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いよいよ最終日となりました。会場へ入ると前回なみの人数でした。最初に、今回を以って辞任する旨を告げ、いつも通りに稽古を開始しました。前回以上によい状態で時間が経過してゆきます。動作についての質問がいくつもありました。全員が熱心に練習しています。巡回しながら一人ひとりに助言します。いつもこういう姿勢でいてくれればよかったものを…。時間中、ずっとそう思っていました。終了して控室に戻ろうとすると、数名が追いかけるようにして近付いてきて御礼の言葉を述べられました。その後、数名の方から質問をを受けたり、感想を伺ったりして10数分くらい話をしてから、複雑な思いで家路に着きました。
2006.06.29
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軽く準備体操、低位置での圧腿。前回までの[足易]腿4種。あまり目に見えるほどの向上はしていませんが、それを気にすると先に進まないので、忘れている子にだけ助言し進めていきます。五歩拳は仆歩と虚歩の部分を行ってみました。独立歩から仆歩への動作も難しい箇所のひとつですが、さすがお子さまグループだけあって、多少不恰好ながらもさほど難航することなく収勢まで終えることが出来ました。今年は去年よりも進度が早いです。太極拳は前回の復習に加えて、[才履]と[才斉]を行いました。今回はこの手法に絞り、他には一切触れませんでしたが、その成果があったようでとりあえず全員がそれらしく動けるようになりました。また少しコツを掴んだような気がします。最後に推手。人数が少ないので1組ずつ手を取って教えることができました。その中で、中学年の少年が随分興味を示すようになりました。しかも、帰りがけにその友人に「月曜日にまたやろう。」なんて言いながら会場を出て行きました。いやぁ、こんなに気に入ってもらえるなんて嬉しいですね。もっとも、彼らが本当に月曜日に会って推手をするかどうかなんて十中八九ありえなさそうですが、それでも構わないのです。一時的にせよそういう気持ちになってくれたここが彼、あるいは彼らにとっての"きっかけ"になってくれれれば、ここでの自分の役割的には合格点だと考えていますので…。
2006.06.24
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また新人が増えていましたが、全体の人数はやや少なめ。会場へ入ると珍しく私語が止みました。準備体操、柔軟体操を経て站椿をひとつ。そして、今日の課題は、起勢、抱球、分靠です。いえ、今日の、ではなく、今日も、と言ったほうが適当かもしれません。何しろ人の移り変わりが激しいため、この半年、ずっとここの箇所ばかりやっています。今日の新人は、「どこを意識するのですか。」「動いている時は目を閉じるのですか。」「このかたちはどういう意味があるのですか。」等々、なかなか良い質問をします。何かの経験者でしょうか。観察してみましたが、少なくとも格闘技・武道系ではなさそうです。他の受講者の方も、今日はほとんど私語もなく、淡々と練習を続けています。度重なるメンバーチェンジと本日の出欠の具合で良いメンバー構成になったのかもしれません。いつもこういう調子であればどんなに良かったことか…。しかし、多少気持ちが揺らいだものの決意は変わりません。帰りがけに担当者に今月一杯での辞任の意を述べました。実は、色々気の利いた言い訳を考えていたのですが、結局、正直に思うところを述べてしまいました。
2006.06.12
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前回までは比較的神妙にしていましたが、この環境にも慣れてきたと見えて、中学年の受講生がじゃれあっていました。殴る、蹴るようなことはしていないのでこちらとしても少し安心感があります。さて、試行錯誤の結果得た仮説のひとつを実施する時が来ました。それはひとつひとつの動作や形をじっくりと行わないこと。分かっている方にはなんら珍しくもないことでしょうが、日常的には反対のことを述べているので私的にはこれは逆転の発想ともいうべき一大事です。腕、首、腰を回し、その場で圧腿。