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★★★★鑑賞No:01832製作:2008年監督:バズ・ラーマン出演:ニコール・キッドマン/ヒュー・ジャックマン第二次世界大戦前の1939年。イギリス人貴族婦人のサラ・アシュレイは、金策に出たまま1年もロンドンに戻らない夫の浮気を疑い、単身、オーストラリアに乗り込んでくる。しかし、夫の領地に着いたサラは、夫が何者かに殺されたことを知る。サラは遺された牧場を立て直すため、所有する1500頭の牛を売ることを決意、礼儀知らずのカウボーイ・ドローヴァーの力を借りて9000km離れたダーウィン港まで牛を連れて行くことに・・・・。広大なオーストラリアを舞台にした、冒険活劇&ラブロマンス映画。最初はニコール・キッドマンのややオーバーアクションもあってか、ライト・コメディ・アドベンチャーかと思えるような軽いノリの冒険活劇だが、後半は先住民への弾圧や日本軍の侵攻などを描いたシリアスなドラマに変わり、やや一貫性には欠ける。ただ、ニコール・キッドマンの美しさはオーストラリアの自然をバックにさらに映え渡り、ヒュー・ジャックマンの野性味はいかにもカウボーイらしさを見せる見事なキャスティングだった。ドラマ自体はありきたりともいえる展開だが、観ているものの期待を裏切らず最後はスッキリさせてくれる。3時間弱とやや長尺なのは欠点かもしれないが、あまり飽きさせない内容となっている。前半の牛追いシーンは圧巻で見もの。
2009年08月31日
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★★★+鑑賞No:01811製作:1972年監督:ジョセフ・L・マンキーウィッツ出演:ローレンス・オリヴィエ/マイケル・ケインイギリスの有名な推理小説家アンドリュー・ワイクはロンドン郊外の大豪邸に妻マーゲリットと住んでいたが、彼女には美容師マイロ・ティンドルという愛人がいた。ある日、アンドリューはマイロを自宅に呼び寄せる。そして2人の関係を認めた上で、贅沢なマーゲリットを物質的に満足させるために、アンドリューが持つ高価な宝石を盗んで海外で売るよう提案するが・・・・。先日このブログでも紹介した「スルース」のオリジナル。リメイク版「スルース」でアンドリュー・ワイクを演じていたマイケル・ケインが、オリジナル版ではマイロ・ティンドルを演じている。スピーディな展開だった「スルース」を先に観てしまっていたので、長尺な本作はテンポが遅く冗長な感じは否めなかった。それでもこれだけの時間をたった2人で魅せる演技とストーリーはやはり凄いのでしょう。大筋の内容はリメイク版で知っていたので格段の新鮮味はなかったものの、細かい点では色々と異なっており、また時代や屋敷内の感じの違いからくる雰囲気などはかなり違っているため、リメイク版とはまた異なった映画のようにも感じられた。
2009年08月30日
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★★★鑑賞No:01824製作:2006年監督:グ・スーヨン出演:松田龍平/山田優/ARATA/田村高廣日本中が空前の焼肉ブームの中、斬新かつ前人未踏の焼肉料理で人気テレビ番組「焼肉バトルロワイヤル」のキングに君臨する男がいた。その名は、巨大焼肉チェーン店「虎王」の御曹司、トラオ。その「虎王」が唯一業績不振なのが北九州だった。そこには焼肉の達人が営む「プルコギ食堂」があり、達人の一番弟子・タツジが切り盛りしていた・・・・。映画そのものは大した内容ではなく、随所にバカバカしいシーンもあり、真面目に観る映画ではない。基本は赤肉VS白肉の焼肉対決で、昔、TVでやっていた「料理の達人」のような内容。やはりこの手の映画を観ると、どうしても焼肉が食べたくなってしまうが、さほど良質ではない素材の肉を、達人が焼くと究極の焼肉になるのがよく分からなかった(焼くタイミングだけでそこまで味が変わる?)。ただ、達人役を演じた田村高廣の演技はまさに際立っており、この映画が遺作となったのは非常に残念。個人的には赤肉が好きだが、達人の焼いた白肉も食べてみたい衝動に駆られる映画。
2009年08月29日
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★★★★鑑賞No:01806製作:2007年監督:キム・ジフン出演:キム・サンギョン/イ・ヨウォン1980年の韓国・光州市。タクシー運転手の青年ミヌは早くに両親を亡くし、たったひとりの成績優秀な弟ジヌと暮らしていた。そんなミヌは、ジヌと同じ教会に通う看護師のシネに思いを寄せていた。5月18日、ミヌはジヌとシネの3人で映画を観に行くが、その最中、館内に兵士が乱入し館内は催涙弾の煙に包まれる・・・・。1980年5月18日に韓国・光州で起こったいわゆる“光州事件”を題材にしたヒューマンドラマ。事件としての客観的事実は描きながらも、その政治的背景は映画の中では明らかにされず、ただ、クーデターにより樹立された軍事政権と、それに反発する人々の中で一般市民も巻き添えになっていくさまを中心に描いています。よって光州事件の真実を知る映画ではありませんが、こういう事件の中で家族や恋人のために戦う男のドラマといえるのかもしれません。しかしこの事件で多くの市民が亡くなり、そのため多くの家族が悲しい思いをしたことは十分伝わってくる映画です。
