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なんだかバタバタしていて、近況もそのうち書きたいなぁと思いつつ、何ヶ月も放置していたけど。とりあえず、今日はこれだけは書きたくて、久しぶりにやってきた。大ちゃん、銅メダルおめでとう!高橋大輔選手に注目し始めたのは、トリノオリンピックの頃。4年前だ。すごく好きになったのは、その1年後くらいかな?あのときは世界選手権で銀メダルを取って、次のシーズンも頑張っていたけど、結局4位に終わって。その後、ニコライ・モロゾフコーチと別れることになって、心配したけど、新しい振り付け師とのプログラムがとても楽しみで。やっと見れる!と思ったときに、怪我をした・・・。私もショックだったけど、当人が一番ショックだっただろう。あとで「怪我をして良かった」というコメントもあったけど、オリンピックに間に合うのかは不安だったはず。でも、なんとか間に合ったね。4回転は残念だったけど。今年のプログラムはショート、フリーともとても好き。フリー、最後のスピンの頃はスタミナがもたなかったのか危うい感じだったけど、それでも最後まで滑りきって、本当に感動したよ。銅メダル、本当におめでとう。あとは、4回転も決めてノーミス演技が見たい。そして世界選手権で金メダルを。でも、まずはエキシビジョンだな。楽しみ。あとは、今日のフリーの見所はやっぱりシュルタイス(笑)オリンピックであの不思議プロを見るのを、本当に楽しみにしてたんだよね~。いやー、本当に変だった。そして、まさかの4回転!すごかった。小塚君は4回転頑張ったね~。滑りもきれいだった。織田君は靴紐トラブルには驚いた。表情が硬かったのも残念。緊張してたんだろうね。あのプログラムはコミカルな部分は笑顔で滑ってくれないと、良さが半減するなぁ。でも、二人とも入賞おめでとう。ジュベールは本当にびっくりした・・・。特にショートの時は。今日も見ていて辛くなってしまった。プルシェンコは4回転はさすがだったけど、ほかのジャンプがあまりきれいに決まらなかったのが残念。大ちゃんの金メダルがダメになった時点でプルシェンコを応援したけど、あの出来では、金メダルじゃなくなっても仕方ないのかなとも思った。あの年齢で、あのブランクを短期間にうめてきたのはすごいけど。もっと王者という感じのジャンプを見たかったな。ライサチェックは4回転なしでまとめてきた。彼もトリノではメダルに届かなかった人だから、今回はおめでとう。あの大舞台で大きなミスなく滑ったのはすごいと思う。ジョニー・ウィアーも良かった。点数がもう少し出ればなぁ。エキシビジョンが見られないのは残念。今日は1日中フィギュアを見ていたような気がする。ずっと余韻に浸っていたいような気もするけど、明日は仕事だ。アイスダンスもがっつり見たいけど、とりあえず録画。ああ、でも、本当に大ちゃん良かったよ~。
2010.02.19
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今年度いちばん大きな担当(年間を通した役割を除く)が、7月後半にあった行事担当だ。私が働いている知的障害者施設だけでなく、社会福祉法人(複数施設がある)合同行事。昨年も実は担当だったのだが、今年の方が明らかに大変だった。私の施設の担当職員数が減ったことと、経験年数的に私が他の担当を引っ張っていく立場になること。(昨年度は責任を分散できたし相談もできた)法人全体でもその行事担当経験者が少ないこと。諸事情で、行事担当の中でも私の苦手分野と予測がつく内容を受け持たなくてはならなかったこと。他にも細かくあげればいっぱいあるんだけど・・・。とにかく気が重かった。混乱もしていた。この行事が山場になることはわかっていたので、夏休みの希望を出す時、この行事が終わってすぐの日程にした。(変則勤務なので交代で7~9月に夏休みを取る。 勤務を組む関係で希望は6月頭には出す)「よ~し、終わったぞ~」というところで、できるだけ早く休みに入りたかった。今まで働いてきて、こんなふうに思ったのは初めてだった。そのくらい精神的負荷が大きかったのだと思う。他の仕事と合わせると、自分のキャパシティーを超えているのは明らかだったから。担当利用者さんのこともあって、本当にいっぱいいっぱいで、予想していた以上に7月はボロボロだった。帰り道は運転しながら毎日のように泣いていた。泣きたくなるような明確な理由がある時もあったけれど、特にない時もあった。ガス抜きみたいなものだったのかもしれない。自分が完全に壊れてしまわないように・・・。以前から泣いてスッキリするということはあったし。今回は自然に泣けてくるという感じに近かったけれど。冷静な面は残っていて、自分の家が近くなると泣くのを止めていた。家族には見られたくなかったから。でも、お風呂に入って泣いて、寝る前に泣いて・・・なんて日もあった。何回かは仕事に行く途中に涙が出たこともあったなぁ。自分のキャパオーバーでも逃げられない。他の人に割り振れるタイプの仕事とそうでないものがある。とにかく夏休みまでは保たせなくては・・・。ギリギリのところで踏ん張っていた感じだった。行事では、自分の苦手分野を引き受けたことで、案の定いくつもミスがあったことが当日になってわかった。ギリギリ間に合ったことと、実際に行事中他職員から聞いてわかったこと・・・。いろんな迷惑をかけて気落ちした。担当間の連携、情報交換不足で準備段階から変な気疲れもあったし、準備も当日も上手くいかない部分があった。混乱、いらつき・・・、そんなものもあったから落ち込みだけに支配されずに済んだのかも。いや、頑張って上手くいった部分だってもちろんあった。悪いことばかりだったわけじゃない。大変ではあったけれど。行事終了後、夜勤をして夏休み。そこまでは保たせようと思っていたのに・・・。夜勤中、利用者さんのある行動で頭に血が上って、きつい対応をしてしまった。私自身が気をつければ、利用者さんの行動を多少は防げた部分もあったのに・・・。きっとあれでその利用者さんとの関係は悪化したはずだ。1回限りで済むことではないのだ。ああ、もうダメだ・・・。その日の早番職員にも、勤務が明けて事務所でデスクワークをしていた時も「疲れてるね」って言われた。うん、疲れたよ。でも、身体的にではなく精神的に。特に否定も訂正もしなかったけど。そんな状態で入った夏休み真っ直中。特に落ち込みを引きずったりはしていない。ただ、ダラダラと過ごしている。楽しむことはできている。買い物にも行ったし。できていないことと言ったら、主に片付けと仕事か。忙しかったり精神的に余裕がなかったりすると、セルフコントロール力は落ちる。疲れているのに、いつも以上に睡眠不足になるし(ネットとか漫画とかを止められない)間食もかなり多くなったし、部屋も汚くなる一方・・・。休みに入ったら片付けようと思っていたのに、元が汚すぎたせいか、ただやる気が起きないのか、だらけた生活から抜け出せない。仕事は休み中に2日は行く予定だったんだけど、最終日だけに変更。その分家では少しする予定だったが、それすらもしないかも・・・。まずいよ。だって、すでに今年度の仕事を溜め込んでいる。行事が終わるまではと公然と(?)やっていなかった7月半ば締切の書類。職員会議じゃないけど会議録も1つ作ってないし、担当利用者さんの支援についても、3つばかり早急に始めなくてはいけないことがある。(それでも2つは他の人にお願いしたのに・・・)全職員で統一した支援を行う為には、それなりの準備(レジュメとか)が必要。利用者さんの衣替えも途中なんだよな~。夏物は出ているけど長袖も出ている状態(^^;行事が終わったから、日中活動も本格的に動き出さないと。(自分が班リーダーなので、キャパオーバー時に新たなことを始めるのは止めていた)作品を作る為にも他の職員に技術を教えていかないと~。マニュアル作成の続きもだ。こう書き出してみると、仕事はまだいっぱいだなぁ・・・。「一段落」と言っていいのかって感じだけど、大きな行事が終わったからね。ま、行事の反省、意見をまとめる仕事は残ってるけど。自分のミスを思い返すと、また落ち込むかなぁ?いや、失敗はしたけれど私なりには頑張ったぞ~!お疲れ、私~!夏休み明けは、また頑張ろう!・・・夏休み中は、せめてもう少し片付けくらいやりたい・・・。無理はしないつもりだけどね。今いちばん大切なのは休息。夏休みが終わった時に、調子よく動き出せるように。
2009.07.30
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もう久しぶり過ぎて何から書けばいいんだか。書きたいことがなかったわけじゃない。むしろたくさんあった。書く余裕がなかっただけで・・・。今年度に入って本当に忙しかった。昨年度から溜め込んでいた仕事も残っていたけど、4月には帳尻が合うか?と思っていたのに、予想外の仕事が入った。私だけでなく正職員の支援員全員が行うことになったものだけど、締切が短すぎ。元々去年の監査で指摘されていた内容を、役職たちが勘違いしていたことが発覚して、急遽やらなくてはならなくなったのだ。この件だけに関しても吐き出したいことはたくさんあって、本当に私は大変だった。具体的なことはあまり書けないけどね・・・。悪いことばかりではなかったのだけど。今年度、施設長が替わった。元上司で、おもしろいけれどバリバリ仕事をする人で、異動してくるとわかる前から、「戻ってきてビシビシ鍛え直してくれればいいのに」と思っていた。そう思ってしまうような施設の状態だったということなんだけど・・・。そして、現在本当に鍛え直されている感じだ。施設が良い方向に動いているようで嬉しいんだけど、今まで役職、施設長が見過ごしていたことに気付いて指摘してくるということは、その分やること、仕事も増えるわけで・・・。今年度担当になった利用者さん。昨年より人数は減ったけど、一人で何人分もの早急に手をつけなくてはならない課題があったりする。自分一人でやらなくてはならないのだと思っていたんだけど、どう考えても無理で、一部については今月に入って同じグループの職員の手を借りることにした。でも、まだ全然終わらないよ・・・。早くやらないとまずいよ・・・。なんでこんなに大変かって、1つには仕事が前半に固まっちゃったからだ。昨年度よりも担当の仕事は減ってるんだけどなぁ。私より勤続年数が短めの職員と比較しても、絶対少ない。昨年仕事をためすぎたから、役職が担当決めの時に配慮してくれたのかと勝手に思ってるのだが(真実は知らない)ただ、先に書いた4月の急な仕事がなんとか終わってすぐに、ゴールデンウィーク前に終わらせなくてはならない担当の仕事があり、(職場だけでなく外部に関わっているので締切厳守だった)職員会議の書記も運悪く回ってきた。(交代制で年に1回程度しかやらない。要約するのに時間がかかる私にはきつい仕事)そして、それに並行して、7月末にある法人行事の準備を始めていたのだった・・・。 ※ 長くなるので記事を分けます。
2009.07.30
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昨日、仕事から帰ってきて、居間で夕食を食べながらテレビをつけたら、ちょうど「世界仰天ニュース」で片付けられない主婦について特集していた。これは、大人のADHDではないか。母はちょうど入浴中でいなかったのだが、ちょっとドキドキ。事例として取り上げられていた「ユカさん」のサイトは、私も診断を受けた前後に訪れていたことがあるし、私にとっては特に目新しい内容ではないが・・・。そんなところに、入浴が済んだ母登場。まだADHDの特集中。母はどんな反応をするのか?それとも何もリアクションを起こさないのか!?・・・と思っていたら、「海月もこれ(ADHD)の範疇なのかねえ」と言ってきたので、「そうだよ」と軽くカミングアウトをしてみた(笑)母は入浴前も途中までこの特集を見ていたようで、「この人(ユカさん)は子どもの頃すごく落ち着きがなかったんだって」「手先が不器用で、折り紙もできなかったらしよ」等と言ってきた為、「私は不注意優勢だからねぇ。多動、不注意、衝動性っていう症状があるんだけど、 全部の症状があるとは限らないんだよ」「ADHDは体を上手く動かせないとか、学習障害が併発しているケースも結構ある」等、立て板に水のように説明してみる。「ADHDと自閉両方っていうのもあるんだよ。 診断基準の関係で、本当は一緒に診断はできないんだけど。 うち(職場→知的障害者施設)の利用者さんだって、 その多動は知的障害が原因じゃなく、明らかにADHD系だろ!というタイプの人もいるし。 知的障害もあるからADHDの診断はされないけどね」等と無駄話(?)もついでに披露。う~ん、普通の「カミングアウト」っていう雰囲気じゃないな(笑)母も片付けられないのが脳機能の問題のケースもあることは、元々知っていたらしい。ただ、私にそれが当てはまるのかがわからなかっただけなのかな。「私も1人暮らしの頃は、洗濯物が洗濯機に入れっぱなしとかやってたし(^^;」みたいなエピソードも、今更だが言ってみる。「数日間とか?」・・・いや、そこまでは(笑)私は数時間程度だったけどね。今の部屋の汚さはすごいことになっているが、私のADHDはすごく重いというほどではないんだろう。一応仕事だってできている。それなりに苦労もしているけど(仕事溜まってるし(T_T))「でも、基本は一緒なんだよ。何か思いついたりして、 それまでやっていたことをやりっぱなしで止めちゃう。 短期記憶に問題があるんだけどね。 あとは、優先順位がつけられなかったりとか」今までADHDについて母と話したことは一度もなかったのに、当たり前のようにいろんな説明をした。でも、以前ADHDでクリニックに通っていたことは、やっぱり言えなかったなぁ。あの頃は月1回の通院を「遊びに行く」ということにしていたんだよね。隠していたことについてどう感じるかわからないし。それに、もう過去のことだ。それよりも、母がADHDを否定しなかったことが大事なことなんだから。
2009.05.21
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行くつもりだったのにずっと行けなかった劇団☆新感線の舞台を、ようやく観ることが出来た。いのうえ歌舞伎・壊Punk「蜉蝣峠」脚本は宮藤官九郎。おもしろくて笑わせるけど、最後は切ない話だった。以下はネタバレで。何が切ないって、想いがすれ違っているところ。サルキジはお菓子ちゃん(銀之助)が本当は男だと気付いていて、女として銀之助が気になっていたみたいだ。だけど、銀之助はサルキジが本当は女だなんて知らなくて、男のサルキジが好きだった。だから、男女の立場を入れ替えるなんてできなかったんだよね。銀之助がサルキジを殺した時、体が男として不充分というのを知られたくなかったのかと思ったけど、その後の「走っているサルキジが好き」という銀之助の台詞で、そうじゃなかったんだとわかった。切ないよ~。まさか殺すとは思ってなかったから驚いたけど。お泪は好きな人が本当は親の敵だったことがわかって、でも、結局はその敵である闇太郎への想いを貫いた。峠で闇太郎の幻を見ながら待っている。闇太郎だって当然お泪が好きで、過去を思い出す前だったら、短い結婚生活でも少しの思い出ができて、峠でお泪の幻を見たかもしれない。でも、天晴と戦って過去を思い出してしまった。母親を陵辱されたことがショックで、大通り魔になって大量殺人を犯した。大通り魔になってしまうくらいなんだから、母親への想いは相当なもの。見た幻が「母上」なのは納得だ。お泪が負けても仕方ない。でも、親の敵である闇太郎が好きなお泪の気持ちを思うと切ない・・・。最初はあんなバカな下ネタとか着ぐるみとかだったのに・・・(笑)うわ、クドカンだな~と感じたけど(別に私は嫌いじゃないが)、この切なさもクドカンっぽい気がする。そして、やっぱりいのうえ歌舞伎。壮大な話ではないけれど。あの不思議な歌が入ってくるところがいいよな~。立ち回りは少なかったけど、あの下駄を使っているのはすごかった。生で新感線の舞台を観たのは始めてだから、今までのとは比べられないけれど、おもしろかった。たぶんDVDが出たら買ってしまうだろうな。
2009.03.25
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また、日記を書かないで時が過ぎてしまった・・・。本当は前回の日記からすぐに、次の日記を書く予定だったのだ。それも内容は「片付け報告」!冬休み中に、大がかりな片付けに取りかかっていたのだ。仕事が始まって、「次の休みにも片付けて、そうしたら日記だ」という計画が、事故ってしまったことで狂ってしまった・・・。相手はいなかったし、大けがもしなかったのは、不幸中の幸い。でも、しばらくは体を休める必要があったし、通院にも行ったし、保険などの手続きもあったしで、片付けどころじゃなくなった。せっかく「片付けモード」に入っていたのに、すっかり今じゃダラダラモード・・・。今は体も動かしてるんだし、片付けをすることも当然できるはずなのに~。散らかり放題だった部屋もだいぶ良くなっていたのに、また汚くなってしまった。いい加減手をつけないとなぁ。そのうち片付け日記は絶対に書きたい。仕事の溜まり具合もかなりやばい・・・。これも1月で帳尻が合う予定だったのだ、本当は。でも事故の結果、仕事も数日休んだし、通院があったから残って仕事をすることもできなかった。当然、休日に仕事をしに行くのも気が引ける。そんな状態の時に、インフルエンザにまで罹ってしまったんだよね・・・。職場で流行っていたからだけど・・・。仕事は溜まる一方。今年度中にどうにかできるのか!?でも、この半月で頑張らなきゃ行けないんだけど。新年度もいろいろ大変そうだからなぁ。そんなわけで、2月の観劇は当然行けるわけもなく・・・。本当は歌舞伎座に行こうと思っていたのになぁ。チケットは買ってなかったからいいんだけど。今月は、初の劇団☆新感線♪仕事が溜まっていようが、これだけは絶対に行くぞ。「やっと」だからねぇ。その為にも、仕事は頑張らなきゃ。そんな感じの近況報告。落ち着いたら、簡単な近況以外も書きたいと思ってるんだけどね~。まぁ、マイペースが一番だから。
