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こんにちは~イタリア料理で大切なことって何でしょう?実は私が一番大事だと思うのは、「香り」。新鮮なオリーブオイルや濃く香るトマト、そして必ず添えられているハーブの香り。「香り」こそ、外せない要素だと思うのです。トマトソースに合うバジリコは、たくさんの葉を松の実と合わせてジェノベーゼにもなります。肉料理に欠かせないのはローズマリー。ソテーにニンニクとともにローズマリーがあるのとないのとでは、肉の味が全く違います。ミネストローネに少し加えてアクセントにしたいタイム。ブルスケッタやピザに鮮やかな緑色と新鮮な香味を加えたいときは、イタリアンパセリ。ハーブが活躍するのは、美味しいお料理だけではありません。ヨーロッパでは古くから、ハーブは薬として研究され、広く利用されてきました。貴族や富裕な商人たち、そして修道院でも、広大な庭の一角をハーブ園としてたくさんのハーブを栽培していたそうです。たとえばセージはラテン語の「救う」を語源とし、万能薬として広く利用されてきたそうですし、不眠や消化不良に効果のあるミントは、現代も多くの人が愛用しています。今、その薬効は芳香療法(アロマテラピー)に発展し、世界中に伝えられているのです。トスカーナに、Aboka Museumという博物館があります。ここはハーブ専門の博物館なのです。珍しい感じがしますが、イタリアにはメディチ家御用達の薬局サンタ・マリア・ノヴェッラやフィレンツェ大学のセンブリチ植物園など、ハーブの薬効を今に伝えるお店・施設が多く現存しています。美味しく、香り高く、そして薬効もあるハーブ。あなたも毎日の暮らしに取り入れてみませんか。
2012.08.30

こんにちは~BrandShop エキュの裕子です!いきなりですが、元気が出ません。なぜって...... 今年はバカンスに予定がないんです!張りのない気分で先週、ミラノで取引先の近くにあった、初めてのトラットリアにふらりと立ち寄りました。そこは薄暗い、なんだか変わったお店でした。低い天井には太い梁がめぐらしてあり、テーブルは濃紺の、薄い布で仕切られています。ろうそくの光が布に透けて青く揺れ、まるで海の底にいるよう。なんとなく私は、前に出かけたカプリ島の「青の洞窟」を思い出していました。青の洞窟。一生に一度は見るべきだと言われる、海上の洞窟です。あの洞窟を最初に見つけた人は、どれほど驚き、感動したことでしょう。高さ1メートルほどしかない狭い入口から小舟で入っていくと、中は驚くほど広い空間が広がっています。けれどその空間に光はなく、真っ暗。海面だけが青く輝き、浮かび上がるのです。狭い入口から差し込む陽光で水面がきらめき、魂まで青く染められるようでした。あの青を思い出すと、心がすうっと落ち着いていきます。カプリ島の青の洞窟。ローマ皇帝が、なんと浴室として使っていたという記録があるそうです。ふと、古代ローマに思いを馳せてみました。あの青の洞窟の中に何艘か舟を入れ、ろうそくの灯りで皇帝のために入浴の準備をする人々。いいなあ......というのが率直な気持ちですね(笑)。
2012.08.29

こんにちは~BrandShop エキュの裕子です!ヨーロッパ、特に南欧の街に行くと、あちこちに噴水がありますね。肌がぴりぴりするほど乾燥するヨーロッパの多くの国では、人の集まる街角に水のしぶきが立っているだけでほっとします。噴水の歴史は驚くほど古く、古代ギリシャにまでさかのぼるということです。ポンプのない時代には、水を噴き出させるために高低差を利用した、いわゆるサイフォンの仕組みが発明されました。ローマ帝国は、現在の東欧までその領土を広げていました。そして、支配した地に先進的な都市を建設していったのです。紀元前、街角のどこでも水を飲めるローマ帝国の水道技術に、当時の人々はどれほど驚いたことでしょう。この技術があるから、街角で噴水を楽しむこともできたわけですね。ギリシャ神話には、海の神ポセイドンをはじめとして水にまつわる神々が登場しますし、水辺で起こった伝説がいくつも伝えられています。躍動する水を求めた人々は、噴水に神々の姿を見ていたのかもしれませんね。日本にも、庭園で水を楽しむ文化があります。よく知られたものでは、鹿威し。竹筒に少しずつ水が垂れ、ある量になるとカコーン、と澄んだ音を立てて筒先が落ちる......日本人にとって、庭園の水は清らかで静かなもの。西洋のそれは空間を彩り、躍動するもの。そんなふうに言えるかもしれません。
2012.08.01
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