショップ。着物・履物・バッグのレンタル一式に着付けのサービス付で、ウールやポリエステルのふだん着物から紬などのアンティーク着物まで、選択肢もたくさんあるのです。(下着と足袋は持参か購入)京都で有名な「舞妓体験プラン」にはさすがに手を出す気になれませんが(笑)これなら手軽に“京都の街を着物で散策”なんてステキなことが出来てしまうんだから、便利な世の中でございます。店内では、スタッフの方にアドバイスしていただきながら好みの着物を選ぶことが出来ます。私の場合、好きな柄と似合う柄は一致しないことが多いので、ほとんどお任せして見立てていただきました。【というわけで…恥ずかしいのでチラっとだけ。】*店内で着付けてもらったところ。着物はウール地。*羽織は、黒地に紅葉の模様です。手袋は自分のもの。しかし、覚悟していたとはいえ、しんしんと冷える空気とそぼ降る雨はなかなか厄介なものでした。最初に、バスで真如堂へ直行したのですが、バス停からの道のりは急な上り坂と険しい石段。しかも、地面には落ちたもみじの葉が敷き詰められ、うかつに足を乗せるとツルッと滑ってしまいそう…転ばないように、夫の腕を必死につかんで歩く私。傍目にはさぞかしラブラブに見えたでしょうが、心の中は冷や汗の滝(笑)お抹茶も飲みたい、趣きのある古い喫茶店で一休みしたい…など、いろいろプランはあったのですが、その後は南禅寺へ行き、湯豆腐をいただいてお腹のなかから温まりました。熱燗のお銚子を2本も空にして、すっかりいい気分になった夫であります。その後は、祇園から河原町をふらふら。おみやげを買い、5時過ぎに着物を返しに戻りました。半日、着物で歩いて、草履は足にあって痛くなかったものの、気がついたら泥はねが真っ白い足袋のあちこちに!裾や襟足から冷たい空気が入り込むし…昔の人は、冬は大変だったろうなぁ、としみじみ思ったのでした。今回は、悪天候ということで、最も安い4500円のコースにしたのですが、気候がよくなったら、ぜひ上等の着物も借りてみたいと思いました。夫も「男物ってあるんだよね?俺も着ちゃおうかな」と、妙に乗り気です。その後は、三条へ出て、姉小路や寺町付近をぐるっと回った後、京都といえばお決まりの…「はやしや」で夕食。 紅茶パフェと、わらび餅入りの抹茶あんみつ 9時半に京都を出る帰りの電車の中は、心地よい疲れで二人ともぐっすり眠ってしまいました。旅先で寺社仏閣に詣でることの多い私は、「ご朱印帳」を持っています。この旅で訪れたところでも、ありがたいご朱印をいただいてきました。姉小路のギャラリーは、俵屋旅館特製のソープを購入。お守り代りのご朱印に、上品な香りの石鹸。元気をくれる旅の記念たちです。 また、行きたいなー。
2005.12.07
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テレビで清水寺の美しい紅葉を目にして、夫が「まだ間に合いそうなら、京都まで出かけてみるか?」と言い出したのが、木曜日のこと。週間天気予報で、“強い寒気が入り込んで冷え込み、雨が降り出す”というのを知って、50回くらい(やっぱり、やめとこうか…)と迷ったのですが。いや、一度思い立ったからには、行けるときには行っておこう!という気持ちが先に立ち、思いきって出かけて来ました。…ということで、まずは私たちが目にした紅葉の風景をいくつか。【バス停を降りて、急な坂道と石段を登りきると、目の前に広がります】 真如堂の庭園 【ふだんは静かなお堂の周辺も、この日は観光客で賑やかでした】 真如堂の回廊 【新選組ゆかりの、このお寺にも♪ライライライ~とお参り】 金戒光明寺の境内 日帰りで、駆け足の小旅行ではありましたが、この日の出来事はまた改めて紹介します。なお、気合い十分だったのが幸いしたか、寒い一日だったわりには、夫も私も風邪をひかずに済みました。
2005.12.04
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夫が、職場のゴルフコンペで朝からいなかったので、家でテレビを見て過ごしました。週末の午後のテレビ番組って、スペシャル番組や2時間ドラマの再放送ばかりで本当に見るものがないのですが、今日は朝から楽しみにしていた放送が。今日、最終節で今年の優勝チームが決まる、Jリーグの中継です。サッカーファンの夫に釣り込まれるような感じで、長年見続けている私です。Jリーグが発足し、♪オーレーオレオレオレー♪という歌があちらこちらで流れていた頃は、OL仲間でスタジアムに出かけたこともありました。当時は、週に2回も試合があって、チアホンを鳴らす応援が多かった。「チェアマン」なんて言葉も珍しくて…あれから十年以上が経ち、今年から、Jリーグは1ステージ制になりました。年間を通じた長い戦いの末に、今日の試合に優勝の可能性を残すチームはなんと5つ。特定のチームや選手を応援しているという訳ではないのですが、ここまで優勝争いが混沌とするのはすごいことです。掃除や洗濯など、細かい用事は朝からフル稼働で済ませ、みかんとティーポットを用意して、テレビの前の特等席に陣取りました。それからの2時間は、二転・三転する展開で。期待通り、本当に面白かった!(ちなみに、状況を解説すると…中継をしていたNHKは、現時点で首位のセレッソ大阪の試合を放映。同時に、優勝するかもしれない他の4チームの試合会場とも中継を結び、随時、試合の動きをテロップと映像で流しました。どこかのチームに点が入るたびに『このまま行くと…』5チームの順位はどうなるか、という一覧表が出る親切ぶり。