2009.03.13
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世間よりもちょっと遅れてやって来た冬休みを利用して、新橋演舞場の「初春花形歌舞伎」昼・夜の部と、歌舞伎座「壽初春大歌舞伎」夜の部を観に行った。「新橋演舞場 初春花形歌舞伎」昼の部「猿翁十種の内 二人三番叟(ににんさんばそう)」「寿初春 口上(こうじょう) 市川海老蔵『にらみ』相勤め申し候」「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」木の実、小金吾討死、すし屋「お祭り(おまつり)」夜の部「歌舞伎十八番の内 七つ面(ななつめん)」「恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)」封印切「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)白浪五人男」 序幕 雪の下浜松屋の場、稲勢川勢揃いの場 大詰 極楽寺屋根立腹の場、同山門の場、滑川土橋の場海老蔵さんを観るのは初めて。それで今回は新橋演舞場の方を昼・夜にしてみたのだが、「すし屋」のいがみの権太が良かった。泣いちゃったよ~。「白波五人男」は、弁天小僧と南郷力丸のやりとりもおもしろいけど、大詰のセットが一度映像で観てすごいと思っていたので、楽しみにしてたんだよね~。屋根が裏返っていって別の場面に転換するってすごい発想。しかも屋根に人が立ったままの状態で。あんなところに立っていられるというのもすごい。建物のセットがせりから上がってくるのもわくわくする。昼も夜も観たかいがあった。「歌舞伎座さよなら公演 壽初春大歌舞伎」夜の部「壽曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」「新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」「鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)」新橋演舞場を昼夜観たので、こちらは迷った末に夜のみにした。昼にやっていた「俊寛」も一度観てみたいとは思っているんだけど、基本的におもしろい話が好きなので、「鰯賣」を生で観てみたいという気持ちの方が勝って夜の部にしたのだ。あまりいい席ではなかったので観にくい場面もあったけど、笑わせてもらった。「鏡獅子」も良かった。やっぱり勘三郎さんってすごい。歌舞伎座は建て替えられるということで「さよなら公演」が続く。全部は無理だけど、いくつかは観に行きたいなぁ。
2009.01.17
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「終わりよければすべてよし」って言うけど、終わりが悪かったら、すべて悪いのかなぁ・・・。年を越す感じじゃないよ~。溜め込んだ仕事は終わらなかった。担当の仕事があったから余計なんだけど・・・。頑張ってちょっと進んでも、新しく増える仕事の方が多い。部屋の汚さもありえない状態。足の踏み場が本当にない。できるだけ物を踏まないように、無理な体勢で歩くしかない。そして、それでも踏む(^^;ただ、昨日の朝まではそうだったんだけど、パソコンの設定の関係で、年明けに兄を私の部屋に入れなくてはならなくなり、休日だった昨日、なんとか片付けをした。普通の人なら散らかっていると感じる状態だけど、大分マシになった。そのかわり、年賀状を書くことはあきらめた・・・。日記も書かなかったなぁ。今月はアジカンのライブにも行ったし、歌舞伎座にも夜の部だけだけど行ったんだけど。遊んでいたから、余計書く暇がなかったのか?フィギュア熱も相変わらずだし・・・。そういう楽しみと、仕事などのやらなくてはならないことのバランスも良くなかった。キャパシティがせまいのに、無理矢理つめこんじゃっていたような。今の私の一番の課題はこれかもしれない。そんな感じの年末。でも、頑張ったことだってあったんだから、終わりが悪くても、今年全てが悪かったわけじゃないはず。1年全てに置いてうまくやっていくのは難しいけどね。来年もマイペースでいくつもりだけど、もう少しそのペースを整えたいものだ。
2008.12.31
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何回か日記にも書いてきたが、フィギュアスケート、特に男子シングル熱が年々高まっている。特に好きなのは高橋大輔選手。知ったのはトリノオリンピック前の全日本選手権あたりだった。一時期全く見なくなっていたフィギュアを、また見始めたのがその頃だったから。当時は「高橋くんと織田くんなら、高橋くんの滑りの方が好きだな~」くらいだったのに、一昨年はシーズンが始まった頃からテレビ観戦を始めたら、世界の中でもやっぱり好きな演技だったことに気付き、去年はCSでも本格的に見始めて、ますます好きになっていった。今年はシーズンオフの時から情報に敏感になっていた。新しい振り付け師とのプログラムだから、どんな感じだろう?という期待も高くて、出場予定だった中国杯が近くなって、「ああ、やっと大ちゃんの新しい演技が見られるんだ~。待ちかねたよ~」・・・とワクワクしていた今月初め、右膝負傷のニュースが飛び込んできた。期待していただけに、ショックは大きかった。大丈夫なのだろうか?今後はどうなるのか?という不安と、演技が見られなくなったという残念な気持ち。そして、大ちゃん本人の辛い気持ちを想像すると・・・。その後の半月は状態がわからないだけに、なんともいえない微妙な思いだった。怪我がそれほど重くなくて、全日本にはなんとか出て、世界選手権の頃には大丈夫かも?なんていう淡い期待もあったのが事実・・・。昨夜遅く、もうそろそろ寝ようと思っていた時に「右膝の前十字靱帯と半月板の損傷で手術、今季は大会出場しない」ということを知った。知った瞬間はやっぱりショックだった。事実がわかってすっきりしたという思いもあるけれど、今年は見られないんだ・・・というのもはっきりしてしまったし、手術後、全く同じように滑れるという保証はないわけだから・・・。大ちゃん本人は頑張るだろうとは思うし、技術ではない魅せる演技をしてくれることは確実だけど。ちょっと経って、少し落ち着いてきた。本人がいちばん辛いはず。私には戻ってくるのを信じて待つことしかできないんだよね。手術とリハビリがうまくいくことを祈って・・・。きっとこれでオリンピックでメダルなんか取っちゃったら泣いちゃうだろうなぁ。もちろん順位なんかじゃなくて、いい演技を見せてくれるだけで嬉しいけど。本人が結果をほしいと思っているから私も気にしているだけで、なんといっても演技がいちばんだからね。あとは、頑張っている大ちゃんに負けないよう、私も私自身のことを頑張ろう。自分に言い聞かせている部分もあるけれど、そう思いながら昨日は寝た。そして、今日。関西大学の大ちゃんブログが更新されていた。読みながら涙がボロボロこぼれてきたことに自分でも驚いた。手術を選択したことの前向きなメッセージ。ファンが知りたかっただろう情報も書いていて、不安があると一言書いているものの、あとは本当に前向きで・・・。ホッとしたのと、でも本当はすごく不安で辛いんだろうなぁという思いと、ファンへの暖かさを感じたのと、いろんな思いで涙腺がゆるんでしまったのかな・・・。「この人を好きで良かった」とまで思ってしまったよ。まさか復帰後の演技を見る前から泣かされるとは思ってなかったんだけど。今は不思議なほど落ち着いている。本人からのメッセージを読んで安心できた。いや、覚悟を決めたのかな。これから出場予定だった大会を見ると寂しさを感じるのかもしれないけれど、来季には素敵な演技を見せてくれることを信じて待っていよう。
2008.11.18
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ずっと日記を書いていなかった。なんかこのままずっと書かなくなってしまいそうな危機感。伝えたい、表現したい、吐き出したいという思いが、以前よりも減っている。文章を書くのに時間がかかるから、気軽にさっと書けない。家にいる時は、ついついダラダラと時を過ごしちゃうし・・・。でも、このブログはこれでも私の大切な場所なんだ。細々とは続けていきたいと思っている。とりあえず近況を簡単に。仕事はとにかく忙しい。やることが多すぎ。とっくに提出期限が過ぎているものもいくつもある・・・。でも、頑張って成果につなげたものもある。これから、溜め込んだ仕事を1つ1つ片付けていかなきゃ。資格試験の為の勉強は、ほとんどしていない。頑張っていた時期もあるけれど、それでもペースが遅れがちで、本当に忙しい時に嫌になってしまった。本業である仕事が大変なのに、勉強もするというストレスに耐えられなかった。今年度は受験を止めようと決めたら、精神的にとても楽になった。(元々受かるつもりのないお試し受験の予定だったけど)夜勤の日の夜とか、少しの空いている時間にテキストを読んでいたんだけど、ここ最近は、その時間も仕事(レジュメ作成の下書きとか)に費やしているので、本当に全く勉強してないな~。落ち着いたらゆっくりでも、テキストは読んでいくつもりだけどね。部屋の汚さはとんでもないな・・・。間違いなく人生一。時々片付けてみても、足の踏み場が少し増える程度。歌舞伎熱は前よりは少し下がったかも。日記に書いてないだけで観に行ってるけど、歌舞伎チャンネルは前より見なくなったなぁ。その熱がどこに行ったかと言えば、フィギュアスケートなんだろうな。相変わらずジャンプの見分けもできないくらいの素人ではあるが。(だから、まだ解説なしで見る勇気はない)いちばん好きなのはやっぱり男子シングル。オフシーズンですら情報を気にしていたくらいなので、シーズンが始まった今、どうなってしまうのか自分がちょっと恐い・・・。勉強をしなくなった本当の理由は、仕事のことじゃなくて、フィギュアスケート熱のような気もする・・・。セルフコントロール力が足りないのが問題なんだよね。でも、精神安定が大切だから、無理して自分を追いこむことはしない。仕事までできなくなっちゃったら問題だからね。資格は絶対になくてはいけないものではないから。知識があることはいいことだけど。マイペースでやっていこう。
2008.10.29
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北京オリンピックもとうとう終わり。私も日常生活に戻らないとなぁ(^^;もちろん仕事はしているから、前回の日記の後も金メダルを全て生で・・・なんてことはなく、見てないものも多いんだけど。でも、結局見たい種目は録画してしまった。だから、家にいる時はオリンピック三昧。球技はあんまり見ない方だからハイライトくらいだったけど、ソフトの金はすごかった~。陸上は録画をしてまでというほどじゃなかったので、見たのはちょっとだけ。録画は体操、シンクロ、新体操等、芸術的な要素もある種目が多い。元々好きなんだけど、実はアテネでは男子体操団体とシンクロのチームくらいしか見てないので、見るのは結構久しぶりって感じ。新体操のチームはきちんと見たのって初めてかも。きれいだし、技術もすごいねぇ。日本はちょっと残念だったけど。いちばん興奮してみていたのは、やっぱり水泳かもしれない。オリンピックが始まる前から、絶対これだけは見ようと思っていたのは、北島康介の平泳ぎだったし。実際に見ておもしろかった理由の1つは、記録更新ラッシュだったことかな。あの水着も大きいんだろうけど、プールも良かったらしいね。メドレーリレーの日本銅メダルも良かったなぁ~。あとは、マイケル・フェルプスの8冠達成。日本のことではないし、当たり前のように記録を更新しすぎていて、すっごく興奮というわけではなかったんだけど、でもやっぱりすごい。ところで、水泳の種目が終わってから知ったんだけど、マイケル・フェルプスって、子供時代にADHDの診断を受けているんだそうだ。多動でありあまったエネルギーを水泳に活かして才能が開花した。早いうちに自分の得意なものに出会えるって、フェルプスにとってラッキーなことだったはず。もちろん本人の努力があって今の8冠につながったのは間違いないけれど、きっと能力に凸凹があるはずのADHD(推測だが「障害」なんだから、そうだろう)水泳に出会えていなかったら、良くない評価の多い人生になっていたかも。そうしたら自己評価も下がっていって、悪いサイクルに・・・?ま、特別な才能があるわけでもない私だって、今では自分を認めて、苦労をしながらも、それなりに楽しく生きてるわけだけど。それはともかく、すばらしい業績を残した人がADHDだったというのは一応ADHD仲間として気分はいいわな(笑)フェルプスと私では、天才と凡人という差はあるが(^^;「ADHDという障害があると全てが終わりで悪いことだらけ」ということではないという証明。もちろん、ADHDだから特別すごいというわけではないけど。ADHD以外の人に、すごい才能の持ち主とそうでない人がいるのと同じで、ADHDだって、すごい才能の持ち主とそうでない人がいるというだけのこと。ADHDは良くも悪くも特別ではないということだ。
2008.08.24
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どうせロングランだから、あわてて観なくてもいいだろうと思っていた「ウィキッド」気がつけば、開幕から1年以上経っていた。劇団四季のミュージカルを観るのも、昨年7月の「夢から醒めた夢」以来。以前ほどの「四季」熱はないなぁ(^^;でも、この「ウィキッド」は予想以上に良かった!「キャッツ」とかは断然ダンスがいい!って感じなんだけど、「ウィキッド」はキャラクター設定とストーリーのおもしろさかな~。歌も良かったけど、話を生かす手段の1つだから。内容は「オズの魔法使い」に出てくる悪い魔女の学生(!)時代の話。「オズの魔女記」という話(「オズの魔法使い」とは作者が違う)が原作らしい。悪い魔女と良い魔女のグリンダが友達同士だったという設定には驚きである。観る前は、「オズの魔法使い」より完全に前の話だと思っていたのだが、実際にはドロシーが魔女を退治するところも、シルエット程度だけど出てきたりする。だから、「オズ~」の「前記」というよりは、違った見方をした別の話。オズは嫌な奴になっていたし・・・。ネタばれになるから、細かいことやストーリーを書くことはしないけど。とにかくおもしろかった。一度観れば充分というミュージカルもあるけど、これはもう1回観てみたいかな。
2008.08.19
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すっかりオリンピックである。時差がほとんどないから、仕事があるとかえって見られないかな~と思っていたけど、なんだかんだと今までの4つの金メダルは全部LIVE、つまり生放送で見た。一時期はあまり関心がなくてほとんど観なかったオリンピック。4年前、アテネの時に時間があってなんとなく見ていた柔道で日本人金メダルの瞬間を見たことで、急にはまってしまったんだよね。アテネは寝不足になりながらいろいろ見たな~。時差の関係で夜中だったから、睡眠さえ我慢すればよかったからね~。体操は元々好きだったけど、柔道、水泳なんてそれまで全く興味がなかったのに興奮した。今回の北京、4つの金はアテネでも活躍した人たち。だから注目していたから見られたというのもあるんだけど。あとは勤務運。交代勤務だから。北島の100m平泳ぎ決勝は夜勤入りの日だった。夜勤の日はいつも昼まで寝ているんだけど、気になっちゃって、11時ごろ目覚ましがなる前に起きちゃった。起きたかいがあったね。北島、本当にすごい。かっこよかった~。また、インタビューで見せた涙がね~。こっちまでウルッときた。アテネの時の「ちょー気持ちいい」の印象が強いから、泣いて何も言えなくなっている姿に、重圧もすごかったんだろうなぁと思った。明日の200mも世界新だして勝ってほしいなぁ。金メダルには届かなくても、わくわくする試合もあるし、これからも楽しみだな~。仕事があるのに録画してまで見ることはないような気がするけど。ところで、オリンピックが始まるまでは、「中国そんなんで大丈夫なの?」と感じていたんだよね。治安も環境も、オリンピックのために犠牲になっている人の多さにも。でも、あのすごい開会式を見た後は、そんなことは時々ふっと思い出すだけで、普通にオリンピックを見ている。それでいいのか、忘れてしまっていいのかという気持ちと、純粋にスポーツ観戦を楽しみたいという気持ちと。なんだか複雑。出場している選手たちには全く関係ないことなんだけど。
