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2010.11.24
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カテゴリ: 映画/アクション

「俺の故郷では・・・“死”の定義は“虚”だ。そうなると・・・俺はずっと前から死んでる」
「つまり、ここに死体は3つになるのか」

映画とはビジネスである以上、視聴者が期待し、満足するものを作り上げなければならない。
無論、それは映画だけではない。
例えば伝統的歌舞伎の世界で言うなら、毎回飽きもせず涙を誘うシーンがあったり、観客のお目当ての役者さんが花道から登場しようものなら、「よっ、待ってました!」とか「よっ、成田屋!」などと掛け声が飛び交うのだ。
これを世間では“お約束”と呼んでいるが、本作「沈黙の鉄拳」もその伝統的(?)お約束の延長線上にあるのだ。
沈黙シリーズは、言わばスティーヴン・セガール独壇場の“お約束”映画と言っても過言ではない。
この役者さんが登場して「よっ、セガール待ってました!」という掛け声とともに、バッサバッサと悪役を倒して行く格闘シーンで「よっ、大統領!」みたいな合いの手を入れたくなってしまうから、いよいよ“お約束”であることに間違いはないだろう。


妻に絡んで来た二人組のギャングを殺害したという無実の罪で、シェーン・ダニエルズは6年間も刑務所に服役する。
その後、冤罪が認められたものの、シェーンは愛する妻から別れの手紙を受け取り、一人身となってしまう。
そんな折、パーキングエリアで一服していると、二人の中国人が警官から職務質問をされているところを目撃する。
警官が中国人の乗っている車のトランクを開けて見ると、なんとそこには大金の入ったバッグと若い女性が縛られていた。
中国人は警官にバレたと知ると発砲し、逃走を試みる。
その一部始終を目撃していたシェーンは、元陸軍特殊部隊のメンバーであった腕力を活かし、捕らわれの身の女性ティアを救出するのだった。

スティーヴン・セガールという役者さんは、最初の奥さんが日本人であったこともあり、大の親日家で知られている。
あのゆったりとしたアクションは、実は本物で、彼は合気道7段の有段者なのだ。
その影響で、古神道として名高い大本教の信者であったが、現在はどうやら仏教徒のようだ。【ウィキペディア参照】
いずれにしても、セガールのイメージ戦略は大当たりなわけで、いつだって観客の期待を裏切ることなく、アクション・スターとして堂々たる地位に君臨している役者さんなのだ。
世間がセガールをどう評価しようと、あのインパクト、存在感は、スターがスターである証拠に間違いはない。


【監督】キオニ・ワックスマン
【出演】スティーヴン・セガール

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2010.11.24 15:17:03 コメントを書く
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