第191回智麻呂絵画展
久々の智麻呂絵画展であります。5月3日以来ですから、1ヶ月余ぶりということになります。この間に描かれた絵は今回出展の9作品。恒郎女さんは「最近、絵を仕上げるペースが落ちている。」と仰っていましたが、40日弱で9点というのは、確かにひと頃の智麻呂氏の旺盛な創作ぶりに比べると少ない気もします。しかし、今回の作品は全て花でありますから、花の智麻呂の面目躍如、智麻呂絵画ファンの皆さまには、きっとご満足いただける内容ではないかと存じます。
<参考>他の智麻呂絵画展は下記からご覧になれます。
第1回展~第100回展
第101回展~第200回展
第201回展~
これは、智麻呂ご夫妻のお嬢様から、母の日に贈られて来た花であります。
実際のそれはもっとボリュームのある花束でありましたが、智麻呂的手抜きで花の数も少なくし、あっさりとした感じに仕上げて居られます。これによって、絵画的には功を奏していると言うか、素敵な絵になっているのではないかと思います。
どんな風にして花びらに着色したのか不明ですが、虹色と言うかカラフルなカーネーションの花はキチンと描かれていて、この絵の主役であることを示しています。
(ミヤコワスレ)<参考> ミヤマヨメナ・Wikipedia
上のミヤコワスレと下のオダマキはひろみの郎女さんからの贈り物。
智麻呂絵画ファンである彼女も色々とお花を届けて下さるのですが、今回は彼女がお持ち下さった花の絵が4点にもなりました。ミヤコワスレはミヤマヨメナの園芸種の名前で、植物分類上はミヤマヨメナということになる。
(オダマキ)<参考> オダマキ属・Wikipedia
次のフリージアとキバナショウブは智麻呂氏のご友人の友〇さんからの戴き物です。友〇さんも智麻呂絵画の応援者。色々と画材の花を下さいます。有難いことであります。
(フリージア)<参考> フリージア・Wikipedia
見事なフリージア。とても豪華な雰囲気で、楽しい気分になります。
これに対して、下のキバナショウブ(又はキショウブ)は、清楚な感じで、爽やかです。しかし、この花は外来の帰化植物で、要注意外来生物に指定されているので、在来の植物の生態系を阻害することのないよう、栽培に当っては逸出しないよう配慮する必要があるとされる。園芸種として外来の珍しい植物がどんどん入って来るが、それらが野生化して日本古来の植物の生態系が崩れるというようなことがあってはならないのであるけれど、これはもう防ぎようもないことでしょうね。
(キバナショウブ)<参考> キショウブ・Wikipedia
次のカンパニュラ とゴテチアはひろみの郎女さんからのもの。
(カンパニュラ)<参考> カンパニュラ・Wikipedia
カンパニュラは智麻呂氏のお好きな花です。
ホタルブクロの仲間ですが、釣鐘草とか風鈴草とも呼ばれる。俯いて咲いていれば「釣鐘草」であるが、このように上を向いて咲くと、釣鐘草ではなく英語名のベル・フラワーと呼ぶ方が似合いでしょうか。ホタルも雨宿りにはならぬとスルー、ホタルブクロではなくホタルスルーでありますかな(笑)。
次のゴテチアという花はヤカモチ館長は初めて聞く名前。
囲碁が趣味のヤカモチ館長は「後手チア」と「ゴテ」から「後手」を連想してしまい、ならば「先手チア」の方がいい、なんぞと馬鹿な方へと思いが行くのでありました。調べてみると学名がGodetiaとのことですから、正しくはゴデティアと表記すべきなのかも知れません。別名がイロマツヨイらしい。
(ゴテチア)<参考> ゴテチア・ヤサシイエンゲイ
小生は、この花の実物は見ていないのですが、恒郎女さんによると「すごく立派で華やかな花」で、智麻呂氏のこの絵は、そのボリューム感を表現し得ていない、と厳しい評価をされていました。しかし、実物を目にしていないヤカモチ館長は、花の豪華さや可愛さが十二分に表現された、いい絵だと思うのでありました(笑)。
(オンシジウム)<参考> オンシジューム・Wikipedia
オンシジウムとドクダミについては取材メモが存在しませんので、何と言って申し上げることもありませぬ。オンシジウムについては、以前に智麻呂邸をお訪ねした際に花器に活けられていたのを目にした記憶がありますが、 母の日の花ではないですが、これもそのうちの一枝を抽出して写生されたのでしょう。もっと賑やかに部屋を飾っていた筈です。
写生というのは、現実の景色から色々なものを省略する行為、どんどん余分なものを削いで行き、残ったものだけを描くという引き算の作業ですから、こういう絵になるのですな。
(ドクダミ)<参考> ドクダミ・Wikipedia
上記の最後の3点は昨日(8日)智麻呂邸を訪問して撮影した最新作であります。お訪ねすると智麻呂氏はこの日大腸の検査のためご自宅近くの病院に検査入院されていて恒郎女さんだけがご在宅でした。検査結果が気になっていたところ、夕方6時過ぎに恒郎女さんからお電話があり、検査結果は異状なしであったとのことで、ヤカモチ館長もひと安心した次第。で、本日(9日)銀輪散歩の帰りにあらためてお訪ねして智麻呂氏の晴れやかなお顔を拝見して参ったのでありました(笑)。
先ずは、めでたし、めでたしということで、この絵画展の結びとさせていただきます。本日もご来場、ご覧下さり、ありがとうございました。
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