2008.08.13
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録画していた「ドリーム・オン・アイス」昨日夜勤明けで家に戻ってきてから、何度、大ちゃん(高橋大輔選手)の演技を繰り返して見たことか!今までコーチ兼振付師だったニコライ・モロゾフと別れて、新しい振付の情報が全く流れてなくて、どうなるんだろう・・・と不安だったのだが、なんと早くも新しいショートプログラムを披露!やっぱり水面下では動いていたんだね~。で、見る前にその振付が宮本さん(昨年のエキシビジョンを振付)というのは聞いていて、どんな感じなんだろうと期待を持って見たのだが、もう期待以上だった!宮本さんなら大ちゃんのことをよくわかっているだろうから、安心はしていたけれど、また新しい魅力を引き出してくれた感じ。ステップかっこよかった~。大ちゃんって緩急の付け方が上手いよなぁ・・・。音楽にピッタリ合ってる。レベルがどうなのかっていう専門的なことはよくわからないけど、踊りとしては本当にすごいものを見せてもらった。試合までにはもっと完成させてくれることを、さらに期待。特にスピンは頑張ってくれ~。ジャンプもだけど。今回は、モロゾフと組むことになった織田くんも復活。いい感じ。好み(見た目も滑りも含め)や勝ってほしい気持ちは大ちゃんの方が上なのだが、織田くんも頑張ってほしい。あと、すごかったといえばやっぱりランビエール。フラメンコ素敵だわ。溜息が出る。真央ちゃんは大人っぽくなって。美姫ちゃんは体調が悪いのに頑張ってた。きれいだった。村主章枝さんはキュート。これ好き~。小塚くん、一ヶ所逆回転ジャンプ跳んでる?鈴木明子さんがすごく良かったという話なので、ダイジェストなのは残念。南里くんの「津軽海峡冬景色」もかなり気になる(笑)佐々木彰生くんもきちんと見てみたいな~。今度BSでもやるということなので、そちらでは映してくれないかな。ああ、今年もフィギュアスケートにどっぷりはまりそうな予感・・・。というか、すでにはまってる?(笑)今から試合の始まる秋が待ち遠しい。
2008.07.01
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やりたいことや、やらなくてはならないことはいっぱいあるけど、あんまりできていない感じ。このブログも書こうと思いつつ全然書いてなくて、5月に行った歌舞伎とライブについても、ようやく今日書き上げた。資格の為の勉強は全然進んでない・・・。一時期全くしてなかったからなぁ。4冊あるテキストの1冊目が、ようやく昨日読み終わった。本当は2ヶ月ちょっとで読み終えるつもりだったのに、4ヶ月もかかった。やばい。元々、試験は今年度合格するつもりなんてない(一応3年計画)でも通信講座の期限は1月末だ。それまでに添削課題は全部送らないと、解答と解説がもらえない。もうちょっと頑張らないとね。それでも、今までその資格の為の本を買っても1冊を読み終えたことがなかったことを考えると、これでも自分なりには頑張っているのだけど。これからは、1ページでもいいから毎日読むように心がけよう。もちろん毎日1ページだけでは間に合わないので、余裕がある時にはもっと読むつもりだ。6~7月は担当の仕事があったりして忙しいこともあって、お出かけ(ライブ・観劇)予定は入れてないので、その分勉強に回したいなぁ。とにかく覚えることは二の次で、「こんな内容があるのか~」と大まかに知ることが、今年の目標。頑張れ、私。勉強が進んでない理由の1つは「Wii Fit」かもしれない。兄が買ったので始めたのだ。歩くのもとっくに止めていたし、体重がまた増えないように何かで運動はしたかったから。室内で気軽に出来るというのが、私にはピッタリ。帰りがすごく遅くなった日とか夜勤の日なんかはできないから、4~5日ぶりなんてこともあるけれど、マイペースで続けている。運動時間は長くても1回30分程度だけど、からだ測定とか運動・ゲームごとの準備なんかで、時間は40~50分くらい使っちゃう。仕事の日は15分程度で終わりにすることが多いけど、つい、勉強はさぼっちゃうんだよね~(^^;あとはインターネット。だらだらしがち。何に関してもだけど、「だらだら」っていうのが本当に私の悪い癖。だから睡眠不足も改善してないだよな。「寝よう」という強い意志が持てなくて、夜遅くなっても何かをやってしまう。寝る為にベッドに上がってから、つい本に手が伸びてしまうことも・・・。こんなところで不注意を発揮してしまうのだな(^^;優先順位としてどう考えても寝ることがいちばん大切なのに、目についたこと、ふと思いついたことをやってしまっている。どうしても眠くて、倒れ込むように横になることもある。眠るのが嫌いなわけじゃないんだけどね~。倒れ込むようにして寝る時は、「やっと眠れる」って嬉しいもん。不眠症でもないしね。ベッドに横になっちゃえば眠れないことはないから。起きるのは嫌いだし。(仕事なら寝不足でも起きられるけど)あと、お風呂に入るのが遅くなって、湯船で寝てしまうことも多いのも困りもの。ベッドで寝る時間がますます短くなっちゃうからね。睡眠については、なかなか直せないことの1つ。寝不足は自分がつらいってわかっているのに。部屋もきれいになることがないな・・・。ちょっと片付けたとしても完璧ではないし、すぐ散らかっちゃう。家では気を抜くって言っても、これじゃ気を抜きすぎだろ、私。物が多すぎるのも部屋が汚い原因の1つなのはわかっているんだけど、減らせないんだよね~、これが。お菓子は普通に食べるようになっちゃった。夜勤と夜勤明けの時だけっていうのはどうなったんだ・・・。一応ジュースはあまり飲まないようにしているけど。基本はお茶で、どうしても疲れている時だけジュース。体がっていうより、心の疲れの時に甘い物がほしくなる。職場でもストレス発散のために飲むことがある。ま、お菓子を食べても体重は一応キープしている。食事は主食を減らして野菜を多めにするというのを続けているからかな?でも、油断は禁物。仕事は、去年改善したいと思いながらできなかったことに取り組み始めている。自分1人でやろうとしても無理なのが、去年よくわかった。今年の方が動きやすい立場だし、他の人たちと協力体制をうまく作って、形にしていかなくては。全体としては仕事が思うように進まないことも、失敗することもあるけれど、自分の役割を果たしていきたい。
2008.06.10
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AIRのライブ「Nayuta~FREEDOM/08」に行ってきた。渋谷クラブクアトロは初めて。コインロッカーが200しかないというのでドキドキしていたのだが、ギリギリ空いていてラッキー(最後の1個だったかも)整理番号700番台だったので諦めかけてたんだけど。ライブは楽しかった~!激しい曲は好きなんだけど、続くとちょっと体がつらい。跳ねていると足にくる(^^;ロッカーが少ないからか、荷物を持ったままの人も結構いたけど、そのままでノリノリの人たちはすごいよな~。ちょっと残念だったのは、アンコール。もう1回してほしかったなぁ・・・。ずっとみんなで呼んでいたのに出て来なくて、終わりだっていうアナウンスが流れて。電車の時間もあったから、そこで諦めて帰ったんだけど、その後もなかったんだよね・・・?前にみんなが帰り始めてから、もう1曲したこともあったからなぁ。今回、あんなに長い間拍手しながら待っていたのになかったから、何かトラブルでもあったのかなと、ちょっと心配になってしまった。でも、本編は思っていた以上に弾けてたから良かったんだけどね。本当に疲れたもん。また、行きたいな~。
2008.05.26
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「新橋演舞場 五月大歌舞伎」昼の部「彦山権現誓助剱 毛谷村(けやむら)」「藤娘(ふじむすめ)/三社祭(さんじゃまつり)/勢獅子(きおいじし)」「一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)」夜の部「通し狂言 東海道四谷怪談(とうかいどうよつやかいだん)」3ヶ月ぶりの歌舞伎。楽しめた。今回は昼も夜もなかなか良い席。ただ、私の目が悪くなった模様(^^;9列目(昼の部)だと顔がそれほどはっきり見えないのか・・・。ま、歌舞伎というのは、くっきりと見えればいいと言うものでもないけど。歳を重ねた人が若い役をやったりするものだからねぇ。夜の部は4列目花道の近く。ちょうど役者さんたちが止まって演技をしてくれるところなので嬉しい♪そして、演目も一番楽しみにしていた「東海道四谷怪談」テレビでコクーン歌舞伎の四谷怪談は見たことあったけど、昔ながらのは初めてだし、まず通し狂言すら初めて。櫛で髪をすくとどんどん抜けていってしまうとか、仏壇返しとか仕掛けもおもしろい(いや、恐い演出なんだけど)ただ舞台がすごく暗くて、元々「髪が抜ける」等と知っていないと、わかりにくかったかも?(私はイヤホンガイドも聞いているけど)前の方なので何をしているかはわかるけど、後ろの方は見えにくそう・・・。少し話はそれるけど、以前染五郎さんが主演した劇団新感線の舞台『阿修羅城の瞳』(後に映画化も)は、東海道四谷怪談へのオマージュが盛り込まれていて、主役の出門(いずも)が伊右衛門を演じてみせるシーンも、ほんの少しだけどある。今回の伊右衛門は中村吉右衛門さんで、染五郎さんの役は与茂七だったんだけど、そのうち染五郎さんの伊右衛門も観てみたいなぁなんて思った。役として合っていると思うんだよね。やるとしても何年(十何年?)も先だろうけど、高麗屋でもやってきている役だし、可能性は高いかなぁ?あと、『阿修羅城の瞳』で出門が阿修羅に対して「首が飛んでも動いて見せらあ」って言う場面があるんだけど、これってもともと四谷怪談に出てくる台詞なんだね~。四谷怪談を先に知っていて、『阿修羅城の瞳』の方を観たら、別の楽しみがあったんだなぁと改めて感じた。歌舞伎の感想よりも、『阿修羅城の瞳』のことが長くなりそうだ(^^;染五郎さんが気になり始めたのは、歌舞伎を観るようになってなんだけど、その後はまってしまったのは、テレビで放映されていた映画版『阿修羅城の瞳』を観たことでなんだよね。(その後、舞台版をDVDで観た。そして劇団新感線にもはまる)そんなわけで思い入れが深いもので・・・。でも、だから余計に東海道四谷怪談が観られて嬉しかったんだ。コクーンのがおもしろかったから観たかったというのがいちばんなんだけど。
2008.05.16
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昨日WOWOWで放送していた「hide memorial summit」を見た。前回の日記で6時間もやると書いていたヤツである。これはもう期待以上だった!だってLUNA SEAだけで1時間くらいあったよ!?どうも演奏はノーカットだったらしい。11曲もあった♪一夜限りの復活ライブで演奏しなかった曲もあって嬉しい。もちろんhideのトリビュートに入ってるSCANNERもやった。これの演奏が見られるとはなぁ・・・。もちろんメンバーもみんなかっこよかった。LUNA SEAはライブ中結構みんな(特にJ・SUGI)が動き回るけど、動きながらも2人が一緒になったり、ここぞという時にはみんなが固まって演奏したりして、それがいいんだよね。(そういうバンドはLUNA SEAだけじゃないだろうけど)あと、SUGIちゃんは当然ギターはかっこいいけど、コーラスの声も綺麗で好き♪本当に良かった~。LUNA SEAの前に出ていた人たちにも触れると、DJ OZMAは楽しかったし、T.M.Revolutionはやっぱり歌うまいし、(あの背中の出た衣装は西川くん好きの友だちに見せたい)hide with Spread Beaverは純粋に嬉しい!楽しい!ではなく、ちょっと切なくもなったけど、でもみんなそろっていることが嬉しかったし。DIR EN GREYはデビュー当時京の声が苦手であまり聴いたことがなかったのだが、今回は大丈夫だった。みんな見た目の雰囲気も変わったね。でも、ちょっと痛々しい・・・。東京ヤンキースやレディースルームは、今までまともに聴いたことはなかったけど、エクスタシーの面々の出演はやっぱり嬉しいね。さて、LUNA SEAの後はX JAPAN。hideは映像で参加。生身ではないことに寂しさは感じるけど、でも、Xの復活も本当に嬉しい。復活ライブの映像もすでに見てるけど、あらためてTOSHIが戻ってきたことをしみじみと感じた。(Xから離れて、施設訪問等をしていた頃のTOSHIを生で見たことがあるだけに、 もうXには戻れないだろうと思ってたんだよね・・・)それにしても、やっぱりYOSHIKIはドラムもピアノもすごいなぁ。でも、今回は何といってもギター姿が見れたことに驚き。hide愛用のギターでピンクスパイダーをやったんだよね~。ドラムはLUNA SEAの真矢。ギターにSUGIちゃんも参加。そして、その後X JAPAN+LUNA SEAで「BELIEVE」(LUNA SEAの曲)を演奏!YOSHIKIがドラムで真矢はギターという、お宝もののセッションだ。最後はみんなもステージに出てきて、前日出演のT.M.Revolutionまで登場して、無敵バンドで「X」を演奏した。昔、友だちに借りてエクスタシーサミットの映像を1回だけ見たことがある。いろんなバンドの人たちがみんなでやっていたのが無敵バンド。SUGIちゃんがhideの隣で、真似していたのか同じような動きでギターを弾いていた映像をぼんやりと覚えている。何の曲かも他にどんな人がいたかも覚えていないけど、楽しそうだったという印象が残っている。その時と同じように、今回の無敵バンドも本当にみんな楽しそうだった。まさにお祭り騒ぎ。hideにはぴったりのはなむけだね。本当に良かった~。このDVDは永久保存版に決定♪
2008.05.06
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書くのも久々だ。まずは近況報告でも。仕事もあるし、勉強もマイペースでやってるけど(毎日はしてない^^;)最近自分の生活を壊していた(?)のは、やっぱりフィギュアスケート。ネットで情報を仕入れ、ろくに意味もわからない海外サイトの記事まで読んで。男子、特に大ちゃん(高橋大輔選手)が好きなので、世界フィギュアは残念だったし、ジャパンオープンはハラハラした。あと、今年はアイスダンスも気になり始めた。ますます録画するものが増えて、見るのも整理するのも大変である。寝不足にならないよう、うまくセルフコントロールできるようにならなくては・・・。というのも、体調を崩して仕事を休んでしまったんだよね・・・。この4年以上1日も休んでなかったのに~。他の職員にも迷惑をかけてしまったし(急な勤務変更をしてもらわなければならない)これからは健康で休まずにいられるよう、生活リズムにも気をつけないとだ。さて、そして音楽である。最近は音楽関係の日記を書いてなかった。フィギュアもだけど、歌舞伎をはじめとした観劇もあり、以前よりは私の中で音楽が占める割合は減っているのかもしれない。でも、日記に書いてなかっただけで、去年だってCDはアルバムを20枚以上買っているし、本当はライブにももっと行きたいと思っている。学生の頃も友だちに誘われてライブに行ったことはあるが、自分から行きたいと思うようになったのは、LUNA SEAが好きになってからだった。当時お邪魔していたBBSでライブに行った人がレポを書いてくれて、自分も味わいたい!って思って。すでに社会人となっていたのだが、当時は今よりも休みの希望が気軽に出せなくて、2daysだって行くのは1日だけにしたりしていた。2日間続けて行ったのは、終幕(解散)の時の最後のライブだけ。周りは泣いている人も多かったけど、1日目と2日目ではメニューが違うからいろんな曲が聴けて、とても楽しかった。そのライブを生で放映するとい聞き、スカパー!に加入したのだが、録画したのを見て、初めてせつなく悲しくなったんだった。それから7年。去年の12月24日にLUNA SEAが1日だけの復活ライブを行った。私は行けなかったが、NHKで放映してくれたのを見て感激してしまった。すごくいいライブだったのだ。テレビ放映は全曲ではなくだいぶカットされていたんだけど、ノーカットのDVDが3月に発売されると知り、思わずその日を休みにしてしまった。ちゃんと前月のはじめに勤務希望を出して。別に数日遅れたってDVDは見られるのにね。我ながら驚きな行動だ。やっぱりLUNA SEAは私にとって特別な存在なんだなぁ・・・。そして、発売日当日にもちろんDVDを手に入れ、その日のうちに観た。本当にいいライブだった。1日だけなんてもったいないと感じてしまうほどに。ツアーじゃないからか、RYUICHIの声も良かったし。いや、それだけでなく歌い方も良かったんだよなぁ。河村隆一ではなく、RYUだったもん。SUGIちゃんもJもINORANも真矢もみんなかっこよかった。姿形も音楽も。相変わらず・・・っていうより、さらにパワーアップしてる。当日あの場所にいたら泣いてしまったかもなぁ・・・。できたら早めに日記に書いておきたかったのだが時間がなく、その後仕事がすっごく忙しくなって、そのうちダラダラしてしまって書かずじまい(^^;でも、やっぱりこの感激を全く書かないのも・・・と思って、今更こんな日記を書いている(笑)う~ん、「音楽」っていうより、「LUNA SEA」の日記になってしまった(笑)LUNA SEA、5月4日のhide追悼ライブにも出るんだよな~。hideがかわいがっていたバンドだからね。WOWOWで放映がされることも決まったようだし、また楽しみが増えた(^^)でも、放映時間が6時間もあるらしい。2日間のイベントだから、長い方がカットが少なくていいけど、観る時間を作るのが大変だ(笑)睡眠不足には本当に気をつけなきゃ~。
