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明日から、金沢~富山~横浜~東京と、約一週間家を空けて各地を巡ってきます。大型連休で長期の休みが取れるので、海外に飛んでいきたいところなのですが…今年のゴールデンウィークは、お互いの実家を巡り、お彼岸に行けなかったお墓参りなどもして、神妙に過ごすことにしました。久しぶりに会ういとこ達や、友達との再会も予定されていて、それはそれで、予定の詰まった楽しい連休になりそうです。今日は、明日から会う人たち、一人ひとりの顔を思い浮かべながら、お土産を買い込んできました。お天気にも幸い恵まれそうで、お出かけが楽しいシーズン。1年でいちばん好きな季節です。皆さまも、どうぞ楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。 買い物の途中、ご近所で見つけたこでまりの花。ため息が出るほど見事でした。 ++人気blogランキングへ++
2005.04.29
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大型連休が終わると同時に、母の日がやって来ます(今年は5月8日)。父の日や母の日って、別になくても困らないけれど、ふだんは面と向って言うのが恥ずかしい「ありがとう」や「お疲れさま」を伝えられる機会としては、とても便利な制度かもしれません。しかし、子どもの頃ならお手製の「お手伝い券」や「肩たたき券」でも大喜びしてもらえたプレゼントも、子どもは三十路、親は還暦を過ぎた今となっては、なかなか品選びが難しい。結局、お花やお菓子など「場所ふさぎにならないもの」に毎年落ち着くのですが…お花の贈り物では、義母への母の日ギフトで失敗した経験があります。私は、「隅田の花火」というあじさいが大好きなんです。【ガクアジサイの白い花が、本当に花火みたいで、その上清楚な色合いで…】結婚してからはじめて迎えた母の日。庭いじりが好きな義母なら、きっと鉢植えのあじさいも喜んでくれるだろうと思い、勇んで「隅田の花火」の鉢を下げて夫の実家に出向いたのですが…「ありがとう!気を使ってくれなくてもよかったのに…」と言いながら受け取った義母の表情が「???」と微妙に曇るのを、私は見逃さなかった(笑)母「これからもっと花が開くの?」私「いえ、ガクアジサイなので、これが完成形です」そうなの、きれいだわ…と言いながら、おかあさんの笑顔はちょっとムリがありました。そう、よく考えたら当然のことなのだけれど、花が好きな人にもそれぞれの好みというのがあるのですよね。夫の実家に咲いているのは、ハイビスカスとかペチュニアとか椿とかサルビアとか…ようするに、はっきりと鮮やかな花が、義母の好みらしいのです。おとなしく真っ赤なカーネーションにしておけばよかった!と、大後悔でした。なお、夫は、花の区別がほとんどつかない上、実家の庭への興味などないらしく、この場合アドバイザーとしては全く役に立たなかったのでした。贈り物って難しいなぁ…と思いますが、一方ですごく喜ばれた成功例もあります。五十代の後半から、急速に老眼が進んだ私の母。眼科の薦めで、遠近両用眼鏡を作ったのですが、慣れないとずっとかけているのは苦痛のようでした。でも、新聞を読むにも手紙を読むにも、「眼鏡、めがねはどこ行ったかしら??」で一騒動。活字を読むのが好きなくせに、眼鏡の置き場所を決めないものだから…そこで、誕生日に送ったのが、真珠のついたきれいな眼鏡チェーン。ペンダントにも転用できるデザインで、涼しげで上品なデザインがことのほか気に入ったらしく、かなりの好評でした。大事なのは「感謝の気持ち」で、品物は二の次というのが本来の「母の日」の趣旨だと思いますが、せっかくだから、受け取る側に心から喜んでもらえるような心配りをしたいなあ…と思います。「贈り物上手」と呼ばれる人になりたいものです。【眼鏡チェーンを買ったお店で、可愛いジュエリーボックスを見つけました。】持ち歩けるジュエリーボックス“ミニトランク”【送料無料】期間限定Sale人気blogランキングへ
2005.04.28
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東京から、買い物の選択肢が極めて少ない地方の町へ移り住んで来てからというもの、ネットショッピングの便利さと楽天の偉大さを日々実感しています。私には、自分で思い込んでいるある法則があって、それは「どこへ住んでも、パン屋とケーキ屋には困らない」というもの。横浜の実家も、結婚して住んだ東京のマンションも、歩いて5分の範囲内に、遠方からもお客さんが来るような、美味しいお店がありました。今の土地に住むことになって、今度はどうかな?…と思ったら、ありました、ありました。なんと、徒歩圏内に大繁盛のケーキ屋さんが二件も。ちょっと離れていますが、本格的なヨーロッパの田舎パンも食べられるような、何を食べてもはずれのない奇跡のようなパン屋さんも発見しました。そういう訳で、ネットで「何かおいしそうなものないかな…」と探しているときも、パンだけは選択肢から外していたのですが、一つだけ、食べたいときに食べられないパンが。それがベーグルだったんです。行きつけのパン屋さんはベーグルを作らないし、他のお店で売っているのを買っても、今ひとつ好きな食感じゃない。ベーグルは、独特の「もっちり」した歯ざわりが特徴だけに、お店によって本当に違いがあるのですよね。私は、やや固めで歯ごたえがあるくらいが好みなので、お店で言うと、ベーグル&ベーグルやマコーズがお気に入り。ベーグルKはちょっと柔らかいかな?…などと、以前は食べ比べを楽しんでいたのでした。楽天のイーストリートベーグルズというお店は、全くノーチェックだったのですが、楽天グルメのメルマガで創業8周年記念企画第2弾!エンジョイベーグルセット♪送料無料1995円なるものを発見。送料無料、というフレーズに惹かれて購入してみました。バラエティ豊かな11種類のベーグルが入っていて、まさに「お味見にはピッタリ」という感じです。さすがに一気に食べられる量ではないので、半分は早速冷凍庫へ。早速、到着した翌朝から朝の食卓に並べています。夫は、私に比べてベーグルは余り好きではないのですが、甘いフレーバーのベーグルは菓子パンの感覚で食べられるようで、チョコレート味のロッキーロードベーグルを出したら「今朝はコーヒーより牛乳を飲もう」と、うれしそうに味わっていました。(ドーナツでもそうですが、チョコ味に牛乳ってベストマッチですよね♪)これから味わうベーグルも楽しみですが、ハニーキャロットベーグルが、今のところ私たちの一等賞。見た目で(これって、ベーグルなの?)と一瞬思ってしまったチーズベーグルも、トーストしたら何とも濃厚なチーズの香りが漂って、意外に(失礼)美味しかったです。ロッキーロードベーグル(3個入)チーズベーグル(5コ)ハニーキャロットベーグル(5個入)私は、ライ麦やポピーシードの入ったエブリシングのタイプに、クリームチーズやハムをはさみこんでいただくのも好きなので、冷凍庫がカラになったらまた注文しようかな、と思っています。他のお店と食べ比べてもいいなぁ…なんて、この買い物をきっかけに、しばらくはベーグルのマイブームが続く予感です。◎楽天で買えるベーグルはこちらから◎++人気blogランキングへ++
2005.04.28
