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★★★★★鑑賞No:01686製作:1974年監督:野村芳太郎出演:丹波哲郎/森田健作/加藤剛/緒形拳国鉄蒲田操車場構内で轢死体が発見されるが、被害者の身元が分からず捜査は難航を極める。そして警視庁の今西刑事と西蒲田署の吉村刑事の必死の聞き込みにより得たのは、被害者が東北訛りであることと“カメダ”という言葉が唯一だった。この“カメダ”を地名と推測した2人は秋田県にある亀田という土地を洗いに行くが何の手がかりも得られなかった。被害者の身元すら分からず、迷宮入りかと思われた矢先、被害者の息子と名乗る男が現れる・・・・。「点と線」と並ぶ松本清張の傑作推理小説の映画化。「点と線」が時刻表を使ったアリバイトリックに重点をおいた本格推理ものに比べ、こちらは少しずつ謎が解けていく形式を取りながら、単なる推理ものではなく人間ドラマに重点をおいたような仕上がりになっている。「東北訛り」と「カメダ」という手がかりだけで被害者の身元を洗っていく過程、被害者が分かってからは事件に遭遇するまでの足取りを追う過程、とても丁寧に分かり易く描いており、観る者への十分な配慮も感じられます。そしてその丁寧な描き方で、被害者の人物像を見事に浮き彫りにし、ラスト30分は捜査会議と演奏シーンと放浪する親子の3つのシーンが見事に絡み合い、事件の全貌と事件に至るまでの過程を見事描ききっています。原作、脚本、演出、そして俳優陣、すべてが一流で手抜きのない丁寧な作りゆえ、このような傑作が出来上がっていると感じました。それにしても35年前の作品ゆえ、丹波哲郎さんはじめ、皆さん若いですね。またすでに亡くなられた方も多くいて、懐かしい映画でもありました。
2009年01月31日
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★★★鑑賞No:01278製作:2004年監督:ジョエル&イーサン・コーエン出演:トム・ハンクス/イルマ・P・ホール1955年製作のイギリス映画「マダムと泥棒」のリメイク。ミシシッピ州に住む敬虔なクリスチャンであるマンソン夫人のもとに、部屋を借りたいと申し出てきた男がいた。彼は身なりのよい紳士で、音楽仲間と音楽の練習をしたいとのことだった。まんまと部屋を借りた彼だったが、実は彼は教授と呼ばれる完全犯罪のプロで、借りた部屋から船上カジノの金庫室までトンネルを掘り、現金を強奪する目的があった・・・・。最近では珍しいトム・ハンクスのコメディ映画。だが、彼が昔演じていたようなおバカなコメディとは少し違い、ブラックなコメディの感が強い作品だった。ストーリーは単純だが、逆にあっさりしすぎていて、主人公たちの主目的である現金強奪はものの見事に成功してしまう。そして実はこの映画は現金強盗そのものではなく、その事実を知ったマンソン夫人と教授たちの命を懸けたやり取りがメインであることに観ていて気付く。チョット抜けた強盗団と夫人のやり取りは笑いは誘うが大爆笑とまでは行かず、あっさりしていて先の読めるストーリー展開といい、少し物足らなさを感じるコーエン兄弟作品。
2009年01月30日
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★★鑑賞No:01280製作:2004年監督:ザック・スナイダー出演:サラ・ポーリー/ヴィング・レイムスジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」の現代風リメイク。看護婦のアナは夫のルイスと幸せな毎日を送っていた。この日の夜も情熱的に愛し合い、そして朝を迎えるが・・・。寝室のドアの暗がりに浮かぶのは隣家のヴィヴィアンだった。ヴィヴィアンは猛スピードでルイスに突進し、彼をかみ殺してしまう。恐怖に慄きながらもアナは屋外に逃げるが、外でもいたるところで殺人や放火が行われる異常な状況となっていた・・・・。この映画で印象的なのは何といっても“走るゾンビ”。ゾンビが走るなんて、と賛否両論があった設定だが、昔ながらのありきたりのゾンビ映画に飽きた人には大いにいい刺激になったかもしれない。ヨタヨタしながらじわじわ押し寄せてくるゾンビ集団も怖いが、疾走して追いかけてくるゾンビはさらに怖い。そういう意味では設定的にはよかったと思う。ただし、この映画はその点のみ印象が残る程度で、あとはあまり特筆すべき点はなかった。
2009年01月29日
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★★+鑑賞No:00654製作:1974年監督:ジュスト・ジャカン出演:シルヴィア・クリステル/アラン・キュニー外交官の妻エマニエルはバンコクで退屈な生活を送っていた。そんなある日、知人の紹介で性の儀式を受け入れたエマニエルは次第にその欲望を開花されるようになる。やがて彼女はアバンチュールを重ねるようになり、成熟した大人の女性に変貌していく・・・・。1970年代の映画だから当然今ほど性に対して開放的ではない時代。そんな中での公開だったため、当時はかなりショッキングで、相当話題になった。当然私はまだ子どもで公開当時は観ることはできなかったが、ポスターを見ただけでも興奮し目を逸らしたくなるような感じだった記憶が薄っすらある。改めて今観ると全然衝撃的ではないのですが、当時としてはやはり過激だったのでしょう。内容的にも特に面白くなく、なぜ大ヒットしたか疑問ですが、やはりその時代の背景と、「エマニエル」というこの言葉の持つどこか艶かしく卑猥な感じのする語感が男心を誘ったのでしょうか?