2009年08月28日
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★★+鑑賞No:01821製作:2004年監督:クリス・ケンティス出演:ブランチャード・ライアン/ ダニエル・トラヴィススーザンとダニエルの夫婦は、バカンスでカリブ海にやってきて、スキューバ・ダイビングをするため、ツアー・ボートに乗り込んだ。そしてガイドの合図で次々とツアー参加者が海に潜っていき、彼ら二人も海の中に。しかしガイドの手違いから、ダイビングを楽しんで彼らが海上に現れたとき、ボートはそこになく、彼らを残したまますでに帰っていた・・・・。観る前に期待が大きかっただけに、少々落胆した映画。シチュエーション自体は単純ながら非常に興味を惹いたが、主役の2人が海に取り残されてからの展開はあまりにも単調で、思ったほどの緊迫感もなく、意外な展開もないという、観ていて退屈だった。また、CG映像を見慣れたせいか、撮影技術が悪いのか、サメの大群が出てきても全然恐怖感が感じられなかった。(あとからあのサメは本物と知って驚いたが・・・)ラストも後味悪く、何か救いようのない映画だった。
2009年08月27日
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★★★+鑑賞No:01818製作:2008年監督:神山征二郎出演:渡辺大/柄本佑/柄本明/石坂浩二昭和18年。戦争は激化し、東京六大学は解散が決定、学業優先で徴兵を猶予されていた学生も学徒出陣に備えるよう圧力がかけられていた。そんな中、早稲田大学野球部顧問の飛田のもと選手たちは、出陣のその日まで野球を続けようとしていた。そんなある日、慶応大学の塾長・小泉が飛田のもとに早慶戦の実施を申し込んできた・・・・。1943年10月16日に、太平洋戦争中の学徒出陣前に壮行試合として行われた“最後の早慶戦”を映画化。早慶戦自体に縁がない人には、戦時中に早慶戦をやる意義があまり伝わってこないが、やはり実話が元になっていると思うと感情移入してしまう映画。戦時中ということで、軍人は野球にうつつを抜かす学生に冷たい一方、世間の早慶戦に対する期待は大きく、学生の最後のはなむけのために柄本明演じる飛田の早慶戦実現に向けての熱意には思わず感動する。戦時中という緊迫感はあまりなかったし、試合の結果そのものにはあまり盛り上がりには欠けたが、試合後のエール交換はさすがにジーンときた。一応、反戦映画のようでもあるが、あまりメッセージ性はなく、最後の早慶戦という実話を淡々と描いたという感じの映画。
2009年08月26日
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★★★★鑑賞No:01200製作:1963年監督:三隅研次出演:市川雷蔵/城健三朗(若山富三郎)/松本錦四郎浪人・山崎蒸は恋人の志満の反対にもかかわらず、当時京都で活動し始めていた新選組の近藤勇に惚れ込んで新選組に入隊する。しかし、新撰組の中では局長の芹沢鴨の粗暴な振る舞いが目立っており、それを憂慮した近藤と土方歳三は芹沢一派を謀殺する。そして近藤が局長、土方が副長となるが・・・。子母沢寛の同名小説の映画化。新選組がテーマの映画・ドラマというと、近藤勇、土方歳三、沖田総司などが主役のものが圧倒的に多い中、原作的には有名だが主役が新選組の密偵として活躍した山崎蒸というのはチョット異色で面白い。よって新選組そのものというよりは、少し距離を置いて見た新選組を描くような感じとなっている。また、一人の隊士として、彼が理想とする新選組のあり方と現実とのギャップに苦しむところもいい。歴史的に有名な芹沢鴨暗殺事件、古高逮捕、池田屋事件などもよく描かれており、歴史好きにはたまらない一作。
2009年08月25日
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★★★★鑑賞No:01820製作:2003年監督:井坂聡出演:藤木直人/仲間由紀恵/石橋凌/宇崎竜童広告代理店に勤める敏腕クリエーター・佐久間俊介は、今までリーダーとして進めてきた日星自動車のイベント・プロジェクトを、クライアントの副社長・葛城の一声によって潰されてしまう。失意と屈辱を味わった佐久間は葛城の自宅に赴くが、そこで家出をしようとしていた葛城の娘・樹理と出会う。そして葛城から受けた仕打ちを樹理に話したところ、樹理は狂言誘拐を持ちかけてくる・・・・。東野圭吾原作の「ゲームの名は誘拐」の映画化。狂言誘拐をテーマに、二転三転するストーリー展開には思わずのめりこんでしまった。誘拐・身代金奪取自体はあまりに上手く行きすぎ、リアル感のない感じで観ていたがこれにもちゃんとオチはあった。騙し騙されの繰り返しだが、最後までどんなオチなのか楽しめたのはよかった。犯罪自体もスマートだったが、主演の2人もいかにも現代的でスマートで泥臭さがないため、ここでも現実感という点では実感のない虚構の世界という感の強い映画だった。最初から映画だと割り切ってみれば結構楽しめる。
