全569件 (569件中 451-500件目)
我が部屋のアマリリスが日に日に大きくなってきています。1月中にホームセンターで購入した水耕栽培セット。既に背の高さは50cm程。プラスチックの鉢にはオランダの風車が描かれています。オランダからの輸入品のようです。しかし原産は南アメリカとのこと。ユリに似た六弁の大きい花を2-4個つけるのです。花の色は白・赤・などありますが購入したのは大輪の赤。既に根本から葉が顔を出してきています。そして蕾も日に日に膨らみが大きくなり、赤みが出てきました。あと1週間程度で開花するのでしょうか?花が終わったあとに地面に植え替えを行うと翌年も花をつけてくれるのです。
2011.03.02
コメント(3)
我が家の庭の『クリスマスローズ』が花をつけています。『クリスマスローズ』の正式名は英名で、ヘレボラス ニガーとのこと。クリスマスローズの名前は、クリスマスの時期に咲く、バラ(ローズ)に 似た花、ということから命名。 我が家の赤系のオリエンタリス。 常緑の多年草ですので、我が家の庭でも2月の花の少ないこの時期には存在感を示しています。しかし花は常に謙虚に下向き。育てている人に似るのでしょうか? 花弁に見えるのはがく片。花弁は退化して蜜管(蜜の出るところ)となっているようです。そして以前からある別の種類のクリスマスローズ。こちらの株は花が外には見えませんが存在感は更に大きいのです。葉を掻き分けてみると薄緑の花をつけていました。謙虚な花の顎を上げカメラに向けて見ました。暖かくなれば、葉の間から花が顔を出すのではないでしょうか。
2011.02.21
コメント(1)
大寒も過ぎ立春を待ちわびるこの時期、我が家に植えてある各種の水仙が芽を出し成長を始めています。既に満開を迎えているニホンスイセン。ほのかな香りは春の予感を感じさせてくれるのです。寒さに耐えているのかやや下向きに花を付けるいじらしい姿。そして他の種類の水仙も後れを取るまいと芽を次々と出し、成長をはじめているのです。この後、2月末頃には見事なそれぞれに特徴ある花をつけてくれるです。春に庭が賑わってくる時の先陣を切って花をつけてくれるのが、この水仙なのです。この寒いときでも新しい芽を発見すると春を感じ気持ち的に暖かくなって来る『還暦オジサン』なのです。
2011.01.27
コメント(0)
我が家の横の趣味の農園に植えてある紅梅が満開近くを迎えています。花の少ないこの時期に鮮やかなピンク色で楽しませてくれています。青空を背景に清々しい気分にさせてくれるのです。梅は白梅よりも紅梅のほうが咲くのが早いようです。大寒を翌日に控え寒さは厳しさを増していますが、季節は確実に巡ってきているのです。平安の昔しから花見と言えば梅を見て楽しんだとのこと。豊臣秀吉の『醍醐の花見』以来、花見は桜になったようですが、早春に咲くこの梅に心を癒されるのです。「桜伐(き)る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿」 と言う諺があります。春先に咲く代表的な花である桜と梅のふたつを対比しつつ、栽培上の注意を示したもの。桜はむやみに伐ると切り口から腐敗しがちであり、剪定には注意が必要。一方、梅の樹は剪定に強く、むしろかなり切り詰めないと徒枝が伸びて樹形が雑然となって台無しになるばかりでなく、実の付き方も悪くなるのです。我が家の紅梅も暫く剪定をサボっていましたので、やや徒長気味です。今年は花を楽しみ小梅を収穫した後に、思い切って『梅伐らぬ馬鹿』を卒業したいと思っているのです。
2011.01.19
コメント(0)
会社の近くのビルの前庭の『冬桜』が満開を迎えています。12月上旬から咲き始め漸く満開を迎えました。冬花は春花に比べ花が小さいのです。花弁は八重で、うすピンク色。今晩も寒風の中、花を咲かせた枝が健気に揺れていました。春の桜と異なり、一度に散らずに、ちらちら散るところも風情があるのです。そしてこの桜の横には、オレンジ色に彩られたレストランが。
2011.01.12
コメント(1)
小寒も過ぎ大寒まで後10日程だが、厳しい寒さは増す今日この頃。ふと目を転じるとこの厳しき寒さの中に、早くもその「木の芽」が大分成長しているのが見てとれるのだ。春の木の芽の総称、木に萌え出た芽。「木の芽」。この季節、散策の楽しみの一つである。木の芽がふくらんでくることを「木の芽張る」と言ったことから、古くは「春」の掛詞に。特に気が付くのは、春の到来を真っ先に告げる「辛夷(コブシ)」の木の芽などは大分膨らんで「冬木の芽」の先端を誇示している。小諸の懐古園の入り口にあった辛夷(コブシ)の芽。そして園庭の「水木」?の芽なども膨らみを木の枝の先端を揺らしていた。やがて一月を終わり、二月の「立春」を経て暦の上では確実に「春」を迎えるのだ。ナナカマドの芽そして我が家の庭、農園の片隅で春を待っている木々達。既に開花直前の木瓜。紅梅も開花直前。花桃、こちらはまだまだ固い小さな蕾。五葉松。ゴールデンウィークには芽欠きが必要。サクランボ、佐藤錦。今年こそ実を付けて欲しいのである。芍薬の芽も膨らみ始めていた。自然界の移りは見えないところで着実に動いていて、目に見える形で現れるよりも少し先を行っているのでは。そして、私の体も少しでも先に自然界の変化を感じていたく、ズームで木々の枝を見つめているのです。芽吹きはじめた木々達に早い春を見つけながら歩くのを、楽しんでいる還暦オジサンなのです。
2011.01.09
コメント(3)
我が家の近くでも、ロウバイ(蝋梅)の開花が目に付くようになりました。中国原産の落葉樹で真冬に満開の花を咲かせる数少ない花木の一つ。花びらは分厚くロウのような質感があり非常によい芳香を放っています。日本には17世紀頃に導入されたと言われています。また、ロウバイの名前は花の色が蜜蝋(みつろう)に似ているからとか、花の質感がろう細工のようだからとか諸説があるようですが。花の少ない真冬に鮮やかな黄色い花を咲かせるので、殺風景になりがちな真冬の庭にはひときわ目に付くのです。正月の花としても、華やかさや暖かさを感じさせ、人気のある植物ではないでしょうか。蝋梅の園芸品種の代表に、「満月蝋梅・マンゲツロウバイ」と「素心蝋梅・ソシンロウバイ」があるようですが、この区別はなかなか難しく良く解りません。
2011.01.05
コメント(1)
我が家の庭の日本水仙が、花の少ない今の時期、寒さに負けず健気に咲き出しました。暫くは目を楽しませてくれそうです。またこの日本水仙のほのかな香水のような甘い香りも良いものです。名前は、ニホンズイセン(日本水仙)ですが、原産地は地中海沿岸カナリー島が原産とのこと。ヨーロッパから、小アジアを経由して中国に渡り、日本の室町時代、中国の南宋の頃に修行僧が日本に持ち帰ったとされていて、鎌倉時代に中国名の「水仙」をそのまま音読みにして「スイセン」という名になったのだそうです。我が家の八重咲きのニホンズイセン。中国では、正月に咲くめでたい花、また「水仙」とは、水辺を好んで繁茂する清らかな植物、水の仙人であり「天仙」「地仙」と並ぶ名を頂く、崇高な花として珍重されていたとのこと。やがて中国独自の栽培方法によって「中国水仙」と呼ばれる大きな球根が生まれるに至り、「水仙文化」と呼んでよいほど中国で愛されたスイセン、これがニホンズイセンの祖先、或いはそのものと言われているのだそうです。スイセンの仲間の華やかな大輪の西洋種をはじめとする多様な種類が、我が庭には植えてありますが、日本の正月のスイセンといえば、やはりこの、凛とした姿のニホンズイセンに尽きるのではないでしょうか。その花は決して派手ではなく、端正という言葉が似合う美しさ。そして繰り返しになりますが爽やかな香りも大きな魅力です。西洋種のスイセンにも香りはありますが、ニホンズイセンの芳しさにはかなわないのではないでしょうか。
2010.12.26
コメント(0)
我が家からの通勤路の道端の山茶花がピンクの花を開かせています。秋の終わりから、冬にかけての寒いそして花の少ないこの時期に、花を咲かせる貴重な植物。『山茶花 山茶花 咲いた路 焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き』で知られた童謡「たきび」の歌詞に登場することでもよく知られる花なのです。椿(つばき)の漢名(中国名)「山茶花」が、いつの頃からかこのサザンカの名前として 間違って定着したとのこと。 読みは「山茶花(さんさか)」 →「茶山花(ささんか)」 →「さざんか」というぐあいに変化したらしいのです。上記から、「山茶花」の漢字名も本当は誤用とのこと。 椿は花全体がポトリと落ちるのですが、山茶花は花びらは1枚ずつ散るのでその区別が解るのです。さらに開花時期も、椿は春になってから、山茶花は秋から冬咲き、と異なるのです。他のお宅の山茶花。少しピンクの色が薄いのです。そして千両。こちらは、千両は上向きに 、万両は垂れ下がり実が付くので、万両の方が重い、千両は軽い、とのことから名づけられたともいわれているのです。
