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『育てる力がないのか・・・』 中村恭平について書く前に今更ながらご報告があります。広島はアピール不足とのことで中村恭平、岩見、金丸の3投手に二軍降格を通知しました。岩見は相変わらず制球難、金丸もあの投球内容では無理(そもそもワンポイントという役割は単に左打者を抑えるのではなく、「リーグを代表する左打者」と対峙するわけですから厳しい話、隠善や藤村に打たれるようでは問題外)と判断されたのでしょう。 この二人はフェニックスリーグでもあまり成長した投球もなかったので致し方ないでしょうか。さてさて、肝心の中村恭平についてみていきたいと思います。 中村恭平はドラフト2巡目で指名された153キロの直球を投げる大型左腕です。ただし、投球術や変化球など直球のスピード以外は改善の余地ありありの完全素材型投手で、広島はかつてこの手の投手を大量に獲り、見事に失敗してきた過去があるだけに正直、私は不安でした。そして、私(正直私だけではなかったはずです^^;)嫌な予感(予想つく?)は的中し、スピードはみるみるうちに下がり、現状では何の変哲もない制球力がアバウトな投手になってしまっています。現に二軍でも10試合しか登板せず(みるみるうちに球速が低下した影響)、フェニックスリーグにすら参加せずに直球の復活をテーマにし、変化球を封印してもう一度直球を呼び起こすということを主眼に置いて練習しているそうです。それは逆に言えば、まだそんな段階の投手を何故春季キャンプの一軍メンバーにしたのか不可解でならないのですが・・・。 なので、大島や永川のような数字での推察は一切何もできない状態の投手といえ、正直現状では戦力になる可能性は愚か「期待先行」での起用すら勧められる状態ではありません。しかし、中村恭平は大学時代のK/BBこそ低いものの、上昇曲線は描いてきた投手だったはずであり、そんな上昇曲線を描いてきた投手ですらこれほどまでにぐちゃぐちゃにしてしまうこと自体、やはり育てる力がないのだろうかと感じずにはいられません。現状では戦力としてどころかまずは自分の持ち味を取り戻すことから始めなければならない段階の投手なので、今年1年は二軍でじっくり漬け込んだ方が良いでしょう。 よくよく考えてみれば、広島の投手陣の中ではっきりと「育てた」と言い切れる投手は僅かに今井とコーチと二人三脚でフォーム改造を行って中継ぎとして頭角を現した青木高広、横浜からトレードでやってきた岸本ぐらいしかいないことに気づきます。しかもこの三人はまだ目立った活躍はなく、ちょっと活躍してる程度です。篠田にしても斎藤にしても(中田はまだ様子見)最初は魅力的な投手として出てくるものの、その後はどんどん劣化していき、何の変哲もない投手へと悪い方向へ変貌してしまう投手ばかりで、何とか中村恭平にはそうならないで欲しいものです。しかし、私の見解としては、斎藤や篠田で劣化してしまうにも関わらず、二人よりも遥に素材型の中村恭平が活躍できる可能性はほぼゼロではないかと思っています。果たして中村恭平は直球を取り戻せるのでしょうか・・・。PS:次回は他球団のプロスペクト選手を見ていきたいと思います。【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:1,953円(税込、送料込)
2013.02.28
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『まだ死んではいない』 広島のプロスペクト、当落線上選手にスポットを当てていくこのコーナー、今回はかつての広島の守護神永川勝浩投手です。 永川は一年目からいきなりクローザーとして活躍し、3年目にリリーフとして欠かせぬ存在となり、4年目から守護神としての地位を確立して不動のクローザーとして活躍しました。実は永川の通算セーブ数164はプロ野球記録の9位と何気に凄い記録を残しているのです。しかし、故障や不調で苦しんだ2010年以降ここ数年は一軍戦力になることすらできず、昨年はついに初の一軍登板なしに終わりました。年俸の高さを考えると今年は本当のラストチャンスであり、結果を残さなければ構想外となる確率が非常に高く、当落線上というよりは崖っぷちと言えそうです。それでは昨年の永川はどのような成績を残したのでしょうか、見ていきたいと思います。 永川の二軍成績は33試合に登板し、45回に投げて防御率は4.00と統一球であることや二軍であることを考えると、正直苦しい数字なのは否めません。被安打も45本、3被本塁打ということを考えると、やはりかつて永川の生命線だった球威は完全に消え失せていることを示していると思います。しかし、それでも奪三振は42と球威を失った現在でも三振奪取型の投球は二軍打者相手には依然として通用しており、もう抑える術がないというわけではありません。そして、長年の課題だった制球力も12四死球のみで、与四死球率は2.40と制球力に向上が見られ、K/BBは4.20と高水準を記録しています。つまり永川はここにきてようやく投球が完成されつつあるということを指しており、まだ復活できる余地は残されていると思います。 かつてのように直球とフォークでのごり押しでは結果を残すことはできないと思います。しかし、逆に言えばスライダーやカーブといった別の球種を使い、ストライクを取ってカウントを整えていくという極々普通の一般的な投球ができればまだまだ健在のフォークで空振りを取るという投球パターンが確立されるはずです。大島と違って永川には三振奪取という投球の軸がしっかりしています。後は如何にして2ストライクまで持っていくかに懸かっているのではないでしょうか。今年のリリーフ陣はミコライオ、今村以外の投手は故障がちで計算しづらい横山、河内、戦力外を受けた久本、期待先行の福井と頼りなさが否めないだけにかつての守護神永川の復活を期待したいですね。また、名球会入りまで後86セーブなだけにこちらも狙うつもりで頑張ってもらいたいですね。【送料無料選択可!】高津臣吾必殺シンカー変幻自在の投球術 (名手に学ぶプロフェッショナル野...価格:1,260円(税込、送料別)