2009年08月24日
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★★★★鑑賞No:01819製作:2004年監督:青山真治出演:役所広司/薬師丸ひろ子/柄本明/豊川悦司名門中学受験のための勉強合宿に3組の家族と塾講師が湖畔の別荘に集まった。並木俊介も気が進まないながら、娘・舞華のために別居中の妻・美菜子と仲のよい夫婦を演じていた。その晩、急に俊介の愛人・英里子が別荘に訪ねてくる。俊介は夜中、彼女と落ち合う約束をするが、彼女が現れないため別荘に戻ると、英里子は殺されていた。犯人は妻の美菜子だったが、事件が公になり、子供の受験に影響が出ることを恐れた他の2家族は事件を闇に葬ろうと提案し・・・・。ミステリー映画だと思って観ていたが、真相がうやむやでハッキリしなかった?ため、消化不良感の残る作品だった。そして何よりも怖いのは、誰が殺したにせよ、殺人という行為が目の前で行われているのに、合宿に来ている全員が冷静であること(少なくとも極度の混乱は無く、粛々と死体を処理する姿は怖い)。さらに犯人と目される(少なくとも大人はそう思っている)子供たちが一番冷静なことだった。自己中と言葉がまさに当てはまるようなこの集団に恐怖を感じるが、これが現代社会の縮図とも言わんばかりの作者の本当の狙いは何だったのか?前半のハラハラするストーリー展開が興味深かっただけに後半の展開と作者のメッセージがイマイチ分からなかったのが少々残念だった。
2009年08月23日
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★★★+鑑賞No:01817製作:2004年監督:バリー・レヴィンソン出演:ベン・スティラー/ジャック・ブラック同じ工場で働くニックとティムは、家もご近所で仲のよい親友同士。ある日、ニックはペットのフンを消してしまうスプレーを発明、商品はバカ売れし、ニックはあっという間に大富豪になる。一方、ニックの投資を断ったティムは嫉妬と後悔にさいなまれ、それが原因で妻とも別居、さらに職まで失い・・・・。本作の原題は「エンヴィ ENVY」で「嫉妬、ねたみ、羨望」といった意味。まさに主人公の嫉妬心、妬みが巻き起こすコメディ映画。今まで仲のよかった親友同士のうち、片方が急に大金持ちになってリッチな暮らしを始める・・・。仲がよかっただけに突然の思わぬ格差にティムの嫉妬は頷けないでもない。また一方のニックの方も気づかないうちに悪気はないがどこか金持ちの傲慢さがでてくる。実際にありがちな光景で、普通なら疎遠になるか、下手したら事件になってしまうような設定だが、友達としての本質を失わなかった2人だったからこそ、嫌な気持ちにならずに観れるコメディ映画となっています。
2009年08月22日
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★★★鑑賞No:01009製作:2000年監督:ロジャー・クリスチャン出演:ジョン・トラヴォルタ/バリー・ペッパー紀元3000年。人類はサイクロ星人によってわずか9分で壊滅にされ、地球は彼らによって支配されていた。かろうじて生き残った人間のほとんども彼らの奴隷としてこき使われていた。そんなある日、奴隷とならず山奥に隠れ住んでいた青年ジョニーは、周囲の反対を押し切って旅に出るが、サイクロ人に捕まってしまう。サイクロ人のリーダー、タールは人間を完全に支配するため、ジョニーを利用すべく訓練し始めるが・・・・。最低の映画を選出する「ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)」を、2000年に主要部門をほぼ受賞するという結果になった作品。もともと真面目なSFというよりは、一部のマニアックな人向けに作ったようなB級カルト映画なので、ウケる人にウケればいい程度の製作スタンスが感じられる。ジョン・トラボルタも異様な格好のサイクロ人を、むしろ楽しむがごとく怪演しており、なんともおバカな映画ながら、割り切って観るならばそれなりに楽しめるかもしれない。真剣に観ないことが鍵の映画。
2009年08月21日
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★★★+鑑賞No:01829製作:2008年監督:光石富士朗出演:松坂慶子/岸部一徳/森田直幸/久野雅弘大阪の下町で暮らす久保家では、働き者のお母ちゃん・房子が三人の息子を抱え、大黒柱となっている。そんなある日、父親が急死し、弟と名乗る男が家に転がり込んできて奇妙な同居生活が始まる。一方、中学生の長男は偶然出会った女子大生と恋に落ち、ヤンキーの次男は学校の先生に言われた言葉で「ハムレット」を読み始め、小学生の三男は「女の子になりたい」と言い出して・・・・・。派手さのない映画だが、家族の大切さ、素晴らしさがジワジワ伝わってくる映画。大人しいがませた恋愛をする長男、自分の生い立ちや生き方に葛藤する次男、そして女になりたいと正直に宣言する三男、これだけ兄弟でも個性の違う中、この三人を大きく包み込むさばさばした母親の存在は大きい。また、兄貴の死後、なんとなく転がり込んだおじさんの飄々とした存在感も何ともいえない。このおじさん役は岸部一徳でないと出せない味かもしれない。ともかく全く性格や個性の違う五人の家族だが、お互い理解しようとし、認め合おうとしているところがこの家族のいいところであり、大切なことだとつくづく感じさせる映画だった。大作・話題作の部類に入る映画ではないため見逃されがちだが、設定が大阪の下町ということもあって、人情味があって観終わっても何故か心地よい映画。
