少しブログ更新怠っていましたので、今日は頑張って更新いたします。この間、誰かさんのように昏倒していた訳ではありません。元気にいたして居ります。何といってテーマの無い時は「銀輪花遍路」(「花逍遥」を使うこともありますが、木の花桜さんが「花逍遥というタイトルは知的な感じがする」というようなことを仰っていましたので、「知的な」内容にはなりそうもありませぬゆゑ、「花遍路」)であります(笑)。
以下、銀輪散歩にて目にした花たちであります。
小生とこの花の出会いは2008年4月16日
(同日の日記 「星の花?」
参照)
でありますが、以来、この花は春から初夏への時期の銀輪散歩では道の辺の花として、すっかり馴染みになりました。
初対面のこの花に贈った歌は、
春の野の 片辺に咲ける 星の花 我に笑ましし 妻とやいはむ
でありましたが、まだこの花からは色良い返事を貰って居りませぬなあ(笑)。
(ナズナ)<参考: ナズナ
>
ちょっと写真がまずいのでナズナか何だか分らない。ナズナは、天が世を捨て暮らしている人のために生じさせたもの(貝原益軒)らしいが、それはペンペン草になる前の春の七草であるまでのこと、こう大きくなっては世捨て人も歯が立たない。
(オランダ耳菜草)<参考: オランダ耳菜草 >
これも道端でハコベなんかと一緒によく見かける雑草であるが、ミミナグサというちゃんとした名があるのだ。
(アミガサユリ)<参考: アミガサユリ
>
この花は、下を向いて咲くので花の内側を撮ろうとすると地面に寝転ばなくてはならない。花弁の内側は美しい網目模様になっている。
時々の 花は咲けども 何すれそ
母とふ花の 咲き
出来
ずけむ ( 丈部真麿
巻20-4323)
万葉集の上の防人の歌に登場する「母とふ花」の「ハハ」は、このアミガサユリのことだという説がある。これをビッグジョンさんのコメントへの返事を打っていてふと思い出しましたので、追記して置きます。
(白いノジスミレ?)<参考: すみれの図鑑
>
スミレも色々と品種があって小生などにはその区別がつき兼ねるのであるが、タチツボスミレは葉が丸みのある形なのに対し、ノジスミレは葉が細長い形をしている。これは先日、恒郎女様から教えていただ俄か知識である。しかし、この程度の知識ではスミレの品種の区別には全然歯が立たないのである。
(野芥子)<参考: 野芥子
>
この花は我々が子供の頃は「毒タンポポ」などという穏やかならぬ名で呼んでいたが、野芥子という可愛らしい名があったのだ。こいつの大きいのが鬼野芥子ですかな。
<追記>
上の写真の花はノゲシ(野芥子)ではなくノボロギク(野襤褸菊)です。
この頃の草花に関する筆者の知識は現在よりずっと貧困で、このようなミスを犯したようです。謹んで訂正します。(2020年4月17日)
(鳩)
これは、ハナではありません。ハトです。けん家持もこの程度の区別は自信を持って出来るのであります。
花ばかり続きましたので、ちょっと気分転換して戴きました。
(福寿草)<参考: 福寿草
>
これは人参ではありません。福寿草が成長するとこうなるのですな。こうなるともう「福福寿草」ですな。一瞬、何の花かと思ったものでした。
(ヒヤシンス?)<参考: ヒヤシンス
>
これもちょっと自信ありませぬがヒヤシンスだろうと思います。なかなかいい風情で、ヒヤシンスをちょっと見直しました。ごちゃごちゃとたわわに咲き過ぎるというのが、小生のヒヤシンスに対する消極的評価の原因なのですが、これは派手過ぎず、大盛り過ぎず、適度なる花の付き方です。
(ムスカリ)<参考: ムスカリ
>
(ホトケノザ)<参考: ホトケノザ
>
(注)実はヒメオドリコソウでありました。
ホトケノザもこれだけ群生すると壮観である。人は死ぬと皆ホトケ様になると言う。そんなに仏様が多くなって大丈夫かな、と心配したが、これだけホトケノザが空席であるのだから、当分は大丈夫のようだ(笑)。指定席を買い求める必要はないのである、自由席でも大丈夫だ。
ところで、春の七草の一つにホトケノザがあるが、それはこの花ではなく、コオニタビラコ(小鬼田平子)という別の花のことだそうな。これを摘んで食べたりなさいませんように。あの世でのホトケの席がなくなってしまいますぞ(笑)。
(同上)
みほとけの いづくおはすや ほとけのざ
わが座もここの いづれかならむ (偐家持)
<追記・注>
「ナズナ」「ヒヤシンス」「ホトケノザ(実はヒメオドリコソウ)」の写真
が横倒しの歪んだ画像になっていたので、2020年11月6日これを復元修正しました。
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過去記事の写真が歪んでいたりすること
墓参・チョウセンアサガオなど 2024.09.07 コメント(6)
墓参・トンボとカンナetc 2024.08.02 コメント(6)
名を知れば出会うものかも 2024.07.13 コメント(4)
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