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こちらは、長野県のお客様から交換品の調達をご依頼頂いたテイモア(Taymor)社製の古いドアラッチです。部品の後ろの方に大きめの四角い穴が明いていますが、ここにドアノブの心棒を入れて回すと鍵爪が出入りするという仕組みです。この四角い穴の位置は前後に動かすことが出来て、戸先から穴までの距離を60mmと70mmに設定出来ます。(写真は、70mmの状態です)私たちがよく使うクイックセット(Kwikset)のものは、この穴の形状が特殊で他のドアノブ・メーカーのものには使えませんが、テイモアのものは比較的汎用性が高く、他社の一部ドアノブでも使えます。ただ、似たような穴が明いたものでも、古いワイザー(Weiser)のドアノブで使われるドアラッチの穴は、少し小さめでこのラッチは使えないと思います。輸入のドアノブ(ドアレバー)に使われているラッチは、メーカーによって仕様やサイズが異なりますから、注意しないと調達しても使えないなんてことになるかも知れませんよ。あと、ドアラッチには、空錠タイプとキーで鍵が出来るドアノブ用の2種類が存在しますから、その点も注意が必要です。こういった話を聞いてもよく分からないというお客様は、私共のような専門家に相談して、適切な交換用ドアラッチを手に入れるようにして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.30
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輸入サッシのペアガラスが割れてしまったということで、先日茨城県のお客様の輸入住宅にお邪魔してきました。サッシは、クレストライン(Crestline)製の樹脂ダブルハングサッシ。上げ下げ窓の下窓のガラスにクラックが入ってしまったということで50社以上コンタクトを取ったそうですが、どこに相談しても対応してもらえない状況だったそうです。樹脂サッシの場合、ガラスの周囲の押縁を外さなければ、ガラスの実寸法も分かりませんし、交換自体も出来ません。ただ、クレストラインの建具の押縁は、コーナー部分の納め方がイモではなく、留めという斜め45度でカットして納めてあるというやり方で、外す為には適切な道具と慎重な作業がないと、ガラスが更に割れたり押縁を損傷させたりしますから、普通のサッシ屋さんは手を出さないかも知れません。クレストラインは国内では入手不可ですから、押縁を壊してしまえば特殊なルートで輸入をしなければならず、修理代金よりも高く付いたり手間も半端なものでなくなる可能性があります。勿論、ペアガラスもインチ単位で出来ていますから、そういったものを作ってくれるメーカーも押えておく必要があります。ましてや、内蔵された飾り格子等は、以前の輸入ガラスと同じものが希望という場合、そういうディテイルにも拘らなければなりません。ということで、少々遠いですが、私共 ホームメイドが愛知県から茨城県まで出張して、ガラスの採寸調査を行ってきました。写真は、私が丁度押縁を外している様子です。格子のデザインや配置を合わせる為に、下窓のガラスだけでなく上窓のガラスも押縁を外して採寸してきました。勿論、採寸後は建具を元通りに戻して、窓にちゃんと装着してきましたよ。これから見積をご提示して、OKを頂きましたら手配の方を進めていきたいと思います。また修理の様子は、後日ブログ記事でご紹介します。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.29
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来週、お客様のトイレドア交換の時に取り付ける予定のドアヒンジです。一般的に室内用のドアヒンジは、玄関ドア等の外部ドア用よりも小ぶりな大きさのものを取り付ける為、取付け穴の数も各蝶番に3つずつが基本です。大きさは高さが89mm、ヒンジを広げた状態の幅も89mmで正方形となる形状をしています。このドアヒンジはエムテック(Emtek)というドアノブ(ドアレバー)を作っているメーカーが製造しているものなんですが、角が全て四角の形状をしています。室内用のドアヒンジは、角が丸くなったものが多く、四角のものはあまり見掛けないデザインだと思います。今回は既存のドアに取り付けられているヒンジが特殊であった為、このような形状のドアヒンジを取り寄せました。ドアやサッシといった輸入資材の交換を行う場合、形や大きさが異なるものを取り付けると納まりがよくないことがありますので、極力オリジナルに近いものを取り付けるようにしています。また、ドアの交換が完了した際には、記事に書かせて頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.23
