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FIRE(経済的に自立して早期引退)を達成して1年4ヵ月、今年の5月から書き始めた本ブログも今回で132回目を迎えました。 当初は、いかにしてFIREするかに関する私の体験談で始まり、後半はFIRE達成後の引退生活が主になりました。 9月からは最近同居し始めた愛犬の話も増えてきました。 恐らくは、これらからFIREを目指す皆様には徐々に退屈な内容になっていたかも知れませんね。 申し訳ありませんでした。 そこで、このあたりで一度区切りを付けようと思います。 本ブログは、FIREに関する私の実体験に基づくものです。 FIREの実現方法も4%ルールのようなエレガントなものではなく、以下の6つから成り立っています。① 退職金② 転職支援金③ 個人年金④ 確定拠出年金⑤ 確定給付年金⑥ 公的年金の繰り下げ受給 幸運だったのは②転職支援金と⑤確定給付年金があったことです。 すべての会社にあるわけではありませんから。 これら6つの手段により10年後の56歳で早期引退することができました。 在職最後の年(2020年)はコロナ禍と重なり、在宅勤務となったおかげで、自宅で一人で過ごすことにも慣れ、引退生活にソフトランディングすることもできました。 引退生活は、引きこもってネット動画ばかり観る生活から始まり、慣れるに従い本ブログを書き始め、今年8月末からは室内犬の愛犬(チワワ♀)を迎え入れ、穏やかに生活することができています。 経済的な自立に加え、引退して時間的自由を手に入れたおかげです。 FIREの醍醐味とは仕事をしなくてよいということではなく、時間の使い方とペースに対して自分自身が決定権を持っているということだと実感しています。 FIREに関する私のブログはひとまずの区切りとさせて頂きます。 何かの理論に基づいた話ではなく私が我流で実現したFIREの体験談でしたから、あまり皆様の役には立たなかったかも知れませんね。 こんな方法もあるのか、くらいに聞き流して頂ければ幸いです。 合計132回、拙い文章の本ブログにお付き合い頂きありがとうございました。 また他のテーマででもブログを再開できた日には、ご興味を抱いて頂けるよう願っております。 それでは失礼致します。
2021年10月28日
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FIRE(経済的に自立して早期引退)準備期間中は貯蓄率向上に向けて人とのおつきあいから離れていた為、人間と暮らす気になれなくて、今では愛犬と同居中です。 そんな私が少しずつ社会性を取り戻しつつあるお話をします。1.予防接種 愛犬を迎えてからは、お世話になったペットショップで定期的に予防接種やトリミングを受けています。 予防接種の際には、獣医さんから成長のペースや、予防すべき病気などについてお話を聞いたり、こちらからも質問したりしています。2.トリミング トリミングも、シャンプーだけかカットもするか、どこをどのようにカットするか、アンダーコートの処理はどうするか、などなどの相談をトリマーさんとします。 ペットショップですから、他のお客さんとも会話します。3.ペット用品の買い出し トリミングに限らず、トイレシーツやエサ・オヤツなど、ペット用品の買い出しにもペットショップへ伺います。 品出ししている店員さんに質問したり、愛犬を連れて行くため他のお客さんとも会話があります。4.散歩 愛犬を連れて歩いていると、犬を連れた方、連れていない方の両方が話しかけてくれます。 愛犬がチワワの子犬ということもあり、「小さいですねぇ」がキーワードで会話が始まります。5.実家 実家に犬がいたのは43年前なので、愛犬は非常に歓迎してもらえます。 歓迎してらもえるので私も行く回数が増え、愛犬の話題で盛り上がります。6.飼い主の社会性 子犬の散歩は、人やクルマなどの外の世界のものを見聞きして慣れさせ、恐怖心を取り除き、無駄吠えを防ぐ効果があるそうです。 私も、愛犬と出歩くことで人と会話する機会が増え、社会性を取り戻しつつあります。 仕事ではありませんから勝ち負けもありませんし、成果も要求されません。 獣医さんやトリマーさんを説得する必用も無いですから気楽なものです。 在職中よりも人との会話が好きになったようです。 どうやら今後の引退生活に新しい刺激がありそうな予感がしています。 愛犬の予防接種が来月で終わりますから、良い機会ですので更に愛犬と出かける機会を増やそうと思います。 愛犬も喜んでくれると良いのですが。
2021年10月27日
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まだ在職中の2017年10月にiPhoneXを購入して4年、バッテリーも弱り、老眼が進んでもっと大きな画面も欲しくなり、iPhone13ProMax(128GB)を購入しました。 今回は契約内容も含めて在職中と引退生活の違いについてもお話します。 キャリアはauです。1.在職中との画面サイズの違い 在職中は大きな画面はポケット内でかさ張るので避けていましたが、FIRE(経済的に自立して早期引退)を達成した後は服装も自由ですし、何ならポーチも持って歩けるので大画面のiPhone13ProMaxにしました。 大画面だけあって、これまでのiPhoneXよりも重いですね。2.マクロ撮影機能 愛犬の撮影用にマクロ撮影機能が欲しかったのも機種交換の動機ですね。 私には写真やビデオを撮る習慣はまったくありませんでしたが、愛犬を迎えてからは撮影の機会が増えました。3.2年ローン 端末代金は2年ローンにしました。 2年後に機種交換すると実質支払額は半額になるとのことです(auスマホトクするプログラム)。 2年後の機種変更でiPhone15ProMax(?)の価格が下がっていると嬉しいのですが。4.保険なし Appleケアなどの保険やさぽーート契約の類には加入しませんでした。 ハード面での損傷は、今までと同様に手帳型のスマホケースでガードします。 何度も落としていますが、iPhoneX自体は無傷でしたから。5.電話カケ放題なし ほとんど電話はしませんし、掛けても親兄弟(無料通話)だけなので、電話カケ放題は無制限も5分以内も加入しませんでした。6.月々の支払額(税込) 2回目以降の支払い額(税込)は、プラン料金2,178円/月、端末代金3,685円/月、合計5,863円/月となりました。 iPhoneXを端末代金の支払いが終わってからは3,612円/月でしたから、今回の端末代金も含めるとお得感があります。7.徹底的な断捨離 機種変更の動機がバッテリーの復活、大画面、マクロ撮影機能の3点ですから、ほぼすべてのオプション契約は削ぎ落しました。 電話はカケ放題サービスも無くすべて従量制で課金されますし、留守電サービスもありません。 データ通信は1GBを越えれば追加課金されます。 どうせ引退生活ですから、すべて削ぎ落して生活できるか試してみようと思います。 こういうことを無責任に試せるのが引退生活の良いところですね。8.端末代金の分割払い 今回の唯一といって良いオプション契約は、2年後に機種変更したら端末代金の実質負担額が半額となる(auスマホトクするプログラム)、というものです。 この考え方はクルマのリース契約と酷似していますね。 先日、私が契約したクルマのリース契約では、5年リースで残価が設定されており、5年後に新車に買い替えるなら残価分は支払い不要なのです。 もちろん残価を払えば買い取ることができます。 IT機器や自動運転化が進むクルマのように技術革新の著しい製品では、その性能向上を享受するために、全額負担で買い取るのではなくリースのような形態で月額負担を減らし、どんどん乗り換えていくという形態が適しているのかも知れませんね。 私も、今のところ5年後と10年後のあと2回、クルマを買い替える資産計画です。 恐らく2年後にはiPhoneも買い替えるかも。 どれくらい性能向上するのか、今から楽しみです。
2021年10月26日