2009年01月28日
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★★★鑑賞No:01175製作:1984年監督:貞永方久出演:藤田まこと/三田村邦彦/鮎川いづみ/中条きよしTV時代劇「必殺シリーズ」の映画化第1弾。江戸市中で身元不明の死体が次々と見つかる事件が起こる。死体がみな仕事人と見抜いた中村主水は仲間に連絡し、元締めのおりくは事の次第を確かめるため上州に向う。そんな中、主水たちに仕事を依頼してきた遊女が殺され、その犯人も別の仕事人に殺されるという事件が起こる。さらに主水に別の殺し屋仲間に入るよう接近してくる女も現れる。しかし上州から帰ってきたおりくにより、連続仕事人殺しの裏には関八州の殺し屋団がいることがわかり・・・・。「水戸黄門」「暴れん坊将軍」といったいわゆるTV時代劇はほとんど見ないが、その中で唯一見ていたのがこの「必殺シリーズ」。それもこの映画の主要キャストが活躍していたシリーズをよく見ていた。時代設定は江戸ながら当時のリアルタイムな世相や事件を織り込んでいたこと、時代劇ながら軽妙なタッチであること、勧善懲悪ものでありながら主人公たちも実は犯罪者(殺し屋)といういわゆるクライムものであること、そして悪者退治も単なるチャンバラではなく各自個性のある殺し方であること、などが魅力の理由だった。本作はTVドラマの映画版ということで、豪華キャストながらややTVでの魅力がやや薄れ、仕事人同士の縄張り争い的な構図になっていたのは残念だが、気楽に観れる時代劇映画となっている。
2009年01月27日
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★★★+鑑賞No:01685製作:2007年監督:リドリー・スコット出演:デンゼル・ワシントン/ラッセル・クロウ1968年、ハーレムの黒人ギャングのボスバンビーの死をきっかけに、運転手として彼に長年仕えたフランク・ルーカスは独自の麻薬ビジネスを展開していく。そして大物マフィアをも出し抜く成功を収め、麻薬王として君臨するようになる。一方、警官の汚職が蔓延する警察内で、潔癖な仕事を貫いていた刑事リッチー・ロバーツは麻薬捜査班のチーフに抜擢される。そして市場に蔓延っていた純度100%の麻薬捜査を進めるうちにフランクの存在を突き止めていく・・・・・。デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの二大スターの対決映画かと思ったが、思っていたほどの対決シーンはなかった。役柄的にはマフィアのボスと刑事だから当然敵対する関係にあるが、前半はデンゼル・ワシントンがマフィアのボスとしてのし上がっていくところに重点がおかれ、一方のラッセル・クロウも賄賂に屈しない孤高の刑事であること、その反面私生活で妻と裁判沙汰になっていることが中心に描かれている。前半はこのように2人は絡むこともなく、やや冗長にストーリーが展開され、やや退屈気味になる嫌いはあるが、後半からだんだん盛り上がってくる。そして後半2人の直接対決(といっても取調室での2人のやり取りだが・・・)が行われる。このシーンは全編に対し短いながら、今まで絡まなかった分、凝縮されて伝わってくるため印象の強い場面となっている。実話を基にしているだけに色々と考えさせられる映画でもある。
2009年01月26日
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★★★+鑑賞No:01683製作:1975年監督:高林陽一出演:田村高廣/中尾彬/高沢順子/村松英子横溝正史の同名小説の映画化。原作はあの名探偵・金田一耕助のデビュー作でもある。岡山県の旧本陣の末裔・一柳家で長男の賢蔵と克子の婚儀が執り行なわれていた。婚礼は滞りなく済み、新郎新婦は母屋から庭一つ隔てた離れに寝ることに。しかし夜も明けぬ4時過ぎ、克子の悲鳴によって母屋にいた克子の叔父・銀造たちが離れに行くと、そこには血まみれで死んでいた賢蔵と克子の姿があった。ところが犯人の姿はなく、離れには錠がかかっており、深夜から降り出した雪の上には足跡もない完全な密室殺人だった・・・・。原作は読んでいたのでストーリーや犯人は知っていたため、どちらかと言うと小説の内容をいかに映像化しているかというのを確認しながら観たような感じ。金田一耕助役はお馴染みの石坂浩二や古谷一行ではなく、最近バラエティなどで露出度の高い中尾彬。この金田一といい、作風といい、角川映画の金田一シリーズとは一線を画する映画となっている。馴染みの金田一作品で強調されるおどろおどろらしさはあまり感じられず、犯人探しを主眼とした怪しげな人物設定も少ない。金田一自身も今や定着したイメージの石坂・金田一とはかなり違ったイメージを醸し出している。何もかも他の金田一作品とは違う感のある作品で面白い反面、事件の動機や謎解き部分の描き方が物足らない感じも残る。
2009年01月25日
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★★★鑑賞No:01684製作:2008年監督:石井克人出演:草なぎ剛/加瀬亮/マイコ/堤真一 目の不自由な二人の按摩、徳市と福市は冬場を海の温泉場で過ごし、春先からは山の温泉場で稼ぐのが毎年の恒例だった。そんな彼らが山の温泉場に向う途中、彼らの横を1台の馬車が駆け抜けていった。馬車には東京から山の温泉場に向う女性・三沢美千穂と、大村真太郎、真太郎の甥・研一が乗っていた。徳市らが温泉場に着くと、早速呼び出しがかかるが、お客は美千穂だった・・・。古きよき時代の人々の触れ合いと自然の美しさを感じさせる映画。徳市の一途な恋を柱に、温泉街で巻き起こる騒動を描いているが、騒動といってもそんな大したものではなく、緊張感というものはあまり感じられずにストーリーは淡々と進んでいく。目の不自由な按摩役というちょっと難しい役どころを草なぎ剛はよく演じていたが、腰の低いイメージのある按摩(草なぎ剛も勝手にそんなイメージを持っているが・・・)だが、草なぎ演じる徳市はちょっと過激な言動もあり、意外感はあった。昨今邦画に多いゆるめの感じの映画で面白味には欠けるが、ゆったり自然を満喫しながら観るにはいい映画かも?(温泉に行ってマッサージを受けたい気分にはなるかも?)