ここのあたりは柔軟性の向上のためにも時間をかけたいところですが、その気持ちを抑え、賑やかにならないうちに[足易]腿に移ります。今日は前回行った2種類に加えて、側[足易]腿と里合腿を追加しました。足の運び、蹴り上げがなかなか上手く行かないようですが、なんとなく”それらしい”ので目をつぶり、各2往復したところで次のメニューへと移ります。今日の五歩拳は歇歩と独立歩の追加です。挿歩から歇歩に至る部分は足がもつれて転びそうになったり、転んだりしてしまう子がいました。見ていると秘かに面白いのですが、そんな他人事のようなことを言ってはいられません。この部分は初心者が必ずつまずく箇所です。巡回して一人ひとりに助言し、とりあえず皆クリアさせることができました。これも”少数精鋭方式”ならではでしょう。終了時刻10分前になってようやく太極拳。今日は抱球から分靠の動作を行いました。套路のように連続させずに、とりあえず左右各式を別個にその場で、細かいことは一切無視し、とりあえず動いてみることを主眼にして行ってみたのですが、これが功を奏したようで、予想していた以上の成果を得ることが出来ました。終了時刻になり、皆の帰るのを見送って会場を後にしました。
2006.06.10
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現メンバーの中には当方の技を受けられるのはK練習生しかいませんので、出席した日には必ず数回”出番”があります。遠からず国外へ行ってしまう予定で、また、それまでに他の者がその穴を埋めるまでになるかというとその見込みは皆無なので、そうなると非常に不便なことになってしまいます。今日はまず胸腹部への拳打を受けてもらいました。他の者に対する説明のために行うので極力ダメージを与えずに、なおかつ、見た目で明確に違いが分かるように打ち分ける工夫をしなければなりません。腕の屈伸を使って素早く打ちます。すると、筋肉の弾力が拳面に返ってきます。そして、いい音がします。今度は腕を伸ばした状態で拳面を胸部につけ打ってみます。先ほどに比べて筋肉の弾力はあまり返ってきません。ほとんど無音ですが、打たれたほうが後ずさりします。本当は説明すべき相手に対して行うのが筋ですが、それが可能な状態に至っていない相手にはやむを得ずこのような形式を採用します。しばらくしてから、靠打を受けてもらいましたが、今度は衝撃を与えないようにゆっくりと行いました。あまり打つと嫌がって逃げてしまうのでちょっと気を使ってみました。ところで、この一週間、N練習生が少々気がかりでしたが、それは自分の取り越し苦労でした。先週新しく追加した動作を練習しているのを見ると明らかに成果が現れています。教えたほうはこんなもんでいいだろう。でも、本人はもっと上を想定していて自身の動作に納得していない。その結果がはっきりと現れています。何事も本人の気持ち次第ですね。
2006.06.09
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おかげさまで、開設365日目を迎えました。実は、”デビュー”から3年目になるのですが、諸般の事情から引越しを数回して、ここに落ち着いています。実は古い練習生から、立場上、ネット上に直に登場することは差し控えるように遠回しに忠告されていたのですが、ちょっとした遊び心から始めてしまったのが始まりでした。自分の情報管理のまずさから移転を余儀なくされはしたものの、日常の生活や武術などの活動では決して出会うことのなかったであろう方々と語ったり、ご指導を頂くことができたりしたことは何よりも変えがたい宝であると思います。さもなければ、移転してまで継続していなかったでしょう。内容によってはかなり遠回しな表現を使いますので意味が分かりにくくなる場合があるとは思いますが、今後とも、できるだけ継続してゆきたいと考えていますのでよろしくお願いいたします。
2006.06.04
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套路中の動作が前後左右の相手と闘っているように見える部分についてですが、先日の記述内容では誤解を招く恐れがありそうなので少し補足したいと思います。もちろん、そのままの場合もありますが、実用時の眼法を不明瞭にしている場合、実用時の歩法を不明瞭にしている場合、関節技や投げ技を隠している場合などがあるようです。他にもあるのかもしれませんが、当方のレベルで分かるのはここまでです。