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FIRE(経済的に自立して早期引退)を達成してから1年2ヵ月目に生後2ヵ月半で向かい入れた愛犬(チワワ♀)も生後4ヵ月半になりました。 今回は、愛犬と暮らし始めてちょうど2ヵ月経過した様子についてお話します。<生後2ヵ月半><生後4ヵ月半>1.愛犬の成長 チワワの4ヵ月は人間の5歳相当だそうです。 確かにこちらの指示もかなり理解できるようになり、何かをやめさせたい時は「マテ」と言えば止めますし、最近では「オスワリ」もかなりできるようになりました。 なぜか教えてもいないのに、「オテ」と「オカワリ」は「オスワリ」より前に立ったままするようになりました。 最近2週間くらいで急に理解力が高まったように見えます。 悪戯をした際には黙ってニラむと、黙って申し訳なさそうに目をそらします。 ですから私も声に出して怒ることはありません。2.同居するならやっぱり・・・ 私が一人暮らしですから甘える相手は私しかいません。 今もアグラをかいてブログを書いている私の膝の上に乗り、私の手の甲をなめています。 幸いにして愛犬は非常に無口なため静かです。 宅急便やピザ屋さんが来ると私と一緒に玄関まで来ますが、尻尾をブンブン振るだけで一言も声は出しません。 ちなみに私が外出から帰宅しても、玄関まで来てくれることはありません(笑) 尻尾も振ってくれません。 留守番が嫌いで静かに怒っているようです(恐) 私の衣類のバリエーションが少ないためか、部屋着から外出着に着替え始めると外出の準備だとわかるようです。 まとわりついて離れません。 帰宅時とは正反対ですね。 着替え終わった時に愛犬のキャリーケースをクローゼットから取り出すと半狂乱です。 ただし、その間も愛犬は無言です。 近い距離で付き合っていますが、非常に静かな関係ですね。 人間同士だとこうはいきません。 会話が無くなれば関係も冷めていきます。 男女ならなおさらですね。 そういう意味では、私と愛犬は非常に楽な関係です。 FIRE準備期間中は「おつきあい」という無駄遣いを排除してきたために、人間との付き合いは面倒くさくなってしまいましたから、愛犬は最高のパートナーです。3.FIRE準備とおつきあい 以前からお話しているように、外食、特に「おつきあい」と称する飲み会は、貯蓄率向上の敵です。 何が悲しくて価格が家食の3倍のおつまみ、家飲みの2倍の酒にお金を払うのでしょう。 焼き鳥だって居酒屋ななら70~100円/本くらいはしますよね。 これが業務スーパーの冷凍焼き鳥なら1本25~30円です。 バカバカしくてやってられません。 私の趣味は週1回のバー通いというお話をしました。 1杯800円の特定銘柄のお酒を5杯飲みます。 おつまみは食べません。 純粋にお酒とスタッフとのおしゃべりだけを楽しんで帰ってきます。 4,000円/回が4回/月ですから、16,000円/月の私の道楽です。 あとは家飲みオンリーですね。 業務スーパーと自動焼き鳥焼き機バンザイです。 ちなみに自動焼き鳥焼き機は6,280円(税込み)です。 居酒屋2回分くらいのお金ではないでしょうか。 投資対効果はバッチリです。 FIREのために貯蓄率向上を目指しますが、長期間のFIRE準備期間を何も楽しみ無しでは辛いかも知れません。 家食・家飲みでも、お金を使わなくても十分楽しめるのです。 問題は同僚・友人とのお付き合いを断ち切れるかです。 ただし考えてみてください。 貴方がFIREを達成して早期引退したら、少なくとも同僚とのお付き合いは自然消滅します。 一生懸命働いている方達が、早期引退して悠々自適な貴方の体験談を聞いて楽しいでしょうか。 そもそもお友達とのお付き合いが無いと耐えられない方は、FIREを目指すのはやめた方が良い、と私は考えています。 「あれも欲しい、これも欲しい」で実現できるほどFIREは甘くない、というのが私の体験談です。4.断捨離 私見ですが、おつきあいを切り捨てられない人はモノの断捨離も苦手かも。 モノにしろヒトにしろ、捨てられないのでは? 価値の有無は関係ないのです。 価値が無くても「記念」として保管しておきたいのです。 モノが多いから広いスペースが必要となり、無駄に広い住居に高い家賃やローンを払って住むのです。 一戸建て住居の敷地内にイナバ物置がある家を見ると、無駄なモノの多さを想像してしまいます。 イナバ物置の設置面積をお金に換算したら幾らなのでしょう。 人間というのは忘れる生き物です。 捨てても何を捨てたかを忘れてしまうものです。 私は断捨離の際に、何度か引き取り業者にお願いしましたが、具体的に引き取って頂いたものの記憶は曖昧です。 早期引退して1年4ヵ月が経過しましたが、在職中の同僚とは一度も会っていません。 日常の中で思い出すこともありませんでした。 もちろん向うからも連絡はありませんが。 そんなものです。 大切だと思っていたものが、実は大したことは無いのです。 在職中は起きている時間の大半は仕事をしてますから、同僚とのおつきあいも大切に思えるのです。 引退して仕事が無くなれば、その同僚がいなくなっても平気なのです。 ちなみに私には幼馴染とか学生時代から続いている友人は一人もいません。 生まれてからずっと同じ県内に在住でもです。 わざわざ関係を断ち切ったわけではありませんが、継続させる努力もしませんでしたから。 FIRE準備期間中も、FIREを目指すという目的があれば、おつきあいが無くなっても結構平気なものでした。 無くしてみれば理解できます。 無くす決断が出来なかっただけなのです。 やってみてください。 お金が貯まりますから。 以上は、ヒトとのおつきあいをやめて、愛犬との穏やかな生活に移行した早期引退者のお話です。
2021年10月25日
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私がFIRE(経済的に自立して早期引退)目指した最後の半年間はコロナ禍でした。 今回はFIREに対するコロナ禍の影響についてお話します。1.在宅勤務 私が勤めていた会社では2019年から週2日の在宅勤務が認められていました。 それが2020年初からのコロナ対策のため、出勤人数を3割に抑えるという目標に向け、在宅勤務日数が無制限となりました。 会議のほとんどはZoom会議のため、業者からの納品や紙の伝票の処理以外は出社することはありませんでした。 始業時にその日の業務計画を、終業時に業務実績をメールで上司に報告する毎日でした。 私は独身一人暮らしのため、基本的に終日一人という日々でした。 もともと一人暮らしですから、在宅勤務はまったく苦になりませんでした。 電話応対が減り、かえって仕事に集中できました。 この一人時間の連続は、FIRE後の生活に大きく寄与しました。 在宅勤務のおかげで引退生活にもソフトランディング出来たと思います。 もともと家にいたわけですから、仕事をしていた時間が自由時間になっただけです。 家事の内容・量も変わりません。2.通勤時間ゼロ 在宅勤務ですから当然ながら通勤時間はゼロです。 私の場合、往復で1.5時間くらいの節約になりました。 交通費は引き続き支給される中、通勤が無ければガソリン代も使いませんから会社には申し訳ない部分もありましたね。 8,000円/月くらいです。 在宅勤務が普通になれば、このあたりの制度も変わるのでしょう。 浮いた1.5時間はFIREに向けた資産計画の最終確認に使いました。 EXCELとニラメっこしながら、本当に今後の生活が成立するのか、何度も何度も確認しました。 16本ある個人年金保険の支給額と支給開始時期、公的年金の繰り下げ受給の制度確認、引退後の税額と社会保険料、生活費、交際費、自家用車の買い替え・維持費などです。 失敗したら取り返しが付きませんからね。 お陰様で万全の準備をもって引退できました。3.服装 在宅勤務では、クリーニング屋さんのお世話になるような服は着なくなりました。 襟のあるポロシャツです。 下はジーンズでした。 ワイシャツ×5枚とスラックスのクリーニング代が毎週1,500円も浮きます。 6,000円/月は大きいですね。4.オンライン飲み会 私の職場で私の役職だと、職場の飲み会の会費は5,000円/回くらいでした。 私は飲み会の際には帰宅するのも面倒ですしタクシー代も節約できるので、ビジネスホテルに泊まる習慣でした。 7,000円/回くらいですね。 これに二次会費用も加わりますから、合計15,000~20,000円/回の予算でした。 オンライン飲み会になると、自宅にある食材でつまみを作ります。 在宅勤務でほとんど自炊ですから、特別な出費はありません。 買ってくるのは酒類のみとなりました。 麦焼酎いいちこ900mlの873円のみです。 じつは毎晩の晩酌が習慣でしたから、この酒代もオンライン飲み会とは関係ありませんでしたが。 結局15,000~20,000円/回かかっていた飲み会費用が873円になったわけですから、ものすごい節約ですね。 蛇足ですが、職場の飲み会となると15~20名くらいは出席します。 当然いくつかのテーブルに分かれます。 