2009年01月24日
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★★★+鑑賞No:00364製作:1957年監督:ルイ・マル出演:モーリス・ロネ土地開発会社の技師ジュリアンは社長夫人フロランスと不倫関係にあり、社長を殺す完全犯罪を目論んでいた。そしてその計画は実行される。しかし社長殺害後、残してきた証拠に気付いたジュリアンは慌てて現場に戻ろうとしてエレベーター内に閉じ込められてしまう。さらに彼の車は若いカップルに盗まれ、さらなる別の犯罪へと巻き込まれていくことに・・・。設定は興味深く面白い。完全犯罪を目論んだ男がちょっとしたミスで現場に戻ろうとしてエレベーターに閉じ込められる。もうこれだけでも、どうなるんだろう?という期待感が膨れてくる。そして本人の意思とは別に事件は思わぬ方向に進んでいきながら、最終的には完全犯罪が崩れるという結末に納得してしまう。50年以上も前の作品らしく、ストーリーはシンプルで無駄がないが、飽きさせない展開は上手い。斬新な撮影手法としても名高いこの作品だが、今では使い古された感があり、今観ると思ったほど斬新さは感じられない。
2009年01月23日
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★★★鑑賞No:00730製作:1998年監督:和泉聖治出演:橋爪功/吉行和子/酒井美紀/金子賢念願のマイホームを手に入れた哲夫は、青森から父を呼び寄せることができ、娘の真由は結婚間近と人生絶頂の時を迎えていた。しかしその念願のマイホームが欠陥住宅であることが判明。時を同じくして、真由は婚約者との喧嘩がもとで結婚を取りやめると言い出し、長男の雄平はお笑い芸人になると言って栄を飛び出してしまう。さらに欠陥住宅に関わって次々とトラブルに見舞われることに・・・・。平々凡々な家庭を舞台にしたホームドラマ。傍から見ると至って普通の家庭だが、そんな家庭でも大なり小なり問題はある。そんな至って普通の問題が時を同じくして次々と降りかかるためにドタバタするさまを面白おかしく描いている。一つの軸というかテーマとして欠陥住宅も取り上げられているが、“傍から見るとわからない隠れた問題”の象徴のようにもとれる。問題は次々起こるが、それらの問題を通して家族の絆がより深まっていくという、オーソドックスな展開で最後はホロッとさせられる。
2009年01月22日
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★★★★+鑑賞No:00259製作:1971年監督:テレンス・ヤング出演:三船敏郎/チャールズ・ブロンソン/アラン・ドロン黒田重兵衛は日米修好のためアメリカにやってきた日本大使の随行として、大統領への献上品の宝刀を警護していた。ところが列車でアメリカ西部に向う途中、リンクとゴーシュの率いる強盗団に襲われ、ゴーシュに宝刀は奪われてしまう。さらにゴーシュはリンクもろとも列車を爆破してしまい、リンクは負傷する。大使は重兵衛に宝刀奪還を命じ、負傷したリンクの傷が癒えると彼を案内役として重兵衛はゴーシュの追跡を始めるが・・・・。何と言っても日・米・仏の大スターが共演したというのがこの映画のすごいところ。だからそれだけでも一見の価値があり、あとはどうでもいいのかもしれません。それぐらいこの共演は凄いことであり、映画そのものはつっこみどころの多いハチャメチャな部分は否めません。それもそのはず、西部劇に武士が出てくるのですから。全体的にはロードムービーのような体をなしていて、三船敏郎とチャールズ・ブロンソンがアランドロンを捕まえるために旅をするというのが中心ですが、大物3人の映画にもかかわらず、笑える箇所も多く、エンターテイメントに徹した作品でもあります。
2009年01月21日
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★★★鑑賞No:00357製作:1992年監督:フィリップ・ノイス出演:ハリソン・フォード/アン・アーチャーCIAを辞めて海軍学校の教官となったジャック・ライアンは妻と一人娘とともに休暇旅行でロンドンに来ていた。そこで偶然、テロリストによる襲撃事件を目撃し、本能的にテロリストに立ち向かう。その結果、テロリスト一人が死に、一人が逮捕される。ライアンはその功績を称えられるが、テロリストに命を狙われることに・・・・。本作は「レッド・オクトーバーを追え!」に続く“ジャック・ライアン”シリーズ第2弾。ただし、1作目のジャック・ライアンはアレック・ボールドウィンが演じており、作品の印象も異なります。今回のは、テロリストから王室の人を守るためにテロリストの一人を殺すが、その復讐として彼自身や彼の家族が襲われる話です。そのため、ライアンは家族を守るため戦うわけですが、こういう話はハリソン・フォードうってつけのシチュエーションです(そのため主役が変わったのでしょうか?)そしてその期待を裏切らない活躍をハリソン・フォードは見せてくれます。ありきたりなサスペンス・アクションに落ち着いた感はあるものの、結構楽しめる作品。
2009年01月20日
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★★+鑑賞No:01669製作:1996年監督:スティーブン・ヘレク出演:グレン・クロース/ジェフ・ダニエルズゲームデザイナーのロジャーと駆け出しのファッションデザイナーのアニタは、それぞれ飼っているダルメシアン犬の散歩中にひょんなことから出会い、犬も彼女らも恋に落ちる。ほどなく二人は結婚し、ダルメシアン犬も15匹の子犬を産む。しかしアニタの上司でファッション業界に君臨する女王クルエラ・デ・ヴィルは彼らの子犬に目をつける。彼女の夢は子犬の毛皮で作ったコートを着ることだったのだ・・・・。この映画では犬は喋らないのですね。犬が主役だと思っていたのですが、そんな印象を受けない作りになっていました。「101匹わんちゃん大行進」という昔の名作アニメが元で、その実写リメイクのようですが、元のアニメの方はどうなのでしょうか?(アニメは観たことがないので・・・)その分、グレン・クローズがクルエラ役を怪演していました。傲慢で残忍な一面をみせながら、犬たちに散々コケにされるところはスカッ!とさせてくれます。またドジな悪党2人もいい味を出しています。ちょっと「ホーム・アローン」を思い出させるような2人ですが、子供向けのコメディとしていいスパイスになっています。大人にはイマイチですが子供向けとして楽しめる作品。