2010.12.13
コメント(0)
今年も我が家の横の農園の隅にある皇帝ダリアのピンクの花を開き出しました。キク科の植物とのことですので、秋になって日が短くなると蕾が出来、開花を始めるのです。今年も大きく成長しました。背丈は3mを超えるほどです。今年は大きな台風等の強風に遭わなかったため、倒れる幹も少なく、次々に花を開かせています。朝日を浴び始めた皇帝ダリアです。6時37分、大夫日の出の時間も遅くなってきました。これからの気温変化にもよりますが、 晩秋の寒さが弱ければ12月中旬まで開花を楽しめるのです。通常の年でも今月末までは花を開き続けるはずです。花はピンク色で直径約20センチメートルの大輪の花が茎の頂上につけています。晩秋のこの時期、空にそびえて立つ姿は圧巻です。真に『皇帝ダリア』なのです。しかし花が咲き続けていても、寒波や初霜が降りると、あっと言う間に萎れて、黒くなってしまう寒さには極めて弱い花です。これも『皇帝ダリア』、貴族の為か寒さには弱いのです。農園の反対側には、八重の皇帝ダリアもつぼみを付けていますが、この花の開花までは初霜が降りないことを願っているのです。
2010.11.18
コメント(1)
我が家の庭のあちこちに各種の紫~赤の秋色の花が開花しています。まずは『ホトトギス』。名前の由来は花びらの斑点模様が鳥のホトトギスの腹の模様に似ているところに由来とのこと。花弁は6枚で、やや斜めに開いています。外側は白色で毛があり、内側は全体に紫紅色の斑点があり、基部近くに黄色の斑点が入っているのです。そして『ホウキグサ』も赤い色に紅葉してきました。そして『コムラサキ』。紫の実の鮮やかさが日に日に見事になってきています。『ミズヒキ』。茎の先端から数本の長い花茎を出し、まばらに赤い花をつけています。和名の由来は細くて長い花穂を祝儀封筒や進物にかける水引にたとえたものと言われているのです。最後に『食用菊』。黄色と紫色の2種類を栽培していますが、毎年この紫の花が先に開花するのです。この日は三杯酢でいただきました。しゃきしゃきとした歯ごたえ、ほのかな香り、ふっと甘くてほろ苦く、最高でした。この日は我が庭の秋の各種の紫の花々を目と口で鑑賞したのでした。 そして明朝からネパール旅行に出発します。ネパールは北を中国、南はインドと国境を接する東アジアの国。多民族国家であり、ヒンズー教と仏教文化に根ざした生活様式は多岐にわたり、数々の宗教儀式も相まって、非常に興味深い国なのです。ユネスコの世界遺産のスワヤンブナート、パシュパティナート、ボダナート、チャングナラヤン等の数々の寺院を訪れたいと思っています。そしてポカラ。ポカラはアンナプルナ山群、マチャプチャレに近く、世界的に有名なリゾート地。街の南西にあるペワ湖から眺めるヒマラヤの絶景に出会う旅なのです。また、トレッキングでサランコットの村まで出かけ、静かな農村風景と雪に覆われたヒマラヤのコントラストを楽しみたいと思っているのです。と言うことで暫く我がブログはお休み。
2010.10.15
コメント(7)
我が職場の近くにある保育園の校庭の『金木犀』が満開を迎えています。この時期に芳香の強い橙黄の小花を多数付けるキンモクセイ科キンモクセイ属の常緑小高木。花の香りによってこの木の存在が判るほどの強い良い香りなのです。花の直径は1センチ位でしょうか。花は無数に付くので、盛りを過ぎるとぽろぽろと散り、地面一面が黄色くなるのです。雨の後には金色の絨毯の如し。中国が原産とのこと。南部の有名な桂林市は並木や公園に多数の『金木犀』が植えられていて、名前の由来にもなっていると。ちなみに中国語で「金木犀」は「桂花」。よって「桂花」が林の如き地→「桂林」。この木は雌雄異株とのことですが、日本では雄性化してしまうため果実は見られないようです。また「金木犀」の咲くころに「松茸」が最盛期とも。年によっては2回咲くこともあり、「松茸」も同じとのことです。キンモクセイの花言葉は、『謙遜』と。謙遜→へりくだること。控え目な態度をとること。また、そのさま。花の強烈なあの香りの割に『謙遜』とはこれ如何に。 金木犀の薫りと冷たくなり始めの空気、そして紅葉、本格的な秋の到来です。金木犀が薫りだすたびに「四季のある日本」に感謝の『アラカンオジサン』なのです。
2010.10.07
コメント(0)
今年も自宅から車で15分ほどの慶応大学藤沢キャンバス近くの小出川沿いの彼岸花を見に昨日 6時出発の「早朝ドライブ」をしてきました。小出川大黒橋(藤沢市遠藤)~追出橋(茅ヶ崎市芹沢)までの約3km区間が彼岸花鑑賞のための散策コースになっているのです。もちろん今年も早朝のため、見学者はほとんど無く地元の叔父さん、叔母さんがゆっくりと犬と散歩をしている程度。畦道に延びる『赤い帯』。『彼岸花まつり』は先週の9/23(祝日)に行われたのですが、今年は猛暑の影響で開花が約1週間程度遅れているとの情報から、早朝鑑賞を昨日に変更したのです。昨日はまさに満開となり、田んぼの畦道に彩りを添えていたのでした。 彼岸花は曼珠沙華(マンジュシャゲ、またはマンジュシャカ)とも呼ばれる多年生の球根性植物。朝の陽射しの中で輝き始めていました。その姿は独特で、この夏の終わりから秋の初めにかけて、高さ30 - 50cmの枝も葉も節もない花茎が地上に突出し、その先端に包に包まれた花序が一つだけ付くのです。そして包が破れると5 - 7個前後の花が顔を出すのです。赤い花の中に遠慮がちに白い花が混じっています。まるでメスの働き蜂(赤)の中の雄蜂(白)の如し。白ではなく近くの赤に染まってしまったのでしょうか、うすいピンク色の彼岸花。花は短い柄があって横を向いて開き、全体としてはすべての花が輪生状に外向きに並ぶのです。花弁は長さ40mm、幅約5mmと細長く、大きく反り返る特徴ある形なのです。花と葉を同時に見ることはできない彼岸花。葉のあるときには花はなく、花のときには葉がないのです。このことから韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ぶとのこと。「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味からと。国それぞれで風流な名前を付けているのです。(旅友からの情報です) 薄紅の秋桜と白い萩の花に囲まれた中、真っ赤な赤を主張している彼岸花。 そしてこの花は異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花 (ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花 (すてごばな)、はっかけばばあと・・・・呼んで、日本では不吉であると忌み嫌わ れることもあるとの事。そう言う我が家もこの花は白いもののみ植えてあるのです。 妻の意見もあり、やはりなんとなく赤は・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 赤と緑の相対色の中で黄色の花が存在感を示していました。 先日も昼休みの同僚との会話で「子供の頃、彼岸花を見ると足がすくむほど 怖かった」、「何だか不気味」という人もいれば、「あの妖艶さが好き」「この花を 見ると癒される」という人と人それぞれ。いずれにしても彼岸花は妙に "妖しい" 花なのです。 この花の群生をこの場所で見る度に、山口百恵の歌『曼珠沙華』を思い出すのです。 阿木曜子さん作詞のこの歌が「マンジュシャゲ」ではなく「マンジュシャカ」なのが 話題となったのです。サンスクリット語ではmanjusakaと書くことからのようですが。 マンジューシャカ 恋する女は マンジューシャカ 罪作り 命すべてを もやし尽くすの マンジューシャカ 恋する女は マンジューシャカ 罪作り 白い夢さえ 深紅に染める 彼岸花は、この場所の如く、田んぼのあぜ道や土手に多くみかけますが、 これはノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、彼岸花の毒性のある球根を 植えることで防ぐ、という説と、彼岸花の根茎は強いため、田んぼの畦部分に 植えて畦の作りを強くするためなどの説があるとのことですが真相は如何に。 今年も見事に咲いてくれていました。これも地元の方がこの土手の除草を丁寧に 行って、この日の為にきめ細かい管理してくれたお陰なのです。感謝・感謝・感謝。 曼珠沙華という名は、サンスクリットでは「天上の花」「赤い花」という意味で、 おめでたいことが起こる兆しに、赤い花が天から降り落ちるという仏教の経典に 由来しているのです。 そして10/16からはネパール旅行。先日読んだネパール案内書には、 ネパール語はヒンディー語、ウルドゥー語とも近いが、ペルシャ語や英語からの 転用語は比較的少なく、サンスクリット起源の単語が多いとのこと。 さらにネパール仏教では、インドで成立した大乗仏典がサンスクリット語のまま継承 されており、四方を山に囲まれたカトマンズ盆地に残っていたサンスクリット経典が、 近代の大乗仏教研究に大きく貢献したと。そして現在、世界各地で研究されている サンスクリット語仏典にはネパールに伝わっていたものが数多く含まれている とのこと。 サンスクリットでは「天上の花」「赤い花」の意味である『曼珠沙華』の花。 燃えるような真っ赤な色の帯をなす光景が、稲の黄、空の青、雲の白、草の緑 との素晴らしいマッチングに、今年も大いに感激しながら、そろそろネパール旅行が カウントダウンに入ったと実感しながら自宅に戻った『アラカンオジサン』なのです。