そうなると最初から最後まで会話しない方もいます。 オンライン飲み会の場合は、全員の表情をサムネイルで見ることができます。 実体験として大人数の飲み会ならオンライン飲み会の方がコミュニケーションが取りやすいと感じました。 私の送別会もオンラインで開いて頂きましたから、全員にご挨拶することができました。5.家食 在宅勤務になる以前は、朝食・昼食は会社の社員食堂で食べていました。 会社からの補助が出ますから、自宅よりも良い食事を非常にお安く食べられました。 後片付けもありませんしね。 在宅勤務により三食とも自宅で食べることになりましたから、手間は増えました。 出費に関しては、仕事がありますから朝食・昼食は社員食堂よりも簡単なものにしたので増減はありませんでした。 夕食は、もともと自炊でしたので、コロナ禍の影響はありませんでした。6.バー通い 週1回のバー通いは、緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置の影響で断続的に行けなくなりました。 1回にウイスキー5杯で4,000円と決めてますので、16,000円/月です。 これが数ヵ月行けなくなりましたから、結構な節約にはなったと思います。 家飲みなら麦焼酎いいちこ900mlの873円ですから。7.まとめ 在宅勤務のおかげで外出が減れば出費も減ります。 車通勤だと通勤補助費も浮きます。 クリーニング代もかかりません。 オンライン飲み会の出費は十分の一以下です。 もともと三食は食べていましたから食費は変わりません。 趣味のバー通いはお店の休業・時短で減りました。 恐らくは30,000~45,000円/月の節約にはなっていたと思います。 コロナ禍の在宅勤務では家庭の食費が増えたと問題視されますが、それは家庭で料理する手間が増えただけで、出費はさほど増えていないと思います。 加えて外で使っていたお金が残ります。 ご家庭の場合は、その残ったお金が誰のものかという問題が残りますが。 外でお金を使わなくなった分、お小遣いを減らされた方は大変かも。 話をFIREに戻すと、結局コロナ禍はFIREを目指す方には追い風だったのではないでしょうか。 FIREを目指す上で、つまり貯蓄率を向上させる上では、ある程度の人付き合いは犠牲になります。 その練習にもなったのではないでしょうか。 問題は、コロナ禍が収まった後、どれくらいの会社が在宅勤務を残すかですね。 コミュニケーションはZoomもありますから良いですが、一人で仕事をしているとサボる輩も出てきますからね。 残業管理も大変でしょう。 このあたりもITの力で管理できないと、在宅勤務を採用する会社は減ってしまうかも知れませんね。 東京の通勤電車のラッシュは緩和されたという噂を聞きますが、今後に注目ですね。
2021年10月22日
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FIRE(経済的に自立して早期引退)を達成した後に何するの、という疑問を投げかけてくる方がいらっしゃいます。 私自身も何度か質問されました。 最近の私のブログを読んでいただいた方達ならば、決して退屈していないことはご理解頂けると思います。 一方、定年退職した方達、特に仕事に没頭して来た方達が引退後にやることがなく、家にいるだけで家族からも邪魔者扱いされる、といった話を聞いたことがあります。 そもそも定年退職とFIREはまったく異なります。 定年退職は、ご本人の意志とは関係なく、強制的にやってきます。 計画などしなくともやって来ます。 しかも2019年の金融庁の報告書によると、定年退職者の半数は自分の退職金の額さえ知らずに定年を迎えるそうです。 そのような方達が定年退職した後の生活を真面目に考えていたとは思えません。 退職金と年金で生活費が足りるか否かさえ確認していないのではないでしょうか。 「定年退職後は夫婦でのんびり旅行に」とか「最後の車として高級車を」といった話を聞きますが、これって「計画」でしょうか。 必要なお金は本当に存在するのでしょうか。 私に言わせれば「妄想」に過ぎません。 FIREは、引退そのものが計画的です。 あらかじめ引退後の生活設計を行い、必要な資金額を明確にし、計画的に資産形成します。 貯蓄率を上げるために過ごすシンプルな生活は習慣となり、引退したからといって散財したりしません。 死ぬまでにいくら必要かという認識がありますから当たり前です。 ただ私の場合、FIRE達成後に何をする、についてはそれほど真剣に考えていませんでした。 聞かれた時は「バー通いとそのための健康維持に努めます」と答えていました。 これは本心でした。 実際に引退してみると、まったく退屈はしませんでした。 一人暮らしですから掃除・洗濯・炊事はすべて自分でやります。 自炊の2~3倍のお金がかかる外食には興味がありませんでしたし、料理そのものが好きでした。 これだけでも結構やることはあります。 コロナ禍の自粛生活もまったく苦になりませんでした。 掃除・洗濯・炊事以外に「xxをする」といった具体的なものは何もありません。 たまにドライブに出かけたり、親兄弟と実家で食事会をしたり、自宅の模様替えをしたり、ネット動画を観たり、今年になってからは本ブログを書いたり、最近は愛犬の世話をしたり、とこれくらいですね。 ペットショップやネットで愛犬グッズをウィンドウショッピングするのが最近増えた楽しみでしょうか。 ペットショップは愛犬も連れて入店できますからハマってます。 目的意識を持って生活しているわけではありませんが、今の生活こそが悠々自適だと感じています。 特に贅沢は必要ないと思います。 一番の楽しみは「自由」ですから。 33年間のサラリーマン生活から解放され、何をいつするのも決定権は自分にあります。 あとは健康で普通に生活が送れる生活基盤さえあればそれで良いのです。 これは33年間のサラリーマン生活の後だからこそ、そのありがたみを実感できるのかも知れませんね。
2021年10月21日
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FIRE(経済的に自立して早期引退)を達成したら自分のやりたいことだけをしたいという思いでFIREを目指されている方は多いと思います。 そこで今回は、私が引退したからこそ出来ていることをお話します。1.突然の日帰り旅行 在職中から週末のドライブが好きでした。 特に車間距離を維持してくれるクルーズコントロールを装備した車を購入してからは出かける回数が増えました。 往復400kmくらいの日帰り旅行です。 ただし、在職中は週末しか行けませんでしたら、週末かつ晴天という組み合わせを待つ必要がありました。 週末といっても翌日に仕事がある日曜日は避けましたから、土曜日がほとんどでした。 引退してからは、曜日の制限がありませんから、天気が良ければ即出発といった感じです。 平日は高速道路の休日割引が使えませんが、引退後は時間がたっぷりあり、かつ翌日の心配もありませんから、往復もしくは行き帰りのいずれかは一般道を使っています。 高速道路のサービスエリアも良いですが、一般道の道の駅も楽しみの一つとなりました。 贅沢としては、2ヵ月後に愛車(N-BOX Custom)のマイナーチェンジが予定されており、渋滞追随機能が追加されることになりましたので予約購入したことでしょうか。 下取りが良かったので実質150万円くらいでした。 好きな車がたまたま軽自動車なので助かってます。 軽自動車の取り回しの良さと最新装備を体感したのもあり、普通乗用車に戻る気はまったく無くなりました。2.愛犬 働きながらペットを飼われている方は沢山いらっしゃいますが、せっかく飼うなら一緒の時間を沢山持ちたいですから在職中はペットを飼うという発想はありませんでした。 不在の間に吠えれば近隣に迷惑ですし、トイレシーツは汚れたら即交換しないと臭いですし。 引退して1年3ヵ月で同居を開始した愛犬には、たまに4~5時間の留守番をさせることもありますが、ほとんどの留守番は1時間くらいです。 急ぐ必要も無いので、トイレが済んでから出かけるようにしていますから、帰宅してもまったく異臭はありません。 愛犬自身もトイレシーツ交換係の私がいない時はトイレを自粛しているのかも。 良い子に育っています。3.断捨離 引退したら不要なものを沢山断捨離できました。 主に衣類ですね。 スーツ、ブレザー、スラックス、ワイシャツ、通勤用ポロシャツです。 捨てすぎて買い直したものもありましたが(笑) クリーニングが必要な衣類はほとんど着なくなりましたから、クリーニング屋さんに通うのは冬から春への衣替えのタイミングくらいになりました。 