2009年01月19日
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★★★+鑑賞No:01307製作:2006年監督:ロン・ハワード出演:トム・ハンクス/オドレイ・トトゥ講演のためパリを訪れていたハーバード大学教授のラングドンは、深夜、フランス司法警察のファーシュ警部に呼び出され、ルーブル美術館に連れ出される。そこでは美術館長のソニエールが殺されており、死体にはラングドンの名を含む謎のダイイング・メッセージが残されていたことから捜査に協力して欲しいとの要請だった。しかしメッセージ解明中にソニエールの孫娘で暗号解読官のソフィーが現れ、彼に殺人容疑がかかっていることを告げる・・・・。原作を読んでいないせいもあるが、1回観ただけでは理解しがたい映画。映画の中では説明が少ないので、当時の歴史や宗教などについてある程度予備知識がないと分かりにくい。逆に言うと興味ある人にとっては面白いと思われる。映画の本筋は殺人事件の解明だが、謎の多い殺人事件を解明するためにダ・ヴィンチの絵画の謎やキリスト教の聖杯伝説の謎に迫っていくあたりはとても興味深い。それだけに万人に分かるような親切な説明があればよかったが、それが足らなかった分、評価が大きく分かれる結果になったのではなかろうか?今年5月には続編ともいうべき「天使と悪魔」が公開されるが、本作を再度確認した上で、ある程度予備知識を蓄えて観る必要がありそう。
2009年01月18日
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★★★鑑賞No:01682製作:2007年監督:クレイグ・ギレスピー出演:ライアン・ゴズリング/エミリー・モーティマーアメリカ中西部の小さな町に住むラースはとても優しく純粋な青年で、町の誰からも慕われていた。しかし女性と積極的に交際しようとしないため、ずっと彼女がおらず、同じ敷地内に住む兄のガスとその妻カリンらは心配していた。そんなある日、ラースがガス夫婦に「彼女を紹介する」と言い出す。喜んでその彼女に会ったガス夫婦だったが、彼女とはビアンカと名付けられたリアルドールだった・・・・。リアルドールを恋人にする男なんて単なる変人?あるいは変態男の話?と思いきや、何か深~い話でした。主人公のラースは物静かで大人しく優しい青年。一見奥手でそれがために彼女ができないのかと思いきや、意外ともてるのです。でもそんなアプローチからも何故か逃げているため、彼女ができません。この映画を心地よいものにしているのは悪者が一人も出てこないことです。一つ間違えればかなり危ない男・ラースを、家族も町の人も温かく見守り、そして人形のビアンカさせ、一人の女性と扱っていることです。この温かい周りの人たちによってラースは一人の男として一つの殻を破るわけですが、ほんわか系の良作でした。
2009年01月17日
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★★★+鑑賞No:01214製作:2001年監督:リチャード・リンクレイター出演:イーサン・ホーク/ユマ・サーマンあるモーテルの一室で二人の男が話をしていた。本業は消防士をしているが、裏ではドラッグの売人をして稼いでいるヴィンセント。もう一人彼の同郷の友、ジョンは映画監督となり、翌日の映画祭のため帰郷していた。話は最初、他愛もないものだったが、やがて昔のとある事件の話になって様相が変わってくる・・・・。登場人物が男女計3人、舞台もとあるモーテルに一室のみ。凄いストーリー展開がある訳でもなく、アクションだってない。昔のレイプ事件に関して男女3人が“あーだ、こーだ”言い合うだけの映画である。それでも1本の映画として成立させている。それはそれで凄いことだと思う。最初は少々とっつき難いところもあるが、それを乗り越えると徐々に彼らの会話に惹きつけられていく。密室劇の好きな人には興味ある映画。
2009年01月16日
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★★★★鑑賞No:01681製作:2007年監督:ポール・ハギス出演:トミー・リー・ジョーンズ/シャーリーズ・セロン元軍人のハンクのもとに、息子のマイクがイラクから帰還直後、無許可離隊したとの一報が届く。真面目な息子の軍律違反が信じられないハンクはマイクが所属していていた基地に向う。しかし必死の捜査も空しく、マイクはバラバラ死体となって発見される。ハンクは地元警察の女刑事エミリーの協力を得て事件の真相を探るが・・・・。物語は無断離隊して行方不明になった息子を捜していたら、息子が死体で発見され、犯人と事件の真相を追うことになるが、その過程で今まで知らなかった息子の別の顔を垣間見るようになる。それは父である自分の持ち続けた息子とはまったく違った顔だったが、その原因であるイラク戦争をこの映画は痛烈に批判し、戦争の愚かさを伝えようとしている。ハンク夫婦は2人の息子がいたが、その2人とも軍人となり、そのため2人とも失うことになる。スーザン・サランドン演じる母親の痛切な叫び、その叫びを黙って聞かざるを得ない悲しみに暮れるトミー・リー・ジョーンズ演じる父親。これは映画の世界ではなく、実際に戦場に行き、愛する家族を失った多くのアメリカ家庭そのものだろう。最後に真実は明らかになるが、犯人が誰かなんてラストではあまり問題に感じなかった。まともな人間をまったくの別人に変えてしまう戦争というものの恐ろしさ。怖い映画だが、これが現実であり、「正義の戦争」を唱えるアメリカという国の愚かさを感じぜざるを得ない映画。それにしても「告発のとき」という邦題は何なのでしょう?内容を全然伝えるものになっていない!(原題は「エラの谷」だが・・・・。)
