・・・

・・・

2005年01月19日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
どっかで引用されていたのだけど、どこのHPだったか忘れてしまった。

「不健康な食事をさせられる夫」
http://umi.no-ip.com/simple/pdone.html?id=317
お金や時間に余裕のできたとき、夕食の支度をどうしたいか
 1)いままでどおり
 2)高級レストランを利用する
 3)家庭で手間をかけた料理を作る
 4)安全で健康な食事をする
ソースの山田氏の調査にあたっていないが、これは選択肢に問題があるんじゃないだろうか。


夫と妻で調査したところ、妻のほうが4を選択した人がはるかに多いから、日頃妻は不健康で危険な食事を作っていて、夫にもそれを食わせているっていう結論?

(1)
食事に関して、お金の余裕と時間の余裕は、別の問題だ。どちらを大きな問題にするかによって、答え方が変わる。
3は、手間と時間は直接結びついているが、お金がなくても時間さえあればできることだ。普段、手間をかけられないのは時間がないせいだと認識している人しか3を選択しない。
2の店しか、他人の腕を利用することを、積極的に意味していないというのも、選択が狭すぎる。お金さえあれば、遠出して、高級食材を仕入れたりデパ地下の惣菜を買い込んだりすることもできる。あるいは、時間や手間をかけず、「出前をとる」「シェフをよぶ」ということをしたい人もいるはずだ。

(2)
複数選択じゃないと、
「いままでどおり、高級レストランを利用する」
「いままでどおり、家庭で手間をかけた料理を作る」
「いままでどおり、健康で安全な食事をする」
「家庭で手間をかけて、健康で安全な食事をする」

「いままでどおり、家庭で手間をかけて、健康で安全な食事をする」
「いまでどおり、高級レストランで、健康で安全な食事をする」
というものはどうなるのか。
4項目が、別々に成立するものだとしたら、「いままでどおりの食事や、高級レストランや、手間をかけた料理では、安全で健康な食事ができない」という前提があることになる。
実際、夕食をうちで食べている夫の割合ってどんなもんでしょう。お金と時間の余裕は、趣味などにあて、夕食に関しては「いつもどおり安全や健康を度外視して高級レストランじゃないところで外食する」ってのも、結構いそう。


(3)
顕著に差のあるところで比較すれば、お金や時間にあることと夕食の支度の関係が、直接結びつくことであると考えるかどうかの違いがある。
お金や時間に余裕があるのなら、夕食の支度を変えるべきだと思う妻が8割もいるのに、夫は5割程度でしかない。

妻より夫のほうが、高級レストランに行ってみたいと思う割合が若干高いが、高級レストランだけに限られるからか、非常に少ない。

「手間をかける」ことの意味は、ファストフードなどの手抜き外食や、家庭で食べているインスタント料理をやめることを指しているのかどうかはわからない。例えば、魚の小骨を普段はそのまま調理しているが、時間があればピンセットで抜く手間をかけることができる。
また、市販品でない自家製にこだわる場合、手間をかけていると考えるか、安全と健康を重視しているか、どちらかわからない。

夫の方が、手間をかけた料理にこだわる人の割合が高い。妻より夫の方が、時間やお金があれば、手間をかけた料理を家庭で食べられると考える割合が高いため、夕食の支度に不足しているものは、時間であると考えるのは、夫の方が多い。
時間の余裕を、夫自身が腕をふるうことにあてるのか、手抜きをしないように支度をする妻を監視することにあてるのかはわからない。

妻の方が、健康で安全な食事が、時間やお金の余裕によって得られるものだと考える割合が高い。
健康と安全についての捉え方は、おそらく様々である。

お金があれば、鮮度の落ちた物を買う必要がない。
無農薬をうたう健康や安全を積極的にアピールする差別化食品を買うこともできる。
時間があれば、体に悪そうな食品添加物や保存料のいっぱい入っていそうなインスタント調味料を使わずに、自家製手作りにこだわることもできる。

しかし、この選択肢を目にした場合、よりおいしい味を追求するという行為も、安全面や健康面に気を配っているものだと解釈し直す妻が多いんじゃないかと思われる。
塩分や糖分やカロリーが多くても、味覚によって精神的な満足が得られれば、健康が維持されたと考えることもできる。

被調査者は、夕食の支度について聞かれていても、それについてはあまり考えていないんじゃないかと思う。

食べることにこだわりのない人は、支度についてもこだわりがないし、食べることの好きな人は、普段の夕食の支度を、好きなように変えられるとしたら、まず「もっとうまいもんを食いたい」と考えるだろう。

手間をかければ旨くなるのか、健康で安全な食事なら旨くなるのか。
ということは、うまいとするものの根拠の違いに、妻と夫の差があるということが調査結果からわかるのか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005年01月21日 00時54分52秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: