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7月を前にして、すでに夏バテしてしまいました。「痩せなければ!」という決意のもとに、こんな感じで生活改善を試みて、もうすぐ二ヶ月が経過しようとしています。数値として現れる結果だけを見れば、体重は二キロ減りました。しかし、体脂肪率が…思わず、目を背けたくなるような結果に。理由は簡単で、この暑さで「食べもしないが、動きもしない」状況が発生しているからです。それなりに毎日続けていたウォーキングも、今は完全休止中です。6時過ぎに起きて、お弁当を作って夫を送り出して…その後、掃除、洗濯と進む時点で、太陽はギラギラと照りつけ、汗が噴出してきます。私は、暑いのが苦手なくせにクーラーが嫌い(というか、ヘンな具合に身体が冷えて一層調子が悪くなるので、狭い家の中ではつけたくない)。そんな訳で、家の中で一番風通しのよいソファに倒れこんで、ひたすら日が翳るのを待つ。待つうちに眠る。もう、食事なんて省いても眠る…という、吸血鬼のような生活を送っているわけです。そういう暮らしだと、体調だけでなくメンタル面もどんどん呆けていくようで、「体重計に乗って自己管理する」ということが一番最初に出来なくなりました。あぁ、意思薄弱な私…食事の支度も、冷蔵庫のありったけの食材を総動員して、知恵と工夫で「一日でも買い物に行かずに住むように」計算したりして。「行かなきゃいけない場所」がない生活を送っていると、ひきこもりになるなんて案外簡単なことなのかも…なんて、思ってしまいました。深夜のサッカー中継を夫と見るのも、昨夜~今朝のコンフェデ杯の二試合で終わりました。来月からは心機一転、元気に夏を乗り切っていきたいものです。+人気blogランキングへ+
2005.06.30
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ここ1~2年、加速度をつけて最近の音楽シーンに疎くなっている私。もう相当前から、ジャニーズ事務所の男の子たちの区別がつかなくなっていた(「嵐」までは何とかついて行けたけど、「NEWS」とかになるともう絶対ダメ)…のですが、最近は人気のバンドも同様に「グループ名は知っている、売れている曲のサビも知っている、でもメンバーの顔はわからない」という状況が続いています。ケツメイシとかレミオロメンとか、インパクトあるバンド名だけはすぐ覚えるのですけどね。ヒットチャートをまめにチェックする習慣がないからだと思うのですが…「最新」を追いかけなくても、好きなものがもう十分あるの…と思っている自分に気づくと、歳を重ねるってこういうことかなと思います。そういう訳で、ふとしたキッカケでこちらの耳に飛び込んできたフレーズに「アッ!」と自分のアンテナが反応したときに限り、「なになに、この音楽は何なの??」と触手を伸ばしていくわけです。スキマスイッチの最新シングルは、ポテトチップスのCMに使われているのを聴いてひと目惚れ(ひと耳ぼれ)していました。曲名とかよくわかっていなくて、切ないフレーズがひたすら気になっていたのですが…こういう時って運命のめぐり合わせ(大げさ?)があるものです。偶然見ていた、WOWOWの音楽番組「MUSIC@」で、流れたのがこの曲「雨待ち風」のPVでした。ピアノの前奏から、終わってしまった恋への切ない思いを歌い上げるきれいで哀しいメロディの歌…この曲すごく好き!と思って見ていたのですが、ボーカルの男の子の後ろでピアノを弾いている、もう一人のメンバーのヘアスタイルを見て、ビックリ!【この写真では小さくてわかりにくいでしょうか】スキマスイッチ/空創クリップジャクソン5もびっくり仰天の、すごいアフロヘアなんですね。(そして顔つきは思いっきり和風、という。)今頃知ったの??という皆さんの声が聞こえてきそうですが、まともに彼らの姿を見たのが初めてだったもので…美しい旋律と、いかついルックスのギャップに驚いてしまいました。今日は、午後になって突然、雷鳴とともに激しい夕立がありました。「雨待ち風」。雨の予感をはらんだ、湿った空気の感じ。すてきなタイトルだなぁと思います。この曲は今年の夏のBGMのひとつになりそうです。【暑さ対策と気分転換用に、新しい髪留めを買いました。】ラインシェルコーム入り!お任せ送料無料福袋こちらのショップでは、夜会巻のやり方を動画で見ることが出来ます。リトルムーン人気blogランキングへ
2005.06.29
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あっという間に、今月二回目の茶道のお稽古の日が来ました。日本海側では大雨の被害も心配されているというのに、私の住む町は今日も30℃を超える猛暑です。教室に着いたときには、炎天下を歩いたせいで、ちょっと朦朧としていました。しかし。一緒にお稽古をされている方々のうち、いつもお着物でいらっしゃる方が数名いらっしゃるのですが、こんな日でも皆さん、涼しげにお着物姿で登場されました。半袖のブラウス1枚で汗だくになっている私に比べ、なんとご立派な…と感心していたら、今日は先生が軽やかなワンピース姿で登場。ちょっとホッとしました(笑)今日も、盆略点前という簡単なお点前をお稽古します。でも、前回までは自分で点てたお茶を自分でいただいていましたが、これからはお客様役の方に、実際に味わっていただくことになりました。これは…かなり緊張するなぁ、と思いながら、まずは自分がお客様の側になったのですが。ここで、またもあの難題が。(詳しくはこちらの日記で)今日も!…今日もまた、お菓子が「葉っぱつき」だったのです。しかも、笹の葉にくるまれた、生麩のおまんじゅう。