2009年01月15日
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★★★★鑑賞No:01680製作:2008年監督:篠原哲雄出演:田中麗奈/東山紀之/篠田三郎/檀ふみ江戸後期。野江は若くして最初の夫に先立たれ、現在は二度目の嫁ぎ先である磯村家にいたが、実家の浦井の家とは環境がまるで違っていた。武士ながら蓄財に勤しむ夫と舅、“出戻りの嫁”を蔑む姑、そんな中でも野江は磯村の嫁として懸命に耐えていた。そんな折、野江は山道で偶然、手塚弥一郎と名乗る武士と出会う。その武士は野江が磯村に嫁ぐ前に、縁談を申し込んできた相手だったが、母一人子一人の家と聞いて会うこともなく断っていたのだった・・・。自分の不遇な現状にもじっと耐える健気な嫁を田中麗奈がよく好演していた。二度ので戻りを演じる女性としては少々若い気もしたが・・・。でも時代とはいえ、相手を確認せずに結婚の承諾や断りをするところにこのような不幸が起こるのだが、そんな中、野江の母親が野江に言う一言が印象的。「あなたはただ遠回りしているだけですよ。」この一言に、不幸な過去に後悔せず、まだ見ぬ未来に一条の光明を見出すことができる。人には避けることのできない運命というものがあるのかもしれないが、この一言はその運命を受け入れながらポジティブに生きていく希望を持たせる一言に聞こえた。ありがちなストーリー展開ではあるが、やはり涙を誘ってしまう良品に仕上がっている。ラストはちょっと消化不良気味の終り方。結論を観る者に委ねる手法もよいが、ここは結論を出して欲しかった。まして不幸な結婚生活を耐え忍んでいただけに、最後は野江が幸せな人生を掴み取るところを見たかった。ベタでもいいから納得いく殿様の裁断でスッキリ終りたかったのが正直な感想。
2009年01月14日
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★★★鑑賞No:01679製作:2008年監督:阪本順治出演:藤原竜也/水川あさみ/塩谷瞬/豊原功輔仲間とともに結婚詐欺で金を稼いでいる伍郎。だがある日、いつも通りまんまと大金をせしめた伍郎たちは、帰り際に結婚式場の地下駐車場で偶然、要人の拉致現場を目撃してしまう。数日後、謎の組織が現れ、目撃者である彼らを次々と襲っていった。一人残った伍郎は復讐に立ち上がるが・・・・。この映画はDVDが出るまでよく知らなかった映画。よってB級映画的感覚で観るとそれなりにまとまっていた映画だと思う。ストーリーは極めて単純で分かりやすく、前半の導入部から中盤の展開にかけては面白味が膨らんでいった。ただその分、後半はあっさりし過ぎており、ラストシーンにいたっては訳の分からないシーンが続出でツッコミどころ満載。主演の藤原竜也の力演は評価できるとは思うが、タイトルの“カメレオン”をイメージさせる人物像にまでは至っていなかった。そもそもこの作品は、脚本の丸山昇一が30年前に松田優作主演を想定して書いた「カメレオン座の男」を映画化したものらしいが、この映画を観た人はみな、こう思ったと思う。“松田優作の「カメレオン」が観たかった!”と。
2009年01月13日
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★★★+鑑賞No:01678製作:2008年監督:本木克英出演:ウエンツ瑛士/北乃きい/田中麗奈/大泉洋小雨の降る夜に「かごめ歌」を聴いた若い女性が失踪する事件が続発、その事件に巻き込まれた女子高生の楓とともに鬼太郎は謎の解明に乗り出す。そして千年の時を経て蘇えった悪霊の呪いであることを突き止め、その呪いを封印すべく、古の楽器を求めて鬼太郎たちは旅立つが・・・・。漫画世代の人間にとっては実写版とのギャップをどうしても感じぜざるをえないものですが、さすがに続編となるとイメージも定着してきており違和感を感じなくなっていた。主要キャストは皆、前作から替わっていないというのもよく配慮されている。ストーリーも前作より深みがあり、妖怪の目を通して発せられる人間世界に対する苦言も納得せざるを得ないメッセージ性を持っている。特に大俳優・緒形拳演じる「ぬらりひょん」の言葉は悪者ながらものすごい説得力を持って聞くものに伝わってきた。内容よりも“緒形拳”という俳優の凄さだと思われるが・・・・。俳優陣は前回同様、豪華なキャスティングを組まれていたが、妖怪役はイマイチ誰がやってもよく分からないというところがあって、あとで調べたら「あ~、この人が出てたんだ!」なんていうのもありました。キャストを調べてから観るのも一つの楽しみになるかもしれません(知らずに観て後で楽しむ方法もありますが・・・)ということで、必要な人のためにもう少し詳しいキャストを以下に記載しておきます。鬼太郎(ウエンツ瑛士)、楓(北乃きい)、猫娘(田中麗奈)、ねずみ男(大泉洋)、ぬらりひょん(緒形拳)、子なき爺(間寛平)、砂かけ婆(室井滋)、一反木綿(声:柳沢慎吾)、ぬり壁(声:伊集院光)、濡れ女(寺島しのぶ)、夜叉(ソ・ジソブ)、蛇骨婆(佐野史郎)、井戸仙人(笹野高史)、海人(萩原聖人)、琵琶牧々(河本準一)、竹切り狸の夫婦(ブラザートム/星野亜季)、さとり(上地雄輔)、文車妖妃(中川翔子)ほかにフジテレビ・アナウンサーの軽部真一や中野美奈子、作家の京極夏彦も出演している。
2009年01月12日