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昨日は、先々週に続いて二回目の茶道のお稽古日でした。前回は全員集合していた生徒さん達でしたが、今日はどうしたことか、半分近い方が欠席。教室のリーダー格で、先生の補佐もされるらしい方が「人数が少ないから今日はこちらで流し点てをして、AさんとBさんはそちらでお濃茶を…」などなど、てきぱきと仕切ってくださいましたが、私には何を言っておられるのかさっぱり意味がわかりません(笑)。新入り2名は、今日も隅に座って見学です。人数の変化もそうですが、前回と違って、今日はお稽古の最中に妙な緊張感が漂っていました。というのも、どうやら来月、近郊の文化会館が会場になって、裏千家の総会が開かれるらしいのです。参加する方は、当然お茶席にも出られるということで、先生から「ここのクラスは予算不足で、全員がお濃茶の稽古に慣れてる訳ではないから、今日は人数も少ないことだし、じっくりおさらいしてみましょう」ということになったのでした。生徒の皆さんの間には、まるで抜き打ちテストを宣言された学校のような空気が…茶道には「薄茶」と「濃茶」の二つがあって、薄茶は一人が一服ずついただくのに対し、濃茶は一つのお茶碗に練った濃いお抹茶を、席の人々で回し飲みする。…という違いは、何となくわかっていましたが、主人の側もお客の側も、薄茶と濃茶ではお作法にかなりの違いがあるようです。そんな訳で、一挙手一投足に「もっと上持つの」「足は右から」「そこは左手で」「ここで一緒に礼、なの」「どれ、私がやってみせなきゃだめかしらねぇ」…と、先生の容赦ないご指摘が。しかも先生、お言葉は厳しいのに終始笑顔で…かえって、それが怖いですってば…見学しているこちらが緊張しているのが伝わったのか、ふと「こんなにやいのやいの言ってるけどね、最初から出来る人はいないのよ。ここにいる人たちも皆、長いこと続けてここまで来てるんだから」と先生が。すかさず、おばさま方の一人が「長いことやってるわりには、この程度なんだけど」と、その一言で一同、大笑いになりました。その後、お稽古を終えた生徒さんに、水屋で点てていただいたお茶をいただきました。菓子鉢の回し方、懐紙の使い方…前回教わったことを思い出しながら、まずはお菓子をいただいたのですが、今日のお菓子は柏餅。ここで、ハタと困ってしまいました。柏餅の葉っぱはどうすればいいんだろう??お茶を点てる人の手元にばかり目が行っていて、皆さんがどうやって始末をしていらっしゃるのか、全くチェックしていませんでした…仕方がないので、懐紙にむりやり包み込んで、知らぬ顔をしてしまいこみました。恐らくそれで正解だったとは思うのですが、次元が低すぎて、質問するのも気後れしてしまった小心者の私です。最後にやっと、先輩の生徒さんから、袱紗捌きと、棗(抹茶を入れる器)・茶杓の清め方を教わりました。ここで、再びハタと困った私。自動車学校に通っていた頃も、さんざん苦労させられたのですが(10月30日の日記参照)私は病的とも言える方向音痴で、その上「右」と「左」が、この年になってもまだ、しょっちゅう間違えてしまうのです。しかし、茶道のお作法はすべて、決まった通りに体や道具を動かさなければいけません。当然、教える側の「右に」「左に」「上に」「下に」という指示に、ラジコンロボットのように忠実にならなければいけないのですが…ラジコンの発信機は正確でも、受信するロボットの側がトンチンカンでは、どうしようもありません。案の定、袱紗を手に向かい合いながら「左手の指を…」「右手に持ち替えて…」と教わっても、もう一人の方はやすやすとやっているのに、私はモタついてばかり。しまいには、教えてくださる方が私の真横に来て、同じ目線でわかるようにじっくりお手本を見せてくださいました。それで、何とか教わったことは出来るようになったものの、初歩の初歩でこんな風では、今日目にしたような難しいお稽古ではどんなことになってしまうやら…と、前途多難な空気を感じながら教室を後にしたのでした。本当にどうしたら、右と左の感覚がしっかり身につくでしょうか。間違えちゃいけない、とあせるほど混乱してしまうのです。訓練が出来る妙案があれば、教えていただきたいものです。端午の節句ももうすぐですね。私は、柏餅はみそあんの方が好きです。Designed by unamama ◇人気blogランキングへ◇
2005.04.27
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お昼のニュースではじめて事故の発生を知ってから、尼崎のJR脱線事故の報道を、長い時間見ていました。事故の原因については、色々な憶測がされていますが、全容解明には時間がかかるのでしょうね。まさか、自分が電車に乗っていて、こんな悲惨な事故に巻き込まれるとは思いもよらなかったでしょう。亡くなられた方とそのご遺族、そして被害に遭われた方を思うと、胸がつまります。時間が経つに連れて、ケガ人が搬送された病院や、遺体の安置所となった体育館の様子がTVに映るようになりました。入り口に張り出されたケガ人の氏名の掲示板。「夫がたぶん乗っています。携帯に何度もかけたのですけど…」と、必死の形相で掲示を目で追う女性がいました。体育館の入り口に待ち構えた報道陣に、もみくちゃにされながら中に入っていく人の様子も、何回も映りました。その人たちは、自分の大切な人を「もしかしたら失ってしまったかもしれない」と、不安で胸を一杯にしているはずなのに。見ていて本当に不愉快で、事故の原因が気になるところでしたが、結局テレビを消してしまいました。そういう「絵」が映らないと、怒る視聴者っているんでしょうか?事故の悲惨さを伝えるためには、被害者の嘆く様子が直接映らないといけないんでしょうか?そんなに、TVを見る側の想像力って貧困だろうか。メディアが「余計なおせっかい」をしているように思えて仕方ありません。ふだん通りの月曜日が始まって、朝、何気なく送り出した家族が、もしあのひしゃげた車体の中に居合わせたとしたら?もし、体育館へ家族を探しに来た人が、自分の友達だったら?マイクを胸元に突きつけることができますか、と記者たちに聞いてやりたい。JRの関係者も、家族の人たちを報道陣からもっと守ってあげたらいいのに…毎度のことながら、大きな災害や事件が起こると、マスコミが提供する情報の「あざとさ」に、どこかバカにされているような気分になるのです。最後に、まだ車内に残されている生存者の方々が、早く救出されることを心から祈ります。レスキュー隊にもがんばってほしいです。人気blogランキングへ
2005.04.25
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「クドカン」こと、宮藤官九郎さんの手がけた映画は、「GO」も「ピンポン」も大好きな作品(「69」はすごく楽しみだったのですが見逃しました)。ただ、TVドラマに関しては元々全然興味がなかった上、「木更津キャッツアイ」は初回で「私には合わない」と投げ出してしまいました。ところが、一昨年の「マンハッタンラブストーリー」に、なぜか夫婦共々ハマリにはまってしまい(夫は主演のキョンキョンが目当てだった)、おかげであれだけ話題になった「白い巨塔」は一回も見ずじまい。それ以来のファンで、今、放映中のドラマ「タイガー&ドラゴン」は、タイトルの引用元にもなっている主題歌が大好きなクレイジーケンバンドということもあり、先に放映された2時間ドラマはしっかりチェック。落語を下敷きに、よくぞこれだけの爆笑ドラマにまとめた!と、拍手したい気持ちで見終えました。さて、そのクドカンが初監督に挑戦するにあたって、あの「真夜中の弥次さん喜多さん」を撮ると知ったときには、「なんて、勇気ある挑戦」と驚いてしまいました。いいかげんなものを、いいかげんだなぁと笑い飛ばしながら見てほしい…と、監督本人は本音かどうかわからないコメントをしていますが、あれだけの内容の原作から、よくこれだけのものを作り上げたという、その一言に尽きます。これまでの宮藤脚本の作品に出てきた俳優たちが、次々に出演してきて、その一人ひとりがおかしいやら怖いやら…【劇場中がお腹抱えて笑ってました。