2008.04.28
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資格試験の勉強の方は、本当にマイペースである。毎日はできていないので、テキストを読むだけにしたといっても、やっぱり予定より進みは遅い。ただ仕事もとっても忙しいので、毎日するのは絶対無理。年度末というだけでなく、担当の仕事の1つが今が最も山場なのでね~。帰宅時間がすっごく遅くなってしまったことも数回。その担当の仕事が全て終わるのは来月。これから山場がまたやってくる・・・。この仕事をテキパキと計画的に終わらせるのが苦手な私が、今年度中に片を付けなくてはいけない仕事をどうにかできるのか?(一応、最低限はやるつもりだけどね。 上司が「これはしなくてもいいよ」と言ったことは、そのうち余裕がある時に・・・。 本当は今年度中にやらなくちゃいけないことなんだけどね(^^;)そして4月といえば新人も入ってくるバタバタした時期。それだけでなく、施設で新しい取り組みも始まるし。本当にしばらく忙しいなぁ・・・。でも、仕事ばかりしているわけでもない。仕事と勉強だけじゃストレスがたまるってわかった。だから、楽しみもあんまり我慢し過ぎちゃダメだ。今は何といってもフィギュアスケートなんだよね~。四大陸選手権で高橋大輔選手が世界歴代最高得点で優勝したことで、ますます思いが高まって。もともと今季は大ちゃんをずっと応援していたから。今月の世界選手権が終わるまでは落ち着かないな~。大切なのはバランスなんだよね。それが難しいんだけど。ただでさえ時間を無駄に使うのが上手(?)な私。睡眠はまた短くなってる。DVD(録画したもの。今はやっぱりフィギュアが主)、インターネット、本(仕事に参考になりそうなものを数冊買ったので)、漫画等をなかなかやめられない。これでも最近はパソコンはやらない日もあるんだけどなぁ。一番無駄なのは、そばに落ちてるというだけで何度も繰り返し読んでしまう漫画か・・・。そんな生活に勉強時間を入れているわけだからねぇ。あんまりできてないのも当然だ。でも、無理に勉強をやろうとするとまた反動が来そう。今回は長く続けたいから、やっぱりマイペースしかないんだよな~。
2008.03.11
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資格試験の勉強の方はすでにぼろぼろである・・・。初めのうち頑張ってやっていたんだけど、すっごく頑張っても予定通りに勉強が進まなくて、ついに挫折。勉強優先にしていた時は、時間の余裕がないからか気持ちまで余裕がなくなっていた。仕事が忙しかったというのもあるんだけど、一度決めていた勉強をやらなかったら、反動が来たのか、その後ほとんど何にもしていない。インターネット、DVD・・・、そんなものにずっと時間を割いている。ここらへんで、いい加減気持ちを切り替えなくちゃ。もともと1回で試験に受かるわけがないんだから、完璧に勉強なんかしなくていい。今年の目標は、あくまで一通り勉強することと、受験を経験すること。勉強はテキストを読むだけでもいいや。添削課題が全然できなくても、それが今の実力なんだから仕方ない。1回ダメになると、その後だらけちゃってできなくなるというのが私のパターン。昔からそうだった。今回はそうならないように頑張らなきゃ。今日の夕食後はテキストを読もう。必ず。ここで宣言すれば実行できるかな。
2008.03.04
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「歌舞伎座百二十年 初代松本白鸚二十七回忌追善 二月大歌舞伎」昼の部「小野道風青柳硯(おののとうふうあおやぎすずり)」柳ヶ池蛙飛の場「菅原伝授手習鑑 車引(くるまびき)」「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」祗園一力茶屋の場夜の部「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」「初代松本白鸚二十七回忌追善 口上(こうじょう)」「一谷嫩軍記 熊谷陣屋(くまがいじんや)」「新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」27年前は子どもだった私は当然白鸚さんのことは知らないが、染五郎さんが好きなので、そのお祖父様の二十七回忌追善興行を観に行かないわけにはいかない。昼・夜とも席も良く、きちんと前日は睡眠も取って(笑)、大いに楽しんだ1日だった。一番良かったのは「春興鏡獅子」かな。弥生はとてもかわいらしく、獅子の精は迫力があって見ごたえがあった。基本的に女方は声が綺麗な人が好きだが、その点染五郎さんはちょい不満(^^;でも、弥生って舞踊だけで喋らないのね(爆)もちろんそれだけでなく、踊りが本当に素敵だったのだが。獅子は先月の連獅子も良かったので、始まる前から楽しみにしていた。やっぱりわくわくするねぇ。ちょっと忙しいので、3,4月は観劇には行かない予定。次は5月の新橋演舞場かな~。
2008.02.14
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先月はとうとう1回しか日記を書かなかった。ちょっとした書きたい話題がないわけでもないんだけど、文章を書くというのは、私にとっては結構時間のかかる大変なこと。忙しい日々が続いて疲れていたり、他にすることがあったりすると、日記は後回しにしてしまう。それでも1月前半までダラダラとネットに時間を費やしていた。でも、1月末からはパソコン電源をつけずに終わる日も出てきた。理由はというと、資格試験の為の勉強を始めたのだ。私は福祉関係のまともな資格を持っていない。(社会福祉主事の任用資格はあるが、福祉を学ばない学生でも持っていたりするものだし)資格を取ることについては、ここ数年ずっと頭にはあった。同僚たちが社会福祉士、介護福祉士、ケアマネージャー等の試験を受けている姿をみて、そして、少しずつ合格した人、つまり有資格者が増えていき、経験年数が長いだけの自分はどうなんだろう・・・と感じていた。勉強しなきゃと思ってテキストを買ってみたりはしたけれど、普段の仕事すら人一倍時間がかかってしまう私にとって、仕事と勉強を両立させるのは難しい。ほとんど読まずに終わってしまっていた。時間の使い方が下手だから、仕事が無くてもダラダラと過ごしてしまうし、以前より観劇やDVD等の楽しみにも時間を使うようになったというのもある。それでも、数年計画ででも勉強して、いずれは資格を取りたいと思っていた。試験科目が多いこともあり、1科目1冊というようなテキストでは、私ではいつまで経っても勉強が終わらないことはわかったので、自分に合うような、内容が凝縮されたテキストはないかなぁと本屋で探して試しに買ってみたりしたこともある。そんな中、通信講座で有名なある会社が出しているテキストが「自分にはいいな」と感じた。それでもたまに読むくらいで、「勉強してます」とは決して言えない状態・・・。いっそのこと、通信講座を受講して本格的に勉強に取り組んだらいいのでは?そんなことを思いついて資料請求し、始めることにしたのが先月。教材が届いて、勉強を始めたのは数日前だけど。資料請求する前は、集中して勉強する日を毎月設けようと思っていた。だって、仕事で帰りが遅くなってしまう日も多くて、毎日はとても勉強なんてできないと思ったから。でも、教材には勉強の進め方やスケジュール例なども書かれていたのだが、やっぱり毎日少しずつ勉強していくものなんだな~と再認識。このスケジュールとか、紹介されている受講生の声とかで、1日にどのくらい勉強すればいいのかが具体的にわかったというのは大きかった。覚悟を決めたっていう感じ。そして、毎日勉強する為に決めたこと。「インターネットは勉強の後」仕事帰りが遅くなった日は、ネットをする時間なんてなくなる。でも、今まで最もダラダラしがちだったパソコン前に座っている時間。勉強に回すなんて、有意義な過ごし方じゃないか。もちろん時間のある日はインターネットも楽しむけど。一度始めると気持ちの切り替えが苦手でやめられない私には、「パソコンは毎日短時間」というのは、なかなか守れない。それなら、初めからやらないという「日にち限定」の方が大丈夫なんだよね。一応計画通りに頑張れば、全科目一通り勉強でき、試験対策もできることにはなっている。ただ、勉強したからといって、覚えられるかは別問題。試験には変に細かい内容の設問もあるみたいだし・・・。1度で絶対合格しようとまでは思っていない。そもそも合格率が低く、同僚たちだって何度もチャレンジしている。でも、コツコツ勉強をすることができれば、いずれは合格できると信じている。ところで、学生の頃から試験勉強の計画を立てるのは好きだったんだよね。でも、まずその通りに行った試しはない(^^;(ま、ADHDですから)それを見越して、余裕を持った計画を立てたり、試験前日に短期集中でどうにかしたりしていたけど。(こう考えると、中学生の頃から自分の特性を自覚できていたんだなぁ)今回は試験科目も多いし、短期集中で覚えて、あっという間に忘れるという学生時代のようにはいかない。三日坊主にならないよう頑張っていきたい。
2008.02.01
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半年ぶりの歌舞伎。10時間くらい歌舞伎座にいるというのは、やっぱり疲れるけど、簡単に行ける距離じゃないから、ついつい欲張ってしまう。昼の部「猩々(しょうじょう)」「一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」檜垣、奥殿「けいせい浜真砂(けいせいはまのまさご)」女五右衛門 南禅寺山門の場「新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)」「お祭り(おまつり)」夜の部「鶴寿千歳(かくじゅせんざい)」「連獅子(れんじし)」「歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」昼も夜も、舞踊はお正月らしいおめでたいもの。歌舞伎座全体もお正月っぽかったけど、よくよく考えてみれば喪中なんだよなぁ、私・・・。(1月の歌舞伎座は初めてなので、行ってみておめでたさにも初めて気付く^^;)かわいいお正月小物も売っていたけど、さすがに購入はやめた。でも、せっかくの久々の歌舞伎。とうぜん雰囲気にはどっぷり浸かって楽しんだ。昼の「一條大蔵譚」も「魚屋宗五郎」も好きな話。「けいせい浜真砂」はなんだかあっという間に終わったなぁ(笑)たぶん昔から歌舞伎を観ている人にとっては、雀右衛門さんが出ているというだけでも価値があるのかなと思うけど、物足りなさはやっぱり感じる。お歳なのにすごいなぁとは思うけどね。「連獅子」は高麗屋親子(松本幸四郎・市川染五郎)競演。まだまだ歌舞伎初心者の私は、「連獅子」って親獅子と子獅子の毛振りって、2人がそろっているのがいいのかと思っていたけど、そうでもないのね?途中そろってなかったのって、わざとなんだよね?染五郎さんはなんだか元気いっぱいなやんちゃな感じの子獅子だった。「助六」は股くぐりという笑える場面があるのは知っていたけど、まさか歌舞伎座で「そんなの関係ねえ」を見ることになるとは思わなかった。歌舞伎って意外と時事ネタが入っているけど、学校で禁止されたなんていう話もある、ある意味賛否両論なネタを、昔からある狂言でもやっちゃうとはねぇ。まぁ、そんなに力一杯はやってなかったけど。「どんだけ~」もやってた。なんでもありなのか(笑)歌舞伎って見始める前に思っていたよりも格式張ってないよなぁ。助六役は團十郎さん。ちょっと言葉が聞き取りにくいところもあったけど良かった。来月も歌舞伎座に行く予定。今年は何回観に行けるかな。
2008.01.14
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今日が今年最後の日という気が全くしない(^^;喪中で年賀状を書いていないからか?今日も明日も仕事だしね~。自分の部屋は汚いけど、職場では毎日のように大掃除をしてるのだが。今年はいろいろなことがあった。「今の自分」以外のことを考えるようになった。周りのこと、将来の自分。いいことが多かった年ではないけど、少しは前に進むことのできた年だと思う。来年はさらに前に進めたらいいなぁと思う。そのためには、努力も必要だよね。自分が壊れてしまうような無理はするつもりはないけど、ちょっとは頑張ろう。
2007.12.31
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ここ数日イライラしている。特別な何かがあったというよりは、思い通りに行かないちょっとしたことが、いくつも重なったという感じ。一昨日は車でCDの音量を結構上げたし、昨日は久々に過食をした。今日が休みだから、お腹の調子が悪くなっても大丈夫だなという、ある意味冷静な判断もあり。結局調子はくずさなかったのだが。(最近食べ過ぎるとすぐお腹に来ていたのでちょっと意外だった)今日の休みはしなきゃいけないことはいっぱいあったけど、どれも止めてしまった。早めにしておいたほうがいいこと3つは、1日で全てするのは無理で、どれを優先させたらいいんだと思っているうちに、なんだか面倒になってしまった。今日はゆっくりしたかった。その分これからが大変になるので、あとで後悔するかもしれないけど・・・。明日からは頑張らないとなぁ。仕事もうまく優先順位をつけてやっていかないと、かなりやばい状態である。今までも決してサボっていたわけじゃないはずなのに。この1~2週間で、締め切りのあるものと、早めにやっておいたほうがいいものが、いくつも出てきたんだよな。だから余計気持ちに余裕がなくなっちゃっているのかも。仕事のことを考えたら、なんだかまたイライラしてきた。この忙しい時に、担当の利用者さんがいろんな要求を出してくるのも辛い。要求をかなえるのも手間だけど、要求をかなえずに利用者さんを待たせると、いつできるんだと毎日のようにしつこく何回も言ってくる人もいて、とても鬱陶しい。そしてまたイライラする。嫌いな利用者さんじゃないのに、会うのが嫌になってくる。担当になる前は、おしゃべりが楽しかったのになぁ。でも、勤務時間内にやれることじゃないから、どうしてもすぐにできるとは限らないしね~。きつい口調で受け答えをしてしまって、あとで自己嫌悪に陥ったりもする。なんども繰り返し聞かないと落ち着かないのも、障害特性の1つだろうし・・・。余裕があれば、もう少し冷静に対応できるような気がするんだけどなぁ。その為にも、まずは1つ1つの仕事を片付けないと。今日は少しゆったりできたし、明日から本当にがんばろ~。
2007.12.20