2006.06.03
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しばらく無断欠席していたK練習生が来ていました。また、病気で入院でもしていたのかと問うと、留学準備のために地方へ行っていたとのこと。今日は開始時刻直後から続々と練習生が集まり、1名がかなり遅れてやってきて4月以来、久々の全員出席でした。長拳の初級套路までを終えているM練習生が自身の練習の傍ら入門套路を学習中のT練習生やE練習生に助言したり、やって見せたりしています。こういうのは助かります。困るのは、出来もしない者が口先だけで偉そうにものを言うこと。そして、教わる側が戸惑うほど異なった動きを教えてしまうこと。途中難解な動作で躓いていたので、K練習生を相手にその動作の実用例を示しながら解説をします。E「へぇ、意味があるんだ。」善信「ダンスじゃないですから。」E「へぇー!」N練習生(7歳)が腕立て伏せの格好で固まっていました。まだ、1回も屈伸できませんが、以前よりは腕の力は付いているようでしたので、まず褒めた上で、難航している弾腿の回身式を演示、さらに、平衡の姿勢を2、3示します。呑み込みが早くがんばり屋なので、教え甲斐があります。T練習生は小六にしては少々幼稚な感じがします。頻繁に母親に叱られていますが、一方で、M練習生(40代女性)、E練習生(50代女性)には可愛がられているのが面白い光景です。さて、M、E両練習生が各々の練習を一生懸命行っていると誰も相手にしてくれる人がいないので、Tは練習中の母親をからかったり退屈そうにしていたりしています。そこで、今夜は久々のパンチングミットの登場です。まず、始める前に約束事を言い聞かせます。善信「では、これから、ミット打ちをするから、奇声を発しないように。」T「イターイ!」善信「キエー、とか、イターイ、とか言わないこと。」T「…。」突きを打たせながら徐々に修正。突きの軌道も、打撃力もまだまだ全然駄目。しかも、すぐに飽きてしまう。飽きたらそこでおしまい。それ以上は無理強いしないで、自分は他の者のところへ向います。K練習生の動作中の前傾姿勢を訂正してから対練を教えます。対練套路ではなく一式での往復なので、数秒で覚え、しばらく部屋の縁に沿って行ったり来たりしながら打ち合います。2ヶ月近く前に同じものを定歩で行ってみた時にはまだふらふらしていたのですが、今回は活歩にもかかわらずそれほどのふらつきもなく上達を物語っています。さて、T練習生から難問を出されました。どうして、套路の中に前後、左右と闘う動作があるのかと。小学生に理解できる答を探していると、さらに言ってきます。T「後ろから来るのは卑怯だ。」この意見を聞いて、質問の主旨が分かったので、こんな風に答えてみました。善信「相手が一人とは限らないし、前から来るとも限らないよ。」T「卑怯だ、卑怯だ。」善信「武術だからね。」T「えー、格闘技と違うの?」善信「格闘技と武術は違うよ。」T「どう違うの?」これまた、難問です。善信「うーん、格闘技は戦う場所や時間が決まっていて、審判がいる。ルールがあるし、たいてい一対一じゃない?でも、武術の場合はそうじゃない。」T「えー、卑怯だ。」善信「だからね、卑怯な攻撃に遭っても自分を守り、生き残るのが…」武術なんだよ、と言いたかったのですが、もう、納得したようで人の話を聞いていません。N練習生に今まで習ったものが充分覚えられたかどうかと、新しい動作を覚えることができるかどうか確認してから、弾腿の三つ目を教えてみます。数回演示し、見よう見まねで行っている姿を見ると、そこそこ出来ていると思っていたのです。ところが、です。一回りして戻ってきてみると、なんと目をウルウルさせて鼻をグジュグジュさせながら練習しているではありませんか!N練習生の母によると、本人が納得していないためであるとのこと。ああ、そうなのか…。自分は小さい子だし初回だからこんなもんだろう、と、ハードルを下げていたのですが、推察するにN自身はもっと高いところを想定していたのでしょう。申しわけない気持ちで一杯になりました。そして、自らの甘さと大雑把さを大いに悔やみました。
2006.06.02
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