2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全30件 (30件中 1-30件目)
1
絵本で知っている話はもうひとつのほうの映画らしい。子供が主役の映画は、大人の理不尽に翻弄された孤独をテーマにしたものが多いので、気力がないときはちょっと疲れるのだが、これはまったりと楽しい映画だった。ただ、北欧の生活およびキリスト教行事一般に関わる復活祭に関する知識が不足しているため、ちょっと把握しきれない点もあった。ウサギとたまごって何?とか。夜間子供が一人歩きするなんてと一瞬思ったが、日照時間が日本の感覚とは全然違う地域なので、季節によってはそういうこともあるんだろうということは気がついた。映画では、お隣とも親しくつきあっていて、塵芥車のおじさんとも名前で呼び合っているような関係、お菓子屋さんでは飴は量り売りというような人間関係だった。家族で、自宅の前でクリケットをしたりスキーをしたりするし、子供の欲しがるおもちゃも素朴なものだ。出てくる小物も古い。電話機は黒くてジーコロジーコロのタイプ。バスタブは琺瑯なのだがところどころはげていたりする。段ボール箱ではなく、木箱だ。自転車もトラックも軽自動車も、形が古く音がうるさい。移民や独居老人の割合はどうなっているのかとか、首都と郊外との生活水準の差はどの程度なのかとか、にわかにスウェーデンが気になりだした。高額の税金で維持される高度福祉国家というのは共産圏みたいになるのかなぁと思いながら、それにしても…と思った。1クローネ(100オーレ)が、現在14円程度。飴玉ひとつ買うのには、まあじゅうぶんそうな額ではある。その前に25オーレという単位のお金が出てくるのだが、現在は通貨として使用されていないということが、ネット検索していてわかった。それでようやく、映画自体は、数年前に作られたものだが、実は原作当時の時代を描いているのだということが見終わってからわかった。ちょっと鈍すぎるかもしれないが、外国人にとって、その文化の中での「あたりまえ」と「めずらしい」の境界と言うのはわかりにくい。行ったこともない国なのに、妙に懐かしさを感じたのは時代背景のせいだったのか、と納得した。
2004年11月30日
走る 走る 走る 走る 走る・・・ああしんど。とにかく貧しい。貧しさスパイラルの中にある。子供は親を選べんのだなぁ。いや虐待とかされているわけじゃないんだけど。印象深かったところは、父親がお屋敷街に行ったまではいいが、インターホン越しに話ができなかったこと。「どなた」「<名前>です」「誰にごようですか」「・・・」会話がもたず、逃げ出してしまう。一般に、ああいうやりとりというものでも、他人がやっているのをみたことがなければ、なかなかできないんだろうなと思った。インターホンで聞かれる手順、セールスの口調。とびこみセールスは、名前をも名乗ることがあったとしても、世界どこでも、まずは「<職業名>です」からはじめるのが基本だ。自分が、相手に対し何で近づこうとしているのか、その目的を示すものだ。ラストは、気づく人には救いのみえる内容になってくるんだが、そのあと放り投げるので、これじゃあ「賢者の贈り物」じゃないかと思い、最後までみてからもう一度ビデオを少し巻き戻し、静止して白い紐と赤いのを確認した。
2004年11月29日
画材はいろいろ持っていて、カラーインクのボトルが引き出しにびっしりならんでいるのだが、最近はあまり使っていない。カラーインクで試してみたのは、やっぱり「あおくんときいろちゃん」である。あの絵本は、絵的にはすばらしいし、ストーリーとしても名作だというのはわかるのだが、なんとなく納得がいかん部分がある。容姿が違うせいで、うちの子じゃあないと追い返される話は「どろんこハリー」もそうなんだけど、洗って落ちるということじゃなく、泣いて泣いて壊れてしまうところがちょっとこわい。壊れて再生するというのもブキミだ。一部地面に吸い込まれ、小さくなってしまったりするんじゃないかと心配したのだが、どうだっけ。望んでいたオチは、微妙にお互いの要素をもった「あおみどり」として家に帰ることだった。姿が元通りになるかどうかではなく、事情を受け入れた上で、関係が元通りになるということになって欲しかった。原作はどうなのか知らないが、「くん」と「ちゃん」にわけているのはどういう意味なんだろう。