ヒゲのおいらんby松尾スズキ】映画館に足を運んで、後半のシュールで哲学的な展開に(あそこだけはダレてて面白くなかった)と思われた方には、ぜひ書店で原作の「真夜中の弥次さん喜多さん」シリーズ、なかでも「弥次喜多in deep」をのぞいてほしいです。「クドカン、あっぱれ!よくやった」と、きっと手を叩きたくなることかと…さて、主演の一人、長瀬智也さんの演技は、実は「タイガー&ドラゴン」とセリフ回しがほとんど同じなのですが(笑)落語を題材にした物語といえば、今から半世紀近く前に作られた大・大・大傑作が、明日BSで放映されるそうです。幕末太陽傳日本が、世の中の一大転換期を迎えた幕末。倒幕の志士たちが活躍するのを横目に、知恵ひとつで逞しく世の中を渡っていく一人の男を描いた物語。「居残り左平次」という落語が、ストーリーの下敷きになっています。今見てもそのセンスは全然古くないし、本当に本当に面白い!さんざん笑って見てきた最後、幕切れで胸にずっしりと残る、切ない後味もたまらなくいいのです。石原裕次郎も小林旭も出演しているのですが、私は見る度に、主演のフランキー堺のカッコよさに惚れぼれとしてしまうのでした。++人気blogランキングへ++
2005.04.24
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結婚前の学生時代、家に初めて夫が遊びに来たときに、なぜか、わが家の夕食にはサンマの塩焼きが並んでいました。(もう少し気取ったメニューを出せばいいのに…と思ったけれど、恐らくサンマが一番美味しい季節だったんでしょう)本来物静かなタイプの夫は、自分から積極的に会話に加わるわけでもなく、淡々と食事の時間が過ぎていったのですが、彼のサンマのお皿に目をやった母は、思わず大きな声をあげました。「そんなにお魚をきれいに食べるひと、初めて見たわ!」その印象が、母にとって夫の採点をかなり上げたのは間違いないと思うのですが(笑)魚の美味しい地域の出身だけあって、夫は魚料理が大好き。特に煮付け!私は、魚の目玉もワタも全然食べられないので、そのままクシになりそうな背骨しか残さない夫の食べ方は、逆立ちしても真似できません…さて、今日はスーパーの魚売場で、珍しくぶりのアラがパック詰めになって売っていました。それもとってもお安く。大根も特売状態だったので、今日のメニューは久しぶりにぶり大根にしました。<あらで作るぶり大根>材料: ぶりのあら…約1尾分(切り身なら3~4切れ) 大根 …1/2本 だし …カップ1 しょうが … ひとかけ 酒、みりん、砂糖、しょうゆ、めんつゆの素レシピ : 1.ぶりのあらはザルに広げて熱湯をまわしかけておく 2.大根は大きめの乱切りにして、10分くらい下茹でする 3.薄切りにしたしょうがと、だし汁(1カップ)、酒・みりん各(大さじ2)、砂糖(大さじ半分)、しょうゆ(大さじ2)、めんつゆの素(大さじ1)を合わせて煮立たせる 4.3の煮汁にぶりを入れ、色づくまで煮た後大根を入れて、15分くらい中火で煮る。*夫は、煮魚の味付けは甘い方が好きらしいので、しょうゆとめんつゆの素を合わせて使っています。しょうゆだけでも美味しいと思います。はっきり言って、見かけは相当「悪い」部類に入ると思うのですが、(正直、頭の部分はあまり見ないようにして料理している私)、ぶりはもちろん、味のしみた大根やしょうがも美味しいです。二人で食べきれなかったら、栗原はるみさんの「ごちそうさまが、ききたくて。」で紹介されている「さばそぼろ」の要領で、残った身をほぐして、煮汁と一緒にニンジンやしいたけのみじん切りと炒め合わせて、そぼろを作ります。炊きたてのごはんにのせて食べると、鶏そぼろとはまた違った感じで、美味しいんですよ。ところで、以前楽天で購入した「おだし屋さん」のだしパック、大成功でした。かつおだしが好きな人なら、絶対気に入ると思います。かつおの風味が前面に出た、シンプルなおいしさのだしが簡単に取れて、毎日重宝しています。「脅威のリピート率」というのも納得でした。おすすめです!◆人気blogランキングへ◆
2005.04.22
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先週末の高山旅行のお土産に、飛騨刺し子のお店で買ってきたキットを作ってみました。刺し子といえば、藍色の木綿地に白い糸、あるいは白い布に紺や赤の糸…という取り合わせが一般的だと思うのですが、訪れたお店にはさまざまな色合いの布地や糸がそろえてあって、とってもカラフル。せっかくなので、きれいな段染めの糸をキットとは別に購入しました。ハンカチには蝶のモチーフ、ナフキンには麻の葉模様。ぐし縫いで、布地に印刷された模様をどんどんなぞっていけば出来上がるので、何も考えずにひたすら没頭してしまい、一気に仕上げてしまいました。もう少し、じっくり楽しみながら針を持てばよかったかも… 写真の出来が今ひとつで…。蝶のモチーフ、見えますか? 私は、シビラのハンカチが好きでよく購入するのですが、色合いの感覚がちょっと似ているかも?と、勝手に思いついて、一人で喜んでいます。(ナフキンは夫のお弁当用のつもりだったんですが、かわいすぎるかも…)刺し子といっても、必ずしも純・和風の仕上がりになるとは限らないことがわかったので、まだ糸もたっぷり余っているし、また何か見つけてチクチク…したいと思いました。××バッグ、コースター、エプロン…刺し子のキットいろいろ××++人気blogランキングへ++
2005.04.21
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「ブギーナイツ」や「マグノリア」の監督、ポール・トーマス・アンダーソン(略してPTA)が、3年前のカンヌ映画祭で監督賞に輝いたこの映画。公開をとっても楽しみにしていたはずなのに、なぜか気が付いたら上映期間が終わっていて見逃してしまったのですが(日本の興行成績はふるわなかったのかな?)、今日やっと、WOWOWで見ることが出来ました。パンチドランク・ラブ タイトルの「パンチドランク・ラブ」とは、要するに「ひとめ惚れ」というニュアンスだと思うのですが、見終わった後でとっても爽快な気分になれるラブストーリーです。…と言っても、絵に描いたような美男・美女の物語ではないのです。主人公は、恋人いない歴○○年、一応自分で小さな事業を起こしているものの、七人もの姉にはいつも口やかましく干渉され、そのせいか?何かの拍子にキレてしまうと自分でも感情の爆発が押さえられない男。食品会社のキャンペーンで、バーコードを集めたらマイレージがもらえると知るや、一番単価の安い商品を探して大量に買い集めちゃったりと、ちょっと変わっています。そんな男の前に、彼に関心を寄せているらしき魅力的な女性が現われるのですが、実は彼の身にはあるトラブルがふりかかっていた…PTA監督の映画は、いつもと変わらない日常生活に突然舞い降りるとんでもない事態や、平穏な暮らしのすぐそばで口を開ける犯罪の落とし穴を描くのが本当にうまい!毎回びっくりさせてもらっていますが、この映画も最初の3分で、すっかり心を奪われました。細かいことへのこだわりが捨てきれなかったり、キレ出すと自分に歯止めが利かなくなったり、小心者のくせに時々突拍子もなく大胆な行動に出たり…そんな主人公の姿が、単なる「おかしな人」ではなくて、見る側に「こういう気分、わかる。」と思わせてしまうリアリティを持っているのは、主演のアダム・サンドラーの力量でしょう。恋の相手を演じるエイミー・ワトソンは、PTAの映画のテイストとはちょっと違うのでは?と思っていましたが、とっても魅力的でした。映画の中で着ている、赤や紫系のツーピースがきれい。主人公がなぜかいつも着ている、一張羅の「真っ青」なスーツが、単体で見ると目を疑うセンスなのに、彼女の服と並ぶととてもコントラストがきれいなのです。そう、このラブストーリーも、「一人ではどこか奇妙でも、二人が一緒なら輝ける」そんな恋の顛末と言ってもいいかも。トム・クルーズやジュリアン・ムーアなどのスター俳優を多数起用して、アルトマン的な群像劇を繰り広げた「マグノリア」に対し、90分という短い時間と、少ない登場人物で目の離せないドラマを作り上げているこの作品。どちらもお見事で、PTA監督の次回作が本当に待ち遠しいです。++人気blogランキングへ++