時間に加えお金も節約できています。4.料理 昔から自炊派でしたが、時間に余裕が出来た分、料理の回数は増えました。 調理家電も増えましたら、レパートリーも増えましたね。 豚の角煮なんて電気圧力鍋があれば簡単です。 親兄弟から色々リクエストをもらっています。5.平日セール コロナ禍の影響で客足を分散させるための平日セールが増えました。 衣料品コーナーなどは平日は空いていますから助かります。6.デパ地下 こちらも平日の開店直後は空いてます。 デパ地下の良いところは、開店直後でも品物が出揃っているところですね。 スーパーだと平日の開店直後の食品売り場は欠品だらけですから。7.引退後の贅沢 愛車と愛犬の購入費以外は、それほどお金を使っていないことにお気づきでしょうか。 愛車も軽自動車ですから、高級車を購入されることが多い定年退職者と比べれば節約派(?) 自分としては本当に贅沢したなぁと感じているのは愛犬(チワワ♀)だけですね。 一目惚れで価格度外視でしたから。 まあそれでも預金残高の推移グラフは確認の上で購入しましたが。 ずばり申し上げると、私が引退後の1年3ヵ月で愛車・愛犬・調理家電など生活費・交際費以外に費やしたお金の合計は約250万円です。 私の子供の頃のトヨタ自動車のCMに「いつかはクラウン」というキャッチコピーがありましたが、私の場合はクラウンの半額以下ですね。 FIRE達成後の贅沢のほとんどは、時間的自由のおかげです。 経済的に自立して働く必要もなく、誰からも命令されない自由です。 FIREの目的が色々語られていますが、結局はこれです。 大丈夫ですよ。 まったく退屈などしていませんから。 皆様も是非FIREを目指してみてください。
2021年10月20日
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FIRE(経済的に自立して早期引退)達成後も、引退後の楽しみとして75歳までは自家用車の保有は継続する予定です。 今回は予定よりも2年前倒しではありますが、愛車(ホンダ N-BOX Custom)を次モデルに乗り換えることとなりましたので、経緯と老後資金への影響のお話をします。1.きっかけ 2か月後にN-BOX Customのマイナーチェンジが実施されると発表されました。 現行モデルも大好きですが、改善希望はありました。 その希望が今回のマイナーチェンジですべて満たされることとなりました。 機能・性能だけでなく外観までもです。 外観については、私はメッキパーツが好きではないので、ボデーと同じホワイトに塗ってもらったり、ルーフ部分だけ色を変えてツートンカラーにしてもらったりと、ディーラーの担当営業さんにはご苦労をお掛けしていましたから、今回のマイナーチェンジ情報は驚きでした。 日頃から担当営業さんには、次モデルへの希望をお話してありましたので、早速ご連絡頂きました。2.商談 ディーラーに伺った時点で、私が希望するであろうオプションも含めた見積書がほぼ出来上がっていました。 さすが7年お付き合いしている担当営業さんです。 今回購入する車が3台目ですからね。 ただし、今回は購入方法をリース(楽らくまるごとプラン)に変更して頂きました。 車両本体価格だけでなく、5年リース料の中に税金・保険・車検・点検・パーツ交換などの費用もすべて含めて頂き、リース料さえ払っていればその他の維持費用は不要、という契約にして頂きました。 結果、5年リース料は初回のみ98,000円、残り59回は49,500円/月となりました。3.老後資金への影響 今回の商談は、契約手続きもすべて含めてちょうど2時間でした。 購入自体は雑談も含めて即決30分で、あとは支払い方法の違いによる金額の確認が30分、契約手続きが1時間でした。 私が自宅に印鑑を取りに帰る時間も含めてです。 購入を即決できたのは、事前にいつもの預金残高推移グラフ(下図)にて「この金額なら大丈夫」というシミュレーションが終わっていたからです。 以下の2つのグラフは事前検討段階のグラフと、契約完了後のグラフです。① 事前検討段階の預金残高推移② 契約完了後の預金残高推移 おわかりのように、グラフにはほとんど変化がありません。 リース契約には車両保険への加入が必須など、事前の想定との相違により、多少の変化はありましたが、変化量は想定の範囲内でした。 4.預金残高推移グラフの威力 以前からお話しているように、この確認が簡単にできるのは、100歳までの収入と支出および預金残高を月単位でEXCELで管理しているからです。 このツールのおかげで安心して暮らすことができています。 このグラフは、以前はいつになったらFIREを達成できるか(引退しても良いか)を判断するツールでした。 引退後は、今の暮らしで将来は大丈夫かを判断するツールとなりました。 毎月初に現時点での預金残高を更新し、生活費の改善に用いているだけでなく、今回のような大きな買い物をしても大丈夫かの確認にも使えています。 FIREも定年退職も、月給が入って来なくなる以上、引退後は資産管理が命です。 ライフワークの一つと考えています。 少なくとも定年を迎えたサラリーマンは全員やられるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
2021年10月19日
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FIRE(経済的に自立して早期引退)を達成して1年3ヵ月、愛犬と暮らし始めてもうすぐ2ヵ月になります。 引退生活もすっかり板につき、愛犬も加わって、のんびりとした時間の流れの中で暮らしています。 今回は愛犬シリーズの6回目として、FIRE準備(貯蓄率向上)の後遺症で人間と疎遠になった私と愛犬の同居生活についてお話します。1.ほど良い距離感 愛犬のケージのドアは、24時間開放してあります。 1LDKの室内は、何も制限を設けず、どこでも徘徊できます。 これは一週間足らずでトイレを覚えてくれた愛犬が獲得した特権です。 まだ体重1.3キロのチワワにとっては、室内をウロウロしたり、走ったりするだけで運動になるようです。 1時間遊んで2時間寝る感じです。 私がパソコンに向かったり、テレビを見ている時は、アグラをかいている私の膝の上で寝ていることが多いですね。 我が家にお迎えした当初は、独立心をつけるために、やたらに構う、抱く、目を合わす、一緒に遊ぶなどは意識して避けました。 留守番してもらう時も、一切目を合わさず声も掛けずに自宅を出ます。 ぬいぐるみを口に咥えて持ってきて、遊んで欲しそうな時もありましたが、同居1ヵ月を過ぎたあたりからは無視しました。 結果、一人遊びが習慣となり、飽きると私の膝の上で寝る、といった生活スタイルに。 留守番してもらっている際にも、ペットカメラで見る限り、寝てるか一人遊びをしていてくれます。 4~5時間の留守番なら大丈夫なようです。 お互いを束縛しない良い関係ですね。 ただ、私が帰宅しても玄関で迎えてくれたり、尻尾フリフリしてくれたりもしません。 「どこへ行ってやがった」という感じの沈黙で迎えてくれます。2.人見知りなし 私の親兄弟、トリマーさん、獣医の先生、宅配便、宅配ピザなどなど、誰にもでも尻尾を振って近くに行こうとします。 我が家に冷凍庫を設置してくださった家電量販店のスタッフさんが室内に入ってきても平気です。 一番好きなのはトリマーさんのようです。 優しい人は分るのでしょうか。3.無駄吠えなし 今のところ誰にもまったく吠えません。 無口な子です。 あまりテレビの音量を上げたくないので、私は家では常時ワイヤレスイヤホンで聴いています。 他人が見たら随分静かな暮らしに見えるでしょうね。4.外出 1ヵ月前に生後2回目の予防接種が終わってからは、ほぼ毎日、社会勉強のために抱っこ散歩に出かけています。 通りすがりの人間、自動車などに慣れさせるためです。 抱っこヒモの中から頭だけ出して、周囲を眺めています。 たまにお声を掛けてくださったり、撫でてくださったりする方がいらっしゃいますが、まったく平気なようです。 抱っこしながらの散歩なので、途中で寝落ちしていることもよくあります。 その他の外出にも可能な限り連れて行きます。 車で移動の際にはキャリーバッグに入ってもらいますが、外出できると知っているようで、クローゼットからキャリーバッグを取り出すと飛び込んで来ます。 昨日、3回目の予防接種が完了しましたので、1週間後からは普通に地面を歩く散歩ができるようになります。 首輪にはすぐに慣れてくれましたが、リードはどうでしょう。 5.