2009年08月20日
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★★★鑑賞No:01813製作:1963年監督:市川崑出演:石原裕次郎/森雅之/田中絹代/浅丘ルリ子1962年、堀江謙一というひとりの青年がマーメイド号というヨットで西宮港を出港する。彼が目指すのは太平洋をヨットで横断し、サンフランシスコに到着すること。日本の法律では密出国となる危険を犯して太平洋に出るが、そこからは孤独と悪天候との闘いだった・・・・・。世界初の単独太平洋横断に成功した堀江謙一の自叙伝の映画化。堀江謙一を石原裕次郎が演じている。実際の堀江謙一さんの性格はよく知らないが、石原裕次郎演じる堀江は陽気で楽天的な感じなので、観ていても悲愴感はあまり伝わってこない。それでもさすがに嵐のシーンではついにあきらめかけたり、霊らしきものを見たりと、孤独な絶望感を垣間見せるシーンもある。そして最後はやはり“お母ちゃん”なのか?母親の面影を思い出すあたりは若者らしさが出ている。それにしても終始前向きでポジティブな性格がないとこんな偉業は達成できないという典型的な例のような内容。
2009年08月19日
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★★★+鑑賞No:01815製作:2007年監督:シドニー・ルメット出演:フィリップ・シーモア・ホフマン/イーサン・ホークニューヨーク郊外の小さな宝石店で強盗事件が発生。その事件3日前、会計士のアンディが弟ハンクに強盗計画を持ちかけており、狙いは両親が営む宝石店だった。二人とも金に困っての計画だったが、おじけづいたハンクは相棒に友人を雇ったことで計画に狂いが生じてきて・・・・。自分の両親の宝石店を襲うことで、息子二人は金を得、両親も保険がおりて被害はないという、一見家族の誰も損しない強盗計画だったが、強盗の相棒に雇った友人のせいで、母親は死に、その友人も死んで、金は手に入らず、友人の家族にも付け狙われる・・・といった予想外の展開にワクワクさせられる。サスペンス映画としても面白いが、被害者と加害者が同じ家族であり、このチョットした誤算からこの家族が崩壊していく様は観ていて何ともいえない哀しさがある。展開は予想外だが、ストーリーは非常に分かりやすく、時間軸と視点がコロコロ変わるが逆にそれが大きな変化として楽しめる。スピーディな冒頭の展開とは裏腹に中盤少々中だるみするのは残念。
2009年08月18日
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★+鑑賞No:01828製作:2008年監督:井上晃一出演:山田優/山崎静代/中別府葵/浅野ゆう子鈴木由美子の人気漫画の映画化。誰もが振り向く超美人のカンナは、実はブスでいじめられてばかりの人生をやり直すため、貯金をはたいて手術を受けた全身整形美人だった。ブスだったころから憧れていた男性の勤めるアパレル会社に就職した彼女は、恋も仕事も順調で、ついには新ブランドのプロデューサーに抜擢される。しかし、その成功を妬む同僚がカンナの過去を知って・・・・。原作に忠実という点では日本版の方が忠実らしいが(原作は読んだことがないので真偽はわかりませんが・・・)、単純に映画として観た場合、韓国版の方に軍配を上げてしまう出来。ともかく、日本版は単なるおバカ映画にしか見えなかった。あまり好きではない山田優のオーバーアクションも鼻につくし、そもそも設定の“誰もが振り向く超美人”には(個人的には)見えない。(最初ライバルだった中別府葵の方が可愛い)また大きな設定であるブスから超美人への変身だが、ブスの部分が人形を使ったアニメなのでリアリティもなく感情移入もできない。もう一人のブス役・山崎静代も女優として評価されているらしいが、本当に上手?地でやってるだけで演技といえないのでは?原作が面白いと聞くだけに、昨今のTVドラマの即映画化風潮に乗って安易に作ったとしか思えない作品。
2009年08月17日