こんなのです。あの、やわらかくてフワフワした歯ざわりは大好きですが、こういう場合は…食べにくいことこの上なし、です。菓子切の小さな楊枝ではきれいに切れません。指導役でついてくれた先輩の生徒さんから、小声で(…もう、かぶりついちゃっていいわよ)と言われました。こうなったら、お行儀もへったくれもありません。お茶を出される前にちゃんと食べ終わらなきゃ!と焦る、焦る(笑)味わっている余裕なんてありませんでした!その後、自分がお茶を入れる順番が回ってくると、お菓子の動揺が後をひいていたのか、鉄瓶のお湯をグラグラ沸かしすぎてしまい…供する側も飲む側も、「熱ッ、熱ッ」と汗をかきながらのお点前となりました。お客様、申し訳ありません…しかし、ここまで難しいお菓子がたびたび出るというのは…私たちへの、お菓子屋さんの挑戦?としか思えません。夫からは「そのうち、ミルフィーユとか出てくるんじゃないの?」と、笑われております。○人気blogランキングへ○<追記>以前の日記でご紹介した、NHK「知るを楽しむ」。爆笑問題の太田光さんが語る「向田邦子~女と男の情景」は今夜が最終回です。未見の方、ぜひぜひチェックしてくださいね。今夜は、故人の実妹の和子さんと太田光さんが対談されるそうです。
2005.06.28
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よく遊びに行くブログで、ここ数日よく見かけていた『Musical Baton』。音楽に関する五つの質問に回答し、その質問の輪をさらに広げて…という趣旨のものだとか。面白いなぁ、自分だったら何を選ぶかなぁ、答えるのは難しいかなあ…などと考えながら、楽しく読んでいたところ、ぶなぶなさんから、バトンを回していただきました。という訳で、以下が五つの質問と、私の回答です。++Musical Baton++1)Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量) →私はPCでは音楽を聴きません。i‐Podの類も持っていないので…ゆえにゼロ 2)Song playing right now (今聞いている曲)→クレイジーケンバンド「あぶく」ほか アルバムBrown Metallic収載 3)The last CD I bought (最後に買ったCD) →カエターノ・ヴェローゾ「CAETANO LOVERS」 *映画「愛の神、エロス」を見た際、使われていた音楽が気に入って、映画館で購入しました。カエターノはブラジル音楽界の巨匠。暑い日に似合う音楽です。4)Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)→この質問は難しいです。 ジャンルごとに「映画音楽」とか「文部省唱歌」とか「歌謡曲」とか…いくらでもベスト5が選べてしまいます。 なので、とりあえず思いつく中で、私のオールタイム・ベストをパパッと選んでみました。1.キャロル・キング / つづれおり コメント不要の、音楽史上に残る名盤ですね。一番好きな曲…「ナチュラル・ウーマン」2.チェット・ベイカー / チェット・ベイカー・シングス 高校生の頃、カップヌードルのCMでチェット・ベイカーに心を奪われたのが私とジャズとの出会いでした。一番好きな曲…「I get along without you very well」3.YMO / テクノデリック 私の十代の頃のアイドルは、YMOと坂本龍一さんでした。最近、富士フィルムのCMで若かりし頃の教授の写真を見て、あの頃のときめきが蘇りました。一番好きな曲…「エピローグ」4.フジ子・ヘミング / 憂愁のノクターン まさに「魂のピアノ」。NHKのドキュメントを見て彼女のファンになった父が、誕生日に贈ってくれた。コンサートに家族で行ったこともありました。一番好きな曲…「ラ・カンパネラ」5.スタイル・カウンシル / ザ・サウンド・オブ・ザ・スタイル・カウンシル 私が毎朝「とくダネ!」を見るのは、小倉さんが好きだからではなくスタイル・カウンシルの楽曲がテーマソングだからです。一番好きな曲…「My Ever Changing Moods」5)Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)→本来は、ここでブログのお友達を指名するようなのですが、ここは自由参加で…ということにさせていただければと思います。もし、この日記を読んで「バトン」に興味を持った方がいらしたら、ぜひぜひ質問に答えてみてください。その時は、どうぞトラックバックしてくださいね。楽しみに読ませていただきたいと思います。++人気blogランキングへ++
2005.06.27
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渋谷に、「オ・タン・ジャディス」という小さなカフェがあります。いや、何十種類もバリエーションがあるクレープをいただくお店なので、今風に言えば「クレープリー」と言った方が正しいのでしょうか。私が、友達に連れられて初めてこの店に入ったのは、もう二十年前のことになります。(今、自分で計算してみて、我ながら愕然としてしまいました)当時の渋谷は、まだセンター街もそんなに殺伐としていませんでした。DCブランドブームに踊らされた中高生(その頃の私です)が、バーゲンの時期になるとお小遣いを握り締めてマルイやパルコに行ったり、 ちらほらと出来始めたミニシアターに、「ぴあ」で見つけた面白そうな映画を見に行ったり…制服を脱いで、ちょっと「大人っぽい時間」を過ごすにはとても快適な街でした。