2010.10.02
コメント(4)
我が家の庭や畑に生えているホウキグサが花を付け終わり小さな実を着け始めています。高さ70~100センチになり、細かく枝別れして、円錐状に茂っているのです。剪定をしなくても、丸い非常に見事なそして美しいな形に育っているのです。春先から夏の間は目に涼しい存在、そしてフワフワこんもり感が良いのです。去年生えたホウキグサのこぼれ種が、あちこちで育っているのです。しかしホウキギってよく増えるのです。今年は去年の倍以上の数が育っています。和名は『ホウキギ』、別名『コキア』、『ベルテーレ』、『ネンドウ』とも呼ばれています。青い朝顔がからみついています。秋が深まって行くにつれ枝葉は赤くなり、実は『トンブリ』と言う食用になるのです。秋田の名物。私は食べたことがないのですが、ほうきぐさの種を40分くらい煮てから水を切り、12時間おき、よくもんで皮をむいて利用するのだそうです。「陸のキャビア」「オカキャビア」ともいわれているのです。しかし、一般家庭でなった果実を食べるには、一度煮て、一粒一粒、果皮を取らなければならないため、非常に面倒なのです。そして我が家のものは実があまり大きくなりませんので、食用のものとは種類が異なるのでしょうか。夏は爽やかなグリーン色の葉ですが、秋が深まり真っ赤に紅葉・変身する姿を楽しみにしているのです。
2010.09.22
コメント(1)
初夏に薄紫色の花を咲かせた【コムラサキ】、この時期に、垂れた枝に紫色の小球形の果実を多数付け始めています。コムラサキと似た花に、ムラサキシキブ(紫式部)がありますが、通常、家庭の庭で見られムラサキシキブと呼ばれるものは、実際には、コムラサキであることが多いとのこと。私も以前はこの木をムラサキシキブと呼んでいたのです。ムラサキシキブは果実が比較的疎らに付きますが、コムラサキは固まって付くのです。葉の鋸歯もムラサキシキブは全葉にありますが、コムラサキには上半分にしかないのです。薄い紫の美しい実をつけています。まるで小粒の甘い菓子のような、なにか形容し難い不思議な色合いなのです。樹木の実の中では特異な色であることと、実つきも良好なことから庭木として多くの家庭で植えてあるのではないでしょうか。アップにすると、秋の味 完熟ぶどうデラウェアに似ているのです。まだまだ緑の実のものもあります。深まる秋に向けてお色直しの準備をしているのでしょうか。漸く猛暑の夏が終わり、ここ数日涼しい日々が続いています。"コムラサキ"の実の艶やかな紫に、移りゆく時の流れを感じながらも、常にみずみずしい感性と好奇心を保ち続けていたいと感じている『アラカンオジサン』なのです。
2010.09.17
コメント(5)
我が家の庭の『酔芙蓉』が今年も花を開き出しました。早朝から真っ白に咲いた一重の酔芙蓉の花です。1 本の雌しべの先端は 5 つに分かれ,雌しべの下の方に雄しべがついています。よく見ると雄しべの芯が黄色、雌しべは赤い縁取りとなっています。そして 昼には薄いピンクに、中国で「芙蓉」といえば「蓮」のことで、「芙蓉の顔(かんばせ)」とは、蓮の花のように清楚で美しい顔、美女のたとえ。日本では「蓮」を「芙蓉」と呼ぶ習慣はないのです。 夕方には濃いピンクや紅色に変わります。この様を,酒飲みの顔がだんだん赤くなってくることにたとえて「酔う芙蓉」⇒「酔芙蓉」ということからつけられた名前です。それにしても、昔の人たちは粋な命名をしたのです。ほろ酔い加減の色、「わたしを酔わせてどうするつもり?」とテレビのコマーシャルがありましたが。 高橋 治の小説「風の盆恋歌」には、随所随所に象徴的にこの酔芙蓉の花が登場します。越中八尾(やつお・富山県)の風の盆を舞台に男女の話。熟年になってふと燃え上がる人妻の死に至る破滅の恋をまさに象徴しているのです。別の方のブログ記事によると、八尾町で「酔芙蓉」が多く見られるようになったのは、フジテレビ系列で放送された「風の盆恋歌」(1985年)のテレビロケ以後とのこと。ロケ当時は八尾町や近隣からも「酔芙蓉」を調達できず、東京から取り寄せたと。雪の八尾町では直植えで越冬させることも「風の盆」期間中に花を咲かせることも難しいのだと。真っ赤になって咲き終わり、丸く萎んだ花。疲れた気怠さが感じられます。1日花はたった1日で咲き終わってしまうので、はかなげな感じがするのです。そのかわりたくさんのつぼみがついていて、次々と新しい花を咲かせ続けるのです。純白な若い花と、熟年の真っ赤になって萎んだ花が並んでいます。それにしても、朝から飲み出して昼過ぎにほろ酔い、夕方にはできあがって日暮れとともに眠るとは羨ましいご身分なのです。私もあやかりたいもの、しかしこの花は1日花 明日がないのです。そして下の歌を思い出している『アラカンオジサン』なのです。【風の盆恋歌】 作曲/三木たかし 作詞/なかにし礼 唄 / 石川さゆり蚊帳の中から花を見る 咲いてはかない酔芙容若い日の美しい 私を抱いて欲しかったしのび逢う恋 風の盆
2010.09.16
コメント(2)
先日出張した山口県長門市青海島からの帰り道、道端の背の低い蘇鉄の木の真ん中にバスケットボール大のドーム状のグロテスクな白いボールを発見。健康食品(脳を活発にし、老人性ボケ・痴呆症を防ぐ)として最近話題を集めている『山伏茸』に似た海綿状の物体。近寄ってみると蘇鉄の雌花。雄花は知っていたが、この時期の雌花は見るのは初めて。9月下旬頃に赤い実が顔を出すのだ。この木は有毒で特に種子部分を大量に食べると吐気や痙攣を起こすと。戦前の沖縄で、極度の食糧難の中、十分毒抜きが出来ていないソテツの実を食べて、亡くなった方が沢山おられたと数週間前のテレビで知った。私が中学生時代?に聞いたバタヤン 田端義夫の「島育ち」の1節を思い出した。『赤い蘇鉄(そてつ)の 実も熟れる頃 加那(かな)も年頃 加那も年頃 大島育ち』我が庭の『棕櫚』の花といい、この『蘇鉄』といい椰子(やし)科の植物の花はいかにも不気味な姿なのである。
2010.09.07
コメント(0)
我が家の庭そして我が農園の朝顔たちが、この酷暑と水不足にもかかわらず健気にも毎朝いろいろな色の花を咲かせています。ただし今年は春の日照不足、そして夏の猛暑、水不足で葉が大きく茂って花の数を圧倒していますが、他所の家のものはどうなのでしょうか?よって花のみのアップ写真を撮りましたので紹介します。まずは宿根朝顔ケープタウンブルー。琉球アサガオとも呼ばれている品種。周囲に白斑のあるピンクの姉との弟でしょうか?紫の高貴なそして大きな花。先程の姉たちが纏まって咲いていました。小柄な桔梗朝顔も咲いています。養蜂場所には放射状の水色と白の縞模様の花が。そして色の濃い青紫。花は小型ですが5枚の花弁の如き朝顔も。中心が白い水色のやや小型な朝顔。放射状の白はやや遠慮気味。そして 夜顔。かんぴょうの材料「ユウガオ(夕顔)」とは、別の種類。源氏物語に登場するのはこの夕顔。アサガオ(朝顔)・ヒルガオ(昼顔)は共に同じ科の【ヒルガオ科】で、かんぴょうのユウガオ(夕顔)は【ウリ科】とのこと。先日の山口・長門への出張時に道の駅で販売されていた夕顔の実、それとも白瓜?。いずれにせよ、こんな大きな実がなるとは知りませんでした。夜の開花を待ちわびているかの如き蕾。まるでスリムな抹茶ソフトクリーム?この時期の初秋の夕刻から白い朝顔のような花が咲き、翌朝には萎んでしまうのです。白い花と仄かな甘い香りで夜の虫?を誘います。そして中心部はヒトデの如きアイボリーの星形。昨晩フラッシュにて撮影しました。闇に浮かぶこの一夜の白い花は怪しく花言葉の如く『妖艶』なのです。別名「夜開草」、英語名は「ム-ンフラワー」と。なんと今日9月6日の誕生花とのこと。たまたま一致しただけですが・・・。 そして夏の花かと思えば「朝顔」は秋の季語とのこと。同じ仲間で朝、昼、夜と咲く花は他には無いのではと考えながら、色とりどりの花を楽しんでいる『厚顔』な『アラカンオジサン』なのである。
2010.09.05
コメント(2)