2013.02.26
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『ワンポイントとしては・・・』 いよいよオープン戦が始まり、WBCも一週間を切り本格的な開幕を告げようとしています。WBCで沸く中でも広島のことを中心に?書いていきたいと思います。 広島は巨人と日本ハムと試合を行い、主力投手や若手投手、当落線上投手らが登板する中、0封勝利を収めるなど結果を残しています。ただこの時期はあくまでも調整時期なので、結果だけでなく内容も問われます。現実に昨年は松山が高打率を記録したものの、打撃内容を見ていきますとミート力は高いものの、選球眼に脆さがみられることが分かり、好不調の波が激しいだけで実際打率を残せるかどうかは怪しいという分析を以前行い、いざシーズンインするとやはりその選球眼の脆さが仇となって不調が続いて奮わない結果に終わってしまうなど悪い予感が的中してしまう結果となってしまいました。なので、オープン戦で結果を残したとしても主力選手以外は内容にも気を配りながら見ていきたいと思います。 ・・・とは言ったものの、現状たった2試合だけでは何とも言いようがないだけに少し気になった選手だけを取り上げてみたいと思います。その気になった選手というのが金丸将也、昨年サイドスローに転向してファームでもそこそこの成績を残し、今年ワンポイントとしての役割を期待され一軍入りを狙う立場の投手です。現在2試合に登板して無失点に抑えてはいるものの、現在左打者と対戦したのは4人、村田と松本は犠打だったものの、隠善には安打を打たれて藤村にはライナー性の打球を浴び、現状では左をしっかりと抑えているとは言えず、2試合連続で四球を出すといういただけない投球をしており、現状ではワンポイントとしては使いにくいというイメージが拭えません。正直他の選手に比べてただ一人不安な印象があったので取り上げさせてもらいました。ここからどう立て直してくるのか、河内と共に対左としての期待がかけられている投手なだけに注目していきたいと思います。【送料無料】マネーボール [ ブラッド・ピット ]価格:2,800円(税込、送料込)
2013.02.24
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『大島 崇行』 広島カープは今日で日南キャンプ終了となりましたが、キャンプの事は昨日の一件のみだけに終わってしまいましたね・・・(何処のチームのブログなのやら^^;)。そこで、丁度他球団のプロスペクト選手を取り上げるコーナーを始めたこともあるので、広島に関してはより詳細にボーダーライン選手や若手選手を見て行きたいと思います。今回は大島について見ていきたいと思います。 大島は2001年のドラフトで3巡目(実質2番目)に指名され、期待の大型左腕として何年も期待をかけられていたものの、中々殻を破り切れずに今年で12年目を迎えました。以前広島の戦力分析を書かせてもらった時(福井に関して書かせてもらった時です)にチラッとだけ書いたことがあるのですが、この投手は先発としての適性もリリーフとしての適性も中途半端なイメージがあります。変化球はチェンジアップ(フォーク)が使える程度で、それ以外の球種は取り敢えず投げているだけで信頼を置けるものではなく、結果的に大島の投球スタイルは直球とチェンジアップと速球派の投球スタイルになりがちです。しかし、その直球の球速も140キロ前後と特別速い投手ではなく、先発やロングリリーフとして投げるときは130キロ前半で推移することもしばしば見受けられます。つまり先発としては使える球種が少ないことや直球も大きく削ぎ落される為、長いイニングを投げることができず、リリーフとしても力強さに欠けており、結局どちらで使ったとしても信頼感の置ける数字を残すことができないタイプなのではないかと感じています。 昨年序盤は大野投手コーチの指示もあり、一昨年の秋季キャンプから取り組み始めたサイドスローで投げていたものの、結局しっくり行かずに元に戻してしまいました。二軍での成績は27試合に登板し、48.2回投げて38奪三振16与四死球で防御率は3.70を記録しています。もしこれが2、3年目の若手投手なら今後体ができてきてパワーアップすれば非常に楽しみな存在だと言うでしょう。しかし、これ以上の肉体的成長がない12年目の投手ならば話は別です。奪三振率は二軍打者相手で直球とチェンジアップと速球派スタイルにも関わらず7.03と三振を取るスタイルのリリーフ投手としてはかなり低い数字であり、それは即ち二軍打者相手にも手こずると言うことであり、これが一軍の打者相手ならば奪三振率は下がり、与四死球率は大きく跳ね上がるでしょう現実に被安打数は49安打と投球回数を越えており、二軍打者相手にも容易に打たれると言うことです(一軍ならば運の問題もありますが、二軍打者相手では言い訳できないでしょう)。そしてK/BBは3.00を越えて既に完成されており、これ以上の成績上昇は望めず、厳しい言い方ですがこれが現時点での大島の投手としての限界地点だと言えましょう。ちなみに一昨年は主に先発として起用されましたが、被安打数も多い上に4被本塁打と球威もなく、打ち取る術がないので与四死球率も5.30と大きく跳ね上がり、K/BBも低くボロボロの数字です。結局どちらで起用しても一軍で結果を残すのは難しいイメージが拭えません。 技術的な成長を見せない限り大島はこのまま一軍と二軍を行き来するエレベーター投手の域を出ないかと思われます。もう12年目でベテランの域に入ろうとしており、このままでは殆どチャンスが貰えず、最悪構想外で解雇の可能性も考えられる立場なだけに何かを変えていかなければならないでしょう。【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:3,276円(税込、送料込)
