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★★★+鑑賞No:00646製作:1996年監督:ジェレマイア・S・チェチック出演:シャロン・ストーン/イザベル・アジャーニ全寮制の聖アンセルム男子校。理事長のガイは学校長の妻ミアと結婚したことで今の地位と財産を手に入れたのだったが、教師の一人ニコルとも愛人関係にあり、ミアにはいつもひどい仕打ちをしていた。ニコルはミアに同情し、いつもミアをかばっていたが、ついに2人は共謀してガイを殺す計画を実行に移す・・・・。登場人物が少なく、ストーリーも分かりやすいが、色々と仕掛があって結構楽しめる作品。ヒッチコック的なサスペンス・スリラーの要素も多分にあり、殺されたはずのガイが本当に殺されているのかというのが最後まで恐怖として引きずっていく。ありきたりといえばそれまでだが、最後のドンデン返しもこの手のサスペンスものでは当然の一作。
2009年06月30日
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★★★★+鑑賞No:00302製作:1975年監督:佐藤純彌出演:高倉健/山本圭/千葉真一/宇津井健1500人の乗客を乗せて東京から博多に向った新幹線ひかり109号に爆弾を仕掛けたとの電話が国鉄に入る。この爆弾はスピードが80キロ以下になると自動的に爆発するというのだ。さらに犯人はこの脅迫電話が嘘でないことを立証するため、同じ爆弾を仕掛けた札幌の貨物列車を爆破する。その上で犯人は国鉄本社に500万ドルを要求してきた・・・・。乗客を人質にして、スピードが80キロ以下になると仕掛けた爆弾が爆発するという設定はお気づきの方も多いと思いますが、キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック主演の「スピード」と瓜二つです。製作年代的にこちらが先ですが、「スピード」が警察視点なのと爆弾が仕掛けられたバス内でのアクションが主体なのに対し、本作は犯人視点の要素がつよく、また新幹線内というよりは犯人逮捕や新幹線の運行を管理する司令室内での対応が中心で、「スピード」とは設定は酷似しているものの趣は異にしている。緻密な計画の下、事件は進行していくが、犯人側、警察側それぞれ想定外のアクシデントに見舞われ思うように事が運ばず、新幹線爆破までのタイムリミットが刻々と近づいてくるという緊張感がたまらない映画。かなりの豪華キャストであり、出演者もみな若いので、それを観るだけでも楽しめる。
2009年06月29日
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★★★+鑑賞No:01777製作:2008年監督:佐藤嗣麻子出演:金城武/松たか子/仲村トオル/國村隼1949年、第二次世界大戦が起こらなかった架空都市・帝都。その帝都では怪人二十面相により無線送電システム“テスラ装置”の模型が盗まれる事件が発生。そんな頃、サーカス団の遠藤平吉は謎の紳士によって名探偵・明智小五郎と華族の令嬢・羽柴陽子の婚約式の写真撮影を頼まれるが、そこで怪人二十面相に間違えられ、捕まってしまう・・・・。舞台は架空都市ながら昭和初期の日本を彷彿させる映像を楽しませてくれ、さすが「ALWAYS 三丁目の夕日」のスタッフによるものと思われた。さらにスピード感あるアクションが加わって、「バットマン」や「スパイダーマン」といったアメコミをも彷彿させている。(怪人二十面相自体は「Vフォー・ヴェンデッタ」を思わせる)怪人二十面相の正体には???のところがあったが、それは現実とは違う滑空の世界ということで納得するしかないでしょう。新たな怪人二十面相像として楽しめる作品に仕上がっており、続編のありそうな終わり方だったので続編に期待したい。
2009年06月28日
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★★★鑑賞No:01776製作:1999年監督:ニール・ジョーダン出演:レイフ・ファインズ/ジュリアン・ムーア1946年のロンドン。小説家のベンドリックスは2年ぶりに友人のヘンリーとその妻サラに会う。そしてヘンリーから、サラが浮気しているのではないかと悩んでいると告げられる。その浮気相手が気になったベンドリックスは、ヘンリーに内緒で探偵事務所に浮気相手の調査を依頼する。実は戦時中、ベンドリックスとサラは不倫していたからだった・・・・・。友人から妻の浮気の悩みを聞かされた主人公。実は過去に自分もこの友人の妻と不倫しているわけだが、そういう立場にありながら“浮気相手(第三の男)”に嫉妬心を抱いて、友人に内緒で探偵を使って浮気相手を突き止めようとする。なんとも変な話だが、妙に興味を惹くつかみではある。この浮気調査と過去の主人公の不倫の詳細が交錯しながらストーリーは展開していくが、後半、その“浮気相手(第三の男)”が判明してからは興味が半減し、内容的にも理解しがたい面が出てくる。前半興味深いだけに、後半の展開には観る人によって意見が分かれるところではないでしょうか?