夏の花、ノウゼンカズラ(凌霄花)がご近所の畑の隅で開花しています。オレンジ色でちょっと南国の色合いを感じさせる、酷暑に似合う花です。百日紅も今が盛りであり、夾竹桃とノウゼンカズラの3種が花の主役を争っています。鮮やかなオレンジ色ですが、中心部はやや薄くなっています。花がトランペットの形に似ていることから、チャイニーズ トランペット フラワー(Chinese Trumpet Flower)とも呼ばれているのです。花は一日でぽとりと落ちてしまいますが、次々と絶え間なく咲き続けるのです。凌霄花の、凌は<押し分けて前に進む>、霄は<そら>、という意味があり、空を押し分けて進むかのごとく、どこまでもよじ登っていく姿を表現したとのこと。日本には平安時代に持ち込まれ、中国語では薬用、観賞用として栽培されているようです。この花は、樹高は~10mにまでなり、蔓の幹から地上部に出る根の気根を出して、樹木や塀、コンクリートの壁の面を絡みつきながら、どんどん伸びていく、這い登り型の蔓性植物。よって常に剪定や手入れをしないと収拾が付かなくなるのではないでしょうか。やはりこのオレンジ色は、よその家のものを鑑賞させていただくのが一番と考えている身勝手な『アラカンオジサン』なのです。
2010.08.27
コメント(1)
我が家の裏の農道沿いで、貯め水の中で花の季節を終えた蓮を見つけました。そして立秋を過ぎ早15日以上、秋の訪れと共に蓮の実も枯れ始めてきました。そして蓮の実が空を見つめながら巣の中で静かに座っていました。下の水面へ滑り落ちる旅立ちの日はもう間近に迫っているのでしょうか。中には未だ枯れずに緑を残しているものもありました。大家族、小家族のものがあることが解りました。蓮の葉の上にはカワイイ水玉が光っていました。最近雨が降っていない?のにこの水玉は朝露の集合?そして蓮の実が一つ葉の上で。この蓮の実は赤飯に小豆のように入れると香ばしく、サラダに散らしても美味しく食べられるとのことですが未だTRYしていません。、薬膳料理にも使われているとのこと。胃を丈夫にし、イライラを抑えてくれるそうです。前者は私のための、後者は妻のための効能でしょうか?200年たって芽を出す蓮もあるのですから、この実はどうなるのでしょうか? 蜂巣のようなガクの中にまん丸に太った蓮の実が整然と並びながら今にもこぼれ落ちそうな様子。はや、世代交代の準備が着々と進み、命のバトンが受け渡されようとしているのです。大自然の営みのすばらしさに感激した『アラカンオジサン』なのです。
2010.08.26
コメント(1)
我が家の門の前の畑の角の『さるすべり』の木が今年も満開を迎えています。キョウチクトウ(夾竹桃)と共にこの時期、夏を代表するような花。百日紅は「約100日間、ピンクの花を咲かせる。」のが名前の由来。約2ヶ月以上、秋まで咲き続けるのです。 実際には、一度咲いた枝先から再度芽が出てきて、花をつけるため、咲き続けているように見えるのです。花はしわしわの形。種類によってピンクの濃さの度合いや花の大きさが違うようですし、白い花もあるのです。 さるすべりは、漢字で「猿滑」とも書きます。"幹がスベスベで、猿も登れない"ところから猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑と表記することもあるのです。実際には猿は滑ることなく簡単に登ってしまうと思いますが、登っている姿を見たことがありませんので・・・・・・・・・・・。良く見ると、花弁の形や2種類のオシベと言い、随分と変っている花です。花弁は団扇形、下部は細長く、上部は直径約1.5cm?の円形で、ふちは縮れて波打っています。どうして、このような花弁になったかは、不思議です。写真で見る限り、中央部に雄しべ群があり、周辺に、雌しべが6本も見え大変不思議なのです。実は、これは、中央部の黄色い雄しべ群は、ミツバチ達をおびき寄せる為の食用雄しべで、周辺の、雌しべが6本と思っていた物が、実は、 雄しべであり、見落としていた、中央部食用雄しべ群の中に、雌しべが1本存在しているのです。この雄しべ、雌しべが、長く伸び、先端を、くるりと湾曲させ、中央の食用雄しべに、対比して向かい合っているのです。これは、ミツバチや昆虫が食用雄しべに集まると、その背中に、雄しべの花粉がくっつき、その花粉が、雌しべに仲介されると言う、 非常に旨い造りに成っているとの事なのです。既に我がミツバチ?がこの雄しべの花粉を集めに来ていました。中央の黄色い食用雄しべの数は35本前後もあることを、早朝から写真を見つめながらその数を数えて初めて知った、早起き『アラカンオジサン』なのです。
2010.08.24
コメント(4)
春にホームセンターで初めて苗を購入した『ケープタウンブルー』と言う名の朝顔が花を数多く開かせています。ケープタウンブルーは花の色変わりが大変美しい大輪房咲きのアサガオです。西表(イリオモテ)アサガオまたは琉球アサガオとも呼ばれる宿根性の品種で開花期が長く、花数も大変多いのが特徴とのことです。花の色は朝は深いブルーです。そして午後になると次第にピンク色にお色直しをしていきます。萎れるときも、口をすぼめるように花びらを閉じ、ぽろんっと落ちるのです。種が出来ないので挿し木で増やすようです。土に落ちたつるからはどんどん根がでて増やすのも楽とのことです。南アフリカ/ケープタウンに行ったことはありませんが、きっと彼の地の空や海はこんな色をしているのではないでしょうか。秋になると花がしぼまず夕方まで咲き続ける終日咲きとなり、より美しい花色の変化が秋遅くまで楽しめるようです。 青は、やはり夏の色です。涼しさも感じられますが、生き生きとした若さをより身近に感じ元気をもらっている『アラカンオジサン』です。
2010.08.16
コメント(2)
我が庭の『ふうせんかずら』が風船の如き実をたくさんぶら下げてくれています。この実を見ると、子供の頃に遊んだ紙風船を思い出すのです。ふうせんかずらとはライチーと同じムクロジ科の植物の一種。北米原産とのことであるが和風の花のようでもあり・・・。蔓性で我が庭のアルミフェンスにどんどん巻き付いて拡がって行きます。そこから「葛(かずら)」の名がついたのです。 果実は風船状に緑色に大きく膨らんでいます。既に茶色く枯れている風船もあります。多数の風船状の果実がぶら下がった姿はなかなか面白いのです。目立たない5ミリほどの米粒の如き小さな白花が開花した後には、3cmほどある、この風船状のものが実るのです。茶色く枯れた風船を摘んできました。袋を切ってみると中に3つに分かれた部屋の中央に種子の一つずつが行儀良く並んでいました。種子はまるで正露丸?に似た、球形でなめらかな黒、そしてハート形の白い部分があるのです。まるで誰かが黒い種に白いハートを絵の具で描いたようにユーモラスな種なのです。ハート形の種が面白いので、デジカメで撮ろうとしましたが、丸い実が転がってハートが正面にうまく来ないのです。やむなく紙にスティックのりをつけそれに貼り付けてパチリ。良く観察してみると種が隔壁にくっついている部分がハート型に白くなっていることが解ったのです。しかし考えたらそれが丸でも良いわけで、ハート型は、やはり不思議。 そして、このふうせんかずらの花言葉は『あなたと飛び立ちたい』と・・・・。気球に乗っての二人の優雅な旅、それとも機上の旅、いや断崖からの・・・・。この花からこの花言葉を感じるにはやや無理があると感じている、いや感性の衰えた?『アラカンオジサン』なのです。
2010.08.15
コメント(3)
我が家の庭のホウキグサが今年も去年のこぼれタネから芽を出し大きく成長してきました。ホウキグサ コキア とんぶりの三つの名前は皆同じもの。トンブリはホウキグサの実でキャビアに似たぷちぷち感があり、日本のキャビアとして知られ、時期になるとスーパーでも売っている店が多くなりました。しかし我が家の写真の種類は観賞用に使われている種類のようで、とんぶりを取るのはまた別の品種らしいのです。まるで良く刈り込まれた植木のようですが、何もしなくても自然と丸くなってきます。一年草で春に芽を出し、この時期の夏は爽やかなグリーン色の葉ですが、秋になると真っ赤に紅葉する姿がすばらしいのです。この緑の葉が秋には深紅に紅葉するのです。我が家の庭も、この夏の緑で、爽やかで優しい庭に変身しています。
2010.08.13
コメント(1)
我が家の庭の『鹿の子ユリ』が満開を迎えています。鹿の斑点をぎっしり並べたような 「鹿の子(かのこ)模様」に似ているピンクの つぶつぶが特徴の花です。 花弁が裏側に著しく反転し、やや下向きに咲いているのも他のユリにない特徴ではないでしょうか。四国・九州に自生する日本原生種のユリとのこと。いろいろな園芸品種の親になっているようです。江戸後期、シーボルトによって初めて球根がヨーロッパに持ち込まれ、その美しさは大きなセンセーションを巻き起こしたとのことです。ユリの花は香りも良く(強すぎるものもありますが・・・・)、見た目も華やかで夏に咲く花の代表。子供が喜ぶ『チョコバナナ』のような雄しべ。自生種は、環境省のレッドリストでは、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されているとのこと。大切に守っていきたい花です。