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★★+鑑賞No:01812製作:2007年監督:ゲイリー・レイン出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ/アンガス・マクファーデンニューヨークの吹き溜まり“ヘルズキッチン”で生まれ育ったキャットとその愛人アルは、拳銃や盗品を売りさばきながら、その日暮らしをしていた。キャットはさらに新たな顧客を開拓しようと、アルに内緒で取り引きを行うが、それがアルにばれて手酷くいたぶられる。心配したキャットは彼女を助けようとするが、キャットはそれを拒んで・・・・。DVがテーマのような前半のストーリー展開でしたが、主人公はただ単に男の暴力に屈しる女ではなかった!後半は完全に復讐劇で、単に暴力男に対しての復讐だけでなく、復讐のためには利用できるものは何でも利用するという冷酷な一面も見せている。復讐方法自体は別に驚くようなものではなく、共犯者もすぐ分かるような内容なので、サスペンス・ミステリー性は乏しい。DV男はひどい男ではあるが、キャットに対する愛情は異常ながらも本当で、最後はちょっと哀れである。復讐劇なので本当はラストでスッキリしたいところだが、主人公の豹変ぶりにどこかスッキリしないところが残念。
2009年08月16日
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★+鑑賞No:01825製作:2009年監督:ジェームズ・ウォン出演:ジャスティン・チャットウィン/エミー・ロッサム今は亡きおじいちゃんの遺志を受け、世界中にちらばっている7つのドラゴンボールを集めるたびに出ることになった孫悟空。それはドラゴンボールをすべて集めると、どんな願いも叶うというドラゴンボールを狙うピッコロ大魔王の世界征服を阻止するためだった・・・・。「週刊少年ジャンプ」で連載された、鳥山明の大人気コミックの映画化。ただ個人的にはコミックは読んだことがないので、全く予備知識なく観ることができた。よって変な先入観はなく素直に観れたが、本来の原作が持つイメージや世界観が上手く描かれていたのかどうかは不明(なんとなくの感じでは、コミックとは違ったイメージを受けるが・・・・・)。ストーリーはいたって単純。世界征服を企むピッコロ大魔王の野望を阻止すべく、世界に散らばる7つのドラゴンボールを集める話だが、それ以上のストーリーの広がりはない。敵キャラもピッコロ大魔王とその部下の女一人という、迫力も恐怖もない設定。さらにこの二人、意外と弱い。ラストであの有名なカメハメ波は観ることができたが、ラストもあっけなかった。世界征服といいながら、観ていてもあまりにも狭い世界観・・・・。原作を読まずして、原作には遠く及ばないような感じのする映画だった。ラストの意味深な終り方・・・・、ひょっとして続編作る気なのか?
2009年08月15日
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★★★+鑑賞No:01823製作:2009年監督:堤幸彦出演:豊川悦司/常盤貴子/平愛梨/香川照之“血の大みそか”から15年後。世界同時多発テロの首謀者として、歴史の教科書にも載る極悪人となったケンヂ。一方、ともだちは救世主として祭り上げられていた。だが、ことの真相を知るケンヂの姪・カンナは高校生となり、いつの日かその汚名を晴らし、ともだちの正体を暴こうと心に秘めていた。そんなある日、問題児扱いのカンナは「ともだちランド」に送られることに。そこは社会のルールから外れた人間を洗脳する施設だったが、カンナはそこでヨシツネと再会する・・・・。なかなか第1章は面白かったが、時代設定が変わり(15年後)、主役も変わり、秘密基地メンバーのその後の説明も十分ではなく、テンポの速い展開で・・・と原作の漫画を読んでいない人(自分もそうだが)には、ちょっとついていくのが大変なストーリー展開。時代も大きく変わったせいもあって、映画から醸し出される雰囲気も大きく違い、続編のような気がしない感じもあった。結局、中心となる謎は良く分からず、結論は最終章の3作目に委ねることとなりそうで、つなぎ役のような位置づけの、3部作における2作目の宿命を感じざるを得なかった。最大の謎である“ともだち”の正体は明かされないままだが、最終章で納得の行く結論にして欲しい気持ちでいっぱい。(原作を読んでいないので答えは知らないが、個人的には予想して観ているので、その点は次回作が楽しみ。)
2009年08月14日
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★★★鑑賞No:01822製作:2009年監督:宮藤官九郎出演:宮崎あおい/佐藤浩市/木村祐一/田口トモロヲメイプルレコードの新人発掘部に勤務する、契約切れ目前のかんな。そんなかんなは、ある動画サイトで、これ以上ない野蛮で、凶暴なイケメン・パンクバンド<少年メリケンサック>を発見する。早速、バンドと契約するために乗り込むと、そこにいたのはイケメン青年ではなく、50歳で酔っ払いのおっさんだった・・・・。人気脚本家・宮藤官九郎の監督第2作。映画自体は、何かうるさいだけの、ドタバタ映画のような感が否めなかったが、個性的な俳優を配した親父4人組みのバンドと、そのバンドに振り回されるかんなを演じていた宮崎あおいは見ものです。特に、撮影と同じ時期にやっていたNHK大河ドラマの「篤姫」とは両極端をなす、あのコミカルな演技は、宮崎あおいの新たな一面を見ることができます。ロードムービー的な展開の前半は、ちょっとしたギャグが満載で結構笑えたが、後半はやや退屈。この手の映画で2時間を超えるのはちょっときつかったかも!?