試験休みで遊びに出かけたある日、友達から「すごく素敵な喫茶店を見つけたんだけど、サリィだけに教えてあげる。ほかの子は連れて来ないからね。内緒だよ」と言って、教えてもらったのがこのお店でした。当時は、今のようなクレープは出していなくて、メニューは飲み物中心のシンプルなものでしたが…緑の多い、閑静な一角にあるレンガ作りの建物、半地下にあって中庭から光が明るく差し込む店内、あまりの可愛らしさに、まるで別世界に来たような感じがしたものです。階上にある、輸入物の手芸用品を数多く揃えた雑貨店も、独特の雰囲気があって素敵なのです。 中庭に面した窓際の席がお気に入り。 「内緒だよ」…と、私を連れてきてくれた同級生とは、いつの間にか疎遠になってしまいましたが、その後も何十回となくこの店には足を運びました。夫とも、独身時代のデートから結婚後まで、映画を見た帰りによくお茶しに行ったものです。余談ですが、豊川悦司さんが聾の青年画家を演じて話題になった「愛していると言ってくれ」というドラマで、この店が登場したことがありました。そのときは、テレビの前で大騒ぎしてしまいました。絶対、今度はトヨエツが座った場所に座ろう、と(笑)先日、帰省の際に女友達とランチをすることになり、久しぶりに足を運んでみました。東京は、移り変わりの激しい街。私のように、地方在住でたまに出かける身になると、訪れるたびに思い出の多い場所が無くなっている現実に驚かされます。本当は、ドキドキしながら出かけたのですが、大丈夫でした。オ・タン・ジャディスは健在でした。クレープの味も、店内に流れるゆったりとした空気も、何も変わっていなくて、いつものお気に入りの席で思う存分、おしゃべりをすることが出来ました。変わらないでいてくれる場所の温かさ。まるで、「お帰り」と言ってくれているような。「オ・タン・ジャディス」Au Temps Jadisという店名は、フランス語で『懐かしいくつろぎの時間』の意味だとか。公園通りと、ファイアーストリートを結ぶ坂の途中に、ひっそりと佇むカフェ。いつまでもずっと、そこにあり続けてほしい、私にとって大切な場所です。 この日のランチメニューはラタトゥイユのクレープでした。 ++人気blogランキングへ++
2005.06.26
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夫の職場は、週に1回の「ノー残業デー」のほかに、給与支給日には全員早く帰るという暗黙の了解があるらしい。規則で決められた「ノー残業デー」は、繁忙期には有形無実と化すことも多いのですが、お給料日の非公式のルールの方は、毎月きっちりと守られています(笑)この日も、まだ空が夕暮れの色のうちに帰ってきた夫から、「蛍を見に行こう」と誘われました。車で3~40分走った山の方に、蛍が群れ飛ぶ場所があると職場の人から教えてもらったのだとか。夕食を済ませてから出かけたので、夜の9時を回ろうかという時間になってしまいましたが、国道から細い県道に入り、暗い山沿いの集落を抜けていくと…うっそうと茂った木々の間に、チラッとグリーンがかった小さな光が点滅するのが見えました。着いたところは、山沿いに小さく水田が作られている場所でした。月明かりの下、道路から2mくらい見下ろす位置に、田植えの後の稲がそよそよと夜風に吹かれているのが見えます。小川でも流れているのか、小さな水音が聞こえます。蛍は、その水田の周囲の茂みや、奥の山裾の木々から、いくつもいくつも小さな光をこちらに投げかけてきます。昼間の暑さがうそのような、涼しい空気の中で、最初に思ったのは「クリスマスツリーのようだ」ということでした。実家では、子どもの頃に蛍はよく見たという夫は、懐中電灯を車から取り出してパシパシと点滅させます。「そんなことしたら逃げちゃうよ!」と慌てた私でしたが、光を送ると、仲間がいると思ってたくさんの蛍が出てくるのだとか。ほ、ほ、ほーたる来い…と、童謡の蛍狩りのようなことが出来るほど近くには来なかったものの、蛍が群れ飛ぶ風景を見るのははじめてのことだったので、本当に感激しました。小さいながらも、その光は思ったより強く、はっきりしていて、自然の力ってすごいなぁと改めて思った次第です。♪蛍の光、窓の雪…という歌詞や、映画「火垂るの墓」で、蛍を集めて電灯代わりにする子どもたちのエピソードは、本当にそうなんだなぁと今更ながら実感しました。雨の少ない今年の梅雨どきの、忘れられない思い出がひとつ出来ました。夫に感謝です。【たった60年前、日本の子どもはこういう現実と直面していたのですね。】
2005.06.24
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今の土地に越してきてすぐにお知り合いになり、顔をあわせれば立ち話をするご近所の方に、映画に誘われました。夫と私の間では、「裏の○○さん」もしくは「裏のおばちゃん」という呼び名で通っている、私の母と同い年の方です。文字通り、私たちの住むマンションの裏手にある家で、一人暮らしをされています。文字通りの「親子ほどの年の差」があるのですが、この日はおばちゃんの「一人で家にいると、何だか落ち込んで妙なことばっかり考えるから、スカっとする映画でも見に行かん?」レディースデイで1000円だし…というお誘いに、半ば強引に引っ張り出された感じです。(何しろサッカー観戦で寝不足だったので、映画館で寝たらどうしようと不安だったのです)そんな訳で、私としては初めての「バットマン」映画の鑑賞となりました。バットマン誕生秘話を描く「ビギンズ」だから、ちょうどいいか?