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★★★★鑑賞No:01677製作:2007年監督:エドガー・ライト出演:サイモン・ペック/ニック・フロストロンドン警視庁のエリート警官エンジェルは検挙率No.1を誇るスーパー巡査。しかしそれを上司に妬まれ、サンドフォードという田舎の村に左遷されてしまう。そこはのんびりした村で、エンジェルは署長の息子ダニーとコンビを組まされ、のんびりした任務をこなしていた。しかし、こののどやかな村で次々と不審な死亡事件が続発し始める。早速意気揚々と捜査に乗り出すエンジェルだったが、村人も警察の仲間もみな事件を事故として片付けようとしていた・・・・。てっきりおバカなコメディ映画かと思ってた。いい意味で期待を裏切られた!そしてイギリス映画と聞いて意外だった。この手のポリス・コメディは大概、主人公がおバカなものが多いと思っていたが、この映画の主人公エンジェルは超エリートで真面目で堅物。面白味はないが、周囲の人間がみな変わり者。その路線でいくおバカ映画かと思いきや、コミカルシーンは随所に入れながら、さらにポリス映画のパロディが満載。しかし、この映画はコメディだけではなかった。ミステリアスな事件が起こり、スプラッターホラー顔負けの殺人シーンあり、コメディ映画らしからぬガン・アクションありと、詰め込みすぎではないかと思われるぐらいさまざまなテイストがてんこ盛り。意外に見ごたえのある佳作。
2009年01月11日
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★★+鑑賞No:01282製作:2003年監督:マイケル・ウィンターボトム出演:ティム・ロビンス/サマンサ・モートン近未来社会。社会は砂漠と化した“外”の世界と、都市社会の“中”の世界とに分けられ、その行き来はパペルと呼ばれる通行証によって徹底的に管理されていた。そしてこの社会では、遺伝子が近似する者同士の生殖行為を禁止するCODE46という法律が施行されていた。そんな中、調査員のウィリアムはパペルの不正発行調査のため上海を訪れ、犯人とおぼしき女性と恋に落ちるが・・・・。いかにも作り物のような近未来のセットではなく、上海の風景を上手く使い、スタイリッシュな近未来感を醸し出していたように思う。この近未来、現代からどのくらい先を想定しているか良く分からなかったが、そんな設定は本編とはさほど関係ないのかもしれない。そういう意味では退屈なSF映画だが、そもそもSF映画というより、“愛”をテーマにした男と女のドラマが主なのかもしれない。遺伝子をあれほどまでに徹底管理する理由がよく見えなかったが、視点としては興味深い作品である。
2009年01月10日
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★★★鑑賞No:00126製作:1977年監督:ジョージ・ロイ・ヒル出演:ポール・ニューマン/マイケル・オントキーン全米プロ・アイスホッケーのマイナーリーグに所属するチームの選手兼コーチを務めるレジ。しかしチームは連戦連敗で、オーナーの会社も不況で閉鎖寸前。にもかかわらずチームは3人の新人を採用してしまう。しかしこの新人の加入により、ラフ・プレイ専門のチームと様変わりし、連勝を重ねることに・・・・。1977年製作の映画だから、ポール・ニューマン52歳の頃の作品である。まさに俳優として脂が乗り切った頃である。だが、それ以前に製作されている「ハスラー」や「スティング」に比べ、チョット軽めのコメディ映画ということで、ポール・ニューマン作品としては異色かもしれない。ストーリーは結構ハチャメチャな部分もあり、単なるコメディとしては楽しめるかもしれないが、そのままでは二流、三流のコメディに終っていたかもしれない。しかしそこはニューマン、チームと私生活で苦悩する男の姿を見事に演じて単なるコメディ映画にしていないところは流石である。
2009年01月09日
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★★★鑑賞No:01281製作:1988年監督:デヴィッド・セルツァー出演:トム・ハンクス/サリー・フィールドオチこぼれの医大生スティーブンは、夜はコメディクラブなどでスタンダップコメディの修行をしていた。一方、主婦コメディアンのライラは、お笑いはイマイチで夫のジョンからもコメディアンを続けることを反対されていた。ある日、スティーブンは父親の突然の来訪で動揺し、ステージで大失敗してしまうが・・・・・。今ではシリアスな作品が多くなったトム・ハンクスだが、「ビッグ」「マネー・ピット」といった初期の作品で多く見られるコメディタッチの作品の部類に入るもの。しかし、本作の主は実は主婦コメディアンのライラである。コメディアンを目指す主婦の奮闘を描いているといった方が正確のようで、トム・ハンクス演じるスティーブンとの出会いから次第に成功の道を進み、夫婦不和も元の鞘に収まる。トム・ハンクスは道化役のような感じもして切ない気もするが、収まるとことに収まった感じで後味は悪くない。主役を演じたトム・ハンクスとサリー・フィールド、この二人は後に「フォレスト・ガンプ 一期一会」で親子役を演じるという因縁がある。
2009年01月08日
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★★★★鑑賞No:01676製作:2006年監督:マイケル・ポーリッシュ出演:ビリー・ボブ・ソーントン/バージニア・マドセン宇宙飛行士訓練生だったチャーリーは父の急死によって農場を相続することになる。しかし宇宙飛行士の夢を捨て切れない彼は、貯金をつぎ込み自作のロケットを作り始める。彼の夢を支援する家族と共に。しかし調達したロケット用の燃料がミサイル用の燃料と誤解され、FBIにロケット発射計画を阻止されることに・・・・。一個人が自作のロケットを作り、それを庭から打ち上げるという荒唐無稽ともいえる話だが、なぜか観ていて惹き込まれる映画だった。主人公の夢に対する一途な思いが伝わってくるし、それを家族全員で支えようとする姿に感銘を受けるからかもしれない。もちろん事は順風満帆ではない。仮にも本物のロケットを作るのだから金がかかる。主人公は家や農場を抵当に入れて大借金するし、家庭崩壊の危機にも見舞われる。FBIからもマークされ阻止されようとする。しかしそれでも自作ロケットの打ち上げ計画をやめようとしない。そして打ち上げを強行実施し、失敗・・・・。やっぱり現実は厳しい。そういう映画だったのか! と思われたがそうではなかった。夢を持ち、それを追い続ける男と、それを支える家族の素晴らしさを実感できる映画。ロケット打ち上げシーンは緊張して思わず手に力が入ります。
