satomの健康の友

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2005.02.27
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●リポ酸はビタミンか

 最近まで、リポ酸の多彩な機能はほとんど知られていなかった。リポ酸は1937年に発見されたが、当時は細菌の増殖にジャガイモ抽出物中のある成分が必要であることが観察され、この未知の栄養物を「ジャガイモ成長因子」と呼んでいた。しかし、それが何であり、どのような作用をするか、また人間にも重要なのかどうかもわからなかった。
 1951年、生化学者のレスター・リードがリポ酸を分離し、その分子構造を決定した。これは大変な仕事であり、わずか30ミリグラムのリポ酸を抽出するのに10トンもの牛の肝臓が必要であった。
 今では、リポ酸が成長に重要な栄養物であり、ビタミンの一種と考えるべきであると思う研究者もいる。ビタミンは、生体の機能に必要な微量成分だが、ヒトの体内では作られず食物からしか得られない栄養成分である。
 リポ酸は、動物、ヒト、および植物で合成されるが、その量はほんわずかであり、生体が必要とする量にはほど遠いものである。
 しかし、ヒトにおいてリポ酸はビタミンと同様に摂取される必要がある。その第一の理由は、年を追うごとにリポ酸の体内生産量が減少するからである。中年期までは生体内で必要とする十分な量が作られるが、それはリポ酸のもつすべての利点を利用するには十分でない。
 リポ酸の機能は何十年もかけてゆっくりと明らかにされてきたが、1989年に抗酸化物であることが認められ、しかももっとも強力なネットワーク系抗酸化物であることが判明した。
 最近まで、各抗酸化物は他の抗酸化物とは独立的に作用するものと思われてきた…
 グルタチオンは、複雑な一連の酵素的反応を介して他の抗酸化物を再生しているが、既知のネットワーク系抗酸化物はいずれも効率よく直接利用することができない。

 たとえば、エイズ、癌、自己免疫疾患、リウマチ性関節炎などの慢性疾患では、全身組織のグルタチオンが激減する。この際、グルタチオンを経口投与してもそれが細胞に届く前に、分解酵素でほとんど壊されてしまうので体内レベルを上げることはできない。
 …ヒトおよび動物のさまざまな培養組織にリポ酸を添加して実験を行った。その結果、細胞のグルタチオン濃度が30%も増加した。つまり、他の抗酸化物や抗酸化剤と異なり、リポ酸はグルタチオンの細胞内レベルを増加させることが判明した。

『アンチオキシダントミラクル』Lパッカー・C・コールマン著 講談社サイエンティフィィク P55から58より

(satom)
 それにしても細胞レベルの分子生物学は1990年前後から急速に研究が進んできたようです。今読んでいるカロテノイドについても、1960年頃には150種類ほどしかわかっていなかったものが、今は約650種類にも及んでいるそうです。まだまだ今後の研究で発見されることでしょう。
 今日、コンピューターなど科学技術がこれほどまでに進歩しているのに、体の内部の細胞のことについては、まだまだ未知のことが多いということでしょうか。





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Last updated  2005.02.28 01:52:46
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