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2005年10月01日
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季節はずれだが、合格発表の電報文といえば、サクラサクだ。

落ちているかもしれない掲示板をわざわざ見に行くのはイヤでしょう。あなたの代わりに私が見て、結果を電報を送ってあげますよ、ということで、受験を終えてもまだ右も左もわからない学生に、1通いくらで申し込ませ、サークルの資金にしよう、というからくりである。

学生のテキトーなバイトだから、ミスも多いのだろう。
苦情が寄せられるのは大学。あちこちの大学が「委託電報の類は、大学は一切関係ありません」と、ホームページに載せてあるくらいだから、今でもやっているところがあるということだ。

サクラサク電報は、昭和31年に早稲田大学(の何かのサークル)が始めたという。不合格はサクラチルである。(イメージとしては蕾のまま散ったということか)この比喩は明快でセンスも良い。誰が考えついたのか、年齢的には現在70歳前後の人だろうから、まだ調べられるんじゃないだろうか。

後続の他大学は、「大仏微笑む」(奈良)とか「桜島不発」(鹿児島)とか
御当地ネタでやっているところもあったらしいが、全国的にはこの「サクラサク」「サクラチル」である。
後の時代に、大学色を出そうと「イナホミノル」ともやってたらしいけど、サクラサク自体が早稲田発ということは、その当時の人に伝わっていたのだろうか。


手紙では間に合わないかもしれないと、田舎にいる家族が「ハハキトクスグカエレ」という電報を(吹雪の中)打ちに行き、それを都会の薄汚れた下宿で夜中にたたき起こされて受け取って・・・というような場面は、ホームドラマや映画の定番シーンだ。(さすがに最近は見ないなぁ。)

昭和30年代に当時の人口とほぼ同数の9千余万通の電報が飛び交っていたが、家庭電話が普及してからは、慶弔電報くらいでしか使われなくなった。100円儲けるために120円かかるようなサービス事業になってしまったのだが、音楽や押し花や刺繍をつけることで多めにお金をとれるようにし、なんとか赤字を食い止めているとからしい。

祝電といえば、以前は『笑っていいとも』でタモリさんが、たどたどしく電報を読んでいたりしたが(戦後教育世代なので、カタカナが苦手なんだろうか。毎日読んでいるわりに上手くならなかったなぁ)、1988年に平仮名電報が登場。1994年に漢字仮名交じり電報が可能になったそうだ。ウィンドウズ95が出る前年になって、ようやく電報が今のスタイルになったのである。

ところで、昭和の終わりごろの時代の大手の大学では、合格発表は掲示板のほか、掲示板と同じく全ての合格番号が書いてある電子郵便を(別料金で申し込んだのかな?)、送ってくれていたけど、いまの時代はホームページかときいたら、電話で番号を入力すると合否がわかるとか、なんかよくわからないことを言っていた。
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暗記したネタを一気に書いた。数字等に間違いがあったら、あとで訂正する。





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Last updated  2005年10月03日 22時15分23秒


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