とも思いましたが…実際、ヒーローものの面白さというのは、普通の人間が、超人的な力を身につけていく理由や過程にあると思うのですが、その部分がテンポ良く小気味よく描かれていて、予備知識のほとんどない私でも十二分に楽しめました。物語の舞台となる「ゴッサムシティ」は、明らかにニューヨークがモデルとなっているのでしょうが、闇と悪に包まれた巨大都市の造形に迫力がありました。どぎつい暴力や性描写がないのも、まさに「アメリカンコミック」そのまま、という感じで、ディズニーランドのような万人向けの作りです。ロケで撮られたヒマラヤの氷河や、大富豪の跡継ぎである主人公の住む大邸宅など、一言でいえば「ゴージャスなエンタテイメント」を堪能できる映画でした。その「ゴージャス」さ加減を、一番実感したのがキャスティング。PRのために来日していた、モーガン・フリーマンやトム・クルーズのフィアンセなどの出演は知っていましたが、映画を見ていて「ふ~ん、リーアム・ニーソンも出てるんだ」「どこかで見たことあるような…え!!これゲイリー・オールドマン??」「わーっ、マイケル・ケインも出てるの?」「(エンドロールで)ルトガー・ハウアー?どの役??」などなど、幾度も目が点になってしまいました。本当に豪華な俳優陣です。悪役で強い印象を残した俳優を起用して、観客を「煙に巻く」キャスティング担当の悪戯心があったりして?しかし、そんな中で悲しかったのは、ジャパニーズ・ムービースター、渡辺謙さんの出番の少なさと扱われ方。詳しくは省きますが、やっぱり「剣術がうまい東洋人」はアクション映画ではキワモノ扱いなのだろうか。謙さんの今後のキャリアが心配です。キャラメル味のポップコーンを二人で食べ尽くして、映画が終わったときにはお腹もいっぱいになっていました。おばちゃんは「面白かった!すっきりした。こういうわかりやすいのが一番ええわ」と、ストレス解消が出来たようで、お付き合いしたこちらもうれしくなりました。なにかを知ったり、考えたりさせてくれる映画がある一方で、なにかを「忘れる」ために見る映画もある。映画館の暗闇の中でも、きっといろいろな人がいるのだなぁと思いました。【サッカー日本代表の宮本選手も、かつて「バットマン」と呼ばれましたね】バットマンビギンズ バットマンマスク今週大きなニュースとなった、板橋の少年による両親殺害事件。15歳の少年が、逮捕される前に映画館で見たのがこの映画だったのだといいます。バットマンは、敬愛する両親を子どもの頃に目の前で殺され、悪への深い怒りを胸に秘めてヒーローへの道を目指します。辛く苦しい戦いの途上にあって、なお父との思い出を支えにする主人公。その姿を見て、スクリーンの前で、彼はいったいどんなことを思っていたのか…新聞記事を読んで、そんなことを考えずにはいられませんでした。
2005.06.22
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100万人のキャンドルナイトというイベントの存在を、今年になるまで知りませんでした。「でんきを消して、スローな夜を。」このスローガンの下で呼びかけられているイベントの趣旨は、公式サイトに詳細に記してあるので、興味のある方はご覧ください。(関連イベントが、愛・地球博をはじめ、全国で300件以上行われているそうです)楽天広場で、いつもブログを愛読している数名の方が、このイベントについて書かれていて、私も遅ればせながら参加しました。参加…といっても、個人の場合はとっても簡単。18日から、夏至の日である21日までの期間中、20時~22時まで、電気を消してロウソクの光で過ごしてみましょう、というもの。ゴールデンウィークに北欧を旅してきた友達が、スウェーデンのKOSTA BODA社の「スノーボール」という素敵なキャンドルスタンドをお土産にくれたのです。さっそく、活躍してもらうことにしました。コスタボダ snowball キャンドルホルダー昨日は、夕食後すぐ、深夜のサッカー観戦(ギリシャ戦の日本は強かった!)に備えて仮眠したので、今日がわが家の、初めての「キャンドルナイト」。時計が20時をまわると同時に、電気を消してキャンドルを灯しました。このキャンドルスタンド、中に火が灯ると、テーブルの上になんとも美しい光の模様が浮かび上がるのです。思いもよらぬ美しい効果に、ため息が出て、しばらく見とれてしまいました。(携帯のカメラでは、ほとんど再現できていなくて残念…)視覚がさえぎられると、聴覚がどんどん敏感になってくるのは不思議です。開け放した窓の向こうから、近くの田んぼで鳴いているカエルの声が…いつもより明瞭に聞こえてきました。ずっと、賑やかな街の中で暮らしてきた私が、今の土地に移り住んでから最初に感じた違和感。それは、「夜が暗い」ということでした。駅前の商店街が7時を過ぎるとゴーストタウンと化し、飲食店も8時閉店が当たり前…という状況は、「不便」以外の何者でもなく。大きく広がる夜空と、たくさん見える星はとても美しかったけれど、街灯もまばらな夜の道は、月明かりだけでは暗くて怖い。電気のない夜は、ワクワクしない夜。そんな夜は好きじゃない。正直なところ、今でも、私の心の中にはそういう風に感じている自分がいます。たまに実家に帰省する時、横浜や東京の煌々と輝く夜景を見ていると、無条件に心が浮き立っているのを感じます。本当は、シンプルに野性的に、『自然が生むもの』の不便さも美しさも受け止められる人に憧れ、そうなりたいと思うのですが…私は『人が作るもの』の便利さと醜さに慣れすぎてしまっているのかもしれません。せめて、『人が作るもの』が『自然が生むもの』を破壊しつくさないように、ふたつのバランスが上手くとれる未来であるように…人工の灯り無しでは人生を楽しめない私だからこそ、真剣な願いを込めて、明日の夜もキャンドルを灯そうと思います。「プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。 それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、 文明のもっと大きな可能性を発見するプロセスであると私たちは考えます。」 ―「100万人のキャンドルナイト2005」呼びかけ文の一節 ―++人気blogランキングへ++
2005.06.20
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子どもの頃、デパートに連れて行ってもらうと、地下のケーキ売場でいつも足が止まっていました。ケーキが欲しくてダダをこねていた訳ではなく、ガラス張りで厨房の中が見えるようにしてあるお店の前で、飽きることなく、いつまでもケーキ職人の手元を見ていたわけです。ケーキにとどまらず、手打ちのうどんや蕎麦をお客さんの前で実演しているお店も大好きでした。最後の工程まで見届ける前に「帰るよ!!」と言われると、とっても哀しかった。どういう訳か、大人になった今でも、デパ地下のケーキ売場で延々、厨房の中を見つめてしまうことがあります。催事場で「江戸の職人芸 製作実演販売」なんてやっていたら、もう大変。買いもしない江戸切子のグラスやおろし金などが出来上がっていく様を、飽きもせず次々眺めてしまいます。前置きが長くなりましたが…そんな私が、「愛・地球博」で出会った「世界の職人さん」をご紹介します。 スリランカ館にて彫金で壁掛けを作るおじさん。販売員も兼ねるので忙しそうだった 同じくスリランカ、植物の繊維で敷物を織るおじさん。出来上がった部分は自分のお尻の下に ウズベキスタン館にて織物に囲まれる刺繍美人。真夏は暑くないかしら? イラン館では紅茶が飲める。サモワールで本場のお茶を淹れる女性。角砂糖を口に含んで飲みます ウクライナ館で藁細工の実演中。彼女の髪飾りの花も藁で出来てます。五寸釘や丑三つ時を連想してはダメ。 トルコ名物「のびるアイス」を売る元気なおじさん達。パフォーマンスもかけ声も賑やか!BGMは陽気なアレンジの「阿修羅のごとく」 せっかく早起きして、朝から会場入りしたというのに…夫も私もこんな調子で、各国の職人さんたちの手元に見とれていたものですから、またもや人気の企業パビリオンにはほとんど入れずじまいでした。まぁ、行列に並ぶ根性もないし、本来の「万国博覧」の意義には、かなっているかも?会期もあと半分、各国の職人さんには、日本の夏の暑さと湿気に負けず、元気でお仕事を続けてもらいたいです。 +番外編+働いてるのは人間だけじゃない?三菱未来館ではロボットが一生懸命説明してくれます 愛・地球博へ行こう++人気blogランキングへ++
2005.06.19
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夫が、突然「明日休みをもらうことになったから、万博行ってみようか」という。木曜日の夕食どき。深夜にサッカー中継を見るから、早めにお風呂に入って仮眠して…などと言っている最中のことです。いくら何でも、そんな寝不足の時に無理することないんじゃない?と、反論してみましたが…すでに、前売り入場券を2枚購入済だった私たち。休日出勤の代休が明日しかとれそうにない、梅雨に入ったけど明日は雨が降らないらしい、真夏の暑いときに行くのはイヤだ。という夫の主張には一理も二理もあり、じゃあがんばって早起きしましょうか、ということになりました。そんな訳で、昨日は朝の6時に最寄駅を出発、帰宅は最終の特急。かなりの強行軍で、私にとっては二回目の「愛・地球博」を体験してまいりました。前回の日記はこちらまた、レポートはゆっくり書きますね。夫は、寝不足のくせに各地のパビリオンでビールを飲み歩いたので、午後になって力尽き、ベンチで1時間以上昼寝していました(苦笑)ところで、私は今月初めに実家に帰省していたのですが、ふと気づいたことがあります。東海地方に住んでいると、新聞の地方版は連日、見開きページで万博の特集をしているし、TVでも各局が毎日、30分の帯番組で万博の見どころを紹介しています(毎日ですよ!)。しかし、横浜の実家で数日間滞在している中で、ほとんど「万博」についての情報を目にする機会がなかった。あれっ?と思って、家族や友人達に尋ねてみると「あぁ、万博ねぇ。そういえばやってるのよね。」という反応。ほとんどの人が「私には無関係のイベント」というスタンスでした。子どものいる友人は「ポケモンパークに行きたいって娘が言ってるけどね~」という回答でしたが。楽天広場で「愛・地球博」関連のBLOGを読んでいると、すでに10回以上訪れた方もいるようなのに・・・すごい温度差です。やっぱり、愛知県とその周辺に住む方以外にとっては、多くは「地方のお祭り」という感覚なのでしょうか。そして、近場の方々は「全期間入場券」でお得に万博に通う、と。本来、人混みが嫌いなはずの夫が、万博行きに前向きだったのも驚きですが。連日「こんな催しがあるんですよ、こんなパビリオンが見られるんですよ」と、情報のシャワーを浴びていると、「行かなければ損だ!」という気分になってくるから不思議です。メディアに洗脳されるなんて、簡単なことなんですね。え?単に、私がミーハーなだけでしょうか…??そして、私達夫婦の間では「もう1回くらい、行ってみてもいいね。あそこもここも見られなかったし」という会話が成立しております(苦笑)【遠方から来ても、1日だけでは全てを回りきれないのも事実。事前研究は必須です】★人気blogランキングへ★
2005.06.18
