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有名どころがたくさん!!ほんっと面白かったです。席も7列目だったので、よーく見えました!印象に残ったところをピックアップ。順不同。トップバッターが平野ノラ。いきなりバブリーな世界に。ネタ自体は初めて見たのです。会場を巻き込んでのネタなのね。お客さんもノリノリで、特に子どもが反応良くって、満員の客席がすごいことになってました(笑)ナイツ。この人達が見たくて来たようなもので、最高でした。土屋さんの方が体調不良で土曜日のラジオなど休んでいたから大丈夫かな?と思っていたら声も全快らしく、二人の巧みな言葉遊び漫才を楽しめました。にゃんこスター。ネタは初めて。なわとび飛んでました。女の子の方が会場を走りまわっていて、うちの旦那は端の席だったので、「にゃんこ」の顔のボードを探しているときに「これかな?」と膝の上においていたダウンコートを持たれました。旦那、大喜び(笑)ラバーガール。エンタの神様のころからとにかく面白くて楽しみにしていました。本当におもしろい!この人達。こんなに至近距離で生でネタを観られて嬉しい。お客様からのリクエストのネタもやってくれました。すごいね。ニッチェ。歌上手!!ショートコントも少し長めのコントも面白かった。こういうの、ネタバレしちゃうからみんな「面白かった」としか書けないから辛いですね~どぶろっくは、大人ネタなのでお子様が分かんなかっただろうな~私はEテレの1155で歌っているのが結構好きなんですけど。サンシャイン池崎さんは子どもが大ウケ。というか、この人は紅白で見ただけなのですが、あの芸は全力なので年取ったらできないよねぇ(^^;)でも面白かったけど。三四郎さん、三福エンターテインメントさんは実は全然知らなくて、ごめんなさい、って感じだったけど、それは私がテレビのお笑い番組をほとんどみなくなったせいで・・・。どのお笑い芸人さんも面白かったです。お腹抱えて笑いました。あ、インスタントジョンソン忘れてた(^^;)エンタの神様でよく見たよな~。目の前にいるのが不思議な感じ~。11時と15時の部があったのだけど、私達は15時の方で、14時くらいに会場に行ったら車が大混雑でした。少し時間が押しちゃったのかな、と思っていたら、各芸人さんがみんな「時間厳守なの」「時間まもらないとなじでやばい」と言っていたので、きっと前の部の時間が押して注意されたのではないでしょうか(^^;)憶測だけど。ということで、色々苦しいことが多いワタクシに、たくさんの笑いをいただきました。楽しかったです
2018年01月08日
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羽生市産業文化ホールにマジックショーを見にいきました。マジックに興味があるかと言われると・・・あるだって、なんで?どうしてそうなるの?っていうのがたくさんで。ということで・・・たかお晃市マジックショーなんで?ハンカチの中から鳩が出てくるの?なんで本物のうさぎがプリントアウトされた絵になっちゃうの?なんで箱の中に入ってるのにぐさぐさ刺されて平気なの?なんで箱の中に入って手だけ出してるのに後から登場してくるの?なんで?なんで?なんで?ってことだらけでした。たかおさんってとても背が高い方なんですね。アシスタントの方のダンスも素敵でした。最後の玉入れ、片付けが大変そうだったなぁ(^^;)おもしろかった~。子どももたくさん来ていて、きゃあきゃあ言ったり、たかおさんがしゃべった事に突っ込んでくれたりして、子どもが喜んでいる姿がとても見ていてほっこりしました。そうそう、会館の方が、お汁粉とか甘酒とかお菓子を用意してくれていました。おいしかった大変だったろうな~。ありがとうございました^^
2017年12月10日
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私がレ・フレールを知ったのは、たしか「題名のない音楽会」だったと記憶する。「・・・すごぉ~~~~い!!楽しい~~~!!」と、結構くぎ付けになって見ていた覚えがある。兄弟のピアノデュオである。そして二人とも海外で修行を積んだピアニストである。その二人が、ピアノ連弾で、ブギウギのリズムでどんどん曲を紡いでいく。心がワクワクして、いつかホールで聴いてみたいな、と思っていた。なんと地元に来たしかも、日本で3公演しかやらないクリスマスバージョンきゃぁMCは苦手らしく(笑)それがなんともおかしいクリスマスの曲をレ・フレール流のアレンジでどんどん演奏してくれる。セットリストがあったのに、ちょっと今見つからない(T_T)楽しくて、客席もみんな手拍子で盛り上げる。1st(高音)を担当することが多い(つまり客席に近い)お兄ちゃんが、手拍子しやすいように乗せてくれる。(お兄ちゃん、汗すごかったね~笑)レ・フレールは、デビュー前は幼稚園や小学校に出向いて演奏することが多かったそうだ。その様子もスクリーンに流れた。楽しそうに飛んだりはねたりする子どもたち。いいねぇ。音楽の原点だよねぇ(^^)楽しまなくちゃ!!もちろん、スクリーンは彼らの手元などをうつしてくれて、後方のお客さんでもよく見えたと思う。開演前と休憩中は写真撮影OKだったので、撮ってみた。舞台はこんな感じで、一足早いクリスマスピアノは、レ・フレールが使っているベーゼンドルファー。おそらく、通常のピアノ(88鍵)より低音部が多いタイプだと思う。(9鍵多い290インペリアルかな?そこまで大きいようには見えなかったのだけど・・・ちなみにベーゼンは92鍵もある)私は、ピアノが専門ではないのでそんなに弾けないけど、家のピアノはYAMAHAの、今はなきGシリーズの5。Cシリーズより音が落ち着いていて好きなのだが、その好みが、「スタンウェイよりもベーゼンドルファーの音色が好き」と思う所以かも知れない。上手な人が弾くとピアノが反応するような感じ。よく響いて音を奏でている感じがした。なんとワタクシ、最前列で鑑賞!!なぜなら研究室の友人がレ・フレールのファンで、わざわざ東京から来てくれるという、さらにその友人が「最前列がいい!!」と言うので、羽生市産業文化ホール友の会会員のひつじは、友会先行販売の日に、朝の7時過ぎに並んだのだ!!しかーし!!すでに並んでいる人がその方は、家族(子ども2人と奥様)のたっての希望で、最前列を取りに5時から並んでいたとか寒い日だったのにお疲れ様です・・・私は2番だったので、下手側(ピアノの鍵盤が見える側)の最前列取れたけどね。思わず、当日その方をお見かけして「その節はどうもお疲れ様でした!!」と声をかけてしまったコンサートでは、クリスマス・ソング意外にも彼らのオリジナルを演奏してくれたが、その中でも「讃歌」という曲に私も友人も大感激。私はCDも買ってしまったいつか生で聴きたいと思っていたレ・フレール。まさか地元で実現するなんて最高のクリスマスプレゼントだった
2017年12月08日
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たびたびご紹介している、車いすのシンガーソングライター森圭一郎さん。活動15周年の記念ライブに行って来た。何度もライブには行っているけど、今回は大きなホール。去年はここの小ホールでライブだったんだよな、と懐かしく思い出す。ホールに入るとステージがこんな風になっていた。スクリーンがあって、その前に数種類のギターやマイクやタブレットやアンプ。ライブは、「妻沼(めぬま)」という森さんの故郷の名前がついた曲からスタート。アコースティックライブだから、全体にしっとりした感じで進む。ギターも、フォークギターからエレキからウクレレ(!)からなんと12弦まで!ピアノの弾き語りも。ピアノ弾き語りの曲は、泣けてしまう曲が多いみんな大好き「一人じゃないから」は、今回12弦での演奏。どうやら復弦になっているらしく、弾くのは結構大変なんじゃないかな。1弦のEの音が残って聞こえるので、ちょっと違和感はあったけれど、重厚な音で面白いなーと思った。全国を飛び回っている森さん、その森さんを応援するために全国からお客さんがかけつける。徳之島からも来ていたし、那須からバスで来た方々も!途中休憩が入る。森さんのためというより、お客さんのためも思ってくれているんじゃないかな。ご年配の方とか、障害を持っている方が疲れないように。そんな優しさがあふれるライブだったように思う。大きなホールなのに、客席とのコミュニケーションもばっちり(笑)客席には、ジャニーズ?!みたいなキンキラキンのうちわやライトを持っている方々も!いや、もう、これはジャニーズのライブなんだわ!と錯覚してしまうくらい。(←それは、ない笑)森さんはスタッフへの感謝を決して忘れない。舞台の方にも、サポートして下さる方にも。ご年配の方も若い方も障がいを持った方もそうでない方も、みんなが彼のつむぐ音楽と、ドストレートな歌詞に心を動かされている。これからも応援していきたいと思った。
2017年12月06日
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石丸幹二さんがパーシー!!安蘭けいさんがマルグリット!!そりゃあ絶対行くでしょうというわけで行って来た「スカーレット ピンパーネル」。ワイルドホーンさんの作品で、日本では宝塚で初演。初代パーシーが、当時星組トップスターだったとうこちゃん(安蘭)。男女混合のお芝居で、去年も上演したらしいけど、私は初見だった。そうそう、訳詞、翻訳、潤色が木内宏昌さんで、「かもめ」の舞台を手がけている。満島ひかりさんや坂口健太郎さんが出ていた舞台。これ、山路和弘さん目当てで観に行った。面白い舞台だった。さらに、内野聖陽さんの「イリアス」も。うん、これも観に行ったなぁ。「スカーレット・ピンパーネル」はフランス革命もの。無実の罪で次々とギロチンに送られてしまう人々を助けようと立ち上がったのが、イギリス貴族のパーシー。元革命家だったが、パーシーと出会って6週間で結婚を決めた、コメディーフランセーズの女優のマルグリット。マルグリットの元恋人で、ロベスピエールのもとで公安委員をつとめるショーブラン(石井一孝さん)。石丸さんととうこちゃんと石井さん。豪華だ・・・。宝塚版がどうしても皆若くてフレッシュなので、ちょっとベテラン感が出てはしまうけどそれは仕方ない。私の中では「石丸幹二は王子様」の固定観念が強く(←だってもう20年以上も私の王子だったし^^;)、パーシーのように本来の自分を隠すためとはいえ、チャラ男のキャラは、なんとなく、似合わない気がしてしまう。でも十分面白いのだけど。(←石井一孝さんに「汗びっしょり」とか言ってしまうところ好き)宝塚版で人気だったら「ひとかけらの勇気」という曲がない!!と思ったら、場面を変えてマルグリットが歌っていたり。話の設定も、宝塚版では国王の息子ルイ・シャルルの救出があったけれど、今回はマルグリットの弟を救いに行く設定だったり。随分変わったんだなぁ。石丸さんと石井さんがすごい声量だから(しかも美声)本当に聴き入ってしまう。パーシーがショーブランをおちょくっているのが面白く。そしてマルグリットがまさかの二刀流(笑)最初からスカーレット・ピンパーネルにいたら最強だったのに(笑)美声つながりで・・・2役やった上原理生くん。イギリスのプリンス・オブ・ウェールズ゙と、なんとロベスピエールの2役。眼光するどくちょっといらいら、真っ黒なイメージ(コスチュームも)のロベスピエールと、「ぼくね~」と言い出しそうな、真っ白なイメージの脳天気でおだや~かな雰囲気のプリンス・オブ・ウェールズ。2幕最初に幕前で、ロベスピエールの激情を歌い上げる。そうして幕が上がると、そこは舞踏会。そのままロベスピエールは後に下がり、数人にマントで隠され数分後・・・真っ白で脳天気なプリンス・オブ・ウェールズが出てきた~♪1幕で別々の場面でこの2役を演じ、2幕でロベスピエールから観客に見える形でプリンスへ。あの激情の歌からにこにこ脳天気へ!!すごいねぇ。面白かった~。あとはパーシーの家の執事の川口竜也さん。私の中では「ジャベール!!」と呼びたくなってしまうのだが、今回は何気に強く武勇に優れ(笑)、いくら世を欺くためとは言え主のきんきらきんの孔雀衣裳をさりげなく嘆く・・・実にかわいい。かわいいよ、ジャベール。(←違う。)ラストも実に爽快。でも、私的にはショーブランがかわいそうだな、と。憎めないもの・・・石井さんが演っているからかな。そうして幕が下りたのだが・・・なんとその後、「宝塚アフタートークショー」なんだそりゃ?と思ったら、初代パーシーのとうこちゃんと(今回マルグリットなのに^^;)、2代目パーシーの霧矢大夢さんのトークショー!!きりやん久しぶりで嬉しかった。3代目が石丸幹二さん。で、3人のパーシー略して「3パー」で写真を撮ったそうなお、面白いね。(宝塚では今年星組で紅ゆずるさんがパーシーを演じている)とうこちゃんはもうすっかりマルグリットなんだとか。マルグリットの気持ちが分かって、宝塚時代のマルグリット役の遠野あすかちゃんに謝りたいと(笑)かまわなくてごめんねって(笑)「スカーレット・ピンパーネル」、満喫した
2017年12月05日
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もうすでに大阪公演が始まっている「レディ・ベス」。実は2回観に行っていたのだが、忙しくて観劇ブログをなかなか書けなかった。無給で経済状況が厳しいので観劇リピートはなるべくしないようにしよう、席もS席を諦めよう。そう思ってA席で観た全回の「レディ・ベス」。・・・・・・。でも、きっと、我慢できない。もう少し近くで役者さんの表情を観たいと思ってしまうだろう・・・。と、A席のチケットを取った後にもんもんとしていたら、花總まりさんのファンクラブからチケットの追加販売が。今回、バタバタしていたせいかファンクラブで買い忘れてプレイガイドで買っていたので、つい、追加販売でS席を購入してしまった。そしたらば、H列センターブロック(端の方だが)。すごい。さすが「花の会」。おお、山祐さんが近い。みんなの表情がよく見える。全回は2階から全体を観られたので、今回はより役者さんが演じるキャラクターの心情に迫れそうだ。ベスは、もちろんチケットの経緯からもお分かりの通り前回同様、花總まりさん。ロビンが山崎育三郎さん、フェリペ王子が平方元基さん。メアリーは未来優希さんで前回と同じ。山崎育三郎さん、メイクしない方がカッコイイのに、と思った(笑)少し白すぎたのかな。Wキャストの加藤さんがワイルドだからかな。席が近かったからかな(?)。ただ、加藤さんも山崎さんも、ロビンのあの衣裳はあまり似合わないと思う。吟遊詩人だから仕方がないのかもしれないけど。2人の持ち味とは違うよなぁ。もちろん、育三郎さんは歌も演技も上手だし、今回は最初の所で小道具がころころとオケピに落ちてしまって「後で拾わなきゃ」とか、茶目っ気があって面白かったけど。フェリペは、Wキャストの古川君が王子キャラなのでビジュアル面では古川君の方がよりフェリペっぽいかな、と思うけれど、平方さんの方が声に伸びがあって良いと思うので、どちらも見られて良かった。アン・ブーリンの和音美桜ちゃんは、エコーがかかっているが(亡くなっている役)、その美声は何度聴いても聞き惚れる。本当に貴重な声だと思う。宝塚下級生の頃から彼女を応援しているのは、やはりその美声のため。美桜ちゃんが宙組にいた時の女王様が花總まりさん。宝塚時代より歌唱力もグンとあがって、相当レッスンを積んでいるのだろうなと思う。声量がもっと欲しいと思うが、こればかりは、私も声楽をやっていてなかなか声量を上げることは難しく、声質を良くすることの方が優先順位だと思っているのであまり求められないかな。ミュージカルはマイクに通る声が求められるので声楽と同じように語れないが、それでも大変なことだと思う。まりさんは話し声が美しいのだ。それがそのまま歌声になっている。まりさんのセリフはずっと聴いていたいと思うほど美しい。朗読劇なんかやったらさぞ美しいだろうな。リーヴァイさんの曲が耳に残る。特にアン・ブーリンのナンバーは、みな悲しげな、似たような曲調なのだけれども(最初見た時は、アン・ブーリンが出るたびにまた似た感じだ、と正直思った。)、現代的というか、最初のエリザベートよりも、ミュージカルっぽくもないというか・・・歌謡曲の雰囲気というか(あくまで個人的な見解だが)・・・とにかく耳に残る。まぁ、毎回書いているけど、悪いのは、ヘンリー8世、お前だ(笑)この時代はドロドロしてるのよね。不思議な世界観。私達は歴史を知っているからベスとロビンの結末も知っているしこの後イギリスがどうなるのかも知っている。大国スペインと対等に渡り合っていくエリザベス女王も、歴史の流れによって美化されていくエリザベスも。その中で創作される物語。こんな恋物語があっても良いではないか、と思うのだった。
2017年11月28日
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ず~~~っと昔から彼女の歌声が好きで、CDで何度も聴いていたのに、ここ十数年ミュージカルや芝居にはまってしまって結局生で聴いた事がなかった、エディタ・グルベローヴァ。ハンガリー国立歌劇場の「ランメルモールのルチア」、上野の東京文化会館へ行ってきた。ここに入るのも久しぶりだわ。ハンガリーはこの前行ってきたばかりなのだけど、ツアーの悲しさよ、国立歌劇場の前に行くとか、そういうことはできなかったのよねでもキャストの表を見て、ハンガリーっぽい名前っていうのはすぐに分かった(笑)ゾルターンっていうとハンガリーを代表する作曲家・教育家のゾルターン・コダーイを思い出すし、イシュトバーンっていうとハンガリー建国の父のイシュトバーンを思い出す。グルベローヴァはスロバキア出身だけど。そのグルベローヴァ。御年、たしか70歳。もとがかわいらしいお顔なので、かつらをかぶると若くてかわいらしく見える。なんと言っても・・・その第一声から鳥肌。豊かな声ってこういうことを言うのかな。その響きといい、声の音色といい、ああ、今グルベローヴァを聴いているんだ、っていう思いに鳥肌が立った。3点E(高いミの音)は、さすがに少しつらそうな場面も見られた。少し下からずりあげていたり。それでも、例えばラストの狂乱の場、伴奏がまったくなくなるところでの声は・・・本当に人の声なの?!と思った。そういえば彼女の「ひばり」を聴いた時は、あれは絶対鳥だ、と思ったものだ。オペラの筋書きは単純なものだけど、どうも狂乱の場があることでルチアだか夢遊病の女だかノルマだか(ノルマは狂乱の場じゃないんだけど夢遊病のベッリーニつながりで・・・)ごっちゃになる私。ちゃんとストーリーを確認してきたが、ちゃんと字幕が出ていたどの歌手も素晴らしい歌声で、本当にオペラはいいな、と。高校生の時大好きで、でも社会人になってチケットの高さに反発して聴かなくなって、ミュージカルに走って長い年月・・・でもやはり、私はオペラが好きなんだぁ、と思う。エドガルド役のペーテル・バルツォーさんも素晴らしいテノール。そして、個人的にはライモンド役のイシュトバーン・コバーチさんが、遠目にも背が高くかっこいいなぁと。もちろん素晴らしい歌声。ああ。きっともう、グルベローヴァを生で聴くことはないだろうな・・・。分からないかな?!でも、今回本当に本当に聴きに行って良かった。幸せな一夜だった
2017年11月11日