2009年06月27日
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★★★鑑賞No:00396製作:1994年監督:和田誠出演:真田広之/原田美枝子/黒木瞳“恐怖”をテーマにした5話のオムニバス。「箱の中」深夜のエレベータ。男は美女と乗り合わせるが、エレベータが突然停止したことでその美女が豹変する・・・。「吉備津の釜」ふとしたきっかけで紹介してもらった仕事場に向う女が、子供の頃に聞かされた吉備津の釜のおじさんの話を思い出し、不気味に思って・・・・。「乗越駅の刑罰」久しぶりに里帰りした男が、無人駅と思って通り抜けようとして駅員に呼び止められ、イビリ始められる・・・・。「火焔つつじ」土砂降りの雨の中で知り合った男と女が宿に空きがないため一夜を共に過ごすことになるが、女には何か秘密が・・・。「五郎八航空」突然の豪雨のため無人島で男2人は足止めをくらうが、やってきた不定期の飛行機に乗ることに。しかし操縦していたのは事故で操縦できない操縦士の妻だった・・・。ややコメディの入ったブラックホラーともいうべき作品。1作1作は深みはないが、5作オムニバスということで、バラエティに富んだエピソードが楽しめる。どれも「恐怖」をテーマに、現実ではないだろうがあったら怖いという話ばかり。それぞれのエピソードをより高めているかどうかは出演者の演技力によるところが大きい作品でもある。
2009年06月26日
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★★★鑑賞No:00481製作:1994年監督:デイヴィッド・ウォード出演:チャーリー・シーン/トム・ベレンジャー万年最下位から脱して、昨シーズン奇跡の逆転優勝をしいたインディアンズ。当然今シーズンも期待がかかるところだが、なぜかナインのやる気が見えず、チームは連敗続き。観客も激減し、行き着くところまで来た感のあったチームだが、ある日、日本からやってきた助っ人のタナカの参入で、次第にチームは復調し始める・・・・。ボロボロのチーム状態から奇跡の快進撃を続けるという構図は1作目と同様のストーリー展開で目新しさのない続編だが、快進撃のきっかけとなるのが日本人助っ人の活躍によるという点が斬新で、その助っ人役をとんねるずの石橋貴明が熱演したことでも話題となった。今でこそ、日本人プレーヤーの多くがメジャーリーグに進出し、あたかも日本人助っ人として活躍している昨今だが、当時はまだ野茂すらメジャーに行っていない頃なので、ある意味時代を先読みした映画だといえる。石橋貴明の演技はややオーバーアクション気味で日本人のイメージとはやや違った印象を与えるものの、マンネリ化しがちな続編にいい意味でインパクトを与えている。
2009年06月25日
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★★★+鑑賞No:01774製作:2005年監督:阪本順治出演:真田広之/寺尾聰/佐藤浩市/中井貴一福井晴敏の同名小説の映画化。東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそかぜ」で艦長が何者かに殺される。副艦長の宮津は先任伍長の仙石に、犯人が仙石の部下・如月一等海士であると告げ、乗務員を艦から退去させる。しかし、実は宮津は某国の対日工作員・ヨンファと共謀してある計画を実行しようとしていた・・・・。スケールの大きな内容の映画だが、舞台のほとんどがイージス艦内のため、スケールの大きさは実感では伝わってこない。また、閉鎖空間で多くの敵を相手に孤軍奮闘す様は、「沈黙の戦艦」のスティーブン・セガールや「ダイ・ハード」のブルース・ウィリスに酷似している。しいて言うなら、単なるアクション映画ではなく、至るところで、長い間の平和に安穏としている日本に戦争という現実を突き付け、自衛隊とは?国家とは?国民を守るとは?などといったテーマを再認識するよう訴えかけている映画。それにしても、プロのテロ集団に対し、一伍長があそこまで戦うのはチョット行き過ぎ・・・?