2004年11月28日
豚肉 じゃがいも たまねぎ にんじん ねぎごぼう こんにゃく しいたけ だいこん適当に切って、火にかけて、適当に出し汁いれてミソでとく。カレーとけんちん汁の予定が、ゴージャスな一品料理に。
2004年11月27日
韓国では今頃ホットクの露店が多く並んでいるのだろう。日本語で書いたらホトクなのかホトックなのかホットクなのか。強引に漢字表記すれば「胡餅」か。専用の押しつぶし用へらは持っているのだが、作り方を知らなかったので、レシピを教えてもらった。(以下無断コピぺ)「4枚分・小麦粉120・もち粉60・塩こさじ1/4をふるいにかけ、・グラニュー糖4グラム・ドライイースト4グラムを入れて、・お湯160CCを入れて混ぜます。それで、35度~40度のところで1時間発酵させ、生地を2倍ぐらいにふくらませます。かるく混ぜてきじはできあがりです。中には、以下のものを混ぜたものを入れます。・黒砂糖50グラム・シナモンこさじ1/4・炒ったピーナツとかくるみ20グラム手に油をつけてきじをまるめて中に↑を入れて中火で焼きます。下にして焼いている方の表面が固まってからひっくりかえし、へらでぎゅーぎゅー押します。それを何度か繰り返してできあがりです。」これに付け足すとすると、発酵は安物の電子オーブンレンジでも「37度」の機能があるので、それを使います。それから露店でも油はかなりたくさん敷いているんですが、これをけちると、生地がくっつきます。黒砂糖もシナモンもナッツ類もなかったので、4枚にそれぞれ(1)テンメンジャンと大豆の煮物(残り物流用)(2)自家製葡萄ジャム(甘さひかえめ)(3)タコスミート(沖縄みやげのレトルト)(4)八宝菜(夕飯のおかずの一部)をいれてみた。(1)まあまあ。(2)甘さが足りず油に負けている感じ。(3)けっこういける。(4)うまい!やっぱり中華と油は相性がいいんだな。不精して4枚一気に焼いたら、テンメンジャンが漏れて油がはねることはねること。熱さのあまり、へらでぎゅうぎゅう押し付けるのが不足してしまい、(1)(2)(3)は、ちょっと分厚くなってしまった。薄べったいことも、うまさの秘訣。しかしこうなるともうホットクではないなあ。
2004年11月26日
漫画は狭い範囲でいろいろ読んでいる。単行本は作家まるごと買いの傾向。ほとんど女性のね。逢坂みえこ 二ノ宮知子 秋月りすこの辺りは「良いよぉ」という説明はしなくても世間の評価も高い。コマの使い方など構図もうまく、絵もきれいだし内容もよい。柏木ハルコ 小池田マヤ 中野純子ここら辺の分野になってくると、「知らない」あるいは「え、そんなの読んでいるの?」という感じか。テーマがテーマだけに、一部でその過激さ話題になっているんだろうけど、残念なことに全体のストーリーが破綻しがち。世の男性たちを啓蒙しようというりきみは買うが、これでは説得力を失う。たぶん作家からすれば「キャラクターが勝手に動き出した」という状態になるのだろう。勢いで描いているのはわかる。しかし、中途半端な乗り移り具合なので、惚れ込む相手を間違ってしまう。そこまでダメなヤツを、なぜ許すんだ。間を埋めるエピソードが足りん。破綻したままラストに向かうのはわかっているので、もう買うのはよそうと何度も思うのだが、どうすることでまとめたつもりになるのか気になり、ついつい最後まで読んでしまうことになる。
2004年11月25日