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とにかく原作もアニメも大好きな作品である。最初はアニメから、わけわからん終わり方に幼心に「???」だったのだが、もう少し成長してから単行本を読んで、なるほど、こんなに深い作品だったのか、と心から感動したのだった。♪ハイ、ハイ、ハ~イ、はいからさんが通る、やさいい心を~ふりまきなが~ら~♪も好きだし、エンディングの♪ご機嫌いかが、紅緒です~、はいからさんと呼んでください~・・・♪も好き。男性ユニゾンがなんとも言えん。さて。宝塚版。ビジュアルだけっでも最高ですよ、やっぱり!!高校時代友達と「少尉とオオカミさんと編集長、誰が好き?」なんて言ってたけど、私はダントツ少尉派。軍服姿の少尉、柚香光さんのなんとカッコ良いことか!紅緒の華優希さんも、コミカルなところ(ばかりだが^^;)が元気でおきゃんで本当に紅緒らしい。編集長、冬星さんの鳳月杏さんは、少しかわいらしさを感じてしまったかな。編集長のイメージはクールなんだけど。鬼島さんの水美舞斗さん、もっと不良っぽくなってきたらものすごく似合うと思う。蘭丸の聖乃あすかさん、もうただひたすらキレイでポスターから気に入っていた(笑)牛五郎どうするんだろう、と思ったら天真みちるさんという芸達者がいた!紅緒の父、冴月瑠那さんは、着物より軍服の方がダントツかっこいい!伊集院伯爵は専科から英真なおきさん。おじいさまの頑固ぶりを微笑ましく演じていた。伯爵夫人は芽吹幸奈さん。上品で素敵なおばあさまだった。如月さんが鞠花ゆめちゃん!かわいいのに、完全に如月さん(笑)吉次の桜咲彩花さんは色っぽくて美しい。でも素顔のかわいらしさは隠せないかも。環の城妃美伶さんは、本当にお嬢様で美しくてぴったりだった。「はいからさんが通る」を1幕2幕で全編!!ゆえに、1幕最後でもう紅緒の白い喪服シーンなのだ。前半は笑い転げ、でも少尉のカッコ良さにメロメロになり・・・ラストの白い喪服からは涙がにじんでにじんで・・・2幕はずっと涙がにじんでたな-。原作ではふざけながら(?)も、その時の世相、そして複雑にからみあってしまった人間模様と心のひだを丁寧に書いてあったので、それが脳内インプットされているから自分で色々な所を補足する。ラリサもかわいそうだし、身を引く紅緒も・・・。切ない、切なすぎる。それでも、彼女の明るさは周りを巻き込んで明日への活力へとつながっていく。そう、やっぱり「はいからさんが通る」の主人公は紅緒なのです。すべて紅緒視点だからね。そこを少尉主役にするのはかなり無理があったけれど、3時間ですべてやるのだからそんなに細かい心の動きまでは表現できないので、それはそれでありだと思う。原作はかなりおふざけが会って面白かった。「今週のみことば」とか。「高いとこ のぼってうれし 死刑台」とかわけわからん(笑)さすがにつめ子さんは出てこなかった(^^;)牢名主さんも(^^;)やはり名作だと思う。原作の大和和紀さんの素晴らしさに脱帽。「あさきゆめみし」(源氏物語)と同じ作者とは思えない作風の違い(笑)花組は、次は「ポーの一族」。うーん。続くねぇ。原作読み直さないと。
2017年11月10日
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実は10月24日(火)の夜、サントリーホールのブルーローズ(小ホール)で行われたコンサートに行ってきました。ダイナースクラブ アーティストサポートプログラム 5周年コンサート。東京芸大は、地方の学校などに演奏家を派遣するアウトリーチ活動に取り組んでいます。ダイナースクラブはそのサポートをしてくださっているようで、毎年演奏会を行っているそうです。メンバーは25歳以下の若手ながら、その実力は折り紙付きです。もう、演奏聴いて、あまりの素晴らしさに感動しまくって帰ってきましたもの。いずれ、海外でも活躍する方々でしょう。ぜひ名前を覚えておいてくださいね。ピアノ:前田拓郎さんショパンの音色の美しさにうっとりして聴いていました。包み込むってこういう音色なんだなぁって。テノール:大平倍大さん武満徹の歌曲は特に大好きなので、優しいやわらかな歌声に鳥肌が立ちました。ソプラノ:小川栞奈さん素晴らしいコロラトゥーラソプラノ!!オランピアの動きもかわいらしく。パパゲーナも艶のある美しい声。バリトン:黒田祐貴さん響きのある、高めのバリトン。R.シュトラウスのリートとパパゲーノ。小川さんのオランピアのアリアの時も、ネジを巻くためだけに登場(笑)長身でエスカミーリョなどやったらさぞかっこいいだろうなぁ。ヴァイオリン:岸本萌乃加さん、城戸かれんさんお二人ともものすごいパワー!何コレ!っていう圧倒感。プロコフィエフとサラサーテの二重奏。ピアノ:黒岩航紀さんリスト音楽院に留学中だそうです。ハンガリー狂詩曲第6番。いやもう、圧倒されます。小柄な体のどこにそのパワーが、と思うくらい。本当に圧倒されました・・・。サックス:上野耕平さんもはやテレビなどですっかり有名人ですね。初演のカルメンファンタジー、超絶技巧から音色で聴かせるところまで、なんというか、この楽器はこんなに表情があるのか、と、やっぱり圧倒されました。伴奏の黒岩さんとのコンビネーションも一流同士のあうんの呼吸、すごいもの聴きました・・・。本当に聴きに来てよかった!!こんなに素晴らしいコンサートに来られて、幸せです。ちなみに、今回ピアノがベーゼンドルファー。その響きも大変美しく、やっぱり格調高いなと思いました。ダイナースカードで買うと5年間調律がタダだそうです(笑)えっと、何千万って言ってたっけな・・・(^^;)いずれ世界で活躍する方々でしょう。本当に楽しみだし、この方々の音楽に接することができて至福でした。
2017年10月27日
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行って来ました「レディ・ベス」の再演。前回は、石丸幹二さまが出ていたんだよなぁ・・・。しかも、前回(2014年)はWヘッダーをやってキャストもWで観たようだ(笑)若かったわ~。その時のブログ(昼の部)はこちらWヘッダー夜の部はこちら今回のベスは花總まりさん。ロビンは加藤和樹さん。メアリ・チューダーは未来優希さん。フェリペは古川雄大くん。アン・ブーリンは和音美桜さん。シモン・ルナールは吉野圭吾さん。が-ディナーは石川禅さん。キャット・アシュリーは涼風真世さん。アスカムは山口祐一郎さん。うひ、ものすごい豪華なキャスト。毎度書いている通り、私は宝塚下級生時代から和音美桜ちゃんのファンである。そして当時のトップ娘役が花總まりちゃんだったのよね。。。前回のベスの時もこの共演は不思議な感じだったけど、やっぱり今回も嬉しい。ここのでかい写真も恒例ですね。最近はキャストがブログをやっているので、色々な情報が手に入る。そうか、レディ・ベスの傾斜舞台はあの重いドレスだと大変なのか。なるほど、今回は舞台上の階段がより強度がまして安心して降りられるのか、など(笑)花總さんはやっぱり姫役者。庶民のしかも男性の格好して、庶民の言葉遣いをロビンから教わって実演するところは相変わらずかわいかった(笑)ロビンの加藤さんはやっぱりイメージがワイルドで。なんだかロビンの格好が妖精さんのように見えてしまってかわいく思える。はまこさんっ!!(未来優希)相変わらずのボリューミーな声!!好きです古川くん、彼も王子役者。カッコ良すぎて何をやっても古川雄大に見えてしまう。でも、華があるんだよなぁ。美桜ちゃん。すでに亡くなっている役なので、どの歌を歌ってもエコーがかかっているのだけど、低音から高音まで、その歌声の素晴らしさにはやっぱり拍手を送りたい。本当に彼女の声に惚れ込んでいる。もし私が演じるなら誰がいいか?初めてそんなことを考えた。そして答えは、メアリー。悪役のブラッディーメアリー、でもその孤独さ。プライドと憎しみを取り去ったら、残るのはただの孤独な女性。誰からも愛されたベスよりも、惹かれる。年のせいかな。山口祐一郎さんがストーリーテラーでもあったけど、祐様節で、たまに音程がよく分からないところが(^^;)不思議だよなぁ、でも、まぁ、そんなもんだよね、と思ってしまうのはなぜ?(笑)涼風さまも抜群の歌のうまさ。本当にうまい。そういえば・・・以前エリザベスの役をやっていたっけ。その時の歌唱もすごかった。確か保坂知寿さん、そして祐一郎さんが出ていた海賊の話だったかと。圭吾さんと禅さんがまた濃い役を。禅さん、この前の石丸さんと出ていた「パレード」でも主人公から見たら憎き敵役。でも私、エリザベートのフランツみたいな役も好きだし、レミゼの、他の役者とは違う堂々としていないジャベールも好き。豪華。それしか言えない。ああそうそう、やっぱり音楽もいい曲が多い。確かこの作品もクンツェ&リーバイだったはず。アン・ブーリンの曲は、どれもベスを見守っている曲なので、ものすごく切なかったり悲しい曲調が多い。でも、毎回毎回似た感じがしてしまう。亡くなっている人なので感情が表に出ることがないということなのだろうが、またこんな感じなんだ、という気がしたのも否めない。ただ、1曲1曲は本当に美しくて素敵な歌だと思う。民衆が演奏しているのはアイリッシュ系。地理的なことがよく分からないのだけど、ベスがいたのはそっちの方なの?この辺りは不勉強なので分からないが、民衆のアイリッシュ音楽の躍動感と、その他のキャストの曲調の対比が面白かった。そしてラスト音、あれ?V(五度)で終わってる・・・前もそうだったっけ?(←そうだった。)お願い、解決して・・・解決して・・・I(一度)で終わって!!と思った私これで終わりじゃない、まだまだベスの人生は、これから続くのです、と言っているわけだ。
2017年10月14日
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林英哲独奏35周年メモリアルコンサートに行ってきた!場所はサントリーホール。久々だなあ・・・開場時間にホールの入り口に行ってみると・・・なんかいる。そして奏でてる。おお・・・この前見たチェコの時計塔かと思った。(←全然違う。)昔からはなかったよなぁ・・・。でもサントリーホールの雰囲気、やっぱりいいなぁ。 さて、コンサートについて。 第1部、第2部の構成だったが、第1部終了時点ですでにスタンディングオーベーション。 第1部は2曲。 林英哲作曲「コーネルの箱」。 コーネルとはアメリカの現代美術家ジョセフ・コーネルのこと。箱に収集物を詰める幻想的な作品で知られる人らしい。最初、小さな鉄琴で「カバレリア・ルスティカーナ」のメロディーが奏でられる。それから古い時計が数度時を告げ、そして太鼓へ。静かな始まりからどんどんバリエーションが広がっていく。数種類の太鼓を一人で自由自在にあやつる。太鼓も音程があるのでメロディーに聞こえるところもある。途中で新垣隆さんがピアノで登場、ベートーヴェンの月光の1楽章をフルで弾く。もちろん太鼓とともに。この時は大太鼓のバチを使わず、手をひらひらさせてトレモロのように音を鳴らしていた。幻想的な曲だった。 2曲目は、新垣隆作曲 デュオ「死と乙女」を太鼓とピアノで。(死と乙女というと、シューベルトを思い出す?エゴンシーレの絵を思い出す?私は、この前見てきたばかりなので真っ先にエゴン・シーレのあの絵を思いだした。) これがまた素晴らしく。すごすぎて。 ピアノが入った最初の音から、現代曲作曲家らしい和音が響き、太鼓との見事なコミュニケーションで様々な音を織りなしていく。その複雑なリズム、躍動感、すべてが太鼓とぴったり合う。太鼓はものすごく響くのでピアノはマイク使用だったが、太鼓に負けじとガンガンと(笑)新垣さんの細身の体から想像でいないほどの力強いタッチ。もうこれは、終わった瞬間に割れんばかりの拍手とスタンディングオーベーションになるのが分かる。二人ともすごい。もうこの言葉とため息しかでない、素晴らしい演奏だった。 第2部は、弟子の8名との合奏。 1曲目、石井眞木作曲「モノクローム」。1976年初演で、小澤征爾さんの依頼だったそうだ。当時林英哲さんが在籍した「鬼太鼓座」のために書かれたそうで、独奏者になってからは30年近く1度も演奏しなかったそうだ。今回は初演版のフルバージョンで。 最初、小さな太鼓(締太鼓)で9人が座って演奏を始める。小さな音から始まる。7人が太鼓、2人が銅鑼の場所で待機している。盛り上がったり静かになったり。やがて英哲さんともう一人が大太鼓へ。両面からドンドンと打ち鳴らす。ものすごい迫力。銅鑼も入る。大太鼓の2人が締太鼓に戻り、再び7人が締太鼓になるが、今度は3人が床に置いた大きな太鼓に両足で太鼓を挟むようにして(腹筋大変そうだ。)力いっぱいたたく。銅鑼の2人が締太鼓に入る。9人での圧巻の演奏。 自分のボキャブラリーの少なさが残念だが、すごいとしか書けない(笑) 2曲目。林英哲作曲「七星」。これは9人みんなが大太鼓という、どう考えても椅子に座っているお尻から背中から、振動がびんびんと伝わってくるに違いないと予想され、実際その通りになった(笑) ラストを飾るにふさわしい、ものすごいド迫力の演奏。 どの曲を通してもすごいな、と思うのは動きの無駄のなさ、綺麗さ。実は6月に林英哲さんの太鼓の実技の講座を3日受けていて、ほんの少しでも太鼓に触れていたので、そのすごさがよく分かるのだ。英哲さんもお弟子さんも日ごろどれだけ鍛錬しているか、その筋肉を見れば分かる。否応なしにその世界観に引き込まれてしまう。メロディーがあるわけではないのに、(あることはあるが)どうしてこんなに引き付けられてしまうのだろう。 ・・・そういえば、客席にずっと背中向けてるのって、指揮者と太鼓奏者くらいだよね?(笑) アンコールは、真ん中に太鼓を置いて、英哲さんが歌いながらたたく。民謡?知らない曲だったので分からないが、こぶしをまわして、歌も本当に上手だった。 サントリーホールの大ホールがお客さんの熱狂でものすごく熱かった。 その世界の一流に触れることって、本当に大事だと思った。 素晴らしいコンサートだった。本当にこの時間にこの場所にいられて、幸せだと思った
2017年10月13日
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羽生市産業文化ホールにDram Taoの「ドラムロック疾風」を見て来ました。和太鼓とパフォーマンス、一体どんな感じなんだろう、ポスター見るとムキムキのお兄さん。私は、好きだと思いました。だって目がくぎ付けになるパフォーマンスがかなりレベルが高かったから。凝った照明、体操選手みたいなバク転などの技、和太鼓をたたくというより打楽器奏者のようなたたきかた。こう、パレードで斜めにかけたスネアドラムをトラディショナルグリップでたたいてます~みたいな(笑)実際、太鼓というより打楽器奏者の方もいるのではないかなぁ、と思ったり。和太鼓はかなり体力を使います。私も少しかじったことあるけど。これを全力で、パフォーマンスしながら行うわけだから、筋肉もムキムキになるわけだ。男性が17人だったかな、女性は3人。こういう形で和楽器を発信していくのも、まったくありだと思いました。これが和楽器の演奏なの?と思う人もいるかもしれない。和太鼓はあくまで手段で、伝えたいのは楽しさや面白さや力強さ、なんじゃないかと。そして日本の楽器を使ってこんなこともできるんだよ、っていうことなんじゃないかと。こうして興味を持ってもらわないと、日本の楽器なんて先細る一方だと思うし。それに、これ、日々鍛錬していないと絶対にできないパフォーマンスで、そこに本気さを感じる。私はとても楽しんで見られました。まだ知名度がそこまで高くないのか、会場の後の方はかなり空席でした。でも、来ているお客さんはその圧倒的なパワーに巻き込まれて、みんなノリノリで見ていました。今週、世界的和太鼓奏者の林英哲さんの舞台も見に行きます。たまたまだけど太鼓週間(笑)日本の楽器を使った舞台、さまざまな形があっていいと思うの、大切なのは、どう発信して、少しでも多くの人に知ってもらうか、だと思う。
2017年10月10日
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山路和弘さんご出演舞台、「喝采」を観劇しました。下北沢本多劇場にて。下北沢はちょっと久しぶりだったな。山路さん、なんとほぼ主役じゃないかというくらいの登場シーンの多さ、キャラクターの重要さ嬉しい嬉しいけど・・・キスシーンはいやーーーーーーーーー実際の山路さんはカツラをかぶっていたのでもっと若若しかった。この作品はクリフォード・オデッツの戯曲で映画にもなっている。この時アカデミー主演女優賞を受賞したのがグレース・ケリーだったそうだ。翻訳ものなので、言葉を使った遊びのような台詞の翻訳が難しかったらしい。(パンフレット、翻訳家小田島恒志、小田島則子両氏の言葉より。)(ストーリー)プロデューサーのクック(大和田伸也)、演出家のバーニー(山路)、作家のアンガー(浅野雅博)は、初日を間近に控えた舞台の主演俳優がいなくなったことに困っている。バーニーは酒浸りで落ちぶれていたが、代役としてかつての名優フランク(加藤健一)を推す。若手女優のナンシー(寺田みなみ)らと稽古を始め、フランクの妻ジョージー(竹下景子)も献身的に夫を支える。さて・・・。ーネタバレありー名優揃いで実に耳に心地良い。大和田伸也さんのあの深みのある大きな声を聞くと、ハスキーな山路さんの声のボリュームが足りないように聞こえるくらい。大和田さん素晴らしい声。加藤さんと揃うともう舞台俳優の本領発揮とでもいうように声が劇場に響いていた途中、いらつく。どうしてフランクの嘘をバーニーが鵜呑みにしてしまうのか。どうしてジョージーの言葉を全然信じなかったのか。なのに、真実が分かった途端、バーニーが興奮するジョージーにキス。・・・キス?山路さんと竹下景子さんが?しかも長かったぜ。ここ、一番納得いかない(ーー;)(←ただのファンのたわごと。)この時私は気持ちを新たにしたのだ、60歳で定年退職したらお婆ちゃん役で役者デビューして絶対に山路さんとキスシーンを・・・え?私が60だと山路さんもう70代後半?むーん。これはひつじ、今すぐデビューするしかないか?(←おい。)でもちょっとこの辺りの展開は唐突感がぬぐえない。バーニーはジョージーに惹かれていた、故に、当たりがきつかった、と考えることもできる。でもそれまで本当に責めて責めて、観客としては「本当のことを早く知ってよ!」と思って、まさか彼女が好きだなんて思わないから・・・面食らう。そして、なんでジョージーばかりそんなにもてるのよ!(←ひがみ。)作家のアンガーだってそんな雰囲気だったし。このあたり、もしかして配役の年齢が高いこともあるのかもしれない。例えば映画でいうと、ジョージーはグレース・ケリーだし。もちろんベテランの役者さんだから安定感もあるし芝居もうまい。でも本来なら、フランクは年上設定だから50代くらい?ジョージーとバーニーはせいぜい40代かしら。そうすると、心の奥底に恋愛感情があってもなんとなく納得できるかも。だってまだ40代なんてぎらぎらしてるもんね。(←意見には個人差があります。)ちょっとベテランすぎると恋愛感情など少し遠いものに感じてしまうのだ。とても見応えがあったけど、その辺の心の機微をもう少し感じたかった。彼女にキスしてから、ラストの舞台本番のシーンに至ると、バーニーがキャラ変したのかというくらいメロメロになっている。山路さんそういう演技がうまいので余計前半と人格変わったんじゃないかと思う。もうちょっと、うまく感情がつながってほしいと思うのは望みすぎだろうか。でも、舞台自体は見応えのあるもので、ベテラン俳優さんの奥行きのある演技に引き込まれた。それにしても、フランクみたいな夫を持つと大変。私なら手に負えない。でも、それが夫婦なのかしら。などと考えてみた舞台でした。
2017年09月13日