2009年01月07日
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★★鑑賞No:01675製作:2008年監督:エリック・ヴァレット出演:シャニン・ソサモン/エド・バーンズ三池崇史監督、柴咲コウ主演のホラー映画「着信アリ」のハリウッド・リメイク版。心理学専攻の女子大生ベスはルームメイトのパーティで友人のレアンと、自宅で事故死した友人のシェリーの話をしていた。そこにレアンの携帯電話に着信があり、3日後の日付でレアンの悲鳴のような声が録音されていた。3日後、レアンはベスと電話中、踏切りの歩道橋から飛び降り、列車に轢かれて死んでしまう・・・・。基本的なストーリーは日本版と同じで、ある意味忠実に作られている。ということは何のためにリメイクしたのかがよく分からない映画。日本版はどちらかというと心理的な恐怖を強調しているが、ハリウッド版はビジュアル的な恐怖の強調が印象として残る。でもその程度の違いしかなく、少なくとも日本人は日本版を観ればあえて本作を観る必要なないかもしれない。予告編で象徴的に見えた不気味な顔の女性がもっとストーリーに絡むほど出てきて、ハリウッド版ならではのオリジナリティが出てればもっとよかったと思う。
2009年01月06日
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★★★+鑑賞No:01674製作:2007年監督:ウィル・スペック/ジュショ・ゴードン出演:ウィル・フェレル/ジョン・ヘダーマイケルズとマッケルロイはフィギュア大会の男子シングル部門で争うライバル同士で、接戦の末ともに1位となる。しかしその表彰式で乱闘を始めてしまったばかりに、金メダルは剥奪され、男子シングルから永久追放されてしまう。失意の日々を過ごす2人だったが、永久追放の対象が男子シングル部門のみという盲点を突き、ペアを組んで復帰することに・・・。フィギュアスケートというと以前はせいぜい冬季オリンピックぐらいでしか見なかったが、最近は浅田真央や安藤美姫などの女子フィギュアスケート選手の活躍によりだいぶんメジャーになってきた感がある。それでもこのスポーツの性格上、そして自分が男性であることもあるが、女子競技は華麗で見栄えがいいが、男子部門はあまり見たいという気持ちになれないのが正直なところ。そういう個人的な気持ちの状況でこの映画を観たが、最初は男性2人のペア・フィギュア=ホモ?映画という気持ちが先行し、一歩引いて観ていた。まあ確かにホモではないが、チョット気持ち悪くなるシーンもあったが、基本的にはおバカなコメディ映画である。バカバカしいし、下品だし、エッチだけれど、それでも笑えるところがいい。期待せずに気楽に観る分には十分楽しめる映画。
2009年01月05日
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★★★鑑賞No:01672製作:2007年監督:チャン・イーモウ出演:チョウ・ユンファ/コン・リー中国は五代十国、後唐の時代。重陽節を前にして王家の人々は王宮に集まっていた。しかし王と王妃の関係はすでに冷え切っており、王妃は跡継ぎの皇太子と不義を続けていた。しかし、皇太子には別につきあっている娘がおり、それを知った王妃は二人の仲を裂こうとする。一方、妻の不貞を知っていた王は王妃に健康のためと偽って毒薬のトリカブトを飲ませていた・・・。さすがチャン・イーモウ監督と唸ってしまうほど、絢爛豪華な衣装やセット、そしてCGとエキストラを駆使した戦闘シーンは目を瞠る。一方、人間関係は複雑だが、メインの登場人物は少ないので分かりやすい。夫婦の仲は冷め切っており、夫の国王は妻の王妃を毒殺しようとしているし、それを知っている王妃も反撃しようと裏で画策している。また王妃と皇太子は不義の関係だし、次男も国王に対して意趣があり王妃の画策に絡んでいるなど、王家における昼ドラのような人間関係と画策が縦横無尽である。ただ観ている側としては誰に感情移入してよいか迷うところである。同情するに値する人物がおらず、またそこまで感情移入できるほどの人物描写でもないので入り込めない。ゆえにラストの戦闘シーンは壮大だが、単なる歴史アクションという印象も否めない。
2009年01月04日
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★★★鑑賞No:01671製作:2008年監督:長崎俊一出演:サチ・パーカー/高橋真悠/りょう中学生のまいは学校でのイジメが原因で学校が行くのが嫌になる。そこで、まいの母親はまいをおばあちゃんの元でひと夏を過ごさせることにする。魔女の血を引くといわれるおばあちゃんは自給自足の生活を送っており、そこで一緒に自然と共に暮らす毎日が始まる。やがて自分も魔女になりたいと思い始めたまいは、魔女になるために課せられた修行“早寝早起き”“食事をしっかり摂り、規則正しい生活を送ること”を実践し始める・・・・。大きな変化のない淡々としたストーリーといえば最近ありがちな“まったり”系の映画を想像するが、そんな系の映画とはちょっと一線を画している。ストーリーには変化は乏しいものの、そんなありふれた日常の中でおばあちゃんに接することで中学生まいの内面的成長を描いている。現実にも、イジメ問題や親子関係の不和による家庭問題等による事件が頻繁にニュースなどでよく取り上げてられているが、問題が多様化・複雑化していることもあるが、それに対応できる親や教師が少なくなってきているのではないか? 一人で悩んでいて周りで支えてくれる人がいないのではないか? との思いも感じる中、この“おばあさん”という存在の重要性を感じる映画でもあった。子供を優しく、しかしながら親とは違い、一歩引いた立場から客観的に見ることができ、長い人生における経験も多いおばあさん。いま現代社会で足らないものの一つを教えてくれる作品でした。おばあちゃん役を演じたサチ・パーカー。最初はおばあちゃんが外人!?と違和感があったものの、しっかりした信念と気品あるおばあちゃんが観ているうちに自然に受け入れられていったのが不思議。