2009年06月24日
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★★★鑑賞No:01775製作:2008年監督:長澤雅彦出演:加藤ローサ/徳井義実/河原さぶ/宮川大助都会での生活に疲れた千鶴は、死に場所を求めて山奥に入り、寡黙な青年・田村が営む民宿にたどり着く。そこで千鶴は大量の睡眠薬を飲んで自殺を図るが失敗。やがてその民宿に留まって田村の仕事を手伝ううちに、次第に明るさと生きる望みを取り戻していくが・・・・。“自殺”というキーワードが出てくるものの、それほどリアルで直接的ではなく、映画全体としては大して大きな事件の起こらない、最近の邦画に多い癒し系の映画。徳井義実のチョット不慣れな演技も、逆に田舎の誠実な青年というイメージが出ていて却ってよかったのかもしれない。ただ彼はいいが、吉本興業が絡んでいるため吉本芸人が多く出ているのはチョット気になった。お話自体はフィクションっぱさがあるが、この二人の恋の行方は逆に現実っぽく、映画としては消化不良感が残るかもしれない。
2009年06月23日
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★★★+鑑賞No:01773製作:2006年監督:マーク・パランスキー出演:クリスティーナ・リッチ/ジェームズ・マカヴォイ先祖の悪行のためかけられた呪いによって、名家・ウィルハーン家にブタの鼻と耳を持った娘ペネロピが生まれる。両親は娘をマスコミや世間から守るため、ペネロピを死んだことにし、屋敷の外には一切出ないように育てることにした。そして呪いを解く唯一の方法-同じ名家の男性と結婚すること-のため、何度も見合いを行うが、一目ペネロピを見た男性はみんな逃げ出すのだった・・・。ブタ鼻を付けたぐらいではキュートなクリスティーナ・リッチは化け物にはならないので、見合いした時にみんなが窓を突き破って逃げるシーンには違和感があった。(せめて新聞に載った似顔絵のような顔でないと、あんな逃げ方はしないんでしょう・・・)でも、キュートなクリスティーナ・リッチがあんなブタ鼻をつけていることがこの作品をメルヘンチックな作品にしており、彼女の立場に立って同情したり感情移入できたと思われる。(似顔絵のようなメイクだったら単なるモンスター映画?になっている)登場人物は基本的にいい人ばかりで、観終わってもいい気分でいられるラブ・ストーリーです。
2009年06月22日
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★★★★鑑賞No:01772製作:2003年監督:ジョン・マクティアナン出演:ジョン・トラボルタ/コニー・ニールセン米軍パナマ基地から訓練に出たレンジャー隊が森の中で消息を絶つ。その後、捜索のため森の上空を飛行していたヘリが3名の隊員を確認するが、彼らは味方同士で撃ち合いをしていた。その結果、1名が死に、救助された2名は固く口を閉ざしたままだった。上官のスタイルズ大佐は元レンジャー隊員だったトム・ハーディを呼び、彼らへの尋問を依頼する。やがて彼らからの証言で、森で起こった事件の真相が明らかになっていく・・・・。事件の真相を、複数の当事者の証言から追及しようとするが証言に矛盾があり混迷を深めていく・・・・といえばまず黒澤明監督の「羅生門」が頭をよぎるが、ストーリー展開はまさにその影響を受けているといえる。映画での証言者は2人なので分かりやすいといえば分かりやすいが、ただ証言に出てくる人名と顔を観ていて一致させるのに時間がかかり、矛盾点まで理解するのが大変。それでもラストの大ドンデン返しを期待して落ちこぼれないように観ていたが、意外とありきたりな結末?とおもいきや、やってくれました!ちょっとウーンと首を傾げる解説ではあるが、さすがに読めなかったラスト。結末には賛否両論はあると思いますが、最後まで息の抜けないサスペンス映画です。
2009年06月21日
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★★★鑑賞No:00550製作:1989年監督:大森一樹出演:三田村邦彦/田中好子/高橋幸治/金田龍之介ゴジラシリーズの第17作。1984年にシリーズ再開第1作として製作された「ゴジラ」の続編。1984年。ゴジラが新宿を襲撃した際、現場に残されたゴジラ細胞を盗み出したものがおり、そのG細胞はやがて中東のサラジア国の手に渡る。その国では遺伝子工学の権威・白神博士がG細胞の研究を行っていた。しかしバイオメジャーの工作で研究所は破壊され、研究成果は消滅、白神博士は愛娘を失ってしまう・・・。平成ゴジラシリーズは対決する怪獣として過去の名のある怪獣を配することで、新旧ファンを取り込もうという穿った見方をしてしまう。列挙しても、キングギドラ、モスラ、メカゴジラ・・・と往年の有名怪獣ばかり。そんな中にあってこの「ビオランテ」は新しい怪獣であり、過去の栄光に捉われないチャレンジ精神を買いたい。ストーリーはやや難解で、子供向きの怪獣映画としては不適かもしれないが、怪獣の造形にしてもストーリー内容にしても、従来のゴジラとはちょっと違っていて興味深い。
2009年06月20日
