まず、カルガモは母だけが子育てをします。
繁殖期に入って、メスは10~12個前後の卵を産むそうです。
抱卵も子育てもメスだけが行います。
先日のカルガモヒナたちですが、まだヒナが二羽がいたときにカルガモ成鳥を二羽見かけました。
母カルガモは上に上がっていて、この画面にはいません。
写真に写っている手前の成鳥はオスだと思います。
ヒナたちはこのカルガモには近づきませんでした。
そして、右上が母カルガモ、左下がオスのカルガモです。
このオスがヒナの父親かどうかはわからないし、父カルガモの育児へのかかわりは原則としてありません。(例外もいるようで、父母でヒナを連れているのを一度見たことがあります。)
このオスは母カルガモに興味があるようで、写真には撮っていませんが「懸想」をしていました。(#^.^#)
というのは、頭をぺこぺこと何度も下げることで求愛していたのですが、母カルガモは無関心。('◇')ゞ
そのうち、このオスは飛んで行ってしまいました。
メスが子育てをしている時期、オスたちは別のところで生活し、10月くらいになるとオスもメスも集まって大きな集団を作るらしいです。
ここからは説明のために、以前のカルガモ写真を掲載します。
カルガモの交尾が始まります。
まず、お互いにぺこぺこと何度も頭を下げあって挨拶をしたらOK。
右のメス
が姿勢を低くというか平らな形になって、 左のオス
がそこに乗ります。
さて、ここでオスとメスの見分け方です。
メスは背中の羽の縁に白く太い輪郭がありますが、オスは輪郭が細くて不明瞭。
ひとつひとつの羽は、メスは小さくオスは大きいです。
全体にオスの方が色(特に頭の色など)が濃い気がします。
一方、こちらはメスどうしのバトルです。
お互いにヒナを連れているメスが出会ってしまうと、かなりの確率でバトルになります。
このように顔と顔をつきあわせてのバトルだけで済む場合は良いのですが、ひどい時は相手のヒナを殺してしまうこともあります。
それは、たくさんのヒナがいるとエサが豊富ではないので、少しでも(よそのヒナを)減らしたいからだという説が強力です。
以前、目の当たりにしたメスカルガモがよそのヒナを攻撃するところ。
望遠レンズで撮っていますので近くに見えますが、手を出せるほどは近くなく、ただ茫然と見ているだけでした。
よそのヒナが何かしたわけではなくただ迷いこんでしまったようなのですが、徹底的に攻撃し、動かなくなると、そのメスのヒナたちも母の真似をして動かないヒナを攻撃していました。
あまりのことにショックを受け、しばし声も出ませんでしたが、その後も、似たような場面を目にしたことがあります。
自然界の厳しさは見ていて辛すぎることが多いですね。
PR
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
カレンダー