2010.08.05
コメント(0)
我が家の庭、我が農園のグラジオラスがいろいろな花を付けています。今回はデジカメで撮影した各種グラジオラスの花を、『画像編集・レタッチソフト』で油絵風に変換し遊んで見ました。絵を描く才能が全くない我が身、これが精一杯のそして完全にパソコンソフト任せの、マウスを握る指を動かすのみのアウトプット?なのです。グラジオラスは園芸品種が1000種類にも及ぶ球根性の植物なのです。春咲き系と夏咲き系の2タイプがありますが単に「グラジオラス」というと夏咲きの品種を指すのだそうです。草丈は大きいものなら1m、小さなものでも70から80cmに達するやや大型の草花です。その為、風の強い時や雨で倒れてしまい、そのまま曲がって育ってしまうことがあるのです。これがやや欠点ですね。1本ずつに支柱を立ててヒモなどで結ぶと良いですがなかなか出来ません。特に花茎が伸びてきた頃が倒れやすくなるのです。花の色も形も様々なバラエティーがあり実に多彩な花です。葉はすらっと細長くて剣のような形をしています。グラジオラスの語源はこの葉の形に由来するのです。(ラテン語で剣を意味する「グラディウス」から付けられたとのこと。) 春花壇の球根草花の主役がチューリップなら、初夏の主役はこのグラジオラスではないかと勝手に考えている『還暦オジサン』なのです。そして最後に妻からの一言。『綺麗な花を咲かせる為の私のアウトプットも忘れないで』と・・・・・。そうです 『六十にして 耳 順(したが)う』という言葉を忘れてはならないのです。 しかしグラジオラスの花言葉の一つは『忘却』と・・・???!!!。
2010.07.25
コメント(5)
中之島バラ園に向かって堂島川遊歩道を歩く。【ビヨウヤナギ】ビヨウヤナギの花色は、大変鮮やかな黄色なので遠目にも良く目立ちます。私の自宅からの駅までの道路沿いの家の庭にも咲いており、和洋どちらの庭にも向いた、この時期見かけることの多い花木です。中国原産。低木黄色の5枚の花弁のある花を咲かせています。ビヨウヤナギは、美容柳などの字を当てることもあるようですが、花が美しく葉が柳に似ているためとのこと。めしべが金の糸のように見えるので中国では金糸桃と呼んでいるのです。【セイヨウニンジンボク】葉の形がチョウセンニンジンに似ているので、この名が付けられていますが、セイヨウニンジンボクは花がずっと美しいので、花木として人気があるようです。涼しげな薄紫色の小さな花が茎の先端に円錐状に咲いており、良い香りがしていました。【たいさんんぼく(泰山木)】10メートル上はありそうな高木です。葉の表面は光沢があり長楕円形。モクレン科特有の良い香りのエレガントな花なのです。なんとなく梅雨空に似合う花です。大きい白いカップ形の花が見事です。【アベリア】性質が丈夫で大気汚染や乾燥に強く、強い刈り込みにも耐えることができるので道路沿いに植えられたり公園の植え込みとしてよく利用されている花です。甘い香りが豊かで形は小さな釣り鐘状で先端の花びらが5つに分かれて開いています。我がミツバチが好きそうな花でした。【カラスウリ(烏瓜)】つる性植物。葉っぱの艶や色合いからキカラスウリの花でしょうか?キカラスウリは、カラスウリ(烏瓜)は似ていますが両者の違いは、キカラスウリの実は黄色で多少大きく、カラスウリの実は赤色でキカラスウリよりも小さいのです。いずれの花も夜から朝方まで咲きますが、開花時間の長さが異なり、キカラスウリの花は朝方まだ咲き残っていますが、カラスウリの花は萎んでしまいます。写真は花が萎んでいますのでやはりカラスウリなのでしょうか?久しぶりに見る花でした。そいて誰かの寝起きの顔に似ているのでした・・・・・・・・・・・・。【コノテガシワ(児手柏)】名前は、小枝がよく分岐し、小児の掌(てのひら)を立てたように並ぶことから。良く生け垣などで良く見かける児手柏。何が付いているんだろうと思ったらこれは花ではなく実でした。金平糖みたいな形。忍者が用いる道具のひとつ、撒き菱?にも使えそうな面白い形。実の先端は角状にとがってそり返っているのです。カタツムリの角にも似ています。【クチナシ】果実が熟しても割れないため、「口無し」という和名の由来となっている説もある、強い香がある花。秋のキンモクセイ(金木犀),早春のジンチョウゲ(沈丁花)と、この初夏のクチナシ(梔)が,香りのよい花木のBEST3ではないかと考えていますが・・・。八重咲きの可憐なバラにも負けない美しい白い花です。まだまだいろいろな花を紹介したいが、切りがないのでこの辺で。
2010.07.04
コメント(2)
出張先の淀屋橋の土佐堀川沿いの早朝散歩。ここは川沿いに遊歩道や公園が整備され、早朝ながらジョギングする人や散歩する人が多いのです。そして多くの花々と出会ったのです。先ずは『アガパンサス』。サッカーワールドカップが開かれている南アフリカが原産地。見た目がクンシランに似ているために、和名が「ムラサキクンシラン」と呼ばれていますが、クンシランとは全くの別物なのです。花茎がまっすぐ80~90cmほどに伸びています。いくつかの花が放射状につき,全体が球形に見えるのです。ちなみにアガパンサスとは、ギリシア語で「愛」を意味する「アガーベ」と花を意味する「アンサス」の2つの単語からきており「愛の花」という意味があるとのことです。 和名はムラサキクンシラン(紫君子蘭)ですが,白い花もあるのです。花の周囲がぱっと明るくなる、百合咲きのホワイトアガパンサスです。蒸し暑い初夏の早朝でしたが、次々に咲いている涼しげな花色を楽しめたのです。
2010.07.03
コメント(7)
タチアオイの花の近くの空き地で、久しぶりにマツヨイグサ(待宵草)を見かけました。よく「宵待草(よいまちぐさ)」と呼ばれますが,ほんとうは「待宵草(マツヨイグサ)」。竹久夢二の「待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ」が、この通称を広めてしまったことは昨年知ったのです。待宵草の名前の通り、普通は暗くなってから開花し、翌日、陽が高くなる頃にはしぼんでしまうのです。花弁は4枚、8個の雄しべがあって、花粉が糸状につながっているのが解ります。葯はユリのようなT字の形についています。めしべは1本で、先端が4裂し、十字の形になるのが特徴なのです。この待宵草は、花がしぼむと、橙色になります。黄色の花の後ろにしぼんで橙色に変化した花が確認出来ます。葉の中央脈は白色なので、メマツヨイグサ(雌待宵草)との区別するポイントのひとつになるのです。マツヨイグサ属には黄色以外の白、紫、ピンク、赤といった花を咲かせる種もあるとのこと。標準和名では、黄花を咲かせる系統はマツヨイグサ(待宵草)、白花を咲かせる系統はツキミソウ(月見草)と呼び、赤花を咲かせる系統はユウゲショウ(夕化粧)などと呼んで区別しているようです。透き通ったような黄色で、決して華やかではありませんが、美しい花なのです。
2010.06.27
コメント(6)
趣味の農園への道端で『ムラサキツユクサ』の花を見つけました。ムラサキツユクサは明治の初めに北アメリカから渡来したもので、日本の道端でよく見られる『ツユクサ』とは花の形なども大きく異なる別の植物。3枚の花びらが特徴的で、大輪の花を咲かせるオオムラサキツユクサという種類もあるのです。ちなみに普通の「ツユクサ」も6から9月頃、雑草のごとく、ごく当たり前に道端などで見ることができます。花はきれいなブルーもしくは白色です。花がいちばんきれいに見られるのは朝イチで、午後にはもうしぼんでしまうのです。草丈は50cmほどで2cmくらいの花をつけます。昨年我が家の横で撮影したツユクサの写真です。ブルーが本当に見事です。幼い頃、このブルーの花をつぶして青い汁を作って遊んだ記憶があります。 そして 『ムラサキツユクサ』の蕾。先端の蕾から花が最初に咲き、順に下の方に向かって咲き進むのです。紫の可憐な花花びらの中央はやや色が薄くなるグラディエーション。6本の黄色の雌しべが直立してよく目立つのです。ムラサキツユクサの雄しべには、たくさんの毛が生えています。中学生時代(高校かも?)の理科か生物の時間にこの雄しべをを顕微鏡で観察した記憶があります。実はこの毛1本が、細胞の1列の連なりだったのです。毛の根元に近いほうの細胞は細長くなり、先端の方の細胞は丸っこい形だったのです。観察だけだったのか他の学習の目的があったのかは全く記憶にはないのですが。雨の多いこの6月頃、露や雨のしずくを光らせて、朝霧と命をともにするムラサキツユクサの青紫色の花の姿は、しっとりと静かで趣もひとしおだと感じているカウントダウンに入った『アラカンオジサン』なのです。
2010.06.26
コメント(4)