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映画や本についての感想を日記に書くときは、なるべく話の核心を明かしてしまわないように、これから作品に触れる人の驚きや感激を奪ってしまわないように…と、心がけているつもりです。でも、先日見てきた、この二本の映画について、とくに「ミリオンダラー・ベイビー」については、どうしても…終盤の展開について触れたいところ。アカデミー賞の授賞式を見た限りでは、「女性ボクサーと老トレーナーの絆を描いた物語」という印象でしたが、日本公開後は「いやいや、それだけでは終わらないんですよ」という宣伝方法をとっているみたいですね。えっ、それはCMで見せてほしくなかった…というシーンも、さも「見せ場です!泣かせ場です!」という感じで、TVで流れております。とにもかくにも、もし、これから映画をご覧になる予定で「ネタバレはイヤ!」という方は、この先の文章はお読みにならないでください。ただ、私は二作品とも、映画館に足を運んだ価値は十分あったと思いました。【映画公式サイト】<ミリオンダラー・ベイビー> http://www.md-baby.jp/<海を飛ぶ夢> http://umi.eigafan.com/まずは「ミリオンダラー・ベイビー」。ウェイトレスをしながら、ボクシングで貧しさから這い上がることを夢見る主人公、マギー(ヒラリー・スワンク)。年老いたジムの経営者、フランキー(C・イーストウッド)に半ば強引に弟子入りし、その出会いから、二人は強い絆で結ばれ、チャンピオンへの階段を登っていく…。性別も年代も違うけれど、それまでの人生でたくさんの「痛い目」にあって、もう傷つけられることに慣れてしまっているようなマギーとフランキー。そんな共通点を持つ二人が、一つの目標に向って突き進んでいくとき、お互いの輝きがどんどん増していく。その様子に、見ているこちらもぐんぐん引き込まれていっただけに、タイトル戦でのある出来事によって、マギーが描いていた全ての夢を絶たれる…という運命の痛ましさが、強烈に胸に迫ってきました。夢を追っていた頃は、働いているレストランで、客の食べ残しのステーキを夕食に持ち帰ることすら厭わなかったマギー。そんな彼女が、「愛されること」「賞賛を受けること」を体験した後で、夢を奪われる残酷さ。苦しみに耐えた末に、自分の生きていく上での「誇り」とは何なのか、という問いに対して彼女が出した答え(それが「逃げ」には見えないところがうまい!)と、その願いを突きつけられたフランキーの苦悩。マギーは、最後、フランキーに「ありがとう」という言葉を口にしないのですね。代りに、万感こもった涙が、彼女の思いの丈を込めて頬を伝う。映画館では、すすり泣きが起こっていたけれど、この映画はいわゆる「泣ける映画」ではないと思います。全編を通して、描写はあくまでも乾いていて、重厚な画面構成の中「彼らは、こう生きた。」という物語が淡々と紡がれていく。余計なヒューマニズムや、過剰な叙情性は一切排除されているのが、監督の力量だと思うし、(もしかしたら)原作の魅力なのかもしれません。でも、一つだけ文句を言いたい点があるとすれば。この映画、イーストウッドのオスカー受賞作「許されざる者」とどうしてもかぶる…モーガン・フリーマンが、主人公イーストウッドの旧来の友、という役柄で出演しているせいなのか。物語の中盤まで、人生の盛りを過ぎたイーストウッドの衰えを前面に押し出しているのに、ラストでその彼が、唐突に強大な力を発揮し、そして…いなくなってしまう。っていうところも、(あれ?こんなの前に見たぞ??)という感じで。私にとっては、その「既視感」が、映画の世界にのめりこんでいたのがスゥっと醒めてしまう部分でもあり、惜しいなぁという感じでした。次に見たのが「海を飛ぶ夢」です。「アザーズ」で知られるスペインの映画監督、アメナーバルの新作。肢体の自由を奪われ、30年近くベッドの上で過ごす主人公の「尊厳死」をテーマにした作品です。映画は、死を決意した主人公ラモンと、それを取り巻く人々の姿を描きながら進みます。「ミリオンダラー・ベイビー」同様、この作品も「彼らは、こう生きた。」という物語であって、作品に出てくる様々な登場人物が繰り広げるような「その死は是か非か?」を問うような気持ちにはなれませんでした。下手な感情移入を許さない、崇高な存在感が主演のハビエル・バルデムにはあります。「なぜ、僕は死にたい?なぜ、自分の人生を愛せない?」と、ベッドの上で寝返りも打てぬまま、泣き叫ぶラモンの姿が、忘れられない。「自分らしく」って言葉は、大嫌いなのだけれど…彼にとっては、死ぬことがすなわち「自分の人生を生きる」ということだったのでしょう。しかし、彼を愛して、献身的に支えてきた周囲の人々は、彼を失うことを受け入れられるのか?その葛藤も見事に描き出されていて、「私だったら、どうする?」という思いにずっと突き動かされていました。映画の中で、彼と同様、不自由な体と未来への絶望を胸にして心を通わせる女性が登場します。物語のラストに登場する、病が進行した彼女の姿…「尊厳ある生とは何か、死とは何か」むしろ、彼女の虚ろな瞳と表情が、自死を選んだ主人公の姿よりも強烈に、その問いを訴えかけているように思えて、ふいに涙がこぼれてしまいました。この映画は実話を元に作られたのだと言います。実際に、ラモン・サンペドロ氏の著作を読んでみたいと思いました。++人気blogランキングへ++
2005.06.16