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私は以前日記にも書いたことがあるかもしれないが、早死に願望があった。自死というわけではなく、長生きしたいとは思わないというだけなのだが、じゃあ何歳くらいまで生きたいんだろう?と考えた時に頭に浮かんだのが40歳。それは数年前のことだから、40歳まではすでに10年無かった。生きているのなら、できるだけ楽に楽しく生きたいと思っていたけど、生に執着がなかったのだ。でも、今は生きたいと思っている。きっかけは父のこと。正確に言えば、父が末期ガンだと知った母の落胆ぶりを見た時だった。「もしかしたらガンかも」というくらいの気持ちだったのに、検査入院をした日に、何の治療もしなかったら余命3ヶ月だと告げられた母。(検査結果を先生から詳しく聞く時に父も告知されたのだが、最初は母1人が聞いた)私が仕事から戻ると、薄暗い部屋で1人で泣いていた。その姿を見て「私は母よりも絶対に長生きしなくては」と思った。あれから、もう1年以上経ったのか・・・。長生きしたくなかった理由、それは何かと責任を負いたくなかったということだったように思う。今まで親任せにしていた親戚や近隣の人たちとのつき合い、家の雑事なんかを自分がしなくてはならないなんて、そんな未来が思い浮かばなかった。仕事だけはなんとかできていて、少しずつは経験値が上がっているけど、それでも、社会性が足りないから・・・。初めてのこと、慣れないことは本当に恐いのだ。ただ、父の葬儀やその後のいろいろな手続き等を家族で行っていくなかで、少しずつ自分自身で動いていく未来が見えてきたような気がする。覚悟を決めたのかもしれない。まだ母が中心にやっていることは多いけど、その姿を見たり、話に聞いたり、自分も多少は動いていることで、経験を少しずつ積み重ねて、抽象的で何ををすればいいのかわからなかった未来が、具体的になってきたからかもしれない。今の私の役目は、母を支えていくこと。社会性のないという私だが、だからこそいいこともあった。1人暮らしも結婚もせず、母と一緒に住んでいる。やはり母は一人きりだと寂しさが増すらしい。一緒にいる時は泣き顔は滅多に見せないけど・・・。今日は「1年前の今頃は(父が良くなって一時)退院してたのに」なんてつぶやいていた。ずっと悲しんでいるわけではないけれど、ショックは大きいんだよね・・・。今はまだ何かと忙しいから気が紛れることもあるようだけど、法事も一段落したら、気が抜けて落ち込んでしまうかもしれない。私にできるのは、父のことを忘れず、母と一緒に何気ない楽しい時を送るように心がけることだろうか。何十年とそんな日々が続くように、今は父の分まで長生きしたいなぁと思っている。
2007.12.09
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1ヶ月ぶりの日記である。家のことで何かとバタバタしていたり、仕事が忙しかったりしたのだが、フィギュアスケートを見るのに忙しかったというのもある(笑)世界6都市で行われたグランプリシリーズ。テレビ朝日系列で放送された。(日本で行われたNHK杯だけは、当然NHKで放映だが)テレビ朝日は偏っていて、女子シングルびいきなんだよね~。男子シングルがいちばん好きな私には不満の多い番組構成・・・。だって、メダルを取った人すら全部は映してくれないんだもん。(ペアやアイスダンスが好きな人は、全く映してくれないからもっと不満だろうけど)だから、後半は地上波の方は全く見ていなかった。CSのテレ朝チャンネルでは全部映してくれるから(数週間遅れだけど)ただ、この全部というのが見るのが大変。下位の人も映すからね~。時間がかかる。ビデオでとばしちゃったりして、結局全部は見てないんだけど(^^;録画したけどまだ見てないのもあるし、これから録画するのもあるし、しばらく忙しいなあ。楽しいからいいけど。NHK杯は生放送でも、録画の放送でもしっかり映してくれた。さすがNHK。ただ、エキシビジョンのカメラワークはちょっと不満あり。で、やっぱり男子びいきなので、いちばん気になっていたのは大ちゃん(高橋大輔選手)である。完璧な演技じゃないけど、アメリカ、NHK杯と2大会優勝おめでとう!特にNHK杯はミスが多くてドキドキしたよ~。ショートではジャンプとスピンを失敗するし。フリーでも4回転はダメだったし。その後はミスもなく素敵だったけど。優勝できるかどうか最後までハラハラした。決まった時はホッとした~。でもまさか、エキシビジョンまでこけるとは・・・(^^;ショートプログラムのヒップホップは超かっこいい。フリーは個人的には去年のオペラ座の方が好きだけど、でもいいね~(^^)ただ、ステップはレベル4じゃないんだよな~。世界一のステップと言われてるのに。もちろん上手いと感じるけど。スピンの方ではレベル4も出してる様子。NHK杯ではシットスピンの回転が速くなっていたよね~。すごい!エキシビジョンも今年のビョークのナンバーは妖しくて好きなんだけど、今回はジャンプでもないところで転んで「しまった」っていう顔(笑)できれば完璧なものを見たかったけど、かわいかったから許す(爆)あと、男女とも若い選手が出てきたね~。しかも、グランプリファイナル(上位6人のみ出場)に残るような人たちが。これから恐い存在だなぁ・・・。さて、次はグランプリファイナル。安藤美姫は残れなくて残念だったけど、大ちゃんに浅田真央、中野友加里の日本選手3人には頑張ってほしいな。順位もだけど、ベストな演技をしてほしい。大ちゃんだけでなく、真央ちゃんも今年はミスがあるからなぁ。(それでも優勝できるところが2人ともすごいんだけど)そして、できれば優勝を!
2007.12.07
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今日は父の誕生日だった。咳が出ると言っていたのは、去年の夏だった。その後、ガンだとわかって約1年。残念ながら、誕生日を迎えることなく先月末に亡くなった。父とはあまり会話をするような関係ではなかった。口数の少ない人だったというのもあるし、働いていた時は帰ってくるのが遅かったから、私が小さかった頃は接する時間が短かったというのもある。でも、たまに私が早起きすると、バドミントンとかを一緒にやっていたなぁ。お酒も煙草もダメな甘党で、ケーキ等を買ってきてくれることもよくあった。仲が良かったとは言えないが、悪かったわけでもない。父のことを中学生の頃は嫌だな~と思うこともあったけど、よくよく考えてみると私は父親似。顔も(残念ながら)そうなのだが、性質がね。ADHD系な人だったのだ。洗濯物を入れる籠から服がはみ出ているのは父と私だけだと、母から言われたこともあったっけ。やはり多動ではないけれど、衝動性は私よりも強かったなぁ。せっかちな面があった。思いついたら母たちが止めてもやっちゃって、失敗して「だから言ったのに」と言われたり。でも、基本的に温厚で静かな人だった。みんなでわいわいとするタイプではないけれど、趣味や楽しんでいることはいくつかあって、退職後も充実した生活を送っていた。1年前まではそんな生活がもっともっと続くと思っていたんだけどね・・・。初めのうちは抗ガン剤が効いて、驚くくらいに症状が落ち着いて、家で前みたいに好きなことをして過ごしていた。でも、夏くらいに効果がなくなってしまった。だんだん症状が進んで、衰えていく父。いろいろなことを考えた。思った。今くわしく書くつもりはないけど・・・。ただ、私なりにできることはやったと思っている。誕生日まで頑張ってほしかったという思いも、全くないわけじゃないけれど、もう充分父は頑張っていた。だから、あとはゆっくりと安らかにお眠り下さい。今までどうもありがとう。
2007.11.07
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最近、劇団☆新感線が気になっている。きっかけは歌舞伎を観るようになり、市川染五郎さんが気になる存在になったことだ。WOWOWで見た映画「阿修羅城の瞳」ではまってしまい、その映画は、元々染五郎さんも出演していた新感線の舞台が原作だったことを知った。その後、「阿修羅城の瞳」(2003年版)、「アテルイ」のDVDを購入。「髑髏城の七人」に至っては、染五郎さん主演の「アオドクロ」(2004年)だけでなく、歌や踊りの少ないストーリーで魅せる「アカドクロ」(2004年)と、染五郎さんが舞台を観て絶賛したという1997年の「髑髏城の七人」のDVDがセットになった「ドクロBOX」というものを買ってしまった(特典DVDも気になったし・・・)でも、これが当たりだった。「アオドクロ」以外の2本もすっごく気に入ったから。それで、とうとう染五郎さんとは全く関係のない「レッツゴー!忍法帖」まで買った。また、これがおもしろくてね~(^^)もっといろんな作品が見たくなってしまった。でも、さすがに出ているDVDを全部買うことはできない。金銭的にも場所的にも無理だ。気になる物もあったけど、我慢・・・。生の舞台も観に行きたい。でも、これもまだ叶っていない。1月にやっていた染五郎さん主演の「朧の森に棲む鬼」も夏にやっていた「犬顔家の一族の陰謀」も行きたかったけど、都合で行けなかった。「犬顔家-」の方はチケットも購入していたんだけどね・・・。残念だけど仕方ない。でも、そんなところへ朗報が。10月にパーフェクトチョイスで「劇団☆新感線」特集をするというのだ。スカパー!に加入していて良かった♪放映するのは「阿修羅城の瞳」(2000年版)、「野獣郎見参」、「アテルイ」、「天保十二年のシェイクスピア」、「レッツゴー!忍法帖」の5作品。DVDでは持っていない3作品を購入した(※パーフェクトチョイスは1番組ごとに購入する形式)「阿修羅城の瞳」(2000年版)は、染五郎さんが初めて新感線の舞台に出た作品。噂通り、顔が丸いわ・・・(爆)おもしろかったけど、私は2003年版の方が好きだな。「野獣郎見参」は、文句なくおもしろかった!堤真一さんのキャラも、ストーリーも良かったし。途中のミュージカルコントみたいな部分も笑った。「ジーザスクライストスーパースター」のパロディってわかっていたから余計かな。「犬顔家-」の観劇レポをどこかのブログで見た時、やっぱりミュージカルのパロディがあったみたいで、元ネタを知らない人はついていけるのかというようなことが書いてあったけど、こういうことなんだろうなって思った。でも、元ネタがわからなくてもおもしろいとは思うけど。「天保十二年のシェイクスピア」は、先に蜷川さん演出のものをWOWOWで見ていたから、どんなふうなんだろうと興味津々だった。セリフや歌詞はほとんど同じなのに、全然違うんだよね~。やはり蜷川さんの方が写実的で洗練されている感じ(良い悪いではなく)いのうえさんの方は、花魁とのくだりをなくしてしまったのは、話がスッキリしてよかったと思う。(蜷川さんの方は途中途中に入っていてわかりにくかった。きっと原作にあるんだろうけど)見た目は全体的に華やかだし、ラストの演出も派手だった。ただ、どちらかと言えば蜷川さん演出の方が好きかなぁ。あっちは主演の唐沢さんの印象がすごく強かったというのもあるし。でも、こっちのもやっぱりおもしろかったけどね。3作品とも楽しめた。今やっているゲキシネの「朧の森に棲む鬼」は観に行けないし、あとはDVD発売を心待ちにしよう。あと、劇団☆新感線じゃないけど、染五郎さんの今月やっていた歌舞伎も観たかったなぁ。鼓も披露するという復活狂言の「うぐいす塚」国立劇場だから、歌舞伎座と違って歌舞伎チャンネルで放映もしないんだろうし・・・。見たいもの全てが観られるわけじゃない。7月までは結構いろいろ観に行けたし、また観に行けるようになるまでは、ホームシアターで我慢だわ。
2007.10.23
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今まで主に仕事について書いてきたけれど、「自己肯定への道」シリーズ最後となる今回は、それ以外のことについて。仕事以外での悩みもいろいろあったけど、大きくはこの2つ。「なんで部屋をきれいに片付けられないんだろう」「もっと人と上手くつきあえればいいのに・・・」今も困っている部分はあるけれど、それほど悩まなくなった。それは問題が解決されたから・・・ではなく、開き直りである(爆)やっぱりADHDを知ったことが大きいかな。原因がわかったし、自分だけではないことを知って安心もした。あとは、自分の中で優先順位を低くしてしまったのだ。社会人として働き続けることが第一で、私は仕事で頑張っているんだから、家ではちょっと気を抜いてもいいじゃないか、と(笑)でも、あまりにもひどい状態になってしまったので、さすがに片付けにも本格的に取り組もうかと思っている(今は物減らし作戦中)人間関係については、ある程度割り切ることにした。本当は友達とはもっと連絡をとりたいし、いろんな人と出会いたい、わいわいと楽しくやりたいという気持ちもある。でも、私にはそんな余裕はないと判断した。時間も精神的にも。同僚たちがメールのやりとり等をしているのを見て、うらやましく感じることもあるけど、自分の時間を大切にしたくて、しかも文章をサッと書けない私には、ちょっとしたことで携帯メールを頻繁にやりとりするのは億劫だ。だから、自分から積極的にアドレス交換はしない。職場での雑談は普通にできるようになってきたし、たま~に仲の良い友達と連絡を取って遊ぶくらいが、私にはちょうどいいのかなぁと思っている。あとは、結婚はしないと完全に決めたことでも気が楽になった。私は元々結婚願望はなかったんだけど、母に「将来1人は孤独だよ」等と言われ、気持ちが揺らいでいた部分もあったんだよね。でも、どんなふうに生きていきたいのかと優先順位を考えた時、仕事をしながらマイペースに好きなことをして過ごすのが、私が望んでいる生活だと思った。その時点で結婚が完全に消え、ふっきれて楽になったのだ。結婚相手を見つける為にわざわざ人と出会おうとしなくてもいいし、気をつかいそうな義理の親や親戚とのつき合いもない。家事だって私1人が(正確に言うと、やはり結婚願望のない兄1人もいるが)生きていける程度でいい。母に頼っている今の生活よりは大変になるだろうけど。もちろん「家事ができないから結婚できない」なんて思わないでほしいけれど。実際、発達障害でも結婚して、工夫して生活している人は大勢いるわけだから。私の場合、結婚願望のない一番の理由はADHDだからではなく、恋愛をしたい、彼氏がほしいとも思っていないからなんだよね。私はおかしいのかと悩んだ時期もあったけど、今は、みんなと同じ生き方をしなくてもいいんだと思えるようになった。「自分は自分」、これもADHDを知ったことでできるようになった発想のような気がする。ま、昔と違って結婚しない人も結構いるけどね~。「結婚しろ」とうるさく言われることもないし、いい時代に生まれたと思っている。ちなみに、人間関係を割り切ったといっても、つまらない人生ではないよ。ライブや観劇には1人で行くし(たまには同僚と行くこともあるけど)家でも自分の時間があるからこそ、楽しいことができるわけだから。大切なのは、自分がどのように生きていきたいのかを知ることではないかと思う。やりたいこと、なりたい自分。全てをかなえるのは難しい。だから、何を優先させるのか。「ADHDは優先順位をつけるのが苦手」ということを知って、改めて考えるようになったことである。
2007.10.19
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いろいろな経験を積み、一回り大きくなったという自負のある現在だけど、やっぱり全てが上手くいっているわけではない。仕事をためてしまったり、支援に迷ったり、失敗もしている。上手くいかないことで、多少は精神状態の波もある(あまり引きずらないけど)身障施設で感じていたような不安は減ったけど、イライラは増えているし(利用者特性の違いだな)それでも、もう職場での存在意義に悩むことなんてない。ADHDだから利用者の気持ちがわかるというのもあるけれど、それよりも今の私を支えているのは、ずっと仕事を続けてきたことだ。異動や退職でいなくなってしまった人が多くて、10年以上前の利用者や施設の状況を知っている職員なんてほんのわずかなんだよね。古株となった私は、もはや生き字引だ(笑)昔のことを聞かれることもあるけれど、こちらからも機会があればできるだけ話すようにしている。昔があって今があるわけで、今の状態を見ているだけでは不充分だから。利用者も施設も、良くも悪くも変化している。意味があって始めたことでも、知らないと簡単に中止になったりすることもあるんだよね。よくわからないまま続いていることもあるし。過去の失敗を繰り返すという可能性もある。以前のことを新しい職員たちに引き継いでいくのが、私の役目の1つなんだと思っている。もちろん過去に囚われすぎてもダメだけどね。それに、あまり経験のない職員にはわからないだろうなぁ~と思うことを、さりげなくカバーしたり助言したりということも、当たり前のようにやっているし、過去の経験や知識が増えたことから、「こうしたらいいんじゃないかな」ということを思いつくようにもなってきた。ただ、助言というのはしやすい人とそうでない人がいるんだよね。ある程度の経験者と考え方が違う時に、自分の意見を言うのは未だに躊躇してしまうし・・・。会議で提案するとか、上司に言うとか、遠回しに話してみるとかを多少する程度。ここはもうちょっと頑張らなくてはならない部分だな。あと、私自身のことを周りに理解してもらえているというのも、仕事を続けてきたからだと思う。良い面も悪い面もひっくるめて私だと思ってくれているから、上手くいかない部分は目をつぶって、他の面で頼りにしてもらえているんだろう。もしも今転職したら、「経験者なのにこんなこともできないの?」と思われるんだろうなぁ。(今の職場が居心地がいいので、他に行くつもりはないけど。新しいことは苦手だし)まさに「継続は力なり」だな。一歩一歩進んできたことが、今の自分を作っているんだと思う。だから、これからも良いことばかりではないだろうけど、一歩一歩頑張っていこうと思っている。そして、そうやって頑張っている私を「えらいぞ」「すごいね」と自画自賛(笑)この自画自賛が得意なのも、自己肯定ができている証拠なのかな。
2007.10.05