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★★★鑑賞No:01771製作:2007年監督:ケネス・ブラナー出演:マイケル・ケイン/ジュード・ロウロンドン郊外にある推理小説家ワイクの邸宅に、ティンドルと名乗る男がやってくる。ティングルはワイクの妻と不倫関係にあり、ワイクに離婚を承諾させるためにやってきたのだ。しかしワイクは離婚には応じず、逆にある提案をする。それは、ティングルにワイク邸から高価な宝石を盗ませることだった。これにより、ティングルは大金を得られ、ワイクも宝石に掛けた保険金が入るというものだった・・・・。キャストはたった2人という、舞台劇のような映画。この手の映画はよほど脚本が魅力的で終始観客を惹き付けられるものでないと成功しない。そういう意味で、演じる2人の俳優の演技は素晴らしく、前半のストーリー展開も興味深いもので、どんな展開になっていくのか?どんな結末になるのか?という期待がどんどん膨らんでいく感じだった。それだけにラストは少々残念。結局分かりにくい展開とラストになってしまい、今までの伏線が活きていないような気がした。この映画はラストの大どんでん返しを期待してはダメですね。
2009年06月19日
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★★★★鑑賞No:01242製作:2004年監督:アレックス・プロヤス出演:ウィル・スミス/ブリジット・モイナハン2035年。「ロボット3原則」を遵守し、人間社会に奉仕する民生用ロボットが民間に普及している中、ある日、USロボテックス社のロボット工学第一人者のラニング博士が謎の死を遂げる。シカゴ市警のスプーナー刑事はロボットの仕業と推理するが、ロボット心理学者のカルヴィン博士はそれを否定する。そんな中、一体のロボットが動き出す。そのロボットには「ロボット3原則」がプログラムされていなかった・・・・。近未来映画だが、すぐ間近ではないものの、自分が生きているうちにこんな社会になるのだろうな・・・と現実性を想像できる映画で、それなりにリアル感があり、映画の中に入っていきやすかった。ストーリー的にはミステリー性よりもアクション性の方が強いきらいはあるが、二転三転する展開で最後まで息が抜けず楽しめる。少なくとも将来的に人類はロボットと共存して生きていく社会に必ずなっていくことは間違いないが、そういった未来への問題点を警鐘した映画ともいえる。
2009年06月18日
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★★★鑑賞No:00220製作:1985年監督:ジェリー・パリス出演:スティーヴ・グッテンバーグ/ババ・スミスラサール署長の管轄する地区は全米で最悪の犯罪地区だった。そのため彼は、その元凶であるその地区の凶悪な暴走族を一網打尽にしようと優秀な警察官の配属を望んでいた。そこで、警察学校の校長をしている兄に相談したところ、6人の新任警察官が選ばれた。だが選ばれたのはマホニーをはじめ、怪力ハイタワーや拳銃狂タックルベリー、人間効果音ラーヴェルらだった・・・。1作目の主要メンバーがそのまま登場する続編。舞台も警察学校から実際の勤務場所になって興味津々で、ドタバタぶりは相変わらず。また各キャラクターの個性もはっきり確立してくる。ただ、ポリ・アカの笑いのキーポイントであったハリス教官が出てこないのが寂しく、やや笑いがパワーダウンしたような印象を受けてしまう。それでも気楽に観る映画としては最適。
2009年06月17日
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★★★鑑賞No:01769製作:2008年監督:デヴィッド・エアー出演:キアヌ・リーブス/フォレスト・ウィテカー己の正義を貫くためなら強引な手段もいとわないロス市警のやり手刑ラドローは、元相棒が自分の捜査法を調査部に密告したと聞き、コンビニ内で口論となる。そこにコンビニ強盗が乱入し、元相棒を射殺する。ラドローも応戦するが、その際に誤って元相棒の肩を撃ってしまったことから、相棒殺しの嫌疑を避けようと証拠隠滅を図る・・・・。キアヌ・リーブスの刑事役はハマリ役のような印象を受けるが、正義感は強いものの、やり方がダーティというかアウトローのようで新鮮な感じのする役どころだった。ストーリー的にはあまり広がりがなく、限られた登場人物の中でオチをつけようとしているため、容易に結末(黒幕)が分かってしまう欠点はあったが、テンポよい展開で一気に観れるところはよかった。
2009年06月16日
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★★★★鑑賞No:01768製作:2007年監督:若松孝二出演:坂井真紀/ARATA/並木愛枝1972年2月、日本中を震撼させた事件が起こる。5人の若者が長野県軽井沢の「あさま山荘」に人質をとって立てこもり、警察との銃撃戦を開始したのだ。彼らは革命を訴える連合赤軍の兵士たちだった。その後、彼らがリンチで同士を次々殺していたことが明らかになっていく・・・・。映画は、このあさま山荘事件に至るまでの連合赤軍の道のりを描く。日本中を震撼させた「あさま山荘事件」とは1972年に連合赤軍が起こした人質ろう城・銃撃事件である。あさま山荘事件を描いた映画としては役所広司主演の「突入せよ! あさま山荘事件」があるが、こちらは警察側の視点に立ったもので、事件のあらましと解決までの成り行きが描かれていた。ただ、事件の経緯は分かるものの、なぜこの事件が起こったか、またあの山荘内で何が行われていたのかはよく分からなかった。それに応えてくれたのがこの映画である。タイトルに「実録」と冠しているように、ストーリーは事実に基づいており、彼らの言動も事実に近いものの思われる。個々人の思想に対してとやかくは言いたくないが、訓練と称して山に立てこもり、閉塞した空間の中で集団生活を送るうちに狂気と化していく彼らが理解できないまでも見事に描かれている。リンチで殺される遠山役を坂井真紀が体当たり演技をしていた。永田洋子を演じた並木愛枝の冷酷な表情の演技も光る。内容が内容だけに決して気分の良い映画ではないが、連合赤軍や「あさま山荘事件」を知るにはよい映画。
