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2008.11.01
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カテゴリ: 映画/ラブ

「何て?」
「こう言ったわ。“多くの可能性に向かって生きろ。”“子供のような熱意があれば道は開ける。”って。」

世間では三連休。
この秋の休日をみなさんはどのような状況の下、おすごしだろうか?
全ての人が家族サービスに明け暮れるわけではないだろう。
フリーの人は、自分のためにのんびりした休日を満喫するだろうし、中には「休日なんてとんでもない。フツーに仕事だ。」と、連休とは無縁の方々もおられるだろう。
「トスカーナの休日」は、一人の女性作家が寝耳に水の離婚を経験し、異国で再生を遂げるストーリーである。
働く女性にとって、食べていくための手に職はあっても、良きパートナーにめぐまれない不運はよく耳にする。


書評家のフランシスは、離婚のショックから立ち直るため、イタリアのトスカーナ地方にツアーで訪れる。
そこで目にしたのは、築300年の荒れ果てた売り家。
“ブラマソーレ”という言葉に惹かれてその家屋を衝動買いしてしまうのだった。
フランシスは、家屋の修繕のために人手を雇い、少しずつ完成させていく。
その間、知り合った隣人の晩餐に呼ばれたり、身重の親友が突然訪ねて来たり、イタリア人男性と甘い関係になったり、様々な人間模様に彩られていく。

女性作家フランシス役のダイアン・レインは、年齢とともに知的な役者さんに成長しているように感じた。
以前の印象では、何かコンプレックスを抱えているような女優さんに見受けられたのだが、「トスカーナの休日」では、そういう暗い影みたいなものが払拭され、とても魅力的なヒロインを演じてくれた。
フランシスの親友パティ役は、サンドラ・オーが同性愛者という役回りで、明るく健気に生きるマイノリティーとして熱演。
イタリアという陽気で情熱的な土地柄のせいか、苦悩を抱えて生きる人間でさえ光り輝いて見えた。
時間がゆっくりと過ぎていく、ほのぼのとした恋愛ドラマなのだ。

2003年(米)、2004年(日)公開

【出演】ダイアン・レイン

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.11.01 05:48:53 コメントを書く
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