2005.04.20
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朝から予報どおりの雨で、今日はおうちで過ごそう…と、旅先で買ってきた刺し子ししゅうのキットに取り組みました。しかし、私は十代の頃からものすごい肩凝り。手芸は嫌いではないのですが、1時間もやっていると、肩から背中がバーン!と張ってきます。ちょっと休憩…と思ってテレビをつけたら、NHK「生活ホットモーニング」で、「パワーヨガ」の紹介がまさに、始まるところでした。私もやる~!と、あわててテレビの前にラグを敷いて、講師の中島史恵さんをお手本に、呼吸法からいくつかのポーズにチャレンジしてみたのですが…従来のヨガに、筋力強化の目的も加えたものとあって、もうキツイことキツイこと!自分の体がこんなに固くなっているなんて。ものすごいショックでした。でも、ほんの十数分、ポーズをとっただけなのに、終わった後はとってもすっきり。もちろん、肩や背中のゴリゴリ感も改善されました!…実はすっきりしすぎて、最後にリラックスしたポーズで鼻からの深呼吸を続けていたら、いつの間にか床の上で眠り込んでいた私(笑)目が覚めたら20分以上が経過していて、ビックリしました。こんな時、DVDの「タイムシフト視聴」という機能(見ていた番組を録画していなくても、一定時間巻き戻して再生できる)が本当に助かります。機械の進歩に感謝!(わが家ではSHARPのこのDVDレコーダーを使っています)最近、NHK教育で、日本語を話す双子の外国人姉妹が、ピラティスのトレーニングを紹介する5分間の番組をやっているので、そちらも今度、ちゃんとやってみようかな?と思ったり。ただ、わが家には畳の部屋がなく、フローリングに普通のラグを敷いただけではどうしても滑ってしまうし痛いので、ヨガマットを買うことから始めるか?と、さっきからいろいろ考えています。☆花柄・ブランド・香りつき…バラエティ豊かなヨガマット☆ヨガマットNIKE <ナイキ>ヨガ・ピラティスマットヨガマット ハイビスカスパワーヨガキットアロママット サンダルウッドDesigned by unamama ++人気blogランキングへ++
2005.04.20
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お料理の本を読むのはとても楽しいし、いろいろと本棚にも買い揃えているのですが、実際に自分で作ってみるとなると…私の場合、本の内容によっては、実用より「見て楽しむ」だけに終わっているものもかなりあります。しかし、中には「メニューに困ったらこれにすがる!」と、困ったときのドラえもんのように頼りにしているものもあります。栗原はるみさんの名著「ごちそうさまが、ききたくて」シリーズなどもそうですが、書店で見つけた瞬間「こういうのが欲しかったの!」と拍手したくなったのが、こちらの一冊。100文字レシピ ( 著者: 川津幸子 | 出版社: 新潮社 )私は、オレンジページ社が2000年に出した初版本を愛用していますが、「100文字で書けるレシピ」というのがまさに、美味しい料理を作りたいけれど手間はかけたくないという「ずぼら」な私にピッタリだったわけです。たった100文字なら、いちいち本を開かなくても、作り続けるうちにレシピが頭の中に入ってしまうもの。おかげで、急に友達が遊びに来たり、ヘンな時間に「お腹が空いた」と言われたりしたとき、冷蔵庫の中身と相談して、サッと作れる料理のレパートリーが増えました。(そういうことが出来ると、我ながら“なんだかデキる主婦みたいじゃない?”と自画自賛したくなるものです…調子に乗りすぎ?・笑)昨日は、スーパーできのこ類がと~っても安かったので、さっそく「100文字レシピ」で日持ちのする当座煮を作りました。<きのこの当座煮>(以下、本から転載)きのこ300g(しいたけ、しめじ、えのきだけ、マッシュルームなど)は、石づきを切って、薄切りにする。鍋に、しょうゆ大さじ2~21/2、みりん・酒各大さじ1、水大さじ2を煮立て、きのこを入れて、混ぜながら3分煮る。*今回は、しいたけ・しめじ・エリンギ、それぞれ1パックずつで作りました。*片栗粉でとろみをつけて豆腐のあんかけ風にしたり、レンジで下茹でしたにんじんを加えて、汁気を飛ばせばお弁当のおかずにも応用OKです。<ということで、今日のお弁当はこのように>おかず:卵焼き、きのこの当座煮(にんじん入り)、枝豆入りさつま揚げ、おひたしの海苔巻(小松菜)定番の白いご飯に合いそうなおかずから、エスニックフードにフレンチ・イタリアン・デザートまで、色々と盛りだくさんで、この本のおかげで本当に助かっています。ワインにあうおつまみ風の料理も紹介されているので、ホームパーティーの準備にもうれしい一冊でした。おすすめです!++人気blogランキングへ++
2005.04.19
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昨日の日記の続きで、週末の小旅行について。友達から遊びに来るという連絡をもらってから、色々とプランを考えていました。東京方面から新幹線でやって来る彼女は、名古屋で乗り換えになるので、せっかくなら愛知万博を見に行ってもいいかな?と思ったり。ところが、彼女の仕事の都合で、当初の予定が一週間ずれこみ、来る日が15日になりました。たまたま、情報誌で「春の高山祭」が14・15日に行われることを知り、名古屋から特急で2時間、いい機会だから足を運んでみよう!ということになったのです。お弁当を買ってホームで集合し、特急「ワイドビューひだ」で高山へ。とってもいいお天気で、うれしいことに、沿線の桜はまだ満開のところが多くありました。思いがけず、お弁当を広げてお花見をするという、楽しい旅の幕開けでした。本来なら、100個近い提灯が屋台に灯されるという、一日目の「夜祭」が見どころなのでしょうが、日程の関係でそれは断念。でも、お昼過ぎに高山の駅についた後、小じんまりした町並を歩いていると、途中の街角で獅子舞や闘鶏楽といった奉納の踊りを次々に見ることが出来ました。辺りには、裃や祭のための衣裳をまとった人々が大勢行き交っていて、街全体が時空を超えて、昔ながらのお祭りの空気に染まっているようでした。TVのニュースでもよく紹介されている、からくり人形のついた屋台が次々と繰り広げる「からくり奉納」は、強い日差しに肌が焼かれるのも気にならないほど、見ごたえのあるものでした。あやつり人形のように手足を動かすくらいのものかと思っていたら、とんでもない。早変りあり、美しい踊りありで、その面白さは想像以上でした。一体どうやってあんなに繊細で巧妙な動きが出来るのか、からくり人形の歴史自体は200年近く昔にまでさかのぼれるというからすごいです。友達は「万博でロボットを見るより驚きだったかも」と、興奮を隠せない様子でした。その日は名古屋に一泊し、翌日は彼女のたっての希望で、近鉄に乗り伊勢神宮へ。私にとっては、去年の秋以来、久しぶりに訪れる神宮です。夫も車で合流して、お参りの後は赤福の出しているぜんざい(秋に来たときは「赤福氷」でした)を食べ、鳥羽まで車を飛ばして、美味しい海の幸を味わってわが家へ帰ってきました。夜更けまで、パジャマ姿で思い出話に花を咲かせました。皆、学生時代からの長いつきあいなので、久しぶりに会っても何だか時間のブランクを感じません。むしろ、顔を合わせると未だに学生の気分に戻ってしまうようでした。でも、現実はキビシイ。友達は、一緒に生活していたお父様が倒れて要介護の状態となり、仕事と看病のかけもちで、ずっと大変な時期が続いていた人です。お父様の容態が安定し、リハビリ施設の整った病院への入院がやっと実現して、ホッとひと息、今回の旅に出てきてくれたのでした。親の世代の「老い」は、私たちの誰もがいつかは向き合わなければいけないテーマ。一人で何もかも抱えて本当にしんどい、と言いながらも、笑顔を絶やさない彼女を見ていると、同じ立場になったら、私はそんな風に笑っていられるだろうか…と、心から尊敬します。古来、「せめて一生に一度でも」とお伊勢参りを決行した人々は、念願を叶えて神宮へ御参りし、生きる力をもらって帰って行ったのでしょう。慌しい毎日を送ってきた友達にも、今回の旅が安らぎと、明日への活力になってくれることを願いながら、彼女の乗る列車を見送りました。 旅のおみやげに買いましたさしこキットとレターセット