2009年06月15日
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★★★★鑑賞No:01770製作:2009年監督:マックG出演:クリスチャン・ベイル/サム・ワーシントン2018年。地球上のあらゆる都市は「スカイネット」による核攻撃を受け荒廃していた。そしてスカイネット率いる機械軍は人類壊滅に向け、さらに総攻撃をかけようとしていた。そんな中、核攻撃から生き延び、レジスタンスとなったジョン・コナーは機械軍と交戦と続けていた。一方、ロサンゼルスではマーカス・ライトという男が荒れ野原で目を覚ますが、彼は一切の記憶を失っていた。彼はその場に居合わせた少年と出会うが、その少年こそ後にジョンの父となるカイル・リースだった・・・。前作の「T3」があまりにもひどかったため、本作「T4」はだいぶ盛り返した感じ。ただ「T1」「T2」の面白さには及ばないかな・・・というのが正直な感想。そもそも、「T1」~「T3」は現代社会に未来からターミネーターがやってきて、機械軍の最強の敵であるジョン・コナーを抹殺しようとする話で、アクション+追われモノ映画の印象が強いが、本作は時代もタイプも異なり、続編ではあるが全く違うタイプの「ターミネーター」ものとなっている。続編製作も決まっているようなので、感じとしては「新ターミネーター」シリーズとなりそうな雰囲気。ただ、感じは過去3作と異なるものの、続編であることを強調するかのごとく、過去作と随所でリンクはされている。CG技術のさらなる発達により迫力ある映像は見ものだが、CGに頼るばかりにストーリー的にはありきたり感は拭えず、イマイチといったところ。主役と思われがちなジョン・コナーだが、本作ではジョン・コナーよりも彼やカイル・リースを助けるマーカス・ライトの存在感が大きい映画だった。ただ存在感といえば、わずかな時間の登場となるが、シュワちゃん(合成CGだが)演じるターミネーターの登場は一番盛り上がり、さすがに存在感も別格だった。
2009年06月14日
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★★鑑賞No:01760製作:1985年監督:松永好訓出演:渡辺典子/長山藍子/渡辺謙/谷隼人寺沢紘子は深田ブライダルコンサルタントでアルバイトする19歳の女の子。ある日、女実業家・関根恭子から見合い相手探しの依頼があるが、紘子を一目見た恭子は紘子を見合い相手として求めてきた。承諾した紘子は所長とともに恭子の別荘に行き、真の目的を知らされる。それは、息子・昌和の婚約者がアメリカで事故に遭い入院したため、十日後に迫った親族たちの披露の場に身代わりとして出て欲しいというものだった・・・・。まぁ、原作は赤川次郎ですから・・・・といった軽いタッチの推理サスペンス。おまけに角川三人娘の一人、渡辺典子主演の、いわゆるアイドル映画なので、作品レベル的には・・・・、といった感じです。原作は読んでいませんが、推理ミステリーではありがちな身代わりものですが、それほど目新しさはありません。その上、内容的にも雑で、突っ込みどころは満載で、薬師丸ひろ子主演の角川映画と同様です。今から20数年前の映画だけあって、渡辺謙が今のような渋さがなく、初々しいのが新鮮でした。観るなら暇つぶし程度の映画です。
2009年06月13日
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★★★鑑賞No:01007製作:1999年監督:オリヴァー・ストーン出演:アル・パチーノ/キャメロン・ディアス不振が続くアメリカンフットボールチームのマイアミ・シャークスは、ベテラン・クォーターバックのジャックが故障でリタイアしたことで危機的状況に陥っていた。若き女性オーナーのクリスティーナはビジネスのことばかり考えており、チーム人事にも口を出してヘッドコーチのトニーと対立していた。そんな時、無名のウィーリーがジャックの代役として大活躍をし始めたことからチームは快進撃を始めるが・・・・。アメフトですが、わが母校のメインスポーツだった関係もあり、少々知識があったのでとても楽しめました。(基本的なルール程度は知っておいた方がいいと思います。でないとよく分からない!?)ただ、目新しさはなく、アル・パチーノのためのスポ根映画といった感じです。よってアメフト好きで、アル・パチーノ好きの方にはウケる映画ですが、そうでない方にはつまらない映画かもしれません。共演にキャメロン・ディアスがいますが、こちらはミス・キャスト?持ち前のキュートさが活かされない役どころであり、逆に悪女にもなりきっていない感じで中途半端。結局、目立たない共演となっています。ともかく、アメフト映画なのでお間違えなく!