2013.02.21
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『二度誤ることは三度誤る?』 広島キャンプの話題が一切なかったので、少し気になったニュースを取り上げてみました。まず戸田が19日に251球を投げ込み、中崎も205球の投げ込み行いました。そしてその翌日の今日、野村までが220球の投げ込みを行うなど何と今年になって三度目の『投げ込み奨励』の悪しき風習に戻ってしまったのではないでしょうか。 このブログでもよく書かせてもらっていますが、そもそも人間には「投げる」といった動作自体が人間の構造にはインプットされてないそうで、その行為自体が自身の体を傷つけるものであるということが発覚しており、そのことこそ『肩は消耗品』という根拠にもなっているのです(皆さまもやっていただければ分かるかと思われますが、腕を真上5~10分程伸ばしてみてください。こんな短時間でもかなり痛いはずです)。つまり、「投げ込んで肩を作る」という言葉自体がそもそも有り得ないわけです。何故ならそもそも「投げる」という動作自体が人間の構造にはないのですから。 また、そんな話をするよりも広島ファンの皆様ならばかつて投げ込みを奨励した年がどういう結末を迎えたのかということを思い返せば如何に危険な事かが分かると思います。一度目は山本監督政権時代の2500球投げ込み、二度目は現野村監督が初めて指揮を執った2010年、いずれも投手陣は崩壊し、山本政権時代はドラフト1巡目で指名した佐藤剛士を僅か2、3週間で壊してしまい、2500球を投げ込んだ玉山、長谷川、河内らが揃って全滅、2010年は大竹が右肩痛で2年間苦しみ、小松も奮わなくなり、結局大活躍したのは皮肉にも己の道を貫いた前田健太だったことは記憶に新しいでしょう。逆に投げ込みを否定したブラウン政権時代は投手陣の基盤作りに成功し、投げ込み奨励方針を執った前任の大野投手コーチは2010年の失敗を反省し、それ以降は投げ込みを積極的にさせる方針を取らなくなり、それによって投手陣の形は再び出来上がりつつありました。そんな時に何故また同じ過ちを繰り返すのでしょうか。 OBの佐々岡氏は「150球以上投げると上体に力はなくなる。ここからは下半身の力を使って投げなければならない。これによって下半身を使ったフォームを身に付けることができる」といった発言をされていました。正直私はそういった経験をしたことがないだけにこれが事実かどうかは分かりません。しかし、私はこういうリスクのある事はしない方が良いように思います。例え話として昔良く見ていたディズニーアニメの『くまのプーさん』のお話にスキッピーという犬に振り回される話があります。プーはスキッピーを避けていた(小さいから食べられると思ってたのでしょうか?)ピグレット?(名前合ってましたっけ?)にスキッピーと仲良くなろうと言います。その時にプーに返したピグレットの一言は「友達になった瞬間に終わりかもしれないよ」。ちなみにこの話の結末は犬に散々振り回され、もう犬はコリゴリという結局ピグレットの判断が正しかったという結末になりました。プーサンのお話はここまでとして、ピグレットのこの言葉は佐々岡氏が紹介したリスクな練習方法にも言えるのではないでしょうか。確かに行きつく可能性はあるのかもしれませんが、その領域に行き着くか、もしくは行き着く前に故障で野球人生を棒に振ってしまってはどうするのでしょうか、人生はゲームとは違ってリセットできません。それに投手というポジションの目的は相手打者を抑え、味方に勝つ確率を与えることであって下半身のフォームを追い求めることではありません。そういったことを踏まえて考えれば「やってみる」から自然と「やらない方が良い」に変わってくるはずです。 過度な投げ込みをして次々と投手が故障、不調に陥って投手陣崩壊を招いてきた広島。せっかく大野コーチが方針転換し、良い形へと向かい始めたのに再び同じ失敗への道へと舵を切りつつあります。ましてや野村は2月20日だからというたったそれだけの理由で220球という安直な投げ込みを誰も止めませんでした。二度あることは三度あるにならなければ良いのですが・・・。【送料無料】プロフェッショナル [ 仁志敏久 ]価格:777円(税込、送料込)
2013.02.20
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『4年連続200回だが・・・』 昨日、WBC日本代表との練習試合で広島側の先発として登板した前田健太ですが、どうもいつもと違う立ち投げのようなフォームで腕の振りも緩く、解説者やWBC首脳陣も不安視しているなど、右肩の状態が思わしくない状況のようです。 確かに前田健太はまだ2009年に本格的に先発投手として投げ始めて以降193回、215回、216回、206回と4年連続でほぼ200投球回を投げています。しかもとてつもないことに4年連続200回のスタート地点は何とまだ3年目の21歳の頃からで、体が定まらない時期からスタートしているのです。この年齢での4年連続200回はあまりにも時期尚早で、かなり危険な起用であり、いつ故障してもおかしくはなかったと思います。それでも大きな故障がなくやってこれたのは前田健太自身の調整法や体調管理がしっかりしていたからでしょう。しかし、ここに来てWBCといういつものルーティンにはないイレギュラーなものに出場するために早めの調整を仕上げたことで、今までの蓄積が来たのかもしれません。なので日本を応援するファンである前に広島ファンとして「無理なら辞退して欲しい」ように思います。 また、前田健太に限らず、ルイスや黒田、佐々岡、ミンチーといった過去のエースも層が薄いためか集中的な起用が多く、そのために故障や寿命を縮めてしまった投手が数多くいます。そうしないと勝てなかったということは分かりますが、このような一極集中起用を辞めなければいつまで経っても層は厚くなりません。幸い今年はバリントンや野村、大竹、今井など計算できる先発投手らが控えているだけに是非ともそういった一極集中起用を辞めてもらいたいものです。【送料無料】懺・さよなら絶望先生4 特装版 [ 神谷浩史 ]価格:6,798円(税込、送料込)