2005.04.18
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金曜日から、学生時代の友人が遊びに来ていました。ちょうど日程が合ったので、飛騨高山へ「春の高山祭」を見物に行くことに。古い街並みの中を、祭行列やきらびやかな屋台が練り歩く姿は、とても美しかったです。わずか半日の見物でしたが、夕方になって祭が終わった後、屋台をしまう作業も見届けられて、楽しい体験が出来ました。 高山祭の名物、屋台の曳き揃え。からくり人形の演技はお見事でした。 屋台を車庫にしまう前に、先端のからくり人形を外します。そぉっと、そぉっと… 手馴れた「屋台組」の人々の手で無事に蔵に納まりました。お疲れさま。 古い町ならではの狭い道を、大きな屋台が通り過ぎていくのは圧巻の迫力でしたが、さらに驚いたのはその「車庫入れ」の巧みな技。車の運転で四苦八苦している私などは、四方にかすりもせずにギリギリのスペースに納まっていく屋台を見て、もう尊敬の眼差しでありました。 こんなに細い道を通る上にこの後、道の左側の蔵にバックで入っていっちゃった! 旅のお話は、また改めて書きますね。高山ではまだ桜はつぼみのままでしたが、とてもよく晴れて、春爛漫のお祭り気分を堪能しました。名古屋駅周辺は、すっかり万博モード一色。こちらも、そろそろ具体的な日程を検討しなくては…【皆さまは行かれますか?】++人気blogランキングへ++
2005.04.17
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このグリーンの物体は、ピアススタンドです。厚いプラスティックがらせん状になっていて、ピアスをつける穴がずらっと並んでいます。 私のピアス収納法 ピアスの飾りをつけてクリスマスツリーみたいです Designed by hana いざという時にしか登場しないゴージャスなものは、購入したときのケースに入れて大事にしまってありますが、ふだん使うピアスは、はずした後こちらのツリーにつけておきます。キラキラしたオブジェのような感じもして、とっても気に入っています。もう10年近く前のことですが、ピアスホールを空けた直後、大阪の「アメリカ村」で、三角公園の前の雑貨屋さんをのぞいた時に見つけた品物です。ちょうど、新しいピアスを買うのがうれしくて仕方ない時期だったのですが、わかりやすく整理してしまうには、どうしたらいいだろう?と悩んでいたのでした。(買ったばかりのピアスを、家ではずしてなんとなくティッシュに包んでおいたら、いつの間にか捨ててしまっていた…という悲劇も起きていたもので)その時、当時大阪に住んでいた夫とデート中。手にとってしげしげと眺めている様子を見て、その場で購入してプレゼントしてくれました(ラッキー♪)。箱に入れて包んでもらったら、ちょっとかさばる荷物になったのですが、うれしくて大事に抱えて、家に帰る新幹線に乗ったことを覚えています。最初はまばらだったピアスの数も、集めていくうちに、今ではこのツリーだけでは収まりきらないほどに…。一つひとつ見ていくと、自分へのごほうびに買ったもの、旅先で記念に買ったもの、そして夫や家族からの贈り物…それぞれにまつわる思い出が甦ってきます。他のアクセサリーと比べてお値段が手頃で、小さいだけにちょっと冒険しても許される…そんなピアスのおしゃれが大好きです。□ピアスも、真珠を使ったデザインに目がありません□→ほかの真珠ピアスを見る○人気blogランキングへ○
2005.04.14
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久しぶりに、キャロル・キングの大好きなCDをかけながら洗濯物を干していたら、曇っていた空がどんどん晴れてきました。キャロル・キング/つづれおり家の近くの桜並木のことが、頭をよぎりました。昨日降り続いた雨で、もう散ってしまっているかもしれないけれど、もしかしたらまだ、間に合うかも…そう思ったら、なんだかじっとしていられなくなりました。何となく、お気に入りの音楽を聴きながら、最後のお花見を楽しみたくなって、急いで聴いていたアルバムをMDにダビングして、ウォークマンを持って出かけました。風が強く吹くたびに、惜しげもなく花びらを散らしながら、それでもまだ、桜は十分に美しく、私を出迎えてくれました。陽の光を受けて輝く桜を見上げながら、時々MDにあわせて好きな曲を口ずさみ、ゆっくりと散歩をしました。 ありがとう。また来年。 きれいなものだけに囲まれて生きていけたら、どんなにいいだろう。たまの掃除に覗き込む、お風呂や流し台の排水口とか野菜室の死角で、うっかり腐らせてしまったトマトとかTVのニュースが映し出す、怒りに任せて石を投げ、叫び続ける人の姿とか…目にしないで済むものなら。「なかったこと」にしてしまえたら、とっても楽なのに。でも、汚い現実にもきちんと向き合わなければ、美しいものに出会えた時の本当の喜びは味わえないのだと…私も頭のどこかでは、わかっているのでした。今日は、そんなことを考えた一日でした。
2005.04.13
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今日から、裏千家茶道のお稽古へ月に二回、通います。先日の日記でも書いたとおり、お稽古と言っても、市民プラザの講座の一つ。それでも念願のお茶のお稽古とあって、楽天の「お茶道具 十菱」さんで必要なお道具を揃え、楽しみにしていました。受付で教わった和室へ入ると、もう他の生徒さん達が忙しそうに、お稽古の準備を進めておられました。実は、今朝の「めざましテレビ」の星占いで、「てんびん座は遅刻に注意」と言われていたのですが、雨の中歩くのはイヤだな…とバスに乗ろうと思ったのが、間違いのはじまり。どういう訳か10分近くも停留所で待たされる羽目になり、教室に到着したのが本当にギリギリの時間になってしまったのでした。市民プラザの教室は、半年ごとに生徒の募集があるのですが、今回から茶道の教室に参加するのは私と、3月末でお勤めを定年退職されたという女性の二人。総勢14名のクラスということがわかりました。ひわ色の着物がよくお似合いの、恰幅のいい先生以下、平均年齢はかなりお高め…でも、自動車学校でうんと年下の人たちに囲まれていたよりは、同じ年齢差のある集団に飛び込むのでも、ちょっと気持ちが楽??何しろ「お若いから、すぐ覚えられるわ」「お若いから、正座が大変でしょう?」などなど、「お若い、お若い」のオンパレード。本当はそう若くもないのだけれど、言われて悪い気はしません(笑)女性ばかりが十数名も集まれば、準備の間もおしゃべりでそれはそれは賑やか…だったのですが、いざお稽古が始まるや、全員が扇を前に置き、深々と一礼。