ストーキング 留守番はできますが好きではないようです。 自宅で私が玄関の方向へ向かうとストーキングしてきます。 行先がトイレ・洗面所・お風呂だと分かれば、納得して戻って行きますが。 私の着替えも外出準備だと理解しているようで、そばに来て見ています。 置いて行かれないか心配なのでしょう。 そこで私がキャリーバッグを取り出せば大喜びとなります。6.飼い主の仕事 考えてみれば、一日のうち結構な時間を愛犬に使っていますね。 主な作業は以下の通りです。 いずれも毎日のことです。① トイレシーツ交換② エサやり③ ブラッシング④ レーキング(アンダーコート処理)⑤ シャンプー⑥ 抱っこ散歩 ①トレイシーツ交換は、愛犬がトイレしたらすぐに行います。 トイレシーツの説明には「オシッコ3回まで大丈夫」とか書いてありますが、臭気の面で信用していません。 我が家では、3か所にトイレシーツを設置していますが、汚れたトイレは嫌なようで、留守番から帰ると複数個所のトイレシーツが使われています。 ⑤シャンプーも衛生面からは当然ですが、体臭防止でもあります。 3日もシャンプーしなければ臭い始めます。 出迎えた当初はお風呂に入れないのでシャンプータオルを使っていましたが、今は私とお風呂でシャンプーです。 体臭がまったく違いますし、ツヤツヤ・フワフワです。 まめな①トイレシーツ交換と⑤シャンプーのおかげで、部屋のペット臭は無いと思います。 外出から帰宅しても臭いませんから。 ③ブラッシングはお風呂上りに、④レーキングは毎朝ですね。 今は10月。 初めての換毛期です。 ④レーキングでアンダーコートがビックリするくらい抜けます。 アンダーコートの無いロングコートチワワもいるそうですが、愛犬はしっかりアンダーコート装備でした。 ②エサやりは、毎朝ドライフードです。 缶詰の方が美味しそうですが、高齢化して歯が弱るまでは教えないつもりです。 散歩・留守番の後のオヤツのササミサラミが一番贅沢、ということにしてあります。 ⑥抱っこ散歩は、前述の4.外出も参照ください。 私にとっては、FIRE達成後のナマった身体のためでもあります。 引きこもりがちな私ですから、太陽の光を浴びる良い機会です。7.引退生活 本ブログの執筆の他に、一人暮らしですので掃除・洗濯・炊事・買い物もありますから、退屈していたわけではありません。 ただしボーっとYouTubeやAmazonPrimeを観ていた時間が愛犬との時間に変わりました。 抱っこ散歩やペット用品の買い物など、外出も増えました。 愛犬を見て話しかけてくれる方もいます。 おかげで他人とお話する機会も増えました。 良い傾向です。 これで引きこもったまま高齢化してボケていく未来を回避できそうです(笑)。
2021年10月18日
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今回は、FIRE(経済的に自立して早期引退)達成後に不要となるものについてお話します。1.FIRE達成当初 引退した勢いに乗って断捨離しました。 主にポロシャツとチノパンで通勤していましたから、スーツは夏と冬の各1着しか持っていませんでした。 それでも、以下を処分しただけで45Lのゴミ袋が4袋出ました。 もともとFIREに向けた資産形成のため、衣服にはお金を掛けていませんでしたが、ゴミの量には驚きました。① 衣類・スーツ・ワイシャツ・ネクタイ・通勤用ポロシャツ・通勤用チノパン・通勤カバン・私服用ジャケット・ジーパン② 雑貨・テレビ台・ラグ・不要な食器等々2.FIRE達成後1年3ヵ月 まだ処分はしていませんが、「これは要らないなぁ」と考えているものとして、相当量の私服があります。 昨シーズンの冬は暖冬とコロナ禍の引きこもりで一度も袖を通していないオーバー、ジャケット、セーターが大量発生しました。 今年の夏は、郊外のショッピングセンターのセールで購入したTシャツ(5着)で終わってしまいました。 昔は趣味で集めていたアロハシャツは一度も着ませんでした。 春や秋のジャケットもほとんど着ませんでした。 着ない衣類でクローゼットが塞がっているのもアホらしいので、処分を考えています。 恐らくはその他の雑貨も含めて45Lのゴミ袋が10袋くらいになりそうです。3.反省 捨てすぎたものもありました。 先日、礼服用以外に白いワイシャツが1枚も無いことに気づき、少し焦りました。 紺色のブレザーと黒のスラックス、白いワイシャツは引退しても大人として保有しているべきだと思います。 私は、在職中の通勤用の衣類は、同じポロシャツやワイシャツを5枚購入して着まわすなど、パターン化して節約するやり方でした。 引退してから購入した衣類は、バリエーションがありすぎて、かえって着ないものが増えたように感じています。 そこで私服もパターン化を考え中です。 流行に捕らわれない組み合わせで同じものを3着ほど購入し着回すわけです。 これによりお金の節約だけでなく省スペース、シンプルライフを狙っています。
2021年10月12日
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先回は、私自身の老後における公的年金の繰り下げ受給開始後の預金残高の積み上げと、介護施設への入所年齢の前倒しとの関係についてお話しました。 75歳から100歳までの資金計画と言い換えてもよいでしょう。 そこで今回は、FIRE(経済的に自立して早期引退)達成(56歳)から75歳までの資金計画についてお話します。1.主な資金 私のFIRE軍資金は、主に以下の7つで構成されています。① 退職金(1,000万円)② 早期退職に伴う転職支援金(1,000万円)③ 確定拠出年金(60歳で約420万円)④ 確定給付年金(60歳から終身で6.4万円/月)⑤ 個人年金保険(16本 合計4,130万円)⑥ 老齢基礎年金の繰り下げ受給(70歳~ 1.42倍)⑦ 老齢厚生年金の繰り下げ受給(75歳~ 1.84倍)2.各資金の用途 ①~⑥は56歳から75歳までの軍資金、⑦が75歳から100歳までの軍資金です。 先回見直した私の預金残高の推移グラフを見ながらお話します。 前回、介護施設への入所は80歳からとすることにしました。 施設入所の軍資金は、75歳からの⑦老齢厚生年金の繰り下げ受給により80歳までの5年間で積み上げます。 では75歳までの生活についてお話します。 57歳時点での約1,500万円は、①退職金、②転職支援金です。 当初2年間は、この預金を食いつぶしていきます。 60歳になると、③確定拠出年金(約420万円)の一括支給を受けられる共に、④確定給付年金(6.4万円/月)の受給も始まります。 こちらは終身で受給できるありがたい企業年金です。 この他、60歳から75歳までの預金残高の凸凹は、16本契約してある⑤個人年金保険が順番に満期を迎えるからです。 これにより75歳で⑦老齢厚生年金の繰り下げ受給(1.84倍)が始まるまでの18年間に渡り、預金残高500万円以上をほぼ維持できる見込みです。 その間、70歳から始まる⑥老齢基礎年金の繰り下げ受給(1.42倍)の貢献も大きいですね。 老齢基礎年金(国民年金)の支給額は少ないと思われがちですが、満額で約6.5万円/月が70歳からの繰り下げ受給で約9.2万円/月となりますから侮れません。3.個人年金保険 順番に満期を迎える個人年金保険は、公的年金の繰り下げ受給と共に私のFIRE資金計画の要です。 以前にもお話しましたが、個人年金保険の最大の特徴は、満期を迎える前に解約すると元本を割ってしまう、ということです。 意志の弱い私にとっては、早期解約の誘惑への対策となっています。 私の場合は、老齢厚生年金の繰り下げ受給が始まる75歳までの食い繋ぎと、75歳から介護施設へ入所予定の80歳までの預金の積み上げが引退生活の要です。 私のFIRE準備はまだ終わっていないのかも知れませんね。
2021年10月11日