2013.02.18
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『待望の若手野手定着なるか!?』 それでは引き続き、プロスペクト選手についてみていきたいと思います。今回は中日ドラゴンズ、中日のウィークポイントはやはりブランコが抜けたことによる長打力低下、クラークやルナを獲得したものの、どうもクラークは先行きが不透明な状況になってきており、既存戦力の底上げも行っていきたいところです。 まず一番に注目されるのはやはり高橋周平、高卒一年目ながらも一軍で2本塁打を放ち、ISOPも.100と長打力の高さに非凡なものを見せました。しかし、やはりミート力と選球眼に関しては3.94、.111とやはり一軍レベルには到底到達しておらず、技術面に対しての向上が必須です。ちなみに二軍では5.04、.404と高卒一年目の選手としては上出来の成績で、同時期の堂林よりも断然良い数字を記録しているだけに楽しみですね。次に注目したいのが自由枠で入団するもやや出番が減少傾向の田中大輔、近年二軍でのミート力、選球眼が高く、昨年も7.63、.750と高い数字を記録しています。ただ、ISOPが最低限の.080を切るなどパワー不足が否めず、一軍だと力負けしてしまいそうです(一昨年の打撃を続けた方が・・・)。中日の捕手陣も高齢化が深刻な状況になってきているだけにまずは三番手捕手として台頭したいところです。 次に投手陣の方に目を向けて行きますと、昨年二軍のクローザーを務めていた小熊が注目株です。K/BBは7.20と高い数字を記録するなど高卒二年目の投手とは思えない程高い数字を記録しています。防御率も2.29と好成績なものの、被安打数が投球回数に近い数字を記録しているなど球威面でまだまだ課題があり、現状だと二軍では余裕を持って投げられるものの、一軍だと余裕がなくなる状態ではないでしょうか。まずは二軍で体力強化などに励み、球威を増してから一軍での登板を期待したいところですね。高橋 周平:B(オープン戦でのアピール次第)田中 大輔:B(小田の位置を狙いたい)小熊 凌祐:D(二軍で強化したい)【送料無料】プロ野球解説者の嘘 [ 小野俊哉 ]価格:714円(税込、送料込)
2013.02.16
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『やり繰り下手?』 何と春季キャンプも終わらないうちに12球団の戦力分析が終了するという超無風ぶりの異常事態となっているこの状況を打破するために新しいコーナーを新設しました。このコーナーは期待されているものの、現状では戦力構想に入れることのできない選手を対象に取り上げていきたいと思います。記念すべき第一回は千葉ロッテマリーンズです。 まず野手で今年一軍戦力として期待できる選手は伊志嶺、荻野、高濱、神戸と何と4人もいることがまず驚きです。まず伊志嶺はBB/Kが1.17、ミート力は7.17、盗塁も38個と完全に別格の数字を記録しており、荻野もやはり二軍レベルではさすがの内容を示しています。若手の高濱、神戸、小池も打撃内容がしっかりしており、プロスペクトと言うよりは普通に一軍で起用しても良いレベルだと思います。それほど野手の層も厚くなく、力量の高い選手もいない千葉ロッテにおいて何故殆ど起用されていないのかが不思議でなりません。更に驚くべきことに荻野以外は全く出番がない選手ばかりで、小池、高濱、神戸の三人は僅か0~2試合の出場に留まっています。 非常に失礼な言い方ですが、それほどレギュラー陣が高レベルでまとまっているわけでもないにも関わらずこのような形になっているということは、前体制には既存選手の調子を見てやり繰りする能力に欠けていたのではないかと言わざるを得ないかと思います。ただでさえ、長距離打者が不在のこのチームにおいては打線の波が非常に激しいだけにもっと選手の調子を見て入れ替えをすべきだったのではないでしょうか。広島のリリーフ陣が今村やサファテ、ミコライオ以外は江草、岸本、中田、河内、横山、中崎と取っ替え引っ替えでシーズン乗り切ったのとは対照的です。 今年は伊東新体制になり、一度フラットな目で見ることが濃厚です。外野陣は駒数が多く、激しい競争が見込まれるものの、内野手や捕手に関してはやや人材枯渇気味かなと思います。それだけに高濱と小池には充分に一軍枠入りのチャンスが残されているだけに是非とも結果を残して大きく羽ばたけるか注目ですね(根元の打撃内容を見る限りでは昨年と同じ成績を残せるかは正直微妙な印象があるだけに)。伊志嶺 翔大:S(一軍のレギュラーを狙える選手)荻野 貴司:S(体調を整えて復権したい)小池 翔大:A(二番手捕手として台頭したい)高濱 卓也:B(ショート争いに加わりたい)神戸 拓光:B(まずは大松を驚かせたい)【送料無料】プロ野球選手ホントの実力価格:1,365円(税込、送料込)
2013.02.15