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8月中に観劇したのだが今更のブログ更新である。なぜかというと論文が(以下略)鞠花ゆめちゃんももう上級生。お席がここ最近ずっと6列か7列台。もちろんサブセンだけど、一緒に行った友人は「こんなに前の席だなんて!」と感激してくれてウッシッシとほくそ笑むワタクシ。銀橋近いもんな~。ここ数公演、下手側だったけれど今回は上手側。なるほど、ゆめちゃんは上手側に登場することが多かった。地元埼玉北部出身ジェンヌ、鞠花ゆめちゃん、頑張れ!!ということでやっと感想。ネタバレあり。古代日本史オタクでかつて歴史の教師を目指した私に邪馬台国だなんて・・・ふっ、宝塚よ、なんという度胸だ。(←誰だオマエ。)古代日本史ものでは、せいぜい「あかねさす」の飛鳥王朝くらいまでじゃないかな、古いの。ショーで出てくる天照大神とはは別です(^^;)(←出てきたか定かでないが。)日本史で言えば弥生時代。やっと稲作が~とか言っている時に、中国はもう魏・呉・蜀の三国志時代。魏志倭人伝に記録があるからかろうじて邪馬台国、卑弥呼、って分かるけど日本側の記録はない。故に今でも邪馬台国は九州?畿内?と論が分かれている。私は、当時の船の形状から考察した「北陸」説なんか好きなんだけどさて、記録がないということは、好き放題(笑)しかし、物語はだいたい限定されるよね。卑弥呼を出すなら娘役トップ、であれば、男役トップは卑弥呼を守る役割。あるいは卑弥呼を他の人にして、卑弥呼に使えるのが娘役トップでやっぱり守るのが男役トップ・・・しかし、ラブストーリーの王道は「想っていても結ばれない恋」ならば、やはり前者。卑弥呼とは絶対結ばれないから。と思っていたらやはり前者の設定。花組ばかり観ているので明日海りおさんをよく観ているが・・・うーん、このコスチューム・・・カッコ良すぎる(^▽^)マジで似合う。邪馬台国の戦士になるタケヒコ。仙名彩世ちゃん、娘役トップになって初公演。まだオーラが見えてこない。でもトップを務めているうちに段々と放ってくるんだよなぁ。とても楽しみ2番手特権黒い役(笑)。芹香斗亜さん。トップになると黒い役があまりなくなるから、今のうちに堪能しとこう。やっぱりカッコイイです。個人的には李淵役の花組組長、高翔みず希さんの、お爺さん役なのに深みがあってしみじみカッコイイのが好きですね・・・って、すべてカッコイイしか言っていないが、宝塚だと、ビジュアルに着目するとこの言葉しか出ない(笑)アケヒの花野じゅりあちゃんはもうこの「悪役路線」定着。しかもうまい。これ、最後は「里見八犬伝」を彷彿させる。仲間が次々と死んでいく。しゃべれなかったツブラメがここで初めてタケヒコに語りかける。ま、死んでるけど。ここは感動の場面なのだが・・・確かに最近年のせいか涙もろくなってささいなことでもよく泣くようになったが・・・ベタだと思います宝塚だからいいのかな。私はどうも宝塚の脚本には辛口。申し訳ないけれど、展開にひねりがないのと物語が面白くない(ものが多い)。スター制度の宝塚だからと言えばそれまでだが、であるならば、せっかく座付きの脚本家ならもっと生徒のキャラクターを生かし、そういう見せ場を作ってくれればいいのに。以前ほど宝塚に詳しくないのででは誰に何を、とは言えないのだが、以前宙組にはまっていた時は「どうして○○ちゃんに歌わせないのだろう」などとよく思ったものだ。ジェンヌさん達の頑張りはものすごいものがあるので、脚本ももっともっと面白いものにならないかな。でないと、新規のお客さんは絶対来ない。芝居好きは宝塚観ないとよく言われるもんね。知り合いも、宝塚は絶対観ないと言っていて、男性だからかもしれないけど、なんだか宝塚好きとしてはとても残念。でも、物語を考えると、ぜひ一度観て!と誘う気にもなかなかなれない。「やっぱり最初はベルばらですか?」と言われた日には、全力で「それだけはやめて!!」と言いたくなってしまう。ベルばらが悪いのではない。男性が初めて見た宝塚がベルばらだと、小公女小公子で引かないか、主要人物が登場するたびに「てってってー」という音楽がかかったり(ま、今回もあったけど。あれいらない。)することで引かないか、と、気を遣ってしまうのだ。大好きなので、宝塚が、もっともっと芝居好きを呼び込むような脚本にしてほいしと切に願う。ちなみに、ラストについては、劇中で「タケヒコが海を渡る」という卑弥呼の予言があったので、私は絶対に二人は別れると思っていて、その通りだった。一緒に行った友人は、「トヨが出てきたので、巫女をやめて二人結ばれるのかと思った」と話してくれた。・・・お分かりだろうか、このマニアックな会話。(←え?みんな知ってるん?)トヨとは、卑弥呼亡き後国を治めた巫女の名である。劇中にも「トヨ」は存在していた。だから友人は「宝塚だしトヨもいるから結ばれる」と予想した。確かに!それもありかもしれない。でもトヨの名前でそこまで予想した人って、そんなに多くないんじゃないかなぁ。私もトヨの名前はひっかかってはいたけど、予言の方が優先されるだろうと思って物語には影響しないと思っていた。でも確かに、それも面白い!ショーは、もう歌って踊っているだけで私は満足していまい(^^;)大好きなので、歌と踊りが。あ、芝居もショーも、専科の二人、美穂姉さん(美穂圭子さん)とマギー(星条海斗さん)とっても存在感があって素晴らしい。でも、ショーの美穂姉さんの曲は少し若手に歌わせてもいいかも。「愛の讃歌」は、最初気付かなかったけど、彼はマルセルだったのか、と「ドーーン」の音で気付く。飛行機が落ちた音。そういえばボクシンググローブ担いでたわ。そういうことか、とそのシーンの直後に気付いた。冒頭の男役の女装(←?)、さすがに美しかった。元が美人な人が日頃男役をやっていて、たまに女性の格好したらそれは綺麗だよね。男役ってこういうインパクトを出すことができるからいいな。さて。かなり時間が経ってしまったのでうろ覚えなところはある。物語の文句を言ってしまったが、それでも宝塚劇場という特殊な空間は存分に楽しんだ。なんと言ってもジェンヌさん達の輝き。私も頑張らなくちゃ。そう思わせてくれるって、やっぱりすごいことだと思う。
2017年09月12日
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狂言を観に行ってきました。でも、8月の最初のほうな(ーー;)今更のブログアップとなりました・・・。研究室で狂言を研究している方がいて、横浜には素敵な能楽堂があって毎月なにかしらやっているのだとか。今回は、野村万作・萬斎親子の公演です。素敵だな~いいな~能楽堂!!演目は、狂言「岡太夫」 聟:野村萬斎 舅:石田幸雄 太郎冠者:月崎晴夫 妻:高野和憲ま、物覚えの悪いムコドノのお話です。萬斎さん、響き渡る素敵な声。おもしろかったわー狂言「鐘の音」 太郎冠者:野村万作 主:深田博治ま、「かねのね」は、金の値のことなんだけど、鐘の音と勘違いした太郎冠者がいろ~んなお寺で鐘の音を聴いてくるでざんす(笑)「狂言芸話(18)」 野村万作万作さんは・・・御年・・・86歳だそうで・・・。なんとパワフル、なんとお若い。芸の色々なお話を聞かせていただきました。素囃子「男舞」 大鼓と小鼓と笛のみの演目。鼓は良い音を出すのが本当に難しいそうです。素敵。狂言「蝉」 蝉の亡魂:野村萬斎 旅僧:野村太一郎 所の者:竹山悠樹蝉かぁ・・・。蝉の亡霊が冥土での苦患を語るが、やがて僧の導きで成仏する・・・話だそうです。私は野村萬斎さんが以前から素敵だと思っていたので、今回じっくり見られて嬉しかったです。お父様の万作さんは、実は若い頃着付けを習っていたときに、万作さんの講演会が授業のプログラムに入っていてお話を聞いたことがあります。もう20年ほど前の話。変わらずお元気、本当に素晴らしいです。終演後、中の様子を撮らせていただいたのでご紹介。能舞台です。奥の、虹色のところが、入退場の場所になります。さささっ、ってこの幕があがるのです。狂言、とっても面白いので、多くの方に観ていただきたいな~と思います。私もまた観たいと思っています。研究をしている友人に感謝!
2017年09月05日
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かなり前に予約して楽しみにしていた「アラジン」。久々に汐留の四季劇場「海」に行きました。ここに来るのは久々だったので、まず新橋駅前で「?」となり、いや待て、なんか上の方を通った記憶があるぞ、とゆりかもめの方に上がったら通路があってなんとかこの看板まで。「あれ?ここからどう行くんだっけ?」と、結局ビルを通り過ぎるうっかり者。暑かったのに(^^;)まあいいさ。無事に着いたさキャスト。すごい人だかりでして。なんて見づらいアングル(^^;)で、いきなり結論を言うと、好き!!のひと言です。最近見たディズニーシリーズでは「リトルマーメイド」は話が単純すぎて1回でいいやと思い、「ノートルダムの鐘」は重いけど見応えがあり、「アラジン」はとにかく好き!と思った(笑)以前「美女と野獣」にはまった時と同じ感覚。私はダンスも好きだしショー的要素にも興奮するので、「わぁっ!」って目をキラキラさせて拍手できる場面があるこの2つのミュージカルは好みなんだな~。やっぱりジーニーのキャラの強烈さ。今日は瀧山久志さん。誰がやっても四季だからある一定のキャラなんだろうけど、やはりその人個人は出る。根はおちゃらけたキャラではない人のような感じもあるが、とてもキュートなジーニー。やっぱりディズニーランドのジーニーのイメージが離れなくて(^^;)アニメは・・・少しだけ見たことがあるくらいかな。四季は演出がとても好きなのだけど、ジーニーの登場のシーン、ランプから出てきたように見せる演出はなかなか面白かった。他にも後半で、捉えられたアラジンに呼ばれて「呼んだ?(^▽^)」と満面の笑顔で脳天気にドアから入ってくる所とか、とにかくこのキャラ素晴らしい。好きだわ。ジーニーが出てしゃべるだけで、子どもが楽しそうにケラケラ笑ってた魔法のじゅうたんはどうやっているのか分からない!!吊っているんだと思うのだが、背景に月があって、その前を通る時には吊っているのならワイヤーの影が見えると思うのだけど、全然そういうのが見えない!!どうなってるんだろう??最近そういうの多いよな~。「レミゼ」のジャベールの最期のシーンとか。でも面白い。この前の「レント」でも書いたが、「遠くから見ると○○さんに見える」というのが・・・今回はアラジンの笠松哲朗さんが「陣内智則さん」に見えた・・・(笑)笠松さんのアラジン、三平果歩さんのジャスミン、私はとても好きでした。悪役2人組。悪大臣のジャファーの本城裕二さん、素晴らしくいい声。イアーゴの町田兼一さん、おもしろい。イアーゴのセリフ、大人がくすりと笑うセリフが結構あって面白かった。子どもには分からないよね、的な。なんだっけな、手に入らないものだっけ?なんかそんな流れで「幸せな結婚生活」とか(笑)大人がクスッと笑える要素があるのがいい。で、クライマックスでジーニーの力を手に入れたジャーファーが、一瞬で衣裳が替わるところ!!あれどうやってるの?!だってターバンの色まで一瞬で替わるんだよ?!白から赤になってそれから黒だっけ?ちょっとうろおぼえだけど・・・一瞬ですよ?!照明?いや違うよなぁ。どうやっているのだろう。気になる。アロハシャツのジーニーが大変かわいかったです。ショー的要素と、演出の妙と、笑いのツボと・・・これは結構私の好みです。リピート決定!!と思ったけど近い時期はチケットが完売してる(T▽T)うーん。すぐ見たいんだけど・・・。ま、いずれまた見よう!!
2017年07月24日
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大学生の時だったか・・・卒業してからだったか・・・とにかく、二十数年ぶりに歌舞伎座に行きました。歌舞伎座改修後、初めて。久しぶりだなぁ~~~~。昼の部に行きました。市川海老蔵、市川中車(香川照之)さんご出演。夜の部だと、話題の海老蔵息子、かんかんクンも出演していますが、もうすでにチケット完売だったそうです。研究室の友人がチケットを取ってくれました。2階席の前方席。3人で音声ガイドを借りてスタンバイ!音声ガイドは優れものですよね~。ライブで言ってくれてるのね。演目「歌舞伎十八番の内 矢の根」30分の舞台。曾我兄弟の仇討ちが素材。荒事、というそうです。曽我五郎時致に市川右團次。音声ガイドのおかげで見所、台詞など理解はばっちり!!やっぱり、馬さんが素敵でした。前足後足を2人で。息がぴったりでした(笑)そして曽我五郎は大根を積んでいた馬にまたがり、大根を鞭にして兄を助けに花道を去るのでした・・・。<音楽について>江戸浄瑠璃のジャンルで大薩摩というのがあります。今は長唄(歌舞伎の伴奏音楽)の中でしか聴けないようです・・・。この「矢の根」は大薩摩も演奏されました。上手側で唄方(うたかた)2人、三味線方2人が見えるように演奏しています。下手側の黒御簾の中、お客からは見えないところで擬音など表現します。日本音楽史の授業で聴いたばかりで知識があったので分かりやすく楽しめました。~30分休憩~アナウンスが「昼食休憩です」というので買っておいたお弁当をいただきました「河竹黙阿弥作 盲長屋梅加賀鳶 加賀鳶」加賀鳶 天神町梅吉 市川海老蔵加賀鳶 日陰町松蔵 市川中車・・・おお、見事に漢字ばっかり(笑)海老蔵さんは2役。最初は鳶の頭、次は悪人の按摩、竹垣道玄。中車さんは1場につづいて鳶の頭の松蔵。最後、すっきりと片をつけてくれます。声を聞くと、ああ、香川照之さんだ、と分かる。歌舞伎も5年目だとか。すごいなぁ、ある程度年齢がいってから、しかも役者としてのキャリアも築いているのにこの伝統芸能の世界に飛び込むとは。この演目は市川齊入の襲名お披露目公演。もと右の助さん。悪女のお兼の役。女形さんの仕草はきれい。~25分休憩~「河竹黙阿弥作 連獅子」狂言師右近、後に親獅子の精 市川海老蔵狂言師左近、後に仔獅子の精 板東巳之助連獅子、久しぶり~~~!!やっぱり親獅子、仔獅子が頭にふさふさの紅白の髪の毛をかぶってぐるんぐるん頭をまわすのが見所で、これでもか!!と言うばかりにぐるぐる頭をまわして、目回らないかな~(@▽@)と素人は考えてしまうのですが、特に仔獅子は若々しく勇ましくらねばならないので、巳之助さん、躍動的ですごかったです!海老蔵さんは、どっしり構えた親獅子然としていて素晴らしかったのですが、少し、ほんの少しだけど、動きが決まらなかった所があって。昼夜通しでほぼでずっぱり。疲れているだろうなと思うけど、それはみじんも感じさせなかったのだけど、本の少し着地が決まらないだけで、事情を知っているだけに無理しないでほしいなと思ってしまう。連獅子は途中で狂言が入ります。(狂言を行う僧役は別の方)おもしろい!!今度は狂言を観にいくのだけど、一緒に研究室にいる人が狂言の研究をしているので最近とても興味が出てきました。久々の歌舞伎鑑賞だったけれど、音声ガイドは本当にすぐれもの!!内容も見所ももらさず、じっくり鑑賞できました。また行きたい!!是非是非また観たいと思いました。
2017年07月15日
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一応、テーマ「演劇」のカテゴリーに書いてますけど、果たしてさかなクンの「ギョギョッとびっくりお魚教室」を演劇にしていいのか・・・。(←いかんだろ。)まあいい。さかなクン、ファンなんですよ、あの博学さ、テンションの高さ、しかも楽器もばっちり!!もちろん今回は楽器は演奏しませんが。会場はお子ちゃまがたくさん。その中、職場の方と4人で行きました。大人が行っても十分楽しめる内容でしたよ。お魚クイズとか。それを、絵を描きながら出題するわけです。また絵がものすごく上手で。様々な状況を説明するのにハイテンションで飛んだりはねたり。それを1時間ず~~~~~~っと。すギョかったです。ここは写真オッケーってことでした。そういえば質問コーナーで、お子ちゃまの最初の質問が「いくつですか?」(笑)誰もが思っていたけど大人だと聞けないよねー的な質問がいきなり(笑)さかなクンは成魚と答えていましたが、Wikiにはしっかり載ってるのね。ま、ほぼ予想通りの年齢でした。とっても楽しかったです。さかなクンはまず利根川に行って、それから会館で講演して、その後さいたま水族館に行ったそうです。Facebookに書いてありました。さかなクンありがとう。とっても楽しかったです
2017年07月09日
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今期のレミゼはこの2回だけ。本当はダブル、トリプルのキャストをもっと観たいしリピートしたいのだけど、現在休職中ゆえチケット代にお金をつぎこむわけにいかず。ここまでで我慢です。今回のプリンシパル。福井バルジャン、川口ジャベは過去に観ているはず。二宮ファンテ、松原エポ、小南コゼ、相葉アンジョは初見。人混みの中で写メするのは至難の業(ーー;)さて。福井バルジャン、川口ジャベは歌唱力、お芝居ともに安定。レミゼは歌手によって結構音程に許容範囲があるのですね・・・たとえばバルジャンなんかは、最初の方の「逃~げ~たーーーー!!」の「た」を、吉原さんは2オクターブ上げるし。福井さんはそこまであげていなかった。ヤンさんは2オクターブだったと思う。前回観たヤンさんがとっても素敵で、慈愛に満ちあふれていて、声も豊かな響きで好きだったけど、福井さんもやっぱり素晴らしい。一緒に観劇した方は、福井バルジャンは父になってからがとてもいいと仰っていました。その方と話していて面白かったのが、最後、神に召された後の司祭さまとの再会のシーン。吉原バルジャンは深々と頭を下げ、福井バルジャンも頭を下げる。ヤンバルジャンは司祭様に心からのハグ。それぞれ、ああ、分かる、と思ってしまうのが、同じ役だけれども演技者によって全然違うものになるという演劇の面白さなのだろう。川口ジャベは、途中で橋本じゅんテナが「顔怖いー」と言っていて思わず爆笑。いかつい感じが結構好きですよ。声もいいし。橋本じゅんテナは、大河ドラマ直虎を見ると笑ってしまうの、必要以上のもみあげと、「でもあなた帝劇ではひどいことさんざんしてるじゃない」って(笑)さて、初見の役者さん。相葉アンジョ、なかなかの青年ぶりだと。アンジョってなんとなくガツーン!!と声を出す上原さんが声と相まって強そうな印象だけど、よく考えれば学生だし、強い想いを持っていてもまだ若いハズだし、なんとなく等身大で良いと思いました。二宮ファンテ。強そう、最後、絶対に死ななそう、と思ってしまった。ブレスの音の大きさは、レミゼに出たばかりの頃の和音美桜ちゃんを思い出しました。彼女も感情が先行しすぎて、不必要な力みを感じたことがあったのです。二宮さんにもそんな印象を持ちました。ファンテには、「夢やぶれて」の時から、まだなんとかなると思いながら、どこか諦めているもう1人の自分、っていうのを感じたい。そこにはかなさが生まれるというか。最後も、コゼットを想いながら死んで行く。そこには強くあろうと思う気持ちとうらはらに、どんどん魂が消えて行く・・・というはかなさが欲しい。松原エポ。歌うまい。プロフィールを見ると芸大声楽科出身。え、それでエポニーヌは大変では、地声だし、と思ったけど、もともと歌唱力がある人は、どんな歌もきちんと自分の声帯をコントロールしてふさわしい声質で歌うことができるのだ、と関心。「ワンデイモア」であれだけエポの声が響いているのは初めて聴きました。芝居の方は、私はあまり笑わない方がいいと思った。自嘲気味に笑うのは分かるんだけど、最後の歌の時は、消えて行く命の中で、好きな人に抱かれて、でも、もう笑う体力はないはずだと思うの。(歌ってるじゃん、っていうのはミュージカルなので突っ込まないでね。)はにかむくらいで。そこはちょっと違和感あり。でも、それがいいって人もいるのかも。お客さんの好みの問題ですね。小南コゼット。とっても美しい歌声。最高音も響きのある伸びやかな声でした。あの最高音でも力まず、海宝マリウスの声と溶けあうように、さらに今回はエポの声も強いので、3者の声がとてもよくなじんで響いていたと思う。ああ。今シーズンのレミゼが終わりました。抜け殻・・・にはならないな、他にやるべきことが山のようにあるので(^^;)それでも、素晴らしい芝居を観ると元気になれる。音楽の力も大きい。ストレートプレイも大好きだけど、やっぱりミュージカルの持つパワーはすごいな、と実感したレミゼでした。
2017年07月07日
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・・・いい加減書かないと忘れてしまう。少し前になってしまいましたが、CLUB SEVENのBバージョン観劇しました。・・・だから玉野さん、バージョンは1つにしましょうよ(^^;)2回目の今回は、とにかくコレ!!西村直人さんに惚れました!!今まで何度も観ていたのに、今日は特にかっこいいと思ったわ席が通路の後ろで、途中でニャン子先生と玉子ちゃんが目の前を通り・・・あのセクシーな格好のニャン子先生、背中がたいそう広かった・・・(←注:男性ですから。)あと、原田優一くん、このクラブセブンの公演中なのに・・・前回より太っていないか?!え??元マリウス、元クリス、いいのか?!いいのか?!ちなみに、彼はコメディーセンス抜群なんだけど、本人はまだ2枚目を諦めていないそうで、2.5枚目だそうです(笑)そして、タータンさん、顔芸といい演技といい、なんて素晴らしいんだ。すごすぎる。でも一番素敵だったのは・・・「続アンディー・ジィーンズ」。やっぱり男役の格好すると、元トップスター、めっちゃかっこいいです!!このシリーズは(実はシリーズもの)、東山君と西村さんがめっちゃおかしい、おもしろすぎる(笑)ラスト、キャストが客席を走り回るのだが、通路の後ろだったので色々な方とハイタッチできたでも、西村さんとできなかったううう・・・さ。クラブセブン。面白かった。カッコ良かった。泣けた。ダンス素晴らしかった。ああ、本当に、この人達なんて素晴らしいのだろう。・・・え?次はGEM CLUB?ってことは若者メインのクラブセブンか。うーん。私、今回のベテランキャストがいいなぁ。GEMだと西村さんでないかもしれないし。出て欲しいなぁ。玉野さん、西村さん、吉野さん、東山君、原田くん、タータンさん、蘭はなちゃん。すっばらしいキャストだった!!
