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2008.06.14
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カテゴリ: 映画/アニメ

「いかん! 人はすぐ“忘れろ”と言うが、それじゃ進歩がない。恨みの炎を燃やせ。心に秘めて生きる活力にしろ。憎しみを糧にすれば、どんな忌わしいことも平気でできる。」

未来を担う子どもたちは、様々な夢とか希望で満ち溢れている。
否、このご時世でそうまで言ってしまうと、ウソっぽい美辞麗句になってしまう。
だが少なくとも与えられたチャンスを活かし、時流に乗って不断の努力を発揮することで、あるいは輝かしい未来が待っているかもしれない。
それもこれも全て、周囲の環境にかかわらず、本人の心がけしだいということなのか。

先天的な素質なんて、数パーセントの可能性でしかなく、ほとんどが後天的なものに突き動かされてのことなのか。

12歳の発明好きの少年ルイスは、養護施設で育った。
いく度となく繰り返す里親との面接は上手くいかず、なかなか引き取り手が見つからなかった。

恋しい母親の顔さえ思い出せれば、母親を探し出せるかもしれないと思ったからだ。
ルイスは寝る間も惜しみ、忘れた記憶をよみがえらせる“記憶スキャナー”を発明し、完成させる。
そしてそれを科学フェアに出品することにした。
だが無念にも“記憶スキャナー”はきちんと作動せず、失敗に終わる。
そんな中、不思議な少年と出会う。
少年は、「山高帽の男からキミを守るために未来からやって来た」などと言い、証拠としてタイムマシーンをルイスに見せるのだった。

ディズニー映画はいつも前向きで清々しい。
どんな境遇に置かれた子どもでも、平等にチャンスは与えられるのだと教えてくれる。

作品の根底に脈々と流れているのは「自分を信じなさい」という積極的な勇気と自信。

「前進あるのみ」という胸を張った生き方は、正に、世界のアメリカを誇示している。

そう言えば、中学時代に英語を教えてくれたアメリカ帰りの恩師の座右の銘は、

この作品を鑑賞しているあいだじゅう、恩師の言ったその言葉を思い出さずにはいられなかった。
立体感があって、キャラクターの表情が豊かに表現された、ディズニーらしいアニメ映画なのだ。

2007年公開
【監督】スティーヴン・J・アンダーソン
【声の出演】ダニエル・ハンセン


See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.06.14 06:42:31 コメントを書く
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