自棄酒(お、漢字表記はこーでしたか)を飲むためには肝臓が強くなければならないし、やけ食いするためには胃が丈夫じゃなければできない。自棄酒ってのは、やっぱり安酒でしょう。あるいは、ピンドンとかロマネコンティとか(飲んだことないけど)懐こみでの自棄というのもありですが。すぐに正気を失い、悪酔いしてこそ、自棄酒です。やけ食いだったら、ジャンクフードのイメージです。いかの塩辛を瓶で10本食べるとか、納豆を丼に三杯分食べるとか、もしやったらカラダに負担がかかりそうなのに、そういうおかず的なものはやけ食いらしくないです。炊き立ての新米とか、アルデンテに茹でたパスタとか、味にこだわっている主食もだめです。でも、味にこだわらず、米一升分のカレーライスとか、デコレーションケーキ丸ごと一個とか、大食いチャレンジ的なものもやけ食いらしくないです。買い続けることで、簡単に食べ続けることができるもの、カロリーは高いくせに、ひとつひとつの数はたくさんあって、食べても食べてもなかなか満腹を感じられない重量の軽いもののほうが、やけ食いらしい雰囲気がでます。これに近いことで、やってしまうことでは漫画を読むことです。それも、読んでいるところを見られたら「こんなものを?」というような評価がくだりそうな安い(?)漫画を大量に。どうせ読んだところで満足がいかない、というものです。ところが、それにしてはいいものを買ってしまいました。「OL進化論」22巻。時代とともにありながら、普遍的な問題も絡んでいて、連載開始以来いまも日本一おもしろい4コマ漫画のひとつだと思います。同じような出来事を描いたとしても、それに対する世間一般での評価のうつりかわりが、時代だなぁと思います。ところで最近、友達は職業がOLっていう人が減りました。実際、周囲で会社で働き続けている人が減ってきたのもありますが、働いている人はみな「会社員」だといいます。年齢なのか、仕事内容なのか。実は世間一般でOLと呼ぶことが減っているのか、わかりません。
2004年11月24日
混乱の中「-ている」「―てある」「―ておく」「―てしまう」本動詞と補助動詞の違いがよくわからなかったりするみたい。 おいておく。 かざっておく。これはOK。 みておく。 たべておく。これがわからない。生産的に自由に単語を作ってみる。しかし わすれておく。 わかっておく。文法的には正しくても、使用が難しいものまで出てしまう。鍵をかけている (いま人がそうしています)鍵がかかっている(人がしたのかわかりません)鍵がかけてある (誰か知らないけど人がそうしました)鍵をかけておく (私がします)鍵をかけてしまう(しっかり・うっかり)窓を開けている (いま人がそうしています)窓が開いている (人がしたのかわかりません)窓が開けてある (誰か知らないけど人がそうしました)窓を開けておく (私がします)窓を開けてしまう(すっかり・うっかり)でもこれが過去形がはいると、もうめちゃくちゃ
2004年11月23日
「かきのたね」というお菓子は、なぜそんな名前なのか不思議だった。柿の種といえば、次郎柿のまんまるい種しか知らなかったから。「筆柿」っていう柿には、かきのたねの形をした種が入っていた。あ、ご本家は逆だ。そういえば国語の教科書に「二本のかきの木」というのがあったな。片方が甘柿、片方が渋柿ということだったのだが、同じ地域にできるってことがある?
2004年11月22日
ゆっくり起きて 家事をして 麺類食べて 散歩して買い物したら 日が暮れて 笑点みながら ごはん食べ田舎番組 ザッピング 大河ドラマは つけるけど明日が気になり 上の空 集中開始 午後の九時あっというまに 日が昇り 仮眠をとって 出勤だ
2004年11月21日
「小沢昭一をみかけました。あの人もあなたも私も同じ東京にいるのですね」というメールをもらったのがきっかけで、今日も寄り道。クラシックが流れていて、カップはいろいろあって、お客さんのファッションに合わせたものを選択してくれて、オリジナルケーキがおいてあって、豆は何種類かおいてあるような、そんな喫茶店に行った。2階にあって狭いんだけど、というところなので、地元の常連さんが来ている感じ。おばさまがたと女主人と、話が弾んでいて、その内容が聞くともなしに聞こえてしまうのは、御近所の方々の噂話をしているはずなのに、知っている名前ばかりが出てくるから。「あの弟のとこの奥さんはなかなかできた人だったよね」兄弟で有名な俳優の某氏について。「お姑さん、90までみたっていうんだから立派なもんよ」別の俳優さんについて。まるで週刊誌を読んでいるようであった。ところが、この雰囲気を変えてしまった客が来た。「ごめんくださーい」変な挨拶である。「こんにちは」頭を下げ、椅子をひき、すばやく座る。もしや。