我が養蜂場のある農園への道の傍らに、タチアオイが美しいピンクの花を付けて咲いています。タチアオイの名前の示すとおり、茎が直立して長く伸びた花茎に沿ってアオイに似た花をたくさん咲かせているのです。花の咲き方は一重?、花の大きさは10cm程度でしょうか。タチアオイの花は、昔は農家の庭先などに植えられて親しまれてきましたが最近はあまり見かけなくなりました。子供の頃は、春の花が盛りを過ぎて初夏が近づくこの時期に、あちこちで高く伸びたタチアオイを見かけたのですが。花の形はハイビスカス、フヨウ、ムクゲに似ています。中国が原産の植物で、平安時代には「唐葵」と呼ばれていましたが、江戸時代に今の「立葵」になったとのことです。すっくと立ち上がって咲く姿に、花言葉の「高貴」「威厳」がぴったり。下から咲き始めて、上の花が咲くころに梅雨が明けるので、梅雨葵ともいわれているのです。確実に夏が近づいているのです。
2010.06.26
コメント(1)
我が家の庭の百合の花が色とりどりに咲いています。百合は園芸品種が多く,正確な名前はなかなかわかりませんがカサブランカ,スカシユリ,テッポウユリ,オニユリ,ヤマユリ,カノコユリ、ヤマユリ・・・・・と色々あるのですが、その区別は良く解りません。細い茎に大きな花がつくので風に揺れることから「ゆる(揺)」、それが変化して「ゆり」になったとのことです。 ヨーロッパでは百合は非常にに好まれていますが、日本の百合を外国に紹介したのは江戸末期に来たシーボルトとのこと。 以前は我が庭にも複数の色が有る花弁を持つヤマユリがこの時期に咲きましたが、いつの間にか姿が見えなくなってしまいました。そしてヤマユリは我が県の花なのです。 白のテッポウユリ、ラッパのような形からついた名前でしょうか。多くの百合は花の根本近くから花弁が分かれているのですが、鉄砲百合は筒状になっていて先の方が分かれています。草丈は昔はもっと高かったですが、段々低くなってきました。植え替えが必要なのでしょうか。顔を近づけてみると良い香りがします。桃スカシユリでしょうか。赤スカシユリがその後ろで咲いています。黄色のユリは、辺りがパッと明るくなるような色なのです。子供が好きなチョコバナナの如き雄花。そして出番を待つ株、どんな色で魅せてくれるのでしょうか。秋植え球根の代表の一つですが、約束したかのように、初夏のこの時期に毎年美しい花を咲かせてくれるのです。そして、今この時、日本のサッカーが大きな花を開かせたのです!!!!!。おめでとう。おめでとう。Σ(おめでとう)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
2010.06.25
コメント(0)
梅雨のこの時期、我が家の庭や農園の周囲の紫陽花(あじさい)が見事な色彩で楽しませてくれています。日本で最も一般的に植えられているいわゆる球状のアジサイは、セイヨウアジサイであり、日本原産のガクアジサイを改良した品種であるとのこと。ご存知の通り、アジサイの一般に花と言われている部分は、装飾花で、本来の花は中心部で小さくめだたないのです。花びらに見えるものは萼。セイヨウアジサイではすべてが装飾花に変化しているのです。花の色は、アントシアニンのほか、その発色に影響する補助色素や、土壌のpH(酸性度)、アルミニウムイオン量、さらには開花からの日数によって様々に変化するのです。そのため、「七変化」とも呼ばれているのです。しかしこの色変わりは、いわゆる花びらの老化の一種とのことです。しかし下の写真のように赤や紫が青と同時に一緒に咲いている所や、白の花の土は何性なんであろうかと、ふと思うのは私だけでしょうか?「あじさい」の名は「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が訛ったものと言われているのです。また漢字表記に用いられる「紫陽花」は唐の詩人・白居易が別の花(ライラック?)に名付けたもので、平安時代の学者がこの漢字をあてはめたことから誤って広まったといわれているのです。しかし見事な漢字『紫陽花』なのです。アジサイは万葉時代から栽培され、花びらが幾重にも重なって咲くとか、色が変わるといった比喩に使われるほど知られていたことは驚きなのです。しかし、これほどに目立つ花が万葉集には2首のみで、『源氏物語』にも『枕草子』にもまったく取り上げられていないとのこと、これも不思議なことではないでしょうか。紫式部、清少納言はこの花をどう感じていたのでしょうか?心変わりする花として当時の女性は嫌っていたのでしょうか、聞いてみたいのです。やはり雨の日の紫陽花は格別です。晴れた日の紫陽花も綺麗ですが、やはり紫陽花は雨にぬれて初めて美しさが映えるのです。梅雨の季節はあじさいのためにあるのでは・・・と思ってしまうほど。憂鬱な雨の日もこの紫陽花を見れば心を和ませてくれるのです。それにしてもアジサイは、色々な色があって不思議なのです。こういうのを眺めていると、人間ワザではないなぁ、と感じ、本当に心が癒されていくのです。白いあじさいは清楚。しかし白も日がたつにつれてピンクに変わっていくのが多いなかで何故か我が農園の横の、このアジサイは白を保ち続けているのです。あじさい、アジサイ、紫陽花と表現しましたが、やはり漢字『紫陽花』が好きなのです。 折りしも我が市に生まれ育った少女が、小学生のとき、野の花、庭の花、雨、風、雲・・・など身近な自然をいつくしみ、多くの詩を書き、その詩、45篇ほどが写真をそえて我が中央図書館に展示されていたのです。16歳の若さで夭折した堀明子詩集展『四季の色』です。その中の琴線に触れる少女の詩 一篇です。紫陽花 --だれがこんなに 美しい字をあのあじさいに あてはめたのだろう青むらさきや もも色に美しく変化する花 色とりどりにさきほこっている とても美しい花
2010.06.23
コメント(3)
我が家の裏庭の『ホオズキ』が実を付け出しました。数年前、我が実家から株を移植しましたが、その後なんの面倒も見ていませんが毎年違った場所から?生えて来ています。ホオズキはナス科の植物、よって小振りですがナスやトマトの花に似ています。花の咲いたあとに"萼(がく)"の部分が発達して果実を包んで袋状になりその後赤く色づきくのです。我が家の品種とは別に果実の部分を食用にする食用ホオズキもあると聞きます。観賞用のホオズキは苦くて食べられませんが、食用ホオズキは甘酸っぱい味がするとのことですが、TRYしたこともありませんしスーパー等で売っているのを見たこともありません。『ホオズキ』の名は、果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの頬の様子から「頬突き」と呼ばれるようになったという説が有力なようです。子供の頃、祖母から枇杷の木とホオズキは屋敷の中に植えるものではないと聞いたことがあります。ホオズキには「鬼灯」という字が当てられ、我が実家でが、現在でも盆棚の精霊迎えに、ガクに包まれたホオズキの果実を枝付きで飾ります。これで御先祖の霊を導く提灯に見立てているのです。このことからでしょうか、ホオズキを庭に植えるとその家に病人や死者が出る、と忌み嫌われていたのでしょうか?そして幼い頃、姉がホオズキの種を取り出した実を口に含み、音を鳴らして遊んでいたのを思い出します。姉たちの作り方は次の様だったと記憶しています。先ず、袋を数分割して裂き、反対側へひっくり返します。この状態で実を指でやわらかく丁寧に揉むのです。そして実が柔らかくなったらゆっくり実の方を回すのです。すると、実の付け根の部分が外れて中身が一緒に回るのです。この状態でゆっくり袋の方を引っ張ると中身が一緒に取り出せるのです。この時、実の皮(笛)が破れないようにすることが大事だったのです。鳴らし方は、これを膨らませて口に入れ、穴を下唇に当てて前歯で軽く噛んでやると中の空気が出るときに、穴と下唇を震わせて「ギュー、ギュー」って音が出るのでした。慣れた姉たちは、口の中で膨らませては噛んで、膨らませては噛んでを繰り返し続けて鳴らせる事が出来たのでした。私も姉の真似をし、実を取り出すところまでは出来ましたが、子供の頃から不器用だったのでしょうか、鳴らす方法は解っていても口に入れて鳴らすことは出来ず、悔しがったことを懐かしく思い出している『アラカンオジサン』です。
2010.06.22
コメント(1)
我が家の庭に植えてあるシャクヤクの花が咲きそろってきました。ボタン(牡丹)が「花王」と呼ばれるのに対し、シャクヤク(芍薬)は花の宰相、「花相」と呼ばれているのです。黄色の花は他の色の花に比べて早く咲き出しました。八重咲きの黄色が鮮やかです。中心部はマロンケーキを思い出させます。これも八重咲きの赤種。濃いピンクの花の中心は白く、2色で着飾っています。棚引くような白が見事です。薄いピンクの花はこれからが開花のピーク。そして純白の花は、奥ゆかしく未だ蕾、この週末の暑さで一気に開花しそうです。我が家の『立てば芍薬』から朝食の準備が出来たと、声がかかりましたので今日のブログはここまでとします。
2010.05.20
コメント(2)