2009年06月12日
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★★+鑑賞No:01764製作:2005年監督:ジョン・ストックウェル出演:ポール・ウォーカー/ジェシカ・アルバジャレッドは貧しいながら恋人のサムと幸せな日々を送っていた。そんなジャレッドの夢は財宝を積んだ沈没船を見つけることだったが、ある日ジャレッドら4人はダイビング中にその痕跡を見つける。しかし、そのすぐそばに大量の麻薬を積んだ飛行機まで発見してしまったことから・・・・。とにかく、舞台となっているカリブ海と、ジェシカ・アルバのスレンダーな肢体が眩しい映画。ストーリーは、たまたま見つけた財宝と、そのすぐ近くに沈んでいた麻薬を巡って繰り広げられる海洋サスペンス・アクションといったところだが、本筋の方はありきたりで、思ったほどのハラハラ感はなかった(特に前半は冗長。後半になってやっと少し盛り上がってくる)。もう一つ見どころ?は、ポール・ウォーカー演じるジャレッドの潜水シーンだろうか?とにかくあんなに長い時間素潜りできるのか?というのは驚き。
2009年06月11日
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★★鑑賞No:01767製作:2009年監督:紀里谷和明出演:江口洋介/大沢たかお/広末涼子/奥田瑛二時は豊臣秀吉が天下を治める時代。超人的な身体能力を武器に金持ちから盗んでは貧しい者に分け与える、庶民にとっては英雄の盗賊・石川五右衛門が彗星のごとく現れる。そんな中、五右衛門は盗み出した財宝の中に重大な秘密が隠されている南蛮製の箱を見つけるが・・・。石川五右衛門の映画だと思って観たら後悔する映画。これが、歴史上の人物や歴史小説の有名人物を配さず、オリジナルのキャストであればそれはそれで評価できたかもしれない。しかし、歴史上の人物を多く配しながら、内容はめちゃくちゃ。監督は既成概念に捉われない自分なりの解釈・感性で撮ったらしいが、あまりにも受入れ側と乖離していたのではないか?映像美は大胆で個性的ともいえるが、あまりにも現実離れしすぎた行き過ぎたアクション、CGの使い過ぎによる非現実性、時代感や国籍すら分からない映像・衣装、そしてストーリーの未熟さを補うためか部分的に史実に頼ったり、歴史上の人物を配することで興味を惹かせようとする小手先の内容。どれもこれも私には肌に合わないことばかりで、この監督がこのスタイルを貫くのであれば、個人的にはもう観ることはないかもしれないと感じられる作品だった。
2009年06月10日
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★★★鑑賞No:01110製作:2002年監督:デイヴィッド・フィンチャー出演:ジョディ・フォスター/フォレスト・ウィテカー夫と離婚したメグは、11歳の娘サラを連れて、ある富豪が遺した豪邸に入居した。しかし、その夜、屋敷内に緊急避難用に設置されていたパニック・ルームに隠されていると目される遺産目当てに3人の男が侵入してきた。メグとサラはパニック・ルームに逃げ込むが、男たちはパニック・ルームに侵入すべく、屋敷を破壊し始める・・・・。面白い設定ながら、屋敷内に限定された攻防なので、ある程度緊張感がある反面、派手さはない展開で、前半はやや盛り上がりに欠ける嫌いはあった。ただ、パニック・ルームに閉じこもった母娘が侵入してくる男たちをどう撃退して侵入を食い止めるかと期待して観ていたところ、立場が逆転(犯人側がパニック・ルームに閉じ込められる)してから俄然面白くなってくる。意外な展開はなく、オーソドックスな結末ではあるが、強い女性役の似合うジョディ・フォスターの好演が光る作品。
2009年06月09日
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★★★★鑑賞No:01766製作:2008年監督:福澤克雄出演:中居正広/仲間由紀恵/柴本幸/石坂浩二昭和19年、戦時下の高知の港町で清水豊松は妻・房江とともに理髪店を営み、慎ましく暮らしていた。しかし、ついに豊松のもとにも召集令状が届けられ、戦地に赴くことに。やがて戦争が終わり、帰還した豊松は再び妻子と共に幸せな暮らしを始めるが、そんなある日、戦時中に米国人捕虜を処刑した疑いで戦犯として逮捕されてしまう。そして裁判の結果、絞首刑を宣告されてしまうのだった・・・・。1959年製作のフランキー堺主演の同名映画のリメイクで、基本的なストーリーは1959年版と同じ。ただ、1959年版と大きく違うと感じられたのは清水豊松の性格と生への執着度。前作での、多少憎憎しげはあるものの、裁判の正当性を批判し、冤罪を晴らし生き抜こうと必死で手を尽くすところが本作ではあまりに描かれていない。豊松役の中居正広がジャニーズタレントであるせい?なのか、どこかきれいに、憎らしげのない穏やかな人物として描かれている。それを補うものとして今回、妻の房江にスポットライトが当てられている。生への執着の部分を、房江の助命嘆願書集めというところで表現し、前作では描かれていなかった夫婦愛を強調している。それにしても、前作から50年という隔たりがあるせいか、前作では反戦ドラマの色合いが強かったと思われるが、本作では戦争そのものよりも、真実を真実として捉えられない司直や裁判のあり方に警鐘を鳴らしているように感じられた。(特に最近話題の冤罪事件である足利事件などが頭をよぎりました)
2009年06月08日