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現在は、元々働いていた知的障害者施設に戻っている。身障施設で働いていた期間は辛いことも多かったけど、「異動を経験して本当によかった」と心から思えるだけの収穫もあった。いちばんは、身体障害についてほとんど知らなかったことに気付けたこと。身の程を知ることで恥をかかずに済む。そして、それまで知らなかった知識を身につけたというのは自信に繋がった。介護技術については、今の施設でもとても役立っている。知的障害者施設だけれど、利用者の重度化、高齢化で、身体介護が必要な方も何人かいるんだよね(私が異動でいない間に増えていたし)「これでいいのかな」と不安にならずに介助できるのは、身障施設での経験があるからだな。専門分野が違うというだけでなく、単純に他の施設を経験したことで、視野や考え方の幅が広がったというのもある。あと、利用者にうるさく言われていたことがきっかけで、少しでも介護中に時間短縮する方法はないかと自分の行動を観察(?)してみて、どのように不注意なのかを改めて認識できた。例えば、介助中に気がそれて利用者さんの部屋に飾ってある写真を見ていたりとか、自己決定できない方の更衣介助を始めてから、「長袖の方がよかったかな?」等と迷って手が止まったあげく、着替え直したりするとか。そのようなことに気をつけて、短時間集中して介護を行う感覚がわかってきた。(気をはっている状態は長く保たないので、いつでもできるわけじゃないけど)ちなみに、「あれを忘れた!」と無駄に動くのは、気をつけていてもなくならないね~。ワーキングメモリー(短期記憶)の問題なのだなぁと実感している。思いついた数秒後には忘れてるので(^^;どうしても自分には無理なことがわかっているというのも大切。「またやっちゃったよ~」と思うくらいで、直さなきゃとは思わないから。利用者からのプレッシャーがなければ、「自分は不注意だから動きが遅いんだ」という認識だけで、意識すれば気をつけられることと、無理なことの見極めまではできなかったかも。ADHDを自覚していると、「障害だからできないんだ」と思いこんだり、簡単に諦めたりしてしまうこともありえる。実際にそのような特性があるから上手くいかないので、「ADHDが原因だったんだな」と知ることで、気持ちは楽になる。でも、人よりもちょっと努力すればできることも含まれていたりするんだよね。環境を整える等の配慮も必要だろうが、この「ちょっとの努力」というのは大切じゃないかと思う。ただ、どうしてもできないことに関しては諦めも必要。努力ではなく工夫でどうにかなることもあるけれど、どうしようもないこともあるからね。
2007.10.02
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前回書いたように、同僚たちから文句を言われたことはなかったのだが、問題は利用者の方だった。介護される側にとっては、頼りない職員、きちんと動けない職員では不安なのは当然である。それでも大抵の利用者さんは、初めのうちは慣れないんだから仕方ないと思ってくれている。ただ、人一倍覚えが悪く、動きも悪い私・・・。何ヶ月経ってもできていないことに我慢の限界がきたようで、「いい加減にしろ」とこっぴどく怒られたこともあった。普通だったら当たり前に気付いていることでも、私の場合言われなくてはわからないことがあるので、かなりショックで落ち込んだけど、言ってくれてよかったとも思った。その後は私なりには気をつけるようになったから。そんなふうに、単発で怒られることも何度かあった。でも、それだけではなかったんだよね。「その1」で「私はあまり人に非難された経験がない」と書いたけど、実は、この身障施設にいる間だけは例外で、ずっと特定の利用者に非難され続けていたのである。てきぱきと効率よく動くことを第一と考えているので、動きがモタモタしている上に「あ、あれ持ってくるの忘れた」なんてことが年中の私は、どうしようもない職員だと思っていたのだろう。その利用者の介護に入った日は、怒られなかったことの方が断然少なかった。また、介護が特殊な上に、やり方も順番もその利用者が決めた通りにしなくてはならないのだが、「次は何をするんだっけ?」と動きが止まることも、「これでいいんですよね」と当人に確認することさえも嫌う(覚えているのが当然だから)頭が真っ白になって次に何をしたらいいかわからなくなったり、動きを間違えた時は、罵声を浴びせられた。ただ、非難され続けても、自分のことを全否定することはなかった。この利用者が職員に一番に求めているのが、私が最も苦手とする部分だとわかっていたからだ。利用者によって職員に求めるものは違う。テキパキ動く職員には、思っていることを言い出しにくいという方もいるし。なかには「くらげさんが夜勤なら安心だわ」とありがたいことを言ってくださった方もいた。だから、何かをやり忘れて怒られても、「『ついでに何かをする』というのはADHDには難しいんだぞ」と内心開き直っていたし、「もっと仕事に集中しろよ!」と言われても、「集中ときたか~。それができないのが障害なんだよ」と頭の中ではつっこみを入れていた。もちろん行く度に怒られるのは嫌だから、できる限り集中して失敗のないようにと努力はしてたけど。それでも、その利用者の満足のいく動きができるわけではないから、その方の介護に入るのは本当に気が重かったし、時によっては情緒不安定になった。自分を全否定せずに済んだもう1つの理由は、異動前にある程度の実績を残せたということだ。「何もできないわけじゃない」と実感できていたし、他者にも(少なくともある程度は)認めてもらえていたから。だから、もしも私が新人の時にこの施設に配属されていたら、今のように仕事を続けていられたんだろうかと思う。ADHDも知らず、経験もなく、「私なんてダメな奴だ」と思ってしまっていたことだろう。二次障害になっていても不思議じゃない。自分の特性を自覚して、経験を積んで自分を認められるようになってからだったのは、本当に運が良かったんだなぁと思っている。
2007.09.28
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何があったのかというと、身体障害者の入所施設に異動になったのである。だから、「その7」で書いた同僚に意見を言うというのも数ヶ月しか実行できず、あと1年異動せずにいたかった・・・というのが本音。1つの施設しか知らないと視野が狭くなるので、ある程度経験を積んだら異動があるというのが、私の勤めている法人の方針。ADHDを知る前になかったのは単なる偶然なのだが、診断後、職場でも上の方の人にカミングアウトをした時に、仕事の立て直しをしたいから今は異動をしたくないと伝えていた。それから1年以上が過ぎ、異動の内示。自分でも「今ならどうにかなるかも・・・」と思えるようになったので、覚悟を決めた。学生時代に介護技術を勉強していなかった私は、現場で基本から身につけることに。もちろん基本だけではなく、障害の部位、種類、利用者の特性等により1人1人介助方法は違うし、変則勤務なので各勤務形態ごとの業務内容も頭に入れなくてはならない。新しいこと、慣れないことが苦手な私には、コピー機の使い方が違うというようなことすら混乱の元。初めの頃は休日でも不安に押しつぶされそうになっていた。不安の一番の原因は覚えるのが苦手だということ。頭も混乱するけれど、体で覚えるというのもできないんだよね。体を動かすのが下手だし、画像の記憶も弱いので、見て覚えることもできない。上手くいっても、今回は何が良かったのかがわからなくて、次回に生かせないということもある。いつまでも職員が付いて教えてくれるわけではないので、わからないことだらけで、内心いつでもビクビクしていた。仕事に多少は慣れてきてからも、不安はつきまとっていた。大変だったことの1つがスピードを求められること。利用者の日課はゆったりしているのに、介護は本当に多いのだ。「その4」で書いたように、動きが遅い私。1人の介助に時間がかかると、他の利用者さんを待たせたり、一緒に組んで現場に入っている職員に負担がかかることになる。利用者や同僚たちにどう思われているのかが、すごく気になってしまった。それまで一緒に働いた経験のない職員がほとんど。私のいい面はわからず、悪いところが目についてしまう可能性も充分ある。でも、実際には同僚たちには助けられていて、面と向かって文句を言われたことはなかった。内心どう思っていたかはわからないけど・・・。余裕は全くなかったけれど、やらなきゃいけない最低限のことはどうにかできるようにはなっていたから、許容範囲だったのかなぁ?私なりには頑張っていることは伝わっていたと思うので、何か言ったところでどうしようもないと感じていたのかもしれないけどね。
2007.09.23
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「その4」~「その6」で書いてきたように、ADHDを知ってからの変化や、他職員の評価を聞いたこと等を経て、少しずつ自信がついてきた。自分を過小評価しなくなってきて、よくよく考えてみると、ADHDを知る前だって得意分野を生かしてなかったわけではないことにも気付いた。(例えば作品制作とか。でも、働き始めて数年経ってからかな。 新人の頃は何もわからなかったので、アイディアも浮かばず技術もなかったから。)毎日良いことばかりではなく、イライラしたり落ち込んだり不安になったりすることも結構あったけど、自分が少しずつでも前に進んでいるという実感があった。上司の指摘&本で読んで表情に気を配るようになったし、(つまり、それまではできていなかった。人と接する仕事なのに^^;)担当の大きな仕事が重なったことがあったのだが、スケジュール表を活用して何とか乗り越えられたことも自信につながった。そして、今まで自信がなくて避けていたけど、もうそろそろ同僚たちへ気になることを指摘をしていこうと決心したのである。ADHDの存在を知って3年、診断されてからも2年ちょっと経った頃のことだった。職員の意識改革をしたいとずっと思っていた。これはあまりにもひどいんじゃない?というような利用者対応もあったし・・・。ただ、そんな職員たちにしてしまったのは私の責任でもあるんだよね。同僚たちが新人だった頃にもっといろいろと教えなくてはいけなかったのに、先輩である私が「仕事もろくにできないのに偉そうに」と思われるのを恐れて言えなかったから。実際にやったのは意識改革というほど大げさなものではない。でも、会議での問題提起と、個人的に「これはよくないと思う」ということを数人の職員に話した。恐くもあったけど、自分が少しでも施設を良くしようと動いていることにわくわくしていた。こちらから一方的にいろいろと意見を言っても、相手が受け止めてくれなくては意味がないから、言う内容も言い方も選んで、しかもはじめに思っていたように話が進まなくて、伝えたいことが10あっても、実際に伝えられたのは1か2くらいだけど・・・。多少でも行動できたということと、相手もわかってくれたことで、さらなる自信になった。上司も私のこの行動を認めてくれた。役職者からだと指示と受け止められてしまうので、同僚という立場からの意見、助言は大切だとのこと。いろいろと足を引っ張ってきた私だけど、ようやく私もここまで来られたんだなぁとしみじみとした気分になった。「自分がADHDだから利用者のことがわかる」というのも職場での存在意義の1つかもしれないけど、ADHDとは全く関係なく、中堅職員としての役割を果たすことができたから。でも、そのまま現在に至る、というわけではなく、大波乱(?)が待ち受けていたのである・・・。
2007.09.19
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ADHDを知ったことも大きかったけど、自己肯定にもう1つ大きな影響を与えたのは、他職員の私に対する評価を聞いたことである。職場である問題が起こり、全職員が上司との面談を行ったことがあった。問題に対する説明が主だったんだけど、職員関係等の情報収集もしていたようで、上司が同僚(後輩)たちに、私についてどう感じているか聞いたということを、私との面談の時に教えてもらったのである。(良い職場にする為にはチームワークが大切だし、 特に経験の長い職員の働きや評価も重要だからか? カミングアウト済みだから、私のことを心配してくれていたのかもしれないけど)さてその結果だが、Aさん(先輩職員)に比べて、決して私の評価は悪くないとのこと。誰かとの比較というのは、本来ならあまりいいことではないのかもしれないけど、その時の私には具体的にイメージするのに役立った。Aさんは私より仕事がこなせるし、知識だってある人だ。だから、問題は仕事ができるかどうかだけじゃないってことなんだよね。仕事以外でも、私は同僚たちと特別仲がいいというわけではなく、好かれる、認められる要素があるとは思えていなかったので、聞いた時は意外で嬉しかった。結局何が良かったかというと、人に対する批判をあまりしていなかったことのようだ。周りに対して文句ばかり言っていると、いくら経験があって仕事ができても、人はついていかないということだな。私は自分に自信がないあまり、人に対して意見が言えないと「その3」で書いたけど、実はそれが良い結果につながっていたらしい(^^;自分としては「言うべきことも言えない・・・」と自己嫌悪の種でもあったのだが。また、Aさんは何かがうまくいかなかった時に、Aさん自身にも問題があったとしても、「周りが動いてくれなかったから」と、自分のことは省みずに不満を言うようなこともあったようである。私だって周りの人たちに不満を感じることはあった。内心では文句も言っている(笑)でも、自分にも悪い点はなかったかと考える。新人職員ではないから、相手にきちんと行ってもらうよう働きかけなかったり、フォローにまわらなかったりしたら、それは私の責任でもあるのだ。(だから自己嫌悪の種^^; でも、自分が100%悪いとはもちろん思わない。そのへんは冷静に判断できるタイプ)当時、そういう姿勢が行動として表に現れていたかはよくわからないのだが、少なくとも「私は悪くない。周りが悪いんだ」ということを力説したことはない。そして、それだけではなく、私なりには仕事を頑張っていることもわかってくれていたのだと思う。夜勤明け等でいつも職場に遅くまで残っているというのは有名(?)で(仕事が遅いからなんだけど)「まだ残ってるの?」「早く帰った方がいいよ」と年中言われていたし。あと、実は苦手な面では手を抜いていることが多いのに、丁寧にやっているから遅いと誤解してくれている人もいたようだ(^^;(真面目に見られがち。ある意味お得?(笑))上司との面談をして少し経った頃、私のことを「利用者に冷静に対応できるところがすごい」と言ってくれた後輩がいた。本当は感情的に接してしまうことも結構あるんだけど、できる限り冷静になろうと気をつけていた。自分ではまだまだだと思うけど、認めてくれていたことを嬉しく思った。その後輩はとてもテキパキ動く人で、実はコンプレックスを感じていたのだが、自分の得意分野を生かせればいいんだなと思えるようになってきた。悪い評価ではないことを知り、自信がだんだんついてきたところで、ふと気付いたことがある。人に悪く思われているんじゃないか、陰で何か言われているんじゃないかという不安が強い方だったのだが、意外と他の人も陰ではいろいろ言われてるんだよね。私自身だって、同僚たちに不満を感じることはあるわけだし。きっと私も何か言われているだろうけど、私だけが特別なわけじゃない。人にどう思われているのか気にしすぎる必要はないと思えるようになったのだ。ある意味、開き直りだな。
2007.09.14