我が趣味の養蜂場そして我が家の庭のアイリスか綺麗な花を咲かせています。薄紫の『ジャーマンアイリス』。ジャーマンアイリスはヨーロッパで古くから栽培されている植物。たくさんの園芸品種が存在するのです。ドイツアヤメを元に数種類の種を掛け合わせた品種をジャーマンアイリスと呼ぶのです。草丈は1mを越しています。冬の寒さにも強く育てやすい植物で地面に近い場所に球根のような根茎を作りそれが伸びていってふえてきています。この時期に花茎を伸ばしてその先に3から4輪の花を咲かせているのです。そして我が家の庭には,一回り小振りの『ダッチアイリス』が青と黄色の鮮やかな花を咲かせています。 別名「オランダ文目(オランダあやめ)」とも呼ばれている品種です。アイリス (Iris) は、ギリシア語で虹を指すイリスを英語読みした言葉なのです。ジャーマンアイリスは根茎で増えていきますがこちらのダッチアイリスは球根なのです。どちらもアヤメ科の植物ですが、「アイリス」はヨーロッパ南部が原産の洋物、「アヤメ」は日本をはじめとするアジア北東部が原産の和物の総称なのです。鮮やかな黄色が日光を反射しています。青色の花弁の中央の黄色が見事です。黄色の部分から外側に向けて放射状に縞模様が入っているのです。これが『アヤメ』の特徴。カキツバタにはこの縞模様がないのです。「何れアヤメかカキツバタ」と言う言葉がありますが、この意味は、アヤメとカキツバタが見分けにくいように物の区別の付けがたい様子のことで、そこからいずれ劣らぬ美しさを例える意味にも使われているのです。この時期には、いろいろな花が争うように開花してくるので、毎日が非常に楽しみな花待ち人の『アラカンオジサン』なのです。
2010.05.14
コメント(1)
5月に入り、染井吉野そして八重桜の花は散ってしまいましたが、我が家の近くの国道の街路樹の花水木が薄紅&白の花?をつけている。 実は花水木は花弁らしい花弁はないのである。花水木の4枚の花弁らしく見えるものは、じつはいくつもの花を包んでいる総包。これは6月のアジサイと同じ。花水木はミズキ科の植物。ミズキの名前は、樹液が多く、早春に切ると水が滴り落ちるからであるという。そのような性質であることからもわかるように、渓谷周辺などの水分条件の良い場所や渓谷斜面などに生育する木であるとのこと。花水木は大正初期に、東京市長がアメリカのワシントン市へ 桜を寄贈した返礼として、アメリカから贈られたと言う。 別名 「アメリカ山法師(やまぼうし)」。 アメリカから渡来したときに、日本の山法師に似ているのでとりあえずこの名前がつけられた、という経緯があるようだ。 英名では「dogwood」。花水木の皮を煎じて犬のノミ退治に使ったことからと。この命名はいかにも可哀想。日本にも『オオイヌノフグリ』と言う名の可憐な蒼い花があるがこれと同じでは。 この街路樹の花水木は特に艶やかな樹木では無く、普段は目立たないが、この時期と紅葉の時期には存在感を一気に感じさせてくれる木なのです。白い花のコブシやハクモクレンが既に終わって久しいですが、周囲の緑が濃くなってゆく中でこの花水木も真っ白に化粧して存在感を示しています。『ハナミズキ』は一青窈さんの、代表曲のひとつ。昨年この歌がアメリカ同時多発テロ事件発生時、ニューヨークにいた彼女の友人からのメールをきっかけに一週間ほどで書いた詞であったと知った事をブログに書いた記憶がある。そして今背中のBSテレビでは小椋 佳さんのコンサートが放映されている。そして彼の『くぐり抜けた花水木』も好きな歌である。私の大学時代に発売されたアルバム、そして購入したLP「道草」のなかに収められていた1曲であったと記憶している。この時期 何故かこの『小椋 佳』にはまっていたのだ。私が【ハナミズキ・花水木】という花の名前を知ったのは、もちろんこの歌が最初。今でこそ街路樹はじめ、あちこちで花水木の木は見られるが、当時はまだこんなにポピュラーな花木ではなかったのだ。そして昨年我が家の庭にもピンクの花水木を1本植えました。早く大きく成長し、この木の下をくぐり抜けたいものである。 【くぐりぬけた花水木】 作詞・作曲 小椋 佳その花の道を来る人の明るい顔の不思議さにくぐりぬけてみる花水木どことあてない旅先でそぞろ歩きの空と道囲みつくした花水木何故か君の事を何故か君の事を 考えてますあれ程疲れていた僕が何か夢でも見たようなまどろむ光の花水木立ちすくむ人の心には押し花にした思い出がよみがえり咲くか花水木何故か君のことを何故か君の事を 考えてます敷きつめた花のやさしさにこんな場所なら君を今直ぐにも呼びたい花水木何故か君のことを何故か君の事を 考えてますその花の道を来る人に明るい顔の不思議さにくぐり抜けてみた花水木そして若かりしあの頃 何故かこの歌で繰り返される歌詞『何故か君の事を 何故か君の事を 考えてます』に心惹かれたことを、そしてこの歌のこの部分のメロディーを懐かしく,そしてこの年になっても花水木の如く「瑞々しく」思い出している『アラカンオジサン』なのである。
2010.05.04
コメント(5)
我が趣味の養蜂場の横に昨秋種蒔きした『クリムソンクローバー』が次々と赤い花を開かせている。ヨーロッパ原産の多年草であるが、日本では夏の暑さを越えられないため、1年草として扱われているようである。名前の如くクローバーの仲間で、日本には牧草として明治時代にやってきたとのこと。クローバーの中では大柄で、草丈50cm、花穂は5cmくらいにはなっているのだ。この花は別名「ストロベリーキャンドル」とも呼ばれている。正しくチョット長めのイチゴ。我が家のミツバチ達がこの長めのイチゴの蜜を吸いに集まっている。さらに別名もたくさんあるようだ。「ストロベリートーチ」、「ベニバナツメグサ・紅花詰草」、「レッドクローバー」、「スカーレットクローバー」などは、本名の「クリムソンクローバー」も含め、すべてが赤い花色や花の形状に由来した名前なのである。赤い花穂を炎に見立てた「赤炎」との和名もあるようだが、やはり「ストロベリーキャンドル」がいちばん似合う名前であるのだ。そしてこの花はクローバーの1種であるので本来は牛の食べ物なのであるが、人間様も食べることが出来るとのこと。葉や花を天ぷら、サラダ、酢の物、お浸し、みそ汁の具にするのがスタンダードであると。花は蜜があり、生食できると言う。美味しいと言うほどではないけれど甘いとのこと。はやりの言葉?で言えば「エディブルフラワー(edible flower)」。食べられる花なのだ。このedible flowerの横には黄色とピンクのedible flower「もってのほか」という菊の花が我が農園でも成長中である。 我が農園で咲くクリムソンクローバーも開花が更に進み、真っ赤な絨毯の上で我が蜜蜂たちが蜜を求めて戯れることを、赤い炎の如く大いに期待している『素人養蜂家』なのである。
2010.05.02
コメント(1)
我が家の庭の片隅の『スズラン』が白いかわいい花を付けています。庭に植えっぱなしにしてありますが、毎年株が横に広がり花を咲かせます。まさに"鈴"そっくりで、名前もそこから来ているのですがこの植物はラン科ではなくゆり科なのです。とても可憐な花ですが有毒なのです。牛や馬に食べられずに残るため、牧草地に群生していたりするのです。スズランはヨーロッパの春の象徴として欠かせない花とされ、フランスでは5月1日を『JOUR des MUGUETS~スズランの日』とも呼び、愛する人やお世話になっている人へスズランの花を贈る習慣があり、贈られた人は幸運が訪れるといわれているようです。明るい新緑の中で花咲くスズランの姿は、何故か優しい気分にさせるのです。
2010.04.30
コメント(6)
我が家の裏庭の『アマドコロ』が可憐な花をつけています。アマドコロはユリ科の植物の一種で毎年この時期に花が咲くのです。葉は普通の緑のものと斑入りのものがあるようですが、我が家のものは白い班入り。冬の間は地上部が枯れ、地中の根の状態で越します。4月上旬になると茎を出して葉の付け根から1、2個のかわいい鐘形の白花を下向きに咲かせます。花の先端は緑色がかっていて少しだけ開いています。葉は笹をほうふつとさせる形で茎をはさんで左右互い違いに2列に並んでついています。そして茎は赤みを持ち、弓状にしなっているのです。 アマドコロは漢字で「甘野老」と書き、地中の根茎の姿形がヤマノイモ科のオニドコロ(鬼野老)に似ており甘みがあるところから名付けられたとのこと。アマドコロの地下茎は食べられるとのことです。早春に、芽をだしたばかりの若芽を地下茎の付着部よりとり、水洗いしてから、塩を入れた熱湯で茹でて、水にさらしてアクを抜くのです。油でいため、みそとミリンで味付け。酢、みそ、みりんであえたり、マヨネーズで食べるとのことですがどんな味がするのでしょうか。
2010.04.24
コメント(1)