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先回は、介護施設への入所年齢見直しについてお話しました。 85歳の入所予定だったものを80歳に前倒しし、かつ100歳時点での預金残高が寂しくなるので介護施設のレベルを27万円/月から25万円/月に落とす、というものでした。 FIRE(経済的に自立して早期引退)を達成したものの、後期高齢者になってから生活が破綻したのでは洒落になりません。 85歳まで自宅で一人暮らしというのは少し高すぎる目標にも感じられました。 そこで入所年齢の前倒しの検討結果としてご紹介したのが以下の3つのグラフでした。 今回はこのグラフについて少し補足させて頂きます。図1.従来案(85歳入所) 「図1.従来案(85歳入所)」において75歳から85歳で預金残高が増えるのは、繰り下げ受給する老齢厚生年金の受給が始まるためです。 65歳からの受給と比較すると1.84倍の受給額です。 これにより85歳までに預金残高を積み上げておいて、少しレベルの高い介護施設に入所しようという計画です。 施設費用を高く見積もってあるので、年金だけでは賄えず、85歳から100歳で預金残高は減少するわけです。図2.80歳入所 「図2.80歳入所」では、同じく75歳から老齢厚生年金の繰り下げ受給により預金残高が増えます。 しかし80歳で施設に入所してしまうため、”預金残高の積み上げ期間が短くなり”、逆に入所してから100歳までの年数は長くなるため、100歳時点での預金残高が500万円にまで減ってしまうのです。 グラフの最高到達点が図1では2,000万円近かったものが、図2では1,500万円弱にまで下がりますから当然ですね。図3.80歳入所&施設レベルダウン 「図3.80歳入所&施設レベルダウン」では、「図2.80歳入所」の場合に対して入所予定の施設のレベルを下げ(27万円/月→25万円/月)、入所後の預金残高の減少カーブを緩やかにしました。 結果として、100歳時点での預金残高を2.5倍近くに引き上げることができるのです。 私の老後資金の要は、75歳からの老齢厚生年金の繰り下げ受給(1.84倍)により、施設入所までにどれだけ預金残高を積み上げることができるかです。 75歳という受給開始時期を前倒ししたのでは、繰り下げ受給効果が下がってしまうため意味がありません。 よって100歳時点での預金残高を増やそうと思えば、施設入所(80歳)からの預金残高の減少カーブを緩やかにするしかないのです。 これは、公的年金の繰り下げ受給という制度に頼った私のFIRE計画の弱点です。 もちろん、自分自身の健康年齢を引き上げて、施設入所時期を遅らせることができれば、預金残高の最高到達点も上がりますから余裕が生まれます。 私にとっての今後の最大の課題は健康維持ということですね。 いかがでしたでしょうか。 通常のFIRE実現手段(例:4%ルール)とは異なる、「個人年金と退職金で食いつなぎ、公的年金の繰り下げ受給で豊かに暮らす」という私の手法とその弱点は参考になりましたでしょうか。 FIRE実現手段として有名な4%ルールには少なからず投資運用というリスクがあります。 私の場合にも、公的年金の繰り下げ受給開始後、預金残高が再び積みあがるまで健康(一人暮らし)を維持できるか、というリスクがあります。 FIRE実現手段には、手法同士の優劣というよりは手法ごとに長所・短所があります。 どの手法を選ぶかは決断です。 よくご検討ください。
2021年10月08日
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FIRE(経済的に自立して早期引退)を達成した後、引退生活においては独身の私は85歳での介護施設入所を計画しています。 しかし、85歳まで一人暮らしが可能だろうか、という不安が残ります。 そこで入所年齢の前倒しを検討してみました。1.従来案 従来は、老人ホームも含めて介護施設への入所を85歳と設定していました。 その際の預金残高の推移は下図の通りです。 100歳になっても1,250万円が残っている見込みです。2.修正案A 老人ホームも含めて介護施設への入所を80歳に変更しました。 5年の前倒しです。 入所施設は従来案と同じ(27万円/月)です。 結果が下図グラフです。 尚、ここでは57~74歳のグラフ形状の変化は別事情からですので無視してください。 100歳時点での預金残高は550万円にまで下がります。 100歳時点では年間63万円ずつ預金が減っていく見込みですから、預金が無くなるのは108歳です。 入所施設(27万円/月)のレベルを下げた方がよさそうです。3.修正案B 入所年齢は修正案Aと同じ80歳ですが、施設のレベルを25万円/月(▲2万円/月)に下げました。 入所後の預金残高の減り方が全然違いますね。 結果、100歳時点での預金残高は1,200万円をキープすることができました。 100歳を越えても預金がゼロになるまでに19年を確保できました。 仮に健康を害して、もっと早く施設入所が必要となった場合はどうでしょう。 入所を更に5年早めて75歳とした場合、100歳時点での預金残高は200万円になります。 その場合は更に施設のレベルを下げる必要はありそうです。4.健康年齢 ひとまず修正案B(施設レベルを下げて80歳入所)を採用することとしました。 しかし、この案も独身の私が80歳までは自立して一人暮らしが可能であることが前提です。 経済的に自立して早期引退し、自由を手に入れた私ですが、次の課題は80歳までの健康確保です。 現在58歳の私には、あと22年あります。 まずは飲み過ぎ・食べ過ぎに注意し、健康年齢の延長を目指します。 せっかくFIREを達成したのですから、楽しい人生を維持したいですね。 最後に大切なことを一つ。 今回の計画見直しには、検討およびグラフ修正含めて所要時間は1時間くらいです。 これは綿密な金銭計画を予めEXCEL化してあるから可能なのです。 FIREにおいて金銭計画は「だいたい」では済まされません。 お気を付けください。
2021年10月07日
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先回は、FIRE(経済的に自立して早期引退)した後の長生きリスクに触れました。 今回は、リスクの具体的内容についてお話します。 制度については、関係機関のホームページにも詳細が掲載されていますから、要約させて頂きます。1.前提 私は、公的年金を繰り下げ受給する予定です。 老齢基礎年金は70歳から受給開始で1.42倍、老齢厚生年金は75歳から受給開始で1.84倍を受給予定です。 この他に企業年金も受給予定です。 総支給額は、4,587,896円/年です。 ここから色々引かれて手取りは3,738,948円/年です。2.税金 所得税・県民税・市民税です。 年齢に関係なく所得に応じて負担しなければなりません。 私も前述の総支給額に対して405,313円/年が徴収されます。3.社会保険 社会保険には、医療分・復興支援金分・介護分・後期高齢者医療保険があります。 ここでは75歳以上が負担する介護分と後期高齢者医療保険についてお話します。 私の場合の合計保険料は、443,635円/年です。 総支給額4,587,896円/年から税金405,313円/年と社会保険料443,635円/年を引くと手取り3,738,948円/年となるわけです。 約18.5%が徴収されてしまうわけです。 まあそれでも月額で手取り311,579円/月ですから、賃貸マンション暮らしやその後の介護施設暮らしも何とかなりそうです。4.健康 長生きすれば病気になる確率は上がります。 平均寿命が短かった時代にはかからずに亡くなっていた病気にも現代はかかります。 白内障が良い例ですね。 患者数が年々増えています。 病気にかかる前提で医療費の準備が必要です。 最低限の医療保険には加入すべきだと考えます。 私は60歳まで掛け金を払えば、以後は終身で保障してくれる医療保険に加入しています。 持病があるため掛け金は高かった(35,000円/月)ですが、安心料と捉えています。 私の持病は、緑内障、軽度の白内障、高血圧、高脂血症、高尿酸値です。 毎月1回、眼科と内科に通院していますし、定期健康診断の受けています。 3ヵ月に1回、歯科検診と歯のクリーニングも受けています。 いずれも定期的に通院しているおかげで、自覚症状は何も出ていません。5.介護サービス 要支援・要介護となれば、さまざまなサービスを受けるためのお金が必要となります。 介護保険料を払っておけば、要支援・要介護のレベルによって介護サービスを享受することができます。 下表の「支給限度額」までサービスを受けることができます。 それ以上は全額自己負担です。 ただし、支給限度額には自己負担分も含まれています。 自己負担額は収入により1割負担・2割負担・3割負担と増えていきます。 公的年金の繰り下げ受給をすれば、収入が増えますので、自己負担割合が増える可能性もあります。 私は合計所得が340万円/年を越えますので3割負担の見込みです。 要介護度が低い内は良いのですが、父親と同じ要介護5ともなれば1割・2割・3割負担の差は大きいですね。 このあたりも公的年金の繰り下げ受給の賛否が分かれる原因でしょう。 