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『四つ巴?』 それではこれまでの総合点を加味して、順位予想を書いてみたいと思います。首位 読売ジャイアンツ 10pt やはり頭一つ抜けていることは変わりないものの、WBCによる燃え尽き症候群が唯一の懸念材料でしょうか。2位 ヤクルトスワローズ 8pt 打撃面がしっかりしているヤクルトを2位に予想しました。投手陣も若手投手が出てきているだけに一気にレベルが上がる可能性もあり得ます。3位 中日ドラゴンズ 8pt 高齢化やマンネリ化など問題を抱えつつもやはり中日がAクラスと予想しました。後はWBC症候群の影響を大きく受けないところもあるかと思われます。4位 広島東洋カープ 8pt 打撃陣や投手陣は基準以上あるものの、僅かにBクラスと予想させていただきました。やはり何よりエースの前田健太と今村という投手陣の中核をWBCに出場するダメージは一番大きい点が気掛かりです。5位 横浜ベイスターズ 7.5pt 打撃陣や守備は基準以上あるものの、重要な先発陣に欠陥がある横浜と予想しました。しかし、楽しみな若手投手はいるだけに覚醒すればダークホース的存在になりそうです。6位 阪神タイガース 6.5pt 最下位予想は大変失礼ですが阪神にさせていただきました。横浜のように伸びる要素が見えないところや完全に世代交代が必死な状況なだけに今年一年は立て直しの一年となりそうな予感がします。 今年は2~5位までの争いが非常に楽しみで、ちょっとの出来事で大きく変わってきそうな感があります。王者巨人もWBCの後遺症が出そうなだけに圧倒的な差をつけることはできないかと思います。今年のセリーグは大嵐が吹き荒れる予感がしますね。【送料無料】セイバーメトリクス・リポート(1)価格:2,310円(税込、送料込)
2013.02.14
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『新エース誕生?』 それでは引き続き、セリーグのチームの戦力分析をしていきたいと思います。セリーグ最後を飾るのは巨人です。 打撃力:☆☆☆☆ 投手力:☆☆☆☆☆ 守備力:☆☆ 総合10 まず打撃力は阿部、坂本の中軸に長野が1番打者として強力なチャンスメーカーとして君臨し、他にも高橋や村田など10本塁打前後を記録する長打力を持った打者が脇を固めるなど打撃力は充分なものがあります。ただし、やや阿部に依存している傾向があるだけに阿部がいるいないでは打撃力に大きな差が出そうで、そこまで抜群の力を秘めているという印象はありません。できれば村田にもう一段上の活躍や新たな打者の台頭を望みたいところですね。 次に投手力ですが、先発は内海、ホールトン、杉内、澤村、既に4人おり、更に成長著しい宮国に菅野、小山と先発陣は充分すぎるほどのメンバーで構成されています。特に菅野は一昨年の状態を維持できていたとするならば一気にエースになれるほどの力を秘めた投手であり、日本のプロ野球で彼以上だと言える投手はほんの数人ほどしかいないのではないでしょうか。リリーフ陣は山口という圧倒的なセットアッパーや福田、マシソン、西村といった高い力量を持った投手や両高木、田原とこちらも充分すぎるほどのメンバーです(強いて言うならばロングリリーフのできる投手が欲しいところでしょうか)。投手力に関しては頭一つ抜けていると言って良いのではないでしょうか。 最後に守備力ですが、巨人の最大の弱点が実はこの守備力です。まず外野陣は長野が平均をやや下回る守備能力であり、高橋や谷は金本と同じぐらい(谷は金本を下回っています)の守備能力であり、松本もそれほど守備能力は高く内ことから外野守備は大きく劣っています。内野陣も坂本は素晴らしい守備能力を有し、村田も三塁手の中でも最も高い守備能力を見せましたが、二塁の藤村の守備力が信じられないほど低い数字を記録しており、一昨年より更に大幅悪化しています。特に外野陣は高齢化が目立っており、新しい選手の台頭を望みたいところでしょうか。 中日に10.5ゲーム差をつけて優勝した巨人、それだけにやはり高い評価となりました。巨人の課題は二塁手、2、5番打者とはっきりしているだけにどのようにしてその課題を解消するのかといったところでしょうか。・予想スタメン ・投手陣予想 1長 野 右翼手 先:内海、ホールトン、杉内、澤村、菅野2矢 野 左翼手 中:山口、マシソン、福田、高木康、高木京、田原3坂 本 遊撃手 抑:西村4阿 部 捕 手5村 田 三塁手6高 橋 一塁手7ロペス 二塁手8大 田 中堅手野手のキーマン:阿部(長期離脱は許されない)投手のキーマン:杉内、西村(故障癒えてフル回転してもらいたい)順位予想範囲:1位~2位(盤石なシーズン運びか)【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:3,276円(税込、送料込)
2013.02.13
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『中核の高齢化』 それでは引き続き、セリーグの戦力分析をしていきたいと思います。今回は中日ドラゴンズを見て行きたいと思います。打撃力:☆☆☆ 投手力:☆☆☆ 守備力:☆☆☆☆ 総合:8 まず打撃陣は統一球のご時世に唯一の大砲ブランコが抜けるという巨大な損失を叩き出すという大きな減点ポイントがありました。ただし、和田はまだまだ健在なところや大島、井端といったチャンスメーク選手、一発長打のある平田、地味ながら健在な谷繁、そして新しい4番候補クラークを獲得するなど取りあえず最低限の布陣は揃えた印象です。森野も打撃内容は悪くないだけに強引にならずに打ち返せば面白そうですが、大島は少々出来すぎ感があるのが多少気になるだけにクラークがこければ一気に厳しくなりそうな感があります。 次に投手陣ですが、先発陣は吉見という絶対的エースが健在なものの、それ以降に続く中田や川上、山本昌といった面々が不安定で、好成績を収めた中田にしても中田は3年間まともに一年先発として投げられた実績がなく、計算できるのは山内ぐらいでしょうか。また、エースの吉見にしても今年は肘に不安があるらしく、全員体調面に不安定なイメージがあり、ここは新エース候補の大野と新外国人のバーゲセン、岩田に期待したいところです。