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★★★★鑑賞No:01765製作:2009年監督:ロン・ハワード出演:トム・ハンクス/アィエレット・ゾラー/ユアン・マクレガーアメリカ・ハーバード大学教授のラングドンのもとにヴァチカンからの使者が現れる。現代に甦った秘密結社イルミナティがコンクラーベ(教皇選出)の日に、有力な教皇候補である4人の枢機卿を誘拐。科学の四元素である土・空気・火・水を表す焼印を押して一時間ごとに殺すという。さらに巨大エネルギーを持つ反物質を使い、ヴァチカンを爆破するというのだった。このテロ計画を阻止すべく、ヴァチカンはラングドン教授に救いを求めたのだが・・・・。この映画を観るために前作「ダ・ヴィンチ・コード」を再見しましたが、その必要はありませんでした。主役のラングドン教授はトム・ハンクスが演じていますが、それ以外のつながりは特になく、「ダ・ヴィンチ・コード」を観ていなくても何ら支障はありませんでした。むしろ主要な登場人物や、作品の中でよく使われるキーワードについては事前に押さえていた方が理解しやすいと思います(劇中でも一応説明はありますが、色々と出てくるので・・・。たとえば、「イルミナティ」「コンクラーベ」「アンビグラム」などなど)。ストーリー的には、前作「ダ・ヴィンチ・コード」よりもシンプルで分かりやすい反面、テンポは速いのでうっかりしているとついていけなくなるかも。ミステリー性よりもアクション性、スピード感、スリリング性などが強くなった作品といった感じ。私はヴァチカンやキリスト教のことは詳しくないが、詳しければ楽しさ倍増しそうなシーンはてんこ盛りです。ラストまで気が緩めない作品となっています。
2009年06月07日
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★★★鑑賞No:01751製作:1987年監督:深作欣二出演:藤田まこと/村上弘明/かとうかずこ/三田村邦彦ある日、町奉行内で見習い与力が町奉行に切りかかり、奉行が殺されると事件が起こる。そして、その場にいた中村主水の不手際によるものとされ、主水は向こう半年の御扶持半額を取り上げられることに。やがて後任の奉行・奥田右京亮が着任するが、さっそく奉行から嫌味を言われる主水。ふて腐れて居酒屋でヤケ酒を飲んでいると、近くで騒動が起き・・・・。監督が深作欣二ということで、従来の「必殺シリーズ」とはやや趣が異なる派手なアクションが目立つ作品となっている。千葉真一、真田広之の出演によってアクションも本格的なイメージを醸し出だしており、さらに真田は衣装でも派手さを強調していた。また周りを固める出演陣もよい。室田日出男、石橋蓮司、藤岡重慶、蟹江敬三、成田三樹夫と、超個性的なバイプレーヤーが目白押しで顔を見るだけでも楽しめる。お色気シーンでも露出度が高く、映画版としてはエンターテイメント性が高い作品となっている。ただ残念ながら、大立ち回りなどが目立つ分、本来の仕事人としての殺しのシーンが大雑把で仕事人らしくなかった。
2009年06月06日
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★★★+鑑賞No:00793製作:1997年監督:ジェラール・ピレス出演:サミー・ナセリ/フレデリック・ディーファンタルフランス・マルセイユ。スピード狂のダニエルは改造車でぶっ飛ばすタクシー運転手。ある日、新米刑事のエミリアンをそうとは知らず乗せたダニエルはいつも通り猛スピードで疾走する。だが、彼がスピード違反常習タクシー運転手と気づいたエミリアンは、現在問題になっている銀行強盗団の逮捕に、彼の運転の才能を活かそうと考えるが・・・・。ストーリー自体はありきたりな感じは否めませんが、スピード感溢れる映像は観ていてハラハラドキドキの連続で、楽しめます。プロ並みの腕前のタクシー運転手と、ドジな刑事のコンビというのも結構笑わせてくれるし、ちょっぴりエッチなサービスカットなど、観るものを楽しませる気配りは十分でした。フランスの情景は十分感じられながら、フランス映画らしくない作風にも好感の持てる作品。それだけに、主演のサミー・ナセリが今年、殺人未遂で逮捕されたのは衝撃のニュースでした。
2009年06月05日
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★★★★鑑賞No:00969製作:2000年監督:若松節朗出演:織田裕二/松嶋菜々子/佐藤浩市/中村嘉葎雄新潟県奥遠和ダムの運転員・富樫は遭難者救助に向った際にホワイトアウトに見舞われ、同僚の吉岡を失くしてしまう。2ヵ月後、吉岡のフィアンセ・千晶がダムを訪れるが、時を同じくしてダムと発電所がテロリストに占拠される。テロリストはダムの職員と千晶を人質に、政府に50億円の身代金を要求するが・・・・。この映画を観ると、まず思い浮かぶのが「ダイ・ハード」。まさに日本版「ダイ・ハード」といえる内容である。ハリウッド映画の向うを張ったアクション邦画というのはあまりない中、敢えて挑戦した姿勢は評価したい。そしてかなり酷評されている作品だが、アクション邦画としては結構楽しめる出来になっていると思う。ただ、「ダイ・ハード」の主人公は警官で、なおかつ人質に妻がいるという設定から、主人公単独の人質救出はすんなり入っていけるが、単なるダムの職員がただの正義感でテロリストに挑むというシチュエーションはちょっと違和感があり、テロリストも海外のテロリストのイメージにはほど遠かったのが残念。ダムを出てからの展開があまりにあっけなかっただけに、最後までダム内の闘いにした方が緊張感があってよかったのでは!?