皆様も噂に翻弄されず、ご自分の将来の収入に基づいてきちんと損得を見極めてください。 私は計算結果として得だと判断したので公的年金を繰り下げ受給を選択します。6.介護施設 自立から寝たきりまでの様々の入所希望者に対して、それぞれに適した介護施設が存在します。 ただし自立も含めて要介護度が低ければ自己負担額は増えます。 介護保険で賄える額が少ないからです。 私はたとえ自立していても、85歳からの施設への入所を予定しています。 費用としては273,600円/月を見込んでいます。7.交通費 75歳で運転免許は返納予定です。 従って75歳から85歳の施設入所までは公共交通機関やタクシー代が必要となります。 ただし自家用車の購入費の月割り換算値と維持費を含めれば5万円/月が必要ですから、それに比べれば交通費など安いものです。8.交際費 少なくとも85歳で介護施設に入所してからは、交際費はほとんどかからないでしょう。 独身なので施設まで金の無心に来る人間もいません。9.寿命設定と対策 問題が長生きリスクなので、自分の寿命を設定して計画を立てる必要があります。 私は血縁の方々の実績から90歳は軽く越えそうです。 現時点で父親が90歳、母親が87歳です。 そこで自分の寿命は100歳と設定しています。 科学の進歩で更に長生きリスクは増しますから、100歳時点の預金残高にも下図の通り余裕を持たせてあります。 長生きリスクへの対策は、高齢者になってからでは手遅れです。 その時になって家族に頼るのは無責任だと思います。 ですから私はプロ(介護施設)に頼るつもりですし、FIRE準備段階で入所費用も確保しました。 FIREは、早く達成すればするほど引退生活が長くなります。 人生100年と考えた場合、後半25年間は後期高齢者なのです。 仮に40歳でFIREできたとして、引退生活は60年間。 その内42%の期間は後期高齢者なのです。 これからFIREを目指される皆様も、この現実から目を逸らさないでください。 月並みですが、お互い健康には気を付けましょう。
2021年10月06日
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FIRE(経済的に自立して早期引退)という言葉の意味通り、目指すは退職(転職)ではなく引退です。 今回は、私が考える引退とはというお話です。1.安定 引退後は、働かなくとも生きて行ける(経済的自立)ことが基本でしょう。 趣味や健康のために働くのならともかく、「働かないと」というプレッシャーは無くしたいですね。 人間は「働かないと」があるために、他人に気を使い、従い、媚びへつらうのではないでしょうか。 「職」を失うと衣食住を失うことになるからです。 定年退職後も働き続ける方は沢山おられます。 老後2,000万円問題が解決できていないからというのもあるでしょうが、そもそも自分の預貯金・退職金・年金でこの先の生活が成り立つのか、確認したことも無い方が多いのではないでしょうか。 サラリーマンの半数は定年退職日の直前半年まで自分の退職金の額を知らないという金融庁の報告書があるくらいですから。 定年退職だろうとFIREだろうと、「ちゃんと引退」するには金銭的に安定していることは大前提です。 そしてFIREに向けた準備は、引退後に幾ら必要かを明確にすることから始まるのです。 サラリーマンの半数が退職金の額を知ってから老後の心配をするのとは順番が逆ですね。 2.自由 私がFIREを目指した動機としては、「自由になる」が最も強いものでした。 代表的なものが「命令されない自由」、「やりたいことを選べる自由」、いつからやる・いつまでにやるなどの「時間的自由」でしょう。 人間とは矛盾した生き物で、これらの自由を手に入れると他者に貢献したくなります。 金銭的な話ではありません。 優しくなるのです。 気持ちに余裕があるからでしょうね。 他者に時間を費やしても、まだまだ時間はありますから。 FIREは早期引退ですから、まだ健康なのも大きな要因かも知れませんね。3.FIRE達成後の目標 私は独身ですから、将来は老人ホームや介護施設への入居を計画しています。 FIREを達成した私の今後の目標は、将来の老人ホーム生活で介護士さんや老人ホーム仲間に嫌われないような好々爺になることです。 演技ではなく、何事にも余裕があればなれるのでは、と考えています。 私の父親は、90歳で要介護5です。 身体も不自由ですしアルツハイマー型認知症も患っており、特別養護老人ホームでお世話になっています。 この父親が仏様のような好々爺なのです。 自分で出来ることはどんどん少なくなってきていますから、介護士さんの介助が大前提です。 そんな時、父親は必ず仏様のような笑顔で「はい」と「ありがとう」を欠かしません。 介護士さん達も笑顔で返してくれます。 アルツハイマー型認知症を患ってから脳の機能はどんどん失われてきていますが、最後に残った人格が仏様とは、今になって父親を心底尊敬しています。 母親は、87歳で心身ともに元気で一人暮らしです。 父親の施設費用・医療費と母親の生活費は、年金と預貯金で十分賄えています。 二人とも経済的に自立しているのです。 若い頃からの母親の口癖は「老後に子供たちに迷惑を掛けないように」でした。 父親が特別養護老人ホームで安心して暮らせるのも母親のおかげでしょう。 私がFIREを準備していた10年間にも、父親の病状や介護度は進みました。 それを見てきた私のFIRE軍資金の中には、当然ながら自分の介護費用も入っています。 今のところ介護の要否に関わらず、85歳から老人ホームへ入居の予定です。 一応100歳まで生きる前提で計画しています。 下図は私の預貯金の残高の予想推移です。 100歳になっても1,250万円が残っている計画です。 4.長生きリスク 「ちゃんと引退」とは、仕事を辞めた後、働かなくても「安心して」生きて行けることだと思います。 今から考えると、私の父親は60歳でFIREしたのだと思います。 2019年に炎上した老後2,000万円問題より28年も前のことです。 両親の生活が安定していてくれるおかげで、私は自分のことだけ考えてFIREすることができました。 私の引退後に両親の経済面も支えるとなれば、私のFIREはもっと遅れたでしょう。 介護サービスの自己負担額の割合は、介護度と年金などの年収で決まります。 介護度が上がれば自己負担額は減りますが、年収が多いと自己負担額は増えます。 介護施設も介護サービスの一部ですが、私の父の場合は年収(年金)が多いため自己負担額は2割です。 毎月15万円以上支払っています。 障害者として医療費が免除されていなかったら母の生活費は賄えなかったでしょう。 私自身は、公的年金の繰り下げ受給のために年収が多くなり、介護サービスの自己負担割合は3割となる見込みです。 2020年の法改正で決まりました。 上図のグラフにこの法改正の影響を反映する時にはドキドキしました。 これから若くしてFIREを目指し始める皆様に申し上げます。 人生100年を他人事と思わないでください。 日本はなかなか死なせてくれません。 長生きはインフレよりも怖い老後のリスクです。 将来の生活費を見積もる際には、ちゃんと介護費用の自己負担額を組み込んでください。 また、ご両親の介護費用の支援の要否もご確認ください。 貴方の長生きよりも大きなリスクかも知れません。 皆様が「ちゃんと引退」できることを心よりお祈り申し上げます。
2021年10月05日