「すみません。ケーキがありますか」これは・・・間違いない。「ああ。ケーキだけもいいですか」やっぱりそうだった。こんなレベルのわりに、発音は抜群によく、流暢であったので、おばさまがたはただの変な人が来ちゃったと思っていたかもしれない。今日は「前」について、ひっかかった。自分の部屋を説明してくれているなかで、 「テーブルの前に窓があります」とある。そんな変な構造の部屋があるもんかと思うのだが、そう言ったところで、どうせわからないので 「“前に”よりも“向こうに”の方がいいですねー」とテキトーに直してやりすごそうと思ったら、「どうして」と食い下がってきた。 「その言い方では私→テーブル→窓の配置にならんからじゃ」といったら、 「K先生はいいました。公園、ここです。私の家は公園の前にあります。でも私、ここにいます。でも公園の前、いいます。だいじょうぶですといいました。」 家 公園 私という図を描いてきた。K先生はどういう文脈でこんなややこしい例を出したのだろうか。入り口ということばはまだ知らないだろうから、私は図に次のように書き足した。 家 門 公園 私 「公園の門が家のほうに向いている時はそれでいい」と説明したら納得したようだった。案外簡単に引き下がったのだが、窓の問題も込みで納得しているということなのかどうかよくわからない。 (1)テレビの前にゴミ箱がおいてあります (2)机の前に椅子がおいてありますこの場合の「前」の違いは、(1)テレビには前後ろがあるから、画面がある方が前。テレビの向きによって定まる絶対的な位置をさす。(2)話し手から見て対象より手前にあるものが前。話し手の位置によって定まる相対的な位置をさす。ということだが、中国語でも同じように使っているんだろうか。・・・ということまで聞けないのがもどかしい。
2004年11月20日
ベリーとつくものはたいてい美味しいと思う。ストロベリーもラズベリーもブルーベリーもブラックベリーも・・・今日は馴染みのある名前なのに食べたことのないベリーを発見した。アメリカンチェリーのようで赤くてつやつやしていて、かなり分量が入っているのに、値段的にはお買い得。ところが、予想に反した触感があったが、食感と味はそれを上回る裏切りよう!これは・・・どうやって食べればいいんだ。「クランベリー」
2004年11月19日
コーヒーは一番たくさん飲んでいる飲料である。喫茶店でも飲むし、インスタントも缶コーヒーも飲む。エスプレッソマシーンまで持っているのだが、やっぱりフィルターコーヒーが一番だ。ネルドリップにも凝った時期があったが、管理が面倒なのとどうも雑味が抜けすぎるせいで、飲みたくなる量が増えてしまうことから、今は紙でやっている。ミルは、手回しも電動も持っていて、豆もいろいろ試してみた時期があった。しかし、いろいろさすらった結果「キリマンジャロブレンド」に落ち着いた。手で挽かず、UCCやキーコーヒーとか、普通にスーパーにおいてあるようなヤツだ。だいたい250グラムで、500円前後。割引のがあれば2つくらい買ってしまうのだが、みんな考えていることは同じなのか。いつもは同じ価格で隣に並んでいるモカブレンドやオリジナルブレンドが「特価398円」となっていても、相変わらず「498円」の札が下がっているのである。それで相対的な価格差に負けて、つい安いほうを買っちゃうんだけど、次は味のほうに戻るのである。何度も同じ失敗を繰り返してあほかとも思うのだが、こうした彷徨が「やっぱりキリマンジャロブレンドはうまい」という確信に繋がっているんである。
2004年11月18日
外食での一人飯はだいたいファストフードだ。「高級店に一人で入ったりしたら、さびしいヤツだと思われないかしら」という過剰な自意識は全然ないんだが、材料費に空間代が上乗せしてあるようなところだと、黙々と食べるだけなのにもったいない、と思ってしまうからだ。それなら差額で漫画や本が買えるではないかと「つもり貯金」ならぬ「つもり散財」をしてしまう。しかし、やってみると高級店一人飯も結構楽しい。楽しめるための条件がわかった。あまりにくたくたにくたびれていると姿勢正しく座っているのが難しい。余力がみなぎっていれば、買い物にエネルギーを回したくなる。したがって、適度にくたびれている程度のときが絶好の条件となる。つまり、あんまりそういう微妙なバランスのコンディションになることがなかったのだな。