2017年07月01日
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シンガーソングライター、森圭一郎さんのライブに行ってきました。アンコールの時は写真OKだということで森さんの曲と歌声にはいつもいつも、月並みな言葉ですが元気をもらいます。特に4月になってから、覚悟していたものの、自分の力が追いつかず精神的にいっぱいいっぱいになることが多く。落ち込むことが多く。不安になることが多く。そんな時、芝居や音楽はともすれば下を向きがちな私に、空を見ることを教えてくれるんだな。一時だけでも明るい気持ちになれる。だから、とっても楽しみにしていました。いつもスタッフの手作り感満載のライブ会場。今回も、ビルの5階(だったかな?)は、小さい会場ですがあたたかさにあふれていました。すっかりスタッフさんともお知り合いに開場して席に座り・・・ライブが始まるまでずっと文献を読んでいましたが(^^;)そして森圭一郎さんが車いすで颯爽と登場!!ステージの段に上がる時は、スタッフに手伝ってもらっていました。ライブでも言っていたけど、「オレはこの段差さえ、1人じゃ上がれないんだ。でも助けてくれる人がいるからなんでもできる」(若干言葉は違いますが)みたいなことを言っていた気がする。だって・・・インドに1人旅したと聞いて本当に驚いて。そこで遭遇したエピソード、話が上手で本当に面白くて笑い転げました。で、アザーン・・・アザーンで目が覚める、の話の時は、見事にアザーンを(←もちろんだいたいこんな感じ的に歌っているんだけど)歌っていて、あんまり情景が浮かんでくるような素晴らしい歌声だったもんで、ライブ会場のみんな、ライブが終わるまで心がアザーン(笑)歌のこと全然書いてなかったけど、聴く度にどんどん伸びやかになっていく高音、ギターの音色、そしてどの曲もみんな好きだから、じっくり聴き入っていました。元気な曲も(笑)悲しい曲も・・・。涙をこらえながら聴いた。世の中の理不尽さ、大切な人を失う悲しさ。そして元気な曲も。相変わらずやんちゃな「16歳」、相変わらず元気をくれる「ひとりじゃないから」。会場のみんなが本当に楽しそうだったなあ。自分の足で歩けなくても、日本中を、そして世界にも飛んで行く森圭一郎さん。私も下ばかり向いていられません。上を向くのだ!
2017年06月25日
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・・・だから、玉野さん、なんでAバージョンとBバージョンがあるんだ(笑)ということで、実は時間的にも精神的にも余裕がなくて、観劇してからかなり日数が経ってしまってからの観劇ブログである。シアタークリエ「CLUB SEVEN Aバージョン」~ネタバレ~今回は原点に戻り7人のステージ。しかも、初演メンバー4人がそろったということで、私は第6回からすべて観ているがかなり嬉しいキャスティング。男性陣は玉野和紀、吉野圭吾、西村直人、東山義久、原田優一(敬称略。)女性陣は香寿たつき、蘭乃はな(敬称略)の元宝塚男役、娘役トップスター。写真をご覧ください、もう超カッコいいんですよ!!なのに。玉野さんいわく、あれもこれもやりたいと思ったら3時間じゃおさまらなくなり、それじゃ2バージョンやればいいやと思って、写真撮りの時にみんなに言ったら特に反応がなかったのでそれで行こう、と決めたそうだが、後でメンバーに聞いたら「あまりのことで何も言えなかった」らしい(笑)CLUB SEVENは、一流のダンサー、歌手として舞台で活躍する実力派のメンバーが、カッコイイダンスで決めたかと思えばいきなりコミカルな演技で客席を笑わせる、というギャップが恐ろしいショーである(?)。Aバージョンでは「ミュージカル家族ヴァンパイヤー」でいちいち圭吾さんが蘭はなちゃんに「♪エリ~ザベース」と、エリザベートのあのフレーズで歌いかける。(蘭はなちゃんはエリザを演じている。)「全力家族」では舞台では、エリザベートの皇太后や素敵な女性を演じている元宝塚トップスターの香寿たーたんが、がっつり大阪のおばちゃんに「ご長寿クイズ」は・・・いつも通り(笑)圭吾さんお婆ちゃん役やるといつも脱いでいる気がする。ちなみにおじいちゃんは原田君と西村さん。原田君・・・すっかり・・・3枚目路線だけどいいのかなぁ?君、元マリウスだよねぇ、元クリスだよねぇ。「蚊の家族」、かゆくなるからやめてくれ(笑)あとはBバージョンと共通。玉子(玉野)とニャンコ(西村)、普通にしてればカッコイイベテランの2人なのになんでこう女装が好きかね?必要以上にキレッキレの東山さんのダンスや動き(と関西弁)はカッコ良かったし、圭吾さんはやっぱり変態(←誉め言葉。)だなぁ、と改めて惚れたし。今回の監督シリーズは「太陽に踊れ!大捜査!」で、犯人(東山、香寿)と警察(吉野、原田、蘭乃)に分かれて、グループ別にムチャぶり。この日は・・・なんだっけ。ミュージカル風になんかやっていた。(←時間が経ってしまったので詳しい内容は忘れてしまったが爆笑したことだけ覚えている。)ミニミュージカルは「THE THEATER」。このミニミュは、時々、あまり好きな話ではないな、と感想をいだくこともある。休憩後すぐのこれはシリアスな話、そして感動系の話が多い。そういえば以前観た、東山君のアンドロイドが本当に人を愛してしまう話は結構好きだった。玉野さんと西村さん、特に西村さんは本当に芸達者で老人から若者からコメディーから猫(?)まで、本当に素晴らしいのだけど、今回もすっごく良かった。そして香寿タータンはどうしてあんなにかわいらしい声で演じられるんだ!!ベテランで歌も演技もうまくて、なおかつキュート。すごい人だ今回のお話は結構好きだったそして、メンバー紹介、お題は・・・人生の最後に何を食べたいか。西村さんは、伊勢崎・・・って言ってたっけ?のなんとかというお店のかつ重・・・だったっけ?を挙げていた。(←うろ覚え・・・。)東山さんがサプリを気付かないうちにたくさん買っていることは分かった(笑)そして恒例50音順ヒットメドレー。どれもおもしろ過ぎて、なのにダンス上手すぎて、何を書いていいのか分からない。(←オイ。)あ、女装や着ぐるみの時の原田君のキラキラの笑顔が忘れられない。いいのか、マリウス・・・。でもやっぱり吉野圭吾さんのモンキーマジックは一番興奮する。どんどん手品がうまくなっている。今回はニャン子先生も一緒に登場。っていうか、西野さんあの格好に着替えるのが早すぎ。網タイツだぜ?・・・そんなこんなで大爆笑しながら進んだメドレー。いつものように「ん」でハミング。そして・・・ミュージカル「レント」のシーズンズオブラブ。この曲が大好きなのは、もしかして「ああ、これでクラブセブンは終わるんだな」って思うからかもしれない。レントの中でも、あの混沌とした作品の中で、この曲は・・・例えば悪いが沼というか泥から美しい花を咲かせる、菖蒲みたいだと思っている。楽しすぎて終わりが辛い。でもまだBバージョンが残っている!!今回も面白かったなぁ。時間とお金があったら毎回観たいのだが。だって毎回違うんだもん!!次は今日よりは席が前の方なので楽しみだ。
2017年06月24日
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東京公演を泣く泣くキャンセル、でもどうしても山路和弘さんの一人芝居が観たくて、新潟遠征決行!東京、伊賀を経てこの新潟が大千秋楽。この、手作り感満載の看板・・・ここはどこ??ここは・・・お寺でございます。新潟県十日町にある、圓通寺。この本堂での公演。手前に落語の高座のような段が2段。山路さん、本堂の後手から登場。「ええ、携帯、スマホの電源はお切りください・・・」と開演前の注意をしながら登場。落語家さんのような着物姿。それもそのはず、このお芝居、落語と芝居が半々になっている。落語も面白かったけど、やっぱり芝居になってからが真骨頂。色々なキャラクターの演じ分けが巧みで、私としては「おさきちゃん」が一押しだったのだが(笑)話は、親一人子一人の材木問屋の商人の娘(おさき)が、武家の次男に嫁入りが決まり、豪華な婚礼の準備やら白無垢を試着して父親に見せるやら、幸せの絶頂にあった。しかし、武家の次男は武士にはなれない。そこへふってわいた養子の話、しかし条件はそこの娘との結婚。武家の次男は、あっさりおさきを捨てる。周りからの中傷と絶望のなかでおさきは首をかみそりで切って自害。血の海の中で白無垢だけは真っ白のままだった・・・。娘を失った父親は、店をたたみ故郷の米沢へ隠居する。一方おさきを捨てた武家の次男は、婚礼の日から、夜中に訪れてふっと消える、花嫁行列におびえることになる・・・。ムカサリとは、山形の民俗風習で、若くして子を亡くした親が絵馬に架空の相手を書いて寺に奉納し、死後の幸せを祈るものだそうだ。しかし、絶対にしてはいけないことは、実在する人物の名前を書くこと。そうすると、書かれた人物は、亡くなってから四十九日にあの世へ連れて行かれるとか・・・。怪談と聞くとこわいのかな、と思うが、山路さんの巧みな演技で時にはコメディ、時にはじーんとくる人情物、そして・・・怪談というのではなく、「怖い」と思わせる人間の情念、そしてラスト。山路さんは走ったり驚いたり娘になったり泣いたり山形弁話したり語りになったりやっぱりまた走ったり・・・。もう汗だく(^^;)役がぜえぜえと息せき切っていても、次の瞬間別の人物になるのであっという間に冷静になる。さすがです。1人で観客全てをひきつけるわけだから、それはそれは大変だけど、すっかりひきつけられた。面白くて泣けて、後からじんわりと怖かった・・・。アフタートークで演出家の金澤菜乃英さんも言っていたが、「怖いのはおばけより生きた人間の情念」というのが非常にしっくりくる。ラスト、山路さんの恐怖で呆然とした表情のままライトが消え、芝居が終わると・・・電気がついたら!!新潟限定、突然始まる山じいのゾンビ踊り!!客席には1人日本ずつサイリウムが配られる!!さあ皆さんご一緒に!!・・・ええええええええ???????振りました、サイリウム、ええ、ノリノリで。でも意外とあっという間に終わったゾンビ踊りタイム。もうちょっとやりたかったが、それはそれで山路さんの体力がもたなかったかもしれない。ゾンビ踊りは新潟でしかやっていないそうで・・・その意味でもラッキー(?)。ちなみに、このお寺は演出家金澤さんの嫁ぎ先のご実家だそうで。こういう異空間でのお芝居はとても面白い!!青年座のスタッフも音響、照明等、12名来たそうだ。本当に行って良かった。遠征にあたってはお宿の予約から色々、青年座のスタッフの方に本当にお世話になった。心から感謝!!新潟県十日市町、とても素敵な町だったので、それについても後日書こうと思う。
2017年06月09日
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ベートーヴェンの交響曲第九番と言えば、日本では年末が恒例になっています。別にそんな縛りないんだけど、いつからそうなったんだろう??今日は、東京芸大で行われた第九の演奏会に行きました。これは東日本や熊本の復興支援のチャリティコンサートです。オーケストラと合唱は芸大生。学生だからと侮れません。何せ日本の最高峰だからね。それは素晴らしい演奏でした。指揮の迫昭嘉先生は丁寧に音楽を作っていました。ソリストは、バリトンが甲斐栄次郎先生、テノールが吉田浩之先生、アルトが永井和子先生、ソプラノが菅英三子先生。ソロも合唱も素晴らしい歌声、圧倒的な音。第九を生で聴くのは久しぶり。やはりいい音楽を生でたくさん聴かないと。至福でした!!
2017年06月04日
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遂に来た「レ・ミゼラブル」。しかも今回はおけぴ貸切公演!おけぴとは?→定価以下によるチケット救済サービスのサイト人気アーティストのチケットの高額転売が問題になっているが、ここは「定価以下」で、どうしても都合で行けなくなってしまった舞台等のチケットの譲渡先や交換相手を探すことができる。私も何度も利用している。その会員限定の抽選による貸切公演、ということは、まぁ、簡単に言っても客席のほとんどが演劇大好き人、はっきり言うとマニア度が高いと言っていいだろう(笑)これを見ると、ああ、また始まったな・・・と思う。劇場の入り口から、もうレミゼの世界。キャストがほぼダブル、トリプルなのですべての組み合わせで観ようと思うと何回劇場に足を運ばないといけないのだ?(←数学苦手だから計算しない。)人だかりの中で必死で写真撮ったから曲がっとりますがな。しかもちっちゃ主要キャストは、バルジャン=ヤン・ジュンモ、ジャベール=吉原光夫、ファンティーヌ=和音美桜、エポニーヌ=唯月ふうか、マリウス=海宝直人、コゼット=生田絵梨花、テナルディエ=橋本じゅん、マダム・テナルディエ=鈴木ほのか、アンジョルラス=上山竜治、以上敬称略。<言うまでもないがネタバレ>昔から応援している和音美桜ちゃんはインタビューの中で、今回で区切りをつける、というようなことを言っていたので和音ファンテはこれで見納めかもしれない。が、今後、「モーツァルト!」でのナンネル役が決まっている。宙組娘役トップスターだった花總まりちゃんからのバトンタッチ。そちらも楽しみ。そして、このレミゼでは吉原光夫さんと結婚してからの初共演だったんじゃないかな。そう言われるのはいやなのかもしれないけど。さて、バルジャンのヤン・ジュンモさん、2015のレミゼでもご出演されたのだとか。2015年は、ブログを読み返すと1度しか観劇していない。バルジャンが吉原さん、ジャベールは岸さんだった。ファンテは美桜ちゃん。そうそうこの時は新演出だったんだ。・・・マリウスとアンジョは今回と同じだ。2015年の観劇ブログはこちらで、ヤン・ジュンモさんに戻るが、素晴らしい歌声と演技!!時々日本語のリズム感(言葉のリズム感)にちょっと変なところがあったけど、そんなことどうでもいいくらい素晴らしいバルジャンだった。ヤンさんだけじゃなくて、今回のレミゼはかなり「芝居より」になってると感じた。歌に重点を置くとその語尾とかどうしても日本語は不自然になってしまうところがある。それをうまく、多少音程より「語る」方を優先して芝居の流れを作っているような。ミュージカルとしてそれがいいとは思わないけれど、私はこっちの方が断然いいと思った。これは役者がうまいのか、全体的にそういう演出なのか?1度しか観ていないので分からないが、バルジャンやマリウスの所でそう思った。「彼を帰して」は山口祐一郎さんの柔らかい歌声が私の中でベストだったのだけど、ヤンさんは匹敵するか越したかな、くらい良かった。とにかく声が素晴らしい。そして、言葉のハンデもあるだろうに実に芝居が自然。最後の挨拶では紙を見ながら日本語をしゃべっていたので、決して自由に日本語をあやつれているわけではないのだろう。・・・日本人がヨーロッパでオペラの公演をするような感覚なのかな。今回はヤンさんのバルジャンの素晴らしさに特に感動した。光夫ジャベールも観たかったので嬉しい!!公演中バルジャンと両方やるってどれだけ大変なことだろう。伸びやかな歌声はもう「スターズ」では鳥肌もの。美桜ちゃんファンテ、初ファンテの時はかなり激情的で、歌い方もブレスが大きかったけど、そこをぐっと押さえて、より静かさの中ににじむ悲しさや絶望感の表現が増した。ラストシーンは浄化され、美しい包み込むような声で、本当に泣けた。やはり素晴らしい歌声。エポは多分私の観劇史上一番すばしっこくて足が速いエポニーヌ(笑)ふうかちゃんって、ピーターパンで知った。(←未見。)歌も演技もビジュアルもエポがよく似合っている。マリウス、アンジェは前も見ている。海宝さんは雰囲気も声もぴったり。アンジェルラスの上山さんはもっとパンチがあってもいいのかな。コゼットの生田絵梨花さん。とてもかわいらしくてコゼットにぴったりただ高音のドの音はきついみたいで(←そりゃそうだ、私だって音程当てるだけ。)、ここを美しく聴きたいなと思うとやはり声楽系の声の方がいいのかな。だいたい二重唱、三重唱の所なのでハイC(高いド)が目立ちすぎてもいけないんだけど、もう少し聴きたいところ。そうそう。マダム・テナルディエが鈴木ほのかさん。ほのかさんは昔ファンティーヌやっていたんじゃなかったっけ。未見だけど。ファンテからマダム・テナルディエ・・・この声は、がなるから大変。少し枯れぎみだったけどわざとそういう声を作っているのだろうか。役者はすごいな。森くみさんほどの振り切れたコメディ感はないけど十分小悪者。テナルディエの橋本じゅんさんの小物感も、悪党だけど憎めない・・・というか、テナルディエ役は皆そう作ってくるのだけど、なんかかわいさまで感じて面白かった。やったら子役がうまいな、と思ったらガブローシュ役の島田君、前日観ていた友人も絶賛だった。芝居心がものすごくあるのだ。最近の子役はすごい。2015年からのアップテンポ感は変わらず。オープニングからのせせこましい感じはあまり好きではない。上演時間の関係もあるのだろうし仕方ないだろうけど。前回気になった露骨すぎていやだったシーンも、今回はさほど嫌悪感を感じなかった。少し表現がマイルドになっていたから。(テナルディエの宿屋の2階での男女のシーン。)最後が大合唱で終わるので、ものすごい高揚感で終わる。すかっとした大合唱もいい。同時に、歌手の本領発揮はやはりピアニッシモじゃないだろうか。マイクをつけているからもちろん聴こえることが前提でのピアニッシモの表現、ヤンさんと美桜ちゃんが素晴らしかった。ラストのバルジャンの今にも息絶えそうな表現、ファンテが死ぬ時のコゼットへの想い、もうすぐ切れそうな命の灯火を必死に必死に消えないように大事に大事に・・・でも段々消えて行く・・・その表現は本当に涙が出た。貸切公演なのでご挨拶。ヤンさん最初の挨拶を韓国語で、後は紙を読みながら日本語で。「おけぴさいこー!」がかわいい(笑)続いて吉原さんもご挨拶。カーテンコールで、すでに役から一人の個人に役者は戻っているのだけど、ああ、レミゼの世界が終わったんだな、と実感する。劇場を出ると現実。さっきまでのうねるような熱気を引きずったまま、帰宅の途についたのだった。次は7月!!・・・待ちきれない(T_T)
2017年06月01日
