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2006年03月08日
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にちゃんの化粧板にある美容法に、垢を貯めて角質を厚く培養しようというような内容のタイトルのスレがある。

目的は美肌なのだが、それまで、いわば悪魔としてとらえられていた角質を、天使として扱うという逆転の発想だ。
しかし「角質を除去して美しい肌になろう」という今までの常識が間違っているという意味は「角質を除去しても美しい肌にならない」ということでしかないんだが、これを「角質を培養して美しい肌になろう」と過剰にこじつける。

スレ内容をよく読めば、要するに、
「こすったり剥がしたりして、無理に顔の皮をいためつけるようなことはしないで、丁寧に洗顔し、じゅうぶんに保湿しよう」
ということなのだ。

玄関の掃除に例えると、床を紙やすりを使って汚れを剥ぎ取りってワックスをかけるということを毎日やったら床が減るから、丁寧に掃き掃除して水拭きしましょうといっているようなものだ。
この掃除法を「埃をためて汚れを培養しよう」とは言えない。

今までの常識を覆すためには、過激な言い方じゃないと人目をひかないのだろう。美容法や健康法って、名前と実態があっていないのが多い。というか、誤解を招きやすいタイトルのものが多い。


「あれはダメ」「これもダメ」という禁止だらけの世界で、それをきちんと実行している人にとっては、唯一許可されたものだから効果があるのだ。

美容法の場合、自分にとって効果があった美容法を過激なタイトルで紹介した人がいて、そのあとにそれを信奉した人が続き、
「なんということでしょう」
という具体的な効果を述べたり、写真をアップしたりすると、信者が増えていく。
これまでも、何らかの従来の美容法を信仰してきちんと実施してきた人たちなので、別の美容法にものめりこんでいく。

垢ためスレでは、今までが間違っていたということを強調するために、
「パッティングなんてもってのほか。コットンふきとりは角質をはぎとることになるのでダメ」
「美白系は化粧水でも尿素配合だと角質を排除してしまうのでよくない」
「垢すりエステは、色素沈着をおこすので、絶対にやめましょう」
「ヒアルロン酸も避けなきゃね」
など、従来のやり方を禁止事項にすげかえ、不安に陥れるくらい強く訴えたりもする。


「我慢できず、ピーリングしてしまいました」
「時々ならスクラブ洗顔してもいいと思うよ」
というのが出てきたり、
「顔を洗わないで過ごしています」
「化粧水もやめました」

「効果があらわれないけれど、このまま続けます」
とか言い出しちゃうので、
「それは間違っている」
という具合になっていたりする。

スレを読んで、ひとつだけ、なるほどと思ったことがある。
よく、細かい泡で洗顔しましょうというのはきくけど、石鹸をネットで泡立てるってのと、押すと泡が出る洗顔料の違いがよくわかっていなかった。
洗顔料は洗いあがりはさっぱりしているんだけど、時間がたつといまいちな感じがしていたのは、界面活性剤が多いからなんだな。

暇なので、化粧をしていないのにクレンジングでマッサージして、石鹸で顔を洗って、ぱしゃぱしゃと化粧水をしみこませていたら、化粧もできそうな肌になってきた。
もともと角質除去などしていなかったので、垢をためるのをやめて、普通に手入れしているだけである。

ついでに、たまには玄関もせめて掃いてこよう。





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Last updated  2006年03月08日 09時09分38秒


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