2009年08月13日
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★★鑑賞No:01795製作:2006年監督:ラウル・ルイス出演:ジョン・マルコヴィッチ/ヴェロニカ・フェレ1918年。病床にあった天才画家グスタフ・クリムトは死を迎えようとしていた。彼の頭の中には彼の人生が走馬灯のように去来していた。19世紀末、故郷のウィーンでは酷評されていた彼の絵が、パリでは絶賛される。そしてパリ万博で出会った美しい女性・レアから肖像画の依頼を受けるが・・・・。絵画に興味のない私にとって、この映画を観るまでクリムトの名すら知らなかったのですが、結構有名な画家のようですね。映画は少々難解で、クリムトを知らないとさらに分かりにくいという、ドツボにはまってしまう映画です。途中何度か眠気に誘われましたが、時々出てくる絵のモデルさんたちのヌードシーンで眠気が覚める・・・といった繰り返しの映画でした。ストーリーは、死の淵にいたクリムトが、夢の中で自分の半生を回想するという内容ですが、クリムトの作品が芸術的にどうだというのは良く分からず、ただモデルに次々と手を出して子供を作っていく勢力旺盛なおじさんとしか印象の残らない内容でした。
2009年08月12日
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★★★鑑賞No:01789製作:1983年監督:根岸吉太郎出演:薬師丸ひろ子/秋川リサ/岸田今日子/松田優作大学2年生の新井直美は、1週間後に父親の待つアメリカに留学することになっていた。仲間たちと別れを惜しむ中、憧れの先輩・永井に誘われホテルへ。ところが、そこに直美の叔父と名乗る男が侵入してきて、永井を追い出してしまう。実はその男は私立探偵で、直美の母親代わりの元秘書・長谷沼がつけたボディ・ガードだった・・・・。まさに赤川次郎の軽いタッチの小説をそのまま映像化したような映画。薬師丸ひろ子の独特の素人っぽい演技がそれをより助長していて、観ていて恥ずかしい反面、なんか包み込まれるような安らぎも感じる。松田優作もどちらかというと大人しい演技で、ハードボイルドな面、コミカルな面、シリアスな面、いずれも強調されないためイマイチ、インパクトに欠ける点は残念だが、やはり松田優作の存在感の大きさは十分感じられる。ストーリー自体は分かりやすく、ミステリー性は少ないものの、薬師丸ひろ子の青春ドラマとしてそれなりに楽しめる作品。
2009年08月11日
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★★★+鑑賞No:01804製作:2007年監督:永田琴出演:神木隆之介/福田麻由子/原田芳雄/広末涼子ある日学校で倒れ、入院することになった野球とラジオのDJ好きの少年・太郎。入院生活に飽きた頃、お昼に聞こえる音楽に興味を持った太郎は、やがて院内放送のDJを行うようになる。太郎は放送を通じて周りの患者たちとの交流を深めていき、やがて美しい少女・たまきと出会い、恋が芽生えていくことに・・・・・。鬼塚忠原作の同名小説の映画化。主人公の太郎が明るく、前向きな子供なので観ていて応援したくなり、周りの人々も優しく受け入れてくれるので観ていて気分の晴れる展開だったが、実は悲しく切ないストーリーで、前半が幸せモードだっただけに余計にラストは悲しくなった。大人顔負けのDJができるのに、面と向って好きな女の子に告白できないといったことや、15年の年月を超えて好きな女の子のリクエストをかなえてあげるなど、ストーリーの中にちりばめられた主人公の思いや行為がジンジンと伝わってくる映画です。ちなみに主人公・太郎が持っていたラジカセ、私も同じモノを持っていました。思わず昔が思い起こされて懐かしかったです。
2009年08月10日
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★★★鑑賞No:01805製作:2007年監督:グレッグ・モットーラ出演:ジョナ・ヒル/マイケル・セラ高校卒業まであとわずかとなった3人の少年、セスとエバン、フォーゲル。いづれもモテそうになく、下品な会話を楽しむ毎日。そんな3人がある女生徒からパーティに誘われる。高校卒業までに童貞が捨てられると考えた彼らは有頂天になるが、未成年が買えない酒を調達して欲しいと頼まれたことから、涙ぐましい努力が始まるが・・・・。下品な会話の連発で、家族で観るにはあまりふさわしくない映画。(男一人で観る映画でしょうか?)しかしながらいやらしいのは会話のみで、映像的にいやらしい(エロシーン)は出てこない(男性自身のイラストは出てくるが・・・)。映画自体はバカバカしい内容ではあるが、パーティに招待された3人が女の子の期待に沿うべく、未成年では買えないアルコールを手に入れようと奮闘するとこrは涙ぐましい。そして予想外の展開に結構楽しめた。映画は未公開作品らしいが、未公開作品としてはなかなか良くできている。
2009年08月09日