その瞬間から、ピーンと張りつめた空気が室内に流れました。先生から「茶道は『道』と名がつくくらいですから、お稽古を繰り返して修行を積んでいかれれば、本当に深い広い知識が身につけられますよ。まぁ続けてみてください」と、にこやかにお言葉をいただきました。大きな座敷の中には3つの炉が置かれ、先生が眼を配る中、3グループに分かれて薄茶やお濃茶のお点前を順に稽古していかれます。今、こちらのグループの方とお話されていたかと思うと、突然後方のグループへ「今、茶杓が左右逆よ」「もっとひじを上げて」次の瞬間、また別のグループへ「ふくさはもっと下げなさい」「そこで一礼、忘れないで」…全体的に、おしゃべりも交えながらなごやかにお稽古が進んでいるのですが、要所要所はビシッとしめるという感じ。先生、目がいくつついているのですか?とビックリでした。新人2名は、今日のところは見学で、最後に水屋で点てていただいたお薄で、お菓子をいただいておしまいとなりました。正直なところ、息をつめて見つめていても、ふくさの扱い方すら手品を見ているようで、これはなかなか前途は大変かも…でも、先輩の生徒さんに「日常の中で、こういうところに来て静かな時間を過ごすのはとてもいいでしょう?」としみじみ言われ、美味しい和菓子をおぼつかない手つきでいただきながら、確かにその通り…とうなづいた次第です。床の間には、「七転び八起き」と書かれた、だるまさんの絵のあるお軸がかけられていました。修行の道か…と思うと、本来怠け者の私はちょっと身の縮むような感じも覚えるのですが、楽しみながら学ぶという基本姿勢で、少しずつ自分の世界を広げていきたいです。(お稽古にふみ出したきっかけはこちらの日記に書きました)◇人気blogランキングへ◇
2005.04.12
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昨日は、快晴だった土曜日とは一転して、雨交じりの薄曇りの一日となりました。夫と二人、家の近くの桜堤を少しだけお散歩して、お花見は早々に切り上げ、「アビエイター」鑑賞へ。実在の大富豪にして、数々の伝説の主人公でもあるハワード・ヒューズの半生を描いた伝記映画。今年のアカデミー賞では、主演のディカプリオやM・スコセッシ監督が、オスカーを「獲れなかった」ことで話題を集めるという、皮肉な結果となった作品です。正直、観る前に上映時間が3時間近いと知った時には「うへぇー」と思ったのですが、その長さは苦痛に感じませんでした。「お金」「才能」「若さ」「美貌」…(これがあったら幸せになれるのに)と、普通の人々が誰も憧れる要素を、ほとんどすべて兼ね備えていた人間がいた。では、果たして彼の生涯は本当に幸せだったのか??順調に飛んでいるときは快適だけれど、少しでもトラブルが起きたら墜落していくしかない…ヒューズが愛し、情熱を注いだ飛行機が、まさに彼の人生を象徴していたように思えました。小さな落とし穴につまずいたような、何気ないきっかけから、主人公が強迫神経症の深みにはまっていく様子は、ディカプリオの熱演もあって、画面に引きずり込まれるような迫力でした。スコセッシ監督の代表作、タクシードライバーを連想してしまいました。キャサリン・ヘプバーンを演じたケイト・ブランシェットの熱演はすばらしかったです。ほんのちょっとしか画面に登場しない役柄で、思いがけず豪華なキャスティングがされていたのもうれしい驚きでした。ただ、私に比べて古いハリウッド映画にあまり興味のない夫には、ピンと来ないところもいろいろあったようで…最初の方で、映画製作に乗り出していたヒューズが、パーティで会話する相手の「メイヤーさん」という名前を聞いて、MGM映画のライオンが吼えるオープニングを連想できる人は、あちこちに「ニヤリ」とさせる小ネタを見つけられるでしょう。飛行機が大好きな夫にとっては、ヒューズが次々に開発する新型航空機や、航路を巡る航空会社同士の争いなどがとても面白かったようです。ある意味、トリビアが散りばめられた「オタク向け」の映画なのかも?幸せな半生を送った人物の映画ではないので、鑑賞後の気分は晴れやかとはいきませんでした。ハワード・ヒューズという人が、あまりにもスケールが大きいので、圧倒される一方で終わってしまった…という感想でした。今度、機会があればハワード・ヒューズの伝記をじっくり読んでみたいと思います。 今年の桜 家の近所の桜並木曇りで人影もまばらです静かな二人きりのお花見でした Designed by hana
2005.04.11
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「お花見日和」という言葉は、今日のような日のためにあるのだと思いたくなるような、すばらしい陽気。でも、夫は朝から休日出勤です。私もつまらないけれど、本人も、こんな天気のいい日に、桜も見ないで出社するのはやりきれないのでしょう。せめて、春の日差しを満喫したい…と、久しぶりにバイクに乗って出かけてしまいました。「運転したかったら、はい、コレ」と、食卓の上に車のキーを置いて。実は、今まで、夫の送り迎えなどの用事がない限り、一人で車に乗って出かけたことはありませんでした。平日は夫が通勤で車に乗っていってしまうし、何よりも私にとっては、運転は「怖いけれど仕方なくやるもの」という域を出ないのです。でも、窓の外を見れば絶好のお出かけ日和。こんな日に家で過ごすのは、やっぱりもったいない。そう思って、一人でどこかへブランチでもしに行こう!と、キーをつかんで出かけました。しかし、家にいられないのは私だけではない様子。大きな道路に出たら、いきなりの混雑です。窓ガラスから照りつける日差しに、クーラーのスイッチは…と目をやった瞬間、ガソリンメーターに目が止まり、真っ青に。なんと、針が思いっきりレッドゾーンを指しているではありませんか。えっガス欠?そんなの困る、困る~!一人で運転しているときに、ガソリンスタンドに入ったことはまだなかったのですが、背に腹は変えられません。冷や汗をじっとりかきながら、とりあえず、左折で入れる一番近いスタンドに立ち寄りました。若葉マークが功を奏したか、丁寧に誘導してもらえたおかげで、ちゃんと指定の位置に停めることが出来て一安心。…でも、ハイオクが129円/リットルというのは…助手席にいる立場だったら、絶対「ここ、ちょっと高いから次を探せば?」というお値段です、ハイ。本当は、少し離れたところにある落ち着いたカフェに行ってみるつもりだったのですが、思わぬ寄り道で神経を使って、なんだかくたびれてしまいました。そこへ、左側に見えてきたのが「デニーズ」の看板。急にお腹もすいてきたし、いいか!ここで…と決断。幸い、ランチタイムにはまだ早かったので、駐車場も空いていて一安心。メニューを広げたら、春の限定で、大好きなホワイトアスパラガスがあったので、バジル&オリーブのパンと一緒に注文しました。極太のホワイトアスパラに、黄身がとろとろの温泉玉子という、私にとっては最高の組み合わせ。ブラックペッパーの効いたドレッシングで、甘くてシャキシャキした味わいを堪能しました。 Welcome to Denny's!窓からは春の日差しが。 自分の行動範囲を広げたくて、がんばって取った運転免許。長い時間がかかっているけれど、今日もこうしてまた一歩、『足を踏み出せた』感じがします。帰り道、満開の桜並木を遠くに眺めながら、やっぱり出て来てよかった…と思う一方で、わざわざ車を置いてバイクで出かけていったのは、夫のちょっとした気遣いだったのかも?…とも、思ったりしたのでした。【追記】夕方、帰宅した夫にガソリンの件を話すと「あ、でも、赤いところに針が行っても10キロは走るんだよ」…と、シレッと言われてしまったのでした。大汗かいて、損した?