次にリリーフ陣ですが、ソーサが抜けたものの、クローザーには岩瀬、セットアッパーには浅尾と田島の両輪は健在で、更に山井や小林正人も控え、ビハインド用に武藤がいるなど優秀な投手がいます。ただし、岩瀬のK/BBの明らかな低下や浅尾と田島は共に故障離脱したこと、山井の酷使など不安要素は拭えません。特に山井は元々故障がちの投手なだけに56試合登板で投球回数101回という無茶な起用法がどう影響してくるのかがかなりの懸念材料です。また、改めて見てみると分かるのですが、意外にリリーフ陣の層は薄いことが分かり、鈴木や高橋といった故障車組の復帰にも期待せねばなりません。 最後に守備力ですが、和田の守備能力は低いものの、中堅手の大島は素晴らしい守備能力を誇り、右翼手の平田も高い守備能力を誇るだけに外野陣は問題ないでしょう。また、内野陣も二遊間の荒木、井端も元に戻ったのが功を奏したのか二人とも高く、荒木は突出した素晴らしい守備能力を誇り、井端も高い数字を記録するなど鉄壁ぶりです。ただし森野は34歳になって反応が鈍くなり始めたのか、守備能力が明らかに低下し、しかも悪いレベルの数字ではなくなっているなどかなり厳しい数字になっているので守備固めが必須ではないかと思われます。若干、三塁線の守備面が不安ではありますが、全体的に守備力は高めではないでしょうか。 長年優勝争いをしてきた中日ですが、正直今年は投打共に突出したものがなく、やはりそろそろ厳しくなってきたかなという印象があります。しかし、それでも中日は大きな戦力流出があった年には和田やブランコ、吉見、ネルソン、ソーサ、田島といった新戦力が次から次へと活躍してきました。ひょっとすると今年も新戦力の台頭が起きるのか、注目です。・予想スタメン ・投手陣予想 1大 島 中堅手 先:吉見、山内、中田、大野、山本昌、バーゲセン2井 端 遊撃手 中:浅尾、田島、山井、小林、武藤、高橋聡3森 野 三塁手 抑:岩瀬4クラーク一塁手5和 田 左翼手6平 田 右翼手7谷 繁 捕 手8荒 木 二塁手 野手のキーマン:クラーク(ポストブランコとして期待)投手のキーマン:大野、バーゲセン(吉見との三本柱を期待)順位予想範囲:2~5位(広島、ヤクルトと互角か)【送料無料】The Extra 2%: How Wall Street Strategies Took a Major League Baseball Team fr...価格:3,276円(税込、送料込)
2013.02.11
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『エースを交代したい』 それでは引き続きヤクルトの戦力分析をしていきたいと思います。打撃力:☆☆☆☆ 投手力:☆☆ 守備力:☆☆☆☆ 総合:8 まず打撃陣はバレンティン、ミレッジ、畠山と中軸は盤石な布陣を敷き、リードオフマンも川端と田中浩康の二人が控えるなど上位の打撃陣は充分な強さがあります。ただ、レギュラー野手と控え選手の力量差が激しく、層の薄さが否めないかなと思います。期待されている上田や雄平、不振でしたが飯原、ユウイチの二人に期待がかかります。 次に投手力ですが、先発陣は石川と館山の二枚看板がいるものの、エース石川のK/BBがついに3.00を切るなどいよいよデッドラインに入ったこと、館山は血行障害で無理はさせられない状態なだけに実質エースがいない状態です。ロマンや若手の村中や赤川といった面々の成長に期待したいですが、全員K/BBが1点台と若干頼りなさが否めません。それでも5人いることは大きく、今季は由規が復帰する可能性があるだけに世代交代に期待したいところ。リリーフ陣はバーネットというクローザーが控え、若手成長株の日高に松岡が故障から復帰すしますが、それ以外は少々頼りなさが否めません。ロングリリーフ要員として増渕と押本の二人がいますが、増渕は成績が悪すぎることや押本が年々下降傾向にあり、バーネット以外は信頼感に欠けるきらいが見られます。こちらは正田や阿部、松井、七篠辺りのボーダーライン選手たちのやり繰りをする必要がありますね。 最後に守備力ですが、二遊間の二塁手田中は素晴らしい守備力を誇り、川端も守備能力が高く、二遊間の守備力は非常に高いものがあり、三塁の宮本の守備力も高く、内野陣は高レベルな布陣です。外野はミレッジが高めの数字を記録していますが、バレンティンの守備力が大きく劣っており、出来ればバレンティンはレフトに廻したいところですね。懸案なのはレギュラー不在のセンター、一体誰が守るのかが注目ですね。・予想スタメン ・投手陣予想 1川 端 遊撃手 先:石川、館山、村中、ロマン、赤川、由規2田 中 二塁手 中:日高、松岡、押本、増渕、正田3畠 山 一塁手 抑:バーネット4バレンティン 左翼手5ミレッジ右翼手6松 井 中堅手7宮 本 三塁手8相 川 捕 手野手のキーマン:バレンティン(安定感が欲しい)投手のキーマン:村中、日高(世代交代したい)順位予想範囲:2~5位(広島と互角か)【送料無料】マネーボール [ ブラッド・ピット ]価格:2,682円(税込、送料込)
2013.02.08