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サッカーファンの夫がいるわが家では、6月後半は昼夜逆転生活を余儀なくされそうです。今夜はオランダでのワールドユース、明日はドイツでのコンフェデレーションズカップ。若い代表もジーコジャパンも、快進撃をしてほしいと思いつつ…お昼寝できる身分の私はよくても、夫は大丈夫なんだろうか?まさか会社の机で昼寝??と、ちょっと心配であります。お弁当に、コーヒーの粉でもふりかけないといけないかも??(笑)ちなみに、去年の6月は、欧州選手権でやっぱり超・寝不足月間でした。さて、色々な不祥事のニュースに眉をしかめながらも、私はNHKの番組がかなり好きでこまめにチェックしています。この春からリニューアルした、教育テレビの10時台の番組。今、毎週火曜の「知るを楽しむ」という番組で、爆笑問題の太田光さんが向田邦子ドラマについて語る、という、一見意外なとりあわせが実現しています。(以下、番組HPより抜粋)『向田ドラマの魅力とは、人間の描き方の深さだ、と太田さんは言う。特別な人は誰も登場しない、普段着の情景・日常のベールの下に、どれほどの悩み・葛藤・怖さが秘められているのか。そして生の感情がさらされる一瞬!―――そこに向田ドラマの「凄み」がある。向田オタク・太田光さんが、向田ドラマの「凄み」を熱く語る。』惜しくも初回を見逃してしまい、昨日初めて見てみたのですが、これが本当に面白い!ドラマ「阿修羅のごとく」を題材に、「女に男はかなわない」…というテーマで、いくつかのシーンを分析して太田さんが語るのですが、このドラマの大ファンである私にとっては「そうそう、そうなのよ~!!」「ここ、ここ、これが怖いのよ~!!」と、TVの画面に向って思いっきり相槌を打ちたくなるような、あっという間の25分でした。語る側の太田さんも、本当に向田作品に対する愛情があるというか、一視聴者レベルでドラマの熱烈なファンであることがよく伝わってきて、同じ思いを共有できた感じでした。はじめは、一応気を遣って「このシーンで、加藤治子さんが・・・」と女優さんを「さん」づけで呼んでいたのが、話がノってくると「そこで、この、八千草薫と加藤治子がですね、これがですね」…思いっきり呼び捨てになってました。その気持ちも、わかる、わかる(笑)「阿修羅のごとく」「あ・うん」「春が来た」…向田邦子さんが紡ぎだすドラマには、今でも細かいシーンの一つひとつを思い出せるほど好きな作品がたくさんあります。夫婦、親子、きょうだい。一つ屋根の下に暮らす「家族」という緊密なはずの人間関係にも、言い知れぬ緊張があり、駆け引きがあり、秘密と嘘がある…誰もが思いあたる真実だと思います。それを、あえて何食わぬ顔で「生活」のベールに包み隠して生きていく、たくましいドラマの登場人物たち。昭和の日本人は、世代に関わらず、今よりずっと『大人』だったんだなぁ。久しぶりに、保存版にしてあるビデオを引っ張り出したくなってきました。【NHK「知るを楽しむ」公式HP】http://www.nhk.or.jp/shiruraku/(太田光「向田邦子~女と男の情景」は全4回。来月も再放送があります)【森田芳光監督の映画版はとうとう未見のまま…ご覧になった方いらっしゃいますか?】阿修羅のごとく 全集阿修羅のごとく パートII 全集++人気blogランキングへ++
2005.06.15
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昨日は、今月最初の茶道のお稽古日でした。前回同様、ポットと、お盆にセットした茶碗・茶筅・棗などお道具一式を運び入れ、「盆略点前」のお稽古をしました。遠くから時折指摘をしてくださる先生と、先輩の生徒さん二人と…マンツーマンどころか、三人がかりで手取り足取り教えていただき、大汗をかきながらのお点前です。ここしばらくダイエットモードに入っていて、間食もデザートも口にしていないので、お稽古のときにいただけるお菓子はとっても楽しみ!市民プラザの近くにある、老舗の和菓子屋さんから、お稽古のある日はお茶室に人数分の主菓子が届きます。しかし、以前のお稽古で「柏餅」の葉の扱いに困った…と書きましたが、どういう訳か毎回毎回、出てくるお菓子が「葉っぱつき」。柏餅の次は笹の葉でくるまれたちまき、その次は桜の葉がついた葛桜…先生にもお伺いして、手ではがした葉の類は懐紙にくるんでしまうようにしていましたが、私は緊張すると手先の不器用さに拍車がかかるので、焦ってしまうとどうも、他の皆さんのようにさりげなく…ということが出来ない。なにしろ、懐紙の上で、菓子切を使ってお上品にお菓子を切っていただくことさえ、慣れない経験で一苦労なのですから。なるべくなら、簡単にいただけるお菓子がいいんだけどなぁと思っていたら、今回のお菓子は麦こがしの入った薯預饅頭でした。これなら楽勝、と、意気揚々と懐紙にとって、菓子切で切ろうとしたら、すかさず先生が「こういうお菓子は手で割って食べていいって、言ったの聞こえなかった??」…すみませ~ん、お点前の準備でいっぱいいっぱいで、全く耳に入っておりませんでした(笑)【楽天でお菓子をチェックしていたら、こんな楽しい特集ページを発見!】【あと2キロやせたら、食べるぞ~…って、そんなことじゃダメかな?】今、テレビに貴乃花親方が生出演している…父・二子山親方が亡くなって以降、久しぶりに「若貴兄弟」を見て、兄も弟もすさまじく人相が悪くなっているのにびっくりしました。目は心の窓、とはよく言ったものです。ひたすら精進して頂点を極めたはずの人が、欲にからめとられると、こんなにも卑しい顔つきになる。哀しいなぁと思います。◎人気blogランキングへ◎
2005.06.15