我が会社の近くの大崎/目黒川沿いの八重桜が満開を迎えています。川の反対側にあるソメイヨシノの桜は既に完全に散り緑の葉が生い茂ってきましたがソメイヨシノの開花に半月遅れてこのヤエザクラが咲いているのです。花の形から牡丹桜(ぼたんざくら)や里桜とも呼ばれているのです。表現がむずかしいですがボッテリとした感じの花なのです。鈴なりの花をいっぱいつけ、チアガールが応援に使う「ポンポン」の様な花です。樹木全体にたわわに花を付けるため、その豪快さを愛する人も少なくないようです。サクラはバラ科の仲間。このヤエザクラは花びらの密度が高く豪華で、サクラの中でもっともバラの雰囲気を伝えているサクラではないでしょうか。「小倉百人一首」に載せられた有名な次の歌があります。、 いいにしえの 奈良の都の八重桜 けふここのへに 匂いぬるかななお、この歌の「ここのへ」は、「九重」のことで、桜の花びらが八重、九重と重なっている様と、禁中(宮中、九重)の事とにかけられているとのことです。今日はこれから大阪に出張ですが、大阪市造幣局(ぞうへいきょく)の有名な「桜の通り抜け」は、この八重桜の開花時期に行うとのことでインターネットで調べてみましたが、残念ながら昨日で終了したとのことでした。
2010.04.21
コメント(5)
我が庭の『ムスカリ』が、庭のあちこちに、青い花を咲かせています。寄せ植えにしてあるので青が見事です。このムスカリ、寒さにめっぽう強く地植えでOKな優等生なのです。別に手をかけなくても勝手に増えてくれその上、見事な青系というのも気に入っているのです。ムスカリの花はブドウの房を逆さに付けたような花です。その為、グレープヒヤシンスやブドウヒヤシンスとも呼ばれているのです。青色の可愛らしい小さな花ですが、この青い色から「失望」「失意」という何故か悲しい花言葉が生まれたようです。
2010.04.15
コメント(1)
我が家の農園に咲く淡い赤の菊桃。江戸時代からあるモモの品種で,花が菊の花のようになるのでこのように名付けらたのだ。N大学の校庭に咲く赤いチューリップ。我が庭に咲く白いチューリップの中にこんな深紅の花びらをもつものが。新芽の赤が美しいベニカナメモチ(レッドロビン)の生け垣。既に赤いツツジの花が咲いている。我が庭に咲く赤い木瓜(ボケ)の花。赤い花びらが光を透して美しい。赤が濃い芝桜。オオバベニガシワ(大葉紅柏、大葉紅槲)若葉が鮮やかな紅色で美しく、6月頃には葉は緑色に変化するのです。我が庭に咲く赤いアネモネ。クリムソンクローバーも我が養蜂場で咲き出しました。このリムソンクローバーは、最近人気が急上昇したクローバーの一種。イチゴを思わせる赤い花穂が面白いのです。そして一面真っ赤になり、花が満開になると、近寄るのが恐ろしいくらいミツバチがブンブンと寄って来るのです。
2010.04.12
コメント(2)
秋には綺麗な紅葉を見せてくれるモミジ。春先の新緑もいいものです。花もついて、5月になると羽のような実がなります。光に透き通った新緑の緑は感動ものです。
2010.04.10
コメント(0)
我が家の近くの道端に咲いている花々、ご近所の生け垣のベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)。光沢のある鮮紅色をした細紐のような花が咲いている。花の感じがとても珍しく感じられます。紫色のプロペラ状(5弁)の花をつる状に伸びた茎の先につける、つるにちにちそう(蔓日日草)。 白い房咲き水仙。中心の丸いの(呼び名が不明?)まで白なのがいいですね。紅白の芝桜。茎は立ち上がらずに横に這うように広がり毎年この時期に花を咲かせます。そして菜の花、訪れているのは我が家の蜜蜂?
2010.04.09
コメント(0)
満開の頃淡い薄紅色一色であった桜が、花びらが散り始めた。目黒川の水面に浮かび、ゆっくりと流れるピンクの花びら。これぞ『花筏』。そして道路の隅の吹きだまりにはピンクの絨毯が。花びらが散り始め、同時に若葉が芽吹き始めて新緑の葉の色が混ざり七分葉桜に。たった一度の限られた季節に咲き、そして舞い散る桜。人々に春の訪れを感じさせる日本の原風景。散って尚 桜は桜お疲れ様でした。散る桜に思いを込めて「ありがとう」。
2010.04.08
コメント(0)
我が家の庭の『花かいどう』がかわいい花を撓わに付けています。花の色がなんとも美しく開花前の、赤いつぼみが垂れ下がる姿も他の花にはない個性的な姿なのです。バラ科の落葉小高木で、中国の原産とのこと。楊貴妃の故事から「睡(ねむ)れる花」とも言われているようです。その美しさから、美人の形容として使われる花です。昔、唐の玄宗皇帝も楊貴妃をこの花にたとえて歌を読んだといわれています。花海棠(はなかいどう)の花言葉は『美女の眠り』。花言葉の通り、花柄が細長く、垂れ下がるように花を咲かせる姿は「美しい女性が眠っている姿」を思わせるのです。
2010.03.30
コメント(3)
冬の食卓を賑わせてくれただいこんも、この時期になると、とうが立って花を付けている。畑に咲いた大根の花。アブラナ科なので、花の色は違うが形は菜の花によく似ている。人知れず忘れられた茎に咲き人知れずこぼれ散る細かな白いだいこんの花 (向田邦子脚本TVドラマより)そしてこの大根の花の隣には白菜の花が咲いている。白菜の花は黄色い菜の花。そして再びその隣にはブロッコリーの小さな花が賑やかに咲き出した。
2010.03.26
コメント(0)
昨年10月初めに種蒔きし、ビニールトンネル内で育てたビオラが漸く開花を始めて来たのでプランターに移植しました。冬から春の花壇に欠かせない小輪系のパンジーです。ポットから抜き出すと、土の外側には真っ白な根が蜘蛛の糸のように一面に拡がっていました。イチゴの畝の両側にプランターを仮置きしました。ビオラは品種が豊富で、花色は紫、青、白、黄、橙、赤、黒、・・・・・と非常に多彩です。パンジー以上に丈夫で、病気にも強く作りやすいのです。それぞれ違う表情、雰囲気を色々に楽しませてくれ、その可愛らしさ、花びらの美しさが妙に気に入っています。あんなに小さな種一粒から、いったいいくつの花を咲かせてくれるのでしょうか。その生命力のすごさには感心するばかりなのです。楽器の『ビオラ』はバイオリンより一回り大型ですが、花のビオラはパンジーより小型なのが妙に面白いのです。寒い冬にも負けず越冬し春を迎え、これからしばらくの間次々と咲いてくれ、ビオラの花言葉『誠実』な愛を感じさせ、『私のことを思って』次々に花を見せてくれるのです。そして畑の所々から昨年こぼれた種から濃紫のビオラが芽を出し花を着けている野生派のビオラも私を楽しませてくれているのです。
2010.03.25
コメント(0)
我が家の庭も暖かい日が続いて、春の花の代表格の各種の水仙が咲き出しました。早咲きものは正月前にはすでに咲き出していましたが(「日本水仙」「房咲き水仙」などの早咲き系は12月から2月頃に開花)、 この時期の3月中旬頃から咲き出すものは、花がひとまわり大きいものが多いのです。スイセンは、地中海沿岸、カナリー島の原産で、ヨーロッパから、小アジアを経由して中国に渡り、それから、古くに日本に渡来したとのこと。名前の由来は、古代中国では、水辺を好んで繁茂する清らかな植物を「水の仙人」と呼んだといいます。この植物が繁殖することによって、「水の仙人」から「水仙」と呼ばれたのだそうです。 日本には、南宋の頃に修行僧が持ち帰ったとされていて、鎌倉時代に中国名の「水仙」をそのまま音読みにして「スイセン」という名になったとされています。 我が家の庭に咲く水仙各種を紹介します。ラッパ水仙。ラッパ水仙は色々な色があります。花びらも一重と八重咲きも・・・。全身真っ黄色で鮮やかなラッパ水仙。下向きに咲き、花びらが反り返っている種類。この水仙は全部真っ白なラッパ水仙。ラッパ部がうす黄色な種類。 口紅水仙。ジェントル・ジャイアントラッパ部が上に比べてやや小さい品種ピンク水仙八重咲き水仙、従来種 八重咲き水仙、ダブルファッション。黄八重水仙、 ピンクパラダイス。房咲き水仙 HPによると、海外では水仙は「希望」の象徴であり、ガン患者をサポートする団体の多くで、春の訪れと共に咲くこの水仙が「希望」のシンボルとして募金活動のキャンペーンに用いられているとのことだ。去年なら読み過ごしていた内容である。しかしスイセンは有毒植物でもあるのだ。同じ科のヒガンバナ同様、『リコリン』をはじめとした有毒成分を含んでいる。リコリンの最小致死量は、体重10kgに対して静脈注射では0.3gだそうですから・・・、体重60kgの大人でもわずか1.8gで死に到ることになるのです。中毒症状として、嘔吐、悪心、腹痛、下痢、脱水症状を引き起こすと。有毒成分は主に球根に含まれると言われるが、葉や花にも無いとは言い切れないらしい。現にニラと間違えてその葉を食した人が猛烈な嘔吐を催したとの報告もあるようだ。以前我が家も庭のムスカリの葉を、ニラの葉と間違えて調理した経験があり十分注意したいものである。【桜より水仙の花少しだけ早くも咲くか彼岸のこの日】・・・・・詠み人知らず
2010.03.23
コメント(1)
全569件 (569件中 451-500件目)