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昨日、一昨日ブログにアップした芝居より前のことだけれども今頃アップ。素敵なコンサートに行ってきました。「藤木大地カウンターテナーリサイタル」。知り合いから教えてもらい、初めて代々木のHAKUJUホールへ。なんか、リクライニング席があるそうで・・・確かに、私が座った席も背もたれが大変心地良かったが・・・寝てしまわんだろうかと、いらぬ心配をしていまうではないか。ま、私は多分その心配はないと思うのだけれど。何せカウンターテナーのリサイタルなんて、なかなか聴く機会がないし、この藤木さんは4月にウィーンでデビューしているそうだし。しかも曲がドイツリート。シューベルトでは、「アヴェマリア」「春の想い」「夜と夢」「水の上で歌う」「魔王」「音楽に寄せて」シューマンでは「詩人の恋」の16曲。アンコールの曲は、時間が経ってしまったので忘れてしまった・・・。あ、1曲はシューマンの「献呈」だった!藤木さんの声、AveMariaの第一声を聴いた瞬間、もう、藤木ワールド。繊細で美しい、抑揚がコントロールされた声。なんだこの心地よさは・・・!!何がどうって具体的に言えないのだけど、開場を包み込む豊かな響きが、こう、音量があるとかではなくて、本当に包み込むという言い方が一番合っているのではないか・・・。詩人の恋は、演奏会で聴いたのはう~んと昔で・・・しかも誰だったっけ・・・テナーかバリトンだったような・・・。ドイツ語が好きなので(←決してできるわけではない。)、その発音の明瞭さとか歌と言葉の妙だとか、うっとりしながら聴かせていただいた。そうそう、リートは伴奏も命だけれども、ピアノの松本和将さんがまた素晴らしく!!お二人とも素晴らしい、本当の本物の演奏を聴いているんだとまさに実感した時間でした。藤木さんの声で「カルミナブラーナ」のカウンターテナー聴きたいな・・・。やはりドイツ語の歌はいいな・・・。現在、声楽のレッスンを再開すべく先生と話し中なのだけど、ドイツ語の歌を歌いたいと話しました。リートも、アリアでも。ま、ドイツ語のソプラノのアリアって難しいから多分やらないだろうけどね、パミーナとかになるのかな?夜の女王は1000年経っても無理ですな(^^;)ドイツ語オペラのアリアもいつか歌ってみたいなぁ。でも、久々にリート(歌曲)からかな。学生時代、シューベルトとシューマンを歌うことが多かったです。・・・というか、現在大学院で英語と悪戦苦闘していて(^^;)ドイツ語も好きだから勉強したいし、ってなると、声楽でよく歌うイタリア語まで手がまわらないというか・・・もちろん発音ちゃんとやればいいのだろうけど、ドイツ語とイタリア語と英語、ちょっとごっちゃになりそうなので・・・。ま、学生時代もドイツ語超ヘタだったけどな(-_-)またドイツ語の曲を歌いたいと思わせてくれたリサイタルでした歌もピアノも一流。至福の時でした。
2017年05月31日
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俳優座劇場で公演された「十二人の怒れる男たち」の、舞台稽古を見学する機会があった。 次の日が初日、後方席には演出家。 我々見学者は前3列目までに着席し、観劇した。 もう公演は終わってしまった。少し時間が経ってしまったがやっとの観劇ブログ・・・(^^;)しかも昨日ブログにアップして「パレード」より早く観てたの、順番逆になっちゃった・・・。 この話の舞台はアメリカ。父親殺しの罪に問われた少年の裁判をめぐる、十二人の陪審員の話だ。 実はかなり昔のアメリカ映画の舞台版。 演出家の先生(西川信廣演出)の授業を受ける機会があり、この舞台の演出のことも聞いていた。 今回は2年前の舞台の再演だそうである。 これね、パロディーの方を先に観てるの。(舞台をテレビ放映したもの) 三谷幸喜の「12人の優しい日本人」っていうタイトルだったと思う。もう、「ジンジャエールッ!!」って言葉がずっと離れない。(←分かる人にしか分からない。死んじゃえーっ!って聞いた、という証言が、実はジンジャエール!って叫んだのでは!っていう話:笑) 三谷版は日本が舞台だったけど、だいたいの物語は同じ。それが、コメディになっている。 それがまた面白くて。そして私にはその印象が強くて・・・本家本元を始めて観た(笑) アメリカの映画版もリメイクされていて、それには陪審員に女性や黒人もいる。 最初の映画は白人の男性だけだ。そういう時代だったのだ。 そしてこの舞台の登場人物は、最初の映画と同じ設定で、みな男性だ。 公演終わってるけど一応・・・以下、ネタバレです。 どう見ても有罪(=死刑)、審理は全員一致ですぐに終わるはずだった。 しかし1人が反対する。 もっと話し合いましょう、16歳の少年の命を数分で決めてしまっていいのか、と。 そして色々検証していく。 すると、やったかもしれない、でもやってないかもしれない、と受け取れることが、ひとつ、ふたつ・・・ なんと、最後には全員一致で無罪になるのだ なんていうか、心理劇というか、どんでん返しというか。 そこに至る男たちの感情、、、葛藤、理性、怒り・・・。 すごかったな、役者さんの表現が。 12人の動きが巧みに組み合わされる。椅子の配置、ハンガーの数、女性はいないけどちゃんとセットには女性トイレも。男性トイレでのやり取りも見ものなので、トイレに入ると電気がついてトイレでの会話の内容も聞こえるようになっている。演出家の思い描く動線の中で芝居が進んで行く。すぐカッとする者、理論家、早くベースボールの試合に行きたい者(笑) しかし、先にこの芝居を観たのだけど、今、昨日ブログに書いた、後から観た「パレード」が頭をよぎる。この舞台でも、あのまますぐに審理が終わっていたら少年は死刑だった。 やったかもしれないけどやってないかもしれない。 もしやっていなかったら・・・冤罪で死ぬことになったのだ。 役者さんが素晴らしくて 見入った。 授業でこの芝居のことを聞いていたのでより深く観劇できたと思う。プロの芝居の舞台稽古を初めて見学して、面白いというか、なんか、とてもラッキーな経験ができたと思う。ああ、お芝居、やりたいな、と思った(笑)よしよし、私も、明日が稽古だ(笑)
2017年05月30日
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石丸幹二さんと堀内敬子さんの共演。行きますとも、生幹二さまに会えるなら!(←なんだ、なま幹二って^^;) 堀内敬子さんは多分舞台では初・・・だった気がする。 で、内容も何も知らずに行ったわけだ。 <ネタバレです> つ、辛い・・・ これ、アメリカで実際にあった人種差別から起きた冤罪事件だったのですね。 前半は、証言者の偽証によってどんどん追い詰められていく。 だれか、幹ちゃんを助けて なんでこんなことに? 観ていてどんどんたまるストレス 南北戦争終結から半世紀。南軍戦没記念日には、生き残りの老兵たちが誇り高い顔でパレードをしていた。町は熱狂している。 レオ・フランク (石丸幹二さん)は北部から南部に来て、工場の管理者をしている。 妻のルーシー (堀内敬子さん)とは、お金を貯めて子供をもうけたいと思っているけど、真面目なばっかりに仕事仕事になってしまい、最近すれ違い気味。 パレードの日、工場で働いていた13才のエイミーが殺される。 レオにはまったく身に覚えがないが、市民感情から絶対犯人をあげなければならない検事のヒュー・ドーシー (石川禅さん)は、ユダヤ人であるレオを犯人に仕立て上げるために人々に偽証させる。 エイミーの幼なじみのフランキー (小野田龍之介さん)は、レオに憎しみを募らせる。 エイミーの母(未来優希さん)も。 ゴシップ記事の記者ブリット (武田真一さん)は市民感情をあおるような、確証のない記事をどんどん書いていく。(後に心変わりする) このあたり、今のネット社会に通じる。真実だか分からない話があたかも真実であるように出回り、そしてそれを信じる人達がいる・・・。 州知事スレイトン (岡本健一さん)は、後半でルーシーの熱意に動かされレオの疑惑を晴らし、死刑から終身刑にするが、市民の暴動に会い逃げざるを得なくなる。 反ユダヤ主義の活動家であり新聞を出版しているトム・ワトソン (新納慎也さん)。どんどんレオを追い詰める。 黒人メイクなので最初分からなかったけど声を聴いたら坂元健児さんだったのは、工場のジム・コンリー。憎々しいやつ。史実では・・・こいつが犯人だった。 黒人が縛り首になっても誰も驚かないが白人は違う、と黒人が歌う。 ここもにかなり根深い人種差別がある。 黒人白人の差別は有名だけど、アメリカのこの時代のユダヤ人差別のことは、あまり知らなかった。 役者と役柄はもちろん違うけれども・・・でも・・・叫びたい。 禅さん!ひどい!小野田君、なんてことするだ!坂元さん、ひでーーー (そう言えば今も不倫ドラマで主役を演じている波瑠さんが役と混同されてバッシングを受けているとか。ま、それもネットの話なのでどこまで真実かわからないが) 後半は失いかけてた夫婦愛をとりもどしていくのにね・・・ 疑惑が晴れてスッキリした終わり方をするのかと思ったら、まさかの展開。 なんという、、、 このラストが史実通りなのかは知らないけれど、史実ではレオを追い詰めたヒュー判事やトム・ワトソンは、地位を上りつめている。弱者は弱者のままで悪い奴ほど出世する。 真実を知ると(後の時代から歴史を知る者として観ると)なんて理不尽なんだろうと思う。 そしてこの話で怒れるということは、自分は幸せな世界にいるのだ、と実感する。 役者はとても良かった。オープニングの兵士役の小野田君の歌声は美しく、もちろん石丸さんの歌声も素晴らしく。禅さんは憎たらしく、新納さんは不思議な雰囲気から狂気さをにじませていて。堀内さんは最初喋り方が四季っぽいなーと思いつつ、ラストの憎しみ、悔しさの感情を押し込めた表情は心にくるものがあった。 役者もいいし曲も美しい、背景の大きな樹も印象的だし開始早々大量の紙(クラッカーの中身よりは太めの色とりどりの画用紙で作られたもの)が舞台上にばらまかれ、演じにくくないかな?場面転換やりにくくないかな?なんて思ったり・・・。でも、でも、。ただただ辛い。残念だ。ルーシー、一人で生きていくの?私なら耐えられない とても衝撃的な芝居だった。 でも一番衝撃だったのは・・・ 幹さまの生足を見てしまったことだろうか ラストのシーン。 悲しく悔しく憤りを感じるシーンなのに、幹さまの足にドキドキしてしまったことが、辛い話を結構引きずる私がなんとか気持ちを保てた・・・っていうのはおかしいか(笑) カーテンコールで幹二さんが出て来て安心したっていう(^^;)私、結構のめり込んで観てしまったようだ!ちなみに、ポスターの幹二さんの写真は、前の舞台の「キャバレー」っぽい(^^;)この劇中では真面目な工場管理者らしく、髪の毛きっちり、眼鏡もきっちり。でもカッコイイのだ(笑)
2017年05月29日
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25周年、30周年に続き3回目のさいたまスーパーアリーナのライブだが、35周年の今回はその豪華なゲストも話題になっていた。小田和正、鈴木雅之、杉山清貴、KAN、馬場俊英、スキマスイッチ、渡辺美里、岸谷香、松たか子、森高千里、矢井田瞳。そしてシークレットゲストにいきものがかりの水野良樹(敬称略)。開場が11時30分。開演予定が13時。とりあえず12時前に行ってスタレビスーパーアリーナ名物「さいたま物産展」と「さいたまおっさん展」を見に向かったが・・・(恒例のスタレビ神社)すごい人だかりで気持ち悪くなった(ーー;)物産展、行田と羽生頑張りすぎ(笑)でも柿沼園の玄米茶はすごくおいしいし地元じゃ買えないので(多分店閉めちゃったし)ゲット。もういいや、席に行こうと足を踏み入れると・・・やっぱりでかい、スーパーアリーナ。前回はスタンド席だったけど、今回はなんと、初アリーナ席。しかも16列目!!なんと!!モニターなど見なくても本人達の顔がよく分かる距離!!すごい!!えらいぞ旦那!!(←現在ファンクラブに入っているのは旦那。)開演は15分押し。想定内です。そして「6時間ライブ」と言っているが絶対に6時間じゃ終わらないことも想定内。結論から申しますと、ええ、19時過ぎには終わる予定が、20時半までやってました。ま、想定内。一つ一つの出来事が衝撃的で心にぐっと来て、とても書ききれないので、もうさっさとセットリストを載せます。終演後アリーナ席はすぐに地上に出されてしまったので、他の方の写真を借用。オープニングからゲスト総出演。客席みんなで「愛の歌」を歌いながらゲストを迎える。・・・・・・す、す、すごいーーーーーーースタレビの曲を数曲歌った後、ゲスト一人一人とのコラボステージ。スタレビの曲、そのアーティストの曲の2曲をコラボで歌う。(もちろん要さんの超絶MCつき。)もちろんスタレビのライブには休憩があります。スタレビだけの曲ももちろんありつつ、ライブ後半には「夜のヒットスタレビ」として、各アーティストが自分のヒット曲を全員メドレーで歌うという豪華企画。「いや、スタレビの曲を聴きに来たんだよ、って言う人もいるかもしれない、でもな、俺たちはいつでも聴けるんだよ、いつもライブやってるから。」by要 みんな納得&大笑い全員分書ききれないので思い入れが強い人のみ書かせていただく。杉山清貴さん。小学生の頃、「カックラキン大放送」という番組があり、そこで聴いた曲に心うばわれ「・・・マリンブルー」というタイトルの一部だけをたよりに、レコード屋さんで探した。それが杉山清貴&オメガトライブの「君のハートはマリンブルー」。小学生が心奪われるには、渋い・・・。中学生になり、彼らの4thシングル「ふたりの夏物語」が大ヒットした。中学の3年間は、杉山清貴&オメガトライブにはまりまくった。そして中3の時、彼らは解散した。泣いた。あんなに好きだったのにライブに行くなんて選択肢は田舎者の中学生にはなかった。今になって、スタレビのライブで会えるなんて。感慨深い。歌ってくれたのは「ふたりの夏物語」。はっきり言って、中学生の頃の記憶はすごい。一言一句間違えずに歌えた。懐かしい。そして嬉しい。クリスタルボイス。驚くほどの輝きのある声は健在。生で聴けるなんて。感激。ライブ後半のメドレーでは、「さよならのオーシャン」を。ソロのシングル第1弾だね。懐かしい。渡辺美里さん。高校生の頃はほとんどクラシックしか聴かなかったが、唯一、友達が教えてくれた渡辺美里さんは聴いていた。カセットで何度も何度も。友達と西武球場にも行った。(そしたら近くにTMの木根さんがいたんだよね・・・。)曲は「恋したっていいじゃない」。やばい、これも間違えずに歌えた(笑)しかし彼女の歌唱力は群を抜いている。要さんとの「もう一度抱きしめて」は鳥肌が立った。メドレーはもちろん!「マイレボリューション」。今でもカラオケで歌ってるで!!小田和正さん。まさか、生歌で「YES-NO」を聴けるとは。中学生の時に好きだった。一番好きな曲だった。・・・まだ変声期迎えてないよね?なぜ?どうして?この声なの?声の張り、響き、昔となんら変わらない。驚き。小田さんピアノ、要さんとのアコースティック「木蘭の涙」。お互い声が高くて「あ、今小田さんになったんだ」みたいな感じだった。生で聴けるなんて。感激。メドレーは「ラブストーリーは突然に」。ああ。カンチ・・・。松たか子さん。旦那が好きで結構CDを持っていて、彼女がミュージカルに出る前から歌声は知っていた。今回は小田さんが作った曲「おやすみ」を要さんと小田さんと3人で。美しい。歌自身も、3人の声も。スタレビの曲は「トワイライトアベニュー」を要さんと。なんとなくだけどそんな予感がしていた。メドレーは「明日春がきたら」。ユースケサンタマリアさんとのドラマの主題歌で、結構好きだった。岸谷香さん。曲は好きで昔よく聴いていた。「M」はやっぱり泣ける。しかし、本当にパワフルな歌声。ああ、バンドの人なんだな~って思った。メドレーはもちろん「ダイアモンド」。盛り上がるよね~。懐かしくて泣きそう。森高千里さん。そういえば昔スタレビも森高さんもアップフロント事務所で、パシフィックヘブンやってたよね?それは観に行ったかな?・・・なぜかうちにパシフィックヘブンのカードはあったのだが(笑)思いだしてしまったのだが、森高のことを最初に教えてくれたのは大学1年の時につきあっていた人だった。「くさい物にはふたをしろとか、歌詞が独特でおもしろい」とか言っていた。私は「気分爽快」が実は怖いんだけど。あれ、よく歌詞聴くと女の怖さ感じるよね・・・ちなみに現在の知り合い(同い年)に中学の頃から森高大ファンという男性がいるのだが、なるほど、ビジュアル的に自分に似た人が好きなのか。江口洋介よりいい男になれば奪えると思います。頑張ろう。しかし彼女も変わらないな~。「渡瀬橋」は名曲。うん。メドレーは「私がオバさんになっても」。面白かったのは「♪わたしが~オバさんに~な~ったら~」 スタレビ「私はおじさんよー。」(←後ろのスクリーンに「オジサン」とメンバーに向かってこういう矢印↓が出ていた:笑)KANさんのライブのおもしろさは知っていたけど、やっぱりこの人はおもしろい。要さんが「KANを知ってからオレの方が真面目だと思えるようになりました」というのに笑った。メドレーは、セットが変わって宝塚大階段のようになっていてせり上がって皆さん登場してくるのだけど、KANさん、ほとんど宝塚の衣裳(頭と背中に羽つき)で登場してきたよ・・・でも眼鏡(笑)それで「愛は勝つ」を歌ってくれた。ふはは。ちなみに、前半の衣裳は黒燕尾に白い羽をしょってました。鈴木雅之さんは、メドレーで前の歌手から紹介される時、岸谷さんから「日本人初の黒人です!」と紹介されていた。曲は「め組の人」。なぜ私はふりを知っていたのだ?あ、有名だからか。途中、年末の小田さんの番組「クリスマスの約束」から、委員会バンドが登場。現在放牧中のいきものがかりの水野良樹さん登場。嬉しかった。そして「風が吹いている」をスキマスイッチ、水野さん、要さん、小田さんで歌って弾いて。至福。馬場さん、矢井田さん、スキマスイッチ、本当に素晴らしかったけど、年代的に上記の方々よりは聴いていないのであまり書けなかった・・・。ラストはスタレビ「今夜だけきっと」。もう拍手しすぎて、両手のひらは真っ赤。体も疲労の色が濃くなってきた。(←スタレビの体力ってなんなの。そしてこんなにお客の体力を消耗するって・・・いや、それがいいんだけど)この時点で多分もう8時過ぎていたと思うのだけど、 そこからアンコーーーーール!!・・・いきなり「オラが鎮守の村祭り」かい(^^;)ま、いい。最後は「道」。さいごまで・・・体力がもって良かった。(←そこかい。)あまりに豪華すぎて、なつかし過ぎて・・・。私の年代どんぴしゃなアーティスト、選曲。これ、本当に伝説のライブだと思う。観に行けて本当に良かった・・・。7月16日(だっけ・・・)にNHKBSで放送だそうだ。でも2時間の放送時間だから・・・相当カットされるね(^^;)色々、苦しみや悩みがあったんだけど・・・ふっとんだ!!なるようになるさ。また、頑張る。やっぱり、負けない!!いい音楽聴いて、頑張る!!