2005.04.09
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今朝、NHKの番組で、「オペラここから知れば怖くない」という初心者向けのオペラ特集を組んでいて、なかなか面白く拝見しました。私は、オペラに関しては深い知識もなく、生の舞台で聴いた経験も数えるほどしかないのですが、「トスカ」や「カルメン」「椿姫」などは、大好きな音楽のひとつです。オペラ通でなくても、有名なアリアは、CMや映画音楽によく使われているので、耳にする機会は意外とあるのでは?ふと、そんなことを考えて、オペラの曲が印象的に登場する映画を思いつくまま、挙げてみました。「永遠のマリア・カラス」や「ディーバ」など、オペラ歌手自体を題材にした映画。前者は、実際のマリア・カラスが生涯舞台で演じることのなかった「カルメン」を、映画の中でカラスに演じさせているという凝った趣向です。(こういう仕掛けは、きっとオペラ好きの方にはたまらないのでしょうね)マリア・カラスといえば、トム・ハンクスがエイズに冒され、社会的地位を奪われる弁護士を演じた「フィラデルフィア」でも、カラスの歌うアリアが終盤のクライマックスに忘れられない印象を残しました。この場面で涙がこみあげたという人も多いのでは…ケン・ラッセルの「マーラー」は、作曲家マーラーの伝記映画なのに、ワーグナーのオペラがすごく笑える登場の仕方をしています。ケビン・コスナー主演の「アンタッチャブル」には、ロバート・デニーロ扮するアル・カポネが、オペラ「道化師」を見て感涙にむせぶ場面があったと記憶しています。映画のCMに、このアリアが使われていて、予告編としてはとてもかっこいい出来でした。そして、私が大好きで何度見たかわからない、「眺めのいい部屋」。プッチーニのオペラ「ジャンニ・スキッキ」の、「私のお父さん」を耳にするたびに、この映画のことを思い出します。舞台となったフィレンツェの街に、実際に足を踏み入れたとき、映画そのままなのに感激して、思わずこのアリアを歌いたくなった(もちろん自制しました!)くらいでした。+それぞれ見ごたえのあるおすすめ映画です+アンタッチャブル 眺めのいい部屋フィラデルフィア永遠のマリア・カラス マーラーDesigned by unamamaそういえば、「プリティ・ウーマン」にも、リチャード・ギアがジュリア・ロバーツにドレスとジュエリーを着けさせて、「椿姫」を見に行くシーンがありましたね。う~ん、一度でいいからあんな風にゴージャスな劇場体験をしてみたいものです。♪人気blogランキングへ♪
2005.04.08
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今年最初の竹の子ご飯を炊きました。夫は竹の子が大好物。とくに、竹の子ご飯は毎日でも飽きないんだとか。私は鶏肉を入れる方が好きなのですが、今日は夫の好みにあわせて、油揚げと竹の子だけで炊き上げました。仕上げに、いりごまのトッピングをして完成。。春キャベツ、菜の花、ふき、アスパラガス…店頭に並ぶ旬の野菜で、お弁当箱にも春を詰めているこの頃です。 ++今日のお弁当++ 竹の子ご飯菜の花のおひたし春キャベツのベーコン炒めにんじんの和風グラッセ玉子焼き designed by hana この季節、もうお弁当づくりの時間には、朝の陽射しで窓ガラスがキラキラしています。人の気分も浮き立つように出来ているのか、台所で鼻歌を口ずさみたくなることも。「はーるいーろのきしゃにのーって~♪」別にファンでも何でもなかったのに、松田聖子さんの歌って、歌詞を見なくてもすらすら歌えるのは、何でなのだろう?「赤いスイートピー」と「制服」の二曲が、なぜかこの季節になると口をついて出る私です。先日、福梅本舗で、お弁当用にはかり売りの梅干しを購入しました。パックに「これでもか!」とぎっしり詰まった小梅が届いて、(これが全部無くなるころには、季節はどこまで進んでいるのだろう)と、遠い目になってしまいました。人気blogランキングへ
2005.04.07
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「21世紀出生児縦断調査」というのを、厚生労働省が手がけていたらしい。ご存知でしたか?2001年生まれのお子さんを継続調査するものだそうで、昨年末、2歳半の時点での調査結果が発表されています。小さな記事でこのニュースを知ったのですが、私のイメージにある「2歳児の暮らし」とはずいぶんかけ離れている実態もあって、驚かされることも…。対象となっているお子さんは48000人ということなのですが、その半数近くは、就寝時間が夜10時以降。朝ごはんを食べない子が約12%。ふだんの遊びで一番多かった回答は「テレビ」で、一割近い子が、一日に4時間以上テレビの前に座っている…独身のサラリーマン100人に聞いたアンケートです、と言われても違和感がないくらい。すごく大人びた生活を送っている子が多いのね…と妙に感心?したりして。さすがに自分が2歳だった頃の記憶はありませんが、周囲で子育て中の友人たちの話を聴いていると、赤ちゃんは9時前には寝かしている(そして自分も寝てしまうことが多い?)という人がほとんどのように思っていたので、意外でした。でもよく考えたら、深夜のコンビニやファミレスやビデオ屋で、小さい子の姿を見ることは珍しくない最近。(私の母親の世代になると、必ずそんな時“こんな時間まであんな子どもを起こしておくなんて”とブツブツ文句を言っています・笑)そんな遅くまで起きていたら、当然朝はお腹はすかないだろうし…と思うと、納得の調査結果でもあります。でも、先日NHKで、赤ちゃんの頃に早寝早起きのリズムで過ごさないと深刻な睡眠障害に襲われることもあり、成長段階の脳に悪影響が…という、こわーいレポートを見たばかりだし、テレビやビデオを見すぎると、「テレビ脳」といってこれまた発育の妨げになるケースがある、という記事も読んだことがあるし…大丈夫なのかなぁ、三つ子の魂百までというしなぁ、と、妙に落ち着かない気分になった話題でした。今朝も、「とくダネ!」で、夜更かしの子どもが増えているという話題を取り上げていて、この調査のことを思い出したのです。話は変わって、アンケートに答えた親の皆さんは、その99%が「子どもを育ててよかった」の欄にイエス、と答えたという結果が。虐待とか育児放棄とか、いやなニュースが増えているけれど、そうよね、やっぱりそうなんだよね…と、うれしかったです。私と夫は、紆余曲折を経て結局、ふたり暮らしのまま現在に至ります。それゆえに味わえる幸せ、楽しさというのもたくさんあるので、自分を不幸だとは思いませんが…逆に、お父さん、お母さんになれた人達には、絶対「それゆえの幸せ」を存分に味わってほしいと願ってしまうのです。(大きなお世話かな…)今年で4歳になる、21世紀生まれの子どもたち。厚生労働省のこの調査は継続して行われるようですが、すくすくと元気に、伸びやかに育つ姿を続報として聞きたいものです。◎人気blogランキングへ◎
2005.04.06
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学生時代のお友達から、今日、結婚報告のハガキが届きました。年の初めに、パーク・ハイアットで素敵な式と披露宴が行われたことは報告を受けていたのですが、改めてドレス姿の写真を見て、うっとりでした。この年齢になると、結婚式へ招かれる機会もすっかり減ってしまい、「友達が結婚する」というシチュエーション自体が、本当に久しぶり。花嫁となった彼女が、一度は辛い破局を乗り越えてつかんだ幸せ…ということもあって、感慨もひとしおだったのです。しかし。ここ数年、ウェディングドレスのデザインって…以前に比べて本当に、露出度が高い!今日のハガキでも、新婦のドレスはシルクシャンタンのベアトップ。(友人は細身で肌もきれいなので、肩や胸元をあらわにしても全く問題なし、なのですが)いつの頃からか、ベアトップとまではいかなくても、ノースリーブは当たり前、それも肩紐の細い、二の腕も背中も思いきって出すような…そんなドレスが主流になってきたような。私(1969年生れ)の同級生が「お嫁さん」になりはじめた頃。一番多かったのは、両袖が肩のところで大きくふくらんだ、パフスリーブのドレスでした。映画「ゴッドファーザー」の冒頭、結婚式の場面でタリア・シャイアが着ていたような…もっと言えば、あのロイヤル・ウェディングで、故・ダイアナ妃が着ていたドレスのような感じです。(そうでしたよね?同年代の皆さん??)「今月は2回も結婚式だ!あ、来月もだ!!」…なんて、『ご祝儀貧乏』に陥る年頃になると、だんだんドレスのデザインにも個性が出てきて、お色直しをしないというスタイルも増えました。レストランウェディングという言葉も誕生して、手づくりの結婚式でゲストをおもてなしする、という風潮が主流になってきた…と、記憶しています。