2004年11月17日
8:00 杏仁豆腐11:30 コロッケパン。16:40 うどん(乾麺二人前)+納豆+生卵19:00 みかん6個 柿2個。プチケーキ2個分の菓子21:00 ごはん 焼いた鯖 漬物腹が。腹が。重たい。
2004年11月16日
日頃意識せずに自由に使える母語である日本語にも、体系やら法則があることをあらためて認識した、という場合の感想文では 「日本語は奥深いなぁと思いました」という表現がうんざりするほど高い頻度で出てくる。 それぞれの書き手のほうとしては、純粋に自分の発見を書いているのだろうが、たて続けに同じ文でまとめたものを目にしてしまうと「もう少し表現を工夫しろよなぁ」と思ってしまう。 タイトルは忘れたけど、向田邦子の小説で、 「・・・と思う今日このごろである」とまとめるのは女なんだよなぁと夫が妻に言う場面があった。 それを使うと「文がしまる」と思った人たちが真似して、いつのまにか「手垢にまみれた表現」になってしまうという類のものである。 そうしたものの一つで、私が気になったフレーズがある。 「私にとって、それ以上でもなければそれ以下でもない」というヤツだ。 これは二十歳前後の若者が、自分の価値観を強く打ち出したいポイントで、よく用いたりするのである。 最近の芥川賞受賞者のコメントにあったので、同世代のとんがった若者たちには影響力があるのかなと思っていたのだが、実はその作家自身、同世代の人物が書いた文に影響されているのだろうということに気づいた。 今から7年前の1997年に、14歳の少年が引き起こした凄惨な事件があった。 あの時公開された犯行声明文には次のように書かれていた。 そうすれば得るものも失うものもなく、 それ以上でもなければそれ以下でもない君だけの新しい世界を 作っていけると思いますよ これは犯人の心の中で作り上げた「世界でただ一人ぼくと同じ透明な存在である友人」によって囁かれた言葉の中にある。 当時、各界の識者たちがこぞって犯人像のプロファイリングをしたものだった。文字や文体の幼さのわりに、精神年齢の高い内容であるというギャップから「学校教育に恨みを持つ、比較的若い成人男性」とするものが多く出ていた。 犯人と同世代の子供たちは当時、おそらく上の世代以上に、あの犯行声明文の解釈を丹念に試みていたのではないだろうか。 原典に気づかず使っている若者も、意識の底に刷り込まれた自分のことばとなっていて、同世代の作家や歌手なんかが復活させて使った時に思わず共感を覚えてしまったりするのだろう。 しかしこの「それ以上でもなければそれ以下でもない」という表現は、「奥深い」「今日このごろ」と同様に、「これ以上の言及は避ける」という宣言でしかない。 さしたる言及もなく使ってしまうと「これ以上の追求はやめる」という思考停止の表示となってしまう。 そのため「いや、こちらとしては、せめてそこに至るまでの詳しい話を聞きたいのだが」と思ってしまうのである。
2004年11月15日
新書で概論みたいなものをみて、これは面白いと思ったジャンル。昔の人はみんな多産だったわけではない。昔の人はみんな若いうちに結婚していたわけではない。昔の人はみんながみんな結婚していたわけではない。私がやはりそうであったか、と思ったのはそのあたり。専門書も見てみようかと論文を調べたら、統計処理があるので断念した。あっさり。
2004年11月14日
1パック500円もするけど、輸入物じゃないイチゴが出始めた。これから6月のはじめまで、年の半分以上の季節、食べられるってことだ。よく代表していわれる「スイカは野菜だ」っていう分類だと、イチゴは果物じゃないんだけど、イチゴは一番たくさんの個数食べている果物だ。木になる果実に限定すると初夏から:さくらんぼ夏から :桃晩夏から:梨、葡萄秋から :アケビ晩秋から:柿、林檎、蜜柑案外種類ないなと思う。グレープフルーツとキウイとバナナとマンゴーとパイナップルは一年中食べる。マンゴスチンをたくさん食べたい。