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『戦艦大和打線』 それではお待ちかねの広島の戦力分析をしていきたいと思います。他球団の戦力分析に比べて若干長くなってしまうかもしれませんが、ご了承ください。打撃力:☆☆☆☆ 投手力:☆☆☆ 守備力:☆☆ 総合:8 まず打撃陣ですが、昨年前半で離脱したものの、その期間で9本塁打を放ったニックや後半4番に座って11本塁打放ったエルドレッドを筆頭に14本塁打を放った期待の若手堂林、10本塁打を放った梵とこの統一球のご時世で二桁本塁打を打てる見込みのある選手が4人いることに加え、控えにも岩本や天谷、丸といったパンチ力が高めの選手も控えにおり、更に今年は栗原が復帰するのが濃厚であることを考えると、正に大砲だらけということになります。逆にリードオフマンとして出塁を期待できる選手は丸ぐらいしかおらず、繋ぎよりも一発長打に賭けるその名の通り巨艦打線ならぬ『戦艦大和打線』ということになりそうです。しかし、このことは別に悪いことではなく、寧ろ統一球のご時世では連打によって繋がる確率の方が低く、安打が出ても中々得点に結びつけることが難しくなっています。逆にどこからでも本塁打によって1点、前に打者が出ていたら2、3点をコンスタントに取れる可能性を秘めている大砲揃いの打線の方が統一球においては安定して得点することができるだけに理にかなった打線と言えましょう。懸案のリードオフマンにしても幸い丸が高い出塁率にパンチ力、盗塁力を持っているだけに今年の打線は非常に楽しみです。 次に投手陣ですが、先発陣は前田健太、野村、大竹、バリントンと4人揃い、後の一人は恐らく後半戦安定感を見せた今井ということになるでしょう。大竹も故障なく、無事に来たことや野村が想像以上の働きを見せたことで、質が高くなったのも大きいでしょう。ただし、少々気掛かりなのは野村も大竹もK/BBはそれほど高くはなく、少々出来すぎの感があるだけにどこまで昨年と同じような投球ができるかどうかは少々不安な面が残ります。とはいえ、イニングイーターが前田健太、バリントン(こちらは場合によっては中四日も可)と二人いるので、他の三人はリリーフ陣を注ぎ込み易いので、カバーはできるかもしれません。先発5人の名前がスラスラとしかも自信を持って言えるのは本当に何年ぶりでしょうか・・・^^;)。そんな薔薇色の先発陣とは裏腹に課題なのはリリーフ陣、奮闘できる投手は今村しかおらず、しかもその今村がクローザーに廻ってしまうなどかなりの痛手となりそうです。他にリリーフができそうなのはミコライオですが、防御率が2.79と信頼感に欠ける数字であることや病弱なことを考えるとやや心もとなさが残り、ソコロビッチも外国人枠の関係上、出れるかどうかがそもそも不透明なので計算しづらさが否めず、復帰する青木高広にしても一昨年の防御率は3.20台なので、こちらも信頼感に欠け、ベテラン横山は信頼できるものの、高齢で何度も右肩を故障しているだけにもうそのようなポジションに置くべき選手ではないでしょう。この二枠は先発からリリーフに転向する福井に全てが懸かっていると言えましょう。逆に言えば、福井がこければリリーフ陣は火の車となる可能性が非常に高そうです(最初は横山、ミコライオで賄えますが、シーズン通しては持ちそうにありません)。しかも福井はフェニックスリーグでリリーフテストをしていたものの、名もなき選手に本塁打や長打を浴びるなどかなり不安な面を覗かせていましたが・・・(もしかして、どちらの適性も中途半端な大島二世?)。私としては若手期待株として注目を集めている中崎をリリーフのポジションに持ってきたいところです。 最後に守備陣ですが、まず外野陣はかつて赤松や廣瀬といった守備の名手がスタメンを張り、鉄壁と言われる布陣を形成しました。しかしあれから数年の月日が経ち、赤松も廣瀬も30代になり、明らかに守備能力の陰りが見え始めてきました。現に赤松も廣瀬も平均以下の守備能力を記録し、特に廣瀬の守備能力は完全に落ちているだけに既にライトは厳しいと言わざるを得ません。天谷はほぼ平均の守備能力を有しているものの、丸も平均以下の守備能力と低い数字を記録し、ルイスもそれほど守備能力は高くなく、ニックやエルドレッドはもう言わずもがなといったところで、来季の外野守備はボロボロの可能性が高いかと思われます。一方内野守備に目を向けて行きますと、梵は膝の故障の影響で低い数字を記録し、今年も手術したので同じような数字なるでしょう。ただ、二塁を守る菊池と三塁を守る堂林の守備能力は高く、昨年は菊池と堂林の二人で梵をカバーしていた感があります。堂林は失策が尋常ではないほど多く、かなり意外でしたが、梵のカバーをしていたと考えれば説明がつくのかもしれませんね。梵の状態が悪いのならば菊池とポジションを入れ替えるのも手かもしれませんね。しかし、梵が出れないような状態となると、内野手の力量は一気に大幅ダウンするだけにいないと困りますね。今年は打撃陣が良いかなと感じ、投手陣もリリーフ陣が脆いところがあるものの、先発陣に関しては他のチームと比べても贔屓目なしに良いなと思うだけに昨年の賭けが活きた格好となりそうです。ただ、それだけ期待していたからこそやはりドラフトでは即戦力投手を獲ればもっと良い布陣で望めたのに・・・と思うと何だか・・・毎年思うことですが、いつも詰めが甘いですね。とはいえ、今年こそ最低でもAクラスに入って欲しいものです。・予想スタメン ・投手陣予想 1 丸 中堅手 先:前田、野村、大竹、バリントン、今井2 梵 遊撃手 中:横山、ミコライオ、福井、青木、中崎、河内3ニック 右翼手 抑:今村4エルドレッド左翼手5栗 原 一塁手6堂 林 三塁手7菊 池 二塁手8石 原 捕 手 野手のキーマン:梵(攻守共にカギ)投手のキーマン:福井、中崎(リリーフ陣の若返り必須)順位予想範囲:2~4位(無難な戦いか)【送料無料】セイバーメトリクス・リポート(1)価格:2,310円(税込、送料込)
2013.02.04