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ADHDを知って変わったことはもう1つある。それは、発達障害について詳しくなったことだ。「片づけられない女たち」の訳者ニキリンコさんのプロフィールに、「高機能自閉症=アスペルガー症候群」と書かれていたことがきっかけだった。私が働いている知的障害者施設の利用者にも自閉さんが何人もいる。当時(2000年末)はまだ高機能自閉の存在を知らなかったので、その利用者さんたちと翻訳業をされているような方が同じ障害だなんてどういうことだ?と興味がわいたのだ。リンコさんのHPは隅々まで読んだ。当時の日記は自閉エピソード満載で「なるほど~」ということも多かったし。それを読んで、自分では説明できない利用者さんたちの感覚がわかってきたんだよね。そして、そこから発達障害関係HP巡りが始まったのだった。特にお子さん(当事者)のちょっとしたエピソードが載っている日記を好んで読んでいて、「勉強」というのではなく、自然に発達障害について詳しくなっていった感じ。ま、関連書籍もそれなりに読んだけどね(ADHD関係は自分の為にだけど)詳しくなったことで、利用者対応での「これでいいのかな・・・」という不安が減った。それまで本当によくわからずに人の様子を見て動いていたという感じだったから。(しかも人によって考え方が違うから混乱していた)でも、発達障害の知識という核になるものができ、自己判断が前よりは楽になった。(優先順位をつけるのが苦手という特性の為、あくまでも「前よりは」^^;)それに、自分のADHDを自覚したことで、利用者の気持ちがよりわかるようになった。「なんでそんなことでパニくるの?」というようなちょっとしたことで躓いている人もいる。私は特性がそれほど重くなかったり、知的障害がないことで理性で表に感情を見せないでいるから、それほど目立たないだけ。他の職員にはピンと来ないようなことも、実感としてわかるのだ。私はそれまで職場での存在意義について悩んでいた。これだけは人に負けないぞというような取り柄もなく、足を引っ張っていることも多い。元々対人関係に問題を抱えていた人間なので、明るく話し上手でしかも対応も上手い職員のような人気もない。「生きているだけで意味がある存在」という持論があるので、この世における存在意義について今更悩んだりはしないが、仕事ではそうはいかない。自分の役割を果たすことで給料をもらっているわけだから。経験年数で多少給料も上がっているのに、それに見合った仕事ができていないという罪悪感のようなものもあったし、同僚たちに本当は必要とされたいのに・・・という願望もあった。こんな私でもここにいる意味を見つけることで安心したかったのだ。でも、利用者のことがわかるようになって、「自分にもできることがある」ということに気付いたのは自信になった。しかも、それは私がADHDだからなのだ。他の職業の人には直接参考にならないかもしれないけれど、私にとってADHDは単なる悪者ではなく、長所の1つでもあると実感している。
2007.09.10
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ADHDを知ったことは転機の1つだった。「片づけられない女たち」を読んだのが28歳の時。メディアで「片づけられない女」が取り上げられるようになる少し前くらいのことだ。初めは「私はADHDだったんだ!」とピンと来たというよりは、自分ももしかしたらそうかもしれないけど、書かれていること全てが当てはまるわけじゃないしどうなんだろう?という程度。その後、他にも本を読んだり、成人ADHDの集まるサイトに出入りしてみたりしたことで、たぶんADHDだという思いを強くし、診断を受けたのはADHDを知ってから7ヶ月後だった。薬も飲んでみたけど著しく効くタイプではなく、飲み忘れが多かったこともあり、結局今は飲んでいない。では、診断前と何が変わったかというと、まずは、自分がどんな人間なのか、特性をより細かく自覚することができた。それまで漠然としていた苦手なことが、具体的にわかってきたのだ。例えば、どうして仕事が遅いのか。ひと言で言えば、不注意が原因で効率よく動けないんだよね。「あれを忘れた」「これを忘れた」と無駄にあちこち動いている。何から行ったらいいのか混乱して動きが止まってしまうことも多いし、1つ1つのことを終わらせないで、他のことを始めてしまったり、ふと目に入ったものに気がそれ、関係ないことを考え始めたり・・・。あと、現場ではあまり関係ないけど、デスクワークの時は人の話し声が気になって集中できない。音は大丈夫なんだけど、会話の内容をつい聞いてしまうので。これらを自覚することで、できるだけ気をつけるようにしたり、対策を考えたりして、多少は改善された部分もあるけれど、行動として変わらなくても、「何でできないんだろう・・・」と悩み落ち込むのではなく、卑下することなく「ADHDだからなんだな」と思えるようになってきた。上手くできないことに関して、前よりも精神的なダメージを受けなくなったのだ。また、一部の上司にはADHDであることをカミングアウトしている。(「この人になら話しても大丈夫だな」と確信できた人にのみだけど)自分が仕事を上手くこなせないこと、気が利かないこと等についてどう思われているのかビクビクしていたのがなくなり、とても気が楽になった。(仕事を溜め込んでいたことも言い出せたし^^;)もちろん、障害だからできなくてもいいんだというわけではない。上司の1人には、職員として雇っているのだから、障害だからと全て配慮できるわけじゃないと言われた。ボランティアではなくビジネスだと。これは私も当たり前のことだと感じた。その上司も私のことを理解してくれた上での言葉なので。大切なのは私にも職場にも不利益にならない道を探ることだと思っている。
2007.09.05
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学生時代に、自分に無理のないマイペースの生活を心がけていただけに、マイペースではすまされないに違いない就職に対する不安は、かなり強いものだった。当時の福祉系の学生は、大体4年生になった頃から就職活動を行う(具体的に動く)という感じだったが、その1年くらい前から将来に対する不安が出てきた。上手く適応できなかったら自分はどうなっちゃうんだろう?とも思っていて、実習で精神保健センターに見学に行った時、併設されている精神障害者の作業所を見て(利用者はいなかったんだけど)「将来気がおかしくなっても行き先はあるんだ」とホッとしたくらいである。(↑何の為の実習なんだ^^;)とりあえず、時間のある学生時代でも家事全般ろくにできていなかったので、「仕事」と「家事」の両立は絶対無理と悟り、地元に戻ることに決め、新事業を始めるのでたくさん募集のあった社会福祉法人に、なんとか滑り込んで就職。知的障害者の入所施設に配属となった。「思っていたよりは大丈夫かも?」というのが初めの頃の印象。働き始める前にとことん悪い想像をしていたからかな。文書作成の提出期限が守れなかったり、利用者への接し方で悩んだり、当たり前のことを知らないらしいことに気付いたりはあったんだけどね。その後、どん底に落ちるひと言をつきつけられるのだが・・・。働き始めて2年目か3年目のこと。「ふざけてないで、ちゃんとやって下さい」と後輩職員に言われたのだ。きっと仕事中気がそれて動きが止まっていたり、効率の悪い無駄な動きをしていたりしたんだと思う。でも当時は、自分の動きが遅いことはわかっていたけど、不注意という自覚はなかった。自分は真面目にやっているつもりだったから、「ふざけてないで」という言葉がとてもショックだった。例えば、提出期限を守らなかったことで注意されても「仕方ないな」と思える。事実だから。でも、「ふざけてないでちゃんとやって」なんていう曖昧で自覚がないことはダメ。「その1」で書いたように、それまで人に非難された経験があまりなかったし。ADHDの人はこういうことを繰り返し言われて、二次障害になっていくというケースも多いんだろうなぁ。私はこの1回で済んだけど・・・。その後、直接言われなくても、やっぱり同僚たちにどう思われているのかは気になった。テキパキ動けなくて仕事が遅いのは事実だし。施設の生活には「日課」というものもあるし、マイペースとは言っていられない。福祉の現場はチームワークで成り立っているので、1人が足を引っ張れば、他の人がその分やらなくてはならないということになる。利用者に対する直接的な支援以外のこと(片付け、デスクワークetc.)なら、勤務終了後に時間をかけてすることもできるけど。遅いというのではなく、不注意による失敗もやらかしてきた。なかには利用者にとても迷惑をかけてしまったことも・・・。利用者に悪かったという思いも当然あるが、同僚たちがどう感じているのかが、やはり気になった。比較的若い職員が多い現場。5年も働けば中堅の仲間入りだ。新人や後輩たちへの指導もきちんとしなくてはならない。(もちろんまだ上司から教わることは多いし、2年目だって新人には教える立場になるけど。)これがとても苦手だった。能力的にというよりは、自分に自信が持てなくて。誰が見ても明らかに間違っていることは、まだ指摘することが出来るのだが、利用者対応等、人によって多少やり方や考え方が違うものもある。「そのやり方はちょっとどうなのかなぁ・・・」と感じても、言えないことが多かった。なにしろ、少し慣れてくると新人職員の方が何年も働いている私よりもテキパキと動いている。「自分の仕事もろくにできないのに何を偉そうに言っているんだ」と思われるのが恐かった。当然、同期や先輩に当たる職員に対して、おかしいと感じることを指摘することもできなかった。
2007.08.28
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大学では社会福祉を学んでいたのだが、講義の中で、「自己覚知(自分を知ること)」が大切で、自分のことが好きではない人、自分を認められない人は福祉従事者に向いていないという話があった。1人暮らしを始め、自分の様々なダメな部分と向き合っていた時期だったけど、それでも「私は大丈夫だな」と思えた。自分は悪人じゃないと思っていたし、ポカポカ陽気の時にのんびり散歩するといった些細なことで心から「幸せだなぁ」と感じられる自分が好きだったから。障害者や児童等の各福祉論、社会福祉援助技術論、心理学系の授業・・・、いろんな勉強が自己覚知につながり、自分の考え方に影響を及ぼした。大学の講義なんてテキスト通りじゃないから、先生方の経験してきた話等もおもしろかったなぁ。それらを通して、「世の中にはいろいろな人がいるのが当たり前なんだ」という考えに至った。それまでは、世の中には「できる集団」と「できない少数派」がいるような気がしていたけど、そうじゃなくて「個人」。私もその「個人」の1人なんだと・・・。実際の生活ぶりはADHD全開(^^;今回は主旨が違うので、詳しく書くのは避けるけど。当時ADHDは知らなかったけど、「自分はいろいろなことがこなせない」というのには気付いていたので、無理なくマイペースに過ごそうと思っていた。バイトは週1、2日程度にするとか(それも始めたのは2年になってから)ダラダラした生活だけど「1日に何か1つできたらいい」ということにするとか。例えば、「洗濯」「片付け」「買い物」「郵便局に行く」・・・我ながらハードルが低い(笑)「今日は何も出来なかった」という日は、たまにしかなかった(←それでもあるのかよ^^;)自分を追いつめない生き方だったけど、やっぱり100%自己肯定できていたわけではない。私のことを「変な奴」ではなく、「おもしろい」と言う子がいたんだけど、自分のことじゃないような違和感を感じていた。日常生活がボロボロということを隠していたのもあるし、やっぱり自己嫌悪することも多かったから。(ただ気分が変わりやすいので、嫌な気分も長続きしない)でも、マイペースが許される学生時代は、まだ良かったんだよなぁ・・・。余談だけど、福祉の勉強といっても、介護技術を中心に学ぶ専門学校に行っていたとしたら、もっと大変な思いをしていたような気がする。不器用で人とのコミュニケーションを取るのがすごく苦手だった私には、実技、実習が多くを占める専門学校は落ち込むことが多かったんじゃないかな・・・。これは、どっちがいいということではなく、自分にとって合う・合わないという問題。講義を受ける方が大変だという人だっているだろうから。
2007.08.23
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今、主に発達障害児の親御さんが訪れている掲示板で、自己肯定についての文章を書いている。きっかけは、7月末に放送された「ハートをつなごう」の発達障害者の就職特集を見て、「心の傷が刺激される部分はあるけれどいい内容」と書かれていたのに対し、「心の傷はないし、自己肯定もばっちり。以前は自信がなかったが今は大丈夫」と書き込んだこと。自己肯定が出来るようになった過程を知りたいと言われ、シリーズ化して書き始めている。いい機会なので、こちらにも同内容で掲載することにした。私はADHDだけど、多動や衝動性がそれほど目立たない不注意優勢型。「片づけられない女たち」でADHDを疑い、診断されたのは28歳の時だった。心の傷ができていない理由として、ADHDのわりには(母以外の)人から面と向かって非難された経験があまりないというのが関係しているかもしれない。成績も悪くなかったし、トラブルメーカーだったわけでもない。宿題もあまりしていなかった時期(小5)は、さすがに先生にもかなり注意されていたはずだけどね~(よく覚えていない^^;)いちばんわからなかったのは人との接し方。それもトラブルになるわけではなく、1人静かに混乱していた。人におかしいと言われるのが恐くて、自分の考えを言えなかったり素の自分を出せなかったり。面と向かって非難されなくても、内心みんな悪く思っているんじゃないかという不安はあった。対人がダメだと言っても、気軽に接することの出来る友達もいつでもごく少数はいた。さて、そんな私が、自己肯定がいちばんできなかったのは中学の頃。対人関係の悩みが大きかったのと、勉強をしろといちばん言われていた時期なので、しなくてはいけないのがわかっているのに何故かサボってしまう自分との矛盾に苦しんでいた。そういう年頃というのもあったのかなぁ。家族も嫌いだったし、その嫌いな親に全てを頼らなくては生きていけない自分自身がいちばん嫌いだった。高校に入って一番何が変わったかというと、「居場所」の存在である。部活(美術部←変わり者の巣窟?(笑))がとても居心地よくて、「自分にも所属していい場所があるんだ」と感じられたのだ。少数派という自覚はあったけど、自分1人がこの世から浮いた存在なわけではないんだな、と。あとは、成長してきて考え方、物の見方が変わってきたのかな?例えば嫌いだった母を許せるようになった。お母さんだって人間なんだから、完璧な子育てが出来るわけがない。親として「こうしてほしかった」という面はたくさんあるけど、悪い人ではないので。いつの間にか、自分のことも嫌いじゃなくなっていた。「もういつ死んでもいい」とも思ったなぁ。「幸せな人生だった」と思いながら死ねる自信ができたから。問題が何もないわけではなく、クラスメイトと話すだけで緊張するような状態だったのだが。やっぱり「居場所」が大きかったんだと思う。
2007.08.20
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歌舞伎座で「NINAGAWA十二夜」を観てきた。原作はシェイクスピア、演出は蜷川幸雄で、今回は再演である。初演(2005年)は歌舞伎チャンネルで放映したものを見たが、すごく良かった。幻想的で、おもしろくて、しかもちゃんと歌舞伎。今回は少し演出を変えているという話だし、あの綺麗な舞台を生で見てみたいという思いもあって、観るのを楽しみにしていた。今回は初2階席だった。2列目の比較的中央。舞台全体を見るにはいちばんいい所かも。鏡張りのセットはやっぱり圧巻。全面鏡もあるけれど、ふすま等セットの一部が鏡のこともある。それがまた綺麗なんだなぁ。作りの基本は日本家屋なんだけど不思議な雰囲気。鏡になったり透けたりするのもすごい(光の当て具合らしいんだけど)あと、基本的に背景(鏡部分)が黒いことが多いから歌舞伎の色鮮やかな衣装が映えて綺麗。後姿まで映って見えるし。満開の桜の木や、白百合と赤い橋という庭園もため息が出るような美しさだった。俳優さんでは、やっぱり菊之助はすごいと思った。テレビで初演を観た時よりも、男女の入れ替わりが自然な感じ。(双子の男女を演じ分けるのだが、さらに女の方が男の振りをしていて、 たまに女っぽさが出てしまうところが、おかしいのだ)亀治郎演じる腰元麻阿もいいキャラで好き。あと、初演との細かい演出の違いや、役の造形なんかは、比較して見てみないとわからないこともあるけれど、なんといっても大きな違いは、安藤英竹を演じる役者さんが変わったことだ。今回は中村翫雀さんだったのだが、初演のを真似るのではなく、見た目もキャラクターも全くの別人になっていた。キャラのあくの強さは前回の方が上かもしれないけど、今回も全く違う方向に充分すごくて(笑)、とてもおもしろかった。話は複雑な三角関係が軸になっているけれど、最後はハッピーエンドだし、喜劇だから笑える場面も多い。単純におもしろい。構えずに気楽に観ることができる。蜷川演出ということで、これが初歌舞伎という人もいそうだけど、なかにはこれをきっかけに歌舞伎にはまる人もいるかも?原作の「十二夜」も読んでみたくなった(元ネタが知りたい(笑))いや~、満足だわ♪
2007.07.24