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FIRE(経済的に自立して早期引退)を達成して1年3ヵ月が経過しました。 今回は、生活の変化についてお話します。1.変化点① 起床時間 人間とは不思議な生き物で、起きる必要が無くなると早く目が覚めるようです。 毎朝4時頃には起床しています。 目覚まし時計は使わなくなりました。② 食事 食事の時間が不規則になりました。 他のやりたい事を優先するために、食事の時間に拘らなくなった結果です。 健康的にはあまり良い習慣ではないかも知れませんね。③ 親兄弟との付き合い 独身の私は、在職中は貴重な休日を自分以外のために使うことには少なからず抵抗がありましたが、今では時間的自由を手に入れた結果、親兄弟との付き合いにも穏やかな気持ちで参加できるようになりました。 ④ 友人付き合い サラリーマン時代の友人との付き合いは無くなりました。 ほとんどの方達はまだ在職中ですから、引退した人間を気にしている場合では無いでしょうし、こちらからもアプローチしていません。 これほどサッパリしたものとは思いませんでした。⑤ 外食 在職中は、平日の朝食・昼食は社員食堂を利用していましたが、その他は出張の時以外に外食することはありませんでした。 今やコロナ禍もあり、外食はまったく無くなりました。 自炊・配食サービス・テイクアウト・宅配ピザが食事のすべてです。 あとは実家での親兄弟との食事会くらいですね。⑥ バー通い 週1回のバー通いは、コロナ禍の緊急事態宣言の時以外は、在職中と変わらず続いています。 ただ在職中は翌日に仕事の無い金曜日か土曜日でしたが、今は曜日に拘らず、気の向いた曜日に行けるようになりました。⑦ 愛犬 1ヵ月ほど前から愛犬(チワワ♀ 生後3ヵ月)と暮らし始めました。 在職中は昼間の面倒が見られませんから叶わぬ夢でしたが、今や在宅時間も増え、愛犬と穏やかな時間を過ごしています。 ほとんどの外出にも連れて行きます。 ほとんど吠えることもなく、トイレもしっかりしている手のかからない子です。 ほど良い距離感の同居人ですね。⑧ 買い物 愛犬が車で待ってますから、買い物は超短時間(5~10分)になりました。 あらかじめ購入リストを作り、余分なものは一切買わなくなりました。 おかげで愛犬の費用(エサ・トイレシート・医者・美容院)も捻出できています。 ⑨ 外出 週末中心だった外出が、平日中心に変わりました。 コロナ禍のため高速道路の休日割引が無くなってしまった影響も大きいですね。 時間に余裕がありますから、街中へ行く際にも一般道を使うようになりました。⑩ ブログ執筆 本ブログを書き始めた影響は結構ありましたね。 会社生活やFIRE準備期間を振り返ったり、引退生活の様子を文章にして見える化するという習慣がこれほど面白いとは思いませんでした。 座卓のノートパソコンに向かっている最中は、あぐらをかいた膝の上に愛犬が座り込んで眠っています。 2.経済的自立と時間的自由 在職中の最後の半年間はコロナ禍もあり在宅ワークがほとんどでしたから、引退生活にもソフトランディングできたと思います。 それでもこれだけの変化がありました。 この生活は、すべてFIREによる経済的自立に支えられています。 将来に不安の無い安心感がこれほどのものとは思いませんでした。 加えて時間的自由により、急ぐ必要の無い生活スタイルは、愛犬と共に実に穏やかなものです。 経済的に自立して早期引退し時間的自由を得る、というのはFIREの手段であり目的ですが、実際に得られたものは言葉以上だと思います。 これからFIREされる方には、「FIREは長い準備期間を乗り越えて達成するだけの価値があるものです」とはっきり申し上げることができます。 FIREを達成するためには切り捨てなければならないものも沢山ありますが、結果として得られるものの方が大きい、と私は実感しています。
2021年10月04日
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今回もFIRE(経済的に自立して早期引退)達成後の愛犬との暮らしについてです。1.こんなはずじゃなかった 人間もペットも同じだと思いますが、一緒に暮らし始めて「こんなはずじゃなかった」という体験をしたことはありませんか。 人間なら実際に常に一緒に暮らすまで隠していたこと、気づかなかったことってありますよね。 立ち居振る舞い、箸の上げ下ろし、金銭感覚、整理整頓、衛生観念などなど。 オヤ?とかカチンと来ることは多々あるでしょう。 人間なら言葉が通じますから話し合いも可能ですが、ペットは言葉が通じませんから、しつけるか諦めるかという2択になります。2.しつけ しつけとは根気です。 怒鳴れば良いというものでもありません。 相手にも動機(インセンティブ)が無ければ上手くいきません。 相手の中で習慣化するまで続ける必要があります。 人間の子供や部下と同じですね。 しつける側にも相当のストレスが掛かります。 3.我が家のルール そもそも相手にしつけるべき事なのか、強要すべき事なのかという話があります。 相手と暮らすためにこちらが譲歩すべきこともあるのではないでしょうか。 自分の家に招き入れたからといって、「マイルールが絶対」なんて、もし相手が人間だったら通用することでしょうか。 まるで姑が嫁に向かって「我が家に嫁いできたからには・・・」と嫁いびりしているのと変わりません。4.ルンバとの共存 私は、4年前からロボット掃除機(ルンバ)と共存しています。 当時のロボット掃除機は段差を越える機能も無く、フローリングにカーペットが敷いてあるだけで乗り上げて動けなくなったり、カーペット上は掃除してくれなかったりでした。 そうでなくとも、ロボット掃除機に出来るだけ広い範囲を掃除してもらおうと思えば、床に直置きするものを減らす必要があります。 スリッパさえロボット掃除機から見たら障害物です。 たまたまほとんどバリアフリーな賃貸マンションでしたが、それでもロボット掃除機と暮らすために私の暮らしは変わりました。① モノを減らす② 床にモノを置かず、壁に掛けるかクローゼットに収納する③ カーペットやラグは廃却④ 外出時はゴミ箱と椅子をテーブルの上に乗せておく⑤ ソファと床との間にはロボット掃除機が入れる高さを確保する ロボット掃除機のメリットを享受するために人間が歩み寄りました。 結果、トイレ・洗面所・浴室以外はほとんどロボット掃除機に任せることができ、私自身はロボット掃除機が入れないすき間の掃除だけになりました。5.愛犬との共存 ペットもロボット掃除機も言葉が通じない、という点では同じです。 トイレなど最低限のしつけは必要ですが、モノをかじる、口にくわえて走るなどは、そこにモノがあるからです。 そこに置いた人間が悪いのです。 カーペットにオシッコをされてしまうのは、そこにカーペットがあるからです。 カーペットを敷いたのは人間の都合です。 ペットの手が届くところにモノが置かなければ、悪さはされません。 フローリングならペットがトイレに失敗しても掃除は簡単です。 それがイヤならオムツをはめることになりますが、ウンチをされたらオムツの方が後始末は大変です。 カーペットなどやめて、人間が座る時だけ座布団を使い、外出時には片づければ良いのです。 ペットの失敗を怒るよりも、失敗の要因を取り除くか、失敗のリカバリが楽にできるようにすれば良いのです。 せっかくFIREを達成して時間的自由を手にしたのです。 時間はタップリあるのですから、少しくらいペットのために使っても良いではありませんか。 そうすれば怒る必要もなく、お互い穏やかに暮らせます。 愛犬の場合、トイレの位置を何度か工夫した結果、特にしつけることなくトイレをマスターしてくれました。6.ほど良い距離感 私は、用も無いのに愛犬を抱き上げません。 用の無い時はアイコンタクトしません。 愛犬を置いて出かける際には声も掛けませんし振り向きもしません。 トイレの始末と毎日のブラッシング、餌やりと散歩以外は、こちらからは接触しません。 これは愛犬を自宅に向かい入れた時から徹底しました。 私としてもトイレさえキチンとしてくれれば、それ以上に要求しません。 指示もしません。 一緒にお出かけの際には自らキャリーバッグに飛び込んでくれるので、捕まえる必要もありません。 シャンプータオルで体を拭く際は、座布団に座って待機してくれています。 気持ち良いからかも。 愛犬も基本的に一人で遊んでます。 ぬいぐるみや私のスリッパに噛り付いたり、座布団を引っかいたりして過ごしています。 私が座卓の前で胡坐をかいてパソコンに向かって作業している際には、愛犬自ら膝の上に乗ってきたり、後ろに回り込んで私のお尻にくっついて居眠りしています。 膝に乗ってきた際にはブラッシングすることもありますが、それでも乗ってきますね。 飽きると、自分からベッドに戻って寝てます。 何か要求して吠える、といったこともありません。 満たされているのでしょうか。 いかがですか、この距離感。 共に暮らし始めてたった5週間ですが、既に熟年夫婦の様です。 お互いに日々の生活が満たされているので過度の要求も干渉もしません。 私も怒りませんし、愛犬も吠えません。 FIREを達成し仕事から解放されてイライラすることも無い私と、安全な環境で食が満たされ気ままな生活の愛犬は良い組み合わせなのでしょう。 在職中なら在宅ワークでもこれほど上手くはいかなかったと思います。 ペットは生き物ですから個体差も大きいでしょうが、こちらが穏やかに接すれば、ペットも穏やかなのでしょう。 FIRE達成後の引退生活とペットは良い組み合わせだと感じています。 お勧めです。
2021年10月01日
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