芸能人の結婚式も、ハデ婚→ジミ婚にどんどんシフトしていった時代だったんですよね。実は私は、ハガキ用のアルバムに、これまで友人・知人からいただいた「結婚しましたハガキ」を年代順にストックしてあるのです。これがなかなか、いつ見ても楽しめるもので、最も古いものだと「○○様ご夫妻のご媒酌により式を挙げ…」なんて、今ではお目にかかれない改まった文面も。デジカメもPCもなかった時代は、どれも写真屋さんのお仕着せのフレームを使っていて、時代を感じさせます。それが、ページをめくるたびに、ハガキのデザインはどんどん進化し、花嫁さんのドレスは大胆になっていき…と、ちょっとしたタイムマシンの気分を味わえます。ついでに「あの人、昔はこんなに若かったのよね…」という感慨も(笑)。まぁ、それはお互いさまですが…ちなみに私と夫は、夏の暑い時期に結婚式を挙げたので、私のウェディングドレスは五分袖の、シンプルなAラインのデザインでした。しかし、半分二の腕を出すだけでも、皆の視線を集めると思うと「少しは痩せなきゃ…」という強迫観念があったくらいですから、ノースリーブなんてとてもとても…今の時代にドレス探しをしてたら大変だったかも…、と、ちょっとホッとしたりして。【自分で作ったドレスで式を挙げた友人が二人いました。時間と技術があれば、私も挑戦したかったかも…】手作りドレスでウェディング
2005.04.05
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ローマ法王、ヨハネ・パウロ二世がお亡くなりになりました。その死を悼む人々で埋め尽くされたサン・ピエトロ広場の様子を見ていると、6年前の夏、夫とイタリアを旅して、ヴァチカン市国に訪れたときのことを思い出します。三都を巡る計画のうち、ローマの滞在日数はわずか1日!という強行軍になってしまい、本当に時間の足りない中でしたが、忘れられない濃密な時間を過ごしました。上空から見ると鍵の形をしている広場を、回廊沿いに大聖堂まで歩いて行き、ほの暗い堂内に足を踏み入れて何気なく脇見をした瞬間、ミケランジェロの「ピエタ」(写真)の彫像がいきなり出現したときの驚き。どうしても実物をこの目で見たかった、システィーナ礼拝堂のミケランジェロの天井画と「最後の審判」の壁画の迫力ある美しさ…ちょうど、翌年に西暦2000年の「聖年」を迎えるということで、ローマ市内の至るところに「2000」と書かれた垂れ幕が下がっていた頃でした。次の法王を選ぶ選挙「コンクラーベ」は、あのシスティーナ礼拝堂で、枢機卿たちの投票によって行われるそうです。あの空間は美術館ではなく、今も生きた礼拝の場所だったのだということを、改めて感じました。「ローマ人の物語」を執筆中の作家、塩野七生さんの著作に「神の代理人」という本があります。これは、ルネッサンス期のヴァチカンに君臨した、四人の実在の法王の姿を描いた歴史物語。カトリック信者の頂点に立つローマ法王は、聖職者であると同時に権力者でもあり、権力のまわりには様々な権謀術数が渦巻くのは世の常…というわけで、今から約500年前のヴァチカンを舞台に繰り広げられるドラマは、読み応え十分です。今回、法王死去のニュースに触れたのをきっかけに、この本を探し出して読み始めたら、途中で止められなくなってしまいました。歴史ミステリー三部作のうちの一つ、「黄金のローマ~法王庁殺人事件」や、現代のイタリアに住む著者が綴ったエッセイ「イタリア遺聞」も、ヴァチカンの内部やその歴史について、楽しみながら多くのことを知ることが出きたおすすめの本です。塩野七生さん曰く、「法王庁ほど頭の良い男たちが多く集まっている組織を、私は他に知らない」(『イタリア遺聞』より)のだそうです。
2005.04.04
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今の土地で生活をするようになって、都会暮しとの違いに驚かされたことは色々とあるのですが、何といっても「車がなければ、暮らしていけない」という状況下で、様々な事柄が成り立っている…ということが、一番大きいと思います。引っ越してきて早々、駅から徒歩30秒のところにあるコンビニがつぶれてしまったのには仰天しました。理由は"車が停められないからお客さまが来ない"…駅前の商店街が活気を失って、さびれた感じを漂わせている一方で、家から車で30分以内の範囲に、とてつもなく大きな複合型のショッピングセンターが4ケ所もあります。そのうちの一つがわが家の徒歩圏内にあるおかげで、免許を持っていなかった私も、便利な生活が出来たわけです。広いひろーい敷地に、スーパーや家電量販店やホームセンターやファーストフードのお店が、ロの字型にずらっと取り巻いている図を最初に見たとき、グアムで行ったKマートと、タランティーノの映画「ジャッキー・ブラウン」を思い出しました。 (ご覧になった方には、おわかりいただけますよね?)さて、家の近所でいつも買い物をするところへは、車でも度々出かけているのですが、昨日はちょっと足を伸ばして、大きなホームセンター(ケーヨーD2)のあるショッピングセンターへ行くことにしました。休日=練習日なので、もちろん運転手は私です。しかし。大きなショッピングセンターのパーキングエリアは、初心者にとっては恐怖の連続。停まっている車の陰から突然現われるお年よりや子ども、狭い通路を交差して行き交うほかの車…何回か、いつものところで駐車して自信がつきかけていたのですが、初めての場所ではいちいち道路上の指示標識を見て進路を確認しなければならず、大汗をかきました。「ここならいいかな?」と思っても、ルームミラーですぐ後ろに車がついているのを見ると、待たせるのが怖くて(ごめんなさい!!)と逃げ出してしまう、小心者の私。やっと、人気のないすみっこに停めやすそうなところを見つけた時には、緊張のし過ぎで疲れきってしまい、バック駐車中助手席の夫に「ちょっとちょっと、切りすぎ!ハンドル何回まわしてんだ~??」と呆れられてしまいました。しかも、「誰も来ないところ、人がいないところ」と探した場所は、目指すホームセンターの対角線上。雨交じりの曇天の下、私と夫は黙々と、数百メートルはありそうな道のりを歩くことになったのでした…買い物のあと、温かいコーヒーを飲もうと入った「ミスタードーナツ」で、偶然"35周年記念・復刻カッププレゼント"をやっていたのが、せめてものご褒美でした。 私とミスドは同世代!これからも仲良くしてね。 あぁ、いつになったら、あのパーキングエリアですいすい駐車できるようになるのかしら…。◆◇人気blogランキングへ◇◆
2005.04.03
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もう二週間近く、平日はずっと煮物ばかり作っています。期末・期初は業務が集中し、夫は毎晩、ほんとうに遅い時間まで帰ってきません。待っているとかえって気を使わせてしまうので、食事はいまや完全に別々。そうなると、たくさん作って温め直せば美味しく食べられて、翌日のお弁当のおかずにもなる…煮物が一番ラクで正解、というわけです。明日はお休みということで、冷蔵庫の整理も兼ねて、今日のメニューは五目豆にしました。<五目豆>材料(2人分): 大豆水煮(パック入り)…1パック にんじん …1本 コンニャク …(小)1枚、あく抜き済のものが便利 ごぼう …1本 *その他、さつまあげ・こま切れ肉・ちくわなど、あるものを適当に だし …カップ1 砂糖、しょうゆ、めんつゆの素、みりんレシピ : 1.大豆以外の材料は、同じぐらいの大きさになるよう切る。 2.昆布は、水でもどして1~2センチ角に切る。 3.肉類を使う場合は最初に炒める。その後、固い材料から順に炒めて火を通す 4.だし汁を加えて煮込む。 砂糖(大さじ1)しょうゆ(大さじ1)つゆの素(大さじ2)みりん(大さじ1)で味付け。 5.落としぶたをして、時々アクをすくいながら煮汁が少なくなるまで煮込む。*今日は、お弁当のおかずの足しに買っておいたちくわの残りを使いました。*昆布は、出汁をとった後のものを切って使えばOKです。ところで、煮物をするときの「落としぶた」、私はシリコン製の、コブタの顔をしたかわいいフタを使っています。コトコト、ことこと、時間をかけて料理を作る間、お鍋の中からブタちゃんが見上げていてくれる…大好きな映画「ベイブ」の主人公のような、けなげな働きぶりに、見ていると自然に笑いがこみあげてしまいます。ちょっとしたことで、家事の時間を楽しくすることって出来ますね。【鼻の穴の用途まで、よく考えられているお勧め品です】こぶたの落としぶたさて、今夜は9時から「マツケンサンバ2時間スペシャル」を見なければ♪Ole!☆人気blogランキングへ☆
2005.04.01
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