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京都のお客様から収納ドアとして使われるバイフォールドドア(折れ戸)の部品が欲しいというご相談を頂きました。写真がその部品ですが、ドアの上枠レールの中に装着されていて、バネとバネとの中央の間にドアのピボット(棒状の金属部品)を入れてレールの中を左右に動くスライド・ガイドという部品です。この部品があることで、折れ戸の開閉がスムースになり、尚且つドアがトップレールから外れないようにしてくれます。バイフォールドドアは、2枚折れ戸と4枚折れ戸の2種類ありますが、2枚折れ戸の場合はこの部品を1個、4枚折れ戸の場合は左右の折れ戸に1個ずつ使います。今回お客様からは1個のみ欲しいというご要望でしたので、2枚折れ戸の部品がなくなるか破損したか、4枚折れ戸の片側の部品がなくなるか不具合を起こしたかということだと思います。写真のものは、不具合のない正常なスライド・ガイドのようですが、スチール製のレールに少し歪みが見受けられます。レールが変形してしまうと、このスライド・ガイドが外れてきてしまったり、スライド・ガイドが途中で引っ掛かったりしてしまいますから、レールを交換するなり調整するなりといった作業が必要となります。また、よくあるのが、スライド・ガイドに内蔵されているバネが長年の使用で飛んでしまいなくなってしまうというトラブルです。このバネの力でドアがカッチリ閉まるという役目を果たしていますから、バネがなくなるとドアを閉めたつもりでもドアが自然と開いてきてしまうという不具合も発生します。建築資材はどんなものでも役割がありますので、小さな部品一つでもなくなれば快適な暮らしが送れなくなります。壊れたりなくなったりしたら、専門家に相談して早めに部品を調達すると共に、ドアの開閉がスムースになるような調整やドア自体の建て起こしを直してもらうことが重要です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.22
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こちらの写真は、ケースメントサッシやオーニングサッシのロック金物として使われるリアマウント・ロックと呼ばれる部材です。写真はお客様から頂いたものですが、周囲にカビや汚れが付いている状況からすると、浴室のように湿気が多い場所だろうと思います。このロックは、レバーを上に上げると鍵が外れ、下げると鍵が掛かるというシンプルな仕組みになっています。ただ、長年使用していると、レバーを上げても手を放すとすぐに下がってしまい、窓を開けるのにすごくやりづらかったりします。逆に、窓を閉めようとした時に、レバーハンドルが下がっている状況だと、ロック・フックが建具に干渉してしまい、いちいちレバーを手で持ったまま窓を閉めないとうまく閉まらないので、結構厄介です。本来、このレバーは上げたままで固定出来るものなんですが、固定する部分が摩耗などして引っ掛からなくなってしまったのが原因ですから、金物自体を交換する以外に直す方法はありません。ただ、このサッシ部品は今でもアメリカから手に入る状況ですので、今後の調達への心配はあまりないように思います。輸入サッシの部品は、30年近く経っても部品メーカーから入手出来るものが多くありますので、壊れて交換したいという場合でも私共のような専門家にご相談頂ければ、何とかなるかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.20
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横浜のお客様から輸入のダブルハングサッシのロック金物が欲しいというご相談を頂きました。サッシは、ペラウィンドウ(Pella)ですが、ペラのダブルハングは気密をよくする為か上下の建具(障子)の噛み合わせが固いことが多いです。そういう場合、薄い隙間材をクレセント・ロックの下に噛ませて、金物の位置を若干変えるという方法を取りますが、不具合状況によっては随分大変なこともしばしばです。今回のお客様もそういう状況であったのか、長年鍵を掛けている間に鋳物で出来たクレセントが変形したり、裂けてきたりして交換を余儀なくされているようです。形状・寸法が同じものは部品メーカーからも入手可能ですが、シャンパン色のこの金物はペラウィンドウからしか手に入らないレアものです。そうは言っても、ペラもいつまで供給をしてくれるか分かりませんから、色を気にしないでクレセントを調達する日もそのうちやってくるでしょうね。勿論、その日に備えて、予備の部品をいくつか追加で調達しておくのもいいかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.19
