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January 5, 2010
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アラブ系の住民への憎悪犯罪というとこれまでにも扱われたテーマですが、SVUらしく直球勝負で取り組んだ感じがしました。やはりこのひたむきさがこのドラマの売りなのでしょうね。
またいつもながらゲストの演技は凄いです。



身体に火を付けられた女性が死亡する。燃焼促進剤のような油をかけられていたらしく、近くには暴行とレイプに使った鉄パイプが落ちていた。
あまりに酷い殺し方から、浮気を知った夫による殺人かあるいはアラブ系であることから憎悪犯罪かと思われた。クレイゲンはこれがマスコミに知られたら模倣犯が出るかも知れないと警戒する。
足首のタトゥから、被害者は夫がイスラム系の新聞を発行しているミラ・エルビシと判る。ミラは義母とも同居しており、日頃から折り合いが悪かったという。
ミラからDVの訴えも出されたことがあるため聞き込みを行うが、夫も義母もアリバイがある。
ミラの友人の情報で、彼女が異宗教の人々が交流する会に秘密で参加しており、その会合で出会った男性と不倫をしていたことが判る。
不倫相手のジョシュア・フェルドによると彼がユダヤ教であることを知ったミラの夫が離婚に反対し、暴力沙汰になっていたという。
家宅捜索の結果ジョシュアの家から燃焼促進剤が出たためにさらに厳しく取り調べるが、同じようにレイプされ火を付けられた男性の被害者が出て、捜査はやはり人種差別が原因かと考える。Dr.フアンは一連の犯行の背景には人種差別だけでなく、不当な扱いを受けたなど激しい怒りがあると指摘する。

しかしショーンはアラブ系住民に対して激しい敵意を見せるが殺人は認めない。
やむなくフィンが議論をふっかけたため、ショーンは放っておけばテロで殺されるので殺したと認める。
マンチが調べたところ、ショーンは16才の時にパキスタン人の同級生を殺し、暴力沙汰など問題を起こしていたというキレやすいタイプだった。
ショーンには有名な憎悪犯罪を得意とするゲイツ弁護士が付いており、ノヴァク検事補は殺人罪を問えるかどうか心配する。
やがてショーンは監獄で一緒だったイスラム教徒を撲殺してしまう。ゲイツはショーンは生物学的に憎しみを感じると暴力をコントロールできないタイプの人間で、遺伝子異常なので罪には問えないと主張する。
弁護側の申請した学者は脳の働きを見ても、ショーンが暴力的なのは生まれつきだと証言し、それに対してDr.フアンは憎しみを暴力に結びつけるのは経験であると言い双方は全く対立する。
しかし、ノヴァクが湾岸戦争で戦死したというショーンの父親の事を質問したときに急に興奮し始めたため、SVUは憎悪のルーツは父親にあると考える。
調べたところ実は父親は戦死しておらず、湾岸戦争に派遣されたときに現地の女性と親しくなり妻を捨てていたことがわかる。
母親は子供の頃から父親を殺したのはアラブ人とショーンに教え込んでおり、間違った情報が憎悪を生んだのは確かだった。
ショーンはその事実を大学の奨学金を申請するときに知り、奨学金をもらえなかったのを全て父親のせいだと憎んでいた。
検察側は父親を面会させて取引に持ち込むが、その後ショーンは殺したイスラム教徒の仲間に獄中で殺されてしまう。




父親と再会したショーンの複雑な感情が爆発して、ある意味気の毒な人だったという気はしました。でもアラブ系住民に対する「憎悪」はまったく筋違い。本当の意味での憎悪犯罪とは違いました。
このエピソードが放送された時期はまだまだ911の事件が人々の心に重く陰を投げかけているのでしょう。アラブ系住民への偏見もあったはず。警察側の捜査も的外れになってしまいました。
それにして現実問題として今も、テロ事件はなくならない。
素朴な疑問ですが、なぜ一般市民が犠牲になるのか。どうすればテロがなくなるのか?
今も残念ながら答えは得られません。だから憎悪も消えない。

いろいろ考えさせられます。
ところで、犯罪者が犯罪を起こすのは、遺伝子に組み込まれていて生まれつきだという弁護側の先生の話は、「Law & Order:C.I.」でもありましたね。
脳にはまだ知られていない事がたくさんあって、一部そういう研究があるかも知れないが、それで将来の犯罪を予測するのはまだまだ無理でしょう。
ところで、オリビアがショーンに「お前はアラブ系か?」と言われて、自分の実の父親を知らないと答えたところは私もショックでした。

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Last updated  January 7, 2010 12:02:54 AM
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