しかも、1点入ると見事にその順位が入れ替わる、まさに“天国か地獄か”の2時間だったのです)先制し、追いつかれ、それでも勝ち越し点を決めて、優勝を手につかみかけたセレッソ。なんと、ロスタイムに同点弾を入れられました。その裏で、こちらも二度にわたって同点に追いつかれながら終盤に相手を突き放したガンバ。この時点で、最後の最後の1分で、ガンバがセレッソを勝ち点で逆転しました。試合終了の笛が鳴った瞬間、その場に立ち尽くし、手袋をはめた手でこみあげる涙をじっと押さえている宮本選手に、なんだかもらい泣きしてしまいました。代表でも、DFのまとめ役として、またクレバーなチームのリーダーとして、いまやかかせない選手となった「ツネ様」。スポーツ選手の“かっこよさ”って、多くの場合はプレーしている真剣な表情のとき限定で、私服でテレビ番組に出ると(あれれ?)となるケースもよくありますが、この人は本当に美形ですね。多くの異論・反論はあると思いますが、あえて言ってしまうと…ツネ様を見ると、私いつもアラン・ドロンを連想してしまう。勝手な言い草だけど、二人とも、笑顔よりも、眉間にシワを寄せた苦悩の表情が似合う色男だと思うのです。…いかがでしょう?今日はとっても風の強い、冷え込む一日で、夫もプレー中は本当に寒かったそうです。本格的に、冬ですね。
2005.12.03
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昨日の日記で、ご近所に新しく出来たカフェのことを書きました。私の住むマンションは、駅から商店街をずっと歩いて、歴史のある古い町並みを通り抜け、大きな川を渡ったところにあります。その距離、徒歩にして約20分。昨日のカフェも、その通り道にあります。この道のりが、とても静かで…と言えば聞こえはいいですが、要するにすっかりさびれてしまっています。人の姿はいつもまばらだし、駅前のメインストリートなんて、6時になればあっという間にお店のほとんどが閉まって、街灯の明かりだけが並ぶ光景になるのです。元々の人口が少ない…ということを除けば、大きな要因はただ一つ。「駐車場が少なくて車では来にくい」ということ。空き店舗の物件はいくらでもあるので、時折、新しいお店がオープンします。レストランの他にも、店先におかれた椅子でちょっと休憩できるような鯛焼き屋さんとか、裏原宿系?の服を並べたショップとか…若い人が、いっしょうけんめい自分の夢を集めて作った、そんな感じのお店が多いです。でも、「へぇーこんなの出来たんだ、そのうちのぞいてみよう」と思っているうちに、いつの間にか元の「貸し店舗」という看板がシャッターにかけられていることがしばしば。また、評判になって人気が出て来たお店は、そのうち、駐車場の広い一軒家の大きなお店を建てて、郊外へ移ってしまうのでした。そして、いつまでたっても、駅前の通りは寂しいままなのです。私も、休日は車を使って移動することが多いので、そういう状況の一端を立派に担っていると思いますが…「街歩き」なんて言葉は、地方の小さな町ではほとんど死語に近い状況があると、住んでみてしみじみ実感しました。車を降りて、もっとみんな歩いてみればいいのに。北風に鼻を赤くしたり、夕暮れの空を見上げたりしながら、おもしろそうな店をちょこっとのぞいて、本屋さんで立ち読みして…以前、吉祥寺に住む友人を訪ねたとき、久しぶりに味わう散歩の楽しさに胸が躍りました。海外でも、フィレンツェやプラハや…歩いているだけで胸がわくわくする、むしろ「車に乗るのがもったいない」と思うような街が、本当に好きです。【この映画を観ると「喫茶店の似合う街っていいな」と思う…】珈琲時光もうすぐクリスマス。イルミネーションを見ながら歩くのも、冬の醍醐味ですね。(去年の神戸ルミナリエ)
2005.12.02
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私の住む町は、今は石垣が城跡公園に残っているだけですが、江戸時代には城下町として栄えた、古い歴史のある土地です。武家屋敷や、商人の大きな家がまだ残っているところもあり、時折、観光客がガイドブックを片手に散歩しています。でも、きっとその人たちは、誰もが知る観光名所のついでに、時間があるからここも行っておくか…ぐらいの気持ちで立ち寄っているのだと思います。とても小さな町で、名所は小一時間もあれば回れてしまいますから、京都とか箱根みたいな旅行の「目的地」にはちょっとなりにくい、そんなところです。古い町並みが残る、駅からほど近い一角に、先日、小さなカフェがオープンしました。めがねと髪型が、某韓流スターによく似ているご主人と、とっても小柄で、くるくるとよく動く目をした奥さん。若いご夫婦が経営しています。自宅から歩いて行ける範囲に、ゆっくりくつろげる場所がほとんどなくて哀しい思いをしていた私にとっては、とてもうれしい出来事。散歩と買い物のついでに、足繁く通っています。洗いざらしのリネンを敷いて、飲み物には小さな焼き菓子を添えてくれます。出されるお水がレモン水だというのも、私としてはポイントの高いところ。白い漆喰の壁に、古びた木製の机と椅子を並べた室内は、まるでモランディの絵画のような、静謐な落ち着きに満ちています。小さなボリュームで流れる、ジャズやボサノヴァを聴きながら、本を読んだり時折ご主人とおしゃべりしたり。居心地の良い場所を見つけた幸せに酔っている、陽だまりの猫のような最近の私です。
2005.12.01
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