2004年11月13日
今日はごはん、作ってません。炊いただけ。おかずに生の茄子をかじりました。秋茄子はそのまんまでも甘くておいしい。フリーページ作り始めました。日にちに追われない書き込みって楽でいい。
2004年11月12日

焼きそば キャベツと春菊と葱とピーマンとみずな入り自然光で撮って、食べて、レストランの雑誌を見ていて気づいたが、どうやら影を右寄りの手前に来るようにすると立体的に旨そうに見えるようだ。盛り付ける器の色は白または反射する素材のものなどが断然多く、次に濃いグレーなども使われている。柄・模様の入ったものは、ほとんど使われていない。うーん。いつもはメニューの違いに目を奪われていたが、どれも共通項ばかりみえてくる。自分で自分のごはんを作るようになってまもなく、レタスクラブという料理雑誌を好んで買っていた時期があった。空腹な夜を紛らわすためのおかず本でもあったが、たまには読むだけでなく、作ってみたりもした。しかし「世間ではこういうのを旨いというのかな」と自分の舌の能力を疑っていたりした。ところが、似たような趣旨の雑誌で、写真がことごとく旨そうに見えなかったオレンジページ。こいつは作ってみると意外なくらい旨いというものが多く載っている。調味料の割合は自分ではこうはしない、という範囲で発見があったりした。しかし写真がダサいので、毎号買うということはなかった。最近のオレンジページは写真も割合上手くなってきたし、レタスクラブのレシピも美味しくできるものが増えてきたかもしれないが、傾向としては両者の違いは残っている。どちらの料理雑誌を購入するかは、目的に応じたらよいと思う。
2004年11月11日

<-作ったもの->厚揚げとガンモドキを煮た物後ろから光・・・とな。フラッシュなし。 光の角度をかえてみる。 あ、フラッシュをオートにしてあった。フラッシュを止め、カメラの角度をかえてみる。それらしく・・・なってきたか?うーん。器が青というのがいかんのか。(この器、大相撲を観にいったときのお土産。)
2004年11月10日

撮影の練習をしてみようまず自然光で季節はずれのひまわりを撮る それなりに写っている。では三脚を使ってフラッシュを止めてみる まあまあか。じゃあ食べ物ではどうだ 手振れが・・・ダイニングの電気が暗いからか。では普通にフラッシュつけて、 ウマそうではない。(T_T)
2004年11月09日

盛り付けの問題もおおいにあるのだが、写真がうまく撮れない。うまくならないのは、撮ったら撮りっぱなしでめったに画像を確認しないせいもある。そしたらいつ作った晩ごはんなのか不明のものが出てきた。 いちご、ほうれん草、たらの芽の天ぷら、蕗味噌などがあるので春先か。メインディッシュはこりゃ味醂干しだわな。でっかいまんまの高野豆腐を積み上げたものや、たたみいわし、あるふぁるふぁなど、変なものがある。(塩分多すぎ。)「とりあえず、テーブルクロス、アイロンかけろや」って感じ。
2004年11月08日

<作ったもの>「えさばち」と呼ばれてしまった食器・・・ 給食風の盛り付けのつもりだったのだが。<食べたもの>ケンタッキーフライドチキンの「ござんしょ」とかいう新製品を食べた。辛いものでも、唐辛子やカレー味はだいぶ慣らされているんだけど、柑橘系の辛さって珍しい。もう味がわかったからいいや、という感じ。<タイトル>野口英世がやってきたのは、2日の夜、タクシーの釣銭だった。古風な色合いである。新札は「国立印刷局製造」とあるが、最近ローソンのATMあたりから出てくる古い二千円札には「大蔵省印刷局製造」とある。その後「財務省印刷局製造」というのも出ているのだが、こんな名前をかえるというときでも、何度も会議をしたり、誰かが文句をいってみたりで、かなり時間をかけて仕事したのだろうなぁと勝手に創造する。樋口一葉はまだ見ていないが、「顔が能面みたいで変」と聞いた。お札の顔には珍しく、若くして亡くなったので皺がないせいだ。「私がお札になったら、しわしわだわぁ~」という年配の同僚。これにどう返答するべきか。(1)「そんなことありませんよ」(皺なんて全然ありませんよ)(2)「そんな心配は必要ありませんよ」(どうせお札の顔になれませんから)別の同僚は、後者のツッコミを避け、「大丈夫です。若い頃の写真を元にすればいいんだし」と、中途半端なフォローをしていた。それでは今はしわしわだと肯定してしまうではないか。
