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2004年11月02日
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カテゴリ: ことば
<-作ったもの->

こいつで漬けるとなんでも野沢菜漬けの味になる。
野菜の端っこをほうりこんでもうまい。

<タイトル>
なまぬるい陽気だ。
「なま」のつく単語はどういうものか。思いつく順に

生卵:熱を通していない鶏卵
生水:水道から出てくる水で熱を通していない状態のもの

生野菜:熱を通していない野菜。サラダにして食べる。
生放送:録画ではなくて中継放送
生コンクリート:固まっていない粘りけのある液状コンクリート
生もの:くさりやすい食べもの
生ゴミ:野菜の切れ端や魚の骨や残飯など、有機物のゴミ
生パスタ:乾麺にしていないパスタ
生ジュース:果物を搾ったり潰したりした果汁100%(近い)ジュース
生写真:印刷物にしていない普通の写真。有名人が写っている。
生足:靴下やストッキングを履いていない足
生味噌:「~ずい」とつく商品名。粉末ではない粘り気のある味噌。
生っぷ:映像を通さないで見るSMAP。(というらしい)


他に何かあったかな。

「生」に共通するのは、
(1)腐敗や固化等、変化しやすいもので、まだ変化していないもの
(2)本来そうするべきところまで手を加えていない、変化させていないもの
(3)複雑に間接的に接するのではなく比較的直接的に接するもの


これはどう説明できるか。

生産的に単語を作るならば、
 生顔:化粧していない顔
ってのもアリだが、「素顔」という単語がある。
「素足」というのがあるのに「生足」があるのは、「素足」が足の裏だけを問題にしている
のに対し、「生足」は「脚」の部分からむきだしであることが含まれるという違いがある。
 「生声」がないのも「肉声」という単語があるからだが、「生の声」と
いうと、肉声より広い範囲の意味があると思う。
 「タレントの生の声を聞いた」=肉声
 「お客様の生の声を聞くべきだ」(他人から聞くのではなく直接聞く)

ところで
 インスタント生ラーメン:お湯をかければすぐできる乾麺ではないラーメン
はあっても、
 生インスタントラーメン:お湯をかけていないインスタントラーメン
とはならない。
加工品に「生」の材料があってもいいが、加工品を「生」と表現することはできない。





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Last updated  2004年11月04日 23時59分29秒
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