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こちらは、先日サッシや天窓のガラス防水処理をさせて頂いた静岡県の輸入住宅に取り付けられている輸入の勝手口ドア。シングルハングの上げ下げ窓が付いているスチールドアですが、こちらのドアにもいくつか問題が発生しているようです。お客様から現場で状況を案内頂いた訳ではないのですが、恐らく窓枠に溜まった雨水が外へ排出されずに室内へ入ってきてしまうのだろうと思います。よく見ないと分からないかも知れませんが、窓の下枠には横長の排水口が2ヶ所設けられているのですが、そのどちらもプラスチックのフタが付いています。こういう場合、ここは水抜きの穴であるべきなんですが、フタが付いていれば窓枠に溜まった水は外へ出ることはありません。窓枠内にどんどん雨水が溜まってくれば、当然水は抜け道を探して室内側へと行ってしまうかも知れません。であれば、水抜き穴のフタを外してしまえばいいじゃないかということになりますが、そうすると強い雨風という場合にそこから雨水が逆に入ってしまうというリスクもあります。ですから、私たちはこのフタを敢えて取らずにフタの下に小さな穴を明けて、水が排水されるようにしながら外からの水の吹込みを極力少ないようにするというやり方をします。(但し、小さなゴミで穴が塞がってしまわないように常にお客様自身で掃除をすることが必要です)そして、樹脂製の窓枠とスチール製のドアとの間に隙間が生じています。こうなると、この隙間からドアの内部に雨水が浸入してしまい、スチールドアを中から錆びさせてしまうというトラブルが発生します。ですから、窓枠の周囲の隙間を防水処理してあげることが必要ですし、その後ドア自体を防水塗装してやらないといけません。そうすることで、勝手口ドアを長く使うことが出来るようになりますし、雨でのトラブルもなくなるはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.17
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昨日、以前修理をさせて頂いたことがある静岡県にある輸入住宅にお邪魔して、サッシの防水処理作業を行いました。以前お伺いしたのは4年程前のことなんですが、その際「外壁の塗り直しなどで外部足場を組む際に、家中のサッシのガラス防水をやって下さい」という提案をしておりました。そのことを覚えておいて頂いたお客様が私共に連絡を下さり、足場を組んであるので、窓の防水をやって欲しいというお話を頂きました。こちらのサッシは、ハード(Hurd)製のものなんですが、建具のアルミカバーとペアガラスとの間に隙間が結構出来ていました。恐らく、ガラスを建具に固定する為の防水テープが劣化して縮んでしまい、テープが薄くなった分だけ隙間が出来たのだろうと思います。家中のサッシですから結構時間は掛かったのですが、何とか1日でやり終えることが出来ました。その際、屋根にあるベルックス(Velux)製の天窓(トップライト)もメンテナンスをしていないということでしたので、そこの防水や気密パッキン材の交換も行うことになりました。実は、この天窓についてお客様から開けられないというお話を頂いており、恐らくゴムのパッキン材が熱で溶けて窓枠にくっついてしまい、開けられないのだろうと思っていました。写真は屋根に登って実際のトップライトの状態を撮影したものなんですが、上側のグレーの金属カバーが屋根に固定された窓枠を覆っているもので、つなぎ目を挟んで下側の金属カバーが開閉する建具を覆っているものです。でも、ペアガラスの防水を行う為に、その2つのカバーを白いコーキング材で接着しているのが分かりますでしょうか。こうなると、開閉する建具が窓枠に固定されてしまい、窓を開けることが出来なくなります。天窓の防水の為によかれと思いやったことだと思いますが、これをやった塗装会社さんの職人は全く窓の構造を理解していない状況でした。この防水用のコーキングをきれいに取り除き、外装のカバー等を外した上で内部のウェザーストリップ(気密パッキン材)を交換したり、ガラスや取付けビスの防水処理を行ったりして、無事に作業を完了しました。もし今回私たちにお客様から相談がなければ、今後ずっと天窓が開けられないという状態が続いていたでしょうね。輸入住宅のメンテナンスについては、出来るだけ私共のような専門家に相談をして、その指導の下に修理業者さんにお願いして頂くとこういうトラブルはなくなるかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.13