2004年11月07日

<-作ったもの->ごはん・味噌汁(わかめ・高野豆腐・葱:昆布と煮干出汁)ささみばんばんじー風、千切りキャベツと鮭唐揚カレー味、蛸とキュウリの酢の物、白菜と大根とキュウリの浅漬け、プチトマト、酢味噌冷奴、柿、姫りんご、キウイ、グレープフルーツ 冷蔵庫のありものに、以下、買い足したささみ178円、キャベツ1玉105円、鮭150円、キュウリ3本105円、柿3個105円、タコ408円、プチトマト238円。野菜高騰の折、結構安く買えたつもりだけど、蛸が贅沢だったか。モロッコ産のゆで蛸は、やわらかくて食べやすい。
2004年11月06日
<作ったもの>ごはん・大根とわかめの味噌汁・鯵の干物・白菜と大根の浅漬・さつまいも煮・あんかけ肉団子・冷奴・グレープフレーツ・キウイおかず5種類、果物2種類、一応下限ぎりぎり満たしているはずだが、油ひかえめのせいか物足りず、魚肉ソーセージ・みかん・飲むヨーグルト・インスタントラーメンを食らう。上記メニュー。「複雑な手作り」が一つもない。きる・にる・・・ひるみるいるいる上一段活用ではないが、「焼く」「切る+漬ける」「切る+煮る」「切る+混ぜる」「箱から出す」である。野菜が安かったころは、トマトもきゅうりも「洗う+並べる」切りもしなかった。「コロッケ」や「刺身」に至っては「並べる」だけ。「干す」「発酵させる」「揚げる」「すりつぶす」「漉す」という動詞部分は自分でしていない。これでは「ごはんは自分で作ってます」じゃなくて「ごはんはうちで食べてます」だ。「お弁当買ってうちで食べます」とあまり変わらない。
2004年11月05日
<-作ったもの->さつまいもがあったので、甘辛く煮付けようと思い、発色も考えターメリックを使ったら「苦っ」砂糖倍増。色も汚い。ううう。<タイトル>一発目が自伝モノだと、たいていその後が続かないが、映画でも小説でも、自伝的要素がもりこまれたものはリアリティがあり読み応えがある。『赤い文化住宅の初子』松田洋子『ハチの子リサちゃん』伊藤理佐松田洋子は強烈なギャグや体当たりルポによる風刺的漫画、伊藤理佐は下ネタ風ギャグ漫画を多くかいているが、彼女たちの原点を見たようだった。
2004年11月04日
<-食べたもの->某ホテルで昼食。一泊すればお一人様4万円くらいするところ。宿泊客ではないが、11時20分だったため、朝食メニューが出る。昼からコンチネンタルブレックファストって気分にはならない。「サーモン」の文字の「ヘルシーブレックファスト」があったので迷わずそれにした。 <内容> ・濃いトマトジュース ・クリームチーズの乗った卵3個分はある卵焼き (ゆるくないのでオムレツとはよべない) ・サニーレタス一枚にくるまれた、胡椒以外の味付けなしのサーモン2切れ ・輪切りスコーン1個これで3000円(税別)というのは、暴利である・・・。(しかも、コーヒーは別。)ところで「ブレックファスト」か「ブレックファースト」か。「ファストフード」か「ファーストフード」か。最初に食べる、一番に出てくるということで「first」っぽい気がしてしまう。「ふぁ・あ・す・と」の4モーラのほうがいいやすいということもある。スペルは「fast」なのでカタカナは「ファスト」と書いたほうがいいか。<タイトル>漫画に「海外生活モノ」という一つのジャンルがある。欧米モノではなく、アジアが流行りだ。『トルコで私も考えた』高橋由佳利『インド夫婦茶碗』流水りんこなど国際結婚漫画というのもある。ここんとこ、『ダーリンは外国人』小栗左多里という、日本在住の国際カップルがバカ売れであるが、相手の国に行き、異文化の背景まで描いていくものの方が面白いと思う。『それいけ!パキスタン通い妻』小越なつえ半分以上読むまで、これも国際結婚の話だと勘違いしていた。帯の「結婚式の一週間後、夫がパキスタンに単身赴任!?」の前に、ちゃんと「ダーリンは日本人!!」と明記してあった。