2017年05月21日
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いい音楽を聴いてきました。芸大ウィンドオーケストラ。ウィンドオーケストラ、すなわち吹奏楽です。フランスの作曲家シリーズでした。いや・・・ディオニソス、すごかったな・・・。演奏が全部終わった後もしばらくふくらはぎあたりがゾクゾクしてました(笑)芸大にいる2年間でいい音楽をたくさん聴こう!!と改めて思ったのでした
2017年05月11日
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「ノートルダムの鐘?ああ、ノートルダムのせむし男ね。」と思ったそこのアナタ。おそらく45歳以上ですね?「ノートルダム・ドゥ・パリ」は知っていたのだけどそのディズニー版が「ノートルダムの鐘」だって知らなかったのよね。三矢直生さんのディナーショーで「ノートルダム・ドゥ・パリ」の「カテドラルの世代」という曲を聴いてとても好きになったのだけど、今回のミュージカルの作曲者はアラン・メンケンさんでした。メンケンさんと言えば「美女と野獣」。映画やってるし、それも観たいなぁ。さらに原作がレ・ミゼでお馴染みのヴィクトル・ユゴー。ってことは軽い話ではないな、と思っていたが予想通り、いや予想以上に重かった。アニメ化された時はハッピーエンドだったらしい。さらにアニメに忠実に作られたミュージカルも。今回のはそれをより大人向けの話にしたそうだ。もちろん、こっちの方がきっと私は好きだろう。あ!シンバとエルファバだ!!(←分かる人には分かる。)(注)ネタバレしてます。大聖堂でのシーンが多く、クワイヤ(聖歌隊)が登場する。ソプラノはとても高音。でもすごい迫力。元音大声楽科が何人いるのかしら、などと思ったり。ざっくりテーマを言うと・始末に負えない権力者の老いらくの恋・虐げられる者の哀れさ・自分より虐げられている者をいじめて自己満足感を得る人間の醜さだろうか。演出的に、それぞれが説明しながら役も演じるスタイル。最初カジモド(田中彰孝さん)は普通に歩き、顔も綺麗に登場する。しかし、自らカジモドの説明をしながら、背中にこぶを背負い、顔を汚し、そこでカジモドになる。カジモドは、優しくしてくれたエスメラルダに恋心を覚える。ジプシーのエスメラルダ(岡村美南さん)に心惹かれてしまう、高僧のフロロー(野中万寿夫さん)。自分のものにならないとなると、魔女であると国王に告げ(1482年の設定)、火あぶりの刑にする。始末に負えないな、年寄りの妄執は。エスメラルダに恋し、助けようとする警備隊長のフィーバス(清水大星さん)。エスメラルダを巡る、3人の男達が核の話だが、それより、虐げられている者たちへの作者の眼差しを感じる。年に一度の「道化の祭り」で彼らは出会ってしまうが、昔から道化はよく物語に登場する。そして皆、背中にこぶがあり普通には歩けない異形として描かれる。オペラでいうとタイトルロールのリゴレット。異形の者は、道化として生きるしか道がなかった。ハンディキャップという言葉は、異形の者がその姿を人々にさらして手に持った帽子にお金を入れてもらったことからできた言葉だ。フロローの甥のカジモドだって、その名前の意味は「できそこない」だ。ジプシーも流浪の民。定住の地を持たぬ故に、犯罪に走る者もおり、差別の対象となっている。しかし独自の音楽を持っており、昔はジプシー音楽と言ったが、現在はジプシーは差別用語であり、ロマの音楽と呼ばれている。最後、火刑に処されたエスメラルダを救いだしたカジモドだが、エスメラルダは息絶えてしまう。初めてカジモドはご主人様、フロローに反抗し、その力で彼の部屋(鐘つき場の高所)からフロローを突き落とし、復讐を果たす。エスメラルダを失った失意の中で、客席に背を向けたカジモドは、振り向いた時に、汚れがなく綺麗な顔になっていた。そして背中にしょったこぶをおろした。他の登場人物は全員、顔に汚れがついていた。その後、ノートルダムの地下で見つかった2体の白骨死体は、エスメラルダとカジモドのものだと分かる説明で、幕。何度も行われたカーテンコール、最後の方でやっとカジモドが田中さんに戻って笑顔になった。重かったが、見応えがあった。大人が楽しめるミュージカル。見た目綺麗な人達は心がゆがみ、見た目がゆがんでいる者、差別される者の心が美しかった。人間の心はみなゆがんでいる。それを表に出すか出さないかの差だと思う。誰からも愛される清浄な自分になりたい、でもなれない。どうすることもできない世界、それが人間の世界なんだと思う。
2017年05月05日
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明治神宮で舞楽が観られるというので行ってきました。11時からだけど9時に原宿に集合、同じ大学にいる派遣生の方など5人で行きました。青い空と木々の緑。そして太鼓。後は座れる席になっています。この右側に舞台があり、向かって奥が本殿なので、本殿に向かって舞楽が繰り広げられます。どうしてもあなたと一緒に撮りたかったのっ!!(笑:渾身の自撮り。)さて始まりました。龍笛を吹いています。その横にひちりき、笙、鉦鼓(だと思う、おそらくリーダーが受け持つ)があります。笙は吹いていない時は火鉢であぶります。動画を撮るのに夢中で・・・スクリーンショットで(^^;)左方の舞(大陸系)の「桃李花」です。右方の舞(朝鮮系)の「皇仁庭」。かぶり物をしています。袂の柄の美しいこと。何度も言うけど、青い空、木々の緑、風にそよぐ衣裳。美しい。元々外で行われていたものだから、風の音など自然の音があって初めて、完成するのだそうです。美しい世界です。5月2日には狂言の奉納があるそうです。行きたいな!ちょっと思案中。
2017年04月29日
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一人芝居ミュージカル、「親愛なるショパン」「傷の花」「暗闇に踊れ」の3作品を観劇。狭い空間で目の前で繰り広げられるそれぞれ約30分の芝居、パーカッション、キーボード、ギターのみの音楽。今までも小劇場の芝居は観に行ったことがあるが、ここまで役者に近かったのは初めてかもしれない。 三矢直生さんがジョルジュ・サンドを演じるというので観にいったが、他の作品も興味深く、何より役者の個性や力量が勝負の一人芝居だから、自分が演じるとしたらどうするだろう、と思いながら観てしまった感じではある。 「親愛なるショパン」三矢さんは出てきただけで圧倒的なオーラが。女性が表に出られない時代、圧倒的な個性と強さで本名オーロール・デュパンではなく作家名ジョルジュ・サンドとして、そして男装の麗人として時代の寵児となった女性。ショパンを愛し、ショパンに愛された女性。カッコイイよね。色々言われて傷ついただろうけど、彼女の人生は、カッコイイと思う。華やかな三矢さんはとてもジョルジュ・サンド役がよく似合うと思う。・・・根本的には、今の時代も女性の地位は変わっていない、と思う。 「傷の花」題材は荻野吟子。彼女は、地元埼玉ゆかりの人物だ。彼女の人生を詳しく知っているわけではないが、大変な苦労をしてきた人だと聞く。日本の女医第1号の女性。劇中でも、女性であることで相当悔しい思いをしてきたことが分かる。13歳年下の夫に語りかけうように始まったこの芝居。有希九美さんのベテランの演技が素晴らしく、見入ってしまった。 「暗闇に踊れ」小道具がパソコン。ミュージカル作家の作品製作中?だと思われる設定。彼女が選んだ題材が「戦後初の女性死刑確定者」。名前は・・・山本宏子。山本宏子の人生と、ミュージカル作家の製作過程が同時に描かれ、作家が山本宏子に語りかけたり質問したりしながら進んで行く。作家の「はい、ここで明るい音楽ドン!」とか「待って!」の言葉。何度も使われていたので耳に残ってしまった。吉見由香さんの熱演が素晴らしく、彼女は終演後もしばらく役から抜けていなかったようだ。 この企画は、音楽家の伊藤靖浩さんの「日本にロングランシステムを確立したい」との思いで立ち上げられたそうだ。2年後、100作品の一人芝居ミュージカルの完成を目指しているとのこと。面白い。いやーでもあの狭い空間でお客様を目の前にして演じるの、怖いな。あ、すっかり役者目線になってしまった(^^;) 女性が生きづらい社会。これは昔のこと?いや、今でもそんなに変わっていないんじゃないの。でも、諦めたら終わり。そんな、諦めなかった人達の話。性差による役割がある。男性にしかできないこと、女性にしかできないこと。世の中この2つの性しか生物学上はないのだから、お互いをもっと尊重できればいいのにね。高等動物はやがて知恵を得て、アイデンティティの確立をし、プライドを持ち。その中で・・・自らを高めるには片方を貶めるしかないのか。それが男女なのか。生物学上力が弱い女性が下に見られるのは仕方ないのか。よく分からん。でも、仕方ないとは思えない。よく分からんが、私は女性に生まれてきたので、女性としての性をまっとうする、それだけだ。
2017年04月13日
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トップスターのちぎちゃん(早霧せいな)の舞台は、結局「ルパン三世」しか観られなかった。和音美桜ちゃんのファンだったので、同じ87期のちぎちゃんをずっと応援していて、トップスターになった時はとても嬉しかった。次の公演で卒業。寂しくもあるが、なんとか今回この「星逢一夜」を観る事ができて良かった。「星逢一夜」をブログ友達さんに紹介されDVD視聴した私の友人(男性)が、絶賛していた。男性で宝塚の作品を誉めてくれる人はあまりいないと思う。ほとんどは先入観で食わず嫌いの人が多いと思うのだが、歴史に詳しく博学なその友人がこれほど良いというのだからきっと名作に違いない、という私の先入観は、そのまま正論になった。読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞していたことも初めて知った。作・演出は上田久美子さん。以下、ネタバレです。「観劇にはバスタオルを」と言われていたくらい、劇場ではすすり泣きの声が聞こえた。私は、ぐっと耐えた。よしよし、耐えたぞ、と思った瞬間、ラストシーンで・・・いや、いかんだろう(ーー;)反則ですよ、最後に、幸せだった子供時代のシーンに戻るなんて・・・。時は江戸、享保の改革を進める吉宗の治世、九州の小さな藩の次男、紀之介(早霧)は星が大好きだった。星逢の祭りの日に出会った、村の子供の泉(せん:咲妃みゆ)、泉の幼なじみの源太(望海風斗)らと仲良くなる。兄が死亡し、藩の跡を継ぐことになった紀之介は江戸へ行く。そこで能力を認められ、将軍吉宗の老中となり享保の改革を推し進めていく。それは農民には過酷な改革だった。紀之介と泉はお互い惹かれ合いながら、紀之介は将軍の姪と、泉はすべてを理解し見守ってきた幼なじみの源太と結婚する。しかし源太達は、重い年貢に苦しみ、遂に一揆を起こす。そして一揆の首謀者の源太と藩主である紀之介は一対一の勝負をし、源太は死ぬ。一揆を起こした農民に寛大な処置を幕府に願い出たことにより、晴興が処分を受ける。晴興の旅立ちの日、夫の仇と、晴興を殺そうとしてできない泉。二人で誰もいない遠いところへ逝こうか、と空に向かって話した時、泉を探している、泉と源太の3人の子供の話声が聞こえてくる。泉は逝くことはできない。残された子供達を不幸にすることはできない。1年後。星逢の夜の祭りの日。泉は星を見上げて涙を流す。もう紀之介も源太もいない。それでも生きて行く。振り向いてはいられないのだ。子供達のために・・・・・・そう、前を向いて生きるんだ、と思った直後に、幸せだった頃の子供時代のシーンに。もう二度と帰れない、あの屈託のない笑顔の紀之介達の笑顔が焼き付いたまま、幕が下りる。・・・泣くよね。「生まれながら背負った運命は変えることができない」何度も出てきた言葉だ。口に出して言ってみると、なんと残酷な言葉か。正しいと思ったことが愛する人達を不幸にしているのも、なんて悲しいことか。それでもやらねばならなかった。それが藩主の子として生まれた運命だから。主要キャストの3人が、大人から子供時代まで実にすんなり演じ分けているのだ。子供時代は娘役の別人がやることが多いが、これは確かに本人達でないと意味がない作品で、その意味ではこの3人はベストキャストだと思う。宝塚的な三角関係なんて生やさしい話じゃなかった。安易にトップスター2人をくっつけたり、または最後心中させたり(遠くへ行こうか、は死のうの意)しないで、それでも現実を生きていくのが運命なのだ、というラストは、妙に納得ができるものだった。ショー「Greatest HITS!」宝塚と言えばショー。でも、今回は「星逢一夜」の印象が強すぎてなかなかショーの感想までいきつけない(^^;)ただ、ベートーヴェンの「運命」の場面、やたら歌がうまいこの人は誰だ!と思ったら2番手の望海風斗さんだった。あんまり上手でびっくりした。今の雪組はあまり知らないので・・・。新鮮な発見。名古屋まで観に行った甲斐があった。やはり、舞台は生で観なくては。2階最後列でも十分に楽しめた。
2017年02月25日
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11月に羽生のライブに行ったら、もうどうしても我慢できなくてまたライブに行きたくて、運良く熊谷が取れたので行ってきたドラムの寺田さんとパーカッションのVOH林さんが熊谷出身なのだけど、それ以上に、スタレビは熊谷の藤倉楽器で練習していたり八木橋でライブをしたりと、熊谷から生まれたバンドと言ってもいいくらい。いつもは熊谷会館で行っていたけど会館が閉鎖になってしまったので(最後のライブもスタレビがやった)、今回は熊谷文化創造館さくらめいとで行われた。オープニングのAmaging Graceからのノーザンライツなど前半はほとんど羽生と変わらなかったけど、後半がかなり新しいめのCDからの選曲だった。終演後セットリストを見つけられなかったんだよね・・・(ーー;)残念。そしてこの日はなんとVOHさんの誕生日!!まさかのVOHさん祭りとなったのだった(笑)いつも要さんはVOHさんをいじっているけど、今回は誕生日特別バージョン。皆でVOHさんの素晴らしい所を言おう!とか、相変わらず要さんは「VOHはもうこれで最後かもしれないし」とか言っていじってらっしゃった「休憩」時間のMCのテーマは、VOHさんは「故郷自慢」と聞かされていたようで、見事にみなさんにはめられたらしい(笑)アンコールでの小さい苺のショートケーキにでっかいろうそくとか、笑わせていただきました。さて、しょっぱな要さんの声がかすれ気味で少しお疲れかなと思ったのだが、それでも高音まで歌い切ってしまうところがプロのすごいところ。ただ今回は結構歌詞を飛ばしていて、歌い直したりしていた「ちょっと待って」とスタッフさんにファイルを見せてもらって歌詞の確認をしたり「ファイルに一応歌詞入れてあるんだ^^;」と思ったり膨大な量の歌詞を覚えているわけだから大変だよねこのツアーの企画「プロモーションビデオ」は、羽生で「ワイン恋物語」の女装を見たので今回は他のがいいなぁと思ったら、ワインは2位だったのでまた見ることになったけど(^^;)、1位が「メビウスの瞳」だったので、本当に昔のスタレビを久々に見た。面白かった-!!私は「会えないよ」が見たいなぁ。この曲でスタレビを知ったんだもの。「Stay my blue」も見たかった~なんと、4月にプロモーションビデオのDVDが発売されるんだとか!絶対買おうっとそして今回も予定通り夜9時過ぎまで(笑)そして・・・今回もラストはアコースティックバージョンの「トワイライトアベニュー」。どうしてこの曲を聴くとこんなに胸が締めつけられるのかなと思う。片想いは切ないのさ。ラストの「このまま この手を離さないで」で、片想い卒業?と思ったり。手繋いでるのか・・・いいなぁ・・・とか、この曲を聴くと思ってしまうのだ(笑)今日は、神奈川の藤沢でライブだそうだ。昔みたいに、またスタレビのライブ追っかけたら楽しいだろうな。でももうそんな体力ないし(笑)それに今は芝居の方がメインになっている。夢中になってスタレビのライブを観に行った20代の頃を思いだしてしまう。・・・!そう言えば要さんももう還暦だとか。うわ。自分もトシ取るはずだ。要さん還暦に見えないが、昔はライブでバク転やるのが恒例だったなぁ。・・・。懐かしい。こうして、私も年を重ねていくのね。でも乙女心はなくさないのだ
2017年01月29日
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新年最初の観劇は・・・宝塚花組「雪華抄」「金色の砂漠」だった新年なので、劇場の飾りもお正月花組は鞠花ゆめちゃんを応援しているので、チケットはゆめちゃんの会にお願いしているが、今日は1階の6列目。サブセンターだがとても良い席で、ああ、もう、上級生なんだなぁ・・・と、入団当初から応援しているので感慨深く思った(T_T)今回は日本物のショーが最初で、その後がお芝居。さてこの公演は娘役トップ花乃まりあちゃんの退団公演。もう少し観ていたかったジェンヌさんなので残念だが、いい公演で卒業できるのでは、と見終わって思った。それでは具体的に。ーネタバレ注意ー「雪華抄」やっぱり幕開きのチョンパでおおおっ、となる。照明が落ちて真っ暗になり、拍子木のちょん!の音の後にぱっ!と電気がつくとそこには色とりどりの美しい着物に身を包んだ大勢のジェンヌさん達が舞台に所狭しと並んでいる。その豪華絢爛なこと!!ただ花組は去年「新源氏物語」で日本物をやっているが、その時のチョンパは十二単や小袿でさらに華やかで、本当に客席から大きな声で「おおおっ!!」って声が出ていた。それと比べるのは酷かな(^^;)でも、今回もお正月にふさわしく華やかな幕開き。日舞と言えば専科から松本悠里さん。踊りのことはよくは分からないのだが、一芸に秀でるということは素晴らしいことだと思う。指先まで美しい踊りだった。印象に残ったのは安珍と清姫のくだり。修験僧の安珍が、恋の罪に我に返り清姫を拒絶した時・・・大きな布が彼女を飲み込み、次の瞬間、髪型、着物の着方の早変わりで鬼(蛇だけど)に変わり、背景も炎を表す赤い布に変わる。ここの演出は好き。最後の「桜華夢幻」の曲がとても心に響いた。美しい曲だった。花組全員のショーのフィナーレ。華やかで美しく、でも「桜華夢幻」を聴いているとまりあちゃんはこれで最後かぁというのもあって少し切ない気持ちにもなった。音楽の力は、すごい。「金色の砂漠」最初に言おう。ギィ、お前なんでお供の者を連れて行かなかったんだよぉま、これに尽きるでしょう。(←ホントか。)ラストシーンは、まるでオペラ「マノンレスコー」である。だーかーらー、1人で行動しないでみんなでタルハーミネ探せば良かったじゃん、とどうしてもツッコミを入れたい。トップスターが奴隷役という前代未聞さに加えて(笑)足で踏みつけられるという前代未聞もプラス(笑)まぁ、きっとギィ(明日海りおさん)は奴隷だけれど本当は高貴なんだろうな、って思った通りだったけど。にしても。タルハーミネ(花乃まりあちゃん)が輿から降りる時にギィが四つん這いになって背中を足台にするなんて、そんな・・・そんな・・・やってみたい(←オイ。)この芝居は明日海りおさんのほとばしる情熱がすごかった。特に、タルハーミネに死刑を宣告され、半殺しの目にあい、直後、真実を知った時。涙も唾液もまったくぬぐったり隠そうとしたりせず、そのままの熱演。しかし、それがカッコイイ。明日海りおではなくギィ、そして本当の名前イスファンディファールそのものがそこにいた。花乃まりあちゃんは、娘役トップには珍しい役だと思う。笑わない。とにかく高慢な王女。本当はギィを愛していても真逆の形でしか示せない。最後の最後まで、誇り高い王女。すごく良かった。芹香斗亜さんは正統派で端正。役について言うと最後、愛する人の旦那は死んでしまうんだよね?結ばれればいいのに・・・「時が経って関係が家族のように・・・」って、分かるよ、それはよく分かるよ、夫婦なんて特にそんなもんだ。でも、君たちは違うだろう!!いつか他の人を愛すだろうとかやめてくれよ、愛する人を妹だなんて言うなよ、せめて君たちくらいは結ばれて幸せになってよー!!と、つっこんだ私だった。柚香光さんは軍服似合うわ。かっこいいわ。ちょっと声が枯れていたのは疲れもあるのだろうか。今日は珍しく同行者がいて、「真田丸を語る会」でご一緒した穂積さんと共に観たのだけれど。見終わって2人とも「国王のジャハンギール(鳳月杏さん)カッコイイよね!!」と意見が一致。はい。安定の親父好き。あとは・・・やはり組長、英真なおきさん。たんたんと王妃の死を告げる。長年付き従ってきたからこそ、彼は塔から身を投げる王妃を止めなかった。でも、それは苦しかっただろう。それらの気持ちをすべてかみ殺しているようで、ここはじんと来た。そして・・・ラスト・・・だから・・・供の者を連れて行けーーーー!!!!はぁ。これだから若いもんは。(←どこのおばさん。)でも、これも穂積さんと話していたのだけれど、物語のラストからそのまま短めの大階段のショーになるのだけれど、芝居とショーがつながっているの、珍しいよね、と。そうなのだ。最後、大階段で、目覚めた2人は寄り添って階段を静かに上っていく・・・でもね。生きてるうちに結ばれないといけないのだ、人間は。だから悲劇(この芝居のサブタイトルはトラジェディアラベスク)なのだけど、やっぱり切ない。そして鞠花ゆめちゃん。国王の奴隷ルババ。低い声で奴隷についての説明をしていた。最後、国王をかばって切られて死ぬ。ルババにとって、国王は特別大切な人だったのだろう。涙。ゆめちゃんも印象的な役をやるようになってきて、色々な役の幅が広がって素敵だと思った花野じゅりあさんもすっかりかっこいい姉御役とか定着してきた感じだし。新年初観劇。満足。素晴らしい舞台を観られて幸せな時間だった!