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昨日、岡崎市のお客様のおうちで、スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のペアガラス交換作業が完了しました。サッシは、カナダ バイナルテック(Vinyltek)製サイレンシア(SILENSIA)シリーズのスライディング・パティオドア。もしかしたら、IMSカナダという国内メーカーが、OEMで国内製造していたものかも知れません(お客様からはIMSのサッシという案内がありました)。本当は5月にガラス交換を完了するはずだったのですが、作業中に新しいガラスが割れてしまい、再度ペアガラスを手配したのですが、6月に入荷した際にガラスにヒビが入っていることが判明し、再々手配を掛けておりました。通常はペアガラスの2枚共強化ガラスになっているのが北米では一般的なんですが、こちらのペアガラスは屋外側が強化ガラス、室内側が普通のガラスという仕様だったので、大きなガラスの取り扱いが非常に難しいものでした。また、ペアガラスの中に飾り格子が内蔵されていますので、片方のドアだけガラスを交換すると、もう片方の既存の格子とデザインや位置が変わってしまう可能性があり、両方のドアのガラスを交換しなければならないというのもリスクが大きくなる要素でした。それでも何とかガラス交換やガラスの外周りの防水処理を実施して、最後にドアの開閉調整や鍵の調整をして作業を完了することが出来ました。掃出しサッシのガラスは大きくて重いですし、更に1枚は強化ガラスということもありますから、2階のベランダに位置まで持っていくだけでも結構大変ですし気を遣います。そんなガラス交換ですから、普通のサッシ屋さんは仕事を嫌がる作業ですから、私共のような輸入窓の専門家に依頼するのが一番安心かも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.11
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先日、豊橋にある輸入住宅でアンダーセン(Andersen)のダブルハングを建具交換してきたというブログ記事を書かせて頂きましたが、その際玄関ドアの腐ったドア枠も補修してきました。玄関ドアの敷居付近の木製のドア枠に、10cmくらいの高さで穴が明いている状況でした。写真は、その部分をカッターで切り取って中が見える状態にした所です。もしかしたらシロアリが随分繁殖していて、中も食い荒らされている状況かと思いましたが、幸いなことに中の構造材はきれいなままでした。ですから、木の腐れは単純に雨水によるものだということになるのですが、ではどこから入ったか?それは、タイルを張った玄関ポーチが建物にくっついた状態で施工されていたことと、ポーチの高さがドアの敷居と同じ高さであったことで、玄関ポーチの上の雨水がドアの敷居の下やドア枠の下へと流れ込んで、徐々にドア枠の木を腐らせたと考えるのが妥当です。こうした施工は今でも新築の家で行われていることがありますが、建物構造の土台の木よりも玄関ポーチの高さが上に来たり、ほぼ同じ高さになっていたりすると雨水だけでなくシロアリ被害のリスクが高まります。玄関ポーチの内部は土であるケースが多く、敷地の土と繋がっているので、敷地にいたシロアリがポーチの中から建物へと侵入することがよくあります。それは、ポーチと建物が隙間ない状態で接している為、シロアリが人目に触れることなく建物に入り込むことが出来るからです。また、雨水も浸入してきますから、シロアリとの相乗効果をもたらすと更に被害が広がります。今回は、玄関ポーチを壊してやり直すことはお金が掛かり過ぎて出来ませんから、木のドア枠をカットした部分に樹脂を混入して製造された腐らないドア枠を入れることで、将来ドア枠が腐ることを防止すると共に、敷居やドア枠にある隙間を防カビ剤が入った防水材で埋めることで雨水の浸入を防ぎます。輸入住宅の玄関ドアは、ドア枠材に木を使うことがよくありますが、これが玄関タイルの下まで埋めてあったりすることが殆どです。ドア枠材はタイルの面よりも少し上になるように施工し、雨がタイル面に溜っても直接ドア枠に触れないような納まりにすることが大切です。もしそうなっていないなら、専門家に相談して早めに対処することが望まれます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.08