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仕事で判断ミスをして大きな失敗をした。プライベートでは家族のことで大きな問題を抱えている。一昨日から昨日にかけて、不安な気持ちに襲われていた。不安の中、将来に向けいろいろなことを考えた。失敗は私1人だけの責任ではない。それでも、間違いなく私の責任も大きいし、運が良くなかったら、もっと大変なことになっていた。自分の何が悪かったのかは、よくわかっている。でも、それは私の特性に関わることだ。どうしたら、この失敗を繰り返さずに済む?私の何が良くなかったかを誰かに伝えなくては。それだけで解決はしないかもしれないけど、一緒に考えていける人がいれば・・・。じゃあ、誰が一番いい?以前の上司たちの顔が浮かぶ。でも今の施設の中で選ばないと。あと、本当は取りかかりたいと思っていたことがあるのだけれど、この失敗でやりにくくなってしまった。それはどうする?強くならなくては。精神的に。今まで気持ちが負けていたから、気になりつつも放置してきた。今回のことで、逃げてしまいたくなったけど、そうしたら嫌な気持ちを持ち続けることになる。私はもっとここをいい施設にしたいんだ。これは本心。家のことは、今私にできることをやろう。前から覚悟していたことだ。思ったよりも早くなったけれど。たいしたことはできないけれど、私の役割がある。今日はそれができたと思う。大丈夫。仕事も家のことも自分にできることをやっていけばいい。気持ちももう落ち着いた。明日になったら、またくじけそうになるかもしれない。でも、ちょっと気持ちを奮い立たせて、負けないようにしよう。先は見えないけれど、絶対乗り越えられるはずだから。
2007.07.18
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上司には、自分がどういう状態なのか、何に困っているのか、今まではどうしてきたのかを話した。気がそれやすく、集中して仕事を終わらせるのが困難なこと、特に文章を書く時は、言葉を生み出すのが苦手で時間がかかること、スケジュール表を書くようにしていたが、実行できないことも多く、去年の秋に当時の担当上司に話し、チェック機能をお願いしていたこと。ある程度自分の話を終えたところで、上司に「何もできないって思っている?」と聞かれた。ADHDの人は自己評価が低いという特徴がある(もちろん全員ではない)人に言われ続けたり失敗が多かったりして、自分でも「ダメな奴なんだ」って思うようになってしまう。障害名は出さなくても、ダメな部分を話していったので、それを心配して聞いてきたのかなぁと思い、「自分を無能だとは思ってません。苦手な部分が多いだけで」と即答(笑)(こう思えるようになったのも成長の証。昔は自分に自信がなかった)上司は「それならいいけど」と言った上で、私のことを「人と比べて仕事を進めていないわけではない」とも言った。確かに全くやってないわけではないけれど、とっくに手をつけてなくてはならない仕事とかが実は結構隠れてる(^^;特に明確な期限がないものは後に回されがち。なかには期限がないだけで、早めに対応しなくてはならないこともあったりするんだけどね。あとは、人に迷惑をかけてるわけじゃないけど、1人頭の中で混乱していることが多すぎて、職場にいる時間が長いわりには、仕事が進んでいない(^^;話の最後に上司は、スケジュール表に書き出した私が抱えている仕事を見て、何から行ったらいいか、優先順位をつけてくれた。なかには「これはやらなくていい」「これは他の人に任せて」と言われた仕事もある。文章が苦手という話を受けてか、早急に提出しなくてはならない文書1つについては、具体的にどのように書くかを口述までしてくれたし、どうやったらいいかわからなくて困っていたちょっとしたことは、その場で一緒にやってくれた。今回は上司主導で決めていったが、昨年度の上司とのスケジュール確認は、1つ1つ「これはいつまでに行うか」等、自分で決めていき、上司が助言してくれる形だった。その方法は私自身も頭を使う。今回の方が私は楽だ。楽だからいいというわけではないのだが。ただ、今まではやる仕事を書き出せば、自分でもある程度優先順位をつけられたが(あとは実行できるかというセルフコントロールの問題)今回は書き出した仕事を見ても、早急にしなくてはならないこと、期限付きの大切な仕事が多く、何からやったらいいのか自分ではわからなくなっていた。だから、今回上司が順位をつけてくれたというのは、本当に助かった。今までとやり方が違うのは、私の状態に合わせてではなく、単なる上司のタイプの違いだと思う。どちらがいいのかは私にも決められない。もちろん無理に決める必要もない。2人とも時間を割いて私を助けてくれたのだから。本当にありがたい話だ。今はその時に話した優先順位に従って仕事を行っている。飛び込みの仕事も多いし、本当にやるべきことが多いので、間に合わない仕事もありそうだけれど、話す前に比べて迷いは少ないし、明らかに進んでいる。7月半ば~末くらいまでが大きな山だと思う。頑張って越えたいなぁ。
2007.06.25
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去年の11月に「計画的に行う為に」という日記を書いた。ADHDの為仕事を溜めてしまいがちであり、上司の1人にカミングアウトをして、仕事をどう進めていくか、スケジュール確認を一緒に行ってもらうことにしたのだ。その後、勤務がその上司と合わず(交代勤務なので)確認をしなかった月もあったものの、するつもりでスケジュール表は月初めに作ったし、してもらった月は、変なところでつまずいている仕事が片付いたりした。完璧!とまではいかなくても、一応の成果があったのだが、実は今年度になり、私の担当上司が替わってしまったのだ。異動したわけではないので、今も一緒に働いているし、「これからも私が見てもいいよ」とも言ってくれてはいたのだが、どうしようかなぁ・・・と迷って2ヶ月以上経過。案の定、スケジュール表を月初めには書かなかった(^^;それも問題なんだけれど、書いた後も何からしたらいいかわからなくなった。現場以外の仕事を全くしていないわけじゃないんだけど、どんどんしなきゃいけないことが溜まっていって、自分では優先順位がつけられなくなってしまった。今年度になって担当利用者が変わったのが結構大きいんだよなぁ。初めのうちは衣替え1つにも時間がかかる。(どこに何があるかを全部確認しながらやったからね~)それに、担当利用者のうちの1人がいろんな意味で大変な方なのだが、早急に対応しなくてはならない問題がいくつも重なってしまって・・・。その他にも、ただでさえ年度替わりは仕事が多いし、障害者自立支援法関係でやらなくてはならないこともあるし、法人(私が働いているのは複数の施設がある社会福祉法人)の係の仕事もあり、施設の担当の仕事も当然ある。新人や異動してきた職員に教えることもあり、なにかとフォローも必要。仕事は遅いし、キャパシティも決して大きくない私には結構辛い。やっぱり誰かの手助けがほしい。結局、今年度の担当上司に話をすることにした。去年から一緒に働いて、人となりもわかってきて、助けを求めても大丈夫だろうと思えたから。このような時、今までは「カミングアウト」という形を取ってきた。でも、今回はADHDという障害名は出すのはやめた。これは主旨替えではなく、今回の上司にはその方がいいかなぁと感じたから。別に障害に対して差別感があるとかというわけではなく(職場は障害者施設だし)名前なんて笑い飛ばして、中身を重要視する人のような気がしたんだよね。困っていることを話せば何らかの行動はしてくれると確信していた。
2007.06.25
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前回の日記で宣言した通り、コクーン歌舞伎「三人吉三」を観に行ってきた。「三人吉三」は話も面白くて好きだし、初コクーン歌舞伎(去年の「東海道四谷怪談」はテレビで観たけど)で行く前からとても楽しみにしていた。観に行った後の一番の感想は、何といっても「ケツ痛ぇ。」(爆)・・・いや、もちろん冗談だけど、痛かったのは本当。1階平場席という、椅子ではなく座布団の席。足が痺れるから初めから正座はしないで、体育座りをくずしたような感じで観ていたのだが、半分も観ないうちに辛くなってきて、途中で何度も座り直した。あと、ステージが低いから座って演技をされるとあまり見えない。前の方だから見やすいというわけではないんだな。もちろん迫力はあったけど。役者さんもすぐ近くを通るし。通路ではなくて、客席も通っていくんだよね~。真面目なシーンのはずなのに、客席の真ん中で演技をしているのがおかしくて笑ったりもした。勘三郎さんももちろん好きだけど、今日出ていた役者さんの中では橋之助さんが好き。かっこいいねぇ~。でも、1役目は初めのうち橋之助さんって気付かなかった。あれは、かっこよくない(笑)コントみたいな顔だった。七之助くんのおとせは綺麗でかわいい~。勘太郎演ずる十三郎が惚れるのも無理ないと思ってしまう。一目惚れシーンはわかりやすかった。中村芝のぶさんが立役というのは珍しい。なんだかお得感(笑)やっぱり美形だけど、「三人吉三」はいい女役がないからか?夜鷹にしちゃったら綺麗すぎて笑いは取れないだろうしねぇ。序幕は川(池に見えるけど)が本水で、回り舞台で橋が動いていくのがいい感じだった。大詰はなんといっても「白」が印象的。セットの火の見櫓も捕手たちの衣装も白い。そして、紙の雪。まさか、ここまで・・・と思うほどの大量の紙吹雪。客席も前の方は降っていたので、私もかなり白くなった(笑)滅多にない経験なので、ちょっと嬉しい。そんな中、椎名林檎の音楽。観に行く前から、林檎さんの新曲だと聞いていたので楽しみにしていた。ただ、鳴物もならしまくっているので、歌詞は全く聞こえない(^^;あれって、私の席が鳴物の近くだったからなのかなぁ?鳴物も含めて、立回りの場面に合っていていい雰囲気に感じたけどね。でも、せっかくの新曲なのにこれで終わりか・・・?と思っていたら、その後に盛大な鳴物無しでも少し流れた。死の場面だから、やっぱり物悲しい。前半はあんなに笑ったのにねぇ。すごいメリハリだな。おもしろかった。そして、終演後思ったのは「掃除が大変だな・・・」前の方の客席は白い紙だらけ。ロビーや建物の外にまで少し紙が落ちている。私は昼の部を観たのだが、まもなく夜の部も開場するのに。一体何人がかりで掃除するんだろう~。
2007.06.12
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前回、五月大歌舞伎の日記で「次はコクーン歌舞伎だ」と書いたが、六月大歌舞伎の方が先になってしまった。元々行くつもりだったけど、本当は月後半にする予定がこんな早くに。昼の部「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」小松原、花渡し、吉野川「閻魔と政頼(えんまとせいらい)」「侠客春雨傘(きょうかくはるさめがさ)」夜の部「元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)」御浜御殿綱豊卿「盲長屋梅加賀鳶」本郷木戸前勢揃いから赤門捕物まで「新歌舞伎十八番の内 船弁慶(ふなべんけい)」何といっても楽しみにしていたのは、「侠客春雨傘」での藤間齋くん初お目見得。染五郎さんのご長男である。よく見えるように1等席にしたんだけど、今月の勤務表が出てからギリギリでチケットを取ったら、なんと1列目だった。近すぎで舞台全体を見るにはあんまりいい席ではないけど、齋くんはよ~く見えた。すごくかわいい♪それにしても、初お目見得ってなんだか自由だなぁ(笑)齋くんはまだ2歳。ピシッと立っていられるわけでもなく、途中で幸四郎おじいちゃまに「手は横」って身振りを交えて言われていたり、「頑張るぞ」という言葉も、「もう1回」ってやり直しをさせられていたり(笑)染五郎パパは役の関係で見守ることしかできないけど、きっと内心ドキドキだっただろう。「初舞台」と「初お目見得」の違いがよくわかった日だった(笑)染五郎さんもかっこよかったけど、ちょっと声が出てなかったのが残念。「閻魔と政頼」は吉右衛門が松貫四の名で書き下ろした舞踊劇(もう1人脚本はいるけど)もとが狂言というだけあって大笑いした。閻魔大王が狂言風に喋るだけでおかしいんだよね~。「妹背山婦女庭訓」の吉野川は舞台セットがすっごく綺麗。話もすごくいいし、両花道というのもすごい。ただ、なにしろ1列目。花道での演技は首を90度以上後ろに向けないと観られない(^^;それが左右だから首が疲れるし、どっちを向いたらいいんだかって感じ。これは綺麗な舞台と両花道にいる2人をいっぺんに観られる後ろの席が良かったなぁ。昼を1等席にしたから、夜は3階席にしたんだけどちょっと失敗したかも。夜も良かったんだよね~。以前「船弁慶」をテレビで見た時、静御前の舞で眠くなっちゃって、今回も眠気に襲われるかも?という思いもあったんだけど、大丈夫だったし。これは染五郎さんがやっていたからなのか、イヤホンガイドの解説を聞いていたからなのか(後者かな(笑))やっぱり動きの多い舞踊の方が好みではあるけれど。後半の平知盛の霊は迫力あって、最後花道が見られないのがすごく悔しかった。テレビは最後まで見なかったから、あんな感じだって知らなかったんだよね(^^;やっぱりまだまだ初心者。こんな失敗は多い。ま、足元が見られるという点では、1階席1列目よりも3階席の方がいいけれど。「加賀鳶」もおもしろかったし、「元禄忠臣蔵」もすっごくよかった。これも近くで観てみたかったなぁ・・・。染五郎さんもいいけれど、仁左衛門さんがとってもかっこいい。できれば全ていい席で観たいけれど、これから観劇の予定も多いし、最近はDVDとかにもお金を使っているし、破産しないようにもしなければだから、3階席も仕方ない。だから、今回も「失敗したかも」といっても、一番の目的は齋くんだったわけだから、これで良かったんだ。うん、満足。さて、今度こそ「次はコクーン歌舞伎だ~」
2007.06.05
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基本的に三日坊主で何かを始めようと思っても長続きをしなかった私だが、去年の10月に始めた「ダイエット」が未だに続いている。7ヶ月だよ~。今まで保って1ヶ月だったのに。奇跡的だわ。やっぱり結果に現れているのが張り合いになっているのかなぁ。前回の日記からは約3kg、体脂肪率は4%くらい減った。一番太っている時から比べれば、6kgに7%だ。2,3kg減ればいいと思っていたのに。ようやく10年前の体重に戻ったな。体脂肪率もめでたく30%を切った。元が肥満体だから、まだお腹は出てるし背中の肉もつかめるけど(^^;ダイエット(食事制限)は最初よりは緩和している。無理しても続かないから。職場でお菓子があったら少しは食べるし、家でもたまにはつまむ。ジュースも(特に精神的に)疲れている時に飲むこともある。でも、前のように食べたりはしない。このまま無理せず長続きさせたいな。睡眠確保と運動については取り組んで1ヶ月(「夜型から朝型へ1」「2」「3」)できる日のウォーキングは続けている。時間も距離も短いけど。まだ走ってはいない。6月になったらほんの一部だけ走ろうかとも思っている。睡眠確保の方は、もしかしたら前より寝不足かも・・・・(^^;朝型にはなってきたんだけど、12時に寝るというのはやっぱり大変。そして、休日とかに寝不足解消もできないから。(6時起きは辛いので休日は6:30くらいに起きてるけど、 それより遅くすると、外は人も車も多くなってね~)夜は前よりも早く眠くなるようになった。11時台で眠い時もあるからね~。お風呂が眠気との戦いになったりすることも(負けることもある^^;)これは、早く寝るようにもう少し頑張らないとなぁ。休日は昼寝もいいかもね。体を動かしているということで、前よりは健康的な生活に違いないから、睡眠もできるだけとるようにしたい。
2007.05.29
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五月大歌舞伎を観てきた。初「新橋演舞場」だ。(観に行ったのは11日だが、この日記を書いているのは28日・・・。 我ながら放置しすぎだな(^^;)昼の部「歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)」「鬼平犯科帳(おにへいはんかちょう)」大川の隠居「釣女(つりおんな)」夜の部「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」三笠山御殿の場「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)」法界坊、浄瑠璃 双面水照月染五郎さんが気になっている役者さんなので「鳴神」を一番楽しみにしていたのだが、花道脇の席だったので、最後の飛び六方は堪能できた~♪「鳴神」は話も好きだし、やっぱりおもしろかった。高麗屋に縁の深い演目だというのは、歌舞伎歴が短い私は今回初めて知ったんだけど。「隅田川続俤」は野分姫役。綺麗だったし、男女の霊を演じ分ける「双面」は見ごたえもあったけど、やっぱり個人的には立役の方が好きだなぁ。声はそれほど綺麗ではないのが気になるのと(男性だから仕方ないとは思うんだけど)女形にしては体格がいいのかも?でも、立役ばかりだと女役も見たいと思ってしまうのだが(←どっちなんだよ(笑))「鬼平犯科帳」はもちろん吉右衛門が長谷川平蔵を演じた。でも、実は1回もドラマを見たことがないし、小説も読んでいないんだけど(^^;登場人物も全然知らない状態だったが、とてもいい話で楽しめた。さて、次はコクーン歌舞伎だ~。
2007.05.11
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