2017年01月08日
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いつか観ようと思っていたらもう東京は終わってしまうと知り、まぁ別に名古屋に行ってもいいけどさ、東京にいるうちに観に行くか~と思ってようやく「リトルマーメイド」観に来ました。劇場は、大井町の「海」。危ない、危うく間違えて新橋の「夏」に行く所だった(^^;)(←ちゃんと調べなさい。)ここは「美女と野獣」が気に入ってやたら来た覚えがあります(笑)久々だわ~年末で仕事を終えた人が多いのだろう、やたら子供連れが多かったです。子供が楽しめそうだもんね。で、観てみた感想をひと言で言うと、「大人も楽しめましたぁ!」というところだろうか。おっと、キャストはこちら。アリエルの谷原さんは初見かもしれない・・・。いや、どこかで観てはいるかもしれないが主役張っているのを観るのは初めてだと思う。エリック王子の山田さんはこの芝居が四季の初舞台なんだとか!!アリエル父が村さん。村さんはオペラ座の怪人以来かもしれない。悪いタコの魔女(笑)の金原さんは、確か1月にライオンキングのラフィキだったと思う。ちょっと癖のある歌い方で違和感があったのだが、今回はもっのすごい迫力で本当に本当にすばらしかった!!どうすればあんな声が出るのかしら!と思いました海の中の描写はとても素敵。ワイヤーで吊っているのだけども、本当に海の中を泳いでいるみたい。気持ち良さそう・・・だけど、やっている方は大変だろうな、筋力でバランス取らないといけないんじゃないだろうか。村さんも気持ち良さそうに泳いでいたけれど、どうなんだろ?大変じゃないのかな?「アンダーザシー」はたくさんカラフルな魚が出てきて舞台が華やかでいいよね。お子様大喜びエイとか色んな魚を、黒子のような格好をした方が泳がせていました。私は鳥さんのタップダンスが好き。あとオカマっぽいコックさんもいいねぇ。海へビはローラースケートで登場と、観て楽しめる要素がたくさん。そうそう、蟹さんがいじらしくて・・・いい人だ!!いや、いい蟹だ!!私は、エリック王子が船から落ちて海中に沈んでいくのを、泳いでアリエルが助けるシーンが好き。本当に海中のように見えるんだもの。すごいわ「オペラ座の怪人」のように、何組ものアリエルやエリックを使って海と陸の場面をすぐつなげているのだけど、舞台だけど映画を観ているみたいで楽しいそっか。ディズニーのリトルマーメイドはハッピーエンドなのね。確かにオンディーヌみたいな暗さは一切ないし(笑)話は、子供にも分かりやすい単純明快さ。え。人間の皆さん、ものすごく許容力と受容力があるね?みたいな(笑)まぁ、明るい話は好きです。思春期の恋、親子の葛藤。難しいものは一切ない。大人としては、物語的には1度観れば十分かな、と思うし、でも演出的にはもう一度あの遊泳シーン観たいわ~、私も飛んでみたいわ~、と思う。想いが通じる、っていうの、いいね、若くて(笑)(←おばさん。)いやさ、もうそんなの、諦めてるから(笑うしかない。)せめて物語の中では、胸をキュンとさせてみようか。
2016年12月29日
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去年から・・・3度目のライオンキングかな。若者から観たいと懇願されてチケットを取ったり、色々(笑)今回も、若者連れ(笑)そしてその若者達は、終演後、顔を紅潮させて「来て良かった~!!」と喜んでくれて、私まで本当に本当に嬉しい気持ちになった私は、若い人たちに、劇場やコンサートホールに足を運んでほしいと、生の演劇や音楽に触れて欲しいと常に思っていて、それを伝え続けている。もちろんお金はかかるが、芸術・文化に触れて心が震える感動を味わって欲しいと本当に思う。実は、四季劇場は来年、新しい商業施設が建てられるので取り壊されるらしい。そしてその施設にまた劇場が入ってそこで公演は続けるようだ。すでに四季の会報ラ・アルプでも発表されている。その間、大井町の劇場「夏」に移る。私、四季劇場「春」は今日で見納めになるのか、なくなるまでにまた観られるか・・・。さて、本日のキャストはこちら。あ、スカーが道口さんだ。道口さんは美女と野獣のろうそく・・・えっと、ルミエールだっけ?その役の印象が強い。でも、あのメイクのせいもあるけれど、誰が演じてもちゃんとその「役」に見える。もちろん、四季はそうでなくてはいけなくて、そうであることが大前提ではあるのだけれど、たとえば「オペラ座の怪人」ではラストシーンのクリスティーヌの行動に納得できる役者さんはあまりいなくて、唯一、木村花代さんだけが納得できた、というようなこともある。さて。ライオンキングはほとんどすべての曲を歌う機会があったので、口ずさんだり動きをつけたくなった(笑)一緒に行った若者達もそうだったらしい何度聴いても名曲は名曲。そして四季は演出がとにかく好き。動物たちの客席からの登場もそうだけど、影絵だったり、パペットだったり、そして人間で植物を表したり。その動きのキレの良さ。実は今日は2階最前列の一番上手側だった。休憩後、一番前だし少しスペース空いてるし・・・と思ってちょっと通路の方にバッグを置いていたら係員のお姉さんが飛んできて「内側に入れてください」と。・・・もしかして何かあったっけ・・・?おお、2幕の最初、私のすぐ右側のドアから役者さんが入ってきて客席でパフォーマンスをしたのだった。そうだった、バッグなんか置いちゃいかんよね。すみませんでしたーー!!端だったので見えたこと。ライオンキングはワイヤーを結構使っているけれど、最後のスカーとシンバの戦いのシーン。そのちょっと前に、ワイヤーらしき物が下手の幕の内側に降りてきているのがわずかながら見えた。そしてスカーとシンバが下手にはけた後、黒い服を着た人の背中がほんの少し見えた。(黒子の衣装かと思った。)おそらくスカーにワイヤーをつけたのだと思うが、ちょこっと、裏方さんの気持ちになれたりした少しの間違いでも高い所での演技だから命がけだものね。スタッフさんも役者さんも命がけなのだ。こういう裏方に目が行ったのは、舞台の裏方をやっていた方とお話する機会に最近めぐまれているからだ。私はアマチュアの役者をしているが、そういう裏方の話を聞くのは本当に興味深い。いつもならセンター寄りの席を取るけど、今日はもうここしか残ってなくて一番端だったけど、そのおかげでいつもなら見えない所が見られて面白かった舞台は、いつもながらのクオリティだと思った。前回は役者さんの歌い方や話方に少し癖を感じたが、今回はすっと心に違和感なく入ってきた感じ。何より、一緒に行った若者達の嬉しそうな顔。それがすべてを物語っているんだと思う。何度観ても感動してしまう。ホントに、何度も何度も観たくなってしまう。そして明後日はリトルマーメイドを観に行く。今度はプライベートで一人で(笑)舞台が観たい。本当に舞台が大好きで大好きで。今日も幸せだった。この年末、幸せが続いている
2016年12月27日
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車いすのシンガーソングライター、森圭一郎さんの「Tour2016ヨクアル世界Final LIVE」に、鴻巣クレアに行ってきた。前日のディナーショーに続いて、またもや素敵な音楽のシャワーを浴びてきたー今回はフルバンド編成。いつもギター1本だから、ものすごく豪華!!でも、どちらも最高。なぜなら、彼の作る曲は、喜びや悲しみや苦しみや慈しみや優しさや力強さが、ぐぐっとミックスされていて、聴く人の心を動かすのだ。そして聴き終わると前向きな気持ちになれる。今回もそう。今回は初めて旦那も一緒にライブに参加。曲がいいね、と言ってくれて私も嬉しくなった。聴く度に、どんどん声が伸びやかになっていく。で、ギターも滅茶苦茶上手になっていく。常に前向き、すごいなあ。色々なことを乗り越えた、あるいは乗り越えようとする人には、ものすごいパワーを感じるやっぱり、「ひとりじゃないから」が好きだなぁ。生きているのではなくて生かされてることに気づいてから、愛すること感謝できたこんな歌詞、書けないよなあ。また心が熱くなりました。いい音楽を聴くと心が豊かになる気がする。幸せだったなぁ!!
2016年12月26日
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毎年クリスマスイブは三矢直生クリスマスディナーショー。昨日の日記に書いたが今年はそのまま椿山荘にお泊まりという幸せつきふふふふふ・・・昨日はホテルのフロント前のツリーの写真を載せたが、今日はプラザの方にあるツリー。毎年ここで写真を撮るのも恒例さて。今年のディナーショーは、ゲストに城咲あいちゃんと白華れみちゃんという豪華さ元宝塚娘役のお二人、もちろん現役の頃から大好きで、特にあいちゃんのブログの大ファンでもある(笑)おいしいお料理に舌鼓をうち、遂にショーの始まり。美しいドレスに身を包み、いつもながらの美声。シューベルトのアベマリア。しょっぱなから酔いしれる。しかもピエール高野さんの最近テノールっぽくなってきた(?)美しいハモりと、れみちゃんあいちゃんの乙女だったり男前だったりするダンスが本当に舞台にぴったり三矢風ハバネラはもうカッコイイのひとこと。歌を、音楽を伝えるってこういうことなんだな、といつも思わせてくれる。魂を全身全霊で伝えてくれるっていうか。素晴らしいな。こんな風に、私も人に音楽を伝えられるようになるだろうか。レベルは違いすぎるが、私もこんな風に歌えるようになりたい。どの歌もすべて好きだけど、以前のショーでも聴いたことがある、ノートルダム・ド・パリの「カテドラルの時代」が心に来た。もともとこういう和音進行の曲が好きというのもあるのだけど。曲の持つ力強さに心を鷲掴みにされた感じ。あと、劇団新幹線の方が作詞をした「マイ・ウェイ」も良かったなぁ。どんな詩がついても、曲の持つパワーは変わらない。お着替えの時に高野さんが歌った「イパネマの娘」、元々この曲は好きだけど、ポルトガル語で歌えたらカッコいいなぁと真面目に思った。チャレンジするか。ラストはいつもの「グローリーオブラブ」。岩谷時子さんが三矢さんのために作った曲。これを聴くと、ああ、今年も終わるんだなぁと思う。なんて素敵な時間をいただいたんだろう。終演後、まずはピエール高野さんとお話をして、それからあいちゃんれみちゃんともお話できて嬉しかった。そしてゆかさんとご挨拶。匿名で書いているブログなので私は顔を隠させていただきます。いつ見ても美しく凛々しい。ゆかさんに名前を呼んでもらって、私の人生についても応援していただいて、とても幸せである
2016年12月25日
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日本初上演のミュージカル「プリシラ」。主役が今をときめく山崎育三郎さんだし、宝塚下級生時台かから応援していた和音美桜ちゃんも出るので話の内容もろくに知らずに観劇しに行ったが・・・超楽しかった!!あらすじをHPから拝借。「舞台はオーストラリア。シドニーに住むドラァグクイーンのティック(芸名:ミッチ)(山崎育三郎)は、最近何だか不運続きで仕事も私生活もダウン気味。そんなとき、別居中の妻・マリオン(和音美桜)の誘いで、砂漠の真ん中にある街、アリス・スプリングスで開かれるカジノでパフォーマンスをすることに。せっかくだからと、2人の仲間―夫を亡くしたばかりで沈んでいるトランスジェンダーのバーナデット(陣内孝則)と、若くて美しいが生意気なアダム(芸名:フェリシア)(ユナク/古屋敬多)を道連れに、1台のバス「プリシラ号」をチャーターし、砂漠を縦断する旅に出ることにした。 道中、ティックは2人に、目的地で妻子が待っていることを告白する。ティックにとって、自分の存在を知りながらまだ会ったことのない息子・ベンジーと対面することは、とても大きな決断であった―。 」今日のWキャストはこちらの方々。今でこそLGBTという言葉や理解が進んで来たけれど、これはまだそれらが理解されない時代で。途中かなり厳しい言葉を浴びせられたり行動されたり。明るくてノリノリの話の中に悩みや苦しみもあり。使っている言葉はちょっとお下品なお言葉もあるけれども、それをいやだと感じさせない役者さんのプラスのエネルギーや陣内さんの上品さ(笑)がたまらなく素敵だった山崎いっくんの脚線美というか足の細さ、コメディの間の良さ、苦悩する顔、歌声、どれを取っても素晴らしかった。最後、息子を抱きしめるシーンはほろっと来た。息子、理解ありすぎ、かわいすぎだろ~!と心の中で叫んだ私だった(笑)ユナクさんは韓国のグループ超新星の方だそうで(超新星の名前は知っていた)、ユナクさんが出てくると客席からキャーの声援!それに応えてのノリノリの演技がまた素敵。生意気なキャラのアダムの役にすっかりはまっている感じ。パンフレットによると普段の自分とはかなり違うキャラだということだけど、役にはぴったりだと思った。やっぱり最高なのは陣内孝則さんだ。バーナデットかわいすぎる上品過ぎる素敵過ぎる~金髪セミロングのかつらに清楚系のスカート。立ち居振る舞いは常に上品でエレガント。でも陣内さん(-▽-;)大人の女性ですね。もう本当の女性より、バーナデットという人が女性らしくて素敵。演じる陣内さんがチャーミング。こんな風にチャーミングにエレガントに年を取りたいなぁと、本物の女性の私が思うくらいなので、ぜひ多くの人に見て欲しい(笑)そしていっくんの妻のマリオン。和音美桜ちゃんのソロの美声は少ししか聴けなかったが、何役も出ていて見つけるのが楽しかった。宝塚下級生以来の慌ただしさだったようだが、ものすごく楽しそうだったそれにしても、マリオンという女性、なんと大きな女性なんでしょう。ドラァグクィーンを愛して結婚して妊娠して、でも悩む夫と一緒にはいないで1人で子供を育ててカジノを経営して。しかも、悩む夫を大きな心で見守り、子供にもちゃんと父親のことを話している。息子のセリフ、「僕の部屋もあるよ、ママの部屋もあるよ、パパの部屋もあるよ、パパの恋人(ボーイフレンドって言ったっけな?うろ覚え)の部屋もあるよ!」「恋人いません。」「そろそろできてもおかしくないってママが言ってたよ!!」おいおいおい、と思って大笑いしたが、このあたり、マリオンが変に隠さず正確に色々なことを伝えていると思った。もちろん、小さい子供がどこまで理解しているか、ということもあるが、少なくとも子供だからと言ってごまかさずに事実をちゃんと伝えているところがすごいと思った。なかなかできないと・・・。そもそも、ショーを見て恋に落ちるってところが、やっぱり常識にとらわれない大きな人だからだろうなと思う彼女のおかげでハッピーハッピーエンドだ。悩むなティック、あなたはあなたの道を進むのだ、と、マリオンのような気持ちになって言いたくなてしまったぜ。最大の理解者達が、周りにいてくれるのだから・・・。そうそう、このミュージカルはなんとカーテンコールは写真OK!!でははりきって・・・美桜ちゃんのコアラ姿からさすがオーストラリア。コアラがよくお似合いですユナクさん陣内さんいっくん全員そして最後のご挨拶で、陣内さんがこネタを。「ウルトラマンに年を聞いた。じゅはっち!!」お次はパンマイム。お題は「コンタクトレンズをつけていたらエスニックな気持ちになった。」ってことで、片方の目にコンタクトを入れてもう片方に入れようとして・・・額につけてインド人、みたいなおい、エレガントなバーナデットはどこに行ったんだとにかく楽しかった。どうやら、ダンスの振付動画も出たようだ。私はもう日程的に行けないが、とってもお勧めのミュージカルなので、ふりを見て一緒にノリノリで踊ってくるのも楽しそう。ぜひご鑑賞をお勧めします
2016年12月17日
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朝からドイツ語検定のために草加の獨協大学へ。全然ダメかと思ったらそうでもなかったけれど、やはり単語力を増やしていかなければ。あとは聞き取り・・・と、生きた過去問を手に入れてきたので、次は頑張ろう(←ポジティブ。)さて。ドイツ語検定のため、あることは知っていたのだけど間に合わないかな~と思ったら意外と順調に帰って来られて。これ、行けました。ホールに電話をしたらまだチケットがあるというので急遽羽生市産業文化ホールへ小ホールだったのね、なるほど。大ホールは1300席もあるからなかなか埋まらないけれど小ホールはお客さんとも近いしちょうどいいかもしれないこのチラシにうつっている江戸家小猫さんの動物マネ、林家花さんの切り絵、春風亭昇々さんの落語、あ、前座で落語をしてくれた方(名前を忘れた^^;)、それぞれとても面白くて大笑い。やはりプロの話術はその間合いといいつっこみといい、ものすごくキレッキレです。旦那に「一家に一台」あるいは「お笑い芸人」みたいに言われますが(←心外なー_ー)(←本人はいつも真面目。)、プロはすごいっすよー。切り絵をしながら話すといのもすごいな。私は一つのことにしか集中できないそして・・・メインは、柳家花緑さん。楽しみにしておりました。もちろん有名だってこともあるけど、花緑さん、実は、私の愛する(←?)山路和弘さんと共演なさっています。それもお芝居で。「宝塚BOYS」に花緑さん出ていたのですね-。その公演は観ていないのですがDVDがあるので後でじっくり見ようっと。さて。花緑さんの話が、なんと左甚五郎の話し!!なんという偶然か、つい2日前に秩父に行って来て秩父神社の左甚五郎作の「しばり龍」などを見てきたばかりだったのです!!それはそれは興味深く聴きましたよ。こんな偶然あるんですね。花緑さんは声が明るくて明瞭で聞きやすく、当然ですが表情から間合いまで本当に引き込まれてしまう。いつまでも聞いていたかったな。満足満足・・・とふと周りを見渡すと、おやおや、おじいちゃんお婆ちゃんばかり(笑)でもみなさん大笑いして、楽しそうに聞いていました。休憩時間中などは「さすがだねー」などと言っているのが聞こえて来て、みなさん楽しんでいる様子がよく分かってなんだか自分まで嬉しくなっちゃった。また来てくれないかなー。やはり、その世界のプロに触れるってことは、とても大切だと思うのです。それがこんなに近くで観られるなんて、この上ない贅沢だと最近気付いたのです。羽生市産業文化ホールに、これからも色々な「その世界の一流」が来てくれることを願います
2016年12月04日
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羽生と言えばベースの柿沼氏の生誕地。スタレビの聖地の一つなわけです。盛り上がらないはずはない。それにしても羽生市産業文化ホールは駐車場が、一応広いスペースであるのですが、地面があまりよくなくて、あまつさえ雨上がりのこの日、ぬかるみエリアに停めるのはいやだなぁと思い、夕方5時30分スタートのライブだけど、旦那と4時過ぎに会館に行ったのです。案の定、もう広いスペースはいっぱいで、お隣のワークヒルズ羽生という建物の駐車場に誘導されました。でもそれが正解。こっちの方がほんの少し歩くだけで地面が整地されているので。で、開演まで待つ間、勝手知ったる産業文化ホール、(←事務員さんや館長さんもお知り合い。)ちらしを見たりうろうろしたり、交通整理をして戻ってきた館長さんにばったり会ってご挨拶をしたり(笑)で、こんな写真を撮ったり久しぶりだなぁ。ここ数年全然ライブ行ってなかったし、そもそも、5年前に羽生に来て以来なんじゃないか・・・いや待てよ、5年前は30周年記念ライブにスーパーアリーナに行っているし、どっちが先だったかな?(←調べてみた。羽生ライブが2011年11月、スーパーアリーナが2012年5月だった。)ここ数年、新しいCDをあまり聞いていないのです。やることがたくさんありすぎる私、優先順位がもっと高い物がたくさんあるのです。でもこのライブまでには聞いておこうとおもって、やはり全然聞けなかった。知らない曲が多かったらなんか寂しいな・・・そしてライブが始まり・・・アメージンググレースの美しいハーモニーの後・・・聞き慣れたイントロ、そして・・・ノーザンライツー輝く君にー!!!!!嬉しい嬉しい嬉しい!!!いきなりテンションマックス!!35周年ライブということで、懐かしい曲をたくさん歌ってくれました。後半の新しい曲も、旦那が聴いている時に一緒に聴いていた曲なので、「あれ?この曲なんだっけ?」って曲は1曲もなかった。ふりも、覚えてるもんだね~~~♪ワッシュワリワリ~とかさ、本当に懐かしい。知らなかったふりも、周りの人に合わせていつのまにか踊ってました(笑)ちなみにこれがセットリスト。会場には「PVリクエスト」があって、プロモーションビデオに合わせて歌ってくれるコーナーがあったのだけど、「Stay my blue」「会えないよ」「想い出にかわるまで」「ワイン恋物語」・・・あともう一つからの5択。(一つ忘れてしまった^^;)羽生のお客様が選んだのは・・・「ワイン恋物語」。おお、あの衝撃的だったPVね。あれ最初見た時はまだ旦那とアパートに住んでいて、2人で顔見合わせて驚いたもんんだ、だって全員女装だもんな。(←ボーさんは髪の飾りで顔を全部隠していた:笑)このライブでは「想い出にかわるまで」と「ワイン恋物語」を歌ってくれた。なんて懐かしいPV!!スタレビの曲を聴くとね、色々なことを思い出す。旦那とのなれそめもスタレビだし、ウィンドウズ95がでた次の年くらいにうちもネットを初めて、スタレビのファンサイトで盛り上がって夜中までチャットで盛り上がって(←当時まだ26歳くらいで非常勤の仕事だった。)、「私も志度(香川県)のライブ行きたい!」って行ったらチャット仲間が航空券から宿まで全部手配してくれた、っていう、本当に不思議なコミュニティがあったんだよね。そして埼玉はスタレビの聖地、私は埼玉カンコーズの案内役として、車で各地から来たスタレビ友達を案内したものです。PVで使われた荒川の土手、根本氏と柿沼氏の母校不動岡高校、柿沼氏ご推薦の羽生水族館・・・懐かしい。私、そんなに暇だったんだ。(←そっち?!)そんな思いにひたっていたら、このライブ、「休憩時間」が(笑)でも、休憩中も舞台上ではメンバーのMCが行われているのですよ。もったいなくてトイレなど行けぬ。「羽生フラッシュ」なる名言も根本氏から生まれ、羽生出身の柿沼氏からは羽生市民がノスタルジーにひたる「キンカ堂」という言葉も飛び出し、ああ、面白いよね、スタレビのライブは、ホントに。これでもかこれでもかと懐かしい曲、名曲を聴き、最後はもちろん盛り上がりタイム。これが最後、といいつつ「あ、でも1部最後ってことね」という根本氏。はいはい、分かっておりますよ。根本氏、しゃべりまくり歌いまくり。一体どんな声帯をしているのか。しかもだ。5時35分開演、9時10分終演。3時間35分のライブ!!!(←しかもほとんど根本氏はしゃべっているか歌っているかのどっちか。)すごすぎる。本当にありえないよな、と格別の思いをいだきつつ、ア・カペラの「ジャスミン」に、ああ、この曲をテープから起こして楽譜作ったよなあ、なんて思って・・・やっぱり「私暇だった時代があったんだ!!」と思いを新たに。(←やっぱりそっち?!)木蘭、今夜だけきっと、ブラックペッパー、と・つ・ぜん、ノーザンライツ、真昼の月・・・そして最後の最後。私はここまでの曲で感動しまくっていて、自分が一番好きな曲のことをすっかり忘れていた。最後の最後に。トワイライトアベニュー。この1年、色々頑張って来た。うまくいかなくて辛い日々もあった。だけど。そんな私を神様が見ていてくれたのだろうか。頑張ってきたご褒美をくれたのだろうか。大好きな大好きなトワイライトアベニュー。心からありがとうと、本当に思ったライブだった。・・・そして・・・ついさっき、スターダストレビュー35周年ライブ(あ、今回のツアー、最終日をまだ設定していないんだって^^;)の、熊谷公演のチケットをゲットしました!!1月に行ってきます。1月はほとんど休みがないのです。きっと、神様がご褒美をくれることでしょう。熊谷はドラムの寺田さんとパーカスのボーさんの生誕地。楽しみだな~!!