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一昨日、豊橋のお客様の輸入住宅でサッシの建具(障子)交換を行いました。窓は2つ並びになったアンダーセン(Andersen)のチルトウォッシュ・ダブルハングサッシ。随分長く雨漏れした状態だったせいか、上窓も下窓もどちらの建具も下枠部分が脱落寸前という状態でしたので、すぐにでもペアガラスが落ちてきそうな感じでした。写真は、右の窓の上下建具を交換し、左は下窓建具を外して、次に上窓建具を外そうかというタイミングです。左の上窓建具の下にぶら下がっているのは、建具下枠の木の一部です。もうほんと酷い状態であったことが、この写真からでも分かりますね。今回は、外側のガラスの周囲を防水処理し、室内側の木部はお客様の要望で無塗装のまま取り付けました。本来であれば、パラペイントのティンバーケアで木部を防水塗装するんですが、ご自身で塗装をするから施工はいらないとのこと。でも、日本にはまともな防水塗料がない状況で、どういった塗装をするのか心配です。それでも、外側は防水処理をしてありますから、今後雨で木が腐るということはないはずです。ただ、適切な塗装をしていない木部は、カビや汚れが付く可能性がありますので、早めに作業をして欲しいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.07
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愛知県のお客様のおうちのサッシ全てのメンテナンスを行っています。建具が腐ってしまったマーヴィン(Marvin)のダブルハングの建具交換を皮切りに、他のダブルハングのバランサーやウェザーストリップを交換したり、ケースメントサッシやテラスドアの外部防水処理を行ったりしています。写真は、2階に設置されたケースメントサッシの建具を外して、室内でガラスの周囲に青いマスキングテープを張った様子です。マスキングテープを張らないで防水処理を行うと、防水材がきれいに施工出来ません。ですから、手間は掛かりますが、下準備をしっかりしてから作業を行うことが大切です。1階の窓であれば脚立で外から作業が出来ますが、2階だと外部足場がないと仕事が出来ません。ただ、ペアガラスが入った大きな建具を外して、作業後に元の窓枠に戻すという作業は非常に困難で落下させるリスクもあります。簡単そうに思う人もいるかも知れませんが、この暑さの中で重い建具を脱着するのは、慣れた人間しか出来ない仕事です。でも、台風シーズンがやって来る前に、輸入サッシの防水処理を終えることは窓を長持ちさせる最高のメンテナンスかも知れません。輸入住宅にお住まいの皆さんには、ペアガラスの曇りや内部結露を予防したり、木部が腐ったりしないように、新築から10年程度経った時にガラスの防水処理を行うことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.04
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昨日、マーヴィン(Marvin)のダブルハングに装着されているバランサーを交換してきました。実は7月にも交換をしてきてのですが、家中のダブルハングの窓を全て交換作業することが出来ず、今回は残った4ヶ所のバランサーを交換しました。こちらが、その時外してきたバランサー本体です。バランサー・ブリックの部分が古くなって汚れている以外、特に問題がないように見えますが、よく見ると建具を持ち上げる為のバネが錆び付いているのが分かります。バランサーが窓のサイドジャムの中に装着されている時は、バランサーにリブが付いている面しか見えませんから、バネがどうなっているかは普段は分かりません。でも、こうして見るとバネが錆びているのが分かりますし、それによってバネの伸び縮みが緩慢になってバランサーが機能しなくなってしまいます。そうなると、重い建具(障子)をバランサーが持ち上げられなくなりますから、窓を開けようとしてもストンと建具が落ちてきてしまいます。マーヴィンだけでなく、全ての上げ下げ窓のバランサーの寿命は15年程度ですから、輸入住宅ブームの時に新築されたおうちは全て交換時期に来ています。マーヴィンが日本でサービスを止めてしまった今、通常であればバランサーも手に入らない状況ですが、私共は部品メーカーから直接マーヴィンの部材を取り寄せることが可能です。今後も私たち ホームメイドは部材の調達を続けていきたいとは思っていますが、いつ供給が終了してしまうかは神のみぞ知るです。そうなる前に、出来るだけ早く適合するバランサーを確認し、私共のような専門家に調達や交換をご相談頂くことをお勧めします。交換すれば、また新築の時の窓の動きを取り戻すことが出来ますし、また15年程度は安心して暮らせるように思います。それから、私共はバランサーの交換の時に建具の雨漏れ対策の実施もご提案させて頂きます。せっかくバランサーを交換しても、雨で建具の木部が腐ってしまっては何の意味もありませんからね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2025.08.03
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