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★★★鑑賞No:01792製作:2007年監督:シン・テラ出演:ファン・ジョンミン/カン・シニル生命保険会社の査定員チョン・ジュノは、面識のない顧客パク・チュンベからの指名を受けて訪問した彼の自宅で、チュンベの息子の首吊り死体を発見する。チュンベは息子の保険金の支払いを執拗に要求するが、ジュノはチュンベが保険金殺人を犯したのではないかと疑い、警察に掛け合う。その後、ジュノが再びチュンベの家に向かうと、そこには憔悴したチュンベの妻イファがおり、次の標的は妻ではないかと疑うが・・・・。本作は貴志祐介の同名小説を、 内野聖陽・大竹しのぶ主演で1999年に製作された同名映画の韓国版リメイク。大筋のストーリーはオリジナルと同じだったため、やや新鮮さには欠けるきらいがあった。オリジナルと比べると、映像的に目を背けたくなるシーンは多いものの、邦画独特のおどろおどろしい、背筋からぞーとするような感覚的な恐怖はオリジナルには及ばない感じがした。そしてオリジナルで何よりも怖かったのは、保険金を請求する男の妻だが、韓国版での妻は残忍ながらもどこか大人しく、内面的な恐ろしさはあまり出ていなかった。というか、オリジナルの大竹しのぶの演技があまりにも強烈で怖かったため、そう感じるのかもしれない。この作品を観たことで、改めてオリジナルの大竹しのぶの怪演の凄さを感じた。
2009年08月08日
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★★鑑賞No:00276製作:1982年監督:神代辰巳出演:永島敏行/クリスチーナ・ファン・アイクインフレによる経済悪化が進行する1923年のドイツ。男は先輩・東野の誘いでミュンヘンにやってくる。この街は、外国の金があれば好き勝手なことができるということだった。男はそこで赤い帽子をかぶった女と出会い、その魅力の虜となってしまう。そしていつしか男は赤い帽子の女と関係を結び、奇妙な生活が始まることに・・・・。本作は芥川龍之介の作品とも噂されている同名小説の映画化。文豪が書いた(らしい)作品という触れ込みだが、イマイチ良さはよく分からなかった。ただ、元はポルノ小説なので当然映像的にはポルノ映画のごとくだが、どこか奔放な赤い帽子の女に振り回され、愛欲に溺れ、そして捨てられる男の悲哀というか、惨めさを永島敏行がよく演じていた。
2009年08月07日
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★★+鑑賞No:01801製作:2004年監督:ジョナサン・グレイザー出演:ニコール・キッドマン/キャメロン・ブライトアナは10年前に夫のショーンを心臓発作で亡くした未亡人。それ以来、ずっと悲しみにくれていたアナだったが、最近やっと新しい恋人であるジョゼフのプロポーズを受け入れる決意ができた。そんな2人の婚約パーティの夜、一人の少年がアナを訪ねてくる。その少年は「自分は夫のショーンである」と告げ、ジョゼフとの結婚を止めるよう訴える・・・・。死んだはずの夫が、全く見知らぬ少年に生まれ変わって尋ねてくるという、何とも神秘的で興味深い設定の映画。当然、テーマとして“輪廻”という言葉が頭をよぎる。前半の進行はまさに“輪廻”は存在するか?を問うような内容だった。それ故、後半の展開と結末には疑問と不満が残るものとなった。思えば最近の予告編等で観る映画の謳い文句や設定は非常に興味深いものが多いが、実際に見ると客寄せのための過剰広告に思えてならないものが多い。詳しく書くとネタバレになるため書けないが、これもその代表のようで、おそらく賛否両論(特に酷評)の多い作品と思われる。
2009年08月06日
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★★★鑑賞No:01802製作:2008年監督:アンディ・テナント出演:マシュー・マコノヒー/ケイト・ハドソントレジャーハンターのフィンは、宝探しに熱中するあまり多額の借金をしギャングに命を狙われ、妻のテスにも愛想をつかされ離婚寸前の状態。そんなある日、フィンは海に沈んだ財宝の決定的証拠を発見し、たまたま近くでバカンスを楽しんでいた大富豪ナイジェルをスポンサーにしようと乗り込んでくるが・・・・。一言で言えば、軽いノリのアドベンチャー映画。先月の記事で書いた「イントゥ・ザ・ブルー」とよく似た感じの映画で、時間がたつと区別ができなくなりそうな感じ。それもそのはず、内容は似たり寄ったりで、“カリブ海”“海に沈んだ財宝”“ギャング”・・・・などキーワードもそっくり。ノリがいい分、シリアス感には欠けるため、観ていてもさほど緊張感やサスペンス性は感じられない。ただテンポはまずまずよく、気楽に鑑賞するにはよい。ともかく映像として多く映し出されるカリブ海の美しさは素晴らしく、一度は行ってみたいと思ってしまうほど。もちろん海に恋愛はつきもので、この映画でも当然ラブストーリーも重要な柱になっている。
2009年08月05日