2016年11月23日
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10月に一度観に行った「ミス・サイゴン」。今回は、市村正親さんがこの公演で卒業だというので、市村さんを観たくて観に行った。キムは笹本さんで前回と同じだが、クリスは小野田さん。ジョンはパクさん。パクさんは多分初見かな。小野田さんは「クラブセブン」で観させていただいた(笑)(←なぜか(笑)の文字:笑)クラブセブンだしな、あんなに質の高いダンスでカッコ良く決めるのにコントがいっぱいっていう、私の大好きなあのショーです(笑)小野田さんの声がものすごく綺麗で感動。本当にいい声でした!!今シーズンは2回とも2階席で役者の表情等はよく分からないが全体が観られていい。そして市村さんは・・・ただひたすら「すごい!!」と思ってしまった。数年前に観た時よりも、もっと良かったのじゃないかしら。年齢はあがっているはずなのに、キレの良さ、声の明瞭さ、人を楽しませるツボを心得たセリフまわし。本当に、すごおおおおい、と思ったのだ。全階観た駒田さんも素晴らしかった。それぞれ違うエンジニアでそれぞれの良さがあって。でも今回の市村さんは本当にすごかった。行って良かった~~何回聴いても音楽に鳥肌が立つ。何度観てもヘリコプターのシーンは圧巻だし、キムのまっすぐさは悲しすぎるし、エンジニアの滑稽なほどの悲しさも伝わってくる。なんて悲しい話なのだろう。タムが幸せになることを祈るばかりだ。今シーズンはこれで見納め。夏前からずっと「ミス・サイゴン」の曲とおつきあいをしてきた。深くこの音楽と物語を知る事ができた。その意味でも、今年は特別な年だったな。
2016年11月10日
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東京芸術劇場「かもめ」を観劇した。山路和弘さんがご出演だからである。ただ、この錚々たる顔ぶれたるや。ニーナ・・・満島ひかりトリゴーリン・・・田中圭(おお、元ヤン・ウェンリーそしてNHK大河なんとか官兵衛(きり曰く:笑)の治部)トレープレス・・・坂口健太郎(とと姉ちゃんの星野さん好きだった)メドベジェンコ・・・渡辺大知シャムラーエフ(妻)・・・あめくみちこドールン・・・山路和弘(そっか、なんとか官兵衛で田中圭さんと縄に縛られてましたな)シェムラーエフ・・・渡辺哲ソーリン・・・小林勝也マーシャ・・・中嶋朋子アルカージナ・・・佐藤オリエうふ、山路さん皆さん顔を見たらすぐに分かる、かなり知名度が高い役者さんたち。そして同時に演技派としても知られる役者さんたち。若い演出家の活躍の場の創出という企画らしいが、それにしては役者も豪華だしそもそも東京芸術劇場プレイハウスなんて大きな箱でやる時点で、相当力のある演出家さんなのだろうなと思わせる。演出は熊林弘高さん。チェーホフと言ったら「桜の園」くらいしか思い浮かばないけど、なんか「かもめ」にも既聴感があるなと思ったら、うちの劇団でまだ私が入団する前「楽屋」という芝居をしたらしく、その中の「私はかもめ」という台詞がひつじさんに合いそうだ、と言われたことがあったからだ(笑)ロシアものは、やはり山路和弘さんご出演のトルストイの「アンナ・カレーニナ」を観劇、原作も読んだ。その頃山路さんのブログでプーシキンの詩を紹介していたので、それも読んでみたが訳が二葉亭四迷のもので、文語体で少し分かりにくかったけどその時代の香りを感じた・・・ような気がした。(←あいまい^^;)日本と違い、外国には愛称がある。例えばコンスタンチンはコスチャ、というように。最初パンフレットでストーリーを読んで、登場人物紹介は苗字なのに、相関関係は名前で説明しているので理解するのに少し時間が必要だった。ま、外国物はそんなものだろう、と自分の理解力の低さを慰める。・・・困るなぁ、原作読みたくなるじゃないか(ーー;)忙しいのよ、私。読むべき本が、しかもアマゾンで中古でお取り寄せした専門書(お高い)も2冊あるし、そもそも早く銀英伝を読み切らなくちゃ。(←文庫でやっと9巻。もう外伝は12月のドイツ語検定が終わるまでお預け確定。ってか、銀英伝読むの3回目。)なんでこんなスケジュールなんだ、私。(←いや、ドイツ語検定申し込んだの自分ですよね?)ロシア文学、好きなのだろうと思う。もちろん訳の良さもあるだろう。もっと色々読んでみたい。満島ひかりさんは演技を評価されているのがよく分かる。まず、あの声。テレビでも張りのある言い声だと思っていたけど(←ちょこっと旦那が見ていたトットちゃん役を見た。)、舞台だとよく通り聞き取りやすい。美しさ、醸し出す雰囲気。2階席でもその存在感が伝わってくる。細くて華奢なのにね。事実上の主役はトレープレス役の坂口さん・・・だよね?なんで主役がニーナ?この辺りも原作を読めば釈然とするのかな。坂口さんの声が心地良い。とと姉ちゃんの時も優しそうな声が印象的だったが、舞台でもそう。ぼくとつとした不器用な感じ。だから余計に胸が苦しくなる。山路さん、あめくさんに迫られる迫られる(笑)(←変わりたい。)まぁ、「僕はもう55だから」と言いながら、それまではひっきりなしに女性が押しかけていたのだろうから、まさにぴったりの役では(笑)山路さんのセリフで最後終わる。きっと原作もこうなんじゃないかしら。予想はしていたけど、こう終わるか・・・って感じ。しかし、なんでしょう、どうしてロシア文学はこう人の織りなす綾がこんがらがるのかしら(^^;)いや、乏しい読書量なので的外れかもしれないが。途中、本当に坂口さんがピアノを弾いていたのかな?劇中で弾くのはなかなかプレッシャーだと思うけど、もしご本人が弾いていたのなら、おお、すごい、と思う。(←音大出身のくせに一度ピアノの試験で失敗してからトラウマな人。)書ききれなかったが、他の役者さんたちも、所どころ遊んでる?と思う所もあってベテランと才能ある若手の役者さん達の、素晴らしい舞台を観られたな~と思う。原作を読んで見たらまた面白かったのだろうな。私は、舞台を通して原作に手を伸ばすことが多い。また一つ知識と教養が増える予感
2016年11月06日
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終わった!!これで「バンク・バン・レッスン」の公演、すべて終了!!銀行員のミユキとも今日でお別れです。ああ・・・お客様に「面白かったよ!!」と笑顔で帰っていただけて本当に良かった。さ、明日も普通に仕事。頑張るぞ!!サヨナラミユキ~~
2016年11月03日
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私の観劇ブログをひもとくと、「ミス・サイゴン」の記録は2008年8月にさかのぼる。その前は2004年らしい。(←ブログはまだ書いていなかったがその代わり観劇記録をつけていた。)2008年以降も公演はあったのに、行かなかった。理由は分かっている。どうしても、水着姿の女性達のきわどいシーンが苦手だからだ。曲の素晴らしさや物語の深さは分かっていたのに、公演があるたびに「観ようかな」とは思うのだが、ま、いっか、と積極的になれなかった。しかし、この夏、「ミス・サイゴン」の数曲を演奏する機会があり、曲の素晴らしさを再認識した。CDを買ってみたが、自分の記憶がかなり前なので映像の再構築が所どころ不明瞭だ。観劇しよう。今回は、積極的にこの名作を観劇しようと思ったのだ。太陽の中に黒で書かれているのは、劇中で重要な役割を果たすヘリコプターがモチーフだ。劇場入り口にもシーンのパネルがたくさん飾られている。主要キャスト。2008年の時は、エンジニアが筧利夫さん、キムが新妻聖子さん、クリスが原田優一君だった。ちなみに2004年の時はエンジニアが市村正親さん、キムが知念里奈さん、クリスが石井一孝さんだったらしい。)キムは、トリプルキャストだった昆さんが声帯結節で降板、他の2人の負担が増えるだろうが頑張って欲しい。私も声帯結節を煩った後10年以上ソプラノの高音域が歌えなくなった。昆さん、早く良くなりますように。アンサンブル含めて。さて、今回のプリンシパルはエンジニア駒田一さん、キムが笹本玲奈さん、クリスが上野哲也さん。上野さんは初見・・・だと思う。さすがに主要キャストは皆うまい!劇最初の方はまだ私の耳も慣れていないせいか苦しそうに聴こえるのだが、どんどん伸びやかな歌声になっていく。特に笹本玲奈さんにそう感じた。もちろん、上原さんはね、もう圧巻の歌声の持ち主だから。(ポロシャツがあまり似合わないな・・・ボソッ:笑)ブイ・ドイでの伸びやかな歌声。いつ聴いても素晴らしい。あまりにも昔の記憶との比較だが、今回は所どころで爆竹を使っていた。以前はなかったように思うが、なくても良いような。そして、1幕ラスト近く、トゥイを撃ってしまった後のキムの叫び、以前は声を出さずその表情だけで演じていた。まぁ、これはあった方が分かりやすいかもしれない。(特にCDでは。)でも、なかった時の方が心の叫びがリアルに伝わってきた記憶がある。ヘリコプターのシーンは面白い。・・・最初に観た時は、多分、CGはまだ使ってなかったと思う。遠い記憶をたぐり寄せ、最後に観た時は・・・もうCGがあったと思う。ライトとスクリーンを使ってうまくヘリコプターを演出していた記憶がある。(ここの変拍子、慣れるまでは演奏大変なのさ。ボソッ。)トゥイの亡霊からのこの回想シーンが好きだ。とにかく音楽の切迫感ときたら。(そりゃそうだ。4分の4からの8分の7拍子とかだもんな。ぼそっ。)そして去って行くヘリコプター、取り残された人々の声なき叫び。この変拍子によく日本語をつけたと思う。心が動くシーンはたくさんある。G.I相手にバカ騒ぎしながらジジ、娼婦、キムが歌う「我が心の夢」の切なさ。ベトコンに走った幼なじみで婚約者のトゥイ。いくらクリスを愛していても、殺すほど憎むことはできなかったトゥイを、息子を守るために撃ち殺してしまったキムのどうしようもない心の叫び。息子のタムには「見てはいけない、来ないで」と手で制しながらトゥイの体をさする、何か話しかけようとしても声にならない、そして絶叫。2幕冒頭、ブイ・ドイ救済会議のスクリーンと男声合唱の美しさ。思いがけず対面してしまったキムとエレン。会いたくて会いたくてやっとその瞬間が来たのに、彼には妻がいた。息子の未来はどうなるのか。絶望の中で決心を固めるキム。キムの想いを正面からぶつけられ動揺し苦しむエレン。ラスト、息子を託し命を絶つキム。ここは、原作であるプッチーニのオペラ「蝶々夫人」と、同じくプッチーニの「ラ・ボエーム」のラストと同じである。はっきり言おう。クリス、一番悪いのはお前だ(ー_ー)ジョン、お前もな(ー_ー)悔い改めてブイドイ救済の活動してもな、やったことは消えない。しかし、戦争の狂気の中で、誰を責めるべきか。ベトナム戦争について詳しく調べたわけではないが、アメリカにもベトナムにも一市民レベルにおいて精神的に深い傷跡を残した。混血児を産んだことでキムは殺されていてもおかしくなかった。バンコクに逃げられたのは・・・エンジニアのおかげである。ラストで、クリスが死んだキムを抱き絶叫している横で、タムはエレンに抱かれ、エンジニアはジョンに何か訴えかけて(おそらくビザをくれ、と。)ジョンに拒絶されている。エンジニアは、ビザが欲しいためだけにこの親子を助けたのだろうか。どうしようもないヤツだけど、彼には彼の物語がある。駒田さんが演じたためだろうか、なんとなく、心の底に「仕方ねぇな、オレが助けなくちゃ」っていう気持ちが、本人も無自覚であったのではないか。ま、でも危険にさらされたら見捨てて真っ先に逃げるだろうけど(^^;)クロード・ミシェル=シェーンベルクさま、素晴らしい曲をありがとう。(←夏は苦労しましたけどね、ボソッ。)何度も何度も歌詞を変えたりあるいはオケのみで出てくる美しいフレーズが、頭から離れない。悲しい物語、これにこの音楽がつくからこそ、もっと深く心にしみる。いつも傷つくのは一般市民。でも、歴史は繰り返され戦争はなくならない。人間がいる限りきっと世界は変わらず戦い続ける。その中で、私たちは生きていく。・・・あ、いつか人工知能に人間がとって変わられるかもね。そしたら、戦争はなくなるかもね。ただし、人類も終わってるけど。(←我ながら怖っ!)
2016年10月24日
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今日の公演、「バンク・バン・レッスン」というお芝居でした。防犯訓練をしているとある小さな銀行で、段々想像力が暴走していき・・・というコメディ。私は銀行員の役でした。いやあ、お客さんも結構来てくれて、(我が家の親戚もたくさん:笑)午前中のゲネまでは色々と不安があったのですが、始まると何かの物質がみんなの体中をかけめぐる(笑)11月3日に同じ芝居をもう一度公演します。まだまだ気を抜くことはできません。でも、とりあえず、一段落。ほっ。いらっしゃいませ~
2016年10月10日
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私のブログは観劇ブログなんです、本当は。でも、初めて書かなかった、2作品。宝塚花組の「ミーアンドマイガール」と帝国劇場「エリザベート」。はい、夏前にこっそり見てました。なぜか、全然書く気にならなかったのです。もちろん夏は仕事がとても忙しい。それに加えて、今年は特別大きなことがあったので、気持ちが楽しむ方向に行かなかったのですよね。今月、「ミス・サイゴン」を観ます。チケット取っていないしもうダメかもしれないけど、山路和弘さんご出演の「かもめ」もなんとかチケット手に入らないかしらそして、一応申し込んだ、12月の「パタリロ」(笑)どんな舞台になるのかすっごく興味があります(笑)それより・・・もうすぐ自分も本番なのだよ。ふふふ。実は、昨日の稽古の時、台本が他の人のと入れ違ってたさっきメールが来て気付いたまぁ、改訂版であまり書き込んでないから大丈夫だしもうこの時期だし。お芝居、楽しまなくちゃ、観るのも演るのも
2016年10月06日
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実は4月に観劇したのです。でも、熊本の地震があったり体調を崩したりでなかなか書く気持になれずこんなに時間が経ってしまった・・・。登場人物がこんなにいるのは、ダブルキャストだから。ちなみにこの日のキャストはこちら。ねねちゃんは宝塚を退団してから初めて観ます!もちろん、アントワネットの花総まりさんが目当てでしたけど・・・加藤君&まりちゃんで「レディ・ベス」観たんじゃなかったかなぁ・・・。帝劇の外には、キャストの写真。今日の主役コンビそしてロビー内にも写真がたくさん。特に、ダブルキャストのマリーアントワネットが美しいああ・・・ヒロインのねねちゃんと神田沙也加ちゃんWキャスト撮るの忘れた(^^;)(←それ言ったら主役の加藤君&小池徹平君も撮ってない、どんだけまりちゃんてる君が好きなんだ:笑)本当はね、後日、ロビン小池徹平さん、オランプ神田沙也加さん、アントワネット凰稀かなめさんの組み合わせのチケットも取っていたのです。でも、体調不良で無念の断念・・・。てる君のアントワネットってどんな感じだったんだろう?観たかったなぁ・・・さて、帝劇だからオケで生演奏だろうと思ったら、完全に録音でした。帝劇は座席によって音響が良くない所もあるから、これはこれで良いのかもしれない。オリジナルが打ち込みの音楽だったらしい。ただ印象としては「うるさい音楽が多いなぁ」でした。もちろん、静かな曲もあったけどね。物語はタイトル通り(笑)「以下ネタバレ」ロビンの加藤君は見た目ワイルドだからとってもカッコ良かったですね。強く生きていきそうだから、ラストはなんだかあっけなかった。そりゃ狙い撃ちされるでしょう、もっと他に策はなかったのかいと思ってしまった。オランプのねねちゃんはかわいく強く。でもねねちゃんの力強いダンスを知っているので、なんどなく踊ってほしかった(笑)アントワネット、まりちゃん。最初の軽薄なマリーから徐々に変わっていく。フェルゼンを愛しながらも最後は女王として死んで行く様は、ふと、宝塚ベルばらのマリーの最期が浮かんで来た。短い髪で階段を上っていくという。歌もかなりの高音があって、歌いこなしていてすごいな、と。ロビンの妹ソレーヌはソニンちゃん。もうこの人は数年前に観た「レント」の時から実力は折り紙つきだったけど、実に素晴らしい!ロベスピエール古川雄大さん。いやまて、長身でイケメンでこんなかっこいいロベスピエールいかんだろ!ダントン上原理生さん。相変わらずの美声。カミーユ・デムーラン渡辺大輔さん。いえね、あなたがベルナールね、黒い騎士ね、と、どうしてもベルばらに脳内変換フェルゼン広瀬友祐さん。瀬が高くてカッコ良く、貴公子然としていてフェルゼンが似合う。ラザール・ペイロール伯爵岡幸二郎さん。あ、岡さんだ!迫力がある。アルトワ伯吉野圭吾さん。あ、圭吾さんだ!悪役キモキャラも圭吾さんがやるとかっこいい(?)そしてラマール坂元健児さん。すっごく芝居が面白い。間の取り方といい、出てくるだけでくすっと笑える。とっても素晴らしい!!さすが。この時代、登場人物、やっぱりベルばらの印象が強烈で・・・(^^;)フランスミュージカルだそうだけど、もう一度聞けばもっと曲の良さが分かったかも知れないなぁ。別キャストで観たかった、諦めたチケット、本当に残念
2016年05月17日
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