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『過渡期』 それでは引き続き、セリーグの戦力分析をしていきたいと思います。横浜の次は阪神を見て行きたいと思います。打撃力:☆☆ 投手力:☆☆☆☆ 守備力;☆ 総合:6.5 まず打撃陣ですが、シーズン通して活躍できる長距離打者の存在がいないことが最大のネックでしたが、コンラドの獲得や新井良太の台頭によって一定の目処が立ちましたが、コンラドは若干衰えの傾向が見えるだけに注意が必要です。リードオフマンは出塁率の高い福留を獲得し、鳥谷らが務めることになるでしょう。ただ、コンラドにしても新井にしても未知数選手次第というところが布陣の脆さを示しているきらいがあります。ただ、新井良太は数字的には活躍できる土壌はあり、マートンも当てに行きすぎる傾向を改善すればといったところですね。 次に投手陣ですが、エースは能見、メッセンジャー、スタンリッジと三本柱は安定しています。ただし、エースの能見に球威面での陰りが見え始めているところやスタンリッジはあまりイニングイートできないところが気掛かりな部分でしょうか。四番手以降は岩田がいるので安定していると思いますが、課題は五番手、榎田の先発転向が噂されていますがK/BBを見る限りでは力で押してる感があり、正直リリーフの方が良いと思うのですが・・・。リリーフ陣は久保がクローザーを務め、渡辺や福原、鶴、加藤、筒井らがおり、タイプや役割共に充実している布陣です。ただ、全体的に質は高いものの、駒不足が気掛かりでしょうか。 最後に守備力ですが、外野陣は福留がUZRで二桁のマイナスを叩き出すなど守備能力は大きく劣り、マートンも今年はほぼ平均といった程度でかつてはマイナスを記録など上手くはなく、急造外野手として中堅手を務めた大和も守備能力は低く、外野陣は大穴と言わざるを得ません。二塁にしてもコンラドが守るのならばまだしも守ることになりそうなのは西岡、西岡の守備能力も低く、三塁の新井良太も守備能力は低いだけに頼りの綱は鳥谷だけと内野陣も心もとなさは否めません。かつては平野、鳥谷のコンビで高レベルな二遊間を誇っていましたが、平野の流出によって一気に特色が無くなってしまった感があります。 総合ポイントは横浜と大差ないものの、ベテラン選手が大半を占めており、横浜のようにベテランや若手が合わさって若手選手の成長によって一気に波に乗るといったことがないところを考えると、優勝は厳しいかなと感じます。全体的に過渡期に来ており、大きく躍進できるかどうかは疑問符がつく内容となりました。正直、福留は横浜の方がマッチしていたような気がするのですが・・・。・予想スタメン ・投手陣予想 1福 留 右翼手 先:能見、メッセンジャー、スタンリッジ、岩田、榎田2鳥 谷 遊撃手 中:福原、渡辺、鶴、加藤、筒井、安藤3マートン 左翼手 抑:久保4コンラド 一塁手5新井良 三塁手6西 岡 二塁手7今 成 捕 手8大 和 中堅手野手のキーマン:新井良(中軸としての役割を期待)投手のキーマン:若手投手(駒不足解消が必要)順位予想範囲:3~6位(1、2位争いは厳しいか)【送料無料】マネーボール【Blu-ray】 [ ブラッド・ピット ]価格:3,591円(税込、送料込)
2013.02.02
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『打線が投手を育てるか』 それでは続いてセリーグの方を見て行きたいと思います。まずは横浜ベイスターズを検証していきたいと思います。打撃力:☆☆☆☆ 投手力:☆☆ 守備力:☆☆☆ 総合:7.5 まず打撃陣はラミレスという主軸打者がいましたが、ここにパワーヒッター且つ横浜スタジアムで一気に本塁打が増えそうなブランコが加わるなど打線は一気に強力になりました。更に中村やブランコ同様に横浜スタジアムでなら一気に本塁打が増えそうなソフトバンクから移籍の多村、若手期待株の筒香などバラエティーに富んだ面々が控えます。懸案材料はリードオフマン候補ですが、候補はいないわけではありません。 投手陣は後ろがしっかりしている点が特徴です。守護神山口(先発転向?)が控えたリリーフ陣にソーサが加入し、林や菊池、大原、などタイプや成績もしっかりした投手がおり、他にも藤江や加賀などに加え、ロングリリーフができる小林太志もいるだけにタイプ、役割共に充実した布陣です。しかし、問題は先発、三浦以外計算できる投手がおらず、その三浦もエースという程の力量は現在なく、年齢的にもできれば三番手辺りで精神的支柱といった役割にならなければいけないはずの投手が未だに一線でやらざるを得ない布陣は厳しく、先発陣とリリーフ陣ではまるで状況が一変しています。そういった理由もあって山口の先発転向やソトの獲得があったのでしょう(パディーヤが獲れればよかったのですが・・・)。物足りない成績ですが、まだ若い高崎や国吉辺りの成長に期待したいところです。 守備陣は起用法によって変わってくる布陣です。中堅を守るであろう荒波は守備能力が優秀ですが、ラミレスの守備能力の低さは致命的で、多村も低いものの、モーガンは高いだけに誰を起用するかによって変わってきそうです。二遊間も渡辺と内村の守備能力は高いものの、梶谷と石川の守備能力は低く、三塁も中村は高いですが筒香は低いと何とも判断の難しい選択ですね。ただ、やはり貢献点の比重は打撃力>守備力なので、基本的には攻撃主体のメンバーで行き、途中から守備能力の高い選手に交代するというのがベストかもしれませんね。 先発陣以外はしっかりしており、一にも二にも先発次第といったところでしょう。ただ、打線は統一球のご時世の中で一発の打てる選手が数多くいるのは大きなプラス材料、打線の力で先発投手に安心感を与え、育てて行くというのも手ですね。・予想スタメン ・投手陣予想 1石 川 二塁手 先:三浦、ソト、山口、高崎、国吉2渡 辺 遊撃手 中:林、菊池、大原、加賀、藤江、小林3中 村 三塁手 抑:ソーサ4ブランコ 一塁手5ラミレス 左翼手6多 村 右翼手7荒 波 中堅手8高 城 捕 手 野手のキーマン:石川(リードオフマンとして主軸放つ一発を2点にできるか)投手のキーマン:山口、高崎(二人で二本柱になれるか)順位予想範囲:1~5位(波に乗れば優勝もあるかも)【送料無料】セイバーメトリクス・リポート(1)価格:2,310円(税込、送料込)
2013.02.01
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