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2014.01.31
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テーマ: コラム紹介(119)
カテゴリ: コラム紹介
【西日本新聞 春秋】
20140131

※画像


昨年の、2月19日に掲載されたコラムである。

先日の「コラム紹介」( こちら )で『東京に行くこと』について綴った。その続編である。

コラムを読み、共感して膝を打つことはあれど、いまだかつて落涙を禁じ得なかったコラムはこれだけである。

『巨大な弁当箱にこめらえた計り知れない大きな愛』

昨年の2月19日、コラムを読み私は長谷川法世氏の悔恨の念を我が事のように感じ、日ごろ亡母に抱いていた屈託が堰を切って溢れ出したのだ。
なんのことはない、弱冠のころから青年時代を、長谷川法世氏と似たような親不孝をしてきたということだ。

一年弱、自戒の念をこめコラム画像を折に触れて眺めてきた。
いまだ垢重の身なれば悔恨の思いも時に薄れる。画像を見ては省みるというわけだ。

恥ずかしながら、私にとっての『東京へ行くこと』はそういう顛末である。上京への思いは即ち自責の念となったのだ。



『ずっと親や同級生の中で暮らして自己は確立できるか。一度は「ほどほど」ではない外の世界を目指してほしい。』

と若者の背を押した。
『東京へ行くこと』は人それぞれの経験だ。だからその意味も人それぞれによって違うはずである。
だが、自己の確立につながることだけは間違いない。月並みであるが、離れてみてはじめて理解できることは実に多いのである。
我が身のように、それが悔恨の念を抱く結果になろうとも、それはおおいなる自己の確立であると私は思う。
長谷川法世氏もきっと、同様の思いであるに違いない。

活路は必ずある。だから若者よ、上京せよ!

一人でも多くの若者が、何かしらの思いを抱き東京の地を踏まれることを、私は願ってやまない。老婆心ながら。

20130124aisatsu





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最終更新日  2014.01.31 06:06:03
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