2009年06月04日
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★★★+鑑賞No:00345製作:1978年監督:佐藤純彌出演:高倉健/中野良子/薬師丸ひろ子/夏八木勲森村誠一の同名小説の映画化。自衛隊特殊工作隊の味沢岳史は東北山中の単独踏破訓練中、近くの寒村で起こった大量殺人事件に遭遇する。その中で唯一頼子という少女が生き残るが、彼女はそのときのショックで記憶喪失となっていた。時は流れ、自衛隊を除隊した味沢は羽代市で保険の外交をしていた。そして彼の元には養女として引き取られた頼子がいた・・・・。公開当時は「人間の証明」で一躍有名になった森村誠一の小説が売れに売れていた時期で、それに当時としては大々的な宣伝を行う角川映画の効果もあって一大旋風を起こした作品のようなイメージが残っている。さらに主演が高倉健に加え、この映画がデビュー作となり、やがて超アイドル映画スターになる薬師丸ひろ子だったということもヒットの要因だったように思う。ストーリーとしては、本来の推理ミステリーの要素を残しつつ、ある地方都市の腐敗した権力構造に立ち向かう男を描いているが、自衛隊も絡ませた社会派映画の雰囲気が強い。もう30年前の映画だが、薬師丸ひろ子演じる頼子のセリフ「お父さん、怖いよ!」は今でも記憶に新しい。
2009年06月03日
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★★★★鑑賞No:00128製作:1967年監督:マイク・ニコルズ出演:ダスティン・ホフマン/キャサリン・ロス大学で陸上部のスターだったベンジャミンは卒業を機に帰郷して、卒業記念パーティーに出席する。そこで幼馴染のエレーヌの母と再会し、彼女から思わぬ誘惑を受ける。やがて夜毎の逢瀬を重ねることになるが、一方で憂鬱な日々を過ごしていた。そんな彼を心配した両親は、幼馴染のエレーヌとの交際を勧め、初めてのデートでエレーヌに恋してしまう・・・・。大学を卒業する頃の社会に出て行くことへのいいようのない不安感、年上の女性への憧れや興味、そして幼く不安だらけの自分を包み込んでくれる包容力への安心感、そして純粋な恋愛・・・・。男なら一度は考え感じることをダスティン・ホフマンがよく演じていた。そしてバックに流れるサイモン&ガーファンクルの名曲と、ラストの花嫁を連れ去るシーン。映画音楽の重要性を感じるとともに、鮮烈な印象を残し大ヒットにつながったラストシーンはあまりにも有名で必見である。
2009年06月02日
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★★★+鑑賞No:01763製作:2008年監督:ギレルモ・デル・トロ出演:ロン・パールマン/セルマ・ブレア魔界の王子ヌアダは一族復興のため人間駆逐を図るべく、最強兵団ゴールデン・アーミーを復活させようと3つに分割された王冠を探していた。その頃、ヘルボーイたちは、あるオークション会場で起こった怪物襲撃事件の解決のため、現場に向うが、怪物退治の末、その姿を人前に晒していた・・・・。アメコミ・ヒーローものは今やハリウッド映画の大きなジャンルの一つになってしまったが、かっこいいものから異形のヒーローまでさまざまある中、このヘルボーイは異形ながらどこか人間臭く、悪態ばかりついているかと思うと、実は純粋でシャイな、いわゆる大きな赤ちゃんといった感じで憎めないキャラである。内容的にはアクション系でありながら、どこかファンタジーの雰囲気のある映画で、ギレルモ・デル・トロ監督お得意のクリーチャーもこれでもかといわんばかりの種類が登場し、映像面で楽しませてくれる。ありきたりなストーリーながら、親子でも楽しめるエンターテイメント作品。
2009年06月01日
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