2009年01月03日
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★★★★鑑賞No:01673製作:2008年監督:原田眞人出演:堤真一/堺雅人/尾野真千子/山崎努 横山秀夫が17年かけて書き上げた同名小説の映画化。1985年8月12日、群馬県御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落し、520人の死者を出すという航空史上未曾有の大惨事が起こる。群馬県前橋市にある北関東新聞社では社長の一声で一匹狼の悠木を全権デスクに指名し、大新聞社相手に地元紙ならでわの紙面作りをすべく、激闘の1週間が始まる・・・・。四半世紀近くたった今でも鮮明に記憶に残っている日航ジャンボ機墜落事故。それぐらい事故発生当時は連日連夜センセーショナルに報道された事故であり、それに値する未曾有の大惨事であったことはいうまでもありません。そんな大事故を題材に、事件の現状や真相を追う地方新聞社の内情を描いています。新聞は他の出版物と比べてもその過酷さは想像できます。毎日が締め切りであり、紙面も刻々と変わる状況によって対応を迫られるものであり、世俗の週刊誌などと違って予想や勘だけでは記事にできない(この映画でも主人公はダブルチェックという確証を追求することに徹している)現実があります。そのあたりの葛藤や社内での激論はリアル感がありドキドキしながら観れました。一方、新聞社の内実を描いた作品としては秀逸でしたが、題材となった日航機事故そのものについては描き方が少ないように感じた。2時間程度の映画という時間的制約があると思うが、その中で描くのであれば事故直後の1週間に限定してもう少し濃密に描いて欲しかった。少なくとも時折挿入される登山シーンや離れ離れになっている息子との話は要らなかったと思う。(原作がどうかは分からないが・・・・)
2009年01月02日
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★★★+鑑賞No:01670製作:2008年監督:石井康晴出演:井上真央/松本潤/小栗旬神尾葉子原作の同名ベストセラー・コミックのテレビドラマの映画化。「花より男子2~リターンズ~」から4年後が舞台。道明寺がつくしにプロポーズして4年。道明寺は全世界に向けて盛大な婚約発表会見を行う。そして2人は結納を交わすことになり、つくしは道明寺の母から道明寺家に代々伝わる推定100億円ともいわれるティアラ“ビーナスの微笑”を贈られる。しかし、その夜、そのティアラが何者かによって盗まれてしまう・・・・。相変わらず最近多い人気TVドラマの映画化。ほとんどTVドラマを見ない(もちろん原作コミックも読んでない)ため、登場人物や設定、経緯等一切分からない。この映画もTVドラマからの継続のようだが状況はよく分からないまま観始めた。すぐ、大金持ち男と貧乏娘の超格差婚がストーリーの中心とは分かったが、何か途方もない金額の盗難事件が起こって、ちょっとしたサスペンスもの?と思いながら観てしまった。これ以上言うとネタばれになるため書かないが、ドラマとはいえ大金持ちのやることは一般庶民には理解できないことなのですね。スケールが大きすぎて現実感ゼロのストーリーだが、コミックの世界と割り切って観れば結構楽しめる。前半の展開から一転する後半も、単純だったストーリー展開に刺激を与える点で面白い。
2009年01月01日
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明けましておめでとうございます!「シネマ大好き!」は今年も継続更新していきますので、よろしくお願い致します。さて、今年はどんな年になるのでしょうか。昨年は、サブプライムローン問題に端を発し、「リーマン・ブラザーズ」ショックを経て、世界同時的に株価が大暴落し、100年に一度とも言われる世界恐慌の様相を呈してきました。しかし問題はこれで終ったのではなく、むしろ始まったばかりといわれています。まさに先の見えない、底の見えない大不況時代が到来したわけで、2009年はどうなるか全く不透明な、先行き真っ暗な年ともいえます。国内においても企業倒産が相次ぎ、世界のトヨタといわれた超優良大企業ですら赤字転落という状況です。企業は生き残りを賭けた対応・対策を迫られており、やむを得ない部分もあるかもしれませんが、弱者から容赦なく切り捨てていくという、いわゆる「派遣切り」がいたるところで行われ、社会問題となっています。今年はまさに正念場の年でありますが、もはや個人や企業ではどうしようもないところまで追い詰められているといわざるを得ません。いまこそ政治主導の対策が求められています。それでもなお、党利党略や自分の選挙のことのみ追求する政治家には呆れるところですが、是非とも国民目線での、国民のための政治政策を期待したいものです。いきなり、まったく映画とは関係ない話になってしまいました。上記のような状況ですので今年は安穏と映画を観ていられない年になるかもしれませんが、映画は私にとって「リラックスして楽しめる大事な趣味」ですので、暇とお金の許す限り、できるだけ多くの良い作品を観ていきたいと思います。鑑賞結果はいつもどおりこのブログで感想を書きますので、お暇があればお立ち寄りください。
2009年01月01日
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