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★★★鑑賞No:01017製作:1974年監督:西河克己出演:山口百恵/三浦友和/中山仁/佐藤友美大正末、天城に向う山道で一高生の川島は旅芸人の一行5人に出会う。彼らは三味線や太鼓、唄や踊りで温泉場の客を相手に生計をたてていた。一行の中のかおると名乗る美しい少女は踊り子だったが、下田まで川島と一緒に旅ができると知って喜んでいた・・・・・。いわずと知れた川端康成原作の同名小説の映画化で、山口百恵の第一回主演映画としても有名。製作が1974年なので、山口百恵が15歳くらいの時の作品である。さすがにま幼さが残り、演技的にもどこかぎこちなく、素人っぽさが感じられるが、それが逆に汚れを知らない少女かおるにピッタリで、原作のイメージを上手く出していたのではないかと思われる。最近、邦画はどこかまったりした緩い系の映画が多く、それはそれで何か忙しない現代の一服の清涼剤となっているが、この映画はゆったりとした中にもどこか古き日本の情緒とか風景を見せてくれる、最近の邦画とはまた違った品位ある作品である。
2009年08月04日
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★★鑑賞No:01816製作:2008年監督:フィリダ・ロイド出演:メリル・ストリープ/アマンダ・セイフライドギリシャの島で小さなホテルを営むドナの娘ソフィの結婚式が明日へと迫っていた。父親を知らずに育ったソフィの夢は結婚式でヴァージンロードを父と二人と歩くこと。そこで彼女はかつての母の恋人サム、ハリー、ビルのうちの誰かが自分の父親だと見当をつけ、ドナに内緒で3人を島に招待するが・・・・。結婚式前夜のドタバタを、アバのヒットナンバーにのせて陽気につづったミュージカル映画。花嫁の本当の父が未だに誰か分からず、父親候補と思われる3人の男性が花嫁によって結婚式に招待されたことから起こるドタバタ劇がストーリーの中心だが、ともすれば深刻な問題を陽気な歌と踊り、そして真っ青な空と海がかき消してしまい、ハッピー・コメディとして仕上がっている。アバのヒットナンバーには懐かしさを感じながら観れるものの、映画そのものは特に面白いとはいえない。ただ大女優メリル・ストリープの歌と踊りは一見の価値あり。
2009年08月03日
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★★★★鑑賞No:01797製作:1969年監督:ジーン・サックス出演:ウォルター・マッソー/イングリッド・バーグマン/ゴールディ・ホーン独身主義のプレイボーイである歯科医・ジュリアンは、結婚していると嘘をついて年若きトニーという女性と付き合っていた。しかしトニーが自殺未遂を起こしたことから、ジュリアンはトニーと結婚する決意を固める。しかし、トニーはジュリアンの奥さんがかわいそうだと言い出し、彼女に会って話がしたと言い出す。困ったジュリアンは、看護婦のステファニーを即席の妻に仕立て上げようとするが・・・・。粋で小気味のよい大人の会話が楽しめる映画。ストーリー自体はゆったりとしているようでも会話がテンポいいため飽きが来ない。そしてウォルター・マッソー演じるジュリアンがその場をしのごうとしてつく嘘が嘘を呼び、話がややこしくなっていくところや、上手い具合にトニーが誤解していくあたり、上品なドタバタ・コメディ映画として仕上がっていて面白い。そして何よりも驚かされたのが、イングリッド・バーグマンの出演。「カサブランカ」や「ガス燈」で強烈に印象づけられたイメージからは想像できなかったバーでのダンスシーンには驚き。一見の価値があります。
2009年08月02日
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★★★+鑑賞No:01798製作:2007年監督:ロバート・アラン・アッカーマン出演:ブリタニー・マーフィー/西田敏行/余貴美子恋人を追いかけて東京にやってきたアビー。しかし、恋人はアビーを捨てて大阪に行ってしまう。失意のどん底に落とされたアビーだったが、アパートの向かいにあるラーメン屋の赤提灯に惹かれ、店に入って食べたラーメンに感動する。そしてこのラーメン作りが自分の天職だと確信したアビーは、店の主人に弟子入りしたいと申し出るが・・・・。最初、邦画だと思っていたらアメリカ人監督による作品なんですね。ただ主人公はアメリカ人ですが、登場人物のほとんどは日本人で、舞台も日本です。私もラーメンは大好物なので、とても興味を持って観ました。最後まで言葉が壁になっていて、どうやって意思疎通していったのか疑問でしたが、そのあたりはあまり語られていません。最後、出来上がったラーメンを食べたみんなが泣き出すシーンもちょっと理解ができず、食べ物がキーの映画にしては食欲をそそるような感じが今ひとつ画面から伝わらなかったのは残念。ちょっと中途半端な感じのするラーメン(実際は中華そば)映画だが、さすがに西田敏行のラーメン屋のオヤジ役は堂に入っていて、映画をそれらしくしていた。あと何よりもよかったのは、師匠役として山崎努が出演していたこと。伊丹十三監督の「タンポポ」が思わず思い浮かんだ。
2009年08月01日
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