自分は日本で仕事があるため、結婚相手の3年間の赴任先に通いながら見たパキスタンを語るという内容だ。エコノミー7万からの航空券で100万円以上費やしたとあるので滞在期間はわからないが渡航回数は年4回程度のペースだろう。使用人以外の現地人との交流は少なく現地日本人同士の話が目立ち、イスラムの表面的な部分をさらっただけで、アジアに普遍的な部分以上のものがないため、正直物足りなかった。はじめに、イスラマバードで豪邸の家賃が14万円だというのを読んで、程度こそ違うが、日本でも14万も出せるならたいがい満足のいくところに住めるわなぁと思ったせいもある。「発見」や「驚き」の沸点みたいなのが違うんだろう。もともとその漫画家のほかの作品を知らないというのもあり、印象に残るエピソードがなかった。海外生活の漫画は、どっぷり現地で暮らしているネタのほうが面白い。『中国いかがですか?』小田空前ふり→解説→回答と、話のスジの立て方がうまいし、相手の文化に対する見方も公平である。古本屋で一条ゆかり(1993)『猫でもできる海外旅行』を見つけ、久しぶりに読んだ。日本からみた世界はあっというまにずいぶん縮まったのだなと思った。<終>
2004年11月03日
<-作ったもの->「うまいずら」という浅漬けの素がある。こいつで漬けるとなんでも野沢菜漬けの味になる。野菜の端っこをほうりこんでもうまい。<タイトル>なまぬるい陽気だ。「なま」のつく単語はどういうものか。思いつく順に生卵:熱を通していない鶏卵生水:水道から出てくる水で熱を通していない状態のもの生クリーム:バタークリームではない。乳脂肪分とかによって範囲が定められる?生野菜:熱を通していない野菜。サラダにして食べる。生放送:録画ではなくて中継放送生コンクリート:固まっていない粘りけのある液状コンクリート生もの:くさりやすい食べもの生ゴミ:野菜の切れ端や魚の骨や残飯など、有機物のゴミ生パスタ:乾麺にしていないパスタ生ジュース:果物を搾ったり潰したりした果汁100%(近い)ジュース生写真:印刷物にしていない普通の写真。有名人が写っている。生足:靴下やストッキングを履いていない足生味噌:「~ずい」とつく商品名。粉末ではない粘り気のある味噌。生っぷ:映像を通さないで見るSMAP。(というらしい)(「生糸」「生醤油」などは「き」とよむので別の問題)他に何かあったかな。「生」に共通するのは、(1)腐敗や固化等、変化しやすいもので、まだ変化していないもの(2)本来そうするべきところまで手を加えていない、変化させていないもの(3)複雑に間接的に接するのではなく比較的直接的に接するもの生爪:「~はがした」で使用。爪の下の柔らかい肉がむきだしになること。これはどう説明できるか。生産的に単語を作るならば、 生顔:化粧していない顔ってのもアリだが、「素顔」という単語がある。「素足」というのがあるのに「生足」があるのは、「素足」が足の裏だけを問題にしているのに対し、「生足」は「脚」の部分からむきだしであることが含まれるという違いがある。 「生声」がないのも「肉声」という単語があるからだが、「生の声」というと、肉声より広い範囲の意味があると思う。 「タレントの生の声を聞いた」=肉声 「お客様の生の声を聞くべきだ」(他人から聞くのではなく直接聞く)ところで インスタント生ラーメン:お湯をかければすぐできる乾麺ではないラーメンはあっても、 生インスタントラーメン:お湯をかけていないインスタントラーメンとはならない。加工品に「生」の材料があってもいいが、加工品を「生」と表現することはできない。
2004年11月02日

<作った・・・のか>・白菜があれば→八宝菜・ピーマンがあれば→チンジャオロース・玉ねぎがあれば→肉団子たった400円弱で御家庭でも簡単、本格日本風中華料理ができる。野菜を自分で切っていれるため、なんだか罪悪感が薄れてしまうのだが、麻婆豆腐とともに、これは料理というのかインスタント食品というのか、微妙なところだ。 「卵があれば」のエビ。買ってきた漬物に、買ってきた唐揚げ、買ってきた刺身、買ってきた豆腐、買ってきた果物。残り物の野菜。
2004年11月01日
全30件 (30件中 1-30件目)
1

![]()