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2005年の「本屋大賞」(文字通り、本屋さんが選ぶ「いちばん売りたい本」)第一位になった話題の小説です。大賞に選ばれる前から、恩田陸のファンである友人に、それこそ「熱烈に」という形容がぴったりの勢いで薦められていて、久しぶりに新刊本を購入して読みました。【送料無料商品】夜のピクニック恩田陸さんのブレイクのきっかけになったのは、ドラマ化された「六番目の小夜子」という本なのでは…?と思います。私は、話題になったミステリ「三月は深き紅の淵を」や、絵画と小説と歴史の不思議なコラボレーション「ライオンハート」、映画を先に見た「木曜組曲」…など、数冊彼女の本を読んできましたが、正直なところ、あまり「肌にあう」作家だとは思えないままでした。しかしこの小説は違った!舞台となるのは、とある高校の伝統的な全校行事「歩行祭」。朝学校を出て、夜通し、次の日まで決められたコースをひたすら歩く…という、過酷な催し。朝、昼、夜、そしてまた朝。増していく足の痛みと疲労。距離とともに移り変わる風景。そんな時間の中で、高校三年生の主人公がひそかに胸に秘めた決意と、それが成就するか、どうか?…それだけを書いた話なのに、全然それだけではないのです。受験、そして卒業を目前に控えた最終学年。子どもといえばまだまだ子どもだけれど、実は、自分の行く手にはもう「自分で選び取っていく人生の時間」が広々と続いていることもわかっていて、「今しか出来ないこと」をしなきゃ、という焦りも感じていて、でも現実はそんなにドラマティックでもなくて。そんな「18歳の気分」が、自分自身の思い出とも重なりつつ、痛いほどに伝わってくる。なぜか、それがすごく心地よかった。ファンタジーの要素をたっぷりとはらんで、縦横無尽に発想の翼を広げ、しかもその繊細な物語の輪郭を、言葉でしっかりと刻みつけていく…それが、恩田陸さんという作家の力量だと思うのですが、私が「ピンと来ないなぁ」と感じたのも、おそらく、リアルから透けて見えるファンタジーについて行けなかったからなのでは、と思うのです(こう書くと、私って寂しい人みたいですが)。でも、この「夜のピクニック」で描かれる幾人もの高校生たちの姿は、しっかりと地に足のついたキャラクターで、「こういう子、いたいた」あるいは「私もこんな子だった」という思いを抱きながら読む人も多いのではないでしょうか。「本を読む」、中でも特に「小説を読む」ということは、1ページ目から最後まで、本の世界を旅することだと思います。まさに至福のピクニックを味わうことができた、幸せな読書体験でした。最新作の「ユージニア」も、読んでみようかなぁ…と検討中。しばらくの間、インターネットから遠ざかり、読んだ本は2冊、見た映画は3本。おいおい、感想を書いていけたらと思っています。【映画「木曜組曲」は、浅丘ルリ子さんの存在感と、美味しそうな料理の数々が圧巻!】++人気blogランキングへ++
2005.06.14
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しばらく更新が出来ず、ブランクが出来てしまいました。もう、ウィルスも寄り付かないWin98のOSを搭載し、すでに5年以上私たち夫婦の酷使に耐えてくれていたわが家のPCが、ついに大フリーズ。その直前、私は連日の寝不足が祟ったのか、持病の偏頭痛が起きてしまい(頻度は最もひどかった時期に比べて少なくなったのですが、始まると2~3日は辛いのです)、思い切ってPCも自分もお休みさせていました。たくさんいただいた皆さんのコメントにもお返事できず、すみません。今、実は生まれてはじめて「インターネットカフェ」で楽天広場にアクセスしています(笑)新しいPCが来るのが待ち遠しいです。ちなみに体調も、もう大丈夫です。さて、タイトルのお話。わが家の夫は喫煙者です。そのため、会社の帰りにはほぼ毎日、コンビニに車を止めて煙草を買って帰ってきます。この時、自分用にお風呂上りの缶ビールなども買ってきたりします。結婚当初、出迎えた私が、彼が下げているコンビニの袋を見て「わーい、おみやげ??」と、大喜びしたことがありました。しかし、中身は煙草とビールだけ・・・で、それを見た私は、相当ガッカリした顔をしたらしい(本人自覚ありません)。それ以来、毎回ではありませんが、煙草の買い物のついでに、ちょこちょこしたおみやげを買ってきてくれるようになりました。アイスクリームとか、プリンとか、流行りの「食玩」とか・・・。しかし。調子に乗って夜遅い時間にそんなものを食べていると、着実に脂肪となってわが身に蓄積されていきます。ふだんは、お礼だけ言って次の日の昼間にいただくのですが、ダイエットをしている今は、おやつの誘惑を目の前に出されるだけでも・・・恐ろしい!そんな訳で、先日、いつもの調子でアイスを買ってきてくれた夫に「前にも宣言したと思うけど、私は今痩せたいの。これ、もらっても困る」と、宣言したところ・・・次の日、「これなら文句ないでしょ」とばかりに、差し出された袋の中には、アクエリアスの「アクティブダイエット」なる飲料が。(“私は飲んで歩くだけ”の、水野美紀さんのCMのドリンクです)しかも、そのペットボトルの首には、最近よく見る「おまけ」がついていました。なんと、「ここまでメジャー」と書かれたメジャー。ご丁寧に「目標シール」なるものまでついています。自分のサイズを測って、ここまで痩せる、という目標の数値にシールを貼るというわけ。そんな訳で、愛情あふれる夫のおみやげによって、私はなお一層、自分のウェストの悲惨な現実を数値で突きつけられることになったのでした。次に日記を